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天照の巫女~百億分の壱の奇跡~

No.26 10/07/04 18:21
風 ( gYKBh )
あ+あ-

年は5~60才位の中年男性だろうか、その男の前に立った。

何も言わず陰気に立つその姿は十分に【霊】そのものだった。

恐る恐るその男に手を差し伸べる。
二度、三度躊躇しながらもその【霊】の肩に手を置いた。

するとその【霊】はゆったりと頭を上げ翔太を見ようとする。

目が合いそうになると恐怖で顔を逸らし手を離してしまった。
「恐がらないで。生命管が開かない。」
華恋の方を見る。

「大丈夫。目を合わせてあげて。」

一度空を見上げ、フーッと息を吐くと再び男の肩に手を置き目を合わせる。

華恋が翔太の背中に寄り添った瞬間、パーっと男は光の塵となり消え失せた。

ホッとした瞬間、それを見た他の霊達が一気に翔太の元へよって来る。

「うわあぁ!ちょっと!ちょっと待て!華恋!」

へたり込んだ翔太に華恋は抱きしめ、「大丈夫。この者達も怯えてるだけ。物の怪に取り込まれたくないだけだから。」

ゆっくり立ち上がり再び供養が始まった。

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