それでも愛でした

レス17 HIT数 1103 あ+ あ-


2016/10/19 14:26(更新日時)

調理師だった24歳のころ。


父親に依存・虐待されて育ったわたしは自他共に認めるファザコンになりました。


これは、
調理師の大先輩Bさん(61)との不倫の話し。


No.2389619 (スレ作成日時)

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No.1

始まりは本当に些細な出来事だった。

わたしは一人暮らし中で。
メンタルが弱いなか必死に仕事に食らいついてた。


こなしていくのが精一杯。

 
職場は病院の調理場で、
患者さんに合わせて刻み・とろみ・
生NG・など細かな決まりがある。


時間内におかず3品作って、
汁物作って、
米を炊く。

それを素早く盛り付ける!



戦争状態。


No.2

不倫とその指の関係は?

  • << 4 2さんレスありがとうございます。 何となくです汗 直に関係はありません。。

No.3

よく、主任のBさんには怒鳴られた。

飲み込みは遅いし、
必死にやっても人より時間がかかるわたし。



毎日説教、
練習。


それも慣れてきて、
だいぶスムーズにこなせるようになった。


勤めて3年目だった。


メンタルが弱く、普段から安定剤を服用してたわたし。


Bさんはそんなわたしに気づいてくれた。


他の人は「遅いよ~、もっと素早く」とか「昨日のバラエティーみた?」とか普通なのに、
Bさんだけは見抜いてた。



『なゆゆ、
大丈夫か?
呂律が回ってない………』

寡黙で職人気質なBさん。
小声で心配してくれた。


『あ…………すみません』

安定剤を服用してるなんて知られたら、
変な目で見られちゃう。


『精神的な薬を飲んでるんじゃないか?
いや、責めちゃないよ』


わたしはハッとした。

バレてる………………



聞けばBさんのお母様が躁鬱で、
早くに亡くなったそう。

だからメンタルヘルスのことは知ってると…………





それまで、本当に親しい友達にしか言ってなかった服薬。

だから、味方がいたみたいで安心した。


それだけ。

それだけのはずだったの………………

No.4

>> 2 不倫とその指の関係は? 2さんレスありがとうございます。

何となくです汗


直に関係はありません。。

No.5

服薬がBさんにバレてしまって、

でも否定もされず心配だけしてくれるBさん。


気難しい・
口下手・
厳しい……………
Bさんへの周囲の評価はこんな感じ。



が、皆さん割と『あの人は厳しいけど情がある。
不器用な新人にも厳しくしながら突き放さない』と陰で好感持ってました。



不器用な新人…………
まさにわたし。


今思い出しても泣きたいくらい覚えが悪く、
かなり指導に時間を割いていただきました。



Bさんに心配されることて親近感を持つようになったわたし。


3年間、『怖い主任』なだけだった印象が少し変わりました。


段々、家族のことやら友人のことやら、
学生時代のこと…………

仕込み中に話すようになってゆく。


No.6

わたしは一人暮らしをしてましたが、
実家は近くにありました。


兄と折り合いが悪く、
たびたび暴力を受けていたので早めに家を出ました。



一人暮らしを始めたのも、
本当は貯金をしてからと予定してましたが…
酔った兄にボコボコに殴られて、
包丁を持ち追いかけられたためその日のうちに安いアパートを探して転居しました。




