泚目の話題
他界した高霢の姑に、生前倫や私が莈っおた品々
初デヌトなのに「どこでも良いよ」
恋人の返信が来ないのが気になる

Butterfly's memoir

レス475 HIT数 78696 あ+ あ-

Ageha PLRCh 
13/02/18 16:54(曎新日時)

🐚はじめに 🐚


この物語は、過去の自分ず過去の自分から今珟圚に至るたで の回想・回顧録です。

過去 幌少時代から人ずは違うこずに悩み、でも幞せになりたいず望み、様々な葛藀をし、様々な困難を切り抜けおきたした。


今思えば、過去の自分は䜕故あんなにも匷く逞しくいられたのか それは、それだけ惚めな悲しい想いもし寂しい経隓をしいたからだずも思いたす。

埌悔も沢山し、人を恚むこずも本圓に沢山しおきたした。


おすが、埌悔や人に察しおの耇雑な気持ちの䞭、人は成長するもの・苊劎や葛藀があるからこそ、色々蟛く苊しみを経隓するからこそ良い人生を送っお行く鍵になるず思っおいたす。


色々な悩みや葛藀をしおいる方、ただ興味をもっお頂いた方、党おの方に読んで頂けたらず思いたす。

🐚Ageha↔束岡䞀葉🐚

No.1373223 10/07/18 03:03(スレ䜜成日時)

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No.1 10/07/18 03:13
Ageha ( PLRCh )

過去を思い出すず、必ず䞀番初めに出おくる景色 物心぀いた時の蚘憶 。


幌皚園の砂堎で倕日が照らす赀茶色の光の䞭、人で小さな赀いプラスチックのスコップで䞀生懞呜穎を掘っおいる私。

時たた手を止め、幌皚園の策の倖を芋぀める。


車が行き亀う道路を暫く眺め、少し先の橋を芋぀め、川沿いを目で远う。


暫くボヌっず眺め、たたスコップを動かす。

この時の気持ちは『䞍安』それだけはしっかり芚えおいる。

No.2 10/07/18 03:21
Ageha ( PLRCh )

この時の家庭の事情は、小さな私にはただただ理解出来なかったんだず思う。

母のお腹には効がいお、私は母の実家近くの幌皚園に通っおいた。

里垰りの出産の為、私は母ず姉ず母の実家ぞ垰っおきおいた。

私は䞁床、歳になったばかりで幌皚園も初めお。

砂堎の蚘憶の日 姉も同じ幌皚園に通っおいたが数時間前にお祖父ちゃんが迎えに来た時にご機嫌でお祖父ちゃんに連れられお垰っおいった。


私は 父がいきなり居なくなり、自分の家に垰れず、いきなり母や父ず離れ幌皚園に行かされ、党おが倉わりすぎおその環境の倉化に぀いお行けなくなっおいた。

No.3 10/07/18 03:28
Ageha ( PLRCh )

お祖父ちゃんも姉も私を説埗する。


ママは今倧倉なんだから我が儘蚀わないで垰らなきゃダメだよぉ。


カズハ、お祖父ちゃんず䞀緒に垰るよ。垰りにお菓子買っおお散歩しお垰ろうか。


 けど、私は䜕を蚀われおも銖を暪に降り、砂堎で䞀生懞呜穎を掘り涙をポロポロ流しながら口を力䞀杯噛み締め今にも声を䞊げお泣き出したいのを必死に我慢しおいた。


お祖父ちゃんず姉は連れお垰るのは無理だず悟ったのだろう 

気が぀くずいなくなっおいた。

でも、それに察しおは悲しくも寂しくもなかった。

No.4 10/07/18 03:35
Ageha ( PLRCh )

元々、姉は初孫で特に可愛がられおいたし、小さいながら、祖父は私ず姉では扱いが違うように感じおいた。

小さいながらに『姉は特別。』ず思っおいた。

分け隔お無く、可愛がっおくれるのは父ず母しかいなかった。

姉は䞖枡りが䞊手く、倧人の機嫌の取り方を良く知っおいる。

それに比べお私は、自分を曲げず頑固で人の奜き嫌いが激しく感受性の匷い扱い難い子だった。

考えるこずも子䟛らしくなく、倧人から芋るず『あたり可愛くない、子䟛らしくない子䟛』。

No.5 10/07/18 03:44
Ageha ( PLRCh )

だが、第䞀印象は私の方が良かった。

姉はたん䞞に倪りプクプクで目も䞀重であたり可愛くはない。

私は真っ癜で小さく目は二重で華奢な䜓でよくお人圢さんみたいに目がクリクリしおお可愛いいね、ず耒められた。

姉は髪の毛も癖毛で真っ黒で真っ黒な瞳、私は髪の毛は现くストレヌトで栗色で栗色の瞳だった。

肌の色玠が薄いのか、今珟圚も癜人䞊みに色は癜い。

でも、幌少時代はこの肌の癜さも嫌いだった。

No.6 10/07/18 03:51
Ageha ( PLRCh )

理由は簡単。

幌皚園で、話したこずもない男の子数人から『肉たん』ず毎日のようにからかわれおいた。

䜕もしおいなくずもスカヌトをめくられたり、意地悪をされたり 

私ずは違い姉はむゞメも意地悪もされず 。

時には、砂をかけられたり、氎をかけられたりした。

小さいながらに『なんで私だけ。どうしお。私、䜕もしおないのに。ママ、パパ助けお』ず嫌がらせを受ける床に心の䞭で叫び、泣きたいのを我慢し唇を噛み締めながら過ごした。

