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レス373 HIT数 67928 あ+ あ-


2010/12/19 19:33(更新日時)

私の反抗期は幼稚園から始まった。


親を好きだと思う気持ちと…嫌いな気持ちと…淋しい気持ちがいつも取り巻いていた。


そんな私の歩んだ人生とは…投げやりだったかも知れない。

だけど…人は何度でもやり直せる。


どん底に落ちた時ほど高く飛べるのだと知ったんだ…。







この物語は基本フィクションです。が…所々実体験も入れて行きます!

途中、不倫などの表現もありますが…不愉快な方はスルーしていただけたら幸いです。

No.1444308 (スレ作成日時)

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No.251

アパートに帰ると…

あ゛~腹減った💧

リオ、飯ある?


はぁ…毎日毎日腹すかせてんぢゃねぇよ😩
チャーハンでいいか💧?


おぅ。


リョウヤは、チャーハンをあっという間に完食すると…


ごちそうさん。

帰るわ!!


といつも同じ時間に帰って行く。


リオ!!明日、レンを水族館でも連れて行かないか?
お得意さんに、招待券貰ったんだ😁


はぁ💧


んじゃ、明日8時に迎えに来るからな😁早く寝ろよ!!


お前もな😩


そして…その夜は、花火で疲れたせいなのか、久しぶりに良く眠る事が出来た。

No.252

〓更新情報〓

皆さんへ

いつも読んで下さり本当にありがとうございます✨


先日は、お休みさせていただき、ありがとうございました🙇

本日なんですが…
パート仲間の飲み会がありまして、今日は更新をお休みさせて下さい🙏


読んでくださっている皆さんの事を思うとなるべく早く更新したいのですが…💦
時間がない時に、適当に書いてしまうのが嫌なので、どうかお許し下さい🙏


それから、いつも一方的な自分発信で本当にすみません💦


また明日、更新します✨

また一段と寒くなって来ましたね🍂

風邪や胃腸炎などにお気をつけ下さい😺

でわでわ…

また明日まで失礼致します✨

(^^ゞ

No.253

お久しぶりです♥いつも楽しく拝見さしてもらっています😌
感想スレがなかったのでここに書かして頂きました♥


涙ながしながら拝見してます😢ヤッパリ私は主さん(あえて名前は言いませんがぁ)の文章が好きみたい♥♥♥
1作目も2作目も今でも読み返してます😆😆😆


ユックリで頑張って下さい♥今日は飲み会楽しんで下さいね😌

No.254

毎日お疲れさまです😊いつも楽しみに読ませて頂いてます✨主さんのペースで無理せず頑張ってください🌱いつも応援しています✨

主さんの大ファンより😊

No.255

>> 254 主さん お久しぶりです🙇

いつも ありがとう御座います🙇


とても 悲し過ぎて
今は 『何で…❓』と 放心状態です💧

No.256

✨ありがとうございます✨

あゆなさん、匿名さん、愚妻さん、

お久しぶりです😹

お元気ですか❓

読んで下さっている事に感謝です😹

凄く嬉しかったです✨

昨日は…調子に乗りすぎて💦二次会のカラオケまで行ってしまいましたが💧

常に頭の中には、家の事、家族の事があり…全く酔えない💦

楽しい中にも少しの心配も感じつつ束の間の休息をしてまいりました😺

夜中に帰って来て、あゆなさん、匿名さん、愚妻さんからのレスを見て…本当に嬉しかったんです😹

温かい気持ちで眠りにつく事が出来ました✨

ずっと、見守って下さり、応援して下さり本当にありがとうございばずぅ゛~😹

一括のお返事で、すみません💦

今から仕事行って来ます💪

あゆなさん、今日も1日、子育て頑張って下さい✨

匿名さん、今日も1日、穏やかに過ごせますように✨

愚妻さん、毎日色々と本当にお疲れ様です✨

でわでわ…

(・ω・)/💕

No.257

✨読んで下さっている皆様へ✨


昨日はお休みいただき、ありがとうございました😺

皆様が喜んで下さっているから私も頑張れます💪


皆様も忙しい毎日をお過ごしでしょうが、今日も1日頑張って下さい✨

私も頑張ります!

今日の夜からまた更新致しますので…どうか、お付き合い下さい🙏

でわでわ…

(・ω・)/💕

No.258

訂正💦

喜んでぢゃない💧

読んで下さって。の間違いです💦


本当にごめんなさい🙏

横レスばかり本当にごめんなさい💦


でわでわ…

No.259

翌日、リョウヤが8時ぴったりに迎えに来た。

後部座席には…ハズムの車に付けられていたチャイルドシートが…。


昨日、あれからハズムの車までチャイルドシートを取りに行ったんだ。


とリョウヤが言った。


そうか。

本来なら、わざわざ取りに行ってくれた事に礼をいわなければならないんだろう。


レンは自分のチャイルドシートだと、喜んでいたが…私はハズムを思い出してしまい胸が込み上げて来た。

余計な事しやがって!!

