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昭和時代の方々に質問!
マッチングアプリで知り合っていきなりお泊まりを誘われました
以下の点に留意していれば、女性にモテやすくなれるでしょうか?

叶えたい✨

レス18 HIT数 1878 あ+ あ-

そら*み( ♀ RtrVxe )
13/01/20 02:01(更新日時)

彼は 生きることを諦めていた…

そんな時に 出会った…

彼を受け入れてから 私の人生が変わり始めた…

彼は年下…
私には家庭があるから…




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No.1775062 12/04/07 14:59(スレ作成日時)

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No.1 12/04/07 15:11
そら*み ( ♀ RtrVxe )


~はじめに~


彼と私の出会いから 日々のやりとりを記録しよう!

ですが… 読まれる方、関係者名については 仮名にします。

不愉快、不適切な内容もあります。
真実なので ありのままを綴ります。


No.2 12/04/07 15:37
そら*み ( ♀ RtrVxe )


彼とは 某サイトで知り合った

はじめは 年下だし 相手にしてなかった
そのうち 「諦めてメールしてこないダロ」と思っていたのに…

次の日も メールをしてきた

当日 私には 彼がいた… 家庭もあり主人がいる私には 「不倫」だった

メールで そのことを伝え 「もっと若い子と遊べば?」と返信した

彼はまだ21歳だったから…そして私は… 彼よりだいぶ年上

彼は「年上がいい」と返してきた

あっ…流行の熟女狩りかぁと思った

当日の彼と 上手くいってない時で 夜に頻繁にメールするようになっていた

何日かは 他愛ないメールのやりとりだった

そして あのメールから 始まった…



たった一行
「そらさん…」

ん?どうした? なんかあった?

No.3 12/04/07 16:50
そら*み ( ♀ RtrVxe )

「そらさん…助けて…」
メールが返ってきた。


当時の彼と最後に逢った日に レンとサイトメールを始めてから こんなメールを受け取って動揺した。

当時の彼とはその数日後に 3度目の危機を乗り越えられずに 終わってしまった。
メールのやり取りで その話しもしたから 付け込まれたかと思ってしまった。


でも それまでのメールで両親を亡くして一人暮らしをしていること…
車が好きで 車関係の仕事をしていること…たくさんのメールでレンを知ることはできた。


「大丈夫? なんかあった?」ときいてみた

「俺…いつ死んでもいいと思ってた…だからいつも明るく笑っていようって頑張ってきた でも俺なんかいなくてもいいって思う人もいるんだね」

なに?何ゆってんの??
両親亡くして 落ち込んでるの??

レンが両親を亡くししたのは 彼が高校生の時… 小学生だった弟も一緒に事故で一度に家族を失っていた。
当時は父方の祖父母に引き取られて 生活していたが 成人してから祖父母の元を離れ一人暮らしをしていた。




「話したいことあるなら聞くよ?」
「メールでは話しづらい… 俺、生きててもいいんだよね…」

なんだよぉ…この状況は…

いつものレンと明らかに 違っていた。
 何かある!! ヤバいのかぁ!!








No.4 12/04/07 18:08
そら*み ( ♀ RtrVxe )


ヤバい!!

そう思ったのは 娘のことがあったからだ…




1年とちょっと前…娘の彼氏が自殺した。彼氏のアパートに入り浸っていた娘が週末に帰ってきた。
「ひとりになりたいんだって…」と言い 家で寝ると言っていた娘が 「連絡が取らないから 戻るね!」と夜中過ぎに彼氏のアパートに向かった。
 
翌朝 普段なら電話なんてしないのに 娘に電話をしてみた
長いコール…娘が電話にでた。 泣きじゃくる娘…
 
「どうしたん? 大丈夫?」
「たぁが死んだぁ…」 「…えっ…??なんで? なにがあったの?今どこ?」

「戻ったら… 首吊ってた…直ぐに降ろしたけど…もう…息してなかった…」
「まさか!! どうして?なんで?……今ドコ?」

娘は彼氏の友達と朝まで警察にいたらしく 直ぐに家に帰ってくるように言い 友達が連れてきてくれた

娘の彼氏が薬に溺れていたこと…彼氏に別れた彼女の間に子供が生まれていたこと…そして娘の妊娠…

現実のこととは思えなかった…
いったい娘に何が起こったのか…
それから 娘は自分が彼氏をひとりにしてしまってことを責め続けた…
そばにいれば 「ひとりで死なせることはなかった」と…

