目隠しの天秤

No.29 09/04/02 02:12
kitchen ( 0rSDh )
あ+あ-

≫28

勝也は饒舌で私に沢山の話をしてくれた。
反対に私は全く話が出来ない。

うん。うん。と相づちをうつのが精一杯。
勝也は私と付き合ってみたいと帰り際に言ってきた。

付き合う…?付き合いってどんな事なのだろう…。でも、少なくとも私を求めてくれている…。

寂しい気持ちが少し埋められるのかもしれない…。

まだ、好きの意味も分からない未熟な私だった。

でも、助けてほしかったんだ。忘れさせてほしかった。

世の中に私を必要とする人が居ないという寂しさからのがれたい…。

私は
「ありがとう…。」
と精一杯の勇気で勝也に言った。

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