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No.62 18/11/03 23:09
名無し3
あ+あ-

≫61

暗闇の中、僕はそろそろと車を走らせる。

似たような建物の前を幾つか通過すると1番奥に一際大きな建物が見えてきた。

アレが第7研究棟か。

少し手前で車を降りると暗闇の中を入口らしきドアを目指して進んだ。

ここに来ると分かっていたなら懐中電灯の1つも持ってきたんだが…

携帯のライト機能はなかなか優秀で懐中電灯並の明るさはあったが、それだけに電池の消費量が気になった。

電池切れにだけは出来ない。
なるべく温存してここぞという時にのみ使うとしよう。

よほど足原に電話を掛けてみようかとも思ったが、足原が今どんな状況に置かれているかも分からず迂闊な事は出来ない。

だからこそ、もし足原から連絡があった時に電話が使えるようにしておかなくては。

僕は携帯を握りしめたまま第7研究棟の入口ドアを開けてみた。

キィーッ!

妙に耳につく嫌な音を立てながらドアが開く。

良かった。
鍵はかかっていなかった様だ。

建物内の明かりはポツポツとある非常灯くらいでかなり暗かったが、それでも何もないよりは遥かにマシだった。

壁に手をつきながらそろそろと進むうちに半開きになっている鉄製のドアに行き当たった。

これは?
ドアを開けて中に入ると階段のスペースであり、2階へ上がる階段と地下に降りる階段がある。

どっちに行けばいいんだ?

少し悩み地下へ通じる階段を選択して降りた僕の目の前には、予想以上に広く長い廊下の左右に幾つか部屋がある地下スペースがあった。

ここは地下資料庫なのだろうか。

考えながらもまた壁に手をついてそろそろと歩き出した僕の手にドアが触れた。
と、思う間もなくドアが開き、僕は室内に思いっきり倒れ込んだ。

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