それからは 戻ってきた娘に目が離せなくなっていた…
娘には彼氏の父親と一緒に堕ろすことを説得して 手術した

苦しい辛い日々が続いた…
彼氏のあとを追ってしまう…娘を失うんじゃないか…と 眠れない日が続いた

No.5 12/04/07 19:16
そら*み ( ♀ RtrVxe )


今、娘は落ち着いている…
亡くなった彼氏のことは 「一生 背負っていく」と言い 全てを受け入れてくれた新しい彼と一緒にいる。



「死んでもいい」

レンのメールに あの時の自分が甦った…娘を思い出して 身体が凍りついた

直ぐにメールを返した
「レンは失う辛さを知っているよね? 私は大切な人を失うの?哀しいこと言わないで…話したいならきくから…吐き出していいよ」
必死だった… レンを必要としている人がいるんだよって

「いきなりこんな話ししてゴメン……」
「ひとりで抱えることないよ…吐き出せ~」

レンとはサイトの中でしかメールをしていなかった
大抵の男わ仲良くなると「直メールしよう」と言ってきたのに レンはいつもサイトの中だけのやりとりで一度も言ってこなかった…

「メールじゃ話しづらい…」 
ひょっとして遠まわしに直メールをしたいからなのかぁ??
「お酒呑んでる?」
「飲んでない… また今度ホントに聞いてほしいい… 今日は疲れたからもう寝るね」

はいぃ?? からかわれたのかぁ?
その日は気持ちが落ち着かないまま「おやすみ」とメールを最後に送った。


次の朝 「朝の5時まで眠れなかった」とメールしてきた
そしてまた
「そらサン…」
「ん?なーに? 大丈夫?」
「そらサンごめん…」
「ちょっと待って 話してくれないと分かんないよ」
「そらサン…  助けてよ…」

その日は主人がいた為 「遅くなっても必ずメールするから待ってて」と返信して 夜まで時間が過ぎた

「そらにしか相談出来ない そらのこと信用してる 相談したいけどほんまにメールじゃ言いにくい…」
メールが届いていた…
メールじゃ話せない内容ってなんだ?? 気になった…「死んでもいい」と思うレンに何があるのか…


仕方ない…サイトのメールに携番なんて御法度なのは承知の上だ!!
退会覚悟でメールに携帯の番号をひらがなポイントで知らせた。こんなこと初めてだった 

サイトで知り合ってまだ一週間ほどしか経ってなかったのに 毎日何十通もメールをしていたせいか 不思議と騙されてるとは思わなかった





指定した時間に携帯が鳴った






No.6 12/04/07 21:49
そら*み ( ♀ RtrVxe )


「もしもし…? そらサン?」
「は~ぁい? レン?」
「電話のこと ありがと! 俺の名前ゆっとくね」

そう言って自分の名前を教えてくれた。 でも私は用心の為 教えなかった


「何があったの?怪我のことじゃなっから…ご両親のことと関係あるの?」
「怪我は大したことないよ…あのね…」

そこからレンの話しは続いた 両親が亡くなってからのこと…
私には理解を超えるものだった 

メールでは明るく振舞っていた レンの心と身体の痛み…


高校生の頃 親や学校に反抗していた。 両親はレンを残して弟だけを連れて出かけて 事故にあった…一度に家族を失った。
レンは亡くなった家族の保険金を受け取っていた
成人するまでは 祖父母の家で引き取られて面倒をみてもらった… かなりのおじいちゃん子だ。

その保険金をよこせと父親の弟が毎晩家にやてくるとゆうのだ
「なんで?困ってんの?いくらって?」
「500万…」
「一度渡したら またゆってくるよ!ご両親が残してくれたお金でしょ?これからレンが好きな人ができて 結婚して家族ができたら 必ず必要になるんだから…大事に使わないとダメだよ!!」
「分かってるよ… 好きなのはそらだよ…そらと一緒がいい!そらしか信用できない」

なにゆってんの??この子はぁ??

