日記

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2013/11/20 23:59(更新日時)



2007年、6月


思い出日記

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No.1704706 (スレ作成日時)

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No.101

2010、5/10


たっちゃんは、初出勤を果たした。


私は離れているので、✉で応援していた。


初日は慣れないし、身体もきついだろうね。


長く続いてくれるよう祈るしかない。

No.102

初日の感想は、なんかもう愚痴っぽく言ってたけど、私は褒め称えた。



何日か経ったお昼休みに、たっちゃんのユニフォーム姿の写メが送られてきた!

似合ってるやん♪


どんな風に介護してるんだろう、頑張ってほしい。

No.103

たっちゃんが見事就職出来たので、早速次の目標へ向かう準備にとりかからねば。



私はせっかち。この時をずっと待ち望んでいた。



たっちゃんにも、家族の方達に話してもらわなくてはならない。


たっちゃんと、私の事。




私は、夜、くつろいでテレビを観ている父親の横へ座った。



父は母から私の事を少し聞いてはいたらしいが、ちゃんとした仕事に就いてない奴は認めない(そりゃそうです)との事だったので、ついに就職を果たしたたっちゃんとの事を切り出した。

No.104

5月29日、挨拶に来るからお願いします。



父は、一瞬固まった。

少しの沈黙のあと、おうそうか‥と言ったが、いつもの否定的な父に戻っていた。


そんな遠くにまた、なんで行くんか。やっていけんのか!?


やっぱり、すんなりいかないとは思っていたが‥!


私は切り札を持っていた。

認めてくれないなら、もう一生結婚なんてしないからね!!!




普通の父親ならば、可愛い娘がずっと側に居てくれる事を望むだろうが、父は自分の娘が結婚もしないで家に居たら世間体が悪いというような考えの人だから、もう何も言えなくなるのだった。



No.105

その夜、✉でたっちゃんに報告した。


よく話せたね!!!



と、驚いていた。


たっちゃんも覚悟を決めてくれ、ある日、


みんなに話したよ!


と✉が来た!


彼女の『か』の字も言った事ないたっちゃんだったから、親戚一同、その驚きようはすごかったらしい。


写メ見せて~!!!と言われて見せたよ。って、恥ずかしい~////







そして、29日。

No.106

たっちゃんは通勤の為、中古の車を買っていた。


昼前には私のアパートへ到着。


この日は祖父の命日でもある。


たっちゃんと一緒にまず、納骨堂へお参りに行った。


1年前の今日、一人で初めてここへお参りに来て、たっちゃんと一緒になれるよう、おじいちゃんにお願いをしていたので、お礼を言った。


それからいよいよ私の実家へ。


着いてから、たっちゃんは緊張でタバコを吸い溜めしている。



部屋へと入ると、父は待ち構える赤鬼みたいで、かなり恐かった。


しかしたっちゃんは、普段からは想像もつかないような精一杯の笑顔をつくり、父に挨拶をした。


あまり喋るほうではないたっちゃんが、部屋にある父自慢の魚拓を褒めたり、釣りの話しをしたりで、父も上機嫌。


たっちゃんが、こんなに話してくれるなんて思ってもみなかったからびっくりした。

No.107

たっちゃんの前には、母が用意してくれたご馳走が並んでいるが、たっちゃんの苦手な物がいくつかある。

そして父は、あまり飲まないたっちゃんに焼酎をどんどん薦めてくる。


私はもうハラハラし通しだった。


父は酔った勢いでたっちゃんに絡むように、私の事をちゃんと養っていけるのか!? 男なら、俺のようにしっかり働いて稼いでやっていかな!!


など‥‥

たっちゃんのプライドを傷つけるような事をずっと言うので、申し訳ないやら‥

たっちゃんは、出された物は残らず口に詰め込み、笑顔を絶やさず、ハイ‥ハイ‥と返事をするしかなかった。


たっちゃん、よく耐えてくれた。

No.108

初めて来てくれた日から、あまり期間を置かず、何度か来てくれた。

うちの父との距離を少しでも縮めようとしてくれた。

でも、たっちゃんが言われて一番嫌なタバコの事や、父の自慢話を聞かされるのがかなり苦痛らしく、帰る車の中ではもうゲンナリだった。


たっちゃんを見送る為、私はアパートから自分の車に乗り換えて、たっちゃんの車の後ろに着いて走り、30キロほど先にある神社の駐車場でしばらく話してからそこでお別れした。


No.109

たっちゃんが、自分の家族親族に私の事を話したのは、うちの実家に挨拶に来た後だった。

それから私がついに‥


たっちゃんのご自宅へ招かれる日が来たのだった。

No.110

2010.08


地元の手土産と着替えを携え、走った。


今回は、自分の車を港に残しフェリーに乗船。


何故だかその時の記憶がちょっと曖昧。


たっちゃんが向こう岸に迎えに来てくれている。


乗り合わせて出発!

