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葛藤

No.163 14/01/13 10:19
匿名0
あ+あ-

≫162




上司である織田さんが送別会なのに、二次会に行かないって言えるのは…退社と言っても、違う課の方で 私もさほど接点はなかった。
それでも多少の関わりがある方だから私達の課も参加、と言うことになったらしい。
実際は欠席者も何名かいた。




人数の割にこじんまりとしたその飲み屋さんは彼女の指定だったらしい。
「料理が美味しいから」と。
私的には都合のいい作りだった。
座敷ではなく、各テーブルに 5~6名づつ座る。
もちろん仲良し同士でみんな座るから、苦手なあのメンバーとは席が離れた。



私は木村さんのいるテーブルに仲良し6人で座った。




そこに少し遅れて織田さん登場!



やはり………!
鞄、持ってるし (°□°/ )/
支度、バッチリじゃんか。



気まずかったのか、私の顔を見たと思ったら珍しく私の所へ来た。
「鞄、ここに置かせて」



その鞄は私の足元に置かれた。
鞄、持ってきちゃったけど 大丈夫だからね!って言いたいんだな、と思った。



本当は、二次会がカラオケなら私は行きたかったんだ。でも、織田さんが行かないと言うからやめた。
今日の送別会には別の課の男もいる。
織田さん的には私を行かせたくなかったのもあるんだろう。 



お酒を飲まない私にとっては「料理が美味しいから」と言うのは理想的。
だけど、なんだか会費の割には料理がしょぼい。
ここは飲む人間の来る店だな、と感じた。
だってソフトドリンクがウーロン茶かオレンジジュースしかないんだもん。




「中川さん飲む?」
ハッ Σ(゚ω゚ノ)ノと顔を見ると、織田さんが私の好きなドリンクを買ってきてくれていた。
カモフラージュの為に何種類かその袋には入っていた。



ちょっとだけ織田さんがいつもと違う気がした。



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