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美也子、その愛

No.21 17/03/25 10:41
なおぱ ( ♀ GXoXnb )
あ+あ-

美也子はバッグからお弁当箱を出した。


ふたりぶん、


用意してきたのだ。


『おおーーーー!!

タコさんじゃん!

すごい豪華!!』


お握りは海苔で顔を書いてある。


簡単なデコレーションだ。



そんなに喜ぶ?


と思うくらい、ハルは嬉しそうにパクつく。


『うっまー!!

あ~久しぶりだー、ほうれん草炒めたのとか』



『普段どうしてるの?』


『仕事の時はコンビニ。

休みもコンビニ。

夜遅くもコンビニ』


美也子は吹き出した。


『コンビニのお得意様じゃない!


野菜取れないんじゃない?』



『うん。

たまに野菜ジュース飲んでるよ』



(差し入れする女の子、

居るだろうな……………)


この容姿だもの。



『あ、お、お兄さんいるのね?

何歳差なの?』


ハルはタコさんの足を噛みながら、

『6歳上だから30歳。

あーしろこーしろうるさいよ』



『そうなんだ。

でもふたり暮らしなのね?笑』


『あー…………まぁ。


洗濯とか掃除してくれるし、


お互い仕事の時間が違うからあんまり顔合わさないんだ』



『そっか』



私がまだ知らないハルの顔がある。



美也子はワクワクした。



****************
『きゃあ、こんな時間!!!

帰らなくちゃ!!夕飯の準備が』


時計を見ると16時になっていた。



すっかり(ラブホで)話し込んでしまい、


時間を忘れていた。


『あ、そっかそうだね。

みーは帰らなくちゃね』



(名残惜しいよ……………………


離れ難い)


楽しくて、気持ちよくて。


こんな時間久しぶり………………………









『ーーーーーじゃ、またね』


Apolloの近くで別れる。


ハルはキラキラ輝いてるように見える。


行き交う人が、

チラリとハルを見る。



すらりと伸びた手足。


美也子はハルが遠ざかっても、


その場でずっと見送っていた………………………………………………………

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