篠原涼子主演、アゲマンなのに幸せになれない40歳独身女性を描いた『オトナ女子』

目次

篠原涼子・吉瀬美智子・鈴木砂羽の女子会トークが楽しそう

恋愛アプリを手がける会社でバリバリのキャリアとして働いている中原亜紀は、40歳独身。デビューを目指す売れないミュージシャンの伸治と、猫のちくわと暮らしている。一応同棲ということにはなるものの、ついつい伸治の世話をやきすぎてしまい、なんとなく婚期を逃してしまっている亜紀が、唯一本音を晒せるのが坂田みどりと大崎萠子だった。同じ歳で恋愛もどことなく不器用といった似た者同士の3人は、なにかにつけて女子会を日開いていて、亜紀にとってはかけがえのない居場所でもあった。

そんな毎日を送るある日のこと。40代女性向けの恋愛ゲームアプリの企画にとりくんでいるうちに、恋愛ドラマの巨匠とも言える高山文夫にゲームの監修を頼もうと思いつく。高山は過去10年以上もの間、恋愛ドラマをヒットさせた脚本家で、恋愛のスペシャリストとも呼べる人物だった。

早速彼が入り浸っているという喫茶店へと足を運ぶ亜紀。しかし、そこで出会った高山は、亜紀の企画書を突っ返す。「40代は女子とは言わない」その言葉にカチンときた亜紀は「あなたこそ思春期丸出しの偏屈男だ」と言い返してしまい…。

「40代女子」=オトナ女子!? 亜紀・みどり・萠子は幸せをつかむことができるのでしょうか。

キャスト

中原亜紀…篠原涼子

大崎萠子…吉瀬美智子

坂田みどり…鈴木砂羽

栗田純一…谷原章介

高山文夫…江口洋介

スタッフ

脚本…尾崎将也(「結婚できない男」「梅ちゃん先生」ほか)

主題歌…中島美嘉『花束』

プロデューサー…中野利幸(「ディア・シスター」「ラスト・シンデレラ」ほか)

演出…田中亮(「医龍4」「ラスト・シンデレラ」ほか)関野宗紀(「ディア・シスター」「医師たちの恋愛事情」ほか)

フジテレビ・毎週木曜・22:00〜22:54(初回は22:00〜23:09の拡大版)

ついに始まりました「オトナ女子」!篠原涼子さんと斎藤工さんが恋人設定…なんて眼福…!

【ネタバレ】第1話

キャリアウーマンの女性中原亜紀が恋愛ゲームアプリの開発に恋愛ドラマのスペシャリスト高山文夫に協力を求めるというところから物語は始まります。しかし彼には「40代を女子とはいわない」とバッサリ切られてしまう。

思春期丸出しのヘリクツ男!!

大物恋愛ドラマ脚本家にそう叩きつけて帰る亜紀。交渉決裂です…。

そして事務所に帰ると、部下が自分の悪口を言っているのを聞く亜紀。「無理してる」「ああはなりたくない」「40代はもう無理しないでオバさんになれ」。

そのまま女子会へ行く亜紀。モテるけど良い縁がない萠子と3人の子供を抱えるシングルマザーのみどり、この3人で飲むときが、心からくつろぐ事ができて、本当の自分に戻れる時。

彼との結婚は? と聞かれて「まあダメだったらダメだった時だね」とあっさりした考えを披露する亜紀

彼氏とは結婚を考えているけど、売れないミュージシャンのシンジは今そんな時期ではないようで、彼は浮き沈みが激しく、落ち込んだり頑張ったり。亜紀にとって世話の焼けるかわいい年下彼氏といった様子。

メジャーデビュー決まった…

そんな時に舞い込んできたハッピーニュース。

亜紀が支えてくれたおかげでここまでこれた。亜紀、俺絶対亜紀の事幸せにするから…!

