Sの小説
初めて小説を書きます☺✨
よろしくお願いします。
尚、フィクションかノンフィクションかはお答えできませんので。
ストーリーは読んでいけばわかります🐰
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池谷麻里。(イケタニマリ)
今日から中学1年生。
普通の人は、これからの中学生活に期待を膨らませながら中学校の正門をくぐる。
…でも。
私は違う。
これからの中学生活に期待なんてないし、不安さえ覚える。
友達できるかな?なーんて不安ならまだ良い。
それはみんな感じているだろう不安なのだから。
でも私は‐…
いじめられないか。
の不安しかない。
だって私は―
ブスだから。
ジリリリリリ‐………
ジリリリリリ‐………。
朝7時。
目覚ましがせまい部屋に鳴り響く‐
麻里「………も‐朝か…」
今日は中学の入学式。
私にとって不安で不安でしょうがない日だ。
まだ寝たい気持ちを抑え、だるさを感じながら起きた。
歯をみがいて、顔は洗わない。
だってめんどくさいから。
台所へ行くとお母さんがいた。
眠そうな声で
母「おはょ……」
平気かよ…。
麻里「はよ」
母「ご飯食べてさっさと用意しなさい!」
朝からうるさいんだけど…
うるさいのが嫌だから食パンを1枚急いでたべ
部屋へ戻り
準備しはじめる。
はぁ……
行きたくない……
来たくない制服にそでを通す。
まぁまぁ可愛いセーラー服。
着て全身を鏡でうつしてみる。
……我ながら醜い。
髪は一応女の子っぽい胸上くらいの長さだけど、フケが目立つ。
顔はおでことはなに酷いニキビがたくさん。
目だってまつ毛短いし一重。
一重なのはデブだから。
瞼に脂肪がかぶさって……
身長159㎝
体重57㎏………
醜い……
醜い………
み に く い。
自分を見るとイライラする。
人は外見じゃない、中身だ。
と言う人がいるけど
私は中身も醜い。
努力なんてしたことないし、「だって」なんて言い訳ばっかり。
可愛い子が羨ましい………
時間は7時20分。
7時35分にはついとかなきゃいけないんだっけ…
私の家から学校までは自転車で約10分くらい。
もういこうかな。
部屋を出て
新しいカバンを首から下げて、白い靴下をはいて
玄関へ行く。
母「行くのぉ?」
見たらわかるだろ…
麻里「うん…」
母「がんばんなよ!友達くらい作って帰ってきてよォ?母さんが恥ずかしいんだから」
結局自分が可愛いんじゃん……
だからお母さん嫌い。
母「母さんはあとからいくからね。いってらっしゃ~い」
そう言うと、台所へ戻って行った
「いってきます…」
重く感じるドアをあけ、
新品の自転車にのってヘルメットを被る。
ドキドキしながら自転車で学校へ向かった。
しばらくこぐと、
学校が見えてきた。
回りにも新入生と思われる子達がたくさんいた。
正門には校長先生がいた。
生徒に挨拶してるみたい。
とりあえず素通り。
自転車を自転車庫に置いて鍵をかけて
1年の玄関へ向かう。
あっ…
何組だっけ??
玄関に1年クラス表が貼ってあった。
うへー…
8組まであるんだぁ…
小学校の時は1組しかなかったからなんか信じられん……
みたあと
玄関に入ると
組別に下駄箱が別れていた。
私は2組だから……
ここか……
端から2番目の下駄箱。
汚いって……
靴は名簿順。
私は6番
下駄箱を見ると
2組の人はけっこうもういるみたい……
入りにくいなぁ……。
階段がキツい……
「はぁっ、ふっ、はぁぁぁ…」
3階にやっとついたぁあ……
しんど……
階段のちょーど前が2組だった。
ベストな場所だそここは。
デブに優しい組だ。
とりあえず教室にはいる………
……
………
みんな初日だからか、ちゃんと席についていてシーンとしていた。
良かった……
静かだと落ち着くし。
机には新しい教科書とか生徒手帳があった。
パラパラと見ていると
キーンコーンカーンコーン………
チャイムが鳴った。
…と、同時に
―ガラッ。
先生らしき人が入ってきた。
頭ツンツンメガネかけててシャツの襟は立っていた。
脂ぎっていてみにくい。
私が言えることじゃないけどさ……
醜いよ。うん
その先生は
ハァハァ言いながら
教壇へ立った。
回りはみんな引いている。
私自身引いていた。
先生「えー、このクラスの担任の田村信二です。一年間よろしくお願いします!」
自己紹介をされた。
先生「えー、今から入学式が体育館で始まるので、上靴のまま行きましょう!机の上に置いてある赤い花(作り物)のブローチを制服につけて下さいね~!」
ブローチをみんながつけだす。
先生「着けた人から廊下に男子と女子にわかれて名簿順に並んでー!」
みんながぞろぞろ廊下へ出る
私が並ぶと、前にものすごく可愛い女の子がいた。
その子が私のほうに振り向いたが、私を見てウザそうな感じで目をそらされた。
………むっかつく!