車も運べず、
泣きながらナップザックに衣類と通帳・印鑑を詰め込み原付バイクで引っ越しました。



仕事に行くのもボロボロの衣類だったりしたので、
初めは他のスタッフさんに『大丈夫なの?』と心配されてました………………



うちの実家は代々自営業で、
男が継ぐのですが。


祖父・父親・兄皆性格が似ていて、
内向的・キレやすい・粘着質………
とあまり良くない傾向でした。

小さい頃から父親からは暴力をうけ、
中学になってからは依存をされまして毎日学校に付いて来てました。


友達と遊ぶじゃないですか。


友達の自宅に行くと休みの日にはお父さんがいて、
顔を出してくれたりします。

小学生あたりから『うちの父親はおかしい………』と気づき母親に再三告げてましたが、

母親は大恋愛の末反対を押し切って父親と結婚したので…………
父親を妄信的に愛してるようでした。


後々分かったことですが、
父親は病的でした。

思い通りにいかないと殴る、物を壊す、
普段から護身用ナイフ・木刀を所持し(『他人は敵』が口癖でした)てました。


何か事件に巻き込まれたり、
経験からそうなるならば理解できるのですが。

全く何もないんです。


笑顔がなく、
常に沈んでるような父親でした。



母親はお嬢さん育ちでして、
父親を信じ切っておりわたしや兄への暴力も見て見ぬ振り。


わたしは小学生の時に何もしてないのに、
髪をバリカンで刈られたことがあります。
女子なのに。



こういう経緯からか、
Bさんには特別な意識を持つようになりました。









No.7

18歳くらいから、
友達に『結婚はしたいけど子供はいらない!
結婚相手の理想は児玉清かタモリさん』と言っていたわたし。



そう、
思いっきりファザコンです。




友達は冗談と捉えたのか、
『あんたズレてるよ(笑)』
『ジジイじゃん』など笑い話になってました。


本人、真剣でした。




後から思えば父親への愛情に相当飢えてたんですねー。





Bさんは、
わたしを認めてくれて心配してくれ、
常に体調を気にしてくれてました。



Bさんにはもちろん奥様・子供さん(といっても30代・40代)がいます。

長男が結婚していて隣県にて嫁さんと孫が2人いて、
たまに帰ってくると聞きました。





話変わりますが勤めていた調理場は朝5時半~~~夜8時です。

シフト制で、
早出と遅出に分かれてました。

基本、
BさんまたはCさんという調理師さんどちらかがメインで、
他スタッフは補助だったり緊急の買い出し、
伝票整理まで手分けしてするアットホームな職場。


全員で8人だけの少人数で、
一人休むと誰かが穴埋めで激務でした。

土日祝日関係なし。

No.8

最低限の人数で回すなかで、
わたしは遅出が多くBさんまたはCさんどちらかと2人きりで夜残ることが多々ありました。


CさんはBさんと全く違う性格で、
頭がよくて明るく社交的。

ですが個人的には冷たく感じ(実際冷たかったです)、
苦手でした。



どちらが苦手など言ったらダメなのですが。

内心思ってました。




Bさんと残って仕事をしていると、
雑談が増えました。



馬が合うというか。

話が合いました。



わたしも内向的・無口なので、
似ていたからかもしれません。


また、わたしは何故かフォークソングやらムード歌謡を沢山知ってまして。

10代から『頂点は陽水だ』と思っており、
友達が話す流行りの音楽は良いと感じませんでした。




60代のBさんと自然に歌の話が合ってしまい、
凄く喜ばれました。





関東で店をやっていたことや、
生まれた島(Bさんは島育ちでした。
早くに両親を亡くし、「手に職を」と調理師になったそう)のこと、
奥様との馴れ初めなど沢山聞きました。



No.9

ある夜、
残業があり急いで片付けていました。



痩せ型のBさんが背を少し曲げて調理器具に除菌していく姿に、
ほゎんと見惚れました。



単なる上司と部下でしたが、
(あの背中に凭れてみたいな~………)と邪な気持ちを持ちました。





その日以降、
Bさんへの思いが募ります。


不思議なんですが、
その頃のBさんへのイメージは父親でした。


一人暮らしのアパートに帰ると、
寝る前にぼんやりイメージが浮かび………




幼いわたしがBさんにおんぶされているという。

loveじゃなく、
親愛みたいな感覚でした。



↑と格好つけましたが単なるファザコンです汗





職場には更衣室がありません。


調理場の裏手に事務所があり、
隅に個室(元物置)があってそこで着替えます。


ある晩、
着替えているとBさんが気付かずにドアを開けました……………………

『うわっ!ごめん!!』
直ぐ閉まりましたが、
この職場は頻繁にこういうことがありました。




ですので女性スタッフは皆20秒くらいで着替えてました(笑)