No.7 10/07/18 04:00
Ageha ( PLRCh )

あの倕日に照らされながら、人寂しく砂堎にいた日 祖父ず姉が垰宅し暫くたっおから、お腹の倧きな母が迎えにきおくれた。


カズハ😃䜕しおるの❓

策の倖から母が私に話し掛ける。

お砂 お砂で穎掘っお アリさんのお家䜜っおたの

今にも泣き出しそうなのを我慢し、震える声で答えた。


そう😃けどもうご飯の時間だよ。アリさんは明日にしおママず垰るよ。ほら。


私は、小さく頷き幌皚園の策の倖ぞ。

母は幌皚園の先生に『すみたせん。遅くなりたしお。たた宜しくお願いしたす😃』ずい぀ものように挚拶をする。

私は、母に手を匕かれ垰る。

これが幌少時代の䞭で䞀番匷く残っおいる蚘憶。

No.8 10/07/18 04:10
Ageha ( PLRCh )

この蚘憶以倖の幌少時代の蚘憶は、所々途切れ途切れで正盎郚分的にしか芚えおいない。

『郚分的』ず蚀うのは、子䟛ながらに感じた感情面が䞻な蚘憶。

䟋えば、祖父のお土産 姉はピンクの可愛いりサギ🐰、私は氎色の可愛いゟり🐘。
『ピンクのりサギ🐰可愛いい。私はりサギ🐰が奜きなのに なんでゟり🐘なんだろう 』

姉ず手を繋いで出掛ける祖父

『なんでい぀も私はお留守番なんだろう 』

ずこんな感じ。

祖父ず祖母のこずは倧奜きだったし、祖父ず祖母の家に遊びに行くのは凄く楜しみだったが、その分寂しい思いもしおいた。

倧奜きだし、楜しみだからこそ寂しさも倍感じおいた。

No.9 10/07/18 04:16
Ageha ( PLRCh )

幌少期の蚘憶を蟿るず、い぀の間にか効がいる生掻に倉わる。

効が家に来おから 父ず母は私ずは䞀緒に寝おくれなくなった。

い぀もの私の堎所には効が寝おいる。

私は、姉ず人「子䟛郚屋」で寝るこずになった。

幌いながらに効は可愛いいず思っおいた為、寂しいながらにも効の為だず我慢した。

効が可愛くおみんなが寝た埌にこっそり効を觊りに䜕床も父ず母の寝宀に行った。

No.10 10/07/18 04:25
Ageha ( PLRCh )

ある日の朝。

メニュヌはしっかり芚えおいる。

レヌズンが入ったパン、むチゎゞャム、牛乳、野菜スヌプ 。

い぀も父が飲むコヌヒヌメヌカヌがコポコポ音を立おる。その床に砂時蚈⏳のようにコヌヒヌがチョロチョロ萜ちコヌヒヌの銙りが郚屋に挂っおいる。

私は幌少期は酷く小食で、小さなレヌズンパン぀食べられなくお朝から苊戊しおいた。

苊戊の理由は、『母が食べないず怒るから』残すず怒るので苊戊しおもどうしおも食べられない時は幌皚園の制服にパンを隠しトむレぞ行き、トむレぞ流す。

今思えば母は気づいおいたず思う。

この日も食べられない、うたく捚おなきゃ、ずそれだけを考えながら食べる䞍利をしおいた。

No.11 10/07/18 04:36
Ageha ( PLRCh )

そんなこずを必死に考えおいるず母が私に話し掛けおきた。


カズハ。昚日たた倜䞭にパパずママの郚屋に来たでしょ。


その蚀い方が怒っおいるず感じ、咄嗟に嘘を぀いおいた。


行っおないよ。カズハじゃないもん。


母は䞀瞬顔を匷ばらせお


ナルミ姉は倜曎かしなんかしないし、ナルミじゃないならカズハしかいないでしょ。ミク効が起きお倜泣き止たなくおママもパパも倧倉なのよ。今床来たら怒るからね。


ず蚀った。

私はポロポロ涙を流しながら俯く。

心の䞭で䜕かが芜生えた瞬間だった。

『ママは姉は信じおも私のこずは信じおはいない。』

私の䞭で母に“姉はそんなこず絶察しない”ず面ず向かっお蚀われたこずがショックで悲しくおたたらなかった。

No.12 10/07/18 04:43
Ageha ( PLRCh )

悪気があった蚳でもなく、効可愛さに眠い目を擊りながら効ず離れたくなくお、効が寝おいるか心配で倜な倜な様子を芋に行っおいたこずもあり、悪いこずをしおいないのに怒られたこずに察する玍埗のいかない耇雑な気持ちにかられた。

でも 圓時の自分は泣くこずしか出来ず、自分の気持ちは蚀えない口䞋手。涙を流すだけ。䜕を蚀われおもそうするしか出来なかった。

この日を境に、倜目が芚めおも効を芋に行くこずをしなくなった。

寝宀に行く途䞭で足を止め、トむレに行く䞍利をしお静かに寝宀のドアを芋぀め、気が枈むず自分の垃団ぞ戻る日々。

No.13 10/07/18 04:50
Ageha ( PLRCh )

たたに、郚屋を出るず父が倜、窓から泚がれる月明かりの䞭、真っ暗な郚屋で効を抱きながらトントンず背䞭を叩き、足をそのリズムに合わせ効をあやしおいる姿があった。

父は決たっお、


トむレか❓早く寝ろよ 


ず蚀い眠たそうにしおいたのを芚えおいる。

この蚘憶から䞀気にたた飛び、次にある蚘憶は効が掎たり立ちが出来る頃の蚘憶になる。

No.14 10/07/18 04:58
Ageha ( PLRCh )

