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白銀翼の彼方

No.71 07/02/24 19:44
アルミ ( 20代 ♂ yXSV )
あ+あ-

≫70

部屋を出た途端に赤穂が現れミツキに飛びついた。

『あっ赤穂じゃない。アナタも来てくれていたのね。』頭を撫でると嬉しそうに鳴く。

『姫じゃれている場合では無いですよ。まずは逃げないと…。さぁ行きましょう。』ガイが丁寧に言った。アルミは走りながら尋ねた。

『ガイ。姫様とはどんな関係なんだ…。』ガイはその質問に困った顔をした。何かあるに違いない。間を置いてガイは答えた。

『それはな…。俺はな姫の親衛隊隊長さ。』息切れ一つつかないで答えてくれた。しかし浮かない顔をガイはしていた。それを見て何かあるに違いないとアルミは思った。屋敷の裏口を抜けて森の方に逃げた。しばらくすると屋敷の方からベルの音が鳴り響いた。今になって居なくなった事に気が付いたようだった。その騒ぎの中アルミ達は森の奥へ入って行った。

『もうここまで来たら大丈夫だろう…。ここで少し休もう。』ガイの言葉に一同は賛成し足を止めた。

『本当にありがとうございました。おかげで助かりました。このお礼は必ずさせてもらいます。』ミツキはそう言ってニコリと笑った。まるでお人形のような可愛いらしい笑顔だった。しかし何故お姫様が屋敷に捕らわれていたのだろう…。何かあったに違いない。ガイにそれとなく聞いてみた。

『ガイ…もしかしたらこのお姫様を助ける為にこの島に来たのか…。』苦笑いしてガイは言った。

『実はな…そうなんだ。姫が誘拐された事を隠す為おどけて見せてたのだ。あの時我々は油断していた…。』言いにくいのか言葉に詰まる。

『ガイ余り気にしないで…。アナタが悪い訳では無いのですから。私が話しましょう。』ミツキは高貴な語り口で話し出した。

『私共は訳があってこの島にやって来ました。ここに来てホテルでゆっくりとしていました。もちろんガイもいました。食事の時間になり部屋に食事が届けられました。私共がその料理を食べ終わった頃運ばれてきた台の一部から煙りが立ち込め私は急に意識が無くなり気が付いたらあの部屋に閉じ込められていました。』ミツキはそう言ってガイを見た。

『俺は食事に何か入っていないかまでは調べたのだが…台に仕掛けがあるとは考えていなかったのだ…。』ガックリとして悔しがった。

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