💖幸せになりたい💖
私と旦那の、知り合ってから今までのことを書いていきます😃
ご興味のある方、、、気長にお付き合い下さい🙇
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「ちょっと待って、私も何か…」
「えっ、ほんまに」
私は窓から離れて、部屋の中を見渡した。
『これがいいかな』
手に取ったのは、私が大好きなキティちゃんのぬいぐるみ。
窓の所に戻って、彼に向かって投げる。
「いくよ、はいっ」
ぬいぐるみはポーンと中を舞い、彼の手にギリギリ届いた。
「ありがとう!」
「あっ、これ…」
見ると、プーさんとティガーのペアのぬいぐるみだった。
「車にあったやつよね」
「うん、それあげようと思ってて😃GSでもらったやつやけど。」
「嬉しい😊ありがとう❤車の匂いがする❤」
私はぬいぐるみを鼻につけて匂いを嗅いだ。
「ははは、恥ずかしいやん。」
彼も照れ笑いをした。
また会えた嬉しさを隠しきれない私は、
顔に出てしまっていたらしく、
「なんでそんなに笑顔なん😁」
と彼にからかわれた。
照れ笑いをしながら彼と話す。
「お土産って、何?」
「これこれ。いくよ、ほおる(投げる)で。」
「うん」
彼が手に持っていたものを優しく私に向かって投げた。
彼のコントロールがよく、私の届くところにちょうど飛んできた。
しばらく待った後、電話がかかってきた。
「もしもし?」
「また降りてこれる?」
「うーん、ちょっと無理かもしれん…。
待ってね、部屋の窓開ける。」
「うん」
部屋のちょうど下が、二人で星を見上げた場所になっていた。
私は部屋の電気を消し、窓を開けて下を見た。
彼の姿が見えた。
母と少し話をした後、父の携帯に電話をかけ、帰ったことを報告した。
そして母におやすみ、と言った後、自分の部屋に戻り彼に電話をかけた。
「もしもし」
「もう車乗った?」
「うん、今乗ったとこやで。」
「…そっか。」
「ご両親、大丈夫やった?」
「うん、平気よ」
少し沈黙。
そして彼が気付いたように言った。
「あっ、そうや。お土産があるん忘れとった。」
「えっ?お土産?」
「うん、持っていくわ。」
「ありがとう❤」
そして電話を切り、彼の到着を待った。
私と彼はとっさに身を隠した。
父の姿が見えなくなったのを確認して、ヒソヒソ声で話した。
「私、お父さんとすれ違いになったフリして家に入るね。」
「うん分かった。ごめんな、こんな遅くまで。」
「いいよ、楽しかった😊ありがとね」
私と彼は、別れ際にチュッと軽くバードキスをした。
彼はまたヒョイッと壁を飛び越えて、私が家に入るまでずっと見ていてくれた。
「うわっ、どうしたん💦なんで泣くん💦」
「…だって、今日帰るじゃん😭離れるのやだ…。」
「泣かんといて💦またすぐ会いに来るけぇ。な💦泣くな💦」
彼は私の頭をヨシヨシと優しく撫でてくれた。
彼の優しさに余計に涙が溢れた。
その時だった。
家の勝手口から父の声がした。
「ちょっとそこらへん探してくるわ。」
ヤバイッ💦💦💦
長い長いキスの後、
彼は私の体をぎゅーっと抱き締めた。
「…好きやで。電話とかメールしとった時より、今日会ってもっともっと好きになった。今日会いに来て良かった。」
「うん…私も好き。大好き。」
そこまで言うと涙が溢れてきた。
彼が今日帰ってしまうのだと思うと、
こんな幸せな時間が終わってしまうのだと思うと、
堪えきれなかった。
「愛華のこと本気やけな。電話で言ったこと、マジやけな。」
また黙って頷く。
彼がゴホン、と咳払いをした。
そして、私の体を静かに起こして、
私が彼の顔を見つめると、
そのまま自然と唇を重ねた。
心臓が破裂しそうなくらいに高鳴る。
これは自分の心臓の鼓動?
それとも彼の?
