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海堂尊『桜宮サーガ』を語る🌸🏥🚑

レス337 HIT数 7818 あ+ あ-

小説大好き
17/07/19 05:44(更新日時)

海堂尊先生の『桜宮サーガ』シリーズを感想を綴る部屋🌸🏥🚑。
『チーム・バチスタの栄光』をスタートに架空都市桜宮市を中心に東京霞ヶ関、北は北海道雪見市、大阪浪速市、ドイツ・ブリュッセル、アメリカやフランスなどを舞台に繰り広げられる医療サスペンスシリーズ📖。


16/08/25 08:58 追記
ネタバレがけっこうしてると思いますのでこれから海堂尊作品を読もうとするひとは見るのを控えた方がよろしいと思います📖。

16/09/22 10:02 追記
どの作品もおすすめだけど今年読んだ中での1、2はこれ!

『輝天炎上』

『ブレイズメス1990』

気になる方は本屋で手にしてお読みください。

No.2348099 16/06/26 13:39(スレ作成日時)

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No.301 16/09/27 19:54
小説大好き 

バブル三部作の最後『スリジエセンター』を読めてないからなんとも中途半端だけど、Aiセンターにかつてのスリジエハートセンターへの思いを託したのは事実でしょう。
だけど、天城雪彦に関わった人物たちによって阻まれた。
スリジエハートセンター、Aiセンター次なる東城医大の夢が未来へのキーワード?🔑
未来科学センター(コールドスリープセンター)かあるいはまた別な存在か。

No.302 16/09/28 05:27
小説大好き 

『ブラックペアン1988』『ブレイズメス1990』『伝説』『凱旋』を読んで『極北ラプソディ』を読むと(『ブレイズメス』と『伝説』に『スリジエセンター』あるけど未読)世良先生と花房さんの恋愛関係は長いもの。
『桜宮サーガ』シリーズはフィクションですから、みな何かしら挫折したらすぐに病院を去ってしまう。現実的に考えたらたんに辞表を出すだけでなく引き継ぎもあると思うけどそこはドラマだから📝。
海堂先生はドクターヘリなどの描写などにはきびしい指摘をしながらも去り際はドラマティックに書く。去り際の描写は同業者のお医者さまからクレームないのか疑問。
『極北ラプソディ』でも手紙一枚で花房さんは速水先生に別れを告げてるけどあらかじめ桃倉センター長に辞表を出した可能性はあると思う。

No.303 16/09/28 12:33
小説大好き 

藤原看護師が東城医大の生き字引というのはバブル三部作を読めば納得できる。
彼女の視点で物語を追いかけたら気持ちがちがう。たいして出番はないですけど、うまく言えないけど女性の視点はバブル三部作に限らずだけど生きているのなんとなく伝わる📝。

No.304 16/09/29 07:09
小説大好き 

カジノ構想などは橋下徹さんが府知事時代の構想をしてましたけど『桜宮サーガ』内にも天城雪彦や村雨弘殼などに見られる。
カジノで都市を潤えさせる発想。だけど日本ではむずかしいと作品内でも語られている。
医は仁術か、天城雪彦の思想が正しいのかどうか。そこはたぶん読者に考える余地を問いかけしてると思う📝。
けど垣谷先生は凡庸な医師な点は『バチスタ』でも取り上げられたけど『ブレイズメス』だとなおさら際立つ。それだけむしろ平凡な医師な人物ともいえる。
特に思想などないふつうに害悪ない人物。
反面、世良先生みたいに悩みながらも前に進もうとする人物とくらべられる。

No.305 16/09/29 08:38
小説大好き 

『ブレイズメス1990』では地下食堂、『田口白鳥シリーズ』などではスカイレストラン満天。
この辺りも時代ごとに設定されている。
まだバブル時代などは医療従事者への職場環境が整わない粗さ、時代が平成になり権威より患者や医療従事者優先になったことで食への考え方や思考も変わる📝。
地下食堂よりはレストランの方が食が綺麗だし整っている。
地元の医療センターのレストランも患者でない人たちや来客が食べれるようになってた。

