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私の読書日記📖

レス116 HIT数 6013 あ+ あ-

匿名( ♀ )
16/09/30 15:39(更新日時)

猫と本が大好きです。

常に何かしら読んでいるので、読書記録も兼ねて自分なりの感想を綴ったり、読みたい本のリストもメモったり…

私もその本好きだよ😊とか、この本良いよなどのレスは大歓迎です。

でもまぁ…あくまでも私の勝手な感想文スレッドです💦


No.2010720 13/10/08 11:34(スレ作成日時)

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No.116 16/09/30 15:39
大学生116 

最近は、「心理学は学ばない方がいい (著者名:小塩隆央)」
本屋に並んでなくて、アマゾンのみの販売だけれど、楽しい一冊かな。

No.115 14/01/20 14:06
匿名0 ( ♀ )

17さん、21さん、お久しぶりです~!
書き込みありがとうございました(^_^)

ミクルに来たのも久々ですが、皆さま善き新年を迎えられましたでしょうか。

私もようやく落ち着いてきたので、読書を再開したいと思います(’-’*)♪

そうそう、「手紙」、いいですよね♪映画も観たのですが.かなり泣けました。ラストが...あれは役者さんの力だなぁと思いました。

17さんはSFですか(^^)d
時をかける少女は名作ですよね!私もたまにはSF読んでみようかなー。


今年も色々読みたいです。相変わらずのスローペースですが、また書き込みしますので.皆さんも感想とかおすすめとか、自由に書いて下さいね!

ではまた(^_^)/~~


No.114 14/01/10 19:45
社会人17 

主さん、お久し振りです😄

『プリンセストヨトミ』を買いました。

映画だけ観ていたのですが「原作とだいぶ違う」という感想を拝見したので。

それから、今夜から   『なぞの転校生』のリメイクドラマが始まります。
昔、ドラマ化された作品は、懐かしい作品を紹介する番組で少し観ました。
今回のリメイクに合わせて原作本も復刻されることになったので買う予定です。携帯など考えられなかった時代のSFに興味が有ります。

『なぞの転校生』
眉村 卓 講談社文庫

となると『時をかける少女』もほしくなりました。
原田知世さんの映画の、ずっと前に白黒ドラマ化された作品だったことを知った時は驚きました😲

それと『なぞの転校生』の隣に紹介されている

『雪猫』大山淳子

が、とても気になります。
新聞等の本の公告部分の切り抜きが、どんどん増えています…😅

21さん、私も
『ちいさいおうち』は観たいです😄

吉岡さん…と言うか
「Dr.コトー先生」が 好きでしたので…(#^.^#)

No.113 14/01/10 14:48
ヒマ人21 ( ♀ )

今やっている映画でもうひとつ気になっているのは、主さんの感想にもあった『小さいおうち』です。

山田洋次監督×吉岡秀隆さん出演の映画は結構好きなので😃


雑談失礼しました🎵

No.112 14/01/10 14:43
ヒマ人21 ( ♀ )

お久しぶりです。

主さん、いろいろなジャンルの本を読んでいらっしゃるんですね😃

私はついつい読みやすいものばかり読んでしまうのですが。

今は東野圭吾さんの『手紙』を読んでいます。


永遠の0は、私も小説を読んでから映画を観たのですが、悪くはないけどやっぱりモヤモヤしましたね(^_^;)

でも、岡田くんの演技は雰囲気あってよかったと思います❗

No.111 13/12/25 22:48
匿名0 ( ♀ )

主です。年末の忙しさに加え、スマホに替えたら案の定使いこなせず(T-T)
ご無沙汰してしまいました。

今日は、映画を観て来ました。永遠の0です。
原作が長編なので、描き切れないであろうことはわかっていましたが、期待に胸をときめかせてワクワクしてました。

内容的には、仕方ないな…という物足りなさはあるものの、映像は非常に美しく、胸に迫る迫力がありました。大スクリーンで観る映画の醍醐味を十分に味わいました!

もっと感想を書きたいのですが、本の話じゃないし、思うように打てないので…
今日はこの辺で。

また書きますね

No.110 13/12/05 13:58
匿名0 ( ♀ )

「キャリー」
S・キング/永井 淳 訳/新潮文庫


📖 今上映中のリメイク版、クロエ主演のキャリーが観たいなぁ…と思いつつ、そういえば原作を読んだことなかったなと、リメイク記念で新しく解説が付いたこの文庫を読んでみた。


私が最初の映画を観たのは子供の頃。リアルタイムではなく、テレビでだったと思う。

怖かったけど、超能力に憧れたし、意地悪なクラスメイトや狂った母親を破滅させることに一種の爽快感を感じた記憶がある。

忘れ得ぬ映画としてずっと心に残っていたのが、実に37年ぶりにリメイクされると知ってワクワク。
📖の方は、手法的に読みにくい感じが少しと、洋書ならではの「いまいちピンとこない」描写とか表現(舞台の背景や文化を知らない故の)があるが、その辺は映画を知っていることでカバー出来る。
何より面白さはやはり逸品で、ダダダーッと一気に読めるけど勿体ないからゆっくり読んだ。

映画観よ🎵

No.109 13/12/02 22:54
匿名0 ( ♀ )

>> 108 ⬆誤字訂正します💦
「個人的感傷が全面に」ではなく「前面に」ですm(_ _)m

No.108 13/12/02 22:34
匿名0 ( ♀ )

「ホタル帰る」
赤羽礼子・石井 宏/草思社文庫


📖 映画化などもされた「特攻の母」とも言われる鳥浜トメさんのお話。
これは知人が貸してくれた本なので急ぎ読んでみた。映画かな、ドラマかな?映像でも観た記憶があるが、やっぱり📖でじっくり読むべきだなと思った。


トメさんの次女である礼子さんやトメさんを知る方々の証言や遺された文書、資料などから、トメさんが何を思い、何を為したかを追っていく。

どうしても涙なくしては読めないが、これを本にまとめた方の主観というか、個人的感傷がちょっと全面に出てしまっているような文章が少しあるので、そこは証言記録として書かれる内容にはちょっとそぐわないのではないかと思った。

ともあれ、当時の写真なども多数付録されているので、内容を読みながらその方々のお顔や姿を見ると、なんとも言えず…。胸が詰まるばかりだった。

No.107 13/12/01 22:35
匿名0 ( ♀ )

>> 105 まだまだ、メモってる作品が有ります😄 読む暇無くても、とりあえず手には入れておきます✊ 絶版になってから後悔したくないので😅 … ❤ 17さん、お返事ありがとうございます😊

お母様も読書家なんですね☺いいな🎵

話題作はやっぱり気になりますよねー。私も新刊情報は必ずチェックしちゃいますし、ナントカ賞受賞❗とかには大注目👀です。でも、文庫じゃないとなかなか手が出ないから「お預け期間」が悲しい💦

No.106 13/12/01 22:04
匿名0 ( ♀ )

「砂の女」
安部公房/新潮文庫

📖 これが国内外で絶賛される文学というものかと、その圧倒的な文章に目眩がするほどだった。

言葉が洪水のように溢れていて、息つく間もなく文が続いてゆく。

舞台も登場人物も日本である必要はなく、外国やあるいは異次元でも通用するんではなかろうか。
とりあえず、凡人には書けない文章。良い意味で普通じゃない。


自分の書棚の仕分けをするに、好きか嫌いかというくくりでは計れない、置き所に困る小説を初めて持った。

No.105 13/11/30 23:59
社会人17 

>> 98 ❤ 17さん🎵お久しぶりですね(^o^)/ お元気でしたか? 📖の紹介して下さってありがとうございます✨ この方、バチスタとかゼネラルル… まだまだ、メモってる作品が有ります😄


読む暇無くても、とりあえず手には入れておきます✊
絶版になってから後悔したくないので😅


母は「年寄りだから、したい事はすぐにしておかないと❗」と、話題作を早々と買っては読み私にくれます。水嶋ヒロが本名で出した作品や『ホテルローヤル』を。
「今度は○○を注文した。楽しみ🎵」と言ってました。負けてる…😅

  • << 107 ❤ 17さん、お返事ありがとうございます😊 お母様も読書家なんですね☺いいな🎵 話題作はやっぱり気になりますよねー。私も新刊情報は必ずチェックしちゃいますし、ナントカ賞受賞❗とかには大注目👀です。でも、文庫じゃないとなかなか手が出ないから「お預け期間」が悲しい💦

No.104 13/11/30 23:50
社会人17 

>> 97 こんにちは😄✋ 海堂尊おもしろいですよね、お医者さんをしながらあの作品量はすごいです。 伊坂幸太郎と一緒で各作品が微妙にリン… サイコキラーさん遅くなってすいません😲


他の作品はドラマでしか 観たこと無いんです😅


医学の話は好きですが、 バチスタとかは本で読むと難しいのでは?ってイメージが先行してしまって…😓

『マドンナ…』と『ジーン…』は、本を先に知ってたら読んだかもしれません。女性として興味深い内容なので😄

No.103 13/11/30 22:01
匿名0 ( ♀ )

❤ サイコキラーさんこんばんは❗

おっと❗あれ今日でしたか⁉録画しようと思ってて忘れてましたー💦💦
途中からでは意味ないし😥


サイコキラーさんはもちろん観てますよね😉

原作に勝てる出来だと良いですね🎵

No.102 13/11/30 21:53
匿名0 ( ♀ )

「夜市」
恒川光太郎/角川ホラー文庫


📖 ホラー大賞作品なんだからホラーなんだろうけれど、怖いドキドキよりも異次元に迷い込むワクワク感に近い感じがした。

表題作の「夜市」と「風の古道」の二編が収められている。

どちらも、日常のすぐ隣に存在している異界にフッと吸い込まれた人間の物語。
どちらの物語でも何故か子供の頃見たような情景が浮かび、子供心に恐ろしかった神社の暗闇や鬱蒼とした木立の中の道なんかを思いだした。
静かな部屋で読んでいると自分もフッとその世界に迷い込みそうになるようで…
そんな感覚が味わえる面白さがクセになりそう。

No.101 13/11/30 21:30
サイコキラー ( cx0jye )

こんばんは🌒😄❗

今、奥田さんのオリンピックの身代金やってますね。
なんかキャスト凄いですね❗

No.100 13/11/29 17:01
匿名0 ( ♀ )

