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Everlasting Love☆

No.133 13/02/24 14:55
RIN ( ♀ loeN )
あ+あ-

≫132




気がつけば織田さんはもうスーツ姿だった。背中をさすってあげる事くらいしか出来ない自分。



「織田さん!救急車呼ぼう!」
首を横に振る。




「でも…」



「喉が塞がる。息が…出来ない」
そう言った織田さんは自ら指を喉に入れ また咳と一緒に痰のような血の塊を吐いた。



「…救急車!」
電話に向かうあたしの手を掴み首を横に振る。



しばらく洗面台に両手を置き苦しそうにしている。



こんな時 どうしたらいいんだろう…。



しばらくして織田さんがベッドに座り込み
「死ぬかと思った」
と言った。



朝 苦しくて目が覚めたらしい。喉が塞がりそうで息が出来なかった…と。



そして
「少し眠りたい」
と言ってベッドに横になった。




普段、織田さんはいびきがすごい。なのに今日はいびきもかかず静かに身動き1つしない。心配で不安で仕方ないあたしは織田さんの鼻息を何度も確かめた。




色々考えた。
こんな時 救急車を呼んでも乗った先はラブホテル。後々 知られたらマズい場所。



あたしが付き添って同乗したとする。誰が家族に伝える? 医者に伝えて欲しいと頼んで帰ったとしても 「通報者は女性」とバレるだろう。



でもこのまま眠らせといて大丈夫だろうか…。万が一、何かあったら あたしは後悔しない?




よく眠っていたが、お昼が近づいていたので織田さんを起こした。




「織田さん!大丈夫?」




パッと目を開け
「心配かけてすまん」
と起き上がろうとした。



「息…出来る?ゆっくり起きてね」



織田さんの顔にまだ笑顔はない。
「織田さん…救急車がダメならタクシーで病院行こう!」



織田さんは立ち上がり
「さっきより随分ラクになったから大丈夫。帰ったらすぐ病院行くよ」
と言った。




とは言え
ここから織田さん家までは1時間半かかる。大丈夫だろうか…。



不安な顔をするあたしに織田さんが言った。




「もう1回して帰る(*´∀`*)ノ」



スーッと気持ちがラクになったのを覚えている。エッチする元気があるなら大丈夫かな…と。



「バカ!!!!!」
と言ってあたしは抱きついて泣いた。本当に死んでしまうんじゃないか、と思うほど心配だった。




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