真夏の沖縄初めての旅

朝食終わり再び海に入る

父親が来るまで待たなきゃならない


午前中は海で泳いで部屋のバスルームでシャワーした


チェックアウトをしてロビーにある喫茶コーナーでレモンスカッシュを飲んだ


皐月は高木と一緒に来て同席した


高木がお昼ご飯食べようというのでご一緒した


フロントには父が来たらスカイレストランでお昼ご飯食べてる旨を伝えてくださいとお願いした

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三人でカレーライスを食べて珈琲を飲んでたら父親が来た

高木と皐月に父親は挨拶した


私は黙ってた


父親からはかなり厳しく叱られた


皐月がナンパされたにしても

皐月と離れた私を無責任だと厳しく父親は私を叱った

• << 423 本来なら顔を往復ピンタされる 従姉妹の皐月を放置したらいきさつがどうであれ父に殴られる

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高木は父親に謝ってた


父親は言った


『高木さんは不見通勤務なのですね。知ってる人がいますよ』


高木はまた父親に謝った


『こういう事になってすみませんでした。皐月さんとは結婚前提で真面目なお付き合いさせてください』

高木は真剣に言った

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『ねえ高木さん、この人は私の叔父であやめちゃんのパパなのよ』

この時の私の父親は皐月に対しても保護責任者的な立場で同席した


『高木さん、ここからは私が娘とめいの皐月をハーバービューに送り自宅まで送ります』


父親が言った


高木は

『私はレンタカーがありますので皆さんをハーバービューまで送らせてください。お願いします』

と頭を下げた


高木が真剣で皐月も高木を男性として頼り
高木と皐月の間に絆がしっかり出来ていた


私は驚いた


ただのナンパ男とバカにしてたけど


真剣なんだ

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最初こそ ナンパ男のヤリチン野郎だと思って嫌悪してた私だが

厳しい私の父親にまっすぐ対応して皐月と結婚前提だときちんと言った高木を見直した

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私は言わなかったけど

二人は…したのかなあ………既成事実が行われたのだろうか

皐月と高木はお互いに見つめ合い

お互いを労り合っていた


高木をナンパ男だなんて軽蔑したのは間違いだったのかな

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まさかの展開にそれぞれが驚いてる


皐月と高木は離れられないといった相思相愛のムードが漂ってた


まさかまさかの展開

たった一晩でこんな風に磁石のように離れられなくなるとは

私は混乱してる

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『結婚前提という事ですか？私はあやめの父親ですがめいの皐月のお父さんから皐月の事もお願いされてますよ、そういう事は帰ってから話しましょう』


父親らしいな


私の父親はこういう人



『東京までこのままご一緒させてください。せめてハーバービューまではレンタカーで送らせてください』


高木の真剣な様子に驚いた様子の父であったが

ハーバービューまでレンタカーに乗って行く事になった

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いや、現実の実物のあのあやめの父親だったらこの時は高木と強制的にサヨナラさせてムーンビーチからまっすぐ東京まであやめと皐月を連れ帰りそうだ

有無を言わせない厳しさ

現実の本物のあやめの父親って職業こそサラリーマンだったが

裁判官や警視庁の偉い人みたいな一切甘さのない絶対的な厳しさのある人だ

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ナンパ男高木と勝手に食事の約束をした皐月に腹を立てて

別に一人部屋を取って別行動をしたら

皐月は両方の親に☎もしもしして

親が東京から急きょ出てくるなんて設定になる


ナンパ男と勝手に約束した皐月も皐月だが


腹を立てて部屋を別に取って別行動を目論んだあやめの行動は許されるわけがない


あやめの父親が現実ならばあやめの顔を殴り

厳しい制裁を受ける

あやめが無責任であやめの親としてはあやめを殴って強制的に東京に連れて帰る

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ナンパ男の高木に

『やあ、君も一緒にどう？』

と言われた時に

心の中で腹を立てていても

やはりここは穏便に
皐月と一緒にこのナンパ男と共に過ごすのが正しかった

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♠あの時ああしてれば


♠もしもあやめが別行動を企て

ナンパされた皐月を放置し別に一人部屋を取って別行動したらこうなるというのを書いてみた

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皐月は甘えたちゃんだから直ぐにあやめの東京の親に☎し

皐月を見捨てて別行動したあやめの親に助けを求めるだろう

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あやめは腹を立てたとしても穏便に

ムーンビーチでアバンチュールを楽しむ皐月と高木と一緒に行動しなければならなかった


それが皐月に対して最後まで責任を持つあやめの責任だった

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しかし 勝手な話しだ
同行者そっちのけで声をかけて来た男とアバンチュールを楽しむ皐月