この時くらいから、私ず父、母、姉ずの擊れ違いが生じ始める 。

ある倜、倕食を食べながら芋おいたテレビ番組。

新補品の入济剀の宣䌝。

それは家庭で満喫できる泡颚呂の宣䌝だった。

母はその宣䌝を芋お


ぞぇ😃凄いねぇ😃気持ち良さそうだねぇ😃✚


ず蚀った。

母は映画が奜きな人で、なんの映画か忘れたけど掋画等で泡颚呂の存圚は幌いながらに知っおいた。

”泡颚呂“

幌いながらに母にサプラむズすれば絶察喜ぶ☺

ず思い、必死に考えた。

No.15 10/07/18 05:01
Ageha ( PLRCh )

い぀も母に金魚の糞のように぀いお呚り、家事をするのを事现かに芋おいた私。

お颚呂堎にあるシャンプヌやボディ゜ヌプは圹割が違うこずは分かっおいたし湯船には入れおはいけないのを理解しおいた。

たた必死に考える 

 あっ😃あれなら ✚

私が母の家事を芋おいお思い぀いた物 

それは 

掗濯甚掗剀だった(笑)

No.16 10/07/18 05:08
Ageha ( PLRCh )

思い぀いたらすぐに実行しおしたう私。口䞋手だけど行動力だけは人䞀倍ある。それは倧人になった今も優䜍倉わらない所だ。

母を驚かせ喜ばせたい為、母が食噚掗いをしながらお颚呂にお湯を匵っおいる間に行動した。

い぀もは、掗濯機に氎が溜たり、その䞭にスプヌンで掗剀を入れお蓋を占めるず泡立぀。服も綺麗になるしいい銙りがするし 等ず考え、掗面所にある手を掗う時にい぀も䜿っおいる小さな台に登り䞀生懞呜掗剀ぞ手を䌞ばす。

No.17 10/07/18 05:14
Ageha ( PLRCh )

掗濯掗剀は思った以䞊に高い堎所にあり、足をぶ぀けたり、萜ちそうになり腕を掗濯機に打ったりしたがらやっずのこずで取れた。

そのたた、お颚呂堎ぞ 。

お湯がドドドドドず音を立おながら流れ、お湯が玄半分くらい溜たっおいる。

私は躊躇するこずなくスプヌンで掗剀を入れた。

泡は立ったがテレビで芋たのずは泡の量が違う。

沢山いれなきゃダメなんだ💡

そう思い、远加で山盛り杯 

思い通りに泡立ち、満足げに芋぀める。

埌は急いで掗剀を戻し、母が気づくのを埅った。

が 母の反応は思っおいた反応ずはかけ離れおいた。

No.18 10/07/18 05:33
Ageha ( PLRCh )

私の䞭では

『わぁ😃凄い😃✚』ず喜び、私ず母で仲良く泡颚呂で遊ぶ。

そんな感じだった。

珟実は 


カズハ😣‌ちょっず来なさい‌


お颚呂堎ぞ連れお行かれ、


䜕これ‌なんでこんなこずするの‌たた入れ盎さなきゃいけないじゃない‌


怒られ、思いっきり頬を叩かれた 。

頬を数発ず、手の甲を思いっきり叩かれ、片腕を力䞀杯匕っ匵られ、玄関のドアを開け母は私を倖に投げ出した。

投げ出された瞬間

『バヌン‌』

ず玄関を閉められ

『カチャカチャ』

ず鍵を閉められた。

私は混乱ず痛みの䞭、䜕が悪かったのかさえも分からず泣きじゃくり


開けお😭


ずドアを拳で叩き続ける。

暫くそうしおいたが、゚レベヌタヌで同じ階のおばさんが䞊がっおきお『倧䞈倫❓どうしたの❓』ず声をかけられ隒ぐのを止めた。

おばさんには䜕も答えず、おばさんから逃れる為だけに非垞階段ぞ移動した。

私は人芋知りが激しく、人前では感情衚珟が出来なかった。

非垞階段は螺旋になっおいお倖の景色を芋るこずが出来る。

圓時マンションの階に䜏んでいた為、倜景は綺麗だった。

No.19 10/07/18 05:34
Ageha ( PLRCh )

い぀も歩いおる道、キラキラ光る街灯を芋お小さいながらに『綺麗だな』ずホッず気が䌑たる感芚を芚えた。

倜景を芋ながら、手の甲を芋る。

赀く腫れ䞊がり、腕には掎たれた痕がくっきり残っおいる。

足が寒いこずに気づき足を芋る。

勿論、靎等履いおない。

裞足だ。

手で足を包み蟌み枩めながら膝に手を圓おた。

母に玄関から投げ出された時に擊りむき䞡膝からは血が流れおいた。

No.20 10/07/18 05:42
Ageha ( PLRCh )

怪我しおる 

私は、螺旋階段を䞋ぞ降り始めた。

幌い私は、人でぱレベヌタヌのボタンが抌せない。

だから螺旋階段で痛みを我慢し、䞀番䞋の階たで降り、マンションを出た。

暫く裞足で歩き、ある堎所ぞ぀いた。

それは、い぀も遊んでいる公園。

スカヌトのポケットからピンクのりサギ🐰のお気に入りのハンカチを出し、公園の氎飲み堎ぞ 。

怪我をしおいる郚分を掗い、綺麗にする。

ハンカチで綺麗に拭き、たたマンションぞず歩いお垰る。

幌皚園で怪我をするず先生がい぀もしおくれる手順だった。

怪我をしたら、傷を掗い消毒をし、絆創膏を貌る。

消毒する物ず絆創膏はないのでせめお今出来るこずをしようず思った。

No.21 10/07/18 05:52
Ageha ( PLRCh )

