注目の話題
この年でもう手遅れかもしれないけど
もう期待させないでください。
小学生が転校せずにのぞみで通学

夫婦の物語

No.23 13/06/19 00:50
楓 ( sYwbi )
あ+あ-

これが俺達の戦いのはじまりだった。

3ヶ月後…

「ハコ!今日は冬夜のとこ行く日だぞ!」今日は冬夜の店で新しいメニューの試食をすることになっている。店の模様替えなどして、だいぶ客が増えてきた。

「うん…待って。鍵が無くて(゚〇゚;)」ハコと同棲してから分かったこととにかく鈍臭い…

「ここだよ!毎回毎回何やってんだよ!」毎日の事ながらイライラする。

店に着いた。
「ケンちゃん、ハーちゃん!おはよ!」朝っぱらから強力な大声だ(;¬_¬)

「おい!試食って普通こんな朝っぱらからするか?」イライラする俺の横でハコは食えることだけ考えてるのかニコニコしている。この女は食えりゃいいんか…

「ごめんごめん!新しいパスタ取り入れようと思ってさ!昼とか夜だとお客さんいるからちゃんと感想聞けないし!」冬夜の店では確かにパスタのメニューが少ない。

「早く食べたい♪」鼻歌を歌い出しそうなくらいウキウキしてるのが一名いる。

「ハーちゃんちょっと待っててね♪」15分後…

「お!桜エビとキャベツ?のパスタか?」色はインパクトねぇな…

「アンチョビのソースで和えてある!見た目より濃厚だとは思う。」机にほおずえを付き俺達の顔をじっと見ている。

「……美味しい!けど、なんかパンチがないような…」ハコは目を閉じてパスタを噛みしめている。

「確かにな…まあ旨いからいいんじゃん?」

「イヤイヤ、出すなら2人にうまい!って言って貰えるものじゃないと嫌なんだ!」冬夜らしいがめんどくさい。ハコが余計なこと言うから…

「ブラックペッパーもうちょっと強めが良いかも!ソースは濃厚なんだけど味がちょっとぼやけてるから。」料理評論家のような口振りだ(;¬_¬)

「じゃあもうちょっと多めにしてみるよ!」冬夜は嬉しそうにハコのアドバイスを聞いている。こんなど素人の感想聞いて本当に為になるんか…
そして
「ハーちゃんいつものいる?」勿体ぶるように冬夜がニヤニヤしている。

「いるー!」また肥える…ここに来るたび毎回食ってるのが…

「はいよ~」ハコの目の前にはイチゴのたっぷり乗ったタルトが置かれている。でもって、かなりのビッグサイズ。それと一緒に生クリームタップリのウインナーココア。

「冬夜!毎回毎回良いから!イチゴだって高いだろうし!甘やかすなよ!」さっきまでウキウキのハコの顔が曇る。

「大したことないんだよ。イチゴくらい。そんなデカい声で怒るなよ。ねぇ、ハーちゃん♪」

「……うん。ごめんね、毎回。」ハァ…イライラする

「いーからいーから!ハーちゃん食べて♪」結局全部平らげて自宅に戻った。

23レス目(27レス中)
このスレに返信する

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