No.306 16/09/29 11:30
小説大好き 

『ブレイズメス1990』を読むたびにいろいろ考えさせられる。
天城雪彦の考え方はたしかに日本では受け入れらない思想。
だけど、日本とフランスでは文化や風習もちがえば医療についての考え方もちがうだろう🇯🇫。
命を賭けにする(みたいな行為)のはたしかに人道的にも反するとは思う。だけど、そこに救える命を見いだすのが天城雪彦。
だけど、世良先生が天城先生をモンテカルロから引き離したことは読むたびに罪にも思える。
『弾丸』や『肖像』での高階病院長の後悔たるやとてつもなく深く誰もわからない悔やみがあると思える📝。
『ブレイズメス』は作品内でいろいろなことを問いかけをしている📝🏥。
本当に本質なる答えは『スリジエセンター』に書かれているんだと思う📝。

No.307 16/10/03 13:42
小説大好き 

『ナニワ・モンスター』を読むと斑鳩室長の存在感が強烈に残る。
不祥事案件がルーレットにならないだけ命拾いしたと誰もが思う。
『弾丸』でも霞ヶ関の闇の部分を握っている斑鳩室長。医療従事者である東城医大の面々や彦根先生だけでは太刀打ちできないのではとよぎってしまう。
白鳥さんでさえ寄らず近づかずというところのラインに思える。
『弾丸』では加納警視正から斑鳩室長への打診があったことで東城医大を命からがらしてる。
だけど白鳥さんも加納警視正もまだまだ若い官僚でしかない。『祝祭』の時にようやく自分たちで会議を主催できるだけの若輩者。
斑鳩室長は北や浪速府にいろいろ人脈や人間関係があるのが侮れない。
とうてい白鳥さんたちはまだまだ立ち向かえない存在と思う。
彦根先生の日本三分計画、医療庁建設これらが斑鳩室長への攻撃でしょうね。
だけど斑鳩→鎌形ルートから浪速府の死後画像センターの扱いがどうなるかが決戦📝。

No.308 16/10/03 15:00
小説大好き 

『螺鈿迷宮』『ブラックペアン1988』は別に新装版を持ってた方がいいかな。上下巻では読みにくい時がある📖📖。
『螺鈿迷宮』はなかばホラー、『ブラックペアン1988』は『田口白鳥シリーズ』につながる原点。
海堂尊作品は基本的に長い。『極北シリーズ』とて『クレイマー』と『ラプソディ』で実質は二部作品、本では『クレイマー』が上下で『ラプソディ』の中身が四部に分かれている壮大な物事。
そこに市民病院が破綻する経緯や再生があって赤字問題、ドクターヘリやドクタージェット構想など長いなかにいろいろなことが盛り込まれている📝。
海堂尊作品は一度では理解できない内容や容量がある。情報量が半端ない📝。

No.309 16/10/04 07:24
小説大好き 

もし村雨弘殼府知事と白鳥さんが出会ったらどうなるのか。
だけど『ナニワ・モンスター』では厚労省の霞ヶ関内の地位や評価も低いのも露。三流官庁と呼ばれるのは不祥事やスキャンダルに弱いというのもあるでしょう📝。
シリーズ全体が医療小説な点があるから必然的に厚労省が矢面に出る。
厚労省内で白鳥さんや姫宮さん、坂田さん八神くんらが活躍することで中身が伝わる📝。
なかには『極北クレイマー』のサーベイヤーみたいな天下り団体や組織も書かれている。
白鳥さんは天下りに興味はなくてもまだまだ今後、警察庁や斑鳩室長と対決がないとは言い切れない。
『弾丸』で露になった司法と医療の対立、『肖像』で桜宮Aiセンターは炎の中に消えた。
だけど、決着は浪速府なる新たな地に移す。
村雨弘殼府知事が本当に中央へ反旗を翻せれるかも鍵🔑。

