錦戸亮が実在した幕末の志士となって現代にタイムスリップ!?『サムライせんせい』

目次

タイムスリップ幕末ファンタジー

尊王攘夷運動の中心的人物であった武市半平太。彼はその生涯を切腹で終えた実在の人物。しかしその武市半平太が命を絶つ瞬間に現代へタイムスリップしたとしたら!? そんな型破りなファンタジードラマに期待が集まっています。

さらに物語にスパイスを与えるのが先に現代へ来ていた坂本龍馬の存在

このパラレルワールド、実は同じ幕末の英雄、坂本龍馬も一足先に現代へ来ていたという設定なのです。

熱く自分の志を曲げない。よく言えば真面目、悪く言えば頑固な武市半平太と対照的に、柔軟性に富んだ坂本龍馬は現代にすぐに馴染み東京でジャーナリストをしているという設定。二人の対照的な性格が、現代社会でどのように活きて行くのか楽しみですね。

史実的には武市半平太と坂本龍馬は遠縁の親戚

公式ホームページはコチラ

キャスト

武市半平太…錦戸亮

坂本龍馬…神木隆之介

佐伯晴香…比嘉愛未

佐伯貫之助…藤井流星(ジャニーズwaste)

赤城サチコ…黒島結菜

小見山喜一…梶原善

佐伯真人…森本レオ

スタッフ

原作…黒江S介「サムライせんせい」

脚本…黒岩勉

音楽…井筒昭雄

ゼネラルプロデューサー…内山聖子

プロデューサー…山田兼司・木曽貴美子

協力プロデューサー…遠田孝一

演出…片山修・木村ひさし・植田尚

テレビ朝日・毎週金曜・23:15〜0:15

現代にタイムスリップしてきたサムライが学習塾の講師に。そんなぶっ飛び設定のこのドラマ。マゲと坊主が似合う人は美形だとはよく聞きますが、主演の錦戸亮さんも例外ではなかった様子。マゲも着物もビシッとキマッているようですよ。

【ネタバレ】第1話

歴史上実在した人物である武市半平太が今まさに切腹しようとしているシーンから物語は始まります。勢いよく刀を自分の身に押し込めた瞬間、突然周囲の景色が変わります。なんとそこには見慣れぬ景色。車やおかしな衣装を来た人々。150年先の現代にタイムスリップしてしまいました。

道の真ん中に寝転んでおり、危うく車に轢かれそうになった半平太。

西洋にすっかりと塗り替えられた世に戸惑いと怒りを感じる半平太。脇差にマゲというスタイルは現代では悪目立ちしますから当然警察に連れて行かれます。生活支援課の佐伯晴香に事情を聞かれるものの、急いで逃げ出す半平太。彷徨った先にたどり着いたのは子供向けの学習塾でした。

学習塾で佐伯真人に会った半平太。元小学校の校長であった真人は半平太を気に入り、ここに置いてくれるといいました。過去では立派な武士だった半平太も、現代ではちんちくりんなサムライもどきでしかありません。そんな半平太を受け入れてくれた真人に感謝を抱きつつ、半平太は無事に衣食住を手に入れることができたのでした。

真人役の森本レオさんが良い味を出していましたね。コミックスはまだ2巻までしか発売されていない今作、ドラマオリジナルのシナリオが追加されるのか、とても楽しみです。

【ネタバレ】第2話

東京で起こった殺人事件の犯人に、生徒2人が誘拐された! 山小屋に潜む犯人と拘束された子供達を見つけた半平太は、ナイフを持った犯人に棒切れ一本で対抗し、見事撃退してしまいました。しかしこの事はだれにも言うなと晴香に告げ、半平太は去ってしまいます。

世間は少年を救った正義のヒーローの正体をめぐって沸いています。そんな中、半平太の事を風の噂で知った坂本龍馬が彼に会うため探し回ります。

そして二人は感動の再会…とおもいきや、現代に適応している坂本龍馬にカメラを向けられた半平太が、絵箱(テレビ)の中に入れられると思い傘で応戦。二人は傘を手に大立ち回りをくりひろげます。神木隆之介さんと錦戸亮さんの立ち回りはスタイリッシュでカッコ良かったですね。

そしてとうとう半平太は坂本龍馬と正面から対峙し、お互いがタイムリープしてきた事実を確認するのでした。そして妻の富子もどうやら現世にタイムリープしていたようで、なんと有名女優に!?