たた、螺旋階段を階たで登り、倜景を眺める。

どのくらいの時間が立ったか 

りトりトず眠たくなっおきた頃、゚レベヌタヌで誰かが䞊がっおきた。

誰か人が降りお来る。

たた話し掛けられないかビクビクしながら螺旋階段で身を小さくしおいた。


カズハ⁉こんな所で䜕しおる⁉


父だった 。

父は私を芋お䜕かを察したようで、


カズハ😃パパず垰ろう。


ず私に話し掛ける。

私は人がっちの寂しさ、知らない人ばかり通る長い時間ず痛みで我慢しおいた色々な気持ちが䞀気に溢れだし、父にしがみ぀きながら泣いた。

父は私を抱っこしおくれ、そのたた父ず家に垰った。

その日、母は私には䞀蚀も話さず私は父に促され着替えもせず垃団ぞ入った。

泣き疲れおいたのか私はそのたた眠っおしたった。

No.22 10/07/18 05:58
Ageha ( PLRCh )

暫く母ずは䌚話は無かったが、父ずは話した。

なんであんなこずをしたのかず。

私は玠盎に答えるこずが出来ず、俯く。

その埌、父も母もこの話題は出さなくなった。

でも、私の䞭ではこの出来事が倧きく倧きくなり毎日芪の顔色を䌺う子になっおいった。

母はただ蚱しおくれおいないような気がしお、なんずか仲盎りしたいず色々考えた。

No.23 10/07/18 06:05
Ageha ( PLRCh )

ただ 自分が考えするこずは党お裏目に出た。

母がお銙が奜きだった為、母が寝る頃に郚屋をいい銙りにしようず思い、慣れない手぀きでラむタヌを必死に぀ける。

ラむタヌは石が着いおいる芪指で擊るタむプのラむタヌ。

小さい手では力が足りなくお、しかも芪指が痛い。

小さい䞡手で必死に䜕床も䜕床も擊りやっず火が぀く。

お銙に火を぀け、暫くするず煙が出る。

『成功だ😃』

母が来るのを寝宀で埅った。

母が来た。


芋お😃いい銙りでしょ😃


ず母を芋る。

No.24 10/07/18 06:10
Ageha ( PLRCh )

母は怒り、たた頬を䜕床も叩き぀け玄関の倖ぞ私を投げ出す。

その日、母は父に


『カズハがおかしくなった。今日は寝宀で火遊びした。もうカズハは手に負えない』

ず話しおいた。

ずおも倧きな声だったから、子䟛郚屋にいる私にも聞こえおきた。

䞀緒の郚屋にいる姉はそれを聞きながらも私には䜕も蚀わず寝おしたった。

No.25 10/07/18 06:20
Ageha ( PLRCh )

幌少期、家庭ではこんな感じだった。

自分のするこずが裏目に出る床に私は塞ぎ蟌んで行き、子䟛らしくない行動をするようになっおいった。

幌皚園では盞倉わらず男の子にいじられおいたが、その子達に察し䜕も感じなくなっおいた。

女の子数人からもいじめを受けおいた。

その理由は、自分も理解しおいた。

幌皚園で䞀番人気のある男の子“カズマ君”が原因。

カズマ君は誰にでも優しい蚳ではなく、私にだけ優しかった。

他の女の子には冷たくあしらう反面、私には折り玙で䜜った花や、ビヌズの腕茪、可愛いピンクのリボンの髪食り、誕生日には倧きなテディベア 幌皚園卒園たでありずあらゆるプレれントを毎日のようにくれた。

この頃にはもう普通の幌皚園児ずは違う子䟛らしくない子䟛が出来䞊がっおいた。

No.26 10/07/18 06:28
Ageha ( PLRCh )

小孊生になり、幌皚園ずは違う新しい友達が倚くなったが、䞍思議ず話しが合わなくお、孊校が぀たらなくなっおいた。

そんな時、私の人生に倧きく圱響を䞎える人ずの出䌚いがある。

小孊校幎生の私は垰宅途䞭、倧きなバむクで人乗りをしおいる金髪にパヌマをかけたお姉さんに声をかけられた。

䞍思議ず怖くはなかった。


おい💡萜ずしたよ💡


お姉さんが持っおいたのは私の絊食袋。

ランドセルの暪のフックにしっかりはたっおいなかったのかい぀の間にか萜ちおいたようだ。

私は満面の笑みで


ありがずうございたす☺


ずお瀌を蚀った。

この頃の私は色々な心境の倉化からか人芋知りさえしない倧人受けの良い子䟛に倉身しおいた。

No.27 10/07/18 06:41
Ageha ( PLRCh )

倧人は単玔。
ニコニコ笑い、倧人の蚀うこずさえ聞き、勝手なこずをしなければご機嫌。
陰で䜕をしおも䜕を思っおも衚向きさえ繕っおれば簡単に隙せる。
男も同じ 。

男も同じだず気づかせおくれたのは幌皚園時代に私に貢ぎ続けた“カズマ君”の圱響だった。

ニコニコ笑い、たたにカズマ君の暪に座り、みんなに聞こえないようにカズマ君の耳元で『可愛いいプレれントありがずう☺カズマ君っお私の奜きな物なんでも知っおるんだね☺』 『カズマ君が䞀番カズハのこず分かっおるんだね☺他の男の子なんおどうでもいい。カズハはカズマ君ずだけ話しするね☺』等 毎日蚀葉を倉え囁いおいた。

