嘘をつく男

レス12 HIT数 2909 あ+ あ-


2011/11/27 01:01(更新日時)

虚言? 虚偽? 妄想?

騙され、欺かれ、傷つき、必死に闘い続けた私が出した答えは 普通の別れでした(笑)

あの混乱と混沌の日々を なんとか文章にしていきます。

お付き合い下さいませ。




No.1710216 (スレ作成日時)

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No.1

まず初めに どうしても書いておかなければ、いけないことがあります。

それは、私もたくさんの嘘をついてきた事実です。

大なり小なり 人は嘘をつく生き物ですが、私もやはり

ちっぽけな見栄や、くだらない自尊心を守るため 様々な嘘をつきました。

後になって考えれば、「なんて馬鹿なこと言っちゃったんだろ」と、深く自己嫌悪に陥るものの、

嘘をついた時点で それは、どうしてもそう言わなきゃ我慢ならなかったという、なんともダメ人間烙印いっぱいな自分がいます。

でも、まぁ、言い訳させて下さい。(笑)

それは、絶対的に他人を傷つけるべくして ついた嘘ではありません。

と、まぁ そんな訳で 嘘に対して なにげ寛大な私ですが ある男の膨大な嘘に 振り回される日がやってこようとは、お天道様も見抜けなかったに違いない。


あれ? 当然の報い?(笑)


No.2

子供の頃ついた嘘で こんなものがありました。

「私ね、前に香港に住んでいて、隣がアグネスちゃんの家だったの」

これは、当時私がアグネス・チャンに 相当憧れていて (年がバレる笑)大好きで大好きで 嘘でもいいから 関わりたいという強い欲求が その嘘を呼んだ(笑)

まったく馬鹿馬鹿しくて 今 思い出すと穴を掘って埋まってしまいたい気分ですが、あの時 なんだか本気だった自分が怖い)゚0゚(ヒィィ

「え〜?ホント?すごいねぇ」
と、ニコニコ聞いてくれた友達が 本当に信じてくれていたか、甚だ疑問ですが、
そうやって感心 もしくは関心を示してくれたことが、本当に嬉しかったことを覚えています。


なんで こんな生き恥を今、ここで晒しているかというと、彼がついてきた嘘の種類と比較するための一例です(笑)


No.3

彼は 洗練された物腰と 非常に魅力的な笑顔を持っていました。

着ている服は上等で 綺麗に糊付けされたシャツ。
プレスされたズボン。
一点のシミもない靴。

彼の持つ印象は 誰が見ても好ましいもので 私も私の友人も男女関係なく 魅了されました。

私も友人たちもある程度 人生を経験している年齢で あからさまに外見で人を判断したりはしませんが、

魅力的な人を魅力のある人だと感じることに 反発するような熱さもありません。

ですから、彼はさりげなく また、ごく自然に 打ち解けました。


No.4

彼と付き合っていくうちに ある大きな特徴に気付く。

それは、自分の話が大好きなこと。

でも 当時私は これに対して、特別な嫌悪感を抱いたりしなかった。

自分に自信があり 社会的に高い地位を持つ男には ありがちな行為で、彼を深く知りたい私にとっては 興味深い内容でさえあった。

饒舌な男は おおいに語った(笑)

彼の嘘を見抜くのに 時間がかかった大きな要因は 出鱈目の中に本当のことも ちりばめられていたせいもあると思う。

彼は嘘の天才だった。


No.5

私たちは 会社は別でも同業者。

挨拶程度の顔見知り。

感じの良い人ね❤
くらいの、好意は持っていたものの、そんなものは「お疲れ様です」 「こんにちは」と、通り過ぎた途端に忘れる程度。

むろん、彼だって そうだったはず。

最初から ハメたい目的で近づいたかどうかは いささか疑問。

と、いうのも ちょっとした担当待ちの空き時間が 発端だったからだ。

「あっ!お疲れ様です」
彼の声に 振り返り、
「あら・こんにちは」
と、返事をする私。

「Aさん待ちですか?」

「ええ。そちらは?」

「私はBさんです。 あっ!と、これは失礼」
と、言いながら 名刺を差し出す彼。

もらったからには 返すのが社会人の礼儀でしょう。

あっこりゃこりゃどうもと 私も差し出し、初めてお互いの名前を知った。

あれは、どう考えても 儀式的な挨拶だった。

出会いは どこにでも潜んでいて それは時には人生さえ変える。

良きにも 悪きにも…。


No.6

それから少し時を経て 私たちはメールをするように、なっていた。

私には離婚歴があり、当時は夫も彼もおらず、メールくらい誰とでも気軽にやり取りできる いい身分だった。

メールの内容も 当たり障りのない仕事の話ばかりで、特にどうということもない。

後にこれが、大人結えんの落とし穴だと気付く。

大人とは、突っ込まない生き物だ。

どうして 彼とメールするのか?

同業者だしね。

彼には 妻や彼女はいないのか?

コクられた訳でもないのに 気にする方が可笑しいわ。

彼には 下心がないのか?

そんなこと・あんた!

いちいち 疑ってたら、会社勤めがつとまるか!