実質プロポーズのようなものですよね。

脚本家、文夫に頭をさげる亜紀

待っていてくれているユーザーのために、良い作品をつくりたい! 自分の思いをぶつける亜紀。すると文夫もなんだか受けれてくれそうな予感。意外といいコンビなのかもしれませんね。アラフォーに贈る胸キュン恋愛ゲームアプリが動き出しそうです。

メジャーデビューが決まったシンジが飲み会やら打ち合わせやらで多忙になってきた

その分女子会宅飲みなどをしつつ、リフレッシュする亜紀。萠子に結婚しなさいねと言われる亜紀。

今日の会食なくなった。そうシンジにメールをしても、返事がこない…

不審に思わずシンジの好きな餃子の材料を買って家に帰ると、シンジが自宅で他の女を抱いていた。愕然とする亜紀。

「あれはスタッフだよ。打ち合わせしてただけ!」「お互いいいオトナだろ!」

実はちょっと前から浮気してたシンジ。ちゃっかり浮気相手を親にも紹介していた。親も「若い方がいい」と浮気相手と一緒になる事を勧めていたと言い出すシンジ。

「亜紀ならひとりでやっていける」「このままだったら亜紀に甘やかされてダメになる」「亜紀ならわかってくれるよな」

勝手な事を言って、帰るシンジ。メジャーデビューが決まった瞬間、亜紀をバッサリ捨てるシンジ。ひどい男ですね〜。部下に悪口をいわれようと涙ひとつ流さなかった亜紀ですが、この事件は自分の中の価値観がガラガラと崩れ去ってしまう亜紀。しかもその別れ話の一部始終を文夫に聞かれてしまいます。なぜ、今…。いっぱい奢るよ、と声をかける文夫。

翌日。文夫が会社へ訪ねてきます。「君と一緒に仕事をしてみようかと思って」

亜紀はどのように立ち直っていくのでしょう。そして「絶対裏切らないもの」を見つける事ができるのか。アラフォー女子の胸キュン恋愛ゲームアプリの行方は…。加速していく展開に目が離せませんね。

【ネタバレ】第2話

彼氏の浮気現場に遭遇した亜希。当たり前ですがまだまだ傷心をひきずっています。しかし仕事に没頭する事でなんとか自分を取り戻そうとする亜希。恋愛アプリの監修を引き受けてくれた文夫と企画会議をする。

文夫は亜希が好き?

なんだか亜希を気に入っているようなそぶりをみせています。なんだかんだいって二人の掛け合いは息がぴったり。良いコンビのようです。

文夫のお使いの帰り、メジャーデビューした元恋人シンジがテレビに出ていました。相手の女性は同じグループだった様子。雨にまで降られて最悪な気分の亜希。

慌てて寄った店でたった一つの傘を手に取ると、もう一つ傘をつかむ男性が。

せっかくですから一緒に入りましょうという男性もまた文夫に会いに来ていたのでした。文夫から編集者の池田さんだと説明を受ける亜希。なんだかいい感じの二人。文夫がなんだかヤキモチを焼いています。池田さんに飲みに誘われる亜希。新しい恋の予感がしますね。

息子の進路の説明に行ったみどり。担任の先生に恋をしてしまいます。

一方、新しい恋が舞い込んだのは萠子も同じでした。新しい恋の相手はなんと亜希の会社の社長。しかもかなり女遊びが派手であり、自分の部屋に持ち帰って最終的にはビデオ撮影してしまうという悪名高い人でした。それを寸前の所で萠子に伝える亜希。すべてを承知で乗り込む萠子でしたが…。

しかしビデオ撮影は噂であり、野鳥を見るビデオ鑑賞の間違いだった様子

萠子はキスだけして、彼を引っ張る作戦に。うまくいきそうです。

亜希は池田に魅かれます。家に散在するシンジの私物を片付け始める亜希。

池田さんに傾き始めた亜希。夏祭りに誘われて浴衣を着て会いにいきます。実は池田は妻子持ちでした…亜希は2度も叩きのめされます。

次回、シンジが亜希にやり直そうと言い寄って、文夫が彼に掴みかかります。亜希は一体どうなってしまうのでしょうか。

【ミニコラム】視聴率の低迷!! フジテレビ亀山社長が篠原涼子に苦言!?