とリョウヤに対して思ったが…レンの安全面を考えて良かれとした事なのだと解っているので、礼も言わないが文句も言わなかった。

No.260

レンは水族館でペンギンやラッコやセイウチを見て大喜びだった。


リョウヤの手を引っ張りあちこち見てはしゃいでいた。

中でも、イルカのショーは大興奮😲して拍手しながら見ていた。


お昼は水族館にあるレストランで食べた。

レンはリョウヤに嬉しそうに沢山話しをしていた。

リョウヤはレンの話しを聞いたりレンと対等に話していた。


レン、知ってるか?
イルカって人間の言葉が解るんだぜ😁


しゅごいね😲


それだけじゃないんだぜ!!

深い海で溺れた時にイルカを呼ぶとイルカは人間を助けに来てくれたりするんだぜ😁


ほんと~😲?


あぁ😁


私はその会話を呆れたように聞いていた💧


水族館なんか、子供ん時以来だわ😁
レン、楽しかったか?

うん😃


そうか😁


リョウヤはレンを肩車して駐車場まで歩いた。

レンの顔は、ハズムと居る時みたいに嬉しそうな顔して笑っていた。

No.261

正直…私の心は複雑だ。


リョウヤと居ると、嫌でもハズムを思い出す。

リョウヤとハズムは親友なだけあって、考え方とか行動とか、仕草や話し方も二人良く似ている。


リョウヤは…あの事故の事で責任を感じているんだろう。

だから、毎日のようにウチに来て、私とレンが淋しくないように…と気遣ってくれているのだろう。


だけど…

リョウヤと居ると私はハズムを想い、刹那的な気持ちになる。


本当は、ハズムよりリョウヤの方が少しクールで頭も良いと思う。

だけど…話しの受け答えや次に話す内容や考え方がそっくりだ。


顔は全然似て居ない。ハズムは可愛い感じだけど、リョウヤは綺麗な?整った感じだ。

だから、本当はリョウヤの隣りに並んで歩くのは勘弁してもらいたい💧


全然似て居ない二人なのに…リョウヤと居ると、堪らなくハズムを想い切ないんだ。

No.262

アパートに着くと、リョウヤは眠っているレンを布団まで運んでくれた。
(ほらね…頼んでねぇのにこんな風にレンを布団まで運んだりする所もあいつに似てる)


じゃあ、帰るな!!


ちょっとまて!!
飯食ってけ。


あぁ。んじゃぁ食って行く。


豚肉のローストの筋を切り、肉を叩いて塩胡椒して、小麦粉、卵、生パン粉を付けてトンカツを作った。豆腐と油揚げと長ネギの味噌汁と大根と人参の炒めものも作った。


うめぇ。
お前って…飯だけはうめぇよな😁


てめぇ、どぉいぅ意味だょ💢


あ💦違った。
態度と言葉使い悪りぃのに…飯は絶品だな!!って言いたかったんだよ😁


なぁ~んだ💡
そぉだったんだ!!
なんて、言う訳ねぇだろ💢


はははっ😁


笑うな💢

No.263

主様 いつも心待ちにして読んでいます😌凄い辛い経験も体験したと思いますが神様は乗り越える事の試練は与えないと信じております。どうか主様が幸せな人生が送れますように心から祈ります。寒い季節になりますがどうか主様の大切な人達が健康でありますように

No.264

ねぇ…ハズムの事故の事だったら、リョウヤが責任感じなくていいんだよ。


……
…。


だからさ、そんなに私とレンの事、心配しないで。


迷惑か?


そうじゃない。
リョウヤにはリョウヤの生活があるだろ!!
だから、そんなにうちらに気を使う事はないってんの。


はぁ?
別に気なんか使ってねぇし😩
俺がここに来たいから来てるだけだ。


はぁ💧
意味わかんねぇし😩なんで、そんなにウチに来たいんだよ?

それは…


ハズムの事はお前のせぇじゃねぇんだからリョウヤはリョウヤの人生をちゃんと生きろよ。

嫌だ!!


はぁ?
なんつった?


だから!!俺は、お前とレンと一緒に居たいんだよ!!


