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No.411 08/06/14 11:53
ヒマ人0
あ+あ-

≫410

🎐39🎐

盆が過ぎ秋の気配が随所に見られ出した…8月27日のその夜は余りにも静かで厳かに過ぎ行くようだった…

『西瓜食べない?買って来た…』

亮介は朝から片時も無線機から離れる事のない清原唯に声をかけた…

『いよいよ明日…明日何も起きなけりゃ全てが終わるんだね…ま、隕石は出鱈目だから何も起きる訳ないんだけど…少なくともこれ以上の悲惨な自殺者は防げるか…』

『………』

『どしたの?…また考え事?』

清原唯はまた腕組みをして夜空を見上げた…

『…ん~もし…もしよ…仮に私が地球の未来を牛耳る絶対的権力者だったとしたら…』

また始まった!…亮介は気にせず真っ赤に熟れた西瓜をかぶった…

『こんな大規模な嘘ついてまで全世界人口の1%にも満たない削減だけで果たして成功と思えただろうかしら…?』

『どういう意味だよそれッッ…』

清原唯の奇妙な言い回しに亮介は耳だけ傾けていた…

『うぅん、気にしないで…何でもない…』

『変なのッッ…』

蟋蟀の哭き声がリンリンと輪唱で聞こえる…

『ねぇ亮介君…今日泊まってかない?』

『え!?…』

清原唯から初めて聞く《亮介》という響きに亮介は一瞬ドキッとした…

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