もやもやした。
ブスは見向きもされない‐。
―――――――――――
小学6年生の時。
何気なく言われた母からのコトバ。
母「前から思ってたんだけどぉ、あんたってブサイクな方じゃない?」
麻里「………!」
母「あ、別に気にしなくていいけど。でもほんと太ってるわね(笑)」
麻里「………」
母「だから学校でバカにされるのよ?」
言葉がでなかった。
前から自分の容姿を気にしてはいたけれど……
思えばその頃から、母への嫌悪感が芽生えたのだろうか。
反抗期とはちがう―
カンカクが―。。
全員並んだあと、
体育館へ急ぎ足で向かう。
渡り廊下に出て体育館に着いた。
へぇ……
結構綺麗じゃん…
先生「じゃあ、1組から順番に入場しまーす。!名簿順にいってねー」
微妙な曲が流れる。
1組が入場しだした。
なぜか緊張する……
そーこーしてるあいだに2組の番になった。
私は前の方なのですぐに番が来てしまった。
やだやだやだヤダ……………
緊張するんだけど………
できるだけ下を向いて入場した。
回りは拍手の嵐。
自分の席の列がみんなそろってから座った。
ふー……
座ってしまえばあまり緊張はしない。
………
そのあとは、校長のながーい話やPTA会長の話や生徒会長のあいさつ(結構イケメンだぞ!?)
などくだくだーなイライラーな感じ(?)で終わった。
そのあと大掃除があって学活があって、学活では教科書や連絡の話があった。
給食は明日からあるらしい。
今日は昼までらしい。
帰りの挨拶のあと自転車で家へ帰った。
ガチャ……
ただいま…と心の中で呟く
麻里「はあーぁ。疲れた。。」
カバンを乱暴に玄関にほうりなげリビングのソファーでくつろぐ。
疲れた…
とゆうよりも精神面での疲れ、かな。
こんなことで疲れたという私は…
やっぱり…弱いのかな?
それにしても疲れた。
麻里「明日から…やだなぁ。。」
友達さえできるかわかんない
見たところ可愛い子しかいなさそーだったし。
麻里「……………」
ふと、洗面所へ足を運ぶ。
自分を―。
見てみた。
…………
麻里「ブス……」
の一言しか答えられない。
なんだか前よりニキビがひどくなったみたい。。
…さらに太った???
なんか…
自分がキライ。
ドコが嫌かってゆうと、外見もだけど
努力しようとしない弱い自分が。
ダイエットは続かないし(続けられない)、ニキビはどう治せばいいのかさえわからない。
そんなことを考えると、もういいや…っていつも諦めちゃう
自分の責任だって…
自分の弱さでこーなったんだって位わかってる……。
でも、じゃあどうすればいいの…
あたしだって変わりたい。
……そう思うほど苦しく、悔しくなる―…。
なんか、
情けないな……
涙が溢れてくる。
自業自得。なんだけどね
洗面所を離れ、
明日の用意と体操服をいれた。
それから…あ!
明日から給食も始まるんだっけ…
用意しとかないと……
もくもくとただ、用意をした―…
午後6時。
風呂でシャワーだけすませ
リビングでテレビを見ていた。
………そういえば
お母さん遅いなぁ…
また飲みにいってんのかな……
ったく仕事もしないで…
お母さんの親はお金持ち。
お母さんとお父さんが離婚してから、毎月仕送りがくるようになった。
甘いよなぁ…あきらかに……
麻里「あー…お腹すいたー……」
グゥー…グググー
とお腹がなる。
昼はパン食ったけどね……
母「ただァいまァア~♪♪」
ん?