No.111

半分ぐらい走った所で
たっちゃんはいつもの経路を外れ、違う道を走る。


たっちゃんが連れて行ってくれたのは、動物園だった。


結構広くて、珍しい動物もいた。でも私はそのあとに控えたイベントの事を思うと半分上の空、お昼にハンバーガーを買ったけど、たっちゃんが少しイジワルな冗談を言うから緊張から思わず泣いてしまった。


動物園を出て、駐車場の隅に行き車の中で着替えをした。


私は何時ごろ行けばいいのか聞かされてないし、たっちゃんはマイペースな感じだし、ご家族を待たせているんじゃないかとハラハラ。

あと何十分かかるのかもわからないし、本当にもうヒヤヒヤした。

No.112

1時間程走って、徐々にたっちゃんちに近づいてきた。


そして、2年前、
たっちゃんを迎えに来て乗せた場所へ到着した。


小高い場所にあるたっちゃんの家までは、駐車場からだいぶ階段を登って行かなくてはならない。


私は、家と家の間の狭い階段を一緒に登って行った。




No.113

ドキドキが半端ない。


たっちゃんは、ヒョイヒョイと階段を登り、見えなくなった。


傾斜が急で息が上がる。


角を曲がると庭が見えた。

写メで見た事のある玄関。
庭からは海が一望。


網戸になってた玄関を開けるとそこには大中小の靴がたくさん並んでいる。


たっちゃんはすでに中に入っていた。



No.114

私も恐る恐る玄関を入り、マナー通り靴を揃える。


この日の為にネットで買った、グレーのワンピースにストッキング姿。


たっちゃんはいつものTシャツにジーパン。



そして、



廊下を進んだ突き当たりのガラスの引き戸を開けた。

No.115

6畳程のテレビのある居間に、なんと‥


たっちゃんのお母さん、姉や兄、その子供達‥その数11人が勢揃い!!!



たっちゃんにより、噂は聞いていたが‥



ただでさえ緊張しているのに、みんなの注目の的!!



立ちすくす私を、どうぞどうぞと、ちょうど二人分空いた所にたっちゃんと座らせてもらった。

No.116

私の正面に座ってる人が、どうやら一番上のお姉さんらしい。



そしてその横に、控え目で優しそうな感じのお母さん。




はじめまして。

と自己紹介をし、手土産を渡した。



こんな日をずっと夢見ていたので、お姉さんがすごく嬉しがって歓迎してくれてる姿を見たら、少し涙ぐんでしまい、お姉さんも同じく涙ぐんでいた。



そして、お姉さんが一人一人を紹介したような気がするけどいっぺんには覚えれず、緊張していて、記憶が薄い。



No.117

今まで女っ気の全くなかったたっちゃんが
彼女を連れて来たとあってみんな興味津々。



私は質問に答えるのに四苦八苦。


私の前ではよく喋るたっちゃん、本人から聞いていた通り家族の前ではほとんど無口。


でも、どこで知り合ったの?って質問で、ネットでって言うから、慌てた;


まぁ、そこは深く追及されなかったから良かったけど…

No.118

想像してたように、
一番上のお姉さんが
中心的な存在。

お母さんは、
微笑んだり頷いたり、
ほとんどお話ししない


驚いたのは、お兄さんがたっちゃんにそっくりだった事!