「篠原涼子のドラマは面白い!」という声が定着している、高視聴率女優篠原涼子主演の秋ドラマ、オトナ女子ですが、初回視聴率9.9パーセント、2話目が9.2パーセントとかなりの苦戦を強いられています。

しかもフジテレビ社長である亀山千広氏(59)が、2015年10月23日に報道機関の前で、ドラマの視聴率の低迷は主演の篠原涼子の「イタさ」が足りないせいだと苦言を述べました。社長曰く、美しく魅力たっぷりな篠原涼子さんが「イタいアラフォー」を演じきれていないばかりかそれが嫌味になっている…というのです。

このニュースを知った視聴者達は賛否両論。確かに「女優」を生業としている篠原さんに「だめんずウォーカー40代独身」をリアルに表現しろと言われても、お肌のハリやら醸し出される女子力などは隠し通せません。それにリアルすぎると視聴者も夢がなくてキツイんじゃ…。

このニュースを受けて篠原さんの演技は何か変化するのでしょうか。そして視聴率は…。ドラマの展開も見逃せません。

【ネタバレ】第3話

祭り会場でやけ食いをする亜紀は萠子に「妻子持ちだった」とLINEで報告。しかしその直後、当の池田本人から「妹です」と紹介を受けます。大阪へ単身赴任に行っている義兄に変わって、たまに父親代わりを務めているそう。完全に早とちりだったと気づいた亜紀は、その後池田とデートに行く約束をしました。

そして文夫は亜紀と池田の関係が気になるらしく色々探ったあげく、はぐらかす亜紀に対して「池田は普通じゃない」と告げる。その他にも文夫は仕事場にしている店で亜紀達の女子会に横ヤリを入れたりと、まるで小学校男子のよう。亜紀はそれを適当にかわしつつ、池田との初デートに臨みます。

順調にデートを終える亜紀。タクシーで送ってもらった帰りに、元彼のシンジの待ち伏せに遭います。

亜紀を挟んで池田とシンジが対面しました。亜紀はどちらにどう説明したらいいのか困り、とりあえず池田に別れを告げて、シンジを家へあげました。

「俺には亜紀しかいないんだ」

シンジは亜紀と離れてから仕事もうまくいかなくなった上に、浮気相手で現彼女の「まり」とも合わず、またこの家に戻らせてくれと頼みます。亜紀はそれを受け入れるかのようにシンジを抱きしめ、とりあえずベッドで添い寝をしてあげました。

疲れていたのか寝込んでいるシンジを撫でていると、寝ぼけたシンジが「まり」とすり寄ってきて、亜紀は目が覚めます。

翌日文夫の仕事場の店で萠子に相談する亜紀。「彼はボロボロだし、家においてあげようと思う」そう話す亜紀に、萠子が携帯をつきつけました。そこにはシンジの彼女のSNSが。「シンジとご飯」というタイトルの更新日付は数秒前。つまり今シンジはまりと外食をしているという事でした。「もうやめなよ」という萠子に、頷く亜紀。

実は萠子の方も色々あったようで、例の亜紀の会社社長、栗田の家へ再び遊びに行った日、他の女宛の花束がとどいたとか。恋人運がない二人はテキーラを煽ります。その話を聞いていた文夫を避けるように、亜紀は萠子の家に泊まりに行く事に。

翌日、しっかり栗田に苦言を呈した亜紀は、やはり家に帰れず文夫の仕事場の店へ。するとそこにシンジがやってきます。そしてビールを注文し、やり直そうと迫ります。「サラリーマンなんてつまらない仕事してる奴」と池田を馬鹿にするシンジ。

「40過ぎて後がないのはわかるけどあせんなよ」

シンジの人格が大変な事になっています。この時点でシンジは完全な悪役ですね、自分の事を棚に上げて亜紀に迫るシンジを、文夫が制しました。そして外に連れ出し、何かを話します。亜紀はそれを聞く事ができませんでしたが、シンジが立ち去りました。どうやら出て行く事を承諾してくれた様子。