それって…

No.265

あ゛~ごちゃごちゃうるせぇ😩
ハズムは関係ねぇ!!
俺はここが好きなんだよ!!毎日、レンに癒やされに来てんだよ。
だから!!
これからも毎日来るからな😤
来るな!!つっても来るからな!!


はぁ😩
ダメだこりゃ💧

No.266

りささん✨

有難うございます。
私は今、すんごく幸せです😊

それは…私にとって必要な試練を乗り越えたからだと今でも思ってます✨

神様の試練と言うよりは…私の人生の中に組み込まれていた必要な試練だったのだと思うんですね。
あの時…散々苦しんで、何でこうなってしまったのか?とあれこれ考えた時があったからこそ、少しは人の痛みを感じる事も出来るようになったのかな?と思っております😊
そして、何より強くなれました💪
私は今、旦那がいて子供達が居る何気ない日常が幸せなんです。

りささんとは、考え方が少し違うのかもしれませんが…
読んで下さって本当に嬉しいです✨

りささんに心配させてしまいましたが…主人公リオと私リナの人生は違うものなので、どうか安心して下さい🙇

心配させてしまいすみませんでした。

でも、嬉しかったです✨

りささん、最後までお付き合い宜しくお願い致します😺

No.267

その言葉通り、リョウヤはその後も毎日ウチに来やがる💧

仕事で遅くなる時以外はほぼウチに来る。

最初は、マジ迷惑😩だったが…最近は、もう諦めに近い。

つぅか…レンはリョウヤが毎日ウチに来る事を当たり前のように思ってるし、たまに来れない時は淋しそうにしついる💧


なんだかなぁ…。

こんなんで良い訳ないが💧
私にも何とも出来ないでいる。

だって、レンは色んな話しをしてくれるリョウヤが大好きだから💧
それを私が嫌だからってレンからリョウヤを切り離す事が出来ない。

そして、リョウヤもリョウヤで相変わらず何考えてんのか、さっぱりわからん😩

私にはそれを解決するパワーもない💧

めんどくさいから…流されている感じだった。

No.268

つか…私はリョウヤの事をあまり知らない。

なぜか?って、それは私がリョウヤを男として見てないから、興味も沸かないんだと思う。


いや…正確には、私がまだハズムを忘れられないから、リョウヤの事を見ようとしてないだけだろうな。


リョウヤはハズムに負けないくらいのヤツだけど死んじまったヤツには誰も勝てない…
もうすぐ、お盆だしハズムが帰って来る。

No.269

そして、お盆休み…
私とレンは会長に呼ばれた。

こんにちわ。
今日はお招きいただいてありがとうございます。


あぁ。上がりなさい!


はい、お邪魔します。

おじゃじゃしやちゅ😃


和室には、社長とレイさんとミウちゃん(社長とレイさんの赤ちゃん)とリョウヤがいた。
今日は迎え盆なので極親しい人だけ集まってハズムを迎えるらしい。

祭壇には、いたずらな笑顔をしたハズムの写真が飾られていた。

私とレンは、祭壇にハズムの好きだったメロンとビールを供えて線香をあげた。


久しぶりにハズムが帰って来る…。

No.270

外に出て、みんなで迎え火という儀式をした。


私とレイさんは会長の奥様が作って下さった沢山の料理をお皿に盛り付けて和室へと運んだ。


みんなが席に着くと…


今日は、集まってくれて有難う。
極親しい人間だけでハズムを迎えてやりたいと思う。
それでは、沢山飲んで食べて行ってくれ。

と会長の一言で皆、飲み始めた。


私は会長にまずお酌をした。


どうぞ。


あぁ。

リオちゃんは…あれから大丈夫か?


はい…レンが居てくれるので何とか普通の日常を過ごしています。

だけど…たまらなくハズムに会いたくなる時があるんです。

ハズムは本当に酷いヤツで…私の夢の中には絶対に出て来ないんです。

だけど…レンはたまにハズムの夢を見るんだそうです。

私も夢の中で良いからハズムに会いたいんです。


そうか。

リオちゃんの夢にも出て来ないのか。
俺や母さんの夢にも出て来ないんだ。

たぶん…ハズムのヤツは、まだ悲しみを乗り越えられない者達の夢には出て来ないようにわざとしてるんだな。


えっ?

No.271

きっと、ハズムはリオちゃんが悲しみを乗り越えた時には夢で会いに来るだろう。


そうですね…。
それまで、ハズムに心配かけないように一生懸命生きて行きます!


そうだな。
お互いに悲しみを乗り越えて行こうな!!

