禁断の花園

No.58 08/09/04 23:02
澪 ( ♀ ZnPK )
あ+あ-

≫57

‥ご近所に友達が居ない私を、お母様は心配していた。


お父様(が生きてた頃)との喧嘩でも、時折 それが浮上した事もあったそうだ

『年の近い子が居ないからだろ? もう少し大きくなって一人で隣町に行ける位になれば 似た年齢の子が沢山いるから、そこで仲良く出来る筈だ。


親が焦れば 焦る程キャロルは心に余裕が無くなるぞ!!


出来るものも出来なくなる』


お父様の意見。



『何を呑気に構えてらっしゃるの?

年が離れてても、上手く遊んでる子だっているわ。


それにね“大きくなったら‥”って簡単に言うけど、成長すればする程 女の子はグループを作るの。
その中に 入っていく事が、どれだけ勇気がいると思ってる訳!?


もちろん グループ作りが嫌いな子だっているわ。でも そんなの、ごく僅か。

貴方はキャロルが、友達を欲しがっている心に気付いてない!! 』


とお母様。



そう 確かに私は、同い年か年の近い友達が欲しいと思っていた


だから セシリーは同じ年齢で現れたのである。



お父様は、私に気持ちのユトリを持たせてあげたいと望み



お母様は ご近所の子供とすら遊べない私に、友達が出来るかどうか必死に考えていた

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