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神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編
神社仏閣巡り珍道中・改
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No.40 20/04/12 01:46
旅人さん0
あ+あ-

いままでも時々登場しております、【上毛かるた】。
群馬県に存在する、おそらくは老若男女知らない者はないと断言してもよいかるたであります。かなり大きくなるまで日本中各都道府県すべてに存在する、群馬版に過ぎない当たり前のものだと思っていたくらいだったので、群馬県特有のものだと知ってびっくりしたくらいでありました。

それでも、小学二年の夏転校するまで住んでいたところでは一年生の時しか在学しなかったせいなのか、上毛かるたの存在すら知らないでいたのですが、転校して冬を迎えたかという頃、同級生がかるたを持ってきて休み時間に興じているのを見て初めてその存在を知ることとなったのですが、そのうち、担任の先生までが「練習をするので『上毛かるた』を持っている人は持ってきてください」と言うではありませんか。?!
大変びっくりして家に帰り、父や叔父に聞くと「ああ、知ってるよ。よくやったなぁ、懐かしい」とまで言うではありませんか。私だけが知らなかったんだ!その疎外感から泣きそうになっていると、慌てた叔父がかるたを持って来てくれました。「?。┉これじゃあ、ない」
箱の絵が異なり、さらには絵札の絵も学校で見た同級生のものとは異なります。「ああ、絵が変わったんだなぁ。大丈夫、絵が違うだけだから」
素直だった私はその絵札の絵の異なる、上毛かるたを持たされて学校に行き、同級生に笑われバカにされることとなり、【上毛かるた】を販売するという申込書を学校でもらい持ち帰り、泣いて怒って訴えた覚えがあります。今でこそ貴重な、幻の、絵柄の異なる上毛かるた、あのあとどうしたのかなぁ。

二年生だというのに、同級生たちはみな、上毛かるたのプロのようでした。
私の目にはそうとしか見えないくらい、さながら百人一首のように、床に並べ、独特の読み方で読み札を読み、百人一首のように絵札を横に飛ばすように素早く取っていきます。まさに目が点、でありました。
負けん気の強い私は、まだ手に入らない新バージョンの上毛かるたで必死に読み札を覚え、ありとあらゆる時間を上毛かるたに費やして過ごし、年明けての上毛かるた大会ではかなり上位にくい込んだものの、やはり元からプロであった同級生にはなんとしても勝てない存在がありました。そんな同級生たちは学校代表となり、市の大会、県の大会へと歩を進めていくのでありました。

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