本当の自分
19年間で色んな事がありました。
施設暮らし
虐待
イジメ
でも何一つ諦めなかった私の話し
ただ誰かに聞いて欲しくて気づいて欲しい…
少しずつ書いていこうと思います
中傷はいりません。
どう感じるかは個人の自由です。
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19年前~
私達を産んだ親は若かった…
当時18歳
子供が子供を育てる訳もなく施設に預けられた。
おじいちゃん、おばあちゃんは私達を預かるから自分達の会社で働けとアドバイスしたみたいだったが、父親が聞かず女に走り母親と離婚。
2歳の頃から福岡県のある児童施設に預けられそこから集団生活の始まり…
他の子供達との生活は楽しかった。
毎日遊び、年上の子たちに可愛がられそれなりに幸せでした。
周りの子たちの親が面会に来たり、外泊したりするのを見て羨ましいと思って一美(双子の姉)と二人して泣いた事がある。
5歳になって初めて父親が面会に来て、外泊届けを出して小さなバックに荷物を詰めた。
その時の感情は不思議に嬉しく飛び上がって喜んだが
父親の顔何て知らないし覚えてない。
初めて父親を見た時は何て呼んだらいいか分からず、焦ってたら パパ でいいと言われ パパと呼ぶ事にした。
子供心ながらに父親がどんなでも嫌いになれなかった。
初めてのお泊まり、知らない女の人の家で過ごした。
その人は綺麗な髪で可愛かった気がする。
パパと女の人、姉と私の4人で色んな所に行った。
どこに行ったか思い出せませんが、今まで感じた事ない嬉しさ、幸福感に包まれ施設に帰った。
施設に帰ると買ってもらったお菓子をみんなで分けて食べその日の夜は興奮して寝れなかった。
毎年幼稚園の夏休みに入ると、おじいちゃん、おばあちゃんが迎えに来てくれて1週間施設から出れた。
おばあちゃんが大好きだった。
おばあちゃんと言っても、血の繋がりは無いし後妻で父親とも血の繋がりがなかった。
おばあちゃんと過ごす1習慣はとても楽しく、1日1日が早く過ぎて夜もずっと姉としゃべってたら、優しく寝かしつけてくれた。
小学校に上がると父親が入学式に出てくれた。
その日、同じ施設に居た祐チャンの家に泊まる事になって楽しかった。
今思い返せば私の父親は女にだらしなく借金まみれだった。
でも大好きで自慢のパパだった。
祐チャンはパパが出来た
とハシャいでたが嫌だった。
私達のパパ取らないで…
パパは私達の一番の存在で取られた事が凄く嫌だったけど、祐チャンの喜ぶ姿を見ると 私達のパパだ とは言えなかった。
施設には色んな子が入所してきた。
その中で、高橋恵子に出会ったのが最悪だった。
恵子チャンは自分の思い通りにならないイライラを私達にぶつけて来た。
暴言は序の口…
そんな恵子チャンは年上のお姉ちゃん達の嫌われ者で、早く施設から出てって欲しかった。
ある日恵子チャンが年上のお兄ちゃん達に悪口言われそのイライラをいつものようにぶつけて来た。
姉の太ももを爪でつねり、ビンタや蹴られたり。
私はカーとなり恵子チャンに反抗すると私に殴りかかって来た。
全く理不尽だ!
恵子チャンの気が晴れると姉が 『いつまで続くとかいな?もう嫌やん。何であたし達だけ?』と…
今もその言葉が離れません。
姉が殴られ痣になった所を施設の先生に見せると 誰にされた?と怖い顔で聞いたから 恵子チャンと答えると恵子チャンは先生に呼び出しされた。
次の日、恵子チャンが 先生に言った事でいつもの倍殴られた。
失敗したね と泣いてる姉に苦笑い
ごめんと泣き続けてる姉
姉が痛く無いならそれで良かった。
毎日恵子チャンに怯え心から安心出来なかった。
ただ頭の中で 早く終わればいい。と考えるようになった。
小学校2年生の時、おばあちゃんがおじいちゃんに私達が施設に居て可哀想だから引き取ろうと話して居た。
嬉しかっけど、おじいちゃんが おばあちゃんが苦労するからダメ!を出しどん底に落とされたみたいだった。
その頃から姉が変わり始めた。
大人を恨んで憎み、ずっと睨んでた…
私に 期待しても意味ない。と言うのが当たり前になったが私は いつか出れると思ってた。
小学校3年生の夏休み前におばあちゃんが迎えに来てくれた。
会社と言っても、自営業で魚の粗を集荷し工場に運ぶのが仕事で、夕方から朝方までトラックの運転。
家に帰って来て寝る時間も無い中、私達を迎えに来てくれた。
夏休みに入り、おばあちゃんとのお泊まり。
姉も嬉しそうだった。
おばあちゃんの家で遊んでると パパが来た。
久しぶりだったが嬉しくて仕方なかった。
おばあちゃんが私達を引き取り育てたいと言いパパも了承した。おじいちゃんは渋々だったが…
私達が施設から出たいんだったら一緒に暮らそうと言ってくれたおばあちゃん。
姉は施設を出る!