何を話したのかと聞かれても「内緒」としらばっくれる文夫

亜紀は池田に正直にシンジの事を話し、何もないと伝えます。すると池田から正式に「結婚を前提として付き合ってほしい」と告白されてー。

小学生の男子のようなアピールをする文夫と、優しすぎる心の持ち主の亜紀の関係がどのようになっていくのか楽しみな展開でした。

【ネタバレ】第4話

池田と順調に交際を続ける亜紀。順調すぎて怖いという池田は、こっそり文夫に相談をします。「愛とは決して後悔しないこと」とアドバイスする文夫ですが、その胸中はいかがなものなのでしょうか。

そしてみどりはついに、前々から気になっていた、子供達の担任、沢田とベッドを共にしてしまいます。いくら独身同士だとはいえ、子供に対する分別や責任を考えると、素直に付き合うことができないみどり。

一方、前回栗田とゴタゴタした萠子は、一旦は気持ちが冷めかけますが、栗田に「助けてほしい」とすがられてよりを戻します。どうやら前つきあっていた女性が「子供ができた」と騒ぎ始めたようで、タイミング的にも辻褄が合わないものの邪険にして面倒ごとが起きると困るという話だそう。

頼ってくれた栗田に心を許した萠子は「沢山女がいてもいいけど、私が一番じゃないと嫌」と打ち明けます。「君が一番だ」と答える栗田。

しかし、その舌の根も乾かぬうちに栗田はデートをドタキャンし、よりによって別の女といるところを萠子に見られてしまいました。

何も信じられない萠子。順調な交際を続ける亜紀とは対象的なストーリー展開でした。

TBSの社長から苦言を言われた篠原涼子さん。果たして彼女はその言葉をどのように演技に反映していくのでしょうか。物語の進行とは全く違う視点が生まれてしまったのは、彼女にとって良いことなのか悪いことなのか…。篠原さんの連ドラ復帰第一弾のドラマですから、ぜひ成功してもらいたいですね!

【ネタバレ】第5話

前回栗田にひどい裏切りを受けた萠子ですが、訪ねてきた栗田を許し、二人で喫茶店でお茶をのむ関係まで修復しました。しかしここで萠子がレンタル彼氏を雇い、彼に「偶然再会した元恋人役で、自分をディナーに誘う」という芝居を頼みます。一瞬うまくいったかに見えたのですが、結果は失敗。栗田は萠子に「君って意外と面倒くさい事するんだね。もっとオトナだと思ってた」と言われてしまいました。

そんな中、三男の綾(15)の担任沢田と寝てしまったみどりは子供達に話そうか迷っていました。しかし突然長男の翔(21)が「彼女を妊娠させてしまった」と言い出します。菓子折りを持って謝りに行くも突っ返されてしまい「これだから母子家庭は!」と怒鳴られてしまいました。そんな中、綾がまたケガをしたと、沢田から連絡がきます。「この前は何もありませんでした」の言葉にホッとするみどり。しかし、沢田から「綾がイジメられている」という報告を受けるのでした。

一方亜紀はというと、池田との交際が順調なのは良いのですが、「ちょっと違うな」と感じていました。キスの後の余韻がないというか、キスをしてもドキドキしないというか。なんとなくしっくりこないと話す亜紀に、「池田に甘えてみたら」とアドバイスする文夫。

そんな時、イベントで配る資料の料金記載が間違ってプリントされたというアクシデントが亜紀を襲います。この資料は明日の展示会で配るものであり、一千部ミスプリントで仕上がってしまっていました。「みんなで作ったアプリを完成させよう! 力を合わせよう」そう言って部下に声をかけ、正規の値段を印刷した修正テープを貼る事で対応しようと、早速シールを作りに事務所を出る亜紀。

しかし帰ってくると給湯室で部下達が亜紀の悪口で盛り上がっていました。「仲間とか言われると引く」「あんなこと言ってるけど、そもそもこのミスは中原さん(亜紀)の確認ミスと広報のミスでしょ、それを残業して尻拭いするなんてありえない」。その話を聞いてしまった亜紀は落ち込みます。

