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私の状態(性同一性障害としての私)

No.16　17/07/15 00:13
高校生10 あ+あ-

お久しぶりです。

「どうしようもないことが今もこれからも、自分が死ぬまで付きまとってくるのでとても生きていけるとは思えない」と遠回しに父に助言を訊ねたことがありました。(誰にもカミングアウトはしてないので)

「人は誰しも大小はあるけれど不満足な部分を抱えて生きてる。全部満足な人なんていないよ。バスケットボールがやりたくても身長が足りなかったり、パイロットになりたくっても目が悪かったりしたって、それはもうどうしようもない。そういった人たちは新しい夢や、少しでも夢に近づく方法を模索して生きてるんだよ」

とのことです。この解釈なら”不満足”は自分の場合性別ですね。「自己表現に関わるようなことなんだから将来の夢とかそういったこととは比較にならない、わけが違う！」と何度か考えたこともありますが、ホルモンも、性転換の手術や戸籍の変更も、結局は”少しでも夢に近づく方法”に過ぎません。現実逃避がちの私が言うのもなんですが、私たちはそれらを全部受け止めて生きていかなくてはならない”運命”なのでしょう。もしもの自分を思い浮かべても、その人物はどこにも存在しなかった。女の体で生まれた男こそが他でもない自分自身、でした。

メイクをされてたんですね。親にそれを理解してもらえなかった。その辛さはよくわかりますよ。
外見で表現する手段をもともと持ってなかったから、次は行動で表現するしかない。それさえ否定されるのは、本当に辛い。

でも私は、人の真の性別は内面にあると思っています。自分が自分の性別を諦めない限り、「オレ」は男性であり続けますよ。歪ながらも、死ぬまで保って見せます。

どうか負けないでください。