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No.56 17/03/26 14:46
ヨーハン・シュミット親衛隊大将 ( 40代 ♂ MLdWxe )
あ+あ-

≫55

これはニーチェの思想にも通じるか?

と言うのは、ニーチェは無神論とか超人思想ばかり強調されるが、ドイツ人なのに珍しく、いわゆる正統的ドイツ・ロマン派に反感持ち、シューマンを貶し、ブラームスをインポテンツ音楽だと言った。

これは私が見て、言い過ぎだし、ニーチェの変人さの現れだと思うが。

だがニーチェはモーツァルトとショパンを称賛し、中年になって思想的に対決するまではワーグナーの大ファンだった。

また発狂する晩年より少し前に書かれた哲学書では、ドイツ(正統派)音楽はヨーロッパにだけ通用する狭く危険なモノで、まさにドビュッシーの「海」を予感させるような巨大な世界が見える音楽を期待していた。
ただドビュッシーが活躍始めた頃、ニーチェは発狂し、ドビュッシーを知らずに死んだ😢


私は彼のこの「善悪の彼岸」に書かれた一文を、長くドビュッシー的世界への期待だと解釈して来た。

だが、最近これは、マーラー的でもあり、ラフマニノフ的でも有り得ると考えた。

マーラーに関して、ワーグナー好きだったニーチェが(しかも反ユダヤ主義に反対していたニーチェが)嫌う要素は多分無い。唯一、死を恐れ死に憧れるマーラーの世界を、デカダン的だと嫌った可能性はある。(だが、ならばワーグナー「トリスタンとイゾルデ」に若い頃心酔したのと矛盾するか!?)

同様に、ニーチェ本人がロシアをどう思ったか知らないが、ラフマニノフ的世界も、少なくともユーラシア大陸に共通なモノを感じさせる。

ショパンを愛好したニーチェが、まあそれを巨大化し過ぎた傾向あるにせよ、ラフマニノフを嫌う可能性は、少ないと思うが…。


このように、ニーチェは現代では哲学者の代表扱いされているが、ドイツ文化の伝統から見たら異質な思想家だったのだ。


でニーチェを悪用(?)したナチズムも、またドイツの歴史から唯一断絶した扱いを受けている。(旧東ドイツも断絶した扱いの傾向があるから、するとナチスと東ドイツがドイツ史上の異端者と言えるかも?
まあどちらも分権連邦国家が伝統のドイツで、珍しく集権国家だったし。)


無論、ユダヤ系のマーラーや、ロシア人でロシア正教徒のラフマニノフと、ナチズムの間には越えられない壁があるように見える。


だが良い意味での本質(の一部)に、深い共通点も有ろう⁉

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