「13階段」
高野和明/講談社文庫


📖 いやいや~こちら、ここ最近読んだ中で断トツに面白かった🎵
ミステリーはあまり得意ではないのですが、最初の一文からグイッと鷲掴み。さすがは「江戸川乱歩賞受賞」のベストセラーだわと、納得&大満足の一冊。
これだから読書はやめられないよなって感じで。

読み出したら📖が置けなくなってしまい困ってしまった…ミステリーの面白さにやっと目覚めたかも⁉

一ヶ所、思わず嗚咽しながら読んだページが忘れられず…

No.99 13/11/28 10:26
匿名0 ( ♀ )

>> 97 こんにちは😄✋ 海堂尊おもしろいですよね、お医者さんをしながらあの作品量はすごいです。 伊坂幸太郎と一緒で各作品が微妙にリン… ❤ サイコキラーさんも🎵お久しぶりです🎵

また覗いて下さってありがとうございます🙇

私のカキコミ、だいぶペースダウンしておりますが、📖読んだら即感想文📝、という作業を地味~に続けていきますので、これからも良かったら見てやって下さい💦

ところで、サイコキラーさんも17さんお勧めの📖、読まれたのですね🎵ドラマ化も多いということはやっぱり面白いんだろうなぁ…😉
この方、現役の医師なんですか?それはスゴいですよね。

今日、本屋さんで見てみますね👍

No.98 13/11/28 10:12
匿名0 ( ♀ )

>> 96 主さん、お久し振りです😄🎶 主さんの紹介で興味を持った           『ある少女にまつわる殺人の告白』 『徳川の夫人たち、上・… ❤ 17さん🎵お久しぶりですね(^o^)/
お元気でしたか?

📖の紹介して下さってありがとうございます✨
この方、バチスタとかゼネラルルージュとかも書かれた方でしたよね?
読んだことはないのですが、ドラマとかはチラ見したことあります。

マドンナ ヴェルデはどんなお話かなぁ…やっぱり医療系かな?
本屋さんでチェックしてみますね🎵


もう数日で12月…なんか早いですねぇ…
師走はゆっくり読書☕とはいかないかもしれませんが、ゆっくりペースでもカキコミは続けていきますのでまたいらして下さいね☺
17さんも風邪など引かぬよう、ご自愛なさって下さいね🍀

  • << 105 まだまだ、メモってる作品が有ります😄 読む暇無くても、とりあえず手には入れておきます✊ 絶版になってから後悔したくないので😅 母は「年寄りだから、したい事はすぐにしておかないと❗」と、話題作を早々と買っては読み私にくれます。水嶋ヒロが本名で出した作品や『ホテルローヤル』を。 「今度は○○を注文した。楽しみ🎵」と言ってました。負けてる…😅

No.97 13/11/27 16:51
サイコキラー ( cx0jye )

>> 96 こんにちは😄✋

海堂尊おもしろいですよね、お医者さんをしながらあの作品量はすごいです。

伊坂幸太郎と一緒で各作品が微妙にリンクしてるのもおもしろいッス🎵

  • << 99 ❤ サイコキラーさんも🎵お久しぶりです🎵 また覗いて下さってありがとうございます🙇 私のカキコミ、だいぶペースダウンしておりますが、📖読んだら即感想文📝、という作業を地味~に続けていきますので、これからも良かったら見てやって下さい💦 ところで、サイコキラーさんも17さんお勧めの📖、読まれたのですね🎵ドラマ化も多いということはやっぱり面白いんだろうなぁ…😉 この方、現役の医師なんですか?それはスゴいですよね。 今日、本屋さんで見てみますね👍
  • << 104 サイコキラーさん遅くなってすいません😲 他の作品はドラマでしか 観たこと無いんです😅 医学の話は好きですが、 バチスタとかは本で読むと難しいのでは?ってイメージが先行してしまって…😓 『マドンナ…』と『ジーン…』は、本を先に知ってたら読んだかもしれません。女性として興味深い内容なので😄

No.96 13/11/27 16:35
社会人17 

主さん、お久し振りです😄🎶

主さんの紹介で興味を持った           『ある少女にまつわる殺人の告白』
『徳川の夫人たち、上・下』
を購入しました(^o^)/


私も紹介します🎵
もう御存知かもしれませんが😅


『マドンナ・ヴェルテ』 『ジーン・ワルツ』
海堂 尊   新潮文庫

です。
ドラマ化された『マドンナ・ヴェルテ』を観て興味を持ちました。

余談ですが、ドラマのエンディングだった「リベラ」という外国の少年合唱団の曲が素晴らしいです✨


主さんには可愛いお子様がいらっしゃるんですね😄
御家族皆さん体に気を付けて楽しいクリスマスと年末を過ごしてください🎄🎿🎁✨☔

  • << 98 ❤ 17さん🎵お久しぶりですね(^o^)/ お元気でしたか? 📖の紹介して下さってありがとうございます✨ この方、バチスタとかゼネラルルージュとかも書かれた方でしたよね? 読んだことはないのですが、ドラマとかはチラ見したことあります。 マドンナ ヴェルデはどんなお話かなぁ…やっぱり医療系かな? 本屋さんでチェックしてみますね🎵 もう数日で12月…なんか早いですねぇ… 師走はゆっくり読書☕とはいかないかもしれませんが、ゆっくりペースでもカキコミは続けていきますのでまたいらして下さいね☺ 17さんも風邪など引かぬよう、ご自愛なさって下さいね🍀

No.95 13/11/26 14:45
匿名0 ( ♀ )

「太平洋戦争 最後の証言」
門田隆将/小学館


📖 戦争ノンフィクション三部作の、まずは第一部、「零戦・特攻編」を読んだ。

ご高齢となられた元兵士の方々の、ご自身が体験なさったこと、目撃した出来事とその時の思い、戦友たちの姿、言葉などの証言を忠実に記している。2011年発行作品。

未だ伝え切れない末端の兵士たちの声が多数証言されている。

その中で印象深かったのは、戦後からずっと、米寿の今になっても尚、戦友たちの死の意味を考え続けているある方の、特攻について辿り着いた一つの結論と解釈の記述。

この部分は繰り返し読んだ。

歴史を知ろうとすると、必ず戦争について考えざるを得なくなる。フィクションの小説を読むにしても映画を観るにしても、戦争のことは知らないでは済まなくなってくる。

少しずつでも、本当のことを知る為には、こういった証言記録を読む、または観るしかない。興味があるから、というよりは、読むべきだという義務感のようなものと、「ただ知りたい」という理由のない欲求…のようなものが📖を手に取らせる。

第二部が控えているが、ちょっと他の物語で頭を切り替えてからゆっくり読みたいと思う。

No.94 13/11/26 09:30
匿名0 ( ♀ )

「珍妃の井戸」
浅田次郎/講談社文庫


📖 清朝末期の中国宮廷において起きた、皇帝の妃の死と、その謎を題材に書かれた歴史小説。

中国の歴史には全く不慣れな為、最初は読みにくかったがそれも前半まで。物語の面白さに引き込まれると、つまずくことなく一気に読めた。

ラストエンペラーで観た壮大な中国宮廷の世界を思い出した。紫禁城や西太后、様々な陰謀、殺戮…。
中国宮廷ならではの驚きの慣習は興味深いけど、なんというか、独特の残忍さが中国の物語にはあるような気がする。

でもここでは、珍妃と皇帝の恋が眩しく描かれていて、とてもロマンチックだった。

No.93 13/11/20 13:26
匿名0 ( ♀ )

「蜩ノ記」
葉室 麟/祥伝社文庫

📖 不穏な出来事や悪意と策略が巡る不埒な渦中にあって、主人公秋谷の、常に平静であることが、読者にも安心感のようなものを感じさせ、物語に深く静かな落ち着きをもたらしていると思う。

粛として高潔な精神は武家物の小説にはよく描かれるが、武士としての厳かな姿に胸打たれるのとは別に、この物語では秋谷の、父として夫として人間として、ごく当たり前に持つ情愛に、敢えての未練を残して逝くのも覚悟…とする切なさが堪らなく辛い。


「空から降るような蜩の声」が心のうちにこだまする尊厳なラスト、惜別の涙で文字が霞んでしまう。

村の子供、源吉のいじらしい程の義侠心、秋谷の息子郁太郎の心映えの美しさ、この二人の子供たちの固い友情も、物語の要となっていると思う。

No.92 13/11/17 23:51
匿名0 ( ♀ )

「ふるさと銀河線~軌道春秋~」
高田 郁/双葉文庫


📖 初めての、時代小説ではない高田さんの新刊。

今日を懸命に生きている人々の今の瞬間を切り取って描いた短編集。だから、明日のことは何にも書いてないのに、彼らみんなの明日を、「遠い遠い幸せ」を、何故だかきっと信じて読み終えることが出来る。

はらはらと零れ落ちる涙がスッと何かを浄化してくれるかのような感覚に包まれて、高田さんの願い通り、読者の明日にも優しい風が吹くような…。

文章の美しさと、淀みなく流れる読み易さは相変わらず、時代小説とはまた一味違った、現代ならではの透明感のある作品。

これは漫画の原作だったらしいのでそれを見たくなった。

No.91 13/11/16 15:59
匿名0 ( ♀ )

「花埋み」
渡辺淳一/講談社文庫


📖 とても面白かったので一気に読んでしまった。

明治初期に日本で初めて正規の医師免許を得て女医となった荻原吟子の生涯。

文明開化の世とはいえ、未だ男尊女卑の蔓延る時代、迫害とも言える女性差別、蔑視の屈辱と試練にに耐えて、実に15年の月日を賭けてついに医師となったのは吟子34歳の時。
合格発表の場面ではこちらも吟子さんと一緒に泣いてしまうくらい嬉しかった。それ程、屈辱と苦難の道だった。


だが悲しいことに、あんなにもひたむきに情熱を燃やして勝ち取った医療の道も、50歳を過ぎる頃には、すでに彼女の医術は時代遅れとされ、北海道の開拓地で細々と開業するしかないまでになってしまう。

彼女が夫について北海道へ渡る時、誰もが「惜しい」と言ったが、私も全く同感だった。

せめて東京にずっといたら、新しい医療を学ぶ機会に恵まれただろうし、黙っていても勉強が御飯みたいな吟子さんなら再び医科大学へ入り直すくらいしたのではないかと思うからだ。

