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俺達の Love Parade In The Novel

No.176 10/01/28 23:26
I'key ( 20代 ♂ GDnM )
あ+あ-

🎐27🎐



「おい、大丈夫か?」
「夏目君が引っ張らなかったらね」
俺は小さな屋根の下で溜め息をついた。俺が引かなきゃズブ濡れだろうが。
「雨の予報なんか無かったのになぁ……ゴメン」
「夕立だから仕方ないよ」
この声……何という事だ。
俺は恐る恐る首を左に旋回させた。どうやら隣も対照動作を行っているらしいことは、気配で容易に察知できた。
直角に曲がった所で視線がぶつかった。
「あ、ああーっ!?」
「よ、よう……奇遇だなあ」
「ここに来るの知ってるくせに、きっ、奇遇は無いだろっ!?」
笑うしかない。夢中で走った軒先に春彦たちが居たとは。
「あれ夏目君?……って隣にいるの、舞衣……だよね?」
一ノ瀬は帽子を深く被り直して返事をしない。追及するな、のサインだ。葛城は察したらしく苦笑いを俺に向けた。
「おいレンっ!」
春彦がグイっと顔を寄せてくる。
「な、何だよ?」
「……付けたろ?」
俺はフラフラと視線を逸らした。
「違うから、偶然だから、たまたまだから」
「そうだよ春彦君。ほら、夏目君たちもデートだよね?」
笑って葛城が一ノ瀬を指差した。
「ちっ、違う!」

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