あの時、違う道を選んでいたら…
高校を卒業して20年…
久しぶりの同窓会
『変わらないね~‼』
『キレイになったね‼』
キャーキャーワイワイ大騒ぎ
そう、高校を卒業して何十年たっても…
一瞬で当時にタイムスリップしたかのような同級生達
高校は女子校だった
20年もたつと、ほぼ結婚していた
と言うか、、
30代後半で独身の女子の同窓会参加は女子校ではないのかもしれない…
それでもクラスの半数以上は参加していた
もちろん卒業してから疎遠になってた仲良しグループだった仲間は連絡取り合い全員参加していた
卒業して数年は連絡も取り合い、年に何回かは集まっていたが…
結婚して、子供が生まれた頃からは段々と集まる機会もなくなり、いつしか年賀状のやりとりだけしかする事もなくなっていった…
メニューを見ても
何もわからない…
困っていると
『じゃ、このコースで、、』
綾野さんが指を指す
『かしこまりました。』
『お飲み物はどうされますか⁉』
『僕は車だから、ノンアルコールで…
彼女は…』
『あっ…いいです…』
メニューは下げられた
前菜から運ばれてきた
見たこともないような
綺麗なオシャレな料理だ
『あの…
フランス料理なんて、初めてで…』
『そうだよな…
まだ高校卒業したばかりだもんな…』
『嫌だった⁉』
『美味しいです…
でも、緊張してます…』
『倫子ちゃんて、素直だよね(笑)』
緊張しまくりで食べてた
『ごちそうさまでした。』
『いつもさ、店の裏でご飯食べてる時も、倫子ちゃんて一人でも手を合わせて、いただきます、ごちそうさまってしてるでしょ⁉
美味しそうに食べる子だなって見てたんだ。(笑)』
『姉さん、今日、相談したい事があるんだけど、帰りちょっといいかな⁉』
専門学校の、通称“姉さん“35才に声を掛けた
『いいよ。
今日は、旦那も遅くなるって言ってたから。』
学校が終わってファミレスに行った
『何、相談て⁉』
『姉さんは、なんで結婚したの⁉』
『なんでって、好きだったからかな⁉(笑)』
『好きなら結婚出来る⁉』
『なんかあったの⁉』
ミツルとのいきさつを話した
『そっか…』
『で、どうするの⁉』
『悩んでる…』
『話はいくらでも聞くけど、
答えは、自分で出さなきゃダメだよ。』
『だいたい、彼氏もまだ若いよね⁉
そう簡単に事業なんて上手くいくもんじゃないと思うよ。』
『もし、事業を始めるなら、3年はがむしゃらに頑張って、事業が軌道に乗ってからだと私は思うよ。』
『悩むくらいなら、“今“はタイミングじゃないんじゃない⁉』
『結婚てさ、タイミングと勢いみたいなもんあるからさ』
『仕事と学校辞めて、後悔しない⁉』
『わからない…』
『まだ18才でしょ⁉
彼氏は…22才って言ったっけ⁉
年齢は関係ないかもしれないけれど…
本気なら、学校卒業してさ、一人前になるまで3、4年くらい待てるんじゃない⁉
長い人生の中の何年かだよ。
やっと始まったばかりの彼女の夢諦めさせて…
物になるかならないかわからないようなそんな道に無理矢理連れ込む方が無謀だと私は思うよ。』
『あくまでも私の個人的意見として聞いてね。
決めるのは倫子ちゃんだからね。』
『少なくとも卒業はちゃんとして資格は取った方がいいと思うよ。』
『結婚て、同じ方向を向くって事だと思う。
違うことしてても、見てる方向だけは同じじゃなきゃダメなんだと思う。』
ピンポ~ン🎵
玄関の呼鈴が鳴った
『おはようございます。』
母『どうぞ、上がって
これなんだけど…』
健ちゃんだった
母…『直るかしら⁉』
健…『わかりました。
大丈夫ですよ。』
母…『棚が壊れちゃってって話をしたら、健ちゃんが見てくれるって、助かっちゃうわ~っ』
私…『はぁ~⁉
お母さん‼
健ちゃんは塗装屋さんなんだよ。
なんでも屋さんじゃないんだからね。』
健…『大丈夫、ついでだから。』
私…『大丈夫じゃないよ。お母さんたら、図々しいんだから…
健ちゃん、ちゃんと請求しなよ~。』
健ちゃんは笑いながら、
器用に棚を直していた
父も兄も、日曜大工のようなものは、からっきし出来なかったから、器用になんでもこなす健ちゃんに母はなんでも頼んでいたようだった
『俺…心配なんだよ…
倫子は、逢うたびに痩せて
化粧して、髪の色も変わって…
どんどん綺麗になっていく
電話しても家にいね~し…
知らね~男の車に乗ってるのなんか見たら…
たまんね~んだよ…』
『信用出来ないって事⁉』
『心配なんだよ。』
『綾野さんは、単なる職場の先輩、、疑われるような事は一切ない。』
『それでも、、たまんね~んだって…
そばに置いておきたいんだよ…』
『・・・・』