しかし何事もなかったように事務所へ入り、「広報が全部やってくれるから帰っていいよ」と部下を帰らせ、一人で作業に没頭するのでした。

甘えられない自分が悲しい亜紀。どうすればいいかわからないけどとりあえず今目の前の仕事を終わらせようと頑張っていると、部下の前川が帰ってきます。「中原さんはもっと甘えたほうがいいですよ」と話す前川の言葉に涙が出る亜紀。

帰宅して、池田に甘えてみようと電話をかけますが、相手も忙しそうで亜紀は結局甘える事ができません。そのまま文夫の居る喫茶店へ足を運びます。

相談しているうちに文夫にキスをされてしまう亜紀。すぐにつきとばしましたが、亜紀は自分の心臓がうるさい事に気がついて…。それぞれの糸が絡まってきた今回でしたが、どのように話が進んでいくのでしょうか。池田に違和感を持っている亜紀の決断は、そしてみどりの子育て問題は…。次回も見逃せません。

【ネタバレ】第6話

前回キスをしてしまった文夫と亜紀。文夫は亜紀に電話をかけ、話があると待ち合わせをします。しかし勘違いをした亜紀は待ち合わせ時間に喫茶店へ行き、文夫は亜紀の会社へと赴きます。結果的にすれちがった二人。文夫は「亜紀に昨日の事は誤作動だったと伝えてくれ」と言い残しオフィスを後にします。

「勝手に誤作動とかいいやがってあの男!」

立腹する亜紀。振り回されて怒り心頭です。そんな折編集部に雑誌の取材が来ました。しかしカメラマン里中は傍若無人。失礼な態度に立腹しつつもオトナな対応を心がける亜紀は無事取材を終え帰宅します。

すると携帯に電話が。ずっと多忙で会えなかった彼自ら「会おう」と誘ってくれたのです。喜び勇んで駆けつける亜紀。しかしそこで告げられたのは別れの言葉でした。

「自分の人生に人が介入するのは窮屈だから向かない。あなたなら大丈夫かと思ったけれどやはり無理でした」と振られる亜紀。涙をこらえて「私も同じ事考えていました」と強がります。

その後居酒屋でベロベロに酔っぱらった亜紀は、カメラマン里中と再会しました。第一印象が最悪だったために距離を置いて飲んでいた亜紀でしたが酔っぱらって記憶をなくします。気が付いたらカラオケボックスで里中に襲われそうになってしました。

「いいじゃねーか、出し惜しみする年でもないだろ!」と言われ傷つく亜紀。里中を押しのけて外に出るも酔っ払いからからまれ、散々な一日…

切り替えて仕事に打ち込もうとした亜紀。しかしオフィスに入ると皆の様子がおかしくて…。社長によびだされ、「何者かが亜紀の誹謗中傷を書いたメールを社内全員のアドレスへ送った」という事実が判明しました。

メールの内容は亜紀は男を食い尽くす悪い女だとか目もあてられないもの…。添付されていた写真は、昨日里中に撮られたものでした。

事実無根だと説明する亜紀の話を聞く耳を持たない社長は、亜紀を謹慎処分に。あれだけ頑張っていたのにそれはないよ…と、胸が痛くなる程の大どんでん返しでした。

それにしてもプロジェクトリーダーまで任されていた上に会社立ち上げ初期メンバーという古株である亜紀は、たった一通のスキャンダルでこうも切り捨てられるものなのでしょうか。

さらに「女子会お誘いメール」を送ったものの全員にフラれるというオプション付き。ひどすぎる…。亜紀は一人旅で温泉へいくことを思い立ちすぐに出発します。

一方萠子は、亜紀の会社の社長栗田を母親に会わせていました。栗田は萠子一人に絞ると決め、他の女を全て切ってくれたのです。しかし萠子の母はかなりクセのある人物で、過干渉でした。「ふたりが結婚したら私が通って家事をするし孫の面倒も見てあげる」とべったりくっつく意向を示します。それが気に入らない栗田は、「君とは恋人関係は見込めるけど結婚は嫌だ」とキッパリ。萠子は「それが私の人生だからそれでもいい」と突き放しました。

