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No.9 18/03/30 12:07
名無し0 ( ♂ )
あ+あ-

遠くのほうを眺めながら部室でも一人で過ごすことが多いから

直接は聞きづらかったのだろう。


僕は後輩のNちゃんと連絡を取ることにした。


以下、続き

=========================================

「Kちゃんから聞いたよ。聞きたいことがあったら気軽に聞いてね」


短い文章だったが僕の中では精一杯だった。

そのころの僕は小学生のころとは違い

ぶっきらぼうでもなんでも自分から積極的に

人に話しかけられるほど人と関わりを持とうとしていなかったし

人への興味も薄れていた。

それだけに昨日Kちゃんにメアドを聞かれたときのドキドキは

自分の中でもなんだったのか当時の僕には理解できなかった。


後輩のNちゃんからはすぐに返事が来た。

部活の後輩なのでかなり業務的な内容しか話したことがなく

Nちゃんからの文字は新鮮だった。

「突然聞いてしまってすいません。

実は相談があるのですが文章ではうまく説明できないので次の日曜にでも

K先輩も入れて3人で会って話聞いてもらうことできませんか?」

僕はその時何のことだかわかっていなかったため

3人で会って話を聞くというシチュエーションは考えてもいなかった。

後輩のお願いなので週末に3人で会うことに。

人に興味がないとか信用してないといってもやはりまだ中学生だ。

その日の夜は頭がいっぱいであまり眠れなかった気がする。



あまり深くは考えずに日曜日に会いに行くと

何やらニヤニヤするKちゃんの後ろに小さくなっている後輩Nちゃんがいた。

「よ!おはよー!」

Kちゃんは快活な声で僕に手を振った。

Nちゃんも後ろから「おはようございます、〇〇先輩」と小さな顔をのぞかせた。

Kちゃんのニヤニヤはとまらない。

するとNちゃんが「あの・・・これよかったら帰ってからあけてください。

クッキー焼いたので」

と囁くように言いながら小さなかわいらしいラッピングの施された袋を

手渡された。

「絶対帰ってからですよ!」

なぜか念を押された。


つづく・・・

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