「何かされるの?乱暴されるの?」
「うん…」
「いつから?」
「成人して おじいちゃんちを出でから 一人暮らしするようになって…」
 
それってもう1年以上も前からだ…かなりしつこい叔父さんだなぁ…
その時は よくある話しだ。と思っていた。

両親を亡くして 叔父さんがくるようになり 「なんでお前が生きてる」
「生きててもしょうがないだろ!」だから金をよこせ!みたいなことを暴力を受けながら 言われ続けていた

そしてレンは生きる意味を無くしていた…
誰にも必要とされていない…お金があるばっかりになんで自分がこんな目にあうのか!?自分は生きてちゃいけない…もう長くはないんだ…

そう話すレンに
「いらない命なんてないんだよ!レンが居なくなったら おじいちゃんは?おばあちゃんは?どうなんの? 私だって悲しいよ」
「約束して!絶対に自分を粗末にしないって!何かあったら電話しておいで…」

思わず涙が出てきた…まだ若いのに…
娘の彼氏も23歳で自分の人生を終わりした…最後は娘に無残な姿を見せて…

ダメ!!絶対にレンを死なせない!!
まだ知り合って間もない年下のレン…なぜだか愛おしく感じた…









No.7 12/04/07 23:06
そら*み ( ♀ RtrVxe )

初めての電話は1時間ぐらい話した
電話を切って直ぐに メールがきた

「そらサン アリガト! すごい元気でた そら大好き❤」
おいおい…年上なんだぞ! 
レンは❤やスキをよくメールでよこした それまでは軽くあしらっていたのに…
 
その時 違うものを感じていた


翌朝 いつものように「おはよう」メールのやり取りをして以前と変わらない様子に安心していた

そしてまだ仕事をしている私のメールの着信が鳴った
「そら…夜もしもしいい?約束守れそうにないや」

仕事中はメールをしないけどレンを安心させる為に
「レン!約束わ絶対だょ! もしもし しようね あと少し ガンバレ」
「10時までメール出来ない…今日も親戚がくるんだ…」

叔父さんが帰ったら電話するように返信して 夜を待った

「そらサン…」
また一行のメール… あちゃぁ~大分やられたなぁ… 明るく
「は~い!レン!大丈夫?」と返す
「キツイ…今からいい?」
「いいよ!頑張ったね!」

携帯が鳴った

「疲れた…」
「大丈夫?また何かされたの?」
「うん…ひどいよ…俺 汚いよ…」
「毎日毎日やってきて… その人何してんの?自分で働いてお金つくればいいじゃん!!仕事してないの?」
「だよね…でも普通じゃないから…」

普通じゃない?嫌な予感がした

「叔父さん一人で来るの?」
「ううん…若い人連れてくる…」
うわぁ!!ヤバい!!組関係だぁ……

レンが成人してから その叔父さんはレンが受け取った保険金を暴力で 言葉でなぶり脅して 奪おうとしていた
レンは 一年以上もそれに耐えて 生きてきた

「おじいちゃんにゆった?知ってるの?」
「おじいちゃんには心配かけたくないから…ゆってない…」
「相談したら?実の息子なんだから 叔父さんのこと何とかしてくれるよ!」
「ムリだよ…普通の人じゃないんだよ…」

「なんで家に入れるの?」
「大声出されたら 近所に迷惑がかかる…」
「警察呼べばいいのに!」
「あとで何されるか分かんないでしょ!!ヒドイんだよ…もっとヒドイことされる…」

完全に怯えている…叔父さんに支配されていた
家の中も荒らされ 家探しされ 朝まで痛ぶられて…
それでもレンは 仕事を休むことなくしていた



「そらのことしか信用しない 大好きだよ 逢いたい…」と言うレンに
「それは勘違いだよ…お母さん亡くしてるから 寂しんだよ…」
「年なんて関係ないよ…一人の女性としてみてるから」
ドキッとした 冗談なのか…ホンキなのか…



その日は アパートを探して引越しするように説得した

次の日 レンは仕事を休んで家探しを始めた










No.8 12/04/08 09:54
そら*み ( ♀ RtrVxe )


携帯を切って 直ぐにパソコンのサイトを開いた
「暴力団 OO組」検索…
 
西日本の指定暴力団 現在4代目 構成員130名以上 準構成員100名以上
本拠地はレンの地元だ
幹部の中にそれらしき名前は見当たらなかったが 年からしても若い連中は動かせるだろうと思った


マジでヤバいな…これからどうする??
レンには助けがいる 今放り出す訳にはいかない…
私ができることをしよう!! そう決めた。








新居を探してるレンから 時々メールがきた
「保証人がいるよ」
「物件を見に行く」現状報告してくる 
順調のように思えた その日の夜 また叔父さんがやって来るまでは…