分からないくらいにドキドキした。
「はは、すごいドキドキするな(笑)。」
私は黙って頷いた。
やっぱり大人の男性って全然違う。
こんなにドキドキするのなんて初めて。
私はそのまま彼に身を任せた。
「周りが暗いから、星がよう見えるなぁ。」
「うん、田舎じゃけね(笑)。」
「俺の地元も田舎やで。海と夕日がめちゃくちゃ綺麗なんよ。」
「へぇ~。行ってみたいなぁ。」
「今度一緒に行こうな。」
「うん😊」
私がそう言って彼の方を向いた瞬間。
目がパチッと合った。
ドキン…❗
心臓が高鳴るのを感じた。
座り込んだまま、静かな時が流れる。
『何か喋らなきゃ、でも何を?』
考えれば考えるほど浮かんで来ない。
その時。
「空、見てみ。星が綺麗やで。」
彼の言葉に私は空を見上げた。
「ほんと、綺麗~。」
真夏の夜空に満天の星が輝いていた。
ポツリポツリと会話をしていた時、彼が突然こう言った。
「手、かしてみ」
「えっ?手?」
「うん。ほら早う。」
彼が後ろ向きで手を差しのべた。
私は黙って自分の手を重ねた。
と、その時。
ぐるんと、彼がこっちを向いた。
「えっ💦何…💦」
「しっかり握っとってや。壁登るから。」
「えっ!」
そう言うと彼は身軽に高い塀を乗り越えて私の隣に来た。
「こっちのほうが、ええやろ?」
「…うん」
私と彼は、家の壁にもたれかかり、座り込んだ。
「そこに、おってね。向こうから回るから。」
家に着き、彼を家の裏で待たせて私は表から庭に入り、彼の待つ場所へと行った。
塀越しの私と彼。
向き合ってることがなんだかとても恥ずかしかった。
「あっち向いて」
「えー、なんでなん」
「恥ずかしいもん💦」
「ははは、そうか。分かった。」
彼は私に背を向け、私は彼の背中を見ながら会話した。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
あっという間にガソリンスタンドに着いた。
「…ほんなら、またな。楽しかったよ、ありがとう。」
「………うん。」
嫌だった。
まだ帰って欲しくなかった。
繋いでる手を、ぎゅうっと握った。
「また、会いに来るよ。今度は昼間に会おう。」
「………ちょっとだけ、家まで来てくれん?」
「えっ。でも家の人おるやろ。」
「外まででええから。…もうちょっとだけ、一緒におりたい。」
「分かった。じゃぁ、ちょっとだけな。」
そして車をそこに停めたまま、私と彼は手を繋いで家までの道を歩いた。
母との電話を切った後、彼がこう言った。
「ごめん、嘘つかして。」
「ええよ、気にせんとって。」
「……今度会うときは、嘘じゃなくて本当のこと言って出れるようにせなあかんな。」
「そうだね。」
「もう、帰ろうか。」
「うん…。」
そして彼は、あのガソリンスタンドの場所へと車を向かわせた。
1時間ほどドライブしただろうか。
私の携帯が鳴った。
母からだ。
「ごめん、ちょっと出るね。」
「うん」
「もしもし」
「まだ友達とおるん?」
「うん、ちょっと深刻な悩みで。」
「ほんなら家にあがってもらい。夜遅いし。」
「うん…けど泣いとるから、嫌みたいなんよ。」
「あぁ、ほんま。まぁあまり遅くならんようにね。」
「うん、分かった。」
私はついに口に出した。
「あの…」
「うん?何?」
「手…、繋がん?」
「ははっ、大胆やな。先に言われてしもうたな。」
そう言って彼はぶっきらぼうに私の手をぎゅっと握った。
汗ばんでた。
「マニュアルやからな、時々手ぇ離すけどごめんやで。」
「…うん。」
「愛華の手、ちいさいな。あったかいな。」
ふふ、と私は笑った。
彼の手の温もりを感じながら…。
私は、お気に入りの鞆の浦を案内した。
車でぐるぐる回るだけだったけれど、
それでも私は楽しかった。
彼の車は車内が狭いスポーツカー。
芳香剤のいい香りがした。
時々、私の腕と彼の腕が触れた。
ドキドキした。
手を繋ぎたかった。
でも彼はわざとオーディオを触ったりして、手を繋がなかった。
「やっぱり、聞いてた場所やったな。」
「うん。偶然着いたん?」