…ともあれ、埋もれていた花はこうして小説になったり、記念館が設立されたりしてその偉業は世に広く知られたようになったということで…良かった。

No.90 13/11/15 11:41
匿名0 ( ♀ )

「聖職の碑」
新田次郎/講談社文庫


📖 これは、哀悼の涙なくしては読めない。惨たる悲劇の真実を描き出した小説。

大正2年8月、駒ヶ岳において尋常高等小学校修学旅行登山に参加した生徒、教師37名が天候の急変により遭難、11名の犠牲者を出す大惨事となる。

この「遭難記念碑」が駒ヶ岳の尾根に現存していて、作者はこれが何故「遭難者慰霊碑」ではなく「記念碑」であるのかという疑問から事故の裏側にあるものは何かを探り、小説に描き出している。

本編の後にその取材記があるので執筆に至るまでの様々がよく分かり、また生存者のその後も知ることが出来る。


「聖職」とは当時の教師たちにあった思想で「子供たちを愛し導く為には、身を犠牲にするのも惜しまない」という尊い志であったということだ。

という意味を込めての
「聖職の碑」に、

合掌。

No.89 13/11/13 16:02
匿名0 ( ♀ )

「隠れ菊」
連城三紀彦/集英社文庫


📖 以前17さんにお勧め頂いた連城さんの「恋文」を購入するつもりでいたら品切れだった為、こちらを選んでみた。


非常に叙情的な文章がとても美しいのだけれど、正直、詩的過ぎてまどろっこしい感じもした。

突然現れた夫の愛人が「ご主人を頂きに来ました」というのっけから、妻である主人公の、女としてまた料亭の女将としての戦いが始まるが、実は、長年主人公を排除し続けた亡き姑への挑戦でもあり、ただの主婦が誰にも一目置かれる立派な女将へと転身を遂げるサクセスストーリーでもある。

様々な場面で象徴的に菊の花が登場するが、姑が残した「黒帯の菊」が怨念籠ってそうなのに美し過ぎる描写で鮮やかに記憶に残る。

No.88 13/11/11 12:27
匿名0 ( ♀ )

「輝く夜」
百田尚樹/講談社文庫


📖 デビュー作「永遠の0」の次に書かれたのがこちらの短編集。

これからのシーズンにピッタリなクリスマスのお話が5編。

奇跡みたいなこと、夢のように素敵なこと、クリスマスくらいは起きてもいいよね、と素直に信じたくなる優しい物語ばかり。

大人のおとぎ話と斜に構えず、イヴの日にでもゆっくりと一話ずつ読んだらきっと、寒い夜が暖かくなるのではないかな✨

No.87 13/11/10 22:02
匿名0 ( ♀ )

>> 86 ❤ サイコキラーさんこんばんは。

ライトノベルの定義なんて未だ曖昧らしいですし、私もよく分かりません。

ジャンルに拘らず心惹かれる物を選んで、自分が楽しめればそれでいいと思います😊

No.86 13/11/10 17:54
サイコキラー ( 30代 ♂ cx0jye )

こんばんは🌒😄❗

後輩から借りた、西尾維新の(刀語)12巻一気に読んでしまいました🎵 アニメで、いくつかのエピソードは知っていたのですが、最後まで飽きずに読む事が出来ました☀

物語シリーズ、戯れ言使いシリーズ、零崎一賊シリーズも持ってるそうなので一気に読んじゃう予定です。
ちなみにライトノベルと一般小説の違いがよく分かりません😢

No.85 13/11/09 08:48
匿名0 ( ♀ )

>> 84 ❤ サイコキラーさんおはようございます✨

色々お勧めして下さってありがとうございますo(^-^)o

夏への扉❗これは私も以前からずっと気になってる作品です😊

伊良部先生が阿部寛⁉超意外なキャスティング😂

垣根さん作品、昨日早速調べてみましたよ。城田優主演で映画化もされてるんですね。
最新刊の「光秀の定理」や「狛犬ジョンの軌跡」、「君たちに明日はない」辺りにもそそられました☺うーん…読みたい❗

No.84 13/11/08 23:32
サイコキラー ( 30代 ♂ cx0jye )

>> 82 ❤ サイコキラーさんこんばんは😊 レスありがとうございます✨ インザプール、映画化もされてたんですか❗ それは知りませんでした😲教えて下… しまった❗垣根涼介のお勧め書くの忘れてた😢

(ヒート・アイランド)(ギャングスター・レッスン)(サウタージ)(ボーダー)が連作で(午前3時のるーすたー)が(ボーダー)とコラボしてます🎵

順番どうり読む事をお勧めします✨

No.83 13/11/08 23:05
サイコキラー ( 30代 ♂ cx0jye )

こんばんは🌒😄❗

伊良部先生は意外にも阿部寛です🎵原作のイメージだとダチョウ倶楽部の上島竜兵あたりなんだけどね😉
でも借りて見るほどの作品ではないと思います😅

あと猫が好きならロバートAハインラインの(夏への扉)とか漫画だけど大島弓子の(綿の国星)もお勧めです☀

No.82 13/11/08 21:14
匿名0 ( ♀ )

>> 81 ❤ サイコキラーさんこんばんは😊

レスありがとうございます✨

インザプール、映画化もされてたんですか❗
それは知りませんでした😲教えて下さってありがとうございます。TSUTAYAで探してみようかな😊誰が伊良部先生やってるのか楽しみです。

お勧めの伊坂さんは「チルドレン」しか読んだことないのですが、なんというか絶妙な面白さがありますよね。「死神の精度」をそのうち読みたいなと考えてる所です。

あと垣根さんは全く分からないのですがお勧めとあらば😉ちょいと検索してチェックしてみますね(*^_^*)

  • << 84 しまった❗垣根涼介のお勧め書くの忘れてた😢 (ヒート・アイランド)(ギャングスター・レッスン)(サウタージ)(ボーダー)が連作で(午前3時のるーすたー)が(ボーダー)とコラボしてます🎵 順番どうり読む事をお勧めします✨

No.81 13/11/08 16:41
サイコキラー ( 30代 ♂ cx0jye )

>> 78 「イン・ザ・プール」 奥田英朗/文春文庫 📖 変な精神科医と無愛想な看護婦の元へ悩める患者達が訪れる。一話完結形の物語。 なんじゃこり… こんちは☀

インザプールはドラマ化も映画化もされてますね🎵
同じ作家の(オリンピックの身代金)も いろいろ考えさせられて面白いですよ🎵

あと垣根涼介、伊坂幸太郎もお勧めです🎵

No.80 13/11/08 16:24
匿名0 ( ♀ )

「名君の碑~保科正之の生涯~」
中村彰彦/文春文庫

📖 徳川秀忠を父とし異母兄・家光と甥・家綱、二代の将軍に仕えた稀代の名君、保科正之の一代記。

足ることを知り決して驕ることなく、仁の心を持って幕政と会津の民の為に尽くした人物の壮大な物語。

他の小説でちらっと名前を目にしたことはあるが、あまり詳しく知らなかったので、ワクワクしなが読んでみた。

彼の出生から晩年まで、歴史上の出来事と共に分かりやすく丁寧に描かれているので、家光、家綱時代の歴史の流れがとてもよく把握出来る。
「誠は天の道なり これを誠にするは人の道なり」として、どんな事柄にも誰に対しても誠心誠意を持ってあたり、徳川の為、国の為にと私を捨ててその責を全うした信念の人。
その生き様に胸が熱くなり涙が溢れてしまう。

と同時に、彼の死後、せっかく改革した幕政も次の綱吉によって悪政が蔓延ることや、幕末に会津が朝敵として汚名を着せられるなどの歴史が悔しくなってしまう。

賢者であって心に仁を持ち、他を生かすことしか考えず、死ぬまで学びの精神を忘れずにいた、そんな素晴らしい人をよくぞ書いて下さいましたと感謝したくなる一冊。

No.79 13/11/07 10:48
匿名0 ( ♀ )

「あかんべえ」
宮部みゆき/新潮文庫


📖 本当に全く…面白いなぁ…としみじみ思う宮部さんの、奇っ怪なるもじんわりと染みる時代物。
とある料理屋「ふね屋」に棲む五人の幽霊達は、この家の娘おりんにしか視えない。

彼らは皆、何故自分たちがふね屋に憑りついているのか分からないままに、少しずつおりんと交流してゆく。

やがて明らかになる過去の忌まわしい事件と彼らとの因縁が謎解きのように晴れてゆく後半、ページを捲る手が止まらなくなる。

事件の恐ろしさも幽霊たちの情念もさることながら、生きている者達の恨み、憎しみ、嫉妬、歪んだ心が招く不幸とその愚かさが遠慮なく描かれていて、こっちの方が恐ろしいかもしれない。

でも作品の雰囲気は暗くなく、幽霊たちもおどろおどろしくはないので全く嫌な気分にならない。
むしろ最後は切なくて感涙してしまう。
こういう所が宮部さんらしくてとても好き。

No.78 13/11/07 09:40
匿名0 ( ♀ )

「イン・ザ・プール」
奥田英朗/文春文庫

📖 変な精神科医と無愛想な看護婦の元へ悩める患者達が訪れる。一話完結形の物語。

なんじゃこりゃ的な治療方?で「ぐふふっ」と笑いながらいつしか患者の心を解きほぐしてしまう変な先生、もしかして凄い名医??