体格は一回りぐらいお肉がついているが、さすが兄弟!たっちゃんと違うのはよく喋るとこ。


もう一人のお姉さんと
お兄さんの奥さんも
明るくて優しそう。


そして子供達。
元気な女の子、
それから私と6つ違いの子もいた。

No.119

ひととき家に居て、
夕方になったので、どこかに食べに出ようって事になったらしく、それぞれの車に分乗し出掛けた。



私はまだまだ緊張が溶けず食べれる気分では無かったが‥



山を越え15分程走り、繁華街のような所へと着いた。


車を降りて、みんなで和食のお店へ入った。

No.120

たっちゃんと私を含め
13人。

座敷に上がり、長机を4箇所占領。



みんな慣れた様子で、思い思いの席に着く。


私は隅っこに座った。


メニューを見て、唐揚げ定食が一番値段が安かったので、それにした。


私以外、全員ラフな格好。たっちゃんは、服装は何でもいいよ、誰もそんな事気にしないからって言ってくれてたけど、そんな訳にはいかないと思って畏まってきたが、少し後悔した。

No.121

私とたっちゃんの机の
真正面にたっちゃんの
お母さん。

私の後ろの机は
たっちゃんの姪や甥が座って賑やか過ぎるぐらい。

私もたっちゃんも、
お母さんも人前では
無口な方なので、
わりかし静かなお食事を済ませた。

好き嫌いの激しい姪達が、たっちゃんに、嫌いな野菜やフライを『食べて~』と当たり前のように皿にのせていくのをみてちょっとビックリ。


無事食事会が終わり、
お会計して頂き、
外に出た。

No.122

外はもう暗くなっていた。

駐車場まで少し歩き
そこでみんなで記念撮影した。


私の実家にお土産まで頂いて、そこで皆さんとお別れをした。


私の長い長い一日が終わった。

No.123

たっちゃんと、ようやく二人で車に乗り、帰路につく。

時間はもう21時頃だったかな。

たっちゃんが、
今夜はもう船便もないし、宿泊代を預かってるからという事で、港に向かいながら泊まれそうな所を探して走った。


私はすごく疲れてたし、
妙にこだわり深いたっちゃんは、なかなか決められず走り続けていたので、そのうち寝てしまっていた。



ふと目を覚ますと、
ようやくどこか泊まれそうな所に着いたとこだった。

No.124

そこで1泊し、
朝ご飯を食べてまた出発。


そして港に着いてから
そこでお昼ぐらいまで一緒に過ごして、フェリーに乗り帰った。

No.125

帰ってから、日を置かないうちに、お礼のお手紙をお母さんに宛てて送った。


お姉さんから
すぐにお返事を頂いた。


色々な取り仕切りは、一番上のお姉さんが母代わりで全部されていた。



そして、
秋におこなう両家の顔合わせに向けての段取りに入っていった。

No.126

2010年9月。


私の免許証の更新が迫っていた。


日曜しか休みがないので、管轄の警察署まで仕事中抜け出しても往復だけで約2時間かかるし、会いたくない同級生に前に講習会で会ってしまってから私は、免許センターまで出向く事にしていた。



免許センターは、地元から車で片道2時間ちょっとかかる県庁所在地にある。


行く日をたっちゃんに伝え、土曜日の仕事が終わってから港で会う事にした。


No.127

その日の夜は港周辺で過ごして、少し行った所にある温泉施設でお風呂に入って、車の中で朝が来るまでひと眠り。



日曜もよい天気で、早めに出発。


港から免許センターまでがまた、片道1時間半ぐらいかかる距離。しかも地図を見ながら。


途中で朝ご飯を食べに寄り、少し迷いながらも無事に到着。


ここでの切り替えは、更新の時、それから免許証無くした時、それと、違う免許を取得した時の書き換えなど、何回も来てるが、広くて人もいっぱいいて毎回うろうろしてしまう。


たっちゃんは、早々と喫煙ルームへ行ってしまうし。

スピード違反をしていた私は、講習1時間受けて、更新も無事に終わった。



たっちゃんとまた港まで戻って、少し顔合わせの話しなどして、また、その日会うまで、たっちゃんは帰って行った。

No.128

2010年、9月


たっちゃんと一緒になる為の準備として、9月いっぱいでアパートを出て、実家に戻る事にした。


このアパートには、私が27歳の4月から住み始めて約5年半。


本当に色んな思い出が詰まった部屋だ。


3年目には2階の水漏れ事故を被って、しなくてもいいリフォーム&引っ越しを梅雨の時期にさせられ、一人で荷造りしてリフォーム終わってからはまた荷解きをして、羽布団をコインランドリー持って行って洗ったり、、