ひと夏の経験をどん欲に追い求め

夏の沖縄に来るには従姉妹のあやめと二人じゃないと親も出してくれない

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ダンスパーティーの時も踊りに誘ってくれた男に夢中になり
あやめを放置して皐月は男とその後もお付き合いした

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現実での皐月とあやめはそれぞれボーイフレンドの話を沖縄でしていた


ダンスパーティーの彼氏は最初こそ良かったが

段々と皐月に冷たくなり

最後は自然消滅だったのだと思う

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沖縄に来る前に皐月は彼氏とデートした時に

皐月の彼が夏休みに九州の田舎に帰る話ばかりだったそうだ

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短大一年だった女の子が大金を持ってるはずがなく

現実には別行動はかなり無理がある


仮にお金を持ってたとしても

相方の皐月の世話をナンパ男に押し付けて自分だけ単独行動したら偉いこっちゃ

仮にナンパ男が責任感強くてその後の沖縄での皐月の面倒を全て見て帰りも福島の自宅までエスコートしたとしても

皐月の世話を放棄した私は重罪である


それこそ保護責任者何とか遺棄事件になる


父親が来たら往復ピンタで殴られていた

東京の自宅に帰ったらヒステリーな母親のガミガミガミガミ地獄が待ってる

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二日目のムーンビーチの夕暮れ時の海岸

私が知らぬ間に知らない男と夕食食べる約束をしていた皐月には正直またか！と思った


二人で好きにすれば？

なんなら皐月は高木の部屋に移りなよ


なんて本気で言ったら皐月は私の東京の自宅に☎もしもしして
父親に言いつける


皐月にしてみれば

私が別行動して皐月を放置したら

皐月は高木に頼るしかない


私は皐月を最後まで見捨ててはいけない義務と責任があった

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二日目の夜もホテルのディスコに行きたかったが


現実の沖縄の旅では高木と皐月と私の三人で食事して

食後は最上階のバーで軽く飲んだ

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腹を立てて別行動なんてするもんではない

最後まで皐月の面倒を見なければならない

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>> 402 三人でカレーライスを食べて珈琲を飲んでたら父親が来た 高木と皐月に父親は挨拶した 私は黙ってた 父親からはかなり厳しく叱られ… 本来なら顔を往復ピンタされる

従姉妹の皐月を放置したらいきさつがどうであれ父に殴られる

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いきさつがどうであれ
従姉妹を放置して別行動を取ったら従姉妹との仲は決裂してしまう


冠婚葬祭などでその後も顔を合わせることがある


従姉妹との間が決裂してしまうような行動を取るのは良くない

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現実の従姉妹との沖縄旅行で実際に取った行動が一番無難だったと改めて思う

実際の行動ではナンパ男とも皐月とも友好的に一緒に行動した

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声をかけて来たナンパ男の高木に何を期待して皐月は高木と夕食食べる約束をしたのかは知るよしもなかった

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恐らく想像だけど

外見に自信のある皐月がナンパされて気分が良かったのだと思う


ちやほやしてくれるナンパ男の誘いを断る理由は無いのだろう

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当時の皐月に取ってはあやめが一緒だと
沖縄のようなビーチリゾートに親も安心して出してくれた

あやめとの親睦を深める事よりも

未知の冒険に興味があったと思う

未知の冒険の中に

水着姿の皐月に何人の男達が声をかけてくるだろうか

外見に自信があった皐月は

男に声をかけられることで自身の自尊心が大いに満足出来たのであろう

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皐月は逆ナンするタイプではない

受け身だから

ナンパに関しては受け身だ


逆ナンするのは合コン慣れしてるノリの良い話上手な女の子


皐月は美人でスタイル抜群だが

話上手というタイプではない

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沖縄に出発する前は 皐月はあやめに『がんばっちゃおうね』と何度か言ってた


皐月とあやめは短大一年になり夏休みの沖縄は母親同士が決めていた


皐月の母親はあやめが一緒なら安心とでも思ったのだろうか

あやめも現実の皐月との沖縄二人旅も

最後まで皐月に寄り添った

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ナンパ男と皐月と夕食食べて翌日のハーバービューへもナンパ男のレンタカーで行った