出てくる患者の症例も様々、気の毒だけど笑っちゃう話や、なんか分かる気がする話とか。
人間って不思議な生き物だなと思うし「普通と変」って紙一重だなとも思う。

私も疲れたら、「いらっしゃーい」って長嶋監督みたいな甲高い声に迎えられてみたい😂


続編として
「空中ブランコ」
「町長選挙」
の二冊がある。

  • << 81 こんちは☀ インザプールはドラマ化も映画化もされてますね🎵 同じ作家の(オリンピックの身代金)も いろいろ考えさせられて面白いですよ🎵 あと垣根涼介、伊坂幸太郎もお勧めです🎵

No.77 13/11/04 17:36
名無し72 ( ♀ )

主さん、17さん、暖かいレスありがとうございます(^^)
「わさびちゃん」、恥ずかしながら存在を知りませんでした。有名な猫ちゃんなのですね。
今度、本屋さんで見かけたら読んでみようと思います。
泣いてしまうかもしれませんが(/_;)

No.76 13/11/04 09:58
匿名0 ( ♀ )

「ビート・ オブ・ ハート」
ビリー・レッツ/松本剛史訳/文春文庫

📖 洋書は学生時代に少し読んだ程度で記憶に残るようなものは「エデンの東」くらいしかない。これもすでに手離した。
そんな中で、何故かずっと大事にしているのがこの作品。
16年前かな?文庫新刊で出た時に出逢って以来何度も繰り返し読んでいる。

オクラホマの田舎町を舞台に、ひとりぼっちで置き去りにされた少女ノヴァリーが、差し伸べられる手に導かれるようにゆっくりと歩き出し、奇跡のような人生を紡いでゆくお話。
でも夢物語ではなく、10代の妊娠、シングルマザー、恋人の暴力、子供への虐待など現実社会に存在する重い問題も描かれる。
愛する者との出逢いと別れ、喪失と再生の物語とも言える。
なかなかヘビーなシーンもあるが、命の輝き、愛の温もり、ふるさとの安らぎ、めぐり逢いの奇跡を 感じる素敵な一冊。

No.75 13/11/04 08:51
匿名0 ( ♀ )

>> 74 ❤ 17さん、おはようございます🎵

横レスとか全然気になさらずに😊むしろ大歓迎ですo(^-^)o


「わさびちゃん」見ました。
本屋さんで子供がじっと見ていて…「カラスに襲われてね…」と話をすると泣きそうになってしまいました😢
ただ単に可愛い子猫ちゃんの写真集だと思っていたみたいで…。それを聞いたら本を閉じてしまいました。
私以上に飼い猫を可愛がっていて、動物も人間の赤ちゃんも大好きな子なのですが、それだけに悲しいお話は辛すぎて、まだ受け入れられないみたいで…


17さんの🐼の本のお話、とってもハピネス✨ですね🎵

72さんにも笑顔が戻りますように✨

No.74 13/11/03 23:07
社会人17 

主さん、こんばんは😄🌃
横レスよろしいですか?😅
            72番さん、心が疲れていて猫ちゃん好きなら
「わさびちゃん」はいかがですか?

主さんも猫ちゃん好きとのことですが、御覧になりました?😄

私は、仕事がハードで疲れている時、会社の年下の女子社員がクリスマスプレゼントで、パンダの写真集をロッカーに入れててくれたことが有りました✨
嬉しかったです🎶

No.73 13/11/03 21:21
匿名0 ( ♀ )

❤ 72さん、こんばんは😊初めまして🎵
読んでいて下さってありがとうございます❗
こうしてコメント頂けるととても嬉しいです☺


少しお辛そうですが大丈夫ですか?
心が疲れてしまうと誰しも、好きだったはずのものすら受け入れられず、無感動なのにただ涙だけがこぼれたりしますね…

ご無理なさらずゆっくりとご自分を労って下さいね。


そうそう、「向日葵の…」は、おっしゃる通り後味イマイチな感じでしたね💦

No.72 13/11/03 15:51
名無し72 ( ♀ )

主さん、こんにちは。
私も猫と本好きてす。
しおり挟んで、スレ読ませてもらってます(^^)
今は失恋ホヤホヤで本読めてないのですが(^_^;)元気になったらまた読みたいです。
「向日葵の咲かない夏」は私も読みましたが、後味が悪い感じだったのが印象に残ってます。でもあんまり覚えてない(^_^;)
主さんのように、読んだあとに感じたことを書き留めておくといいかもしれないですね。

No.71 13/11/03 12:30
匿名0 ( ♀ )

「一人ならじ」
山本周五郎/新潮文庫

📖 戦中、戦後にかけて書かれた武家ものの短編集。


歴史に名を残す武将や、語られ描かれる有名な逸話や武勇伝の影で、誰にも知られず名も骨もなく、けれども壮烈に戦って散った戦士達がいる。
そんな武士たちの潔くも厳粛な生きざまと心映えを描いた感動の一冊。


山本周五郎を読むといつも、バシッと背中を叩かれて、はっと目が覚めるような気持ちになる。
身が引き締まるというか…。

でも厳し過ぎて、とてもこうはなれない…わたし武士じゃないし…とか言い訳しつつも、
…頑張ってみます…
と気合いが入ったりもする。

No.70 13/11/02 17:11
匿名0 ( ♀ )

「とんび」
重松清/角川文庫


📖 もう2回もドラマ化されてるから沢山の人が知ってるお話だし、私ももう何度も繰り返し読んでいるが、どうしてこう毎度毎度、泣いてしまうんだろうか。自分でもどこがツボなのか分からないのだけど、「もう堪忍して下さい」って位に涙腺崩壊してしまう。

一方で、まるで夢のような話にも思えるし、希望のようにも感じる。ここに出てくる人達のような人間に現実では会ったことがないから。

だから、優しい優しい仏様みたいな人達に会いたくなったら本を開く。

彼らはずっと物語の中で暮らしていて、ページを開けばいつでもそこで手を振って待っててくれてる。

「故郷」は私にはないけど、この物語で味わえた気がする。

No.69 13/11/02 13:39
匿名0 ( ♀ )


ちょっと雑談☕


スノースタイルさんのお好きな北方謙三さんが紫綬褒章を授章なさるみたいですね✨
凄いですね🎵

今日チラッとTVでお顔を見ました。
「私でいいのかな」なんて仰ってました😊

No.68 13/11/01 17:51
匿名0 ( ♀ )

「向日葵の咲かない夏」
道尾秀介/新潮文庫

📖 歪んだ世界のミステリーとでも言うのかな?

どこまでが現実なのか分からないまま、「え?どういうこと?」と戸惑い、
「えーっと、だから??」と、いちいちつまづきながら読むことになった、ゾワリとする物語。

読みながら感じるのは、どこにも気持ちの落ち着き場がない不安定さと、じっとりとした夏のうだり。時々息苦しくなる位。


でも、これが正にミステリーってことなんだな…と納得、というか自分の気持ちに決着を付けて読み終えた。

No.67 13/11/01 14:07
匿名0 ( ♀ )

>> 66 「ストーリーセラー」
新潮社ストーリーセラー編集部/新潮文庫


📖 ⬆のレスで書いたように、Vol.2もあり3も出ている。
7人の作家さんによる読み切り小説のアンソロジー。

気にはなってるけど読んだことない作家さんだからなぁ…と購入を迷うような時、このシリーズでお試しするのもいいと思う。


様々なテイストが一度に味わえてボリューム有り。

自分の好みも分かるかもしれない。

No.66 13/11/01 13:47
匿名0 ( ♀ )

「at Home」
本多孝好/角川文庫

📖 朝ごはんらしき食卓の写真が美味しそうな文庫の表紙。

「ホームドラマ的ほのぼの物語ですか~?」

なーんて、迂闊に読んだら間違いなくビックリする。

4つの「家族」の物語を集めた短編集で、どの話にも物語の面白さが詰まっている。
特に表題作「atHome」は「小説って面白いよな」としみじみ感じる作品なのでは。
これを読んだ後もう一度表紙を眺めると、「なるほどね…」と笑みがこぼれる。

ただ、「日曜日のヤドカリ」は、新潮文庫から出ている「ストーリーセラー2」にも収録されているので、私はダブりとなった。
まぁ、面白いからダブりでもいいけど。

No.65 13/10/31 17:23
匿名0 ( ♀ )

「ガラシャ」
宮木あや子/新潮文庫


📖 三浦綾子さんの「細川ガラシャ」をずっと読みたいと思っていて機会を逃したまま、最近ふと見つけたこちらを先に読んでみた。

台詞などが割りと現代風に古臭くなく書いてあるので分かり易い。

石田軍に攻められ自害したとされているガラシャ。

この小説では「もしかしたら…」の違う仮説が所々、そしてラストにもあって、「そうだったらいいな…」と願いながら読み終えるが、
だとしても戦国の世の惨憺たる悲劇は正気を保つのも難しく、キリスト教へ傾倒して行く人々の心の変遷も理解出来る。
幽閉先で死産した直後のガラシャの狂気の描写など、本当に哀しい。

また、細川家輿入れからずっとガラシャの侍女として仕えた「糸」(マリア)の献身は史実で見ても真実で、作者はこの女性の心情にも、たぶんとても寄り添いたかったんだろうなと感じた。

遠い時代の話ではなく、等身大の女人として感じられるような描き方が良かったと思う。

No.64 13/10/31 10:39
匿名0 ( ♀ )

「不祥事」
池井戸潤/講談社文庫


📖 これはお得意の銀行物。
半沢の女版のようなヒロイン花咲舞が登場するが、こっちの方を先に読んでると花咲舞の男版が半沢で更にパワーアップしたんでしょ、となるかも。

こちらの舞さんは、金融庁検査官を張り倒してますが😂


半沢シリーズよりちょっと軽いテイストなのでサラッと痛快気分を味わうにはいいのでは。

No.63 13/10/31 10:12
匿名0 ( ♀ )

「沈まぬ太陽」
山崎豊子/新潮文庫

📖 約20年前に初めて読み、また10年置いて再読し、それから10年たった今、ここに書く為に改めてページを捲ってみた。
義憤に燃え、痛嘆したあの感覚が一瞬で甦ってしまった。

最終ページで「沈まぬ太陽」の在りかを確かめた後、作者のあとがきに、更なる追い討ちの涙を絞られる。


かなりの長編ではあるけれど、この作家の使命感と不屈の精神に満ちた命懸けの作品を、こちらも襟を正し、受け止め読むべきと思う。

No.62 13/10/29 22:24
匿名0 ( ♀ )

>> 61 ❤ 17さんこんばんは😊

「舟を編む」も映画になりましたね🎵
となると、本の文庫化よりDVDレンタルの方が早いかもしれませんね💦

でもこれは、出来れば本を先に読みたいなぁって気分です。言葉が重要な内容みたいだし。


17さんのおっしゃる通り、あれもこれも読みたくて本当に限りがありませんね、本の世界は❤

私は小説以外に絵本や児童書もよく手にするのですが、この分野にも素晴らしいものが沢山あって興味が尽きません。

私も時々思います。自分が最後に手にするのはどんな本かなぁ…って。

でもまぁ、焦らずに本との出逢いを楽しみましょうね😊

No.61 13/10/29 20:31
社会人17 

>> 58 ❤ おっと🎵17さんこんにちは(^o^)/ そう❗トーリくんですね🎵映画観ました?面白かったですか? 私も近いうちに💿借りようかなって思… こんばんは😄🌃

まだなので😅DVDと本を両方注文しに行きます。
えっと「舟を編む」は、 いつ来るんだったけな…💧
初回限定版の、DVDと本がセットだったはず😒
次から次へと興味深い本が新しく出るし、昔の作品の良さにも気付くし、天寿を全うするまでに読みたい全ての本を完読できるのかしら、って本気で焦ります…😅😅😅

No.60 13/10/29 13:09
匿名0 ( ♀ )

「ステップ」
重松清/中公文庫


📖 めっきり寒くなった夜長に温かな物語はいかが?

