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葛藤

No.115 13/11/08 03:04
匿名0
あ+あ-

≫114





「黙ってること、あるだろ?
内緒にしてることが!」
喧嘩腰ではなく、至って冷静に聞く織田さん。



しばらく考えてみたけど思い当たる節がないから
「ない!なんで?」
と聞き返した。




「本当か?」




「うん。ない!」





織田さんがゆっくりと話し始めた。
「少し前にさ、前嶋さんと飲んだ時に言われたんだ」





内容はこうだ。
 

実はさ、中川さんに話があるって言われて飲みに行ったんだけどさ。
織田、お前 中川さんが辞めたいって何度も言ったのを毎回引き止めてるんだって?
泣いて、私は辞めたいんです。って訴えて来たぞ。次、言いに来た時は引き止めるのはやめろ!
本人の将来は、本人に決めさせた方がいい!





「俺が凛に、辞めるな!って言ったのは間違ってたのかな、ってずっと考えてたんだ…」





何故、前嶋はそんな嘘を言ったんだろう。




「それさ…全くのデタラメだよ。
私、前嶋に辞めたいなんて一言も言ったことない」





「…え!嘘だろ?
ホントに?」




「うん。
考えた事は正直、あるよ。
織田さんは引き止めるのだろうから、前嶋に言った方が早いかも…って。でも、言う時は織田さんに!って決めたから織田さんに言ったよね?」





「そうか…。
じゃあ、なんでそんな嘘を言ったんだろう」





あ!と思った。
「織田さん…反応、見られてるんだよ。きっと。動揺するか?って」




その時、彼女達からされている「無視」の話をした。前嶋と彼女達は仲がいい。




「私を辞めさせたいのかも…」




彼女達が無視を続けてく内に私を精神的に追い詰めて、辞めるか悩ませて、私が織田さんに相談に行った時に、織田さんが引き止めない為の先手を打ったんじゃないか…。




そんな気がした。
少し納得した織田さんは
「凛…大丈夫か?
気づいてやれなくてすまなかった」
と言った。



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