【ネタバレ】第3話

坂本龍馬と武市半平太は歴史上でも「表の英雄、影の英雄」と例えられる程対照的な人物。しかし仲は良かったようで、お互いどこか似た性質を持っています。龍馬は暗殺された直後にこの世界に飛ばされたようで1年先輩。新聞記者として現代に適応していました。

そして龍馬から半平太の妻富子もタイムリープしているという情報を聞きつけた半平太は張り紙を作り探そうとしますがそこへ「有名女優がロケに来る」と女優アリサが富子に瓜二つで、龍馬が言っていたのはアリサの事だと確信した半平太は、早速ロケに潜入。アリサを追いかけ回す。

しかし、アリサは富子とは全くの別人であった事が判明します。ただのそっくりさんだったのです…。これで富子が現代に来ていたという説は消えてしまいました。

意気消沈する半平太。その後富子はどのような末路をたどったのか、龍馬に勧められた歴史の教科書を前に考えます。しかし開く勇気はない様子。すると真人が現れ、富子の半生を教えてくれました。

一生独身を貫き、養子を迎えたくさんの孫にかこまれて余生を過ごした富子

それを聞き、ほっとしたような寂しいような笑顔をうかべた半平太でした。…次回、龍馬がメイド姿に!(女装)

【ネタバレ】第4話

今回、山賊娘ことギャルのサチコに焦点が当てられました。彼女は真人の孫の寅之助に恋をして必死にギャルの勉強をした女の子。実は大会社の社長令嬢だった事がばれてしまいます。

コンビニ前でカップ麺をすすっていたサチコが黒服に連れ去られ、寅之助と半平太、龍馬が追い、なんだかんだで寅之助がサチコの父に会う事になったのです。

ギャル男の寅之助はスーツを着てみますが、やはり地の部分は隠せません。当人よりれっきとした武士の半平太を気に入るサチコの父。一方見た事もない美味しい料理に舌鼓を打つ半平太はワインを飲んでしまってベロベロに…。酔った勢いで寅之助に説教をしてしまい計画は台無しに。サチコは自室へ閉じ込められてしまいます。

そこでメイドに変装した龍馬が綱梯子をサチコに届け、なんとか脱出成功。そこへ迎えに来た寅之助はサチコの父と真っ向からぶつかり合います。

サチコの気持ちと寅之助の真剣な思いが伝わった父は、とりあえず二人を好きなようにさせる事に。そして寅之助はちゃんと仕事をすると決意したのでした。

いろんな意味で大注目だった龍馬のメイド姿。細身の神木君になかなか似合っていたという声も上がりましたね。もともと女性的で整った顔立ちですから、今回の件で彼の仕事の幅が広がったのではないでしょうか(女装)

【ネタバレ】第5話

今回は季節外れの怪談話。『神里の村乱れし時、漆黒の武者現れ、血の裁きを下す』という言い伝えがあるこの村で、伝説の「漆黒の武者」が現れたという噂がまことしやかに囁かれます。

舞台は小学校。理央の娘の優菜がその漆黒の武者を見たというのです。怪談話が大嫌いな半平太は龍馬と一緒に調査に乗り出しますが…。

今回はへっぴり腰な錦戸亮君が全面的に出ていた回でした。武士なのにお化けに弱いという「ヘタレ」っぷりに母性本能がくすぐられた方も多そう。

この漆黒の武者の怪談の概要は、「薩摩藩の甲冑がひとりでに動き出す」というものなのですが、実際に甲冑を被った美術教師が犯人でした。しかもこの甲冑、実は3Dプリンターで作った偽物。本物は校長先生の手によって古美術商に売り飛ばされていたのです。

自体を把握した半平太。責任逃れをする校長に檄を飛ばし、龍馬の機転もあり無事に校長に自白させることに成功した二人は、一件落着とばかりに胸をなでおろします。(半平太はお化けが偽物出会ったことにも胸をなでおろしていましたが…)

そこで浮上した疑惑。「なんと以前にも半平太と龍馬の前に現代にタイムスリップしたお侍がいるのではないか」というものです

そしてその疑惑の人はなんと…、半平太が世話になっている真人(森本レオ)の可能性が出てきました。

まさかそんな身近にタイムスリップしてきた人がいるなんて…。物語も佳境に差し掛かってきたようです。

【ネタバレ】第6話

真人の家に居候している半平太と龍馬。朝、半平太を起こしに来た晴香は、同衾している半平太と龍馬を見て「2人は衆道?」と聞きます。衆道とは江戸時代に流行ったという男性同士の恋愛の事。現代のBLの事のようですが、森蘭丸と織田信長のように江戸時代、特に位の高い武士には「稚児」や「衆道」というものをたしなむ文化があったとか。全力で否定する半平太を白い目で見ながら、扉を閉める晴香。完璧に誤解されたようでした。

今回は半平太と龍馬が倒れていた車道に傷だらけの大男が転がっていたことから始まります。「もしかしてタイムリープしてきたサムライ!?」とワクワクする半平太でしたが、なんてことのないただの人。伝説の暴走族の頭、現代人の鬼沢でした。

彼は昔伝説大抗争をひきおこした中心人物で別名「鬼ダルマ」。その時の喧嘩が元でしばらく服役をしており、最近出てきた所だったといいます。実は理央の元旦那であり、半平太の教え子優菜の父であったようです。