と言って私は断った。
おじいちゃんが言うように迷惑だしいいよ。
と言ったらおばあちゃんが泣きながら姉と私を抱きしめてくれた。
小さいのに苦労かけてごめんと泣いて居た。
その時 やっと恵子チャンから解放される。と嬉しくてつらいことがあっても我慢しようと思った。
姉は嬉しそうに、『もう我慢せんでいい。早く出たい』と何度もつぶやくように言った。
施設に帰り、施設を出る事は周りの子にも先生にも言わなかった。
恵子チャンの暴力に耐える毎日…
泣かなかったし我慢出来た。
4年生になればここから出れる。
その思いだけでつらいことも乗り越え楽しかった。
4年生の秋…
おばあちゃんが施設に引き取りの電話を入れ周りの先生はびっくりしてたが 良かったね と言ってくれた。
恵子チャンは勝手に あんた達に裏切られた と怒ってた。
理不尽なビンタに耐えた。
だって明日になれば全て終わる…
施設のお姉ちゃん、お兄ちゃん、同級生、妹や弟達。がお別れ会を開いてくれた。
私は泣きじゃくった、京太くんが 泣くとお菓子上げん。ってあやしてくれた。
その日は寝れず施設内を 歩いた。
普段なら怒られるが先生も許してくれた。
歩きながらみんなで遊んだ事 お姉ちゃん達に可愛がってもらった事 お兄ちゃん達に買ってもらった服やおもちゃ 色んな思い出がある児童施設を出るのが少し寂しくもあり、新しい生活に不安を抱いた。
施設の思い出達ともお別れし部屋に戻ると、一番可愛がって面倒見てた弟の忍が泣いてた。
忍の誕生日の日に天神で買って上げたケロッピーのリュックを握りしめ泣いてた。
何で出てくん?寂しい…行かんで
と泣きながらあやして忍に、自分より小さな子達を守ってねと言い聞かせました。
出れるのは嬉しいけど後ろ髪引かれる思いでした。
施設を出る日。
みんなが泣きながら見送ってくれた。
忍は泣くのを我慢して目も合わせず、車に乗る前に頭をポンとすると泣き出し手をずっと離さなかった。
先生が忍の手を離し車に乗り車は施設を離れた。
姉は泣かなかった
私は嬉しかったけど弟や妹、同級生を裏切った気がして申し訳なかった。
今まで父親の氏だったがおじいちゃんの氏になった。
父親の氏は自分の母親の氏で私達は籍を抜き、おじいちゃんの養女として生活する事になった。
新しい生活…新しい学校、新しい友達
全てが不安だった。
学校初日とてもドキドキしたけど暖かく迎えてくれた。
周りの親はどうして親が居なくおじいちゃん、おばあちゃんに育てられてるかしつこく聞いたがおばあちゃんが言わなかった。
おばあちゃんの実家に連れて行ってもらい
おばちゃん達はみんな優しく、おじちゃん達は面白かった。
一人のおじちゃんが おばあちゃんじゃなくて「お母さんって呼んだらよかよ」の一言で お父さん お母さんと呼ぶようになり距離が縮まった気がした。
8年間施設暮らしで10歳の時に施設を出た。
施設暮らしが長かった為我慢する癖が付き、欲しい物があっても言わなかった。
いや、言えなかった。
でも甘える努力は怠らなかった。
姉は甘えれて少しワガママになった。
冬休みも開け三学期
学校に宿題を忘れて取りに帰ったら同じクラスの
隆介くん 彰くん 藤田くん 山口くん が非常階段に居て、何してるのかを訪ねると藤田くんがタバコを持ってた
先生が来ないか見張ってろと言われ断ると藤田くんが お前の好きな俊にお前が好きな事バラすぞと言われ見張ってました。
今思うとバカげてるけど当時はバラされるのが嫌だったから言う事を聞いた。
それから少し経つとタバコ吸ってるのがバレ私まで吸ってる扱いになり、吸ってない事を言うと 同じだ!と言われ親が呼び出し。
先生に怒られ家に帰った。
お母さんに吸ってない事を告げても信じて貰えず、
『あんたなんか引き取らんどけば良かった』
お父さんも
『舞のパパは嘘つきでお前も嘘つき』
言われた時何かが壊れた。
要らない子
いらない子
イラナイコ
消えたい、遠くに行きたい、誰でもいいから必要として欲しい
嫌われたくなくて一生懸命謝った。
その日は寝なさいと促されベットに入った。
姉は信じてくれた。
それだけで救われた。
次の日、朝ご飯食べる時にお父さんがお母さんに土下座しろと言い土下座しました。
『お母さんごめんなさい。施設に返さないで下さい。見捨てないで下さい』って言え とお父さんに言われ
一生懸命言い続け泣きながら土下座しました。
それでも、お母さんとお父さんは『出ていけ』と私に怒鳴り叩き
今までありがとうございました。と感謝の気持ちを述べ
パパに電話し全て話すと
『来ても困る。結婚して子供も居るけん来ちゃいかん』と…
私はあなたの子供じゃないんですか?
