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葛藤

No.190 14/02/22 07:57
匿名0
あ+あ-

≫189





「前嶋さんと話してて遅くなった。
出れそう?」




「ごめん」と言う言葉がない。
そんな細かい事が気になる私。
今から逢っても合流した頃には深夜1時近く。
明日も仕事。
すぐ寝なきゃいけない時間になる。



でも…
これが年内最後の逢えるチャンスなら…
今日逢わなければ今年はもう逢えないまま10連休を迎える。
10日どころじゃない。
これまで逢えなかった期間もプラスしたら、随分な日数、逢えない事になる。



せっかく買ったクリスマスプレゼントさえ渡せないままになる。


凛、意地張るとこじゃないんじゃない?



返事に迷っていると待ちきれない織田さんから
「今日はやめる?(;_;)」
とメールが来た。



「ううん!行く(*˘︶˘*)」



「よかった!じゃあ向かうからね!」



「はい♪」



結果、逢えた。
時刻は深夜1時近かったけど、私の1番嬉しい2人だけの時間。
時間がないから早速クリスマスプレゼントを渡す。


無言で差し出した。
少し申し訳なさそうに受け取る織田さん。
「凛…ごめん…俺さ、まだ用意出来てないんだ」



「さっきも聞いた!
気にしなくていいよ。
織田さんにはコレを書いてもらおうと思って。
このクリスマスカードも私の手作り♪
私はこれで十分!」



いつもなら、私がお風呂に入っている間に書いてもらうんだけど、時間もないしさそれは「宿題」にした。



織田さんは丁寧にラッピングを開け
しばらく無言で財布をじっくり見ていた。



「凛…これさ、高かっただろ?
すげーカッコいいよ!
とにかく気に入った!ありがとう」



「でもさ…
使い道がないよね(>_<)
これね…小銭入れが取り外せるの!
使い方が3wayあるんだよ♪
一目惚れして絶対コレあげたい!と思って…
使い道ないだろうな…と思いながらも コレをどうしてもあげたかったんだ!」



「使うよ!時期をズラせば使える! 
俺好みのだから怪しまれる事もない。
心配しなくていいよ。使うからね゚。(*^▽^*)ゞ」



織田さんは本当に嬉しそうにジックリそれを見ていた。
実際、少し奮発して買った財布。
喜んでくれてよかった。



ホントはね…
サプライズ好きな織田さんの事だから
「買ってない」と言っても何かしらのプレゼントがもしかしたら………
と、ほんのちょっぴり期待してる私もいた。




この何年間、どんなに忙しくてもプレゼントがない!って事はなかった。
今年は本当に…ないんだね…。


時計を見ればもう深夜2時。
「織田さん、お風呂入らないと…時間…」


ハッ!とした顔で織田さんも時計を見る。


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