例えば「抱っこ」。
親が小さな子供を抱っこする理由に、急いでるから、危ないから、生活の中でお風呂とか高い椅子から下ろすとか必要に駈られて、せかせかっと抱いてパッと下ろすパターンが沢山ある。

でも、何にも理由がない抱っこ、ただくっついてゆらゆらして「温かいね」っていう抱っこが子供にも親にも必要なんだって。

だけど、ママを亡くした美紀ちゃんは忙しいパパのせかせか抱っこばかりだった。

保育園のケロ先生がそれをパパに伝えてくれる…。

美紀ちゃんとパパ、残された人たちの成長と変化を読者も一緒に追っていく。

沢山の愛が詰まった湯タンポみたいな一冊。

No.59 13/10/29 12:00
匿名0 ( ♀ )

「鉄の骨」
池井戸潤/集英社文庫


📖 談合、ゼネコン…聞いたことはあってもハテナ?の業界。そのイロハが分かって、フムフム、世間はこうなってたりするわけかーと勉強になった。

主人公の青年平太も訳も分からず、現場から談合課へ投げ込まれてしまう。

世間の中の会社、組織の中の自分を考える視点をぐるりと変えられ、彼の世界が一変する。

裏の裏のそのまた裏をかいても生き残り社益を上げる、一つ計算が狂ったら命取りの凄まじい世界。
疑問を吐きつつ、反論しつつ、必死に頑張る平太がこの仕事をどうやり遂げるのか目が離せなくなる。

650頁近い長編で企業小説というと、正直読むのに「えいっ❗」と気合いが要ったが、読んで良かった。

No.58 13/10/29 10:59
匿名0 ( ♀ )

>> 56 「ツナグ」‼ 松坂桃李くん❗😍😍😍 キャ~ッ❗❤❤❤ ……すいません……😅 ❤ おっと🎵17さんこんにちは(^o^)/

そう❗トーリくんですね🎵映画観ました?面白かったですか?

私も近いうちに💿借りようかなって思ってます😊

  • << 61 こんばんは😄🌃 まだなので😅DVDと本を両方注文しに行きます。 えっと「舟を編む」は、 いつ来るんだったけな…💧 初回限定版の、DVDと本がセットだったはず😒 次から次へと興味深い本が新しく出るし、昔の作品の良さにも気付くし、天寿を全うするまでに読みたい全ての本を完読できるのかしら、って本気で焦ります…😅😅😅

No.57 13/10/29 10:52
匿名0 ( ♀ )

「MOMENT」
「WILL」
本多孝好/集英社文庫

📖 「MOMENT」が出てから続編「WILL」が出るまで7年空いた。
忘れた頃の続編はズルいくらいに面白く、もう一度最初から二冊を続けて読んでみると一度目よりもずっと深い感動が押し寄せる、寝かせて美味しいワインみたいな作品。

登場人物が交わす台詞に心地よいリズムがあって、テーマは時に重いのに全くコテコテしてない。


二冊に共通する透明感は主人公二人が見つめている世界なんだろうな。

ハラリと泣いて深呼吸して、心はふんわり満たされて本を閉じる…そんな感じ。

No.56 13/10/29 10:37
社会人17 

>> 54 「ツナグ」 辻村深月/新潮文庫 📖 死者と生者を一度だけ、会わせてくれる使者=ツナグ。 高校生の歩美(男子)は祖母に指導されながらツナグ… 「ツナグ」‼

松坂桃李くん❗😍😍😍

キャ~ッ❗❤❤❤

……すいません……😅

  • << 58 ❤ おっと🎵17さんこんにちは(^o^)/ そう❗トーリくんですね🎵映画観ました?面白かったですか? 私も近いうちに💿借りようかなって思ってます😊

No.55 13/10/29 09:32
匿名0 ( ♀ )

「アミダサマ」
沼田まほかる/新潮文庫

📖 再読はたぶんしないだろうなと思う本の一つ。

と言いつつ、読んでる時にはページを捲る手が止まらなかったのだが💦

薄ら寒く陰鬱とした独特の雰囲気を纏っている。

ザワザワとした胸騒ぎとなんかイヤ~な感じなくせに一気読みが出来てしまうって不思議。

つまり面白いってことか?

No.54 13/10/29 08:49
匿名0 ( ♀ )

「ツナグ」
辻村深月/新潮文庫

📖 死者と生者を一度だけ、会わせてくれる使者=ツナグ。
高校生の歩美(男子)は祖母に指導されながらツナグの仕事を始める。

4つの再会のエピソードと歩美自身の物語が交差してゆく。
ファンタジックな話かと思いきや、意外に淡々としていて違和感なく読める。

「アイドルの心得」ではギクリとする台詞があり、他のエピソードにも印象深い言葉が沢山あって面白い。

今年?映画になったのはまだ観てないが、もしかしたら映画の方がドラマチックに演出してあるかも知れない。
小説は物静かで柔らかい感じ。

  • << 56 「ツナグ」‼ 松坂桃李くん❗😍😍😍 キャ~ッ❗❤❤❤ ……すいません……😅

No.53 13/10/27 11:36
匿名0 ( ♀ )

「美(ちゅ)ら海、血の海」
馳 星周/集英社文庫

📖 14歳で鉄血勤皇隊として従軍させられた少年の沖縄戦記。
日本の盾にされ、20万人が犠牲になった沖縄の海は人々の血で赤く染まってしまったそうだ。

終戦を知らず、聞いても信じず、かろうじて生きている人々は米兵に怯えながら飢餓の地獄を這う。
少年は、少女と老人を守る為に、この地獄に絶望することも許されず、子供であることなどもっと許されない。

悲しいとか可哀想とか、そんな言葉や感情など何の救いにもならないと知るこの事実を、真っ向から突き付けられる慟哭の一冊。

内容は重いけれど、読み易い文章なので読むスピードが落ちることはないと思う。

No.52 13/10/27 00:27
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

>> 51 こんばんは


何も謝る事はありませんよ
誰にも苦手な分野はあります



北方謙三は好きですね

本屋で出会ってからかれこれ四半世紀過ぎました




本を再読する度に当時の気持ちや情景まで蘇りますよね



そう
本は逃げません

逃げるのはいつも読み手の方ばかりてす


私も過去に本の中に逃げていました


あれは明らかに現実逃避だったと思います


今は本とは程々な付き合いをしています。


今宵の読書はブランデーを呑みすぎて酔ったので本を閉じました。


では 失礼します

おやすみなさい。

No.51 13/10/26 23:15
匿名0 ( ♀ )

>> 50 ❤ スノースタイルさん、お久しぶりですね😊

今頃は北方謙二さんに没頭中でしょうか…。北方さんと言うとハードボイルドのイメージが浮かびます。私にはなかなか手が出ない分野で、全く読んだことがなく💦盛り上がるお話が出来ず…すみません。
スノースタイルさんはお好きなのですね😊


ところで…
私も未読のままに寝かせてる本、ありますよ。(今のところ「壬生義士伝」が2年ほど寝てます)


読書はやたら読めちゃう時や、何故か全く進まない時もありますし、面白いことにその時の精神状態によって選ぶ本も全く違ったりしますね。

「これ、なんでもっと早く読まなかったんだろう」と思うこともよくありますが、結局は自分にとっての、それがベストタイミングなのでしょうね。

何かの枯渇を満たすかのように手当たり次第に読んでた時期もありますが、今は、本は出会いでもあり「今この時」の自分の状態を知るツールでもあるような気がして、素直に選んでゆっくり読んでいます。

本は逃げませんものね。

No.50 13/10/26 20:43
スノースタイル ( ♂ 6vTl1 )

こんばんは

一つ聞いても良いですか

沢山本を読まれてますが

買っては見たけれど何時までたっても何故か読まずに書棚で眠っている本とか無いですか?



私は何冊か有ります
その中の一冊が

ハードカバーの空飛ぶダイヤです
かれこれ5、6年は眠っています


時折読もうとするのですが何故かその都度邪魔が入って読むタイミングを失うのです




さて

今夜は今から
「抱影」北方謙三 を読もうと思ってます。





No.49 13/10/25 17:08
匿名0 ( ♀ )

「月島慕情」
浅田次郎/文春文庫

📖 映画化もされた「シューシャインボーイ」を含む短編集。全ての物語が心を揺さぶる、宝物にしたくなるような一冊。
お買い得です。


「浅田さんってつくづく凄い人だなぁ…」と感嘆してしまう。

名著と言われる浅田作品が沢山あるが、長編小説が取っ付きにくい場合、この辺りの短編集から入るといいかもしれない。私もそのクチでした。


私の一番は「雪鰻」。
シューシャインボーイは、これまた映画よりやっぱり小説で、この寂寥感と温もりを堪能すべきかと思った。

No.48 13/10/25 15:19
匿名0 ( ♀ )

「僕たちの戦争」
荻原浩/双葉文庫


📖 荻原さんの小説はみんな面白くて絶対に裏切られることがない。それは凄いことだと思う。
特にこれはお気に入りの1つ。

現代のダメンズと昭和19年軍国青年が入れ替わってしまうという、ふざけたような話だが、作者のメッセージは深く真っ直ぐに書かれているので心配ない。


現代での、父親と息子(中身は軍国青年)との会話は何度読んでも吹き出してしまう。

その後の物語を知りたくなってしまう終わりなのでそこがちょっと惜しまれる。「まだ終わらないでー」って感じ。

二人の青年の行く末にもう少し寄り添いたくなってしまう、心引かれる物語。

No.47 13/10/25 14:40
匿名0 ( ♀ )

「黒い家」
貴志祐介/角川文庫

📖 こちらはベストセラーなので読んでる人は多いかと思う。ホラー大賞受賞作品。

題名からしてヤバそうなのでずっと避けていたのだが、これまた怖いもの見たさで読んでしまった。

リアリティーあり過ぎで「こんなのあり得ないよ」という展開が一切ない。
だからこそ非常に恐ろしい。

そして特に後半のスピード感は瞬き忘れる程の勢い。
目が充血した。

なるほど、読んでみる価値ありだなと納得の一冊。

No.46 13/10/25 13:35
匿名0 ( ♀ )

