私自身

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奈津美( ♀ tSZK )
09/08/25 03:54(更新日時)

悲しいことや辛いことが起きる度に、こんなに辛い経験は初めてだと思っていた…。
昔の私を振り返ってみました。

No.1161859 09/08/24 23:12(スレ作成日時)

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No.1 09/08/24 23:24
奈津美 ( ♀ tSZK )

いつからだっただろう…
通学路に二つ上の兄が待っていた
『奈津美、絵の具無いんだろう❓また忘れたと言うより学校休んで俺と遊ぼう』

そう…いつもだった 習字の道具も絵の具もそろばんも私の家には一つだけしかない
私が使えるのは兄や姉が授業で使わない時だけだった
下着も1年に一枚だけ…
上履きもクラスメートの子が捨てる前に貰って履いていた


どうして私だけ⁉
どうして買って貰えないの❓

No.2 09/08/24 23:41
奈津美 ( ♀ tSZK )

そんな子供時代を過ごし、中学生を卒業する頃には母が
『一人くらい高校に行って欲しい』…と。
お金は❓
何とかするとだけ言われて取りあえず地元の公立高校を受験した
直ぐにでも働きお金が欲しかった私には受験番号を見つけ複雑な気持ちだったことが鮮明に残っています

母の希望で高校へ行くことになり制服も何とかお下がりを貰えて…
でもイヤだった。
袖口も裾も切れていて、生地も他の子より重たくてイヤだった。

No.3 09/08/24 23:49
奈津美 ( ♀ tSZK )

授業料はバイトで払えた。
残りのバイト代は母にあげた。
お弁当の中身は毎日同じ。
紅しょうがと卵一個を焼いて持って行き隠しながら食べた。
二年になりバイトに明け暮れたけど修学旅行に行くお金が無く中退。
人のせいにしていた私。

父さんが働いてくれたら中退しなくても良かったのに…

小学校の修学旅行だって父さんが働いていたら…

No.4 09/08/24 23:55
奈津美 ( ♀ tSZK )

お金の無い苦労は母にもさせたくなくて私は住み込みを選び母に仕送りを続けました。

たった3年だけ…


私は自分に都合がいい人間だったなんて今だから解る。

本当に高校を続けたいなら夜間でも良かっただろうし、仕送りだって何年も出来たはず…

意地が無いなぁ…

No.5 09/08/25 00:07
奈津美 ( ♀ tSZK )

二十歳を過ぎた頃に同級生の紹介でお茶屋の店員になり、ハメを外す年頃に妊娠。
相手の親は古くから重んじる家計で『他に好きな人居ないの❓赤ちゃんが出来てから結婚だなんて恥ずかしいから早めに田舎に帰って産んで早産だと周りに言ってね』

悲しい気持ちながらも立派な結婚式も決まり同居も決まりました。

結婚式の10日前に書類を出し、『これに書いてね。これを書かないと結婚式出来ないから』…と、彼に言われ目にした書類は宗教の入会書だった。
それも両親が大嫌いな宗教。

No.6 09/08/25 00:15
奈津美 ( ♀ tSZK )

子供の頃からイヤな印象しかなかった宗教に唖然としつつも、今更、結婚式を取りやめることも子供を産む楽しみも引き替えに出来なかった。

結婚式のお金も両親には無く私の心配も半端なく、ご祝儀で両親の会費を払ったのは誰にも言えなかった。

新婚旅行は新居と同じ町の動物園へ地下鉄で行き、それも結婚式に出席してくれた人に会い(苦笑)

No.7 09/08/25 00:24
奈津美 ( ♀ tSZK )

一泊だけホテルに泊まり同居の母に勤行を強制的に言わされて…イヤでも覚えた。

料理はさせてもらえずGパン履いては叱られて(泣)

そんな姑も女性として見習うところは沢山ありました。

みんなが起きる前に薄化粧をして美容院へ週三回。

真っ白なエプロンをして毎日宗教本で勉強をして宗教の地位⁉偉かったそうです。

No.8 09/08/25 00:31
奈津美 ( ♀ tSZK )

田舎に追いやられる日が来て男の子を出産。
名前は宗教の会長につけられて何ともまぁと言う感じ。

可愛い子供が3ケ月になり帰還命令発令(笑)