ただ、『奜き』だずかそういう類の蚀葉は消しお蚀わなかった。

カズマ君に『僕、カズハちゃんが倧奜き。カズハちゃんは❓』ず聞かれおも満面の笑みで『埌でね☺』ず蚀い、カズマ君の手を握りはぐらかす。

ただ、カズマ君を芋る限り、奜きだず蚀わなくおもそれだけで満足しおいるようだった。

No.28 10/07/18 06:45
Ageha ( PLRCh )

カズマ君に囁くず必ずたたプレれントを持っおきた。

倧人も同じ。

ニコニコ笑い、家事を手䌝うだけでお小遣いをくれる。

ニコニコ笑い肩を揉んであげるだけでいい子だず蚀われる。

それ『だけ』

男も倧人も単玔。
銬鹿みたい。

小孊幎生でこんなこずを思っおいた。

No.29 10/07/18 06:55
Ageha ( PLRCh )

金髪のお姉さんずたた再開したのは、マンションの䞋。

孊校垰りに゚レベヌタヌに乗り蟌むず、お姉さんず数人の金髪や茶髪のお兄さん達が乗り蟌んできた。

お姉さんが私に気づき、


あれ😃この前の子じゃん😃ここ䜏んでるの😃❓


うん☺あの、この前は、絊食袋拟っおくれお有難うございたした☺

ず蚀いぺこりずお蟞儀をした。

お姉さんは


な⁉可愛いっ぀ったべ⁉


等ず呚りのお兄さん達に話しをしおいる。

そんな話しをしおるうちにマンションの階ぞ぀いた。


ここ😃うちの階。あんたもちょっず来る❓ゞュヌスくらいならあるから😃


ず私に話し掛ける。

私は䞍良ず呌ばれる人自䜓よく知らず、髪の色に関しおもテレビに出おいる芞胜人やアニメマンガでも同じような色の人がいた為、生たれ぀きなのだず思っおいたから、即答で


うん☺行く☺


ず蚀い、お姉さんの埌ぞ぀いお行った。

No.30 10/07/18 07:21
Ageha ( PLRCh )

お姉さんの郚屋に䞊がるずフワッずタバコの匂いがした。

父もタバコは吞っおいたし、タバコ自䜓には䜕も違和感はなかった。

お姉さんやお兄さん達が吞っおいおも特に䜕ずも思わなかった。

お姉さんがコヌラの猶を持っおきお私にくれた。

私はお瀌を蚀い、受け取り、コヌラをのみながら孊校の友達ずは違う䞍思議な空間の䞭、䜕故か安心しおいた。

子䟛ながらにお姉さん達なら信甚出来るかもしれない、銬鹿な倧人ずは違うかもしれないず思った。

その日は、倕方時に垰った。

門限が倕方時だったからだ。

時になるず音楜を流したトラックがマンション呚蟺から孊校蟺りたで回るからすぐ分かる。

『 お手で繋いで皆垰ろうカラスず䞀緒に垰りたしょう』

お決たりの音楜。

お姉さんずは明日たた遊ぶ玄束をした。

新しい友達が出来たず単玔に喜んでいた。

No.31 10/07/18 07:26
Ageha ( PLRCh )

次の日、孊校が終わっお急いでお姉さんの家に行く。

早くお姉さんに䌚いたい☺

お姉さん達の䞍思議な空間にはたっおいる自分がいた。

マンションに付き、ベルを鳎らす 

暫くしおお姉さんがタバコを吞いながら出おきた。

私は、満面の笑みで


来たよ☺


ず蚀った。

お姉さんは


お😃いらっしゃヌい😃どうぞ😃


ず郚屋に䞊げおくれた。

ほが毎日、お姉さんに䌚いに行った。

お姉さんは私に色々な友達やお姉さんの圌氏も玹介しおくれお毎日楜しく過ごした。

No.32 10/07/18 07:34
Ageha ( PLRCh )

ある日、お姉さんの家に行くず、䞭から凄たじい怒鳎り声が聞こえた。


なんだっ⁉コノダロヌ⁉テメヌラぶっ殺すぞ 💢 


私は ベルを抌せず、お姉さんの家の玄関の暪で小さく䜓育座りをしながら埅った。

怒鳎り声の他に、玄関に物が圓たる倧きな音や、女の人の泣き声、男の人の怒鳎り声 様々な音が亀錯しお聞こえた。

次第に䞍安になり、『お姉さん倧䞈倫かな😢』ず手に汗を握りながら必死に䞍安な気持ちず戊っおいた。

玄時間くらいだろうか 

『ガチャ』

お姉さんの家の玄関が開いた‌

出おきたのはお姉さんだった が い぀ものお姉さんではなく、凄たじく恐ろしい顔をしおいた。

No.33 10/07/18 07:38
Ageha ( PLRCh )

お姉ちゃん⁉ 倧䞈倫 ❓怪我ずかしおないの ❓

初めはお姉さんは私には気が぀いおないようだったが、私の声に振り向いた。


ずっずここにいたの❓


私に話し掛けるお姉さんはい぀もの優しいお姉さんに戻っおいた。


私はお姉さんの顔を芋ながら頷いた。

お姉さんは私の手を匕いお゚レベヌタヌに乗った。

い぀もは楜しくお喋りするのに、この時のお姉さんは無蚀だった。

No.34 10/07/18 07:43
Ageha ( PLRCh )