No.310 16/10/04 17:10
小説大好き 

政治家が己のスローガンを実現したいならその専門分野のプロかそれに近い思想や思考を持ったブレーンが必要不可欠。
『ナニワ・モンスター』を読むと彦根先生がそのポジションに近い。本当に優秀か実現可能かはまた別な話かもだけど📝。
彦根先生の場合はデフォルメが強調されているけど余計なところを省けば考え方はシンプルかつなもの。表現が彦根先生はシャープ。
だから作品内で人々は彼のスカラムーシュ(大ボラ)に振り回されていく。
だけど、本質自体はごく単純。
しかし、現実には医療や政治の世界には古き慣習や制度を捨てられない人々がいる📝。
そこを彦根先生は巧みに攻撃していき斑鳩室長は頑なに防御する📝。
『ナニワ・モンスター』のひとつの本質はそこにあると思われる🏥×🏢。

No.311 16/10/04 19:18
小説大好き 

“カジノのあぶく銭で医療を守り育てる”と『ナニワ・モンスター』の作品内にある📝。
この思想は『ブレイズメス1990』でも語られている。
カジノで繁栄させるというのは全盛期の橋下徹さんの考えではあったけどどこまでが海堂尊先生の思想かというのも気になる。
小説が書き物であるからどこかはフィクション、どこかは思想が散りばめられる📝。
『桜宮サーガ』はどこかが現実に追いつく物語📝。
だから『ナニワ・モンスター』で書かれていることもいまは架空でもいずれはどこかの未来に追いつく可能性を秘めている(と思われる)。

No.312 16/10/13 10:26
小説大好き 

『ケルベロスの肖像』で患者がネットで調べたことを鵜呑みにするケースはあるみたいですね。
だけどネットで書かれていることは先鋭的なことが多く実際に現場では使えないこともあるという。
患者と医者のコミュニケーション不足もあると思う。だけど診てもらう側でもあるから。
不定愁訴外来が世の中が必要としていることまあると思う。

No.314 16/10/20 11:55
小説大好き 

『桜宮サーガ』全般を読むと医療従事者が金勘定ができなく事務長を困らせるという。
高階病院長にしても医療のことはわかるけどお金のことになると少々、無頓着。速水先生ほどでないにせよ。
『極北クレイマー』の室町病院長にいたっては院内にあちこち軋轢を抱え平松事務長と仲がよろしくない。そんな意味では破綻はすでに今中先生が来るまえにしていたとも表現できる。
だけど『極北ラプソディ』になり世良先生が病院長になってからなにかがおかしくなったのか平松事務長は身体をこわす。
世良先生のやり方が悪いわけではないかもだけどかえって神経を使うことになったかもしれない。
病院経営の難しさが事務長という地位にある人物を通して見えなくもない。
金勘定と患者を治療や救うことが社会経済からはアンバランスなんだろう。

No.315 16/10/24 15:45
小説大好き 

作品中の村雨府知事はほんと橋下徹さん📝。
作品中の浪速府独立、カジノ構想などは橋下徹府知事市長時代を彷彿させる📝。
だけど橋下徹さんには彦根先生みたいなブレーンや黒幕がいたかどうかはわからない。
歴史の影には英雄の背後に参謀や黒幕、ブレーンがいたとしてもふしぎはない。
『ナニワ・モンスター』を読むと一種のシミュレーションなのが伝わる。海堂先生の本はゲーム『シムシティー』に喩えられるけど『ナニワ・モンスター』は私的にはシミュレーション。
インフルエンザウィルス・キャメルを用いた浪速府などへの経済封鎖を用いた中央と地方の見えない戦争。
この戦いは彦根先生と村雨府知事の勝利に終わる。だけどそれはほんの序章にすぎない。
『スカラムーシュ・ムーン』で再び戦いが起こる。未読だけど(苦笑)。

