自己実現

レス12 HIT数 1574 あ+ あ-

モコ( TzH7h )
08/09/26 15:05(更新日時)

自分が本当に望んで努力して手に入れたいモノって、自分でも全く分からなかった。

欲しいと思って努力して、手にいれてもこれじゃないと思うことが多々あった。

欲求不満....目先の欲に惑わされて手に入れても満足できなかた。

私が望む本当のモノって何?

No.1158609 08/09/21 00:09(スレ作成日時)

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No.1 08/09/21 00:12
モコ ( TzH7h )

初めの注意書き:薬物の内容が含まれることがこれからあると思いますが、ご理解のある方のみ、読みすすめて頂きたいと思います。
更新はかなりゆっくりになるかとおもいます。

No.2 08/09/21 00:28
モコ ( TzH7h )

自分の人生に疑問を持ち始めたのが11歳の秋のことだった。

風邪で長いこと学校を休んで、久しぶりの登校だった。
いつも通りの教室....でも雰囲気が何処か違う。
私は分けも解らず孤立していた。

仲が良かった友達は会話はおろか、目も合わせてくれない。
そればかりか、体操着は学校の裏の用水路に捨てられ、交換日記が私の元に回ってくることもなかった。

ストレスだった。原因不明の発熱が頻発し、過食になった。小学校を卒業する頃に、体重は65キロに上っていた。

No.3 08/09/21 21:16
モコ ( TzH7h )

中学生になりクラスのメンバーが変わった。
イジメはなくなった。
平凡な中1の学校生活の記憶は殆どない。

中2になった。
今まで別々のクラスだったけど仲が良かった『ともちん』と同じクラスになった。
ともちんとは別のクラスでも一緒にライブへ行ったり、バンドを組んだりしていた。

そしてもう1人仲が良かったのが、この年に転校してきた『エリ』。
エリは複雑な家庭に育った、少し気難しい性格の子だった。

No.4 08/09/22 17:07
モコ ( TzH7h )

この頃の私は毎週何回かライブハウスに通っていた。

髪を染めて耳には沢山穴をあけていた。

学校は地域で一番の真面目学校だったから、先生に目をつけられ、そのことでまたクラスから孤立していった。

ともちんはそんな私と一緒にいることに嫌気がさしたのか、あまり口をきいてくれなくなった。

学校に居場所がなくなり、あまり学校に行かなくなった。

No.5 08/09/22 17:11
モコ ( TzH7h )

学校へ行かなくなった私を親はすんなり受け入れた。
小学校の時は無理矢理学校へ行かされたのに。

その時ちょうど父親が勤める会社が倒産した。
私に構う暇がなく、学校に行かないことなど大した問題じゃなかった。

父親は起業して家庭はおざなりになっていった。

No.6 08/09/22 19:59
モコ ( TzH7h )

あまりにも無断欠席が続き、ある日学校に呼び出された。

一緒に呼び出されたのはエリ。
この時エリとは仲がいいわけでもなく、特別話したこともなかった。

エリも学校へ行かなくなっていて、事情聴取のために来ていた。

この日を機にエリと度々連絡をとるようになった。

No.7 08/09/22 20:08
モコ ( TzH7h )

エリの家庭は複雑だった。
四姉妹の末っ子で、本当のに父親の顔を知らない。
育ての父親は素性の分からない仕事をしていると言っていた。
お互いに家庭でも学校でも安らぐ場所がなかったから二人でライブハウスへ通うようになった。

No.8 08/09/22 20:30
モコ ( TzH7h )

ライブハウスではエリはいつもバンドマンにモテモテだった。
エリは可愛い。そして透ける様に白い肌。おっとりとした喋り方。

いつもいつもエリばかりが声をかけられる。
私といえば相変わらずデブで、下手くそな厚化粧で、似合わない服を無理矢理着ている最低女。

私がエリといるとエリに話しかけてくる男達が私を煙たがった。


ヤバイ...このままじゃここにも居場所なくなっちゃうよ...
不安だった。
唯一、今一番自分にとって落ち着ける場所なのに。
ここに居られなくなったら何処へ行けばいいんだろう。

エリはそんな私をよくフォローしてくれたけど、それがかえって申し訳なく、情けなかった。

No.9 08/09/22 21:28
モコ ( TzH7h )

私はライブハウスへも行かなくなった。
でもその居場所を失いたくなかった。

ダイエットを決意した。

朝食におにぎりを一つ食べたら、あとは水やお茶や0カロリーのジュースだけで1日過ごした。
毎日5キロを歩いたり走ったりを繰り返した。

2ヶ月で20キロのダイエットに成功した。

No.10 08/09/22 21:43
モコ ( TzH7h )

中学を卒業する時が来た。
思い出もクソもない。

ただともちんからの手紙があった。



モモ(私)へ

モモ今までごめんね。
モモのこと嫌いになったわけじゃないよ。
ただモモの存在が学校での自分を邪魔してた。
邪魔だと思ってしまった私も弱かった。
こんなこと卒業の時に言うなんて私ってずるいね。
ごめんね。
でもモモまた仲良くしたいよ。

私はそれを受け入れた。
自分のことを気にかけてくれる人がいるだけで、その人がどんなに自分を傷付けたとしても嬉しかった。


進学は適当な私立高校に決まっていた。

No.11 08/09/22 22:06
モコ ( TzH7h )

ともちんとは学校は違ったが近くだったから毎日同じ電車で通っていた。

エリは全く違う方向の学校だったけど、放課後時間があえばよく遊んでいた。

高校生活は楽しかった。
学校そのものは退屈だったけど、気のあう友達が沢山できた。

とにかく遊び呆けた。
遊ぶには金が必要だった。

当時私は書店でバイトをしていた。
時給700円で月に4万円ほどの給料。
遊ぶには足りなかったし、放課後の貴重な時間を使うのもバカらしくなってきた。

もっとワリのいいバイトさがそ。

クラスメートで遊び仲間のマリエと始めたのがコンパニオン。会社には高校生というのがバレバレだったが、何の躊躇いもなく雇ってくれた。

時給2800円。
書店で働いてたことが本当にバカらしくて仕方なかった。
多い日で1万円以上稼げたし、ニコニコ笑って喋るだけでこんなにお客さんは喜んでくれるんだと思うと楽しくて仕方がなかった。
一時的でも自分を必要としてくれる人がいるということが、私に満足感をもたらせてくれた。

17才にして水商売にどっぷりハマってしまった。

No.12 08/09/26 15:05
モコ ( TzH7h )

この年の年末、私は寝不足の毎日を送っていた。
毎晩毎晩バイトに明け暮れ、学校では殆ど寝て過ごしていた。

コンパニオンは年末の忘年会シーズンが一番のかきいれ時。
指名がかかるようにもなってきて、毎晩6時間前後働いた。

稼いだお金を使う暇もない毎日。毎週通いつめていたライブハウスへも行くことができず、正月休みが待ち遠しかった。

年の瀬の12月30日。やっと待ちに待った休みに入った。
誰か誘って買い物へ行って、ライブを見ようと決めていた。
周りはみんな彼氏がいて、年末ともなれば彼氏と過ごすとかで断られまくった。

そういえばエリにずっと会ってないなぁ~と思い、エリを誘った。
エリは彼氏と別れたばかりで、酷く落ち込んでいた。
エリを元気づけようと30万持って出掛けた。

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