はい。


しばらくするとレンは眠てしまった。


座布団の上にレンを寝かせてタオルケットをかけた。

No.272

その後もみんなでハズムの思い出話しに花を咲かせた。


奥様は…

ハズムには本当に手を焼いたわ~っ💧
本当のお母さんが亡くなって、あの子は淋しかったのね😔

私が作ったご飯はなかなか食べてくれないし、話しもしてくれなかったんだけど…あの子の淋しい気持ちは私にも痛い程伝わって来て…そんなあの子を私はいつも抱きしめたい気持ちでいっぱいだったわ。
あの子がしてもいない万引きで疑われた時…誰もあの子の事を信じてくれなくて😢みんながハズムが万引きした!と疑ってかかったの。
でも、私はあの子を信じたわ。あの子がやってない!!って言うんだから、絶対にやってないんだろうと思ったの。
結局、万引きしたのは他の子供だったの。なのにハズムを疑った店の人も学校の先生もハズムに謝らなくて、私はその時、思いっきり怒鳴ったの。
ふざけんな!!
ハズムに謝れ!!

ってね。

その帰り道、ハズムは初めて私と手を繋いでくれたの。
私はハズムの手を握り締め、この子の母親になりたい!!って強く思ったの✨

No.273

リョウヤは…


俺が初めてハズムと出会ったのは中1の時だった。


ハズムは、喧嘩が強くて生意気なヤツだった。

あいつは、いつも孤独を抱えてて…いつ死んでもいい!!って目をしてたんだ。


俺も喧嘩には自信があって、ある日他の中学のヤツらに待ち伏せされて…俺1人にむこうは5人でかかって来やがって、さすがに無理かな?って思った時にハズムが現れて…なぜか、ハズムは俺に味方してくれて、俺とハズムでその5人をボコボコにしたんだ。

その時まで、俺はハズムと話しすらした事なかったんだぜ。

喧嘩が終わると…


何負けそうになってんだよ💧だせぇな。

うるせぇ!!
余計なマネしやがって。
つぅか、お前いつから見てたんだ?


ん?
最初からかな。


お前💧なら最初から出て来いよ😩


ふん😏


それから、あいつと連むようになったんだ。

No.274

リョウヤの話しが終わった時…


レンが目を覚ました。

お父さんしゃん、かえって来たんらね😃

みんな…一斉にレンの方を見た。


あら、レン君夢でも見たのかしらね💧


おばあちゃん、お父さんしゃん…そこに居るよ😃


と指を差した☝


がみんなにはハズムの姿などみえない。


まさか…レン君にだけ見えるとか😲?


えぇ💧

実は…そうみたいです😔

レンは私よりも霊感が強くて💧

ハズムが亡くなった日から49日までもハズムの姿が見えていて…話しをしていましたよ💧

私には…49日の日しかハズムの姿は見えませんでしたが😩

みんなには…悲しみを煽ってはいけないと思ったので、あえてその事は黙ってたんだけど…バレちゃった💧


ママ~っ、お父さんしゃんママの隣りに居るよ😃


…💧


みんな、一斉にこっちを見た😲が見える筈もなく💧


会長と奥様はレンの言葉に涙ぐんでいた。

そうか、ハズムの奴帰って来たのか。


えぇ😭
お帰りなさい!

No.275

訂正➡お父さんしゃん…じゃなくて💧

お父しゃんでしたね😱

うふっ❤

間違ってばかりで💦
ごめんなさい😭

No.276

【レン&リョウヤ&ハズムside編】

しゃちょぉとレイちゃんとミウちゃんが帰って、おじいちゃんは寝ちゃって、おばあちゃんとママがおかたづけをちていると…


お父しゃんが、ぼくにお話しをちた。


うん、うん、わかった、ちぃてみるね😃

あのね…りょおや、ゆびわ、とりいった?
ってお父しゃんがちぃてるよ😃


マジか😲
レンは本当にハズムと話し出来るんだな💦

指輪は…ちゃんと取りに行った!だけど…まだリオには渡してない。

ハズム…実はな…
俺も昔、初めてリオを見た時…俺もリオに一目惚れしちまったんだ。だけど…お前が先にリオに声かけたから、俺は引いたんだよ!!
だから…お前に頼まれなくても、俺はリオの事がちゃんと好きだ!!レンの事も愛してる…。

でもな、死んじまったお前には勝てない。だから…俺がリオに認められるのには、もうちょっと時間がかかりそうだ💧

あの指輪は…俺がリオにプロポーズする時にちゃんと渡すから。

No.278

しょうか、おまえもたいへんだな。
あのリオをふりむかしぇるのは、かんたんじゃないもんな。

って、お父しゃんが言ってるよ😃


そうか😁

レン、おいで!!