No.316 16/10/29 09:13
小説大好き 

『玉村警部補の災難』の「青空迷宮」かな。
ところどころに既存のミステリーについてメタフィクション的に人物に語らせてました。
Ai(オートプシー・イメージング)、DMA(デジタルムービー・アナリシス)が使われているのは一部の作品つまりは海堂尊作品だけと暗に示してた。
『相棒シリーズ』は単発な物語のなかに『桜宮サーガシリーズ』に近い話はある。
『桜宮サーガ』は多彩な方と思われる。もとが『バチスタ』からの医療ミステリー。
だけど読み方しだいではぜんぜんちがう読み物になるでしょう。『夢見る黄金地球儀』から他シリーズから読むとぜんぜんたがうらしいけど。
私は作家さんのことをさほどくわしくないまま自然とのめり込んだから違和感はさほどない。
『ブレイズメス1990』はあとがきに西尾維新さんが『ブレイズメス』を推しながら書かれてたので本編もだけどあとがきに驚いた。

No.317 16/11/01 12:39
小説大好き 

『螺鈿迷宮』新装版を買ってしまったorz。
あとがきの方が目当てになっているけど。
海堂先生の本は上下に分かれてることが多いから一冊にまとめられているのはいいこと📖。
『螺鈿迷宮』はドラマもおもしろいし原作はまたホラー。
“安楽死”や“自殺サークル”などいまの時代のキーワードを散りばめながら碧翠院の謎を落第生の天馬大吉、姫宮香織、白鳥圭介と共に解いてゆく📝。
雰囲気は『桜宮サーガ』のなかではバブル三部作品同様に昭和時代を色濃く残す。本書自体は『田口白鳥シリーズ』同様にバブル後の時代ではあるが📝。
怖いけどたまに読みたくなる一冊。
後日談である『輝天炎上』と読むとさらに謎や魅力が深くなる📖。

No.318 16/11/06 11:30
小説大好き 

『輝天炎上』のラストで本当に桜宮すみれ・小百合姉妹は亡くなったようには思えない。
怨念や情であれすみれや小百合は天馬くんに何らかの思いはある。
すみれにいたっては田口先生にわずかでも思いを残し彼がAiセンター長であったことに意外な思いを抱いている。
必ずしも東城医大=田口先生への思いは比例してない、と思う。そんな想いを残してる女性がすみれ共々亡くなるだろうか……。
『肖像』で美智さんから聞いた小百合の患者への治療を田口先生は遠くから見守っていた。
今後は小百合先生が田口先生を見守っているのが自然に思うが📝。
海堂尊先生がいつか田口先生のラブロマンスを書いてくれないか気になる。過去の桜宮姉妹との恋愛かあるいは遠くない未来の恋愛ロマンス📝。

No.319 16/11/07 11:19
小説大好き 

うがいはたいして効果がないと『ナニワ・モンスター』で語られているけど習慣からうがいする。
テレビでもインフルエンザや風邪予防にするようにと促しがある。
どちらが正しいかわからないけど。
うがいすれば喉がスッキリはする。

No.320 16/11/07 17:31
小説大好き 

黒崎教授は高階病院長や田口先生たちほど目立たない存在ではあるけど『ブラックペアン』からのバブル時代の院内競争や教室を持ったりそれなりに当時から権威や権力はあったと思われる。
それは『田口白鳥シリーズ』にも継承され教授という地位にいて高階病院長とは院内において必要悪という形で対をなしていると考えられる。
対立なき組織では高階病院長のワンマンになるおそれがあるからあえてわざとそうさせたうかがった見方ができる。
バブル時代に教授や教室が分化しなおかつ時代に追いつけ追いこせのなか権威が疲弊してる現状もあるけど残し次世代に伝えなくてはいけないことは多くある。
黒崎教授の実力は高階病院長や天城雪彦に及ぶところではなかったかもしれない。だけど手術や現場においては必要不可欠な医療を知っている人物かもしれない。
佐伯前病院長からは常識人な扱いかもしれないけど常識人だから後々、高階病院長や藤原看護師たちと共にバランスが取れているかもしれない。
『ブラックペアン』や『ブレイズメス』では登場人物としての扱いはよくないかもしれないけど描かれてないところでは深く考えているのではと考えられる。
『ブレイズメス』ではたしかに自分の教室の範疇に及ぶところを天城雪彦に言いたい放題されておもしろくはない。発言もさしてしてない。
だけどなにかは考えている節はあったと思われる📝。

