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葛藤

No.142 13/12/01 17:12
匿名0
あ+あ-

≫141






冷静に冷静に仕事をこなし会社に戻ろうとした時、偶然にも同僚に逢えた。




「凛ちゃん!
凛ちゃんと連絡がつなかいって騒がれてるよ!」




え…
「携帯が使えない。
公衆電話はあの列だし、帰ったほうが早いかと」





「待って!電話してあげる!」
DOCOMOは繋がるようだった。
2人で会社に戻ると、まだ帰社していない人が数名いた。




沙織がいない…。
キョロキョロしてると織田さんが私を見つけて寄ってきた。
「無事でよかった…」




「携帯繋がらなくなっちゃって…。
すみませんでした」




織田さんはホッとしたように微笑んだ。





「中川さん、お母さん家に1人でしょ?
早く帰りなさい!」
先輩が言う。




「兄がいるので、みんな帰ってきたら帰ります」




織田さんはバタバタと動いていた。
私が織田さんが気になるのを察したのか
「俺は今日はどの道、帰れないから心配しないで早く帰りなね」
と、メールが来た。




「沙織が帰ってきたら帰るね」
沙織は途中で仕事を断念し戻ってきた。





帰り道。
あの光景を忘れる事はないだろう。
いつもはガラガラな道が人で溢れかえっている。
歩いて帰れない距離じゃなくてよかった。




家に着くと兄とお母さんがいた。
予想以上に家の中は散らかっていた。
「お母さん、足…どうした?」




「足?」




「メール!足が…で、止めるのやめてよ!
心配するじゃんか!」




「あ~!足が震える、って事!」
なんだよ………(*_*;
蓮も無事帰宅。
我が家は余震にビビりながらも皆、無事でよかった。




それから3日間、織田さんは帰れずに仕事に明け暮れた。ご飯もほとんど食べれないと。




「凛、あと10分位で凛の家の近くの○○マンションに行く!顔だけ見たい。
すぐ次に行かなきゃだけど」




私は休みで家にいた。
このメールを見て、とっさに思い付いた!
あと10分………。




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