21時過ぎ 着信が鳴る
「そらサン…親戚がきて言えそうにないからさきにゆっとく おやすみ…そら❤」
なんで??毎日 毎日 毎日…レンを苦しめるこの叔父さんが憎い!!
こんな人間こそいなくなればいいのに!!この叔父さんが死ねば良かったんだ!!…そう思うようになった


翌朝 心配になって 仕事に行く前に「もしもしできる?」とメールしてみた
「ゴメン…今はできない…ちょっと考えさせて…」と返事が直ぐにきた
「わかった…ムリしなくていいから  レンが無事ならそれでいい… そばにいてあげられないけど…ココロはそばについてるよ…」 送信…
ただの同情からではなく 本心から思った


前日と同じように レンは仕事を休んで新居を探した
その日も現状報告をメールでしてきた 時折 仕事の手を休めては返信した
「そらサンがおらんと俺ダメんなっちゃうよ…」
「レンの人生だよ!最後に決めるのは自分自身!私はちょこっとお手伝いをするだけ!!」
落ち込むレンに「大丈夫だよ!」と返した


お昼休みに「夜もしもししよ? そらサンの声が聞きたい…」ときた
様子が知りたかったから「いいよ!」と返した 
「叔父さん…今日も来そう?昨日ひどかったの?」
「来そうだよ…昨日も酷かった…今日話すね…」
叔父さん来なきゃいいけどな…と思いながら…仕事に戻った


仕事が終わって用事を済ませていたら 家に帰るのが遅くなり 自分の部屋に入ったのは夜の9時半ばだった
10時前 「今からできる?」とメールがきた

主人がいる時は携帯を触らないようにしている 
電話は必ずメールで確認してから かけてくるようにしていた

「いいよ!」
返信して 直ぐに携帯が鳴った








No.10 12/04/08 15:04
そら*み ( ♀ RtrVxe )

携帯にでる
「は~い?お疲れさま!」
「うん!疲れたぁ~」
「今日は 叔父さんは??」
「来てないよ…ポストに手紙が入ってた…」
「なんて?」
「借金が1200万になりました…って書いてあった…」

…あの人達の世界のことはよくわからないけど…借金なんてあんのか??
人を騙して… 脅して… お金を巻き上げて…まともな生き方しない奴らだ!!
自分の借金なら自分で働いて返せよ!!
大体 レンは実の甥っこなのに…よくそんなことができるもんだ!!
怒りがこみ上げてくる 


「住むとこ見つけたよ!」 嬉しそうに話す
「良かった!どんなとこ?」
「駅前のマンションで6階 指紋の登録すんだって!」
「それなら安心だよ!」
レンは2DKで犬も飼えるとこを探したようだった
「一人暮らしなら そんなに広くなくてもいいのに…」
「だって そらサンの部屋もいるでしょ?」
「はい?そんなのムリに決まってるじゃん!!」


レンはやたらと逢いたがった
「そらサンに逢いたいよ…いつなら逢える?ご飯たべよ!」

「でも俺…ちっともキレイじゃないよ…汚いから ガッカリしないでよ…」
「それなら 私だって年上だから もうオバちゃんだよ!」
「見た目なんて…年なんて関係ない!!俺にとっては大好きな人だから!」
…そんなこと言われても…
とうとうコン負けしてその週末の土曜の夜に逢う約束をした


レンは高校生の頃に 知り合いに誘われてホストのバイトをしていた
ホストしてたぐらいなのに…顔のこと気にするのが変だった
のちに 「キレイじゃない」の意味を知ることになる…

レンに直にメールしようとアドレスを教えていたのに 相変わらずサイトからメールをしてくる
「なんで?」聞いてみた
「携帯を見られたら そらサンのことがバレるから…だから消したよ
そらサンのことは守りたいから…だからサイトの着信設定もしてないからしょっちゅう見てなきゃダメなんだよ」と笑った
「俺にはもうそらサンしかいないから…大切にしたんだ…」


まだ逢ったことのない この年下の男の子に 私は引き込まれていった






 


No.11 12/04/08 16:05
そら*み ( ♀ RtrVxe )

レンは両親が亡くなった頃 病院で検査を受け 胸に影が見つかった
手術すれば治るが ほっとけば20年だと言われたらしい…

「お金あるんだから 治しなさいよ!!」
「長生きしなくていい…こんな辛いのヤだし…そらより早く死んじゃうよ」
「そんなことない!弟の分までレンが生きなきゃダメなんだよ!」