No.321 16/11/11 10:52
小説大好き 

医療ドラマはまだまだブームでしょうか。
『輝天炎上』だったかな。医療ドラマがブームだから解剖に興味があるとかないとかみたいなくだりがあったような📝。
小説の『桜宮サーガ』シリーズがまだまだ謎が埋まらない。
シリーズを読んでると必ずしも主人公側が推理を解決してハッピーエンド、あるいは問題が解決してしあわせになったという終わり方は『バチスタ』の頃から変わらないのが伝わる。
『田口白鳥シリーズ』は後味が必ずしもよくなく事件は解決したけどなにかしら東城医大に残す終わり方。
『極北シリーズ』にしても『クレイマー』で一旦は病院は守られた。だけど『ラフソディ』でなんとか経営はいくけどなんやかんや市との折り合いがつかない。
『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』にしてもヒロインたちは解決したとしても生まれてくる赤ん坊たちの先はわからない、不透明なまま。
曽根崎理恵は母親に説得され赤ん坊を医学に利用しない守ろうという姿勢に変わったところで『マドンナ・ヴェルデ』は終わる。
天馬くんたちから見た『螺鈿迷宮』『輝天炎上』にしても桜宮姉妹との因縁は本当に終わったのか、と

No.322 16/11/19 09:41
小説大好き 

うがいの効果がないのは『ナニワ・モンスター』で語られた。
読んだ時にさりげなくショックだった。
それでも私は習慣になっているから外出した後はうがいはいまもしている。
海堂尊先生はいまも医療関係のお仕事をしながら作品を書いている作家ですから物語内に若干のフィクションはまじると思うけど現実の医療については嘘はないと思う📝。

No.323 16/11/22 06:20
小説大好き 

『輝天炎上』のヒロイン冷泉深雪、彼女が活躍する姿をまた見たいもの。
天馬くん、別宮葉子との三角関係の行く末△。
若干、まじめな性格ゆえに融通が利かないところあるし正義感のかたまりみたいな一面もある。
『輝天炎上』に書かれてる範囲でもよきお嬢様なのがうかがい知れる。
だけど世の中の汚れた一面に触れたことがないから裏側を知った時は悩む側面を見せる📝。
天馬くんが『螺鈿迷宮』で医療の裏側をある程度知り彼は納得はしないながら一医学生であるからなにもできないのを理解している。
『輝天炎上』では同じ班である彼女を時に諭す役目を担う📝。
ある意味、『螺鈿迷宮』で社会に触れる天馬くんの以前の姿が冷泉深雪と表現できなくもない。
ただ男女のちがいのニュアンスが碧翠院事件の受け取り方をちがうものにしてるかもしれない📝。
直接的に立ち会ったのと間接的に聞くのもまたちがうだろうし。
けどこれらの物事の受け取り方がちがうのは『桜宮サーガ』においてもよくある。
当事者だからできることや感じること、もしくはマスコミの人間としての感想など。立場により異なる。
そのなかで海堂先生は正しいことは正しい、間違っていることはちがうと作品内で主張している📝。

No.324 16/12/05 19:31
小説大好き 

『外科医 須磨久善』これもまた強烈な一冊。
『ブレイズメス1990』に匹敵する。
『外科医 須磨久善』はノンフィクションとして綴ってるからありのままの現実。もちろん筆者である海堂尊先生の受け取り方や感受性、気持ちや書き方などにもよる。
だけど実在の須磨久善先生は『ブレイズメス1990』の天城雪彦先生や『チーム・バチスタの栄光』の桐生恭一先生のモデルなのは伝わる📖。
だけど安住の地を手にしても須磨久善はつねに前や先を歩くという生き方。
須磨久善先生の半生は『ブレイズメス』の天城雪彦先生にとても重なる。
また架空の桜宮サーガ同様に現実の医者たちも現実の壁にいろいろぶつかりながら苦悩や葛藤してるのも伝わってくる。
そんな一冊かもしれない。まだ最後まで読めてませんが。