ダレカタスケテ
タスケテ
クルシイ
気付けば病院のベットで寝てました。
お母さんお父さんは謝るけど辛かった
姉は泣き続け面会時間が過ぎても居ました。
親が帰った後、悔しくてつらくて、重くのしかかる孤独感…
言葉で表せれない感情が体を駆け巡った。
興奮し訳が分からず病室で暴れると、看護婦さんや先生が抑えつけ 大丈夫 と何度も言いそこからの記憶はありません。
次の日、先生と私、親で話しする時喋れなかった。
声が出ず、一生懸命叫んでも声が出なかった。
3日程入院し精神的な物だと言われ、お母さんは『一生懸命やってるのに何であんたは裏切ると』と泣き崩れてました。
姉は心配してくれました。
結局5年生まで学校行かず不登校でした。
声は出ずとも嫌われ無いために
お手伝いを頑張った。
5年生のプールが始まる頃に声も戻り親は安心してました。
姉にパパの事話そうかずっと悩んでました。
姉は私より先に知ってたみたいです。
家族揃ってのお出かけ。
天神に行き姉の欲しい服を買いに行く途中に、芸能プロダクションのスカウトマンにスカウトされ名刺をもらいました。
お母さんが喜んでくれてるから事務所に入りレッスンを受ける日々。
6年生の終わり頃から
仕事が増え、モデルだけじゃなく舞台を踏むようになり
どんないい仕事をしてもお母さんは誉めてくれません。
忙しい と言い掛け合ってもくれませんでした。
中学に上がり
事務所と学校の両立。
1年生の一学期あまり学校に行かず芸能活動に精を入れていて
学校にいくと 同級生から 生意気、調子乗ってる などからイジメの始まり。
聞こえるように言われる悪口
でも気にしない。
その頃、チェーンメールでの援交疑惑 タバコ リスカなど出回りクラスに友達が一人も居なかった。
姉が先輩に言ってイジメ無くしてやるって言ったけど、私の問題だからと断り
姉が心配しお母さんに言うと心配してくれました。
心配してくれて嬉しかった反面、怒った時すぐ『何で引き取ったんやろ?』って言うから都合良すぎ とひねくれてました。
2年生になりクラス替え
友達要らん!
って考えて学校生活送ってました。
でもやっぱり寂しい。
自分からコミュニケーションを図りに行き普通に話せるまでになりました。
だんだん学校が楽しくなり毎日がキラキラしてた。
1年生からずっと好きだった タクミくんと同じクラスにもなれたし、同じ班。
イジメ以来
お父さん、お母さんがこれでもか!ってくらい話しかけて来て時々疎ましく思えた。
でも嬉しかった。
舞台の時、姉が3人分のチケット買ってくれて見に来てくれ
舞台終了後泣いてたのが今でも忘れられません。
修学旅行前に班替えがあり、タクミくんと同じ班になれるかすごくドキドキ。
一緒になれなかったけど(=゜-゜)(=。_。)
班の、華チャン 里奈チャン みゆチャン
と仲良くなり無事修学旅行終了。
2年生のクラスのみんなは優しかった。
ノートも採ってくれて勉強も教えてくれました。
3年生に上がり受験シーズン。
出席日数ヤバめで芸能活動ちょっと休憩…
タクミくんとは同じクラス
席も隣で嬉しかった。
高校進学に悩む中、東京の事務所からスカウトされた。
引き抜きだ…
お母さんはせめて高校まで4人で暮らそうと希望してたので今回はお断り。
後悔はしなかった。
私は女子高を選択し、姉は共学。
試験日、緊張してお腹痛かった。
専願だから試験は簡単、社会と必須科目の国語。
まぁ無事合格。
姉の試験日、私は自分の試験日より緊張しました。
徹夜でお守りを作り姉に上げると喜んでくれて
携帯に下げてくれました。
2人とも無事合格。
卒業式の前にタクミくんに告白すると…
姉の彼氏でした。
私はびっくりで姉に いつから付き合ってるか聞くと2週間前からだと↓↓↓↓↓
舞)タクミくんの事相談してたのに何で?