わたしは着替えも遅い。


配達員・業者さんに開けられたこともあります………………


セクハラには敏感な職場だったのですが、
そこだけはユルかった。





No.10

着替えて個室を出ると、

気まずそうにBさんが居たので『気にしないで下さい』と伝えました。


そもそも鍵がないのが悪い。



調理場で仕事をしていると忙しい時間帯は本当に忙しいです。

鍋を抱えて走ったり、
食器乾燥機が間に合わないからヤケドしながら出したり調理したり。


狭い調理場で急いでいると、
体がぶつかります。



Bさんはわたしに全く近寄らず、

話をして打ち解けた感はあったのに不思議でした。



あまりに避けられるので『わたし、
何か気に障ることをしましたか?』と訊ねてみました。


すると…………


以前店をしていた際に、
若い女性スタッフからセクハラだと言われ訴えられそうになったそうです。


わたし、多忙時間帯にお玉を取ろうと手を伸ばして女性スタッフの乳に触れたことがあります汗
逆もあります。

女性同士なら『ぎゃー、すみません!』で済むのに、

難しいですよね……………

No.11

Bさんは女性スタッフにかなり気を遣ってました。



体がぶつかるくらい、
どうでもいいのですがね。



____ある日、
Bさんと残業中にどうしても触れたくなりました。



他に人がいません。



倫理観が(ダメ!Bさんは家庭あり!←爺ちゃんですし……)
と頭の中で警告します。



が、
寂しさに勝てず。


つい、『Bさん、背中スッとしてますよね』と背中を触ってしまいました。



Bさん大慌て。

わたしも、
彼氏は過去にいましたがつまらなくてデート数回したら自然に終わってました。

Hも数回しか経験がありません。


そして、
たぶん家庭用環境が根っこにあると思うのですが…………


ボディタッチをされると嫌悪感を感じます。
相手が誰でも。
そのくせ、自分から好きになった人には、触りまくります。

偏りが酷いです。




大慌てしたBさんですが、
次第に(帰る前に)ハグしたり握手したりするようになりました。


自分が悪いです。

No.12

飢えてました。


言い訳にすらなりませんが、
とにかく認めてくれて受容してくれるBさんに触りたくて堪りませんでした。
 


翌日、
翌々日…………


段々触る場所やら回数が増えます。



そして、
わたしは破ってしまいました。



Bさんを個室に入れ、
『触ってほしい』と懇願しました。



Bさんは最初動揺し、
戸惑ってましたが……………


体を触り始めました。



背後から抱きしめられ、
下着の下から手を入れてくれて。


Bさんも女性に触れるのは久しぶりだったと思います。

わたしの左胸をつかんだ時のBさんの吐息が今もたまに思い浮かびます。



はあ………………っ。



それから、
キスをしました。



その日はそれで終わったんですが。

No.13

翌日、
翌々日………………


ヒートアップしていく残業後の密な時間。




次第に、
手マンを受けたりわたしが口でするように。


24歳にして初めてク○二を経験しました。
付き合った相手にすら、
させなかったのに…………


個室には古い台やロッカーが所狭しと置いてありました。


台の上に持ち上げられ、
強引にショーツごとスカートを下ろされてぞくぞくしました。


脚を広げられて、
秘部に舌が触れた時の快感は忘れることができません。




No.14

Bさんの愛撫は経験が多いからか、
優しく丁寧。


全く痛くなく、
触れるか触れないかの微妙な距離を取りながらで恥ずかしさから泣きました。




毎日職場でしてた訳じゃないですが、
3日に一度は秘密の時間を作ってしてました。



しかし……………

61歳です、Bさん。
当然のように立ちません!!


それでも、
指先やら舌ならが巧みで不満感は全くありませんでした。



矛盾してますが…………
付き合うのは同じ年齢か少し下が多かったため、
挿入したがる人ばかりで嫌でした。


今はわたしのが『挿入されたがり』です。

年齢とともに変わるもんですねぇ。

No.15

3日に一度、
30分程度だけ。

わたしはBさんに心を開いていき、
愛撫しあうことが幸せに感じるようになりました。




が。

幸せに感じていくごとに罪悪感が募りました。

職場でしてること・
家庭ありのBさん。


入れないから不倫じゃないとは、
クソ真面目な私は思えなかった。


Bさんもたまにプレゼントをくれたり、
奢ってくれたりするようになりました。

アットホームな職場でしたが、
皆個人的に遊びに行ったりはなく至ってマイペースな人ばかり。


でも、
始めにあったようにわたしから見たBさんのイメージは、やっぱり父親でした。

眠る前に、
浮かぶのは罪悪感とBさんにおんぶされている小さな私。



61歳だし、
奪ってやりたいだとかそんな気持ちは全くありませんでした。

ある日、
いつものように個室にてイチャイチャしていると……………


ギィ~、バタン!


まさかの裏口からドアの開閉音が。


わたしは半裸で凍りつきました。

女性スタッフが『明日の仕込みの材料、
忘れてたー!!』
と段ボールを抱えてバタバタ足音を立てました。



やばい。
マズイ………………



背中をツーッと冷や汗が流れました。

が、
Bさんが『俺が出るから、
静にいて』と個室を出ました。


ラッキーなことにその女性スタッフは食材を冷凍庫に入れると、
『夕飯の片付け途中なんだわ!(笑)』と猛ダッシュで帰っていきました。



こ、怖かった………………

No.16

ホーッと胸をなで下ろしましたが、


鍵がない上にいつまたスタッフが戻るか分かりません。


私は、
自分のアパートにBさんを連れて行きました。


寂しいとか、
一人が辛いとかじゃなく…………


少しでもBさんと居たかったんです。



Bさんとは休みに散歩デートしたり、
サッカー試合してるのを観たりと地味でしたがほのぼのしたデートをしました。


そんなのデートじゃない。
そんなのはHじゃない。
不倫ですらない。


そう思うかたも居るかもしれないけど、
私は元もと自然を満喫したり読書したり、
まったりしたことが好きです。

いま30歳ですが。


アトラクションにも映画にも行きません(笑)

釣りをしたり、
ドライブをしたり。

好きなことが↑これでして、
雑誌に載ってるような『いかにもこれがデートですよっ!!』的なのは苦手です。

No.17

同じころ、
実家の兄が病んで借金を作りました。


母親に泣きつかれましたが…………


わたしも一人の生活で手一杯。

それに、
今更と思って母親の泣き言は聞きましたが腹が立って怒り返してました。



父親に殴られても止めもせず、
バカみたいに妄信的に『父さんは素晴らしい人格者』と言っていた母親。


兄は父親そっくりになりました。

DV気質は遺伝します。


アルコールに溺れて、
ノイローゼになったらしく…………



心配よりも腹が立ち、
無視してましたその頃は。



Bさんをアパートに招くと周りに遠慮しなくてよいので、
毎日1時間くらい過ごしました。


素っ裸で抱き合ったり触り合ったり…………



バレンタインデーにはBさんの好きな焼酎をプレゼントしました。






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