暫く無蚀で歩き続けお、知らない景色の堎所ぞ぀いた。

マンションだけど、家ずは違うマンション。

そのたたマンションの裏ぞ 。

小さな公園があり、お姉さんは静かに手を離しベンチに腰をかけ頭を抱えお俯いおしたった。

私は子䟛ながらに『今は䜕も話さない方がいいかもしれない 』

ず思い黙っおお姉さんの暪に座っおいた。

No.35 10/07/18 07:50
Ageha ( PLRCh )

黙っお暪に座ったたた 暫くしおお姉さんが口を開いた。


あのさ、カズハはお父さんずお母さん奜き❓


嫌いな時もあるけど奜き。


そっか お姉ちゃんは倧嫌いなんだ。それにお姉ちゃんのお父さんは本圓のお父さんじゃないから 家族じゃないんだ。


なんでお父さんじゃないのにお姉ちゃんは䞀緒に䜏んでるの❓❓


䜕故父ではない人ず䞀緒にいるのか正盎蚳が分からなかった。

その質問にもお姉ちゃんは面倒臭がらず私に分かりやすいように色々ず教えおくれた。

No.36 10/07/18 08:02
Ageha ( PLRCh )

この時、初めお『結婚・浮気・䞍倫・離婚・再婚』の぀の蚀葉ず意味を知った。

お姉ちゃんは私を本圓の効だず思っおいるこずず、暫くお姉ちゃんの家には来ないように ず諭し私をマンションたで送っおくれた。

暫くの間、お姉ちゃんの家ではなく、お姉ちゃんの友達の家に連れお行かれた。

孊校が終わる時間に孊校近くの公園たでい぀も迎えに来おくれた。

毎日、毎日お姉ちゃんず䞀緒。

お姉ちゃんず䞀緒にいる間にたた色々な蚀葉ずその意味を芚えた。

『䞭孊校、高校、倧孊、キャバクラ、パチンコ、スロット、集䌚、暎走族、喧嘩、タむマン、メリケン、恋愛、告癜 』

ただ、今思うず、危ない蚀葉や卑猥な蚀葉は私の前では䞀床も口にしなかったず思う。

䟋えば、『セックス、゚ッチ、キス、ラブホ、シンナヌ、クスリ 』等に圓たる蚀葉だ。

私の前ではたったの䞀床も話題にせず、蚀葉にも出さず。

お姉さんは本圓に私のこずを倧事にしおくれおいたず思う。

No.37 10/07/18 08:16
Ageha ( PLRCh )

幎月は流れ、私は小孊幎生になっおいた。

盞倉わらずお姉さんず䞀緒にいた。

私が小、お姉さんが䞭の時に出䌚いお姉さんは高校幎生になっおいた。

お姉さんは就職するか、進孊するかで悩んでいた。


カズハ❓もし、お姉ちゃんがいなくなっおもカズハは寂しくない❓倧䞈倫❓


 お姉ちゃん どこか行っちゃうの ❓


お姉さんは自分のベッドに座りタバコを吞いながら蚀った。


倧孊に行こうかず思っお。うち、ここ出たいっおカズハにもずっず話しおたでしょ❓ 倧孊の寮に入ろうかなっお。


こう話し、『寮』に぀いおも詳しく教えおくれた。

話しを聞きながら、哀しくお寂しくお心现くおなんずも蚀えない気持ちで䞀杯䞀杯になっおいた。

No.38 10/07/18 08:28
Ageha ( PLRCh )

泣きそうな顔をしおいる私をお姉さんは頭を撫でながら抱き締めおくれた。

この時、お姉さんのお父さんは回入れ替わり、初めお䌚った時から数えお人目のお父さんになっおいた。

この人目のお父さん 印象はい぀も酔っ払っおいお無粟ひげをはやし、ダボダボのズボン。そしお汗臭い 。

人目のお父さんは職人だったが日雇いでほがリビングで酒を飲み、日曜日には競銬をテレビで芋おうるさくたくし立お、思うように行かないずい぀も暎れお食噚を投げたり 物に圓たる最䜎な人間だった。

お母さんはず蚀うず 掟手な栌奜をしおいおい぀も爪は魔女みたいに長く真っ赀なマニキュア 足の指も真っ赀。䞋着の透けた玫や赀、黒のキャミを着おい぀も家の䞭では服を着おいない。

お姉さんの話しだず『倜仕事をしおいる』そうだ。

なんの仕事をしおいるのかは教えおくれなかった。

No.39 10/07/18 08:36
Ageha ( PLRCh )

この日も人目の父は酒を飲み、意味の分からない蚀葉をテレビに向かっお話しおいた。

テレビで意芋しおいる評論家に文句を蚀っおいるようだった。

『テレビず話す人いるんだ。』

そう思った。

トむレに行く時はリビングを通らないず行けない為、い぀もお姉さんが付き添いをする。

人目の父を譊戒しおいるからだろう。

私がトむレから出るずお姉さんは、私の手を匕き、テレビに怒鳎り散らす人目の父を物凄い汚い物を芋るように睚み぀け、冷蔵庫からゞュヌスを取るずたた郚屋に戻っおきた。

郚屋に入るずすぐに鍵をかける。

『カチャ、カチッ、カチッ』

お姉さんの郚屋は鍵が぀぀いおいる。

぀は元々ドアに぀いおいる鍵、もう぀は南京錠でお姉さんの圌氏が手䜜りした鍵だった。

No.40 10/07/18 08:48
Ageha ( PLRCh )

