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海未の名は?ンミチャ!海未です!

No.95 18/02/09 08:07
作家
あ+あ-

ニュースのお姉さんがしゃべっています。林原めぐみさんではないです。私は制服に着替え一階に希を引っ張りながら下りました。穂乃果の身体は燃費がいいです。
『肉眼でハイコウ彗星は見られるほど間近に接近し、今夜九時九分九秒前後に再接近し、明るく見られると……』
「……まだ間に合います!」
穂乃果を助けられる。私は彼女の身体に力を入れます。怖いですが。
「おはよう穂乃果。花陽は先に行ったよ」
振り向くと雪穂おばあさま。
「おばあさま!」私の声に彼女は目を丸くした。
「……あなた、穂乃果ではない?」
「あ……はい」つい頷いた私に彼女は感心したようでもあった。
「知ってらしたのですか……なぜ?」
雪穂おばあさまはお茶を淹れながらそっと座る。
「う〜ん。あのな最近の穂乃果を見てたら、思い出したの。私もむかしふしぎな夢を見てたことあるのかなて」
え?どういうこと。ですが生きる日本昔話、市原悦子さんみたいです。私が腰を下ろすとお茶を淹れ口につけます。
「あれは、ふしぎなものでな。いいえ、夢というよりは別の人生。私は知らない町で知らない女の子だったかな」
私と穂乃果にそっくりです。
「でもな、ある日それは突然に終わった。いまではふしぎな夢だったというだけ。私は誰になってたかは古い記憶のなかだけ。消えたの」
「消えた……」
唖然としながら私はどきりとし穂乃果の名を忘れてました。夢や妄想と本気にしていました。雪穂おばあさまの表情は寂しい感じ。
「だからいまのあなたを見てるものは大切にしなさい。夢は夢。いつかは消えてしまう。私のお母さん、そのまたお母さん……にもあったとか」
「え、それは……」
ふと思います。高坂家に代々受け継がれた巫女の血。まあ横で気絶してる希は論外として。たぶん高坂家の女性たちは代々巫女の血を持ち世代を越えた緊急システム。
「も、もしかしたら、高坂のひとたちの夢は、ぜんぶ今日のためにあったかもしれません!」
私は雪穂おばあさまを見つめました。
「おばあさま聞いてください」
雪穂おばあさまは見つめ返します。私の言葉をどう聞くかはわかりません。
「今夜、乃木坂町に、隕石が落ちます。みんなが死んでしまいます!」
雪穂おばあさまはまっすぐ見つめ返し怪訝な顔になりました。
風速40メートルより大変な事態に。

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