夫もぼんぼんの為に別居を提案し姑もしぶしぶ了解してもらい、やっと親子で楽しい家庭を過ごせると喜んだのも束の間でした。

No.9 09/08/25 00:38
奈津美 ( ♀ tSZK )

夫の仕事中に何度も我が家に押し掛けて来る宗教人達。

子供の小さな傷を見つけて信心しないからと…。

毎日毎日イヤだと言ってもズカズカ入って来る宗教人って何なの❓

更に宗教を嫌いになり夫に懇願しても、子供を入会させると…。
夫は赤ちゃんの時から信仰があり疑いを持つ訳がありませんでした。

No.10 09/08/25 00:52
奈津美 ( ♀ tSZK )

宗教の違いが私には歩み寄ることが出来なく夫婦間にもヒビが入り結婚生活にピリオドを打ちました。

今思えば私の努力や理解が足りなかったのでしょう。

両親の元に帰る道を選ばず夜間託児所に預けスナックで働き何とか生活していました。

4年間、男に見向きもせず意地になり働きました。

『そんなに壁を作るなよ‼どうして隙を見せないの❓』

毎週、部下を引き連れて来る一人の男性に、
何なのよアンタ‼
放って置いてよ‼

そんなやりとりが半年間くらい続き、家はどっち❓通り道だから送ってくよ。

No.11 09/08/25 01:01
奈津美 ( ♀ tSZK )

彼の自宅は確かに私のアパートのずっと先。

『着いたら起こしてあげるから寝てなさい。』

今、振り返っても不覚だった。

着いた先は私のアパートの近所のLoveホテル
『ふざけないでよ‼そんなにヤリたかったらやんなさいよ‼』

本当にやられた。

『意地なんか張るなよ、たまには男に甘えるのも大事だよ。』

私の凍りついた心が大人の彼の言葉に溶けてしまい不覚にも甘えてしまった。

No.12 09/08/25 01:10
奈津美 ( ♀ tSZK )

彼は託児所まで行ってくれて私と息子をアパートに送り、帰って行った。

相変わらず部下と毎週スナックに来て、私との関係も部下達の公認になった。

ある時には奥さんもスナックに連れて来た。
何故私に会わせたのか彼の意図は何だったのかわからないけど、彼の傍に寄り添う奥さんは可愛い女性だった。

No.13 09/08/25 01:16
奈津美 ( ♀ tSZK )

彼は仕事に自信があり会社でも信頼されている人であることは、部下から聞いていた。
私を彼の会社に面接もさせた。
昼の仕事をさせたい彼の希望に応え面接をしたけど、短大以上の要資格、試験問題も私には半端なく難しく無理でした。
彼との付き合いが2年過ぎた頃に彼が欲しくなり奥さんに電話をかけてしまった。

No.14 09/08/25 01:23
奈津美 ( ♀ tSZK )

『もしもし、奈津美と言いますがご主人をください。』

いきなりの失礼な電話に彼の奥さんは

『私は主人が初めての人で家庭のこともきちんとしています。主人がいいよと言うならいいですよ。』

私を責める訳でもなく、優しく厳しく言う奥さんに

『ごめんなさい』

負けた…。

今の私なら人様のご主人と関係を持つなんてあり得ない…。
間違ってもあんな失礼な電話はしない…。

非常識だった私がそこに居た…。

No.15 09/08/25 01:29
奈津美 ( ♀ tSZK )

当然、別れはやって来た。

不倫のきっかけは彼でも応えた私が居たのだから。

奥さんには本当に申し訳なくただただ頭が下がるだけ…。


私の心を埋めるかのように十代にプラトニックの付き合いの人が私の実家にまで電話をかけ私を捜してた。

No.16 09/08/25 01:40
奈津美 ( ♀ tSZK )

不倫が終わって一年後だった。

『離婚したって聞いたけど、子供が居るって聞いたけど。』
懐かしい声だった。
当時の彼はモテモテで私と付き合ってたけど最後は許すことが出来なくて、純情な私にしびれを切らし彼はフィリピンダンサーて遊びにハマっていった。