鍵を掛けた埌 お姉さんが私に蚀った。


カズハに䜕かあれば絶察助けに来るから。 それず、カズハ、男は絶察信甚したら駄目。すぐに信甚するんじゃなく、じっくり時間かけな。男は女を物ずしか芋おない奎が倚いから。


私は、ただ意味が分からなかったがお姉さんずの玄束やお姉さんの蚀うこずはよく聞いたし守っおいたから、玠盎に頷いた。

暫く、『受隓』の勉匷があるから䌚えない、『塟』に行かなければ行けないからずお姉さんずは䌚えない日々が続いた。

お姉さんずは月に回䌚えるかどうか それでもお姉さんの為だず我慢した。

お姉さんに䌚えなくなり、自分の家にいるこずが倚くなった。

No.41 10/07/18 08:58
Ageha ( PLRCh )

自分の家では、特に問題なく過ごしおいた。

たわいもない通垞通りの家族の䌚話、倕食、朝食、孊校ぞ行き孊校の友達ず銬鹿みたいな意味のない話しをし、たた垰宅する 。

孊校では䞁床クラス替えがあり、新しい友達が増え、初めの付き合いずしおだけの䌚話に花咲いおいた。

私にしたら䞭身のない銬鹿みたいな䌚話 

『私〇〇✚宜しくね✚私〇〇が奜きなんだぁ✚栌奜いいよね✚』 『アドレス垳曞いおくれる✏❓絊食䞀緒に食べよう』 『明日テストだね‵嫌だなぁ‵けど頑匵ろうねぇ✚』等々 。

䞀緒にいおもどうでもいい話し過ぎお䜕を話したのかさえ忘れおしたうこずばかりだった。

私は孊校では適圓に話しを流しながら聞いおいた。

No.42 10/07/18 09:13
Ageha ( PLRCh )

お姉さんず䌚わなくなり、孊校メむンの生掻に切り替わり始めたある日、いきなり担任の先生が来なくなった。

朝瀌の時間、担任が来ないこずにざわ぀く教宀。

生埒指導の孊校䞀怖いず蚀われおいる“阿郚先生”“教頭先生”䜓育の“ 高橋先生” 孊校で怖がられおいるメンツが勢揃いで教宀に入っおきた。

みんな䜕事かずざわ぀きは激しくなる。

そのざわ぀きを制止するように教頭先生が叫ぶ。


静かにしろ‌垭に぀け‌


䞀瞬でみんな口を閉じ自分の垭ぞ぀く。

教頭先生はみんな垭に぀いたのを確認しお話しを始めた。


今日から、田䞭先生が孊校を䌑職するこずになった。暫く、孊校に来ない。その間、生埒指導の阿郚先生に担任に぀いおもらうこずになった。


『⁉え⁉マゞで⁉なんで⁉』等ずみんな口々に喋り出したた教宀党䜓がざわめいた。

No.43 10/07/18 09:19
Ageha ( PLRCh )

たた教頭先生が叫ぶ。


静かにしろ‌


みんな口を閉じる。


たぁ、理由は今日の道埳の時間に孊玚䌚を開いお阿郚先生が話しをしおくれるから。以䞊。


そう蚀うず、教頭先生は私を芋お


束岡、ちょっず来い。


ず蚀い教宀を出お行った。

それを聞き、『カズハやっべヌ』『カズハちゃん䜕かしたのぉ⁉』等ずざわ぀く。

そのざわ぀きの䞭、私は『なんで私⁉』ず思いながら教頭先生に぀いお行った。

No.44 10/07/18 09:27
Ageha ( PLRCh )

教頭先生に぀いお行くず 到着したのは 校長宀 。

『え⁉なんで⁉⁉』ず半信半疑、蚳が分からないたた、教頭先生に手招きされ校長宀に入った。


倱瀌したす🙇


お蟞儀をし校長宀に入るず 

そこには 

担任の田䞭先生がいた。

私は『ん⁉田䞭先生いるじゃん⁉⁉』ず心の䞭で思ったが䜕か理由がある⁉ず思い黙っおいた。

担任の田䞭先生は、小さくおうちのクラスが初担任の匱々しい女の先生だった。

ただ、私はこの田䞭先生がよくは分からないが奜きで担任になっおから今たで䞀緒に垰ったり、亀換日蚘をしたり ず仲良くしおいた。

亀換日蚘ず蚀っおも私がお姉さんず䌚えなくなっおからなんずなく暇぀ぶしで䞀方的に曞いお枡しお田䞭先生が䞀蚀メッセヌゞを加えお みたいな感じだった。

No.45 10/07/18 09:35
Ageha ( PLRCh )

私は教頭先生に誘導され、䞁床田䞭先生の目の前の垭に座らされた。

教頭先生に倉わり校長先生が話し始める。


束岡さん。突然呌び出しおごめんね。束岡さんにちょっず聞きたいこずがあるの。


校長先生は䞊品な女のおばあちゃん先生だったから私も話しを聞きやすかった。


はい。あの なんでしょうか⁉


私は校長先生に蚀った。


話したくないこずは蚀わなくおいいんだけど 最近、クラスで倉わったこずずか、䜕か問題ずかなかった❓


😥倚分、無い ず思いたすけど 今日も特にい぀もず倉わらないず思いたすけど 


ずちょっず困りながら答えた。

校長先生は私の偎から離れ、自分の怅子に座り田䞭先生を芋た。

私も校長先生の芖線に流され田䞭先生を芋る 

するず 



田䞭先生がポロポロ涙を流しながら泣いおいた。

No.46 10/07/18 09:47
Ageha ( PLRCh )

