子宮奇形でも妊娠できる?子宮奇形における妊娠・出産のリスクと治療法

子宮奇形とは

女性の5%の割合で発見されている生まれつきの子宮奇形のことで。自覚症状は特にありません。

目次

子宮奇形と妊娠の関係

子宮奇形が妊娠に影響するかは一概には判断できません。不妊の原因にはなるものの妊娠ができないわけではありません。 形成手術を行い妊娠することも可能です。妊娠中に子宮奇形が分かっても妊娠継続が可能な場合は手術などは行いません。但し、子宮奇形で最も多いとされる「双角子宮」「中隔子宮」の場合は、流産、不育症の原因になりやすいので手術を行う場合があります。 生理痛や性交痛による下腹部痛があり子宮奇形が要因の場合も手術になる場合があります。

双角子宮

双角子宮には、1つの子宮の中に2つの子宮内腔がある「双頸双角子宮」と子宮内腔が2つに分かれている「単頸双角子宮」に大別されます。子宮口と膣は1つです。双角子宮だった場合は、着床後に流産しやすく約40%の確率と言われています。又、早産になる確率も高いとされています。双角子宮でも通常に妊娠して出産している人もいるので担当医に相談して指示を仰ぐことが大切です。軽度の双角子宮の場合は、自然分娩が可能な場合もあります。しかし、通常は帝王切開となります。双角子宮でも必ず治療する必要があるわけではありません。ただ、流産を繰り返す場合は子宮形成を行います。この場合は、子宮内膜が弱くなっているので出産は帝王切開になることが多くなります。双角子宮の場合は、受精卵の着床した場所により流産の確率が変わってきます。

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