No.325 16/12/26 15:08
小説大好き 

『カレイドスコープの箱庭』を読んでる途中。
Aiセンター爆破事件からおよそ三ヶ月後の物語になるみたい。Aiセンター爆破事件を“ケルベロス・デザスター”と呼ぶセンス。
だけどさすがに病院内では田口先生にちょっかいを出すと火の粉が自分に降りかかるジンクスがあるというのも納得。
『肖像』でもだんだん白鳥さんと立場が似てきてる雰囲気。病院長の立場は高階病院長に『肖像』のラストでひっくり返したからそのまま。
だけどシリーズが進むごとに話がスムーズになっていってる雰囲気もある。『モルフェウスの領域』でも意見は少しに物事はスムーズに、というところに『箱庭』はよく似てる。書き手が同じだから当たり前か📝。
だけどむかしは医者の主観で患者の病気が決められたとあるけどいまは医者はいろいろな意見や症状を患者に伝える。
だけど医者の主観で医療ミスがないとは言えない現実もある。
カレイドスコープ=万華鏡のように物事は立場や気持ちが変わればちがうものに見えるのか。
『桜宮サーガ』シリーズを通して医療従事者、官僚、警察関係者、患者、マスコミなどいろいろな立場の人物が行き交ういろいろな立場で読めるのもある。

No.326 16/12/27 05:39
小説大好き 

『カレイドスコープの箱庭』ざっと読んだけど面白い。
『伝説』同様に副読本にもなってて世界観や時系列がわかりやすい。
田口先生、白鳥さん、彦根先生、速水先生、桐生先生を加えた同窓会(?)の場面はまさにオールスターの様相。島津先生だけは名前だけの登場で少し気の毒。
『凱旋』から『箱庭』までおよそ三年経っているのも興味深い。

No.327 16/12/28 05:31
小説大好き 

『肖像』のボーナストラックの高階病院長と速水先生との再会からも『箱庭』の本編にもつながってた。
『肖像』ボーナストラックで如月翔子に再会したことは速水先生の性格から『箱庭』では一切、触れられてなかった。
『極北ラプソディ』で花房さんにフラレたことも語ってないのは性格でしょう。
むしろ速水先生は彦根先生がたびたび極北市民病院に顔出しをしてるのに、雪見市救命救急センターをたずねないことを訊ねてた。
速水先生のスピードスターぶりに誰もが振り回されたくないのは同じ時を重ねた者同士だからか(苦笑)。
『ラプソディ』の主人公今中先生は半月ではあったけどこき使われることに充実した日々ではあった。これも物事や立場が変われば見方がちがうことのひとつ。
『桜宮サーガ』はいろいろな立場で読める醍醐味。

『スリジエセンター』や『スカラムーシュ・ムーン』はまだ文庫にいたってないみたいな📖。

No.328 16/12/29 08:46
小説大好き 

『カレイドスコープの箱庭』で田口先生の肩書きにAiセンター長を残したのは高階病院長にしたらいずれはいつかは再びAiセンターを桜宮に作ってほしいからでしょうか。
Aiセンターの理念や思想は『肖像』のラストで綿毛になり世界へ飛んでいったのはおそらくひとつの事実。
『箱庭』での講演会も綿毛がひとつ飛んでいったプロセスのひとつ。
気の毒なのは彦根先生。若干、失意ある表現を早くに見せたのは浪速府での戦いに敗れたからか。
田口先生、速水先生というふたりの先輩を前にした時はいくぶん元気を取り戻し白鳥さん桐生先生そして島津先生を加えた同窓会(?)でたぶんに麻雀で元気を取り戻せたでしょう、と信じたい。
だけど未来を書いた『モルフェウスの領域』ではAiセンターについては特に触れられてなかったのは話題にすべき事柄ではなかったということ。
『箱庭』ではとりあえず理念や思想は綿毛になったから講演をしてアメリカの人たちに伝えてくださいということ。
だけど医療の世界は広いようでせまいのか。
でも大学病院では日々、大なり小なりの諸問題はある。それをリスクマネジメント委員会や長は解決しないとならない。
その辺はちゃんとした会社とおなじ。ちゃんとしていない会社は組織に問題があっても放っておかれ悪意ある人物が育って仕事に支障をもたらす。
『箱庭』を読むとそんな雰囲気は感じた📖。