うん😃


リョウヤはレンを抱っこした。


時間はかかっても、俺がリオとレンを絶対に幸せにする!!
だから、お前は天国とやらでゆっくり休んどけよ。


あのね、あんまり、きたいちないで見てる!!らって😃


くそ💧


うん、うん…わかったよ😃
おやくしょくしゅるね。



レン、ハズム何だって?

しょれは、ないしょらよ😃


ちぇっ😩


そちて、ママがぼくをよびにちた…


レン~っ、そろそろ帰るよ~。


はぁ~ぃ😃

お父しゃん、ばいばい✋


お父しゃんとのないしょのおやくしょくはね、

レンのパパにリョウヤがなってくれるらしいからな。レンはリョウヤの味方をしてやってくれよな😊リョウヤなら、レンを可愛がってくれるから!!リョウヤに何でも話せよ。
でも、リョウヤには内緒な😉


って、お父しゃんがそう言ってたんだ。


【レン&リョウヤ&ハズムside終わり】

No.279

ハズムがあの世に帰る日、墓参りに行った。

お花と缶ビールとハズムの吸っていたタバコを供え、線香をあげ手を合わせた。


じゃぁね、ハズム。


じゃぁね、お父しゃん😃


レンと手を繋ぎ駐車場まで歩いていると…

あのね、ママ、お父しゃんがママに幸せになれ!!だって。
ママの近くにママを大切にしてくれそうなヤツが居るだろ~?そいつを信じて幸せになれ!!
らって😃


また💧勝手な事を…。

あのね、ママ!!
ぼくはリョウヤが好きらよ😃
ぼくはリョウヤがパパになってくれたらうれちいな😊


レン…


駐車場に着くと、

レンはリョウヤの姿を見て走り出した。


リョウヤはレンの頭を撫でながら、

終わったか?


と私に話しかける。

うん。


車に乗ると…

レン、どっか行きたいとこないか?


うんとね~、ポケモンの映画がみたい😃

そっか、じゃぁ~ポケモン映画見に行くか😁


やったぁ~!!

No.280

私は、どうしたらいいの?



ハズムは私に幸せになれ…と言う。


レンは、リョウヤと居ると本当に嬉しそうだ。

リョウヤは…何を考えてんの?


私は…ハズムをずっと忘れられないでいる。

でも、ハズムもレンも私がリョウヤと一緒になる事を望んでいる…。

正直、気持ちがついていかない。

何だか、考えてばかりいて…疲れた。


映画を見て、レストランでご飯を食べてアパートに帰って来ると、レンはいつものように眠っていた。

No.281

リョウヤも私に対して何も言わない。


私もリョウヤに何も聞かない。


私は、相変わらず忙しい毎日を過ごしている。


リョウヤは、毎晩レンに会いに来る。


レンの誕生日やクリスマス、運動会など…誘ってないのに必ずリョウヤは来やがる。


リョウヤは副社長に就任した。

誰もが嫌がる仕事は、率先してこなしていた。

現場の指示も素早く的確だ。

従業員同士の喧嘩もリョウヤが間に入ると、すんなりと解決する。
取引先からのクレーム処理やお得意さん回りもリョウヤの人柄で信用が厚いらしい。

ハズムが居た頃は、リョウヤは主任でハズムの陰に隠れていたが…。
今は、リョウヤが現場を引っ張っている。

リョウヤのその圧倒的な存在感は周りの誰もが認め、リョウヤは若い衆からも年配者からも頼られる頼もしい男になっていた。

私は嫌でもそれを目の当たりにしリョウヤの男らしさを感じていた…。

No.282

ハズム…私どうしたらいい?


今日は従業員の飲み会だった。


私は飲み会には出席せずにいた。

だから、今日はリョウヤは来ない。

レンはいつもの時間になり眠りについた。

レンの髪を撫でていると…


ピンポーン♪


誰だ?

こんな時間に💢


リョウヤ😲


遅くに悪りぃ💧


どうしたんだよ😩?

お前、今日誕生日だろ😁


あ゛っ😨
忘れてた💧


だと思ったぜ😁
ケーキ買って来たぞ!!


げっ😨今からケーキって太るだろ~が💧

お前は痩せっぽっちなんだから、もっと食え!!


はぁ😩

No.283

お前、いくつになった?


27だよ💧
悪りぃか💢


そうか。
俺は29だ💧
文句あるか😠


じじぃぢゃねぇか😩

うるせぇ💧


お前に誕生日プレゼントを用意した。

だけど…誕生日プレゼントを渡す前に俺の話しを黙って最後まで聞いてくれるか?