そして文夫のいる喫茶店へ足を運び、テキーラ片手に文夫へ愚痴をこぼしている時、亜紀からのメールが入ります。仕事を外された事、温泉旅行にいく旨、そして練炭など自殺をほのめかすような写真が添付されている事に驚いた萠子と文夫。焦った文夫が亜紀の元へ駆けつけました。

次回、文夫と亜紀の仲は進展するのでしょうか。

【ネタバレ】第7話

前回、自殺をするのではないかと慌てて駆けつけた文夫でしたが、亜紀は口を開けてぐっすり眠りこけていました。なんともなかったと安心して気が抜ける文夫。このままソッと帰ろうとするのですが、不意にくしゃみをした亜紀に、布団をかけてあげます。と思ったらまたもや猫アレルギーでくしゃみをしてしまっていてクスリとしました。

そのまま声もかけずに出て行く文夫。そして喫茶店でパソコンを広げて執筆を始めますが、どうやら調子が良いようで、スラスラとキーボードを叩き、たまににやけ顔をしていました。

どうやら筆がノッている様子。亜紀との事に何か関係があるようです。

そして当の亜紀は転職ではなくて「部署異動」で話は収まったようでした。「相手のカメラマンの素行も問題があるから君をいつまでも謹慎処分にしてなんておけない」と話す栗田。こうして亜紀は「経理部」への移動が決まりました。経理部での初めての仕事に戸惑う亜紀。しかし「今は自分のできることを精一杯やろう」と頑張ります。そんな時に亜紀の元いた部署MC部へ領収書を取りに行くよう指示があり、亜紀は再びMC部へ。

表向きはにこやかに話すMC部ですが亜紀がいなくなった瞬間に悪口を開始します。「やめたら良いのに」という声も聞こえ、忘れ物をしてしまった亜紀は入るに入れず立ち尽くしますが…今回の亜紀は違いました。毅然と部署へ入っていき、書類を手に取ると、振り返り、皆に言います。

「若いころならね、スパっとやめて転職していたかもしれない。けどね今までやってこれた仕事に愛着もあるし、責任もある。もちろん会社だから自分がいなくてもいいかもしれない。でも簡単には引き下がれないんだよね」と自分の意見をはっきり告げる事ができたのでした。

そのまま喫茶店へ行く亜紀。マスターにラーメンの割引券をもらい、文夫と2人でラーメンを食べに行くことに。今までの仕事のことなどを話し、いい感じになった2人でしたが、「池田さんと友達に戻っていいの?」の言葉に亜紀の箸が止まります。「フラレちゃったんだから仕方ない」という亜紀に、頷く文夫。なんとなく良いコンビのような雰囲気を漂わせていました。

そしてその後、意を決してカメラマンの里中に事情を聞きに行きました。するとそのメールを送ったのは里中ではなく、彼の写真を買った人物がいるというのです。

その人物は亜紀の元部下でした。いい年しても女を捨てないのが見苦しい! さっさとオバサンになったらいいんだと声を荒げる彼女に、「人は色んな生き方があるんだよ。それでも私は女である事をあきらめたくない」と自分の思いを口にしました。

あえて不問にした亜紀は、その後栗田に呼び出され、時間はかかるがまたMC部へ戻っても良いというお達しを受けます。どうやら栗田も事情を理解した様子。そしてこの決定の元には文夫が「担当を戻してくれ」と会社に連絡していた事も大きく関わっていたと告げられるのでした。

なんとなく、文夫に恋心を抱く亜紀。次回、2人の距離は縮まるのでしょうか。

【ネタバレ】第8話

恋する二人は自ずと惹かれ合うというような言葉がぴったりだった第8話。亜紀と文夫が急展開を迎えました。

いつものように喫茶店で小説を書く文夫でしたが、なんだかしっくりきません。「相手の女性が喜ぶ描写がほしいんだけど…」となんの気なしにマスターに言った所、「喜ばせてみたらいいじゃないですか」とにんまり。その言葉どおり、亜紀に好きなものや好みの音楽を聞き、なかなかチケットが取れないと噂のディナーショーへ誘います。