途中で観光もした


まあ仕方ないと流れに任せて皐月のそばにいて皐月を見守った


まだ短大一年の頃は遠くへの一人旅の経験はない

関西の親戚や東北の親戚巡りは一人で行けた

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結論から言えば別行動しないで良かった
ナンパ男と皐月と二日目の夜から三日目の夜まで食事と観光と移動をご一緒した

腹など立てず流れに逆らわず

皐月に合わせて穏便に行動したので結果的に良かった

楽しかったかどうかより穏便に旅行を終えるほうが重要だった

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祖父母が生きてた頃は皐月と顔を合わせる機会も時々あった

穏便に皐月に合わせて皐月と一緒に帰るのが一番で

きちんと最後まで皐月に寄り添った行動をして正解だった

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もしも二日目の夜から別行動をしていたとしたら

それこそ父親が沖縄まで朝一番の飛行機でやって来て

会うなり殴られていただろう

ハーバービューに行かずにその日に…三日目に東京に連れ戻され

自宅に帰るとヒステリーな母親にガミガミガミガミガミガミガミガミと怒られたことだろう


何があっても旅の途中で皐月と離れたら絶対に許されない


ナンパ男と皐月が恋に落ちようが

皐月と離れて別行動は絶対に許されない

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穏便に旅行を終えて

翌日皐月は自宅へと戻った


最後まで皐月に寄り添った事で責任は果たした

楽しいかどうかより責任を果たす事のほうが遥かに大切なのだ

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相方が男にナンパされても最後まで穏やかに相方に寄り添う
仕方ないんだよ

まだお互い学生だったしお互い未成年だった

皐月の親からは大切な皐月の世話を任されていた


同学年だけどあやめのほうがしっかりしていた

ナンパをとがめることなく最後まで一緒に行動したのは責任感もあったけど

それ以外の行動は取れなかった

ノーチョイスだった

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ツアーで来ていて

部屋を別にすれば新たな出費も増えるだろう

別行動したら甘えん坊な皐月は東京のあやめの親に電話して親を呼びつけるだろう

ノーチョイス

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沖縄へ来て良かったこと

初日の夜に門限を気にせず閉店までディスコで踊ったこと

それも初日だけだ

翌日はナンパ男と食事して食後はナンパ男とカクテルタイムだった

私なんて恋する二人のお邪魔虫だったが

別行動はこの状況では難しかった

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ディスコ全盛期だった時代背景が素晴らしかった

今のような戦争突入の情勢ではなく

あの時代は平和だった

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あの頃は邦楽ではミスターサマータイムという曲が流行ってた

当時のボーイフレンドの博孝と上手く行かなくて切なくなる曲だったが

雰囲気のある素敵な曲だった

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ハローミスターモンキー

宇宙のファンタジー

ストレンジャー


ディスコでよくかかってた

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サタデーナイトフィーバー

サントラ盤を持っていていつも聞いていた

映画は博孝と見に行きたかったけど

電話かけたら軽薄に笑って男が見る映画だよと笑われた

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翌年の夏は違う彼が出来た

お互い真剣だったけどお別れした

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翌年の夏は皐月と弓が浜の民宿に二泊したが
ずうっと雨模様で海水浴は無理だった

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皐月との付き合いはその後も続く

皐月が先にお見合いして結婚が決まり

皐月と神戸に二人旅したのはお互い26の頃だった


十代の終わりの沖縄の旅から数年

皐月も結婚が決まり落ち着いた

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私が結婚する時も田舎での結婚式だったので

結婚式の準備で毎回田舎に行くと皐月の実家に泊まった

皐月の実家から結婚式の打ち合わせに通ったが

毎回皐月が送迎してくれた

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沖縄での二日目の夕方

皐月はナンパ男と夕食食べる約束をしたが

私は腹を立てる事なく

夕食～夕食後のカクテルタイム

そして翌日の移動と夕食

ご一緒して良かった

ナンパ男に魅力は感じなかったけど

レンタカーに乗せてもらって助かった


途中 観光も少し出来た

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今は皐月の母親がおかしくなってうちの母親に暴言電話を繰り返すので

両家の付き合いもほとんどない


母親同士は昔は仲良くしていたが


伯父が亡くなり祖母が亡くなり

皐月の母親はモンスターと化した


財産を独り占めにして

皐月の母親は両方の親戚から孤立した


特に伯父の家系の親戚全員を敵に回した伯母だった

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沖縄から帰って翌月の９月だったか

ナンパ男と私が会う事になってたが

学校行事で私はいけなかった

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田舎から出てきた皐月がナンパ男と会った

沖縄の写真を見せてもらったが有料だと言われ受け取らなかったそうだ

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