しかし、敵対する抗争グループのリーダー「猿川」が、鬼沢の出所を聞いてお礼参りに来たのでした。早速理央と優菜を誘拐する猿川。駆けつけた半平太と龍馬が、大勢の暴走族をめった打ちにします。

今回はアクションシーンが満載の回でした。細身の神木君が暴れまわる様は決まっていましたね。女装もアクションもなんでもこなす彼はネットでも話題になっていましたよ

最終的には木刀一本で相手を全滅させた半平太と龍馬。そして人質に取られていたはずの理央も伝説のレディース頭だったというオチが待っていました。

しかし、龍馬は現代でなにやら新しい革命を企んでいるようで…。彼を探して追いかけてきた警察に手刀をくらい倒れてしまいました。龍馬は一体何を企んでいるのでしょうか。

【ネタバレ】第7話

怪しい組織に捕まってしまった龍馬。彼が運営していた「平成建白書」というウェブサイト。それが事件の発端だったようです。登録者数が1万人を超えるそのサイトの趣旨は「革命」を起こすようなもの。その思想に触発された人間が事件を起こしているというのが、警察の見解のようで、その運営者である龍馬を探しているのでした。

龍馬を連れ去ったのはベンチャー企業の実業家・海道。龍馬は海道と政治家の癒着を示した証拠データSDカードを持っていたのです。海道に拉致された龍馬を探しに行った半平太。無事救出しましたが、龍馬から「平成の世を変えよう」と誘われます。

今回は龍馬と半平太のアクションシーンが見どころでしたよ。半平太と龍馬は時代をこえても強い絆で結ばれているようです。

そして龍馬が言う「自分達がこの時代へ来た意味」。それは「平成の世を変える為」だそう。彼が運営している「平成建白書」というウェブサイトが関係しているようなのですが…。

次回、ついに最終回を迎えます。龍馬と半平太がこの時代に来た意味が明らかになるのでしょうか。龍馬は「この平成の世を改革できたら、元の世界に戻れるはず」といいます。だけど半平太の場合は戻ったとしても切腹する運命が待ち受けているのでは…。

次回、どのように決着がつくのか、楽しみですね。

【ネタバレ】第8話

錦戸さんと神木くんのチャンバラももう見納め…。そのかわり惜しみない殺陣が披露されていた今回。半平太が平成の世に来た理由、そして真人が隠していた秘密も明らかになりました。

実は真人は半平太の子孫だったのです。半平太が大怪我を負って生死の境をさまよっている時、なぜか過去に一瞬戻ることができ、そこで富子に「わしは150年先の未来で生きておる」と告げます。目が覚めた半平太は、真人から「先祖代々伝わる富子から半平太へあてた手紙」を受け取るのでした。

そこには人が人を殺める事のないような平和な時代が来てほしいという富子の願いが綴られていました。富子もまた、半平太が話したことを信じてくれていたのです。

それを読んだ半平太は、龍馬を止めに走ります。龍馬は平成の世で一揆を起こすため、海道を殺そうと考えていたのです。それを止めた半平太は、龍馬と真剣を交えての大殺陣まわりを繰り広げます。

しかし、結局全てが龍馬の企みであった事がわかり、2人は一芝居打っただけでした。

海道の悪事が明るみに出て、平成の世が少し変わった様子。「これからどうするのか」という質問に、龍馬は「この時代で夢中になれるものを探す」と話します。それに対して半平太は「元の時代に戻る」と答えました。

こうして迎えた最終回。キャラクターが立っているだけでなく、「平成の世に紛れ込んだサムライの戸惑い」もコミカルに描かれていて、とても楽しく見れるドラマだったように感じました。

視聴率

土曜ナイトドラマはだいたい7話〜9話で終わっているので、打ち切りではないようですよ。

第1話『侍がタイムスリップ 坂本龍馬もいた…!?今のニッポンを斬る!』…7.4%

第2話『 坂本龍馬と今の日本で最強タッグになる!腐った上司を斬る!!』…4.8%

第3話『最愛の妻もタイムスリップ!?150年の時を超えた涙の夫婦愛』…6.1%

第4話『人を見下す金持ちを斬れ!幕末最強タッグが乙女の純愛を守る』…7.2%

第5話『学校の幽霊は幕末からの使者!?金欲にまみれた学校を斬る!』…6.8%

第6話『神里村を救え!150年の時を超えた絆…!!幕末最強2人の戦い』…7.1%

第7話『侍がついに東京へ!龍馬の秘密とタイムリープの真相』…7.0%

第8話『150年の時を超えた衝撃の真相!!命をかけ龍馬と戦う』…7.3%

いかなる記事内容もその正確性が保証されているものではありません。自己判断でお願い申し上げます。
この記事に誤りがある場合は、こちらまで詳細をご連絡ください。
※対応結果等はご案内差し上げておりませんので、ご了承ください。

他のテーマも読んでみませんか