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日本を巡る気になるニュース4⃣2⃣

No.446　16/06/25 06:24
匿名あ+あ-

そんなある日、

「日本行きたい」病の禁断症状に苦しんでいるシンシアリーのように、ポールも「ウィグドン氏のキャンディー店に行きたい」病が限度を超えたみたいです。

ポールは「何か光るもの（お金）を飴と交換していた」母の姿を思い出し、6つのさくらんぼの種を心をこめて銀箔紙で囲み、それを持って、一人で電車道、ウィグドン氏の店へ行きました。

ドキドキしながら好きな飴をいろいろと選ぶポールに、ウィグドン氏は「・・・あのね、お金は持っているの？」と聞きました。

ポールは、「もちろんです」と答え、6つのさくらんぼの種をウィグドン氏に渡しました。

ウィグドン氏はしばらくの間、さくらんぼの種を、そしてポールの顔を見つめました。

ポールは心配そうに聞きました。「足りないんでしょうか？」

「・・・いや、すこし、余ってるな」と、ウィグドン氏は、少しため息をつき、金庫から2セントを取り出し、飴と一緒にポールに渡しました。

それからポールの家は引っ越し、ポールも大人になりました。ポールは結婚し、観賞魚の店を始めました。

もちろん、今のポールはさくらんぼとお金が違うということもわかっています。でも、過ぎていく毎日の中で、ポールはウィグドン氏の店や飴のことは、すっかり忘れていました。

そんなある日、幼い兄妹が店に来ました。二人は、観賞魚たちを見つめ、感動し、「僕たちも、この子たちを買ってもいいんですよね」とポールに言いました。

ポールは、「お金さえあれば、ね」と答えました。

兄妹は「ありますとも！お金たくさん持ってますよ」と答え、お気に入りの観賞魚を選びました。一匹に5ドル以上はするもので、二人が選んだ分は、軽く30ドルにはなりました。

ポールは観賞魚を渡し、妹のほうが、ポールに15セントを渡しました。

続きます