今年結婚します

2009年6月2日。


『結婚しよっ？』


『……え👀』


先月の出来事だ。
突然プロポーズされた。

この人でいいんだろうか。
この気持ちは多分ﾏﾘｯｼﾞﾌﾞﾙｰ(笑)


ここに来るまでが辛かった…

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私の初恋。


それは中１の夏。


『美紀～!!今日祭あるんだけど行かない？』
中学に入って初めて出来た友達のﾊﾙﾅが声を掛けてきた。

『いいよ～行こぉ』

本当はだるかった。

ﾊﾙﾅは目立つ子で女の先輩に目をつけられていたから。

外で会って面倒な事に巻き込まれたくなかった。

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『じゃあ～、後で家に電話するね～!!』
と、ﾊﾙﾅは帰ってった。

当時、携帯がなくやりとりは家電だった。


私もさっさと家に帰り準備してたらﾊﾙﾅから電話がきた。

時間と場所だけきき、私は待ち合わせ場所に向かった。

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派手な格好のﾊﾙﾅを発見。

『みーきー!!』

ﾊﾙﾅはお姉さんが二人いるから服をたくさん持ってるし、よくお姉さんのを借りて着てきてた。


『ﾊﾙﾅ化粧ﾊﾞｯﾁﾘだね。』

『美紀は薄すぎー!!』


と、喋ったりしていると声を掛けられた。

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『よ！ﾊﾙﾅ！』

『あー!!まさし先輩!!』


とﾊﾙﾅが喋り始めた。


ﾊﾙﾅとは小学校が違うから小学生の時の知り合いだろうと思った。

まさし先輩が突然私を見て

『ﾊﾙﾅの友達？』


『はぁ…😥』

人見知りな私は喋れない。

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すかさずﾊﾙﾅが、

『中学の友達の美紀だよー😃』


『はじめまして美紀で…‥

「まさしーーーー‼‼」


‥す？』


挨拶を邪魔された😒



ﾊﾙﾅが
『あーーたつや!!!』

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『おぅ、たつや✋おせーぞ』

と言いﾊﾙﾅとまさし先輩で喋り始めた。


聞くところによるとまさし先輩とたつやと言う男は年が私の一個上だった。


“あたし、居なくてもいいんじゃ…”
と思ってたら

『美紀ちゃんだっけ⁉』

たつや先輩が声を掛けててきた。

『知らない人ばっかで退屈でしょ😁』

『はぁ😥』

『俺、これからまさしと一緒に行くとこあんだよ。だからﾊﾙﾅとゆっくり楽しんで😃』


とニッコリ笑った。

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“かっこいい‥”


一目惚れだった。

まさし先輩とたつや先輩がいなくなった後、私はﾊﾙﾅに

『好きな人できた‥かも』

『へぇ～良かったねぇ…って、ぇぇえ!!!?』


『たつや先輩‥』

『へ～美紀あんなのタイプなんだぁ』

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祭どころではなかった。

出店の焼きそばを買って食べながらたつや先輩の話を聞いていた。

実はわたしと同じ中学だった。

ﾊﾙﾅは学校でもたつや先輩と喋っていたらしい。

私は興味がない物・人は眼中にはない✋

だから同じ中学でも存在に気づかなかった。





そこから私の二年間の長い片思いが始まった。

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はっきり言って私はモテない訳ではなかった。

でも、自分から好きになった男はいない⤵
そして好きになっても恋愛経験は０だったしアプローチの仕方もわからない。


とりあえずﾊﾙﾅに相談したら

『ん～じゃあ、とりあえず会ったらまず声を掛けようよ😃』

ﾊﾙﾅにそう教わり、声をかける努力をした。

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朝。


私はﾊﾙﾅと校門前で待ち伏せ。




“あ…！たつや先輩だ…”


『たつや先輩！おはようございます！』

『おはよ😃』


そう言って行ってしまった😱

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中学生の頃の私は恋愛にはとても積極的だった。
と、言うか相手の気持ちを考えてない積極さ。


今思えばうざい女だった。

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あれから私はたつや先輩に廊下で会うたびに話し掛けに行った。
周りから見たら好きってバレバレ。


でも、私はバレても気にしなかった。

それも見ていたたつや先輩の友達数人が冷やかしをしてきた。


たつや先輩はとても嫌そうだった。

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ある日。


いつものようにたつや先輩を廊下で見つけ、犬が飼い主の元へ走ってくように私はたつや先輩の元へ。

『たつや先輩!!!!』

『あのさ～もう学校で話し掛けてくるの止めてくれない？』


『えっ…分かりました。ごめんなさい』


何故か、とても恥ずかしくて教室に戻った時にﾊﾙﾅが

『さっきたつやを見つけて走ってったでしょ😁』


『……………………う゛っ』

ﾊﾙﾅの顔を見たら泣けてきた。

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『えっ？何!?どうしたの？』


『たつや先輩に嫌われた…』



事情を説明すると

『そっかぁ…たつやは恥ずかしがり屋だから。あんまり気にすることないよ』

と励ましてもらったけど、それからしばらく話し掛けるのは辞める事にした。

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