あぁ。

No.284

初めてリオを駅で見かけた時…

俺もリオに惹かれたんだ。

孤独を抱え気の強い眼差しで危うい雰囲気を持つリオに俺は釘付けだった。

だけど…ハズムもお前に惹かれてた。
そして、ハズムが先にお前に声をかけちまったんだ。

ハズムと俺は良く似ているらしい。

まさか、女の好みまでかぶるとはな…。
ハズムがお前をうちの会社で働かせようと連れて来た時…ハズムとリオは本当に縁があるんだなって思った。

ハズムがリオと結婚する!!って言った時、心から祝福しようって思ったんだ。

No.285

ハズムがお前と結婚する!!って嬉しそうに言ったあの日…あいつはあの事故で行っちまった。


あいつな…あの事故に遭う前、俺に言ったんだ。

もし自分に何かあった時には…リオとレンを頼む!って。


俺は、縁起でもねぇ話しはよせ!!って言ったんだ。


だけど、あいつは、真剣な眼で俺に頼むんだよ…。

No.286

それからあの日…ハズムは仕事から帰ったら婚約指輪を取りに行って、お前に渡すんだ!って嬉しそうに笑ってたんだ。


それなのに…


あいつ…救急車の中で、最後の力を振り絞ってポケットから血だらけの紙を俺に差し出すんだ。


それは…ハズムがリオに渡す筈だった婚約指輪の引き換え証だったんだ。


あの日…俺は帰って来て直ぐに指輪を取りに行ったんだ。


直ぐにお前に渡そうとしたんだけど…

今日まで渡せずに来ちまった。

ごめんな…。

No.287

でもな…ハズムにお前らの事を頼まれなくても、俺はリオとレンの側に居たと思う。


リオは、ハズムの事が忘れられないんだろ。

死んじまったヤツにはかなわねぇよな。

リオの心ん中には…ずっとハズムが居るんだよな。


だけど…お前がハズムを思う気持ちの少しでもいいんだ、お前の心ん中に俺の入る隙間を作ってくれねぇか?


ハズムがリオとレンを幸せにする筈だった分、俺がお前らを幸せにしたいんだ。


俺がレンの父親になりたい!!

俺は、今も悲しみを抱えているリオの側にずっと居たいんだ。
一度しか言わねぇから良く聞け…

リオ、

俺と結婚してくれないか?

No.288

そう言って…


リョウヤはあの婚約指輪を私に差し出した。

少し…考える時間を貰ってもいい?


あぁ。良く考えて返事を聞かせてくれ。

うん。
それまで、この指輪はリョウヤが預かっててくんない?


わかった。

リオ…これだけは言わせてくれ。

俺はお前をあいつに負けねぇくらい愛してる。
俺はレンをあいつ以上に大事に思ってる。
これだけは、覚えててくれよな。


と言って帰って行った。

No.289

さて…どうしたものか?


ハズムが亡くなって2年が経った。


だけどハズムへの想いは大切にしたい…


あの指輪は本来なら受け取るべきだっただろう。

だけど…ハズム亡き今、あの指輪を受け取ったら余計にツラい。
だからこそ、リョウヤは指輪を私に渡す事をためらったのだろう。

そして、リョウヤ自信が私とレンと家族になろう!!と思っているからこそ、私にあの指輪を渡そうと思ったに違いない。

そんな、ハズムとリョウヤの想いの積もった指輪を中途半端な気持ちでは、とても受け取れなかったんだ。

No.290

リョウヤの事は信用しているし頼れるヤツだと思ってる。


レンだってリョウヤをハズム以上に認めている。

だけど…

私はもう、人を愛するのがこわいんだ。

敦史は私とレンを裏切った。

ハズムは私とレンを置いて逝ってじまった。
正直、もうこれ以上傷つきたくない。

人を信じたり愛するって事は自分自身を相手に賭けるって事なんだと思う。

ハズムが逝っちまった時点で私にはもう自分自身を誰かに賭けるなんて勇気が湧かない。

だから…リョウヤに対して踏み込むのが怖いんだ。
リョウヤの私への想いがツラいんだ。


こんな私にもう誰かを本気で愛する資格は無いような気がして…リョウヤから眼をそらして来たんだ。

No.291

リョウヤだって…


ハズムを失って私と同じようにツラいだろうに。


死んじまったヤツ相手に勝てない勝負をしているリョウヤは悔しい思いをしているに違いない。


それなのに…あいつは私とレンと家族になりたいと言う。


そんな、あいつの淋しさに眼をそらす私にリョウヤを愛する資格なんてない…。


自分の痛みしか解ろうとしない私は最低なヤツだろう。


リョウヤに愛される資格なんて私にはないから…

No.292

仕事は、この所忙しく私は慣れた仕事をきっちりこなしていた。


ある日の午前中、私はレンの保育園参観の為、午前中だけ仕事を休ませてもらっていた。


配送の仕事を、おばちゃん事務員のトミ子さんに申し送りをし変更事項などを伝えて保育園参観に出かけた。


レンは、頑張って練習したピアニカを一生懸命間違えないように吹いていた。

歌もみんな上手に歌っていて本当に可愛らしかった💕

我が子の成長に喜びを噛みしめながら仕事に戻った。


すみません、今戻りました!!