姉)あたしも好きになったんよ!
でタクミに告白された。
あたしの初恋終了💔
仕方ないし、と思い仕事に専念。。。
晴れて高校生になった私は入学式の日におかしい事に気付く。
学校にお坊さん?(・ω・)ン
長いお経…
完全にアブナイ
そんなこんなで入学式終了。
友達出来るかな?
無事卒業出来ますように。
などと思い高校生活スタート。
高校生活スタートさせた私は校長先生に呼ばれた。
理由は芸能活動は基本的にダメだから…
親も呼び出し。
あぁ、小学校の時とデジャヴ…
学校側は続けるなら学校退学だ!
と怒って
お母さんは続けさせます。と⚡⚡
私が先生に 学校辞めると言うと焦り始め結局芸能活動はOK、
じゃあ最初から呼び出しするなよ
姉は高校に入り親とぶつかる事が多く喧嘩の毎日
お父さんとお母さんも喧嘩し大変だった。
ある日から姉の帰りが遅くなり終いには帰って来なくなった。
彼氏の家に居座ってる
タクミくんとは1ヶ月で別れ同じクラスの子と付き合い始めた。
妊娠発覚、お母さんはまたいつもの『あんた達を引き取ったのが間違い』
と叫び姉が『じゃあまた返せばいいやん。』と怒鳴りあってました。
辛かった
お父さんは休みの日いつもお酒に頼りお母さんを悲しませ『だけんこいつらを引き取るなって言ったろうが』…
姉は籍抜いて!パパの所行く!
姉は前の名字になり出て行きました。
『俺たちは間違えてない。嘘つきの子はやっぱり嘘つき。引き取ったのが間違い』
そんな会話聞くの慣れた。
お母さんも
『こんな苦労するとは思わんやった。早く出てけ』
言われ無くてもこっちから出てってやる
ってずっと思ってた。
お母さんは姉が居なくなって寂しいのか私にベッタリ。
都合良すぎて吐き気がするほどムカついた。
口を開けば姉の悪口ばかり。
『あんた達にどれだけすればお母さんは報われる?』
クルシイ
ツライ
ナンデ?
私は笑って『ごめんね』と言うしかなかった。
お父さんは肩が痛くなるとマッサージを頼んだ
『引き取って良かったなぁ。本当に舞イイ子』
ウソツキ
夜リビングで
『引き取って後悔した』
って毎日お母さんと言ってるの知ってるから。
ウソツキな人
自分勝手な人
家がツライ
1年以上片思いさせた子と付き合う事にした。
名前は翔太、優しい彼氏だ
2年生になり博多駅に私が写ってるポスターが貼られ
ローカルでCMにも出た。学校の友達は応援してくれ、嬉しくて頑張ろうとレッスンに励んだ。
でも家族には前ほど誉めて欲しいと言う願望は無くなってた。
お母さんは『自慢の娘』と言うけど本心は違う。
お父さんは酒に酔った勢いで
『早く出てけ、社会人になったら帰って来るな』と
ツラくなかった。
早く高校生活を終わらせる事しか頭に無かった。
高校の修学旅行は1週間。
私は仕事の為東京でみんなと合流。
集団生活…
施設を思い出して寂しくなった。
みんな元気かな?