No.329 17/01/13 08:01
小説大好き 

『カレイドスコープの箱庭』で花輪さんがおこなったラベル張り替えの行為は医療ミスを招くものでしょう。
作品内では白鳥さんがあらかじめ遺族に先手を打ったことで大事に至らなかったけどもしも遺族が訴え返したらそれこそ東城医大の信用に関わる。
組織に悪意を持つ人物がいることの危うさ。
『箱庭』では職場の人間関係の感情や根の深さも書かれている。実にこわい話。
それがもしなんの関係もない患者に向かえば医療ミスや悪意の矛先になる。

No.330 17/01/31 13:35
小説大好き 

『ランクA病院の愉悦』を買おうと思ったけど結局中古CDになってしまった、トホホ。
この作品も『玉村警部補の災難』同様に外伝的作品の短編集みたい。
ドラマ『チーム・バチスタ』歴代シリーズが再放送されないかな。
『ケルベロスの肖像』は頻繁に放送されるけど『バチスタ』から一から見たいもの。

No.331 17/03/13 14:18
小説大好き 

久しぶりに海堂尊先生の本を購入。
『ランクA病院の愉悦』は『玉村警部補の災難』同様に短編集。

No.332 17/03/14 11:48
小説大好き 

『ランクA病院の愉悦』の「ガンコロリン」はコメディ色が強い。
癌を治すのは人類のひとつの夢なんでしょう。だけど腫瘍を切除しても他に転移することがある。
厄介なもの。
「ガンコロリン」はコメディでお笑いに終わっているけど現実は終わりがない。
漫画『機動警察パトレイバー』の廃棄物13号編で遊馬と野明の会話で癌を治すために癌を作る開発をしてる話もありましたからね。この会話場面自体はやや不毛ではあるが。
癌を治療するのは人類が為すべきことだろう。
『ナイチンゲールの沈黙』で子どもに癌が発症するというのは考えさせられた。

No.333 17/06/25 12:01
小説大好き 

癌に興味ある人は『ナイチンゲールの沈黙』『モルフェウスの領域』『アクアマリンの神殿』をおすすめします。
小林麻央さんの一件などもありますが彼女だけでなく子どもでも癌になる事柄はあります。
癌治療する子どもたちや癌手術により人生が変わった子どもたちが物語のなかで語られています。
興味ある方は手に取ってみてください。

No.334 17/07/02 16:08
小説大好き 

青森のがん検診見落としが四割の報道はいささか残念なニュース。
怠惰か慢心かわからないけどせっかくのシステムや制度そして医療機器などが生かされてなかったか。
『ナニワ・モンスター』の舎人町(とねり)みたいに感心してたんですけど。
がんは早期発見早期治療。それなのに四割見落としは残念。

No.335 17/07/05 05:06
小説大好き 

死ぬことがさも美しいように思っているとあるスレがあったけどそれはフィクションだけの話。
『桜宮サーガ』は多く死が書かれているシリーズ。なかにはフィクションゆえに美しい死の物語もある。
だけどなかには現実に即した物語もある。癌になって看護師たちのいかなる治療も受け付けられず疲れる看護師たち。
患者の美智さんは延命治療を拒み天馬くんに思いを託す。
現実に延命治療を受ける患者、延命治療を拒み寿命や病気を受け入れ亡くなる人たちもいる。
死をきれいに思う人は軽蔑に値する。ふつうに腹立つ。

No.336 17/07/18 13:22
小説大好き 

『アクアマリンの神殿』『モルフェウスの領域』はよかった作品。
『神殿』の方は学園小説の側面があるのは学生時代思い出した🏫📝。

No.337 17/07/19 05:44
小説大好き 

105歳で現役医師の方がいらしたんですね。
医療の世界にもいろいろな方がいらっしゃるんですね。
医療は奥が深い。

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