「ある少女にまつわる殺人の告白」
佐藤青南/宝島社文庫


📖 東野圭吾さんの「白夜行」や、天童荒太さんの「永遠の仔」を思い出す内容。
子を持つ親としては読むのがちょっと辛いが、ミステリー小説としては有名どころに負けてない感じでガツガツ読んでしまう。

「このミステリーがすごい」大賞優秀賞作品。


冒頭から読者が思い続ける「この人誰なの?」が最後に明かされる時、ピシピシッとページが凍ります。怖い。

No.45 13/10/24 22:51
匿名0 ( ♀ )

>> 44 ❤ 17さん、こんばんは🎵
お返事ありがとうございます。


私も「正妻」、読みたくてウズウズしてます(*^_^*)
寂しいお姫様という印象があるのですが、どんな風に描かれているのか気になって仕方ないです。

まだまだお預けですが、先に楽しみがあるのもいいですよね😊

「徳川の婦人たち」は「続・徳川の婦人たち」もあって、私もまだ読んでいないのですが、お万の方から和宮様まで、京から江戸へ下った(上った?)才媛な女性たちのお話らしいですよ☺こちらも面白そうですね🎵

No.44 13/10/24 20:15
社会人17 

>> 43 こんばんは😄🌃

勘違いしてました😅
「リカ」が前編で「リターン」が続編でしたね😅  タイトル的にもそうだわ💦
今度「徳川の婦人たち」を注文しに行きます。
徳川繋がりで、林真理子さんの「慶喜の正妻」だったかな?の文庫本化を待ちます😄公家から、元々の正妻候補だった姫の身代わりに慶喜に嫁いだ美賀子(本名、延=のぶ)の物語りです。
一見、華やかなイメージの公家の生な生活が分かります。公家と言っても幕末と平安時代とは全然違うだろうけど😓

No.43 13/10/23 21:33
匿名0 ( ♀ )

>> 42 ❤ 17さん😊お久しぶりです❗

見て下さってたんですね🎵嬉しいです。
もう誰も見てなさそうだわ~と呑気にしつつも、ちょっと寂しくもありましたが、励みになりました😊

「リカ」の続編、出てましたね。ちょっと前に📺か何かで紹介してたの思い出しました💡
で、検索してみましたらタイトルは「リターン」でした。
まだまだ文庫にはならないと思いますので私もお預けです。
私も17さんと同じで文庫待ち派なんです。
だから読みたい新刊はメモって置かないと忘れちゃって💦

ところで…お勧めの連城さんの本、「恋文」はなんか聞いたことありますがこの作家さんは全く読んだことがないので、是非読みたいと思います❗Amazonレビューも見てみましたよ。かなり高評価ですね😊

亡くなられたのも知りませんでした…
追悼として本屋さんに作品が並びそうですね。

最近では山崎豊子さんも亡くなられて…残念で仕方ありません。

読んだらまた感想を書きますね🎵

No.42 13/10/23 18:59
社会人17 

>> 39 「リカ」 五十嵐貴久/幻冬舎文庫 📖 ホラーサスペンス大賞受賞作品。 おぞましくて怖~い、でももしかしたら誰もが陥る現実かもしれない… これ、是非読みたいんです‼😆😆😆
タイトルが違う前編の続編なんですよね😄もちろん両方読みたいです❗が、前編のタイトルをメモした紙がどこか行った…😓
大抵の本は文庫本化を待って買います。ハードカバーはサイズが大きいから書棚のスペース取られるし価格もお高いし😅
『恋文・私の叔父さん』 連城三紀彦、新潮文庫  は御存じですか?
十数年前に深夜にドラマを観て知って、最近映画化されたので思い出した作品の原作です。
昨日、書店に注文したら、今日の新聞に連城三紀彦さんの亡くなられた記事が載っていてびっくりしました…😞

No.41 13/10/23 15:59
匿名0 ( ♀ )

「ふたたびの加奈子」
新津きよみ/ハルキ文庫

📖 輪廻転生。
きっと誰もが誰かの生まれ変わりなのかも知れない。


この物語の母親は娘の生まれ変わりであろう他人の子供を取り戻そうと、なりふり構わず突き進む。もう怖いくらい。

私も我が子には来世でもきっとまた会いたいし、出来れば再び家族としてそばにいられたら…と思うので、この母親の状況だったらそうなるのも仕方ないとは思う。

けどちょっとリアリティーに欠けるというか…

犯人探しもいらなかったような…

ただ、ラストシーンは柔らかい春の光に満ちて優しく、とても良かった。

No.40 13/10/22 14:44
匿名0 ( ♀ )

「天上紅蓮」
渡辺淳一/文春文庫

📖 今月の新刊から選んでみた。
渡辺淳一さんというと、どうも怪しげな男女の話がグダグダと…というイメージで敬遠していたが、これは平安末期を舞台に、主人公は後白河天皇の生母、待賢門院の多幸多難な生涯を描くとのことで読んでみた。

源氏物語で描かれているように、この時代の恋愛は自由奔放で、この主人公もまた、天皇の正妻でありながら法皇(天皇の祖父)の恋人でもあるという「じぇじぇじぇ」な話ではあるが、雅やかな事この上ない世界。


とは言え、徐々に摂関政治が崩壊し乱世が訪れて後、武家社会へと移り変わってゆくわけで、平安末期に誰よりもときめいた女御の生涯は、この時代の最後の華として華麗に描かれている。

天上人たちの知られざる世界が垣間見れ、有名な歌人の歌なども散りばめられて面白く読めた。

No.39 13/10/21 19:26
匿名0 ( ♀ )

「リカ」
五十嵐貴久/幻冬舎文庫


📖 ホラーサスペンス大賞受賞作品。

おぞましくて怖~い、でももしかしたら誰もが陥る現実かもしれない…というのが尚更コワイ物語。
あまりこの手の小説は読まないのだけれど、たまにはいいかなと選んでしまった(>_<)

前半は何事もなくつらつらと読み進み…
115頁で、ザワザワとした恐怖の幕開けがきっかりと訪れる。まるでメスで切り裂くように。


その後は、終わりのない終わりへと「さぁ、行ってらっしゃい。」的な加速が加わり一気読みとなる羽目に。

嫌なのに読んでしまうのは怖いもの見たさでしかないのだけれど、まんまと読まされてしまった…

しかも、もしも続きを書いてくれたら、嫌だけどきっと読んじゃうかもしれないとまで思ってしまうのは一体何故でしょう…。

  • << 42 これ、是非読みたいんです‼😆😆😆 タイトルが違う前編の続編なんですよね😄もちろん両方読みたいです❗が、前編のタイトルをメモした紙がどこか行った…😓 大抵の本は文庫本化を待って買います。ハードカバーはサイズが大きいから書棚のスペース取られるし価格もお高いし😅 『恋文・私の叔父さん』 連城三紀彦、新潮文庫  は御存じですか? 十数年前に深夜にドラマを観て知って、最近映画化されたので思い出した作品の原作です。 昨日、書店に注文したら、今日の新聞に連城三紀彦さんの亡くなられた記事が載っていてびっくりしました…😞

No.38 13/10/19 13:27
匿名0 ( ♀ )

「蒲公英草紙」
恩田陸/集英社文庫

📖 これは「常野物語」の一つ。
同じ一族の、とある一家が登場するが全く別のエピソードの中編。


物語が春夏秋冬を巡ってゆくその季節毎に、まるで色彩豊かな風景画を何枚も見せてもらえるような、本当に相変わらずの美しい文章で感激する。

と、読んで行くと、物語の最後でその色彩が消える。

そしてまた深い余韻が残る。

もう一冊ある常野物語にも期待が膨らみます。

No.37 13/10/19 10:49
匿名0 ( ♀ )

「ヒア・カムズ・ザ・サン」
有川浩/新潮文庫


📖 同じあらすじと同じ登場人物で、2つの違う物語が書かれている。こういう形の小説は初めて。

どちらも終盤からぐっと盛り上がるし、長い話ではないので読み切れるが、んー…。

これは、読む人間よりも書いてる人間の方が楽しいんじゃないのかなって思った。

そもそも主人公に特殊能力は必要なのかなぁ…。

No.36 13/10/18 17:10
匿名0 ( ♀ )

「徳川の婦人たち」
吉屋信子/朝日文庫

📖 面白いので上下巻をあっという間に読んでしまった。家光の寵愛を受けたと言われるお万の方の生涯。

大奥の行事や女性たちの仕事や暮らしぶりも描かれていて興味深い。

高貴な生まれであり優美で才媛、寛容でいて高潔なお万の方をやがては誰もが(読者も)敬慕してしまうけれど、お方さま自身は…やはり意志も自由も奪われ、城という名の牢獄に囚われた身として幸せとは言い難く…。
この小説では、そんなお方さまに淡い幸せを贈るようなエピソードがあって、ちょっとは救われる。
どんなお顔でどんなお声だったのかなぁ…と想像するのも楽しい、美しい女性の物語。

No.35 13/10/18 15:09
匿名0 ( ♀ )

「空飛ぶタイヤ」
池井戸潤/講談社文庫

📖 私が初めて読んだ池井戸作品がこちら。これでファンになり、以降立て続けに池井戸作品を読むことになったが今でもこれが一番いいと思っている。


トレーラー脱輪事故を巡り、真実を追い求める中小企業赤松運送に対し、巨大企業ホープ自動車は隠蔽、妨害を繰り返す。

赤松の助けとなる存在は全くないわけではないがほとんどが絶望的な状況の、孤独な闘いがあらゆる場面で続く。
社員や家族、会社自体がぎりぎりまで追い詰められてゆき、まさにギリギリと唇噛み締める展開が続く。

後半は更に山場の連続で徹夜してでも読みたくなる。


脱輪事故は事実なので、「面白い」とは絶対に言えないが、ずっと記憶に残る素晴らしい作品だと思う。


🍀今、読みたい本。
「舟を編む」

No.34 13/10/18 13:24
匿名0 ( ♀ )