泣き虫な忍は2年後に両親が引き取り海外移住。
他人だけど家族に思えた。
無性に帰りたかった。
私の居場所はお父さんお母さんの所じゃ無い。
施設なんだって…
その思いに気づかないフリしてた。
修学旅行も終わり、またあの場所に戻らなきゃ。
翔太にメールでただいまの連絡し、お土産を渡しに行く事にした。
翔太のお母さんはいい人で胸が痛かった。
翔太は好きだけど心の底から信用は出来ない。
自分を偽る事に一生懸命で楽しく無かった。
お母さんは帰って来た日、豪華なご飯で出迎えてくれた。
コロコロと忙しい人…
適当に話し部屋で勉強し姉に連絡した。
舞)お土産渡したいから明日博多駅にある地下マックに来て🍀
姉)了➰解🎵
疲れてそのまま寝てしまった。
起きてお風呂に入り姉に会いに行った。
久しぶりに姉に会えて嬉しかった。
進路の事や家族の事、事務所の事
それよりも姉が変わってた。
ピアスを5~6ッコ開け髪の毛は今風の盛り盛りヘアー
びっくりしたけど姉は姉だから良かった。
別れる時姉から
『勝手に家出て悪かった。ごめんね』
気にしてない。
謝らんでって言ってさよならした。
家ではいつも言い合い
面倒くさい。
早く家から出たい。
事務所に居るときは楽しかった。
自分の居場所がある。
事務所に入って気づいた事がある。
居場所は自分で作るもんだ って
家で自分の居場所をつくるのは辞めた。
『あと1年と少しで出て行ける。』
それまでの我慢
お母さんにいつもの嫌みを言われてムカついたから
『別に途中で返しても良かった』
お母さんは黙りました。
📱に知らない番号から着信。
電話に出ると引き抜きに来たスカウトマンだった。
早いはなしうちの事務所に来て欲しい…と
私は事務所に入っても芸能人になれると思わないしなれるのはほんの一握りと思い就職を選択し、
お母さんにはネチネチ言われました。
スカウトマンに
『就職落ちたら事務所に移籍します』と告げ。
絶対受からなきゃ!
就職先を選ぶ時あまり考えずパチンコ屋にして周りに反対されたけど押し切り面接受けに行きました。
面接担当は阿部さん。
ローカルのCM見てて話し盛り上がり面接終わった時は ??? だった。
お母さんは機嫌よく話しかけて来てイラついたがちゃんと話をした。
『受かるといいね』
その後お父さんと悪口の言い合い。
いつからこうなった?
お母さんに好かれるのやめたから?
居場所を作る事をやめたから?
ダレカオシエテ
11月中旬…
採用通知が届き無事に決まった。
翔太に決まった事を言うと喜んでくれた。
クリスマス翔太とカラオケしデートを楽しんだ。
お父さんの電話で帰る事になり家に着くと、
『クリスマスは家族で過ごす日やろうがこのバカが』
は?
毎年一人だったんですけど?
今更?
面倒くさいから家族と過ごした
冬休みも開け、期末も終わり自宅学習。
残った仕事をしに行った。
お世話になった人に挨拶し忙しく過ごした。
卒業式の練習でいよいよ福岡から出れる!
とドキドキした。
今思い返すと去年の今頃は進路で悩み大変だったと思う。
あと1週間で卒業
卒業式の前に社会人になるためにスーツやその他のものを用意した。
お母さんは卒業式が近づくと泣いていた。
『今までごめんね』
と
今更謝られても困る。
私は何も言わなかった。
言えなかったの間違いか…
卒業式当日、
友達と抱いて泣き合った
お母さんは卒業式仕事で来れなかった。
別に来て欲しくてなかったからいい。
姉に卒業祝いでお金をもらったが姉の家にある貯金箱の中に返した。
姉の生活はと言うとパパのお嫁さんと合わず一人暮らしをするように言われバイトで半分出してた。
姉には千葉のパチンコ屋に勤める事を言うと泣きながら ごめん と
なぜか二人して大泣き
4月1日
飛行機で羽田空港
羽田から東京駅
東京駅で新入社員の人達と伊豆に研修
この研修がキツかった
でもインストラクターに山本さんにはお世話になった
山本さんが頑張ろうってみんなに励ました。
研修が終わり山本さんに自分が配属される店舗を聞くと山本さんはバツが悪い顔して
お店大変やけど頑張れ!
アドレス交換して
新入社員はそれぞれの店舗へ
同じ店舗配属になった早口さん
大学卒業し、親の家業を継ぐ前に社会人として学ぶために就職した。
…と
私は言わなかった。
その時は早口さんの性格を知らずいい人だと思って同期だからアドレス交換して店舗に行きました。
店舗の最寄り駅に着き一言
田舎だなぁ~と
最寄り駅で大きなワゴン車が止まってた。
中から2人スーツ姿の男の人が出て来た。
店舗の店長さんと副店長さん
挨拶し、店舗見学。
パチンコ屋はうるさく店長は一生懸命言ってたけど何て言ってるか分からなかった。
ごめんね店長。
休憩室は二階で、ふと上を見上げると女の従業員の方が手を振ってくれた。
その時は優しい人だと思ったのですが、後から大変な事に巻き込まれる事とはつゆ知らず、ペコっと挨拶しました。
その後寮に荷物の確認
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