私を捜してくれて懐かしくて嬉しかった。
もし、俺で良かったら結婚相手として見てくれないか。
嫌いで別れた訳でなく甘い顔と女性扱いの巧さに躊躇いはなかった。
彼は『仕事として、かなり年上の人と月1で付き合ってる。』
彼は男愛人。

No.17 09/08/25 01:51
奈津美 ( ♀ tSZK )

彼の中では年上のHは月1で毎年新車のスポーツカーと当時のお金で15万円とホストが仕事らしい。
そんなことには拘らない私が居たのが今は不思議ですが(笑)
私は息子に兄弟が欲しかった。
息子も、もうすぐ小学生。
夜間託児所には無理。私も元々お酒は弱く夜の仕事もやめたかった。
好きだった彼の子供を産み結婚も望む話しでした。

そんな時に妊娠…。

両親に会わせるからと待ちに待った妊娠7ケ月目。

No.18 09/08/25 02:02
奈津美 ( ♀ tSZK )


月1の年上のお客さんが病院の奥さんで、どうしても別れたくない、結婚しないでと泣くんだ。
7ケ月でも堕胎出来るって言うんだ。俺もお客さん無くしたくないし、40万円で別れてくれないか。

……。

私……言葉が見つからなかった。

欲しい、買ってと言っても、どうせ無理なんだと自分の気持ちを圧し殺した子供の時になっていた。

妊娠6ヶ月で仕事は辞めて居た。

40万円って……。
別れるって……。

涙しか出ない。
了解するもなにも別れしか受け入れる他に選択はない。

No.19 09/08/25 02:16
奈津美 ( ♀ tSZK )

取りあえず安いアパートに引越した。
妊娠すると母子児童手当が切られた。

入るお金は元旦那から養育費2万円。
貯蓄は親、兄姉へ援助で残り僅か。

臨月を迎え予定日を2週間過ぎても陣痛が来ない。

『貴女の子宮の大きさではこれ以上無理です。』

出産費用どうしよう。
病院に相談して役所の世話になることに…。
母に訳を話し来てもらって息子を見てもらい入院しました。
促進剤を何度も使い半分開き3日間。

子宮に風船を引っかけても点滴をしても半分から開かない。
医師が馬乗りになり私のお腹を押す…。
看護婦は『○○さん!前のお産忘れたのですか!』

赤ちゃんは出たくないのかな…。泣いてばかりいた私に会いたくないのかな…。

No.20 09/08/25 02:24
奈津美 ( ♀ tSZK )

ごめんね💧
ごめんね💧

4日目を迎えようとした時にやっと産声が聞こえた。

看護婦の罵倒の声だった。『○○さん!貴女が産んだのでなくて先生が産んだのよ!』
泣きながらおっぱいをあげた。

赤ちゃんの顔を見ながら、せめて名前くらいつけてもらおうと彼に電話をかけました。

電話の向こうは彼の母でした。

もう関係ないでしょ‼

泣いた。
どれだけ泣いただろうか…。
誰にもこんな思いはさせたくないと思った。

あの時の彼の奥さんはもっと辛かっただろう…今だから解る愚かな私。

No.21 09/08/25 02:29
奈津美 ( ♀ tSZK )

男の子でした。

息子に弟が出来ました。
ずっと私を独り占めしていた長男は寂しそうだった…。

産まれて50日目には実家に帰ってました。
父の一言でした。

『俺の黒い目のうちに帰って来て親戚の店をやってくれ』


逆らう理由は見つからなかった。

No.22 09/08/25 02:35
奈津美 ( ♀ tSZK )

父が晩酌するのと私の出勤時間が同じだった。

出勤前に

『どこの馬の骨か解らない子供作って』

毎日言われた。

確かにそうだけど…。

少しノイローゼ気味な私は次男の父親のお客さんに電話をかけた。

イヤな私だ。


誰も悪くない。
悪いのは私だ。

当時は気が付かなかった。

No.23 09/08/25 02:47
奈津美 ( ♀ tSZK )

小さな田舎町の噂好きには絶好の私だった。

私も辛かったけど両親や兄姉はもっとイヤだったでしょう。
それも今だから解る。

バカな私だ。

認知だけはしてもらった次男が2歳になり頃に父親の紹介で再婚した。

7つ上の人。

私の過去に大きな声で笑った。
そこだけが気に入った(笑)
田舎に居て二人の子持ちを貰ってくれる人なんて物好きしか居ないだろう…

俺は長男だから結婚式は招待制でやる。決めたら譲らない性格だ。

お金は⁉
何とかなる‼

貯金も無い夫に心配で学資保険を解約💧
私の人生なんなんだろう…。

No.24 09/08/25 02:55
奈津美 ( ♀ tSZK )