お母さんの声だ。
ったく……
急いで玄関に顔を出す。
麻里「お母さん…また飲みにいってたの?」
母「飲みにいっちゃァ悪いのかァ~?ほら、それより帰ってきたらおかえりだろーが!!!」
母は酔っているみたいだ。
かすかにお酒くさい…
麻里「おかえり…てか晩御飯は?」
母「あー……。カップラーメンあるからそれ食べといて!じゃおやすみ!」
それだけ言って
寝室に入っていった。
麻里「なんなの……」
寂しいじゃんよ……
もうご飯も喉を通らない。
さっきまでお腹減ってたのに……
変なの……
二階へあがって
自分の部屋に入り、
鍵をかけた。
麻里「………イ」
…………ッ
涙を溢れさせながら叫んだ。
麻里「……っ、お母さんなんて大っ嫌い━━━!!!!」
そして、そのまま座りこんだ。
助けて―…
お父さん。
唯一、私に優しく接してくれてたお父さん。
いつも私の味方でいてくれたお父さん。
なのに、どうしていなくなったの…
叫んだがお母さんは寝ていて聞こえなかったらしい。
私の叫びなんて
聞いてもくれないんだね。。
いつだって自己中なんだから…
麻里「ふっ……うぅっ…うぇぇ……」
私は泣いた。
毎日が辛い。
これからの生活に希望なんてもてない。
明日なんてこなければいいのに…
神様…意地悪しないで―……
泣きつかれて目がとろんとしてきた。
明日がきませんように―。
そう願い、
眠りに落ちた
あれから―…
はやいもので、2ヶ月がたった。
もう6月―……。
私は―
何一つ、変わっていない。
そんな私とは裏腹に、クラスの皆はすでに学校に溶け込み、
スカートを短くしたり、ジャージで腰パンしたりと垢抜けてく。
すっかり中学生が板についているようだ。
………当然の事ながら、私は友達なんて一人もつくれていない。
ま、分かってたけどね……
声かける勇気さえもないし。
今は昼休みの時間。
クラスは当然のことごとく、ワイワイガヤガヤと騒がしい……
友達同士、笑いながら騒ぎあっている中、
私一人読書をしていた。
「クスクス……」
「笑っちゃ悪いよ…」
後ろの方がやけにうるさかった。
なんとなく
違和感を感じ、
後ろを振り返った。
クラスの人A
「うわっこっち見てるよ(笑)」
クラスの人B
「マジきもーい(爆笑)」
……………?
私に対して言ってんだよね…?
(回りに人いないし)
えーと…
木下さん(A)と丹下さん(B)だっけ…
二人とも
クラスで可愛い方で、今時の女の子ー。って感じの子達だ。
その二人が
私を見て笑っている。
木下「池谷さんてぇーニキビすごいね!」
丹下「ホント(笑)マジヤバいじゃん」
麻里「は……い………?」
……………唖然。。
木下「あっ、まぢごめぇーん(笑)」
丹下「でも顔マジやばいよー(笑)じゃ♪」
二人は言いたいことだけ言って廊下へ出ていった。
な…なんなわけ…!?!?
その一部始終を見ていた人達が笑っている
いたたまれなくて、
教室を飛び出した。
なんなのさ……
ブスだからって馬鹿にしやがって……!!
私は人気のなさそうな″屋上″へ行った。
『…………ガチャ』
―あたりには人の気配がなかった。
麻里「…良かった。誰もいないみたい……。」
ホッとすると、気がゆるんでじわりと涙が溢れてきた。
思えば
泣いてばかり……
悔しい………!
麻里「…っなんでブスだからってっ…うっ…馬鹿にされなきゃなんないのぉ…」
ワァワァ泣いた。
泣きつづけた……
もうすぐ昼休み終わっちゃうのに―…
―その時。
?「どしたん?」
―どこからか、
声がした。
え…うそっ…
人がいたの!?
バッ!っとあたりを見回すと、無表情の女の子が一人、いつのまにか目の前に立っていた。
……………ん?
この人…クラスの人…じゃん……
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