まんざらでもない様子の亜紀は、文夫との待ち合わせ場所へ現れ、2人でディナー会場へ。しかし亜紀の携帯に一本の電話が。復帰したMC部の部下が泣きながら「会社を辞めたい」と言ってきたのです。

弱っている人を見逃せない亜紀は、文夫の車を降り、彼女の元へ。そして相談を聞いた後家へ戻り、文夫へ電話します。「今日はすみませんでした」と謝る亜紀。しかし文夫はディナー会場で待っていました。

すぐに駆けつける亜紀。もちろんスッピンなのでメガネとマスクをしていきます。そして文夫と合流し、2人は定食屋へ入りました。

卵かけごはんを食べながら盛り上がる2人。「あなたのスッピン悪く無いですね」そんな無骨な褒め言葉を投げかける文夫に、なんだか笑えてくる亜紀。そして亜紀のマンションへ送ってもらった後、なんとなく2人は別れがたい雰囲気に…。

お互いに好意を持っており、でも戸惑っているというもどかしい状況です。そのまま「さようなら」と別れを告げる文夫と、「おやすみなさい」とマンションへ戻る亜紀。

しかし部屋で愛猫の「ちくわ」に語りかけている時に玄関のチャイムが。開けてみるとそこには文夫の姿がありました。

「会いたくなっちゃって」と部屋にはいる文夫。亜紀もそのまま迎え入れます。そして2人は…という場面で次回へつづくとなりました。

いい年をしてまるで少年の文夫と、しっかりものの亜紀はなんだかんだで良いカップルになれそうですね。

予告では亜紀と文夫がキスをしていたようなシーンが映っていましたよ。亜紀は次こそ幸せになれるのか…次回が楽しみですね。

【ネタバレ】第9話

部屋でふたりきりになった文夫と亜紀。なんとなくいい雰囲気になり、亜紀は文夫に押し倒されてしまいます。キスをする2人を邪魔したのは床を這うゴキブリでした。

その日は諦めて帰る文夫。現時点で「好き」などといった明確な言葉での意思表示はありませんでした。それでも、何かがはじまる予感に胸を高鳴らせる亜紀

途中で経理課へ飛ばされたりとすったもんだがあったものの、やっと「恋愛アプリ」のリリースにこぎつけることができた亜紀。「社内での打ち上げパーティー」を企画し、文夫も誘うことになりました。

ですがなかなか電話をかける事ができません。何度も携帯を出したりしまったりしているうちに夜になり、やっと文夫を誘うことができました。しかし、「打ち上げが終わった後に2人で会いたい」という言葉を口にする事ができず電話を切る亜紀。だけどその気持は文夫にも伝わったようで、打ち上げの日を楽しみにしているようでした。

翌日、文夫の元に、亜紀からメールが届きます。「今日の16時から打ち上げを始めます。都合の良い時にきてください」と書かれており、ニヤける文夫。その時、亜紀の元カレである編集者の池田が訪れます。

池田は文夫に「編集長が会いたいと言っている」と告げ、編集部へと誘います。文夫があたためてきた作品が形になるチャンスに、文夫もあわてて喫茶店を後にしました。

しかし予定時刻になっても編集長が来ません。少し仕事が長引いているようで、待ちぼうけを食らう文夫。約束の16時が迫り、亜紀に遅れる旨の連絡を入れようとする文夫でしたが、なんと携帯を喫茶店に忘れてきていました。

文夫が来ない事に不安を隠せない亜紀。携帯に連絡しても出ないしで打ち上げ中は終始浮かない顔をしていました。そして打ち上げが終わっても事務所に残る亜紀。すると、亜紀に片思いしている部下、前川(吉沢亮)が亜紀に告白をしました。

タイミングよく事務所に遅れてきた文夫がその話を聞いてしまい、亜紀に声だけかけて出て行ってしまいます。亜紀は前川に「気持ちには答えられない」とバッサリ。慌てて文夫の後を追いました。