とにかく見栄っ張りな男だった。

そんな夫と子供が二人出来た。

子供好きな私は子供の笑顔が何よりの幸せだった。

仕事もして学校の役員もやり忙しい毎日。
仕事から真っ直ぐに帰らない夫に不満はなかった。

と、言うのは我慢であり二度と離婚出来ない私だった。

いつからか異常な嫉妬の夫が居た。

買い物から帰って来た私を全裸にして確認…。
子供が4人も居て仕事もして嫉妬されるようなことの時間等あるはずもない。

夫の暴力が始まったのもこの頃だ。

No.25 09/08/25 03:05
奈津美 ( ♀ tSZK )

度重なる暴力にも子供の為に我慢しかなかった。意味もなく怒り狂っている時に夫の手が震えいたので時が収まるまでの我慢だった。機嫌の良い時に嫉妬の理由を聞いてみた。

友達の奥さんが浮気していて、オマエの奥さん大丈夫か…。

嫉妬の理由が友達の単純な質問だったなんて、情けなくて我慢なんかしたくなかった。

そんなことより子供の入学祝を隠れて使ったり、見栄張って借金してまで呑み屋で奢りまくり働いても働いても酒代に消えて行く生活を変えて欲しかった。

私は初めて夫に文句を言った。

No.26 09/08/25 03:20
奈津美 ( ♀ tSZK )

堪り兼ねたことが口から飛び出していた。
アンタが半年しか働かなくてどれだけ子供に我慢させてるの‼
どれだけ酒代使ったら気が済むの‼
この7年間、家に居たの寝る時間だけでしょう‼
意味なく暴力を振るわれ子供の前で包丁を突き付けられ子供の気持ち考えたことあるの‼
振り返ると私の我慢は足りなかったのでしょう。
次の日、子供達と病院へ行って帰って来たら夫の荷物が空だった。
夕方に夫からの電話…。
『俺の言うこと聞くなら帰ってやる。』
私は物言わず電話を切った。

いつも開けっ放しの玄関は鍵をかけた。

No.27 09/08/25 03:27
奈津美 ( ♀ tSZK )

二度と離婚出来ないと思いながらも家庭裁判所に向かっていた。
子供達には本当に申し訳ないことをしましたが、穏やかな生活がしたかった。
離婚にまで1年間かかりました。
夫は1人だけ子供が欲しいと…。
子供達を分けることなんか出来ませんでした。
一時は昼夜働き子供達に寂しい想いもさせました。
休日には水族館や動物園、船にも乗せましたが私の満足だったかも知れません。
こんな母親で子供達はイヤだっただろうな…。

No.28 09/08/25 03:35
奈津美 ( ♀ tSZK )

私は浅はかな人間だとは、その時にも気がついていませんでした。
性懲りも無く4人連れて再再婚の道を選んだのです。

私は私と結婚したい。田舎に帰って来た時から知ってるよ。気にしないで皆で引っ越しておいで。

どれだけ失敗しても信じてしまう私は更に酷い酒乱になって行く相手でした。

No.29 09/08/25 03:54
奈津美 ( ♀ tSZK )

先のことは解らないものですが、導かれる運命に巻き添えを喰う子供達に何とお詫びして良いのか…。
家庭を持つ責任は男にも女にも重要なことで、安易だった私の愚かな行動に反省をしています。
その当時の辛かったこと涙した月日は私の考え方ひとつで変えれたことだと思います。
授かった4人の子供達に育てられ今の穏やかな生活があります。
子供達は1人が社会人として3人が結婚し幸せに暮らして居ます。

反面教師の私は子供達に迷惑が掛からないように、お酒も飲めず心の底から穏やかな人に生活させてもらっています。
勿論、子供達の賛成の元で…

最後の最後まで幸せを築いて行きます。

文章も下手な私のバカな過去を読んで下さった方ありがとうございます。
皆様、幸せに。

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