「そうやで、ほんまに偶然。びっくりやな。」
「うん、びっくり。すごいな。」
二人で車にもたれかかって、そんな会話。
「ちょっと、ドライブせぇへん?そのへん案内してや。」
「うん、ええよ。」
私は携帯から母に電話をかけ、友達の相談に乗ってるから心配しないで、すぐ帰るよと言い、彼の車に乗り込んだ。
「あはは!見えた見えた🎵今車から降りたじゃろ。」
「えっ?どこ?俺からは見えへん。」
「待ってて、すぐに行くわ」
そう言って電話を切った。
居間でタバコを吸う父に、
「ちょっと友達がそこまで来とるから行ってくるわ」
と、告げ口して携帯片手に家を飛び出した。
家に着き、自分の部屋に入り、すぐに彼に電話をかけた。
「今帰ったよ😃どこにおるの?ほんまに家の近くなん?」
「お疲れさん。なんかなぁ、河口大橋があって、そのふもとのガソリンスタンドの横に車停めとるんやけど。たぶん家の近くちゃうかなぁ。」
私は部屋のカーテンを開けて外を見た。
自分の部屋からそのガソリンスタンドが見えるのだ。
『あっ!もしかしてあれかな?』
ガソリンスタンドの隣に、白い車が停まっているのが見えた。
「見えたよ!」
「えっ?見えたって、家から見えるん?」
その時、車から人が降りてくるのが見えた。
その後、私は店長に仕事を任され、バックヤードでの仕事に終われていた。
ポケットで何度もバイブが鳴っていたのには気付いていたけど、携帯を見ることが出来なかった。
それからやっとバイトが終了し、いつものように母に迎えに来てもらった帰りの車内で私はメールチェックをした。
何通か届いていたメールの中に、こんなメールがあった。
「これ、家の近くかなぁ?なんかよう分からんけど適当に走っとったら、話に聞いた場所とよう似た場所に着いたわ。」
私は彼を信じていたから、家の近くに何があるか、以前にけっこう詳しく教えていたのだった。
Gパンのポケットで鳴るバイブを感じながらも、バイトが忙しくてなかなか見れなかった。
やっと落ち着き、トイレに駆け込んで携帯チェック。
すると…!!
「今日、時間が出来たから会いに行くよ!やっと愛華に会えるなぁ❤楽しみやなぁ❤」
「バイト忙しいみたいやね。俺は順調にそっちに向かってるで✌バイトが終わる頃には、着くかな?」
「広島県に入ったで!バイト先まで行ったろうかな😁」
と、3通のメール。
突然のことに私はビックリ💦
「えー!!心の準備が出来てないよ!」
と返事をして、またバイトへと戻った。
こんな告白をしてくれたのは彼が初めてだった。
彼の言葉にとても感動したし、
奇跡を起こしたいと思った…。
この日から、私と彼との遠距離恋愛が始まった。
私 17歳 広島県福山市
彼 24歳 香川県三豊市
7つの年の差。
まだ顔も知らない相手。
でも、毎日毎日電話をした。
寝る間も惜しんで、朝まで電話して、学校で寝て先生に怒られた。
付き合ってた彼氏とも別れ、
妹の誕生日が近付く8月の半ば。
当時バイトをしてた私は、
その日もいつも通りバイトをしていた。
「私のどこが好きになったん?」
「素直で優しくて可愛いとこかな。いつも電話で友達とか家族のこと話してくれるけど、いい家庭で育ってるんが伝わってくるよ。」
「でも、付き合うとしたら遠距離になるよ」
「いうても広島と、香川やろ。寂しくなったら会いに行くよ。」
「ほんとに…?」
「ほんま。でも愛華彼氏おるやん💦」
「………別れる。どうせうまくいってないし、なんとなく付き合っとるだけだし…。」
「えっ、ほんまに!?じゃぁ俺と付き合ってくれるん?」
「うん」
「マジか!!」
「知り合ってまだ数ヶ月やし、愛華には彼氏おるし、でも俺、ずっと思ってたことがあるんやけど」
「うん」
「今、奇跡起こせるなら、これから君と僕に 偶然の出会いと永遠をください」
「えっ…?」
「鈴木雅之って人がおるんやけど、その人の歌の歌詞なんよ。俺、愛華のこと最近好きになってしまったみたいや。でもあかんよな、彼氏おるしな。」
「私…私は…」
「ええねん、返事は分かってるから💦ただ気持ちを伝えたかっただけやねん。」