「風の中のマリア」
百田尚樹/講談社文庫

📖 蜂です。蜂なんです。冗談かと思ったら本当に蜂しか出て来ないんです。
こんな小説初めて読みました。

でも❗さすがは百田さん。面白いです。
主人公(?)マリアが見る大草原や遠い森や山の景色、陽の眩しさなどの情景が目に浮かんで来て、蜂の目線で自分も飛んでるみたいな気分にもなります。

戦う為だけに産まれた戦士たち。
短い夏のその一瞬に凝縮された命の煌めきが美しい物語。

ちょっとだけ、蜂を見る目が変わりました。友達にはなれませんが。

No.33 13/10/18 12:51
匿名0 ( ♀ )

「シェエラザード」
浅田次郎/講談社文庫


📖 こちらも浅田さんが描く戦争の物語。
太平洋サンフランシスコ航路のエース、豪華客船弥勒丸の高貴な姿と誇り高き乗組員たちの最後の瞬間までを見届けると、海の男たちの「よォーそろォー」の声が遥か彼方から聞こえてくるかのようだ。

最終章、ベーカーの独り語りに胸が締め付けられる。


モデルは、昭和20年4月、2000人の民間人と共に撃沈された阿波丸の悲劇。
調べてみると、実際では戦後35年経ち中国政府が阿波丸の引き揚げを行っていました。その過程で見つかった犠牲者の遺骨、遺品を回収、鑑定し、日本政府に引き渡されていますが、その数僅か368体とのことでした。

史実でも、生き残った人はたった1人きりでした。

No.32 13/10/18 09:40
匿名0 ( ♀ )

「日輪の遺産」
浅田次郎/講談社文庫


📖 フィクションであることが救いだと思う衝撃の一冊。

また、終戦直前から現代へと続く壮大な物語でもある。

「使命という監獄の孤独」に耐え続けた少佐、戦後の復興を信じ、人々を飢えさせまいとマッカーサーへ迫った中尉、生き残った人とあの場所を守らなければと立ち上がる曹長。

三人の人間の魂に刻まれた、小さな少女たちの「あの日」、「あの場所」はやがてはマッカーサーと日系二世イガラシの魂にも深い傷跡を残して刻まれてゆく。
悲愴な物語ではあるけれど、一度読んだら忘れられない。

そんなに読み辛くはないので、一気に読み出来る。

堺雅人主演で映画化されていて私も観ましたが、やっぱり描ききれないものがあり、小説の力強さには及ばなかったと思います。


🍀今、読みたい本。
「風に立つライオン」




No.31 13/10/16 11:15
匿名0 ( ♀ )

「常野物語・光の帝国」
恩田陸/集英社文庫

📖 美しい文章で綴られる、不思議な能力を持った一族の物語。連作短編集。


キラキラと煌めく情景が目に浮かぶようで、眠っていた想像力が目覚める感じ。

一族はどこから来てどこに行くのか…確かな軌跡と切なさを残しながら漂うように生きている彼らを追いかけたくなる。
そしてツル先生のように、きっとまた逢える日をずっと待ちたくなる。

そんな深い余韻を残す一冊。


続きの物語が二冊出ているので、これから読む予定。

No.30 13/10/16 08:45
匿名0 ( ♀ )

「孤宿の人」
宮部みゆき/新潮文庫


📖 気付くと、はらはらと涙が零れている感動作。

物語の雰囲気は、暗雲が立ち込めているかのような不吉な成り行きばかりで決して明るくはないが、その中で主人公の少女「ほう」を労る人々や、加賀様との慈愛に満ちた関わりが柔らかい日射しのように物語を照らしていると思う。

「ほう」に幸あれと願わずにはいられない。

No.29 13/10/14 00:27
匿名0 ( ♀ )

「ボックス!」
百田尚樹/講談社文庫

📖 読み終わった時、フッと耳元あたりを吹き抜けてゆく一条の風を感じた。


舞台は大阪、高校のボクシング部…と、汗臭いスポ根青春物語・コテコテ版。かと思いきや、不思議なほどの清涼感を残す素敵な物語。

これを読んで私は百田さんを好きになり、永遠の0ほか作品を手にするようになったのでした。

No.28 13/10/13 23:06
匿名0 ( ♀ )

「めぐりくる春」
梁石日/幻冬舎文庫

📖 「煉獄」と言う言葉がある。
手元の辞典によれば「ローマカトリックで、罪を犯した人がそれを償うまで霊魂が苦しみを受ける所」とある。

この小説に書かれている女性達は煉獄の苦しみを、生きながら生身の身体に、心に受け続ける。

彼女達には何の罪もないのに、だ。

何も知らない無垢な少女たちが、ある日突然、残虐な生き地獄へと突き落とされてしまう。

霊魂は、償いを遂げれば煉獄から救われる。
でも彼女達には、生きている限り終わりも救いも来ない。

惨い。

胸を抉られるように苦しくて読むのが辛いが、目を背けることは許されないのだと思った。

No.27 13/10/12 13:06
匿名0 ( ♀ )

「小説 日本婦道記」山本周五郎/新潮文庫


📖 私の読書の原点の一冊。
周五郎ファンだった亡き叔父の形見の本が、幼い頃から我が家の本棚にズラリと並んでいた。

まだあまり漢字も読めない頃から手にして、大人になるまでに何十回と繰り返し読んでいる。なのに、いつ読んでも胸がぎゅうっとなって涙がこぼれてしまう。
夫婦、親子、主従、様々な人間関係の中に生きる、潔く私心を捨てた真心は「いじらしい」を通り越して峻厳。

清廉とはこういうことなのだと思う。

凛として生きたいと思わせてくれる不朽の名著。

数ページで終わる短いお話もあるのであっという間に読める。11編からなる短編集。

No.26 13/10/12 12:16
匿名0 ( ♀ )

「カラフル」
森 絵都/文春文庫


📖 一見平和に見えたり、むしろ幸せそうに見える人々やそれぞれの家庭、家族でも、蓋を開けてみたらドロドロだった…みたいなことはあると思う。

でも、実は蓋って一つだけじゃなくて、もう一つ奥のほうにもあって、本当に見つめるべき大切なものはそこにあるのだと思う。

愚かかも知れないけど人間ってそんなに単純じゃないから。

読み終えて初めて「カラフル」の意味が分かった。

しぶとく頑張ろー✊と、元気になれる一冊。ちょっとだけね。

No.25 13/10/12 10:29
匿名0 ( ♀ )

「銀二貫」
高田郁/幻冬舎文庫

📖 「みをつくし」で有名な高田さんの時代小説。
舞台は江戸時代の大阪。

これまた、涙涙の「ええ話やなぁ…」で心がホカホカ温かくなる。

厳しくも人情溢れる寒天問屋の旦那さん、番頭さん、そして主人公の丁稚。
彼らと周りの人々の22年にわたる物語。

私は関東の人間なので昔の大阪の言葉も新鮮で、優しい響きだなぁ…と思った。
やっぱり大好き高田さん😊

No.24 13/10/12 09:56
匿名0 ( ♀ )

「尾根の彼方に」
門田隆将/小学館文庫

📖 これは小説ではなくドキュメンタリー。
日航機墜落事故から四半世紀が経った現在に改めて語られるご遺族の思いが綴られていく。

また、検視にあたった方々や上野村村長のお話も知ることが出来た。


あの山の渓流の小石に
「研修会はまだ終わらないのか」
「いつまでも待ってるぞ」
と書き記して、毎年あの夏の山を登る親御さんがいらっしゃるのだ。

知らなかった。

でも、知らなければならないと思う。


この出版の数ヶ月後に東日本大震災が起きた。
歯科医であり日航事故の遺族でもある方が設立した兵庫県警察歯科医会は大震災にも医師の派遣を行ったそうだ。

本当に、知るべきことが沢山ある。


No.23 13/10/11 19:27
匿名0 ( ♀ )

「誘拐ラプソディー」
荻原浩/双葉文庫


📖 面白い❗というより可笑し過ぎる一冊。
何度吹き出したか分からない😂
楽しい時間をありがとう❗って感じのお話。

後味爽やかな映画を一本観たような気分にもなり、コメディなんだけどちょっとしみじみくる台詞もチラホラありで、飽きずに読みきれる。

No.22 13/10/10 15:06
匿名0 ( ♀ )

>> 21 ❤ヒマ人さん☺ありがとうございます❗
私なんかのざっくりした感想なんて、あんまり役にも立たないでしょうが、見ていただけるなら幸いです😊
嬉しいです❤

ヒマ人さんも、感動した本などありましたら書き込みして下さいね。

No.21 13/10/10 14:05
ヒマ人21 ( ♀ )

私も最近、読書が趣味です😃
ちょうど「何かいい小説ないかな~」と思っていたところです。

主さん、参考にさせて下さいね😊


しおり貼らせてもらいました🍀


No.20 13/10/10 11:36
匿名0 ( ♀ )

「クジラの彼」
有川浩/角川文庫


📖 ラブコメ短編集。有川さんのラブストーリーはサラリと読めるので、恋愛物が苦手な私にも耐えられる。

ちょっとふんわりしたい気分の時に一話ずつ、微笑みながら読むのがいい。

ドラマの「空飛ぶ広報室」でもお馴染みになった、自衛隊物のラブストーリーなので一般人の知らない事情や状況があって、「へぇ~」と思うこともしばしば。
ま、よいですよね☺恋は。


🍀今、読みたい本。
「姫は三十一」

No.19 13/10/10 10:54
匿名0 ( ♀ )

>> 17 読書大好きです❗😄 参考にさせていただきます🎵🎵🎵 ❤社会人さん😊レスありがとうございます❗

本はいいですよね、やっぱり。ドラマも映画も好きだけど、抱き締めるように読む本はずっと心に残りますね。
心の財産…でしょうか。


社会人さんのお好きな本もどうぞご遠慮なく書いて下さいね❤是非感想付きで。

No.18 13/10/10 10:46
匿名0 ( ♀ )

「夏の庭」
湯本香樹実/新潮文庫

📖 夏になると必ず読み返しては、分かっているのに泣けてしまう一冊。

スイカ、花火、庭にはためく洗濯物、虹、セミの声。

そして秋が来て、満開のコスモスと4房の葡萄と白菊。

綺麗な綺麗な小説です。

和製スタンドバイミーと言われてますが、ラストシーンは正にそんな感じ。

No.17 13/10/10 10:26
社会人17 

読書大好きです❗😄
参考にさせていただきます🎵🎵🎵

  • << 19 ❤社会人さん😊レスありがとうございます❗ 本はいいですよね、やっぱり。ドラマも映画も好きだけど、抱き締めるように読む本はずっと心に残りますね。 心の財産…でしょうか。 社会人さんのお好きな本もどうぞご遠慮なく書いて下さいね❤是非感想付きで。

