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癒し専用ルーム 239

No.61　22/02/23 14:31
英 ( NIolye ) あ+あ-

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燃料高騰直撃、電気料金割安メニューのはずが…価格に上限なく、従来型上回る可能性

　記録的な燃料価格の高騰で、電気料金が跳ね上がっている。燃料価格の変動を反映させる燃料費調整制度（燃調）に基づく中国電力の3月の料金は、古くからある一部メニューで初めて上限に達する。割安感から大半の人が契約している新設のメニューに上限はなく、4月には従来型を上回る可能性が高い。消費者団体は家計の負担増を懸念し、エネルギー源を転換する必要性を唱える。

　中電によると燃調による価格転嫁に上限のある「従量電灯A」の3月料金は、標準とする月260キロワット時を使う家庭で8005円になる。2月から174円（2・2％）上がり、現在の料金制度で初めて上限に届く。昨年3月と比べると1534円（23・7％）上昇。もし上限がなければ、8029円になっていた。

　一方、上限のないメニューの「ぐっとずっと。プラン」のスマートコースは7982円になる。2月からは198円（2・5％）上がる。燃料高騰は続き、電力小売りの自由化をきっかけに割安メニューとして誕生した「ぐっとずっと。」も従量電灯Aと同等に値上がりしている。

　広島消費者協会（中区）の栗原理会長は「新型コロナウイルス禍のため家で過ごさざるを得ない状況の中、家計を直撃している」と強調。「節電を呼び掛けつつ電気料金の推移を注視したい」と関心を寄せる。