と挨拶をしたが…

何やら様子が変だ💧

トミ子さんと運転手の中山さんが怒鳴り合いの喧嘩をしている。


どうしたの?

私は同じ事務員のアヤに聞いてみた。


あ~💦

トミ子さんが配送先の変更があったのを忘れていて…💧


中山さんはそれを知らずにA社に配送してしまったの😔


A社からクレームが来て、今社長が謝りに行ってるんだけど…

中山さんはトミ子さんに変更事項を聞いてない!!ってカンカンに怒っていて💦


トミ子さんはトミ子さんで中山さんが確認を怠ったのが悪い!!って逆切れしちゃって😔

No.293

あらら💧

私が午前中お休みもらったせいかな😩


違うよ💦
トミ子さんのミスだよ😭


とアヤは言っていたが…
2人が揉めている所に私は声をかけた。


あの、トミ子さん!!
私が午前中お休みもらってしまったせいですみませんでした。


すみませんでした!!じゃないわよ💢
あんたのせいで私は、えらい目にあったんだからね😠
休むんだったら、ちゃんと申し送りくらいして行きなさいよ‼


えっ?
あの…申し送りなら朝、しましたよね😥

知らないわよ💢
私は聞いてないわよ‼何なのよ⁉人のせいにする気~😠


はぁ💧


トミ子さんは完璧に自分のミスを私に押し付けて開き直って逆切れしている😩


それを聞いていた中山さんも…


なんだ⁉
リオのミスなのか❓


………
…😔


お前‼保育園参観だかなんだか知らねぇけど、ちゃんと仕事してから行けよ💢
シングルマザーだからって仕事で迷惑かけてんじゃねぇぞ‼

プチっ💢


私の中で何かがはじけマジ切れ5秒前…


リョウヤが現れた。

No.294

話しは全て聞かせてもらった。


リョウヤは低い声で冷たく話し始めた…


おい、中山!!
お前…何で人のミスをそんな責めてんだ。
お前ら運転手がミスした時、リオ達事務員はな必ずそのミスをフォローして先方に謝りの電話を入れてんだよ!!

自分がしたミスじゃねぇのに俺達運転手の仲間のミスを変わりに先方に詫びて敏速に対応してくれてんだよ!!

それなのに…こんなミスくれぇでグチグチ言いやがって!!

シングルマザーが何だって?

もう一度言ってみろ!!



いや💦
あの…その…すいません😔



いいか中山!!
仕事ってのはチームワークなんだ。
仲間のミスは皆でフォローしあうもんなんだ。


はい💦
すいません😔


わかったんならもういい…早く仕事に戻れ!!


はい😔



それから、トミ子さん!!
あんたはベテランなんだから、仕事がスムーズに回るようにちゃんと確認と連絡を忘れないようにお願いします。



はぃ😔


リョウヤのおかげで、その場が収まった。

No.295

あの、副社長!
私が午前中お休みをしたせいでこんな事になってしまってすみませんでした!!


別に、お前のせいじゃねぇ。気にすんな。


と少しだけ笑って事務所を出て行った。

その夜、リョウヤはいつもの時間にアパートに来なかった。


多分、昼間のミスで仕事が終わらなかったんだろう。


ママ~!!
リョウヤ遅いね😔


そうだね💧
お仕事が忙しいから今日は来れないんじゃないかな。


つまんない😔
ポケモンゲーム一緒にする約束してたのに💧


じゃぁ、ママとゲームする😊?


ううん💧
やらない😔ママとぢゃつまんないもん。

ガーン😨
ショックだ💧
レンの一言が胸に突き刺さった😩


ピンポーン♪


あっ!!
リョウヤ帰って来たぁ😃

おかえりー😃


ただいま😁
あ゛~腹減った💧リオ、飯!!


リョウヤ、今まで仕事だったの?


あぁ。


ごめん😔


ば~か!!お前のせいじゃねぇって言ったろ💧


うん。


ねぇ~リョウヤ😃ポケモンゲームやろ!!