生きることより死を望むレンに腹がたった
「じゃぁ もう逢うのやめよう… ちゃんと病気を治して 自分を大切にするって約束しないなら逢わない!」
「じゃ ずっと一緒にいてよ!そらサンがいてくれるなら約束する…」
「…いるよ…一緒にいるから…」
 

どうしてそう言ったんだろう…



逢う約束をしてから レンは待ちきれないかのように 毎日メールの中ではしゃいでいた
「大スキ❤」と❤を連発してくる


しかし夜になると 叔父さんがやって来る
その日も若い連中とやって来て 朝まで家の中を物色していた
レンは眠れないまま 仕事に行く

早くアパートから連れ出したかった
叔父さんの手の届かないところに…
しかしレンはまだ引越しをしなかった



お昼のメールでいつも「ご飯たべた?」と聞く
レンは「食欲ない…欲しくない…」と返してくる
「食べなきゃダメだよ!!食べなきゃ ご飯一緒に行かないよ!!」
「じゃぁ…食べるから… 絶対に逢ってよ!」
子供みたいだった



金曜日…
その日の夜も叔父さんが来そうだとメールがあった
「大事なものは家に置かないで…おじいちゃんのとこに行けないの?」
「置かないようにする! じいちゃんに迷惑かかるかなって思って…」
「そんなことないよ!きっと喜んでくれるから!泊まってくって言えばいいんだから」

久しぶりに逢えることを楽しみにしていた
「じいちゃん ばあちゃん孝行しなさいよ」
「今日は夜ひとりじゃない!」 とても喜んでいた



レンは仕事が終わって その日の夜はおじいちゃんの家に向かった

No.12 13/01/15 23:18
そら*み ( ♀ RtrVxe )

「ホントはそらに逢いに行くって言ってあげたいのに…」
「うん…分かってるよ」

その日はおばあちゃんの作ってくれた手料理を食べて おじいちゃんと一緒にテレビを見て束の間の平穏な時間を過ごした。

「スッゴく喜んでくれたよ!!」
「よかったね♪ ちゃんと孝行しなきゃダメだよ」
「うん!」

レンは楽しそうだった。

その日はおじいちゃんのところに泊まる事になり私も安心できた。


翌日 「そら…寝坊しちゃった…」
日頃の寝不足とおじいちゃんちということもあって レンは爆睡したようで よく眠る孫をおばあちゃんも起こせなかったみたい。


遅刻しながらも 仕事に向かい いつもの日常に帰るレン…


おじいちゃん達はレンの体の傷に気付いただろうか?
心のキズに気付いただろうか?

レンは自分からは言ったりしないだろう…


こんなこといつまで続くんだろ…
守ってあげたいのに 何も出来ない自分がもどかしい…


No.13 13/01/17 00:10
そら*み ( ♀ RtrVxe )


土曜日…
レンと逢える♪
その日のメールは 朝からご機嫌のレンが昨夜のことを嬉しそうに報告してくる

旦那がそばにいない時に
こっそり返事を返す
「昨日もおじさんら電話がなってた…でも出なかったから怒ってるかも…」
「いいんだよ! 今夜逢えるから 話し聞かせてね」
「うん!楽しみにしてる!」

アパートに帰らせる事が怖かった…
おじさんが待ち伏せしてて レンがまた殴られたらどうしよう……

「仕事が終わっても家に帰らないで!」
「ダメだよ!汚れたままそらに逢えない!大丈夫だょ♪絶対 逢いに行くからね♪待ってて」


レンは心配かけまいとして 「大好き❤」をたくさんくれた

「お昼だょ♪」といつものメールをくれる
時間がゆっくり過ぎて待ち遠しかった

「終わったょ!これから
帰って用意するね」
「お疲れさま!気を付けてね…」
おじさんがいませんように…
そう願ってレンからの返事を待つしかなかった…

No.14 13/01/19 12:43
そら*み ( ♀ RtrVxe )

「これから出るょ!」
私はいつでも出られるように準備出来ている。
「気をつけて来てね♪」

待ち合わせの場所に着いてから少しして レンの黒いクラウンがやって来た

「ご飯食べに行こう!行きたいとこある♪」
「何食べるの?」

高速に乗って隣の市まで走る
レンはかなりのスピードを出すから10分ほどで高速を降りた
ずっと手を握ったままで離さない

おじいちゃんたちの話しを嬉しそうに話すレンが微笑ましかった
ずっと隣で笑ってくれたらいいのに…

残されたレンには一番近い家族だ…
叔父さんは?
レンに暴力を振るうサイテーヤロー…
レンの傷を思い出すだけで憎しみが込み上げる


高速を降りて少し走ったところの中華料理店に車を停めた

高そう…
「予約してたの?」
「してない!個室空いてるかな?」
おいおい…大丈夫?