No.16 13/10/10 10:11
匿名0 ( ♀ )

「和宮様御留」
有吉佐和子/講談社文章


📖 初めて読んだのは20年以上前になるが、未だ色褪せない珠玉の名著。

皇女和宮東下を巡る歴史の大ロマン。

フィクションかノンフィクションかは分からないけれど、分からないからこそ、この胸がざわめくようなロマンを味わえるのかも。

作者は「太平洋戦争と和宮東下は同じものに思える。どちらに関わった人々もみな犠牲者だった。」と記している。

悲惨過ぎる主人公も 宮様も、誰も彼もが抗えぬ運命に押し流され、飲み込まれて行く。

まさかそんなことが…と思うのとは別に、歴史の中で誰にも知られず語られず亡くなって行った無力な人々は確かに居たのだと考えずにはいられない。

と書くと気難しい本のように思うが、物語として本当に面白く、一気読みしてしまうはず。

No.15 13/10/10 08:53
匿名0 ( ♀ )

「みをつくし料理帖」
高田郁/ハルキ文庫

📖 さらさらと淀みなく流れるような文章が心地良く、読み易い。

ただ、困ってしまう…。数ページごとに涙が溢れて文字が見えなくなるのだ。

悲しく、切なく、やるせなく、時に嬉しく晴れやかで、温かい…と、こんなに色々な種類の涙がこぼれる物語はあまりない。

今年出た最新シリーズでは澪の周りに少しずつ幸せの兆しが見えて、少しはホッとするも、澪自身の艱難辛苦はまだまだ続くのか?と心配で仕方ない。

それでもきっといつか、「雲外蒼天」を望める日が来ると、読者はみんな信じてるはず。

なみだはコン、コン。

因みに少し前に本当の料理帖(レシピ本)が出て、小説に登場したお料理が自宅で味わえるという、ファンには堪らないお楽しみもある。
私もいくつか作って、その味わいと共に物語の世界に浸りました😊

時代小説が苦手な人でも、これはハマるんではないかな?

No.14 13/10/09 12:28
匿名0 ( ♀ )

「押入れのちよ」
荻原浩/新潮文庫


📖 これはいいですよー。コワ面白いお話が9編。しかも全部がとっっっても面白い❗得した気分になる一冊。

私の1番は表題になってる「押入れのちよ」
可愛くていじらしくて切なくて…クスリと笑えて哀しくて…とても心に残るお話です。

No.13 13/10/09 10:47
匿名0 ( ♀ )

「せんせい。」
重松清/新潮文庫

📖 いつ読んでも何を読んでも、重松さんの小説は人間を見つめる眼差しが優しい。
これは先生と生徒のお話が6編。
私の1番は「ドロップスは神様の涙」

ドロップス…と言う響きからして自分の子供時代を思い出して郷愁を感じる。

“ドロップスは泣き虫な神様の涙なんだよ。
早く元気になりなさいって、流した涙のドロップスだよ”

保健室のベッドで交わす言葉にシンと心が静まる気がして。そして先生が言った、
「子供はニコニコ笑ってるだけじゃないんだ。」の言葉に、親である自分を省みて…と、色々考えさせられもした。

ポロポロ涙がこぼれる素敵なお話が詰まった一冊です。

No.12 13/10/09 00:31
匿名0 ( ♀ )

>> 10 私も好きです猫と本 活字を追うのに疲れたら傍らで眠る猫に癒され また本に夢中になれますよね 時折猫が本の上に乗って… ❤スノースタイルさん、今晩は。レスして下さってありがとうございます。

猫と本、お好きなんですね。そしてブランデーなんて。なんだか素敵です。


可愛らしかった猫ちゃんのこと、好きだった本のこと、気が向いたらまたお話して下さいね。

私の気まぐれ日記にお付き合い下さって、ありがとうございます🍀

No.11 13/10/09 00:14
匿名0 ( ♀ )

「風が強く吹いている」
三浦しおん/新潮文庫

📖 とても清廉で眩しく、煌めきを放つ一冊。名作じゃないかなぁ、これは。大好きな本です。


箱根駅伝とか全く無知な私にも、この物語の中に吹く風の音も、匂いも温度も…分かる気がした、というか感じた。

そして読んでる間中、ハイジに恋をしてたと思う。

後半、彼らが箱根を走り始めたら読み手もまた絶対に止まりません❗

No.10 13/10/09 00:00
スノースタイル ( 6vTl1 )

私も好きです猫と本

活字を追うのに疲れたら傍らで眠る猫に癒され


また本に夢中になれますよね


時折猫が本の上に乗ってきて邪魔されます

そんな時にはしばらく猫と遊んでやります

本の上の猫を撫でながら飲むブランデー…

それが私の細やかな楽しみでした


今は猫は居ません

最近は本を読んでません。



  • << 12 ❤スノースタイルさん、今晩は。レスして下さってありがとうございます。 猫と本、お好きなんですね。そしてブランデーなんて。なんだか素敵です。 可愛らしかった猫ちゃんのこと、好きだった本のこと、気が向いたらまたお話して下さいね。 私の気まぐれ日記にお付き合い下さって、ありがとうございます🍀

No.9 13/10/08 18:04
匿名0 ( ♀ )

「あんじゅう」
宮部みゆき/角川文庫

📖 三島屋のおちかが聞く、江戸の変わり百物語第2弾。
人の想いの深さ、優しさ、愚かさ、そして愛しさが染みる一冊。表紙に描かれた“あんじゅう”が可愛くて切ない。

おちかの身に降りかかった壮絶な過去は第1弾で描かれているが、三島屋の人々と、語られる物語、そこから生まれる人間関係がおちかの救いと学びになってゆく過程は今後も見守りたいシリーズです。

🍀今、読みたい本。
「公家武者 松平信平」

No.8 13/10/08 17:28
匿名0 ( ♀ )

>> 7 ❤独身庶民さん❗
わ~(^O^)ありがとうございます😊

見てくださって嬉しいです❗

過去に読んだ本や今読んでる本も含めて、気ままに感想を綴っていきますのでお暇な時にでもまた覗いて下さいね🍀

主に小説ですが、まだまだ好きな本が沢山あるのでしばらくは続けられると思います。

レス、ありがとうございました(^o^)/

No.7 13/10/08 16:50
独身庶民 ( j60Sxe )

良スレ発見👀‼
しおりをはさんでマイスレに登録させて頂きました(*^^*)
更新楽しみにしてます🍀🍀🍀

No.6 13/10/08 14:13
匿名0 ( ♀ )

「ロスジェネの逆襲」
池井戸潤/?

📖 みんな知ってる半沢シリーズ第3弾。ドラマ化前に読んでいたので今のこの大ブームが嘘みたい❗だけど嬉しい😊

ドラマは設定が基本的に違っていたので、原作とはちょっと違う半沢さんになってましたが面白かったです❗

ロスジェネはシリーズの中でも好きな人多いみたいですね。私も、ラストシーンでウルッと来ました。
でも、第2弾のラストが1番好きかな。半沢の呟きのようなセリフが書かれてるんですが、心に染みて…。

連載中の第4弾「銀翼のイカロス」が待ち遠しいです。単行本になるのは一年以上先でしょうね💧

No.5 13/10/08 13:57
匿名0 ( ♀ )

「永遠の0」
百田尚樹/講談社文庫

📖 今や国民的ベストセラー。
私は2年程前に読みました。
読み終えて本を閉じた時、文庫を抱き締めて声をあげて泣いたのは、後にも先にもこの本だけ。
透明な涙が流れたという人もいたが私の涙は自分では何だかよく分からなかった。ただ、止まらなかった。

12月に映画が上映されるがどうだろう…期待外れにならないことを祈ってます。


🍀 今、読みたい本。
「視えるんです」
「正妻」

No.4 13/10/08 13:37
匿名0 ( ♀ )

「海賊と呼ばれた男」
百田尚樹/ ?

📖 さすがのベストセラー&本屋大賞。
主人公も凄いが日田さんがもっと凄いと思った。昔はこんな人物が沢山居たのか?なんだか現代とは違う国の人々のような、誇り高き魂を持った先人の存在に、ちょっと自分が恥ずかしいような気がしてしまった…。

離縁となった最初の奥様が可哀想だった。

🍀今、読みたい本。
「きみはいい子」

No.3 13/10/08 13:10
匿名0 ( ♀ )

「あやし うらめし あな かなし」
浅田次郎/集英社文庫

📖 題名通り、妖しくも哀しい物語の短編集。
とはいえ、恐ろしいというよりはそれぞれに哀切漂う人の業やら魂の物語。
私の一番は「遠別離」途中で、あぁ、そうか…と分かってしまうが、ラストにはやっぱり号泣してしまった。

No.2 13/10/08 12:37
匿名0 ( ♀ )

「下町ロケット」
池井戸潤 /小学館

文庫化待ちしていてずっとお預けだった一冊。BOOK・OFFで発見❗


📖 ロケット打ち上げなんて知らない世界が一気に身近に感じられるようになった。最近ではイプシロン打ち上げのニュースがあったが、これを読んでなかったら気にも止めなかったかも知れない。
下町ドリームがカム・チュルゥー❗
それを実現させたのはプライドと技術力と夢と…。

個人的には「空飛ぶタイヤ」の方が好きだけど。

🍀今、読みたい本。「ルーズベルト・ゲーム」

No.1 13/10/08 12:13
匿名0 ( ♀ )

まずは最近読んだ本から。

「小さいおうち」
中島京子著/文春文庫

📖 昭和初期のちょっと良いお宅の日常や東京の街の様子が丁寧に描かれていて興味深い。私の母親が産まれる少し前の時代から物語が始まる。そして戦中、戦後…この時代を幼い頃の母はどう生きたのかと考えながら読んだ。

美しいものも愛しいものも全てが一瞬で消えてしまう無限の慟哭を抱きながらも生きていかなければならなかった人は主人公だけではなかったのですね…

映画化されるようですが、小説でじっくり味わうのが似合う世界かと思います。
主人公が作る美味しそうな料理や鎌倉の焼売、食べてみたくなりました。


🍀今、読みたい本。
「雷桜」

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