…君色…

No.126 08/08/31 00:11
ゆこ ( ♀ NzEGh )
あ+あ-

≫125

『ねぇ、屋上に外の空気を馬鹿みたいに吸いに行こう!』

おどけてみせた。

『いいぜ、馬鹿になるまで吸いに行くか』 そう言って あの人を車椅子に乗せ 屋上まで行った。

『かぁー気持ちいいねぇ、外最高』
『あははっ』あの人の久しぶりの笑顔。

よかった!屋上に来てほんとよかった。心からそう思った。
あの人が昔の話をし始めた。

私も自分の話を少しした。

あの人が言った。

『お前、今の彼氏と結婚とか考えてんの?』

『うーん、自分でもよく分からなくて。』

『どうしたん?』
『私ってさぁ、バツイチじゃん、しかも六つも年上でさぁ、こんな女で悪いなぁって思っちゃって、彼氏の同級生は年下の子とかと付き合ってるみたいだし、下手すりゃその彼女と八つ九つ…そんなに違うんだよね、なんか自分に自信がない、彼氏に対して申し訳ないって思ってしまう』

『お前アホか』
『…確かにアホかも?』

『そんなに弱気でどうする?そんな気持ちやったら絶対幸せになんか無理やね、自分に自信もたな!』

『分かってる、ケド未だに彼氏の家族にも友達にも会った事がなくて、それも不安でね、きっと彼氏も言い出しにくいんだろうなって思って』

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