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No.54 18/09/10 11:02
チキン ( 30代 ♂ BMsZnb )
あ+あ-

≫53

「阿藤、…阿藤!」


ハッ、とした表情で
こっちを振り向く阿藤。

顔が恐怖で強張ってるように見える。


「どうやら阿藤にも何か嫌な感じが伝わるんだな。


なんか俺、
ひとりで突っ走りすぎたわ。


そうだよな、
怖いよな

正直俺も怖い。

あいかわらず
威圧感がある場所だぜ。

きっとここは
有名な心霊スポットになってるに違いねぇだろうな。
ハハ…


…悪いな阿藤
嫌な思いさせちまって。

引き返そう」


俺は車のギアをRに切り替え
車をバックさせて方向転換をしようと車が下がり出したその時、

ザッ
プツッ


「ようこそ
アシンメトリーバイオ研究所へ」

!?

瞬間的にブレーキを踏む、
いきなりの声、
突然の出来事に体が硬直する。

暗くて気づかなかったが、
声の発信源はどうやら
ゲートの右上に付いている拡声器からしい、

拡声器に釘づけになる。


「いや
おかえりというべきだね


足原くん」


!!


俺の存在がバレてる!
相手は俺が来てるのがわかっている!
ナゼだっ!?
監視カメラは、
右上、左上、正面中央に小さな丸が、これもか、
でも監視カメラだけで
ハッキリとわかるはずがねぇ、
というこは事前に俺が来るというのは知られていたのか!?

「そして阿藤くんも
一緒だね」

!!!っ

阿藤の名前まで出されて
俺は咄嗟に
「お前は誰だっ!」
と叫んだ。


「わたしが誰かは
会えばわかるよ」


俺は恐怖のあまり
瞬時の判断で
急いで車を引き返そうと、


「足原くん

真実を知りたくないかい」


その真実というワードに
耳がビクッ、
同時に足が自然とブレーキペダルを踏み込む、


「きみは真実を知らない

きみの存在理由を


警戒しなくていい
きみの研究はすでに
終わったんだ

無理矢理また研究所に
引き戻そうなんてことはしないし
危害をくわえないと約束する
阿藤くんにもね


そして阿藤くん
この話はきみにも関係してることだよ」

阿藤にも関係している!?
なんで!?

阿藤の方をふり向くと、
阿藤も驚きと恐怖が入り交じった表情で
こちらを見つめ返す、

それでも俺たちは
じっと固まったままで
その場から動けずにいると、

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