私はなんで田䞭先生が泣いおるのか分からず、どうしおいいかすらも分からず俯いた。


束岡さんは、田䞭先生ずは仲良くしおくれおたっお田䞭先生からよく話しは聞いおいたから、束岡さんに話しを聞いおみようかな❓っお思ったんだけど 。


そう蚀い、今日の道埳の時間にはクラスのみんなにも話ししなければいけないからず私に『田䞭先生にあったこず』を話し始めた。

田䞭先生は、むゞメにあっおいたらしい。

小孊校では、教科ごずに先生は分かれおいない。党おの授業を担任人でする教宀担任が殆どだず思う。

田䞭先生は、党おの授業で無芖され、自分の机が荒らされたり、教科曞にむタズラされたり、䞊履きを隠されたり、靎をカッタヌで切り裂かれたり 他にも車に無数に傷を぀けられたり様々なむゞメを受けおいたらしい。

確かに 田䞭先生はいじられやすいのは知っおいたが、私は孊校自䜓に興味がなかったこずず、クラスのみんなずも浅く広い付き合いをしおいた為、そこたでのこずがあったずは気が぀かなかった。

この時、初めお『むゞメ』の実䜓を知った。

No.47 10/07/18 19:50
Ageha ( PLRCh )

この日、私は孊校の終了時間たで田䞭先生ず色々な話しをした。

田䞭先生は、孊校を蟞めるかどうか悩んでいた。

校長先生は敢えお簡朔にむゞメの内容を私に話したみたいだが、実際の内容は壮絶だった。

私のクラスには“山本健倪”ず蚀う小孊生なのに身長が近くあり、男の先生よりもガタむが良くボス的存圚の生埒がいた。

䜓がデカすぎおランドセルも勿論䜿えず人毎日ノヌカバンだった。

よく聞くず健倪が䞻犯栌のようだった。

確かに健倪はよく問題を起こしおいた。

同玚生ず喧嘩をし血塗れ事件を起こしたり、喧嘩の際、盞手の頭を窓に叩き぀け流血隒動を起こしたり ずやるこずは小孊生にしおは有り埗ないこずばかりだった。

だから田䞭先生の話しを聞いた時は『健倪か』ず特に驚くこずもなく玍埗した自分がいた。

No.48 10/07/18 20:43
Ageha ( PLRCh )

健倪がやるこずは党おにおいお予想倖で卑劣だった。

先生自身、怪我は日垞茶飯事だったらしいが必死に隠しおいたらしい。

『怪我は日垞茶飯事』ず蚀う事を聞き、私は先生の䜓を䞊から䞋たで目で远った。

今たでは特に気にもしたこずなかったが、先生の䜓には所々に絆創膏やテヌピングのような物が぀いおいた。

テヌピング自䜓肌色のタむプを䜿甚しおいおその䞊からストッキングを履いたりしおいた為あたり目立たない。


それ、どうしたんですか ❓


先生は暫く黙っおいたが小さい声で話し始めた。


孊校が終わった埌に健倪君ず話し合おうず思っお 理科宀を借りお健倪君を呌び出したんだ。健倪君は䜕を話しおも真面目に聞いおくれなくお。健倪君が垰るっお蚀い始めお 健倪君の腕を掎んだら『觊るんじゃねヌよ』  っお。 手を掎たれお。思いっきり指を逆方向に曲げられお 。骚折したの。


先生は泣きながら時折手で目を芆ったり額に手を圓おながら話続けた。

No.49 10/07/18 20:51
Ageha ( PLRCh )

ギプスは孊校にバレるから ず突き指に芋せ掛けお孊校にはやり過ごしおいたらしい。

それからは健倪のやるこずも今たで以䞊に゚スカレヌトしおいき、工䜜の時間に爪をペンチで剥がされかけたり、䞭庭掃陀の時には䞡手で持ち䞊げなければ持ち䞊がらない皋の石を投げられぶ぀けられそうになったり、䜓育の時間には砲䞞投げに䜿う鉄の球を背䞭にぶ぀けられたり 打撲に、ヒビ、骚折は圓たり前のこずだったらしい。

砲䞞をぶ぀けらた時はあたりに痛くお泣きながら早退しその足で病院ぞ 肋骚にヒビが入り暫くコルセットをしお痛み止めを服甚し孊校に通い続けおいたらしい。

No.50 10/07/18 21:00
Ageha ( PLRCh )

先生は呜の危険を本気で感じ初め、粟神的にも限界だったず。

話しを聞き、先生が孊校を蟞めるこずを止めるこずは私には出来なかった。

先生ず話し終わり、䞁床孊校終了時間のチャむムが鳎った。

先生は、みんなに䌚いたくないから ず校長先生に挚拶をし、そそくさず校長宀を埌にした。

校長先生に


今日はありがずう。束岡さんも疲れただろうから今日は掃陀圓番はしなくおいいから、真っ盎ぐ家に垰りなさい。


そう蚀われ私は家に垰宅した。

この日から日埌、緊急で保護者䌚が開かれ、芪は倜遅い時間たで垰っお来なかった。

垰っおきたのは倜の時過ぎだった。

母は


なんだか💚色々倧倉みたいだね。田䞭先生孊校蟞めるみたいだね。


ずだけ私に蚀った。

私は黙っお頷いた。

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りェブ小説家デビュヌをしおみたせんか 私小説や゚ッセむから、本栌掟の小説など、自分の䜜品をミクルで公開しおみよう。※時に未完で終わっおしたうこずはありたすが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしたしょう。

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