彼氏と曖昧な付き合いがズルズルと続き、ネットで知り合った彼とはほぼ毎日メールや電話をする日が続き、
7月29日。
いつものように電話がかかってきて話をしていたけど、この日の彼はなんだかどこか違う感じがした。
「今日はなんかいつもと違うね?」
と私が言うと、
「聞いてほしいことがあるんやけど…。」と彼。
「なになに?」
「あのな」
急に改まった彼の声に私はドキッとした。
「もしもし」
携帯の向こうから聞こえる彼の声は、
思っていたよりずっと低くて、
落ち着いてて、男らしかった。
ネットで知り合った人と電話で話すなんて初めて。
私が緊張して思うように喋れないでいると、
「緊張してるやろ?実は俺も、心臓バクバクやねん!」
と彼。
「えっ、うそー。落ち着いてるじゃん」
と私。
自然とお互い笑い合えた。
それから私の彼氏のこと、学校のこと、自分のこと、
彼の仕事のこと、恋愛のこと、
たくさん話した。
気が付いたら2時間。
「今度は俺がかけるよ😃いい?」
「うん、じゃぁ後で番号送るね😃」
また、話せるんだ。
「今度は」
その一言が、嬉しかった。
5分、10分。。。
どうしてこんなにドキドキするんだろう。
相手は見ず知らずの人なのに。
ただの、メールだけの友達なのに。
「どうしたの?電話待ってるけど、大丈夫?俺からかけようか😃」
と彼からのメール。
「ううん、大丈夫💦待ってて💦」
と私。
そして、、、
いよいよ通話ボタンを押した。
メールだけじゃ物足りない、直接話したい、と思ったのは私。
彼に
「電話で話せない…?」
とメールしてみた。
しばらく経って返事が来た。
「非通知でもいいよ!最初は、何かと不安とかあるだろうから😊」
と、電話番号を載せて。
「私から、かけるんだ」
携帯を持って番号を押したけど、
ドキドキ…💓
なかなか、通話ボタンが押せない。
彼氏と話すときは、あんなに気楽に話せるのに。
彼氏とは住んでるところも遠かったし、
学校の帰りに少しだけデートをする付き合いが続いた。
でも彼氏が私にお金を貸してと言うようになり、、、
そんな時、サイトで知り合った彼から、
「直メしようよ」
と、アドレスが書かれたメールが送られてきた。
私はすぐにそのアドレスにメール。
何通かやり取りした後、
「最近、元気なくない?なんかあった?」
と彼。
私は彼氏とあまりうまくいってないこと、お金を貸してと言われてることを話した。
ネットで知り合った彼と、サイトを通じてやり取りをしていたある日、
同じ高校の彼氏が出来た。
特に好きだったわけでも無いけど、
カッコイイ人だったし、
断る理由も無いし、
なんとなく付き合うことにした。
でも、そんな気持ちで付き合ってもうまくいくわけなかった。
それが7月の頭くらいだった。
学校にも慣れ、友達も出来、
携帯も使いこなせるようになった高校3年の夏。
私は小さい頃から動物が大好きで、
携帯のゲームサイトでペット育成のゲームを見付けた。
それに迷わず登録。
内容は、自分が飼っているペットをお世話しながらペットを散歩に出し、
その散歩先でペットがお友達を作って帰って来るというものだった。
そのお友達とは、私と同じようにペットを散歩に出した人のペット。
私のペットの名前は、『祐一郎』
ある日祐一郎が連れてきた友達の名前は、『ゆうた』
同じ『ゆう』繋がりであることに私は親近感を覚えた。
ペットの飼い主の情報を見ると、
24歳の男性。香川県住まい。
「仲良くなれるかな」
気軽な気持ちで、私は男性にメッセージを送った。
今から約10年前。
私がまだ16歳だった頃、、、
高校まで電車通学だった。
学校にもまだ慣れないある日、
帰りの電車を乗り間違えてしまい
気が付いたら知らない駅に着いて迷子。
無人駅で降りて公衆電話から家に電話をしてその日は無事に帰れた。
それがきっかけで私は携帯電話を持つことになり…
思えばそれが全ての始まりだったのかもしれない。
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