一人暮らしは内緒にしてたから、会社の人らに見られないようヒヤヒヤしながら出勤したな~。


そして何より、1年一緒に暮らしたたっちゃんとの思い出が一番多い。


No.129

毎日少しづつ荷物をまとめたり、実家にご飯戴きにがてら荷物を運んだり、

自分の荷物を置かせてもらう為に、休みの日には総出で実家の押し入れの中も全部整理をした。

私が小学3年の時に建てられた家、押し入れの中はほとんど使わないような古い布団や洋服などが押し込まれていて、懐かしい物も沢山出てきた。

それらを整理し、父が定年して畑仕事用に買った軽トラに不要な物を全部積み込んで、片道40分の所にある処分場まで一緒に捨てに行った。


そして、あるお天気のよい日曜日、父にアパートに来てもらい、まとめた荷物を全部実家まで運んでもらった。

No.130

私は仕事帰りにアパートに立ち寄り、細々したゴミを片付けたり、現状復帰の為の清掃を何日かかけてやった。

途中で壁紙や畳や床など張り替えてあるので、そこまで大変ではないかと思ったが、プラスチック製のお風呂には水垢が石のように付いていて、それをクレンザーでツルツルになるまで根気よく取っていくのが難儀だった。


そして、9月の最後までに全部終え、水漏れ事故の時に隣のおばあちゃんにもご迷惑をかけていたので、お菓子を持ってご挨拶をして、思い出深いアパートを後にした‥。

No.131

久しぶりの実家暮らし。

私の部屋はないので、一人暮らしの時のような快適さはないし、好きなテレビも観れないし、父の顔色伺うのも疲れるが、

やっぱり実家はいいな~と思った。


母の美味しいご飯も毎日食べられるし、毎日お弁当作ってもらえるし、


‥こんな美味しいご飯を5年半も食べ損ない、結婚するまでの短い時間を一緒に過ごせなかったなんて、今考えればなんだかすごく勿体なかったな‥って思ってしまった。


当時付き合ってた人と毎晩逢いたくて、父から咎められるのが嫌で家を出た自分が悪いんだけど‥馬鹿だったな。


たっちゃんと暮らせたのは良かったけど。

No.132

それから、
顔合わせの事などで
たっちゃんのお姉さんから何度か電話があり、

私的には、距離が距離だけに、お互いの中間辺りのどこかお店でして欲しいと思っていたのだが、父は絶対にうちにもらいに来てもらう!!と言って聞かなかったし、たっちゃんちも、そうした方がいい。との事で、

10月10日にこちらまで来て頂く事になった。

No.133

母と一緒に、顔合わせをする店に下見に行って予約をし、手土産にする地元で美味しいと評判の和菓子を買いに行った。


たっちゃんのお父さんは病院に入院したと聞いていたが、お母さんも手術したので入院したとの事で、

お姉さんが母代わり、お兄さんが父代わり、それぞれ夫婦で来るので、たっちゃんと合わせて5人で来るとの事だった。

No.134

仲の良いたっちゃんちファミリー。

当初は、他の姉や、その子供達も来るかもしれないと聞いて、父は血相を変え反対。

私も、そんなに沢山で来てもらっても、遠いし、自宅も狭いし、気も使うしで、たっちゃんには5人で来てもらうようお願いした。


もし来てたら多分、すごく大変だったと思う。

No.135

‥そして2010年10月10日


とても良いお天気。
真っ青な秋晴れ。


でも私は落ち着けなかった。

予定では、お昼頃自宅に来てもらって、お食事は13時に予約をしてある。


ドキドキが半端なく、身仕度を済ませて、あとは待つばかりになり、いつ来るかと時計ばかり気になっていた。


同じく母も落ち着かない。
あーでもない、こーでもないと試行錯誤でお茶の準備をする。


庭を掃いて、玄関前から部屋まで抜かりないよう片付けて、待った。




No.136

遅くないかな?
と思ってる所に電話があった。


近くまで来てから、
たっちゃんがちょっと迷ってしまったと!


あ~そっちかぁ、
まさか迷うとは思ってもみなくて、、

確かにうちは、わかりにくいとよく言われた事があった。

電話で誘導し、
遂に我が家にたっちゃんのご家族がやって来た!

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