注目の話題
ミスド何が一番好き
彼の気持ちがわかる方にお伺いしたいです
婚活中、アドバイスください!

葛藤

No.101 13/10/28 02:36
匿名0
あ+あ-

≫100





今度は私がセットした私のスマホと専用携帯のアラームが鳴り続く。
バカな私は、織田さんが気づく前に専用携帯のアラームを解除してしまった。





「凛…はい!」と私のスマホを織田さんが渡す。
触ってはいけない物のように鳴ったままのスマホを手渡された。




「おはよ」
私が笑いかけると



「凛………。
ごめん…」
寂しい顔をしている。




言いたい事は分かっていたが、わざと聞いた。
「ん?
あ…もう帰らなきゃ!…か。
ごめんね…すぐ支度する!」



立ち上がろうとする私の手を引っ張り
「凛、ごめん
俺、また即寝しちゃった…
ホントにごめん…」



私は、織田さんと話せると凄くホッとする。
ほとんどがメールだけの毎日だから、電話でもいい。声を聞いて話せる時間が嬉しい。
専用携帯の事は見る時間もなかなか無いのも分かってるから今日は黙っておこう。




「ちょっと寂しかったけど
大丈夫だよ」




「ごめん」



あまり「ごめん」と言うからほっぺを少し摘まんで「バカ敦!」と笑いかけた。




「織田さん、時間は?」




「まだ平気o(^-^)」




少し早起きしたからチェックアウトまでには、まだ時間があった。




織田さんがジッと私の顔を見る。
「…凛…、ちょっと泣いたのか?」





ん?
何でだろ…
「ん?今日は泣いてないよ」




「…よかった」
そう言うと優しく私を抱き寄せた。




「待って…歯磨いてくる」




そんなのいいよ!と言わんばかりに私を強く強く抱きしめ…キスをした。



これが平日だったら私も違ってただろう。
起きてすぐ支度して、仕事に向かわなければならかった。そういう日は虚しさだけが残る。
でも今日は、昨日は寝ちゃったけど…今こうしていられる。



大抵、逢ってから2回はエッチするけど
今日は時間がないからか、いつもより時間をかけた濃厚なセックスだった。



幸せな時間はあっという間に過ぎ、バイバイの時間になった。駅に着く手前で織田さんが振り返った。



ん?




「昼だし、朝飯食ってないし
飯でも食って帰るか?」




「うんっ!!」




実はホテルを出る時、専用携帯に気づき織田さんは画面を見てから携帯を鞄にしまったのを私は見落とさなかった。



ちょっとした罪悪感があったんだろう。




101レス目(212レス中)

新しいレスの受付は終了しました

小説・エッセイ掲示板のスレ一覧

ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。

  • レス新
  • 人気
  • スレ新
  • レス少
新しくスレを作成する

サブ掲示板

注目の話題

カテゴリ一覧