文夫はヤキモチをやいていたようで、亜紀の手を握り、2人はそのまま亜紀のマンションへ。ついに一夜を共にしたようです。

その後、亜紀は部屋に文夫の万年筆が落ちている事に気づき、喫茶店へ行きます。文夫は丁度散歩に出ていて居ません。店長が亜紀に鍵を預けて買い物に行っている間、亜紀は文夫の書きかけの原稿を読んでしまいました。

「幸せになれない女」という題名のその作品には、「同棲していた年下の彼氏にこっぴどく振られ」たり、「顔面をグーで殴ったような不細工な猫」を飼っていたりする40第の女性が描かれており、亜紀は「自分のことだ」と確信します。…その原稿はほぼ悪口でした。

散歩から帰った文夫は、亜紀が原稿を読んで固まっている姿を見つけます。亜紀は「はじめから小説の題材にする為だけに近づいたの!?」と詰め寄りました。文夫は「そうだ」と肯定します。「最低」と告げて喫茶店を出る亜紀。そこに偶然通りかかった池田が居て、泣いている亜紀を見るなり抱きしめてしまい…。

亜紀がとことん可哀想になった今回の話。ただただ幸せになりたいだけなのに、このような仕打ちに遭うなんて…。しかし、亜紀が読んでいた文夫の作品は冒頭だけ。もう少し後には良いことも書いてあったのでは…そうであってほしいと祈らずには居られませんね! さて、次回は最終回のようです。どのような展開が待ち受けているのか…ぜひともお見逃しなく。

【ネタバレ】10話・最終回

ついに最終回となりましたね。亜紀は自分が題材にされた小説を読み、文夫にビンタを見舞って去っていきます。翌日、謝りに来る文夫でしたが、何を思ったのか「小説を書く許可が欲しい」と見当違いの事を亜紀に話し、またも怒らせてしまいます。

そんな時、亜紀の元に文夫が「小説家としてデビューする」というニュースが届きます。自分を題材にしたあの小説でデビューするのかと複雑な亜紀。

複雑ついでにまたもや池田が亜紀に告白してきました。この間泣いていた亜紀を気にしていたようです。「泣いている君を見て、守りたいと思った」のだそうですが、亜紀は断ります。

帰り道に待ち伏せていた文夫に会い、文夫から書きかけの原稿を渡され、読みます。「君のことが好きじゃないと、こんな細かく書かない!」と話す文夫の言葉を信じる亜紀。

そして翌日、「これに加筆修正してくれるなら出版してもよい」と告げるのでした。

それから、亜紀と文夫の「原稿作り」が始まります。2人で思い出のシーンを振り返りつつ、加筆修正を始めます。そして出来上がった原稿は本となり発売。「女性のこころをよく表現されている」と売上も好調なようです。

そして2人は幸せなハッピーエンドを迎えました…といった終わりでした。

萌子は栗田と別れて、母親の支配から逃れる方向に自立しましたし、みどりは家族を大切にわきあいあいと暮らしているようです。(関係を持っていた次男の担任とは別れたのかちょっと不明です)

「みどりの長男の妊娠・次男のイジメ問題」など、未回収な伏線が沢山ありましたが、3人のオトナ女子達は自分なりの幸せを見つけたようで、よかったです。

視聴率

全体的に視聴率は一桁で終わってしまったようですが、篠原涼子さんの復帰作でもあり、江口洋介さんが渋い役柄で魅力を発揮していたのではないでしょうか。個人的にはとても楽しめたドラマに感じましたよ。

第1話…「幸せを掴みたい!!私は女子を諦めない」…9.9%

第2話…「恋と人生の大逆転」…9.2%

第3話…「不器用すぎる私達」…9.2%

第4話…「這い上がる40歳!!」…9.0%

第5話…「大人のキス」…9.0%

第6話…「ついに反撃開始!!」…7.5%

第7話…「負け女からの逆転」…9.0%

第8話…「二人きりの夜」…8.7%

第9話…「輝くキス」…9.2%

第10話…「これが私の生きる道」…9.1%

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