てな・感じで 1番大事な部分を 大人結えに後回しにするわけです。

No.7

考えてもみて下さい。

社会に出れば、大勢の人間が ちまたに溢れ、こいつに携帯教えたくねー!なんて個人の好き嫌いは 時には通用するはずもなく、私の個人情報はダダ漏れです。

悪用されるかも? 騙されるかも? なんてことに 神経使っていたら、私、もう死んでます(笑)

話が逸れてきたので戻します。

彼から 食事に誘われた時、私は初めて それらの疑問と向き合う訳ですが、
変に気を使うのも面倒なので、いきなり直球で行きました。

「食事? ご飯は別に構わないけど、その後 私を食っちゃう気?」

「いやいや💦 そんな気無いですよ」

「奥さんや彼女に了解取ってからにしてね」

「奥さんも彼女もいないです💦」

「そんなのなんか変だわ」

「おかしいですか? 本当は食事をしながら お話しようと思ってたんですけど、今の方がいいですか?」

「そうね。後からめんどくさいの嫌だもの」


No.8

「女房とは死別してます。子供がいますが」

私は 自分を呪った。

後に悪の根源である彼は どこまでも礼儀正しく 紳士、かつ真摯な態度で、私の方が無神経極まりない態度である。

「ごめんなさい。本当にごめんなさい」

私は 心からあやまった。

「大丈夫ですよ。気にしてませんから」

あくまでも仏のような彼。

本当のことを知るのは もっとずっと先になるのだが、まことしやか 軽やかに、歌うように とんでもない大嘘をついた。

まさに カンタービレ!

のだめちゃんも ぶっ飛びだ😱


No.9

ノッケから大胆な嘘をついた彼が その嘘を突き通すために 更なる嘘をつくのは、まぁ 当たり前といえば 至極当然ではあるが、

それは おいおいご紹介するとして、彼は日常的 慢性的に嘘をついた。

分かりやすいものを挙げるなら こんな風に。

夜の電話。

「もう、ご飯食べた?」

「いや、まだ」

「まだなの? お腹すかない?」

「うん。大丈夫。さっき 近所のスーパーで 弁当買って食べたから」

「はっ? えっ? 食べたの?」

「食べたよ。なんで?」

「いやいや💦 最初にあんたが…」

「えっ? 何? だから食べたよ。おにぎり」

「………。」

いいよ。もう。なんでも…。

言い争うような、ましてや問い詰めるような内容じゃないし、

疲れてて 上の空ってことは 誰にでもあるしね。

ただ 驚くべきは、5分としない短い会話の中で 話を二転も三転もさせて まったく気付いていない。

食べてない→弁当→おにぎり

どうでもいいですがね(笑)


でもなんだか、ちっちゃな鉛が 胸に沈んだ。


No.10

他人に嘘をついている姿を目の当たりにした時は、私の心拍数がMAXになった😱


私は釣りに詳しくないので 間違いがあるかもしれませんが 事情はこうです。

とにかく彼は明日 上司、その他 何名かで 釣りに行く約束をしていた。

私たちは 珍しく二日間の休みを 共にしていたのですが、これは、その二日目の出来事。(彼は三日連休でした)

上司から、釣りのためのエサが手に入らなかったとの内容の電話がきた。

なんでも、明日釣るはずの魚は 小魚をエサとして使うらしいが手違いがあったらしい。

明日をものすごーく楽しみにしていた彼は なんの躊躇もなく こう言った。

「大丈夫です。今 ちょうど魚屋です。私が買っておきます」


えっ?💦ちょっ💦 今、家ですが?💦


No.11

電話を切ると彼は 振り返り「魚屋行くぞ」と、言った。

「ねぇ あんなこと言っちゃって大丈夫なの? なかったらどうするの?」

「昨日 あったから平気だろ」

そうなんです。たまたま昨日、お刺身を買いに行った時、箱詰の大量の小魚が激安だったのを見ていたのです。


が…💦 やはり…。

昨日限りの特売品で 今日は影も形もありませんでした。


そして、彼が取った行動は…。

上司に電話して こう言いました。

「並んでいたんですが、ちょうど前の人で売り切れになっちゃいました。
でも 他 探すので任せて下さい」


え〜? 何?そのセコい嘘😒

ドン引きだよ…💦

なんか 聞いてて恥ずかしいよ💦

今となりゃ こんかセコい嘘は 鼻糞ですが、目の前で彼が 悪びれることなく こんなこと言ってる姿は 衝撃でした。

普通は 本人も聞かれたくないですよね?

少なくとも 私は誰にも聞かれたくない…💦


No.12

この鼻糞みたいな嘘を取り上げたのには訳があります。

私は これをきっかけに 彼が『THE・責任転嫁』の帝王であることに気付きました。

「ねぇ、どうして 大丈夫とか断言しちゃうの?
他を当たって また連絡しますとか言えばいいじゃない」

「ここは俺の地元じゃないんだぞ? お前がありそうな店 教えてくれなきゃわかんないからな!」

はっ? なにそれ?

私 そんなんどこに売ってるか知らないよ??

「ごちゃごちゃ言ってないで、いいから スーパー教えろよ」

なんか めちゃめちゃ理不尽を感じながらも 私だって 彼に恥をかかせたい訳じゃない。

必死に探した。(笑)


そして、とうとう見つけた。

私の執念というより、彼の執念で…。


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