『そんな事言われたって…私だって、寮に電話しても繋がらなかった時は不安になったよ…
でも、私にはミツルしか居ないと思ってたし…
信用してたから…』
『それにね、、
ミツルも先輩と事業するって…大丈夫なの⁉』
『だから、倫子にそばにいて欲しいんだよ。』
『倫子がそばに居てくれたら、俺、頑張れるから…』
それから半月
私からは、電話しなかった…
ミツルからも電話はなかった…
仕事に勉強に夢中になっていた
夢中になることで
気持ちを紛らわせていた
久しぶりに授業が終わってご飯でも食べに行こうかって姉さんに誘われた
『どうなった⁉』
姉さんが聞いてきた
『どうって…
ついて行けないって言ったら…音信不通…』
『そっかぁ~…
でもさ、それで終わっちゃうくらいなら、それまでだったってことだよ。』
『そ~だよね…』
『じゃ~…今日は気晴らしに、パァ~ッていっちゃうか⁉』
『そうだね~⤴⤴』
飲んで食べて
憂さ晴らしした
姉さんありがとう
気にかけてくれてたんだね…
仕事が終えた姉さんの旦那さんが迎えに来てくれた
『送りますよ。
一緒にどうぞ。』
『すいません。
ありがとうございます。』
素敵な旦那様だった…
『なんか久しぶりだな…』
『そうだね…』
ハンバーガーを頬張る
『俺…お前に無理な事言ってた…
謝るよ。ゴメン…』
『えっ⁉』
『オヤジに話をしたんだ…
工場経営なんて、お前が思ってるほど簡単なもんじゃね~って…反対されたよ。
現実を見ろ。
倫子を巻き込むなって叱られたよ。』
『でも、俺…自分を試したいんだ…』
『だから…待っててくれとは言わない…』
『えっ⁉』
『1年離れてて、俺、メチャメチャ苦しかったんだよ。
こないだも言ったけど…
逢うたびに、倫子は綺麗になっていくだろ
不安で心配で…
倫子が困るのわかってて…無理矢理、あんなことした…ゴメン…』
『もし、、2年後、専門学校を卒業して資格取れた時に…倫子が俺を必要としてたら連絡して欲しい…』
『それまでに、俺、がむしゃらに頑張るからさ…
倫子も頑張って欲しい…』
『別れるって事⁉』
『そんなの嫌だよ…』
『ミツルは、別れたいの⁉』
『せっかく帰ってきたのに…』
1ヶ月後
ミツルから電話が入った
『元気にしてるか⁉』
『うん…ミツルは⁉』
『頑張ってるよ。
電話ひいたから…
電話番号教えておくよ。
困った事があったら、
必ず電話しろよ。
すぐ駆けつけるから…』
『ありがとう…』
『先輩のつてで、居抜きで工場を手にいれる事が出来そうなんだ。』
ミツルは、生き生きと話していた…
『ミツルは、頑張っているんだね…』
『オゥッ、、お前も頑張れな‼』
『うん…』
2月にも電話がかかってきていた
『元気にしてるか⁉』
『こっちの方には帰って来る予定はないの⁉』
『2年間は帰るつもりはない…』
と、ミツルは言い切った
1年間
遠距離だったせいか
逢えない寂しさには慣れていたのかもしれない…
むしろ
『どこに行ってた⁉』
『誰といた⁉』
と、ケンカになる事も増えていたから、それが無くなって、穏やかに話が出来るようになっていた。
3月…
4月…
電話はなかった
5月になっていた
☎『もしもし…』
☎『あっ…ミツル⁉』
☎『あぁ…』
☎『なんかあった⁉』
☎『俺…結婚するかも…』
☎『えっ…⁉』
『・・・・』
☎『なんか言ってくれよ…』
☎『・・・・』
『おめでとう…』
☎『なんで“おめでとう“なんて言うんだよ⁉』
☎『だって…ミツルが決めたんでしょ⁉』
意味がわからなかった…
何も考えられなかった
私はミツルについて行けなかった…
ミツルが決めたことなら…仕方ないんだろう
ミツルは、何と言って欲しいのか⁉
半年もたたないうちに
あっけなく終わった…
あまりにも突然で
涙も出なかった
何がどうなってるのかすら聞く気にもならなかった…
7月になって…
真智子から久々に電話があって
久々に会っていた…
『元気にしてる⁉』
『忙しいけどね。』
『ミツルと別れちゃった…』
『そっか…私もなんだ…』
真智子もバイトで一緒だった彼と別れたそ~だ
『これからだね~
赤い糸が繋がってなかったんだよ~。』
二人で新たな出発に、旅行に行こうかって話をしていた
『そ~言えば…
来週の土曜日、花火大会だし、唯の店で同級生何人かで飲む約束になってるんだけどさ、リンゴにも連絡してって言われてたんだ。
一緒に行こうよ。』
唯の店か…
正直、行きたくなかった…
同級生とは会いたかったが…
B市には…
ミツルは居るはずもないけど…
なんか…
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