おぅ😁

No.296

その後も、私は仕事で悩む事が多くなった。


残業になってしまう時、前までは実家の母にレンの保育園のお迎えを頼んでいたが、兄嫁がそれを快く思っていないようでレンのお迎えを頼みづらい💧


みんなが必死に仕事をしている中、私は帰らなければならない。

おばちゃん事務員の嫌みもちらほら聞こえて来るようになった。


一番頭を悩ませるのは、レンが熱を出して私が仕事に出れない時だ…


私はレイさんから配送の仕事を引き継ぎし重要な仕事を任されている。


その私が仕事を休むとみんなに多大な迷惑をかけてしまう。

とにかく、レンが熱を出さないように気をつけなければならない。熱が出てしまったら3日は仕事を休まなければならない。

それだけ、みんなに負担をかけてしまう。

そんな心配を常に抱えている中…やっぱりレンは熱を出してしまった。

No.297

仕事中に保育園から電話がかかって来た。

レンが熱を出し38.5℃あるので迎えに来てほしい!との事だった。


だけど、仕事は山のようにある💧


私は実家に電話をかけた。


運悪く兄嫁のミユキさんが出た。


もしもし、リオですけど、こんにちは!
あの、お母さん居ますか?


あ~リオちゃん、お母さんならマコトと遊んでるけど、どうしたの?


実は、今保育園から電話が来て、レンが熱を出してしまって…


ふ~ん。だから?



だから…お迎えをお願いしたいんですけど💧



はぁ💧
リオちゃん、お義母さんは今マコトの子守をしているの!!それに、風邪ひいてるレン君をウチに連れて来られても…マコトに風邪がうつったら大変じゃない💧


すみません😥


とにかくレン君のお迎えなんてムリだから!!
こんな事言いたくないけど…何かある度にいちいち実家を頼らないで!!
ウチにはマコトが居るんだからね💧


はい、すみませんでした。



と電話を切った。

No.298

はぁ…💧

どうしよう。


リオちゃん!!配送の変更だって、2番に電話ね。


リオちゃん!!大至急、伝票確認して。


リオちゃん!!この書類お願い。



はい💧


どうしよう…

レンごめん😢


結局、私は仕事が終わるまでレンを迎えに行けなかった。


保育園の主任先生にキツく注意をされた。

そしてレンを病院に連れて行った。


検査の結果…インフルエンザだった💧


レンは真っ赤な顔で呼吸が苦しそうだった。

レン…ごめんね😢

No.299

薬をのませ、パジャマに着替えさせ氷枕の上に頭を乗せ冷えぴたを貼りレンは眠りについた。


はぁ…どうしよう。


ピンポーン♪


リョウヤ。


レン、熱出したんだって?


うん😔
インフルエンザだって💧


そうか💦
飯食ったか?


ううん、食欲なくて😔


なんかあったのか?

………



リオ、俺を頼れ!!


うん…実は…



私は今日の出来事をリョウヤに話した。

私、やっぱりシングルマザーだから皆に迷惑かけちゃうね😔


バカ!!
なんでもっと早く言わねぇんだ。


そう言うとリョウヤはどこかに電話をかけ始めた。


リオ、レンは会長の奥さんが看てくれるから。


えっ?会長の奥様が?


あぁ。
なんでもっと早く言ってくれなかったのか!!なんでもっと頼ってくれないのか!!って言ってたぞ。レンが治るまでレンを看てくれるそうだ😊


奥様…😢

No.300

私…情けないよな💧
自分の子供が熱出してしんどい時にすぐに迎えにも行ってやれないで自分の子供を自分で看てやる事も出来なくて…
自分に嫌気がさすよ。


なら、仕事辞めてキャバ嬢に戻るか?


……



お前は、人に弱みを見せないし、めったに人を頼らない💧
お前1人だけならそれでいい!!
だけどな…レンを守りたいなら人に頼らなきゃやって行けねぇ時もあるんじゃねぇのか?
レンを育てるには、お前のそんなプライドを捨てて人に頼らなきゃならねぇ時だってある。
お前のプライドのせいでレンにツライ思いさせたら駄目だろ。

うん。
そうだね…リョウヤの言う通りだね。


わかればいい😁

そうだ!!弁当買って来たんだ、食おうぜ。


うん。


俺、今日ここに泊まって行くからな😁


なんで💧


お前💧レンがこんなに苦しそうなのに俺がついててやらなきゃ可愛そうだろう😩


そぉか?💧


そぉに決まってるじゃねぇか😤


んじゃ勝手にしろよ💧インフルエンザがうつっても知らねぇからな😩

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