No.15 13/01/19 21:02
そら*み ( ♀ RtrVxe )



お店に入ってから レンは店員に個室を頼んだ
個室なんて初めてで 黙ってレンの後ろを歩いた。
通された部屋わ中央に円卓のあり広い個室

うわぁ~ ここに2人きり?高そう…大丈夫なの?
不安をよそにレンは隣に座った
えっ!?椅子は沢山あるし広いのに なんで隣にくるの?
「そばにいたいからいい?」
その屈託のない笑顔にイヤとは言えないだろ!
「いいよ…」
メニューから料理を選ぶとレンは「ラーメン♪」と言った
個室を頼んでラーメンを食べたがるレンを笑った。


顔が近づいて 私の頬にキスをする…
手を握って 今度はぎこちなく口にキスをしてきた

誰にも見られることのない空間で お互いの鼓動が聞こえるぐらい近くにいた
ドキドキしていた




初めて逢った日…

お互いにすぐに分かった
レンは私を見つけると 両手を広げて
「ギュウってして♪約束だょ♪」
逢う前に電話のやり取りで最初にしてほしい事!
と 言ってたからだ

マジ!?
コンビニの駐車場で!?
こんなに若い子とハグすんのー!?
レンは動揺する私に抱きついてきた
ヒャー!!!!!!

レンから香水の香り…
いい匂い…
首に手を回し やせっぽちのレンを抱きしめていた…



No.16 13/01/19 21:05
そら*み ( ♀ RtrVxe )

>> 15

話しが前後してしまいました😓


改めて 初めて逢った日を綴ろうと思います😌



No.17 13/01/19 21:51
そら*み ( ♀ RtrVxe )



レンは黒いジャケットを着て今どきの子と変わらない見た目はチャラ男のようだった…

それまでのメールや電話のやり取りで レンを信じて助けてあげなきゃ!って思ってた気持ちがぐらついた…
ヤバい!?騙されたかも…💦


抱きついてきたレンが
「思った通りだ♪やっと逢
えたね…」
安心したように耳元でそう呟く…

ほっとした…
と同時にドキドキしていた


年甲斐もなく普段履かないミニスカートを履き頑張った自分が 急に恥ずかしくなった
レンは
「そらサンかわいいね♪」と言って私を見つめた






No.18 13/01/20 02:01
そら*み ( ♀ RtrVxe )



違う場所まで移動して レンの車に乗り替えた

「改めて 初めましてだね」
「逢ってくれてありがと♪」
「なんか緊張するょ…」
ホントに心臓がバクバクしていた

いいのか!?
年わ知ってるけど…やっぱり若いし…
ご飯食べに行ったら帰ろう…

「ご飯食べに行こう!」
レンのほうから誘ってきた「何食べたい?何が好き?

「そらサンの食べたいのでいいよ♪」
ハンバーグなら無難かな?そう思って知ってるお店までナビした

店に着いて少し待ってから2人用のテーブル席に案内された
「隣に座りたかったのに…」
そう言ってテーブルの上から私の手を握ろうとして
慌てて手を引っ込めた

隣の席に目線を向けて
「なに?ビックリしたぁ~」

見られたかな?
人前で恥ずかしげもなく 年上の女の手を握ろうなんて何考えてんの!!!!!

レンはそんなこと気にする素振りもなく また手を握ろうとする

「そらサン 細い!」
「細くないよ💦レンの方が軽いんじゃない?ちゃんとご飯食べてるの?」
「あんまり食べれない…」「ちゃんと食べなきゃダメよ💦」
「一緒に食べてくれたら食べる♪」
まったく…
子供みたいに甘えてくる

注文したチーズバーグとオムライスがきた
少し食べただけでレンの手が止まった
「食べないの?」
「うん…もぅいい…」



レンは暴力を受けるようになってから 拒食症になっていた…




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