♒ IЙΤЁЯЁSΤ ♒
『 IЙΤЁЯЁSΤ 』
とは
⬇
『 趣味&興味 』
と言う事で…
自分の興味有る事などを
書き並べて行こぅッと!!
(。・ -。)💕
①人で の~んびり
やりたいので…
横レスはご遠慮下さいますよう お願い致します🙇
(。・ ・。)ノ シュッパ~ツ🎵
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🐲 ドラゴンとは 🐲
トカゲに似た、或いは🐍に似た強く恐ろしい伝説の生き物。
鋭い爪と牙を持ち、多くは翼を備え空を飛ぶ事が出来き、しばしば💋から🔥を吐くと言う。
大抵は巨大で有るとされる。
体色は緑色、真紅、純白、漆黒等様々である。
- << 6 🐲 竜と龍 🐲 日本語ではこの語は「竜」 と訳される。 この語で示される生物に は二種類あり、一つはこ の項で語られている ドラゴン、もう一つは、 インドの架空の生き物ナーガ を源流とした🐍のような 生き物(一説にはワニが起 源)、いわゆる🇨風の竜 である。 一部のファンタジー愛好家を中心に、前者を「竜」、後者を旧字体の「龍」で書き分ける習慣があるが一般には漢字で区別される事は無い。 この二種類の生物は厳密には分けて考える事も出来るが、鱗に覆われた爬虫類を思わせる巨大な体、超自然的な能力等共通する点も多く、同一視する向きもある。 この場合、東洋の「竜(龍)」に対してドラゴンを「西洋竜(西洋龍)」と称する場合もある。
>> 4
🐲 ドラゴンとは 🐲
トカゲに似た、或いは🐍に似た強く恐ろしい伝説の生き物。
鋭い爪と牙を持ち、多くは翼を備え空を飛ぶ事が出来き、し…
🐲 竜と龍 🐲
日本語ではこの語は「竜」
と訳される。
この語で示される生物に
は二種類あり、一つはこ
の項で語られている
ドラゴン、もう一つは、
インドの架空の生き物ナーガ
を源流とした🐍のような
生き物(一説にはワニが起
源)、いわゆる🇨風の竜
である。
一部のファンタジー愛好家を中心に、前者を「竜」、後者を旧字体の「龍」で書き分ける習慣があるが一般には漢字で区別される事は無い。
この二種類の生物は厳密には分けて考える事も出来るが、鱗に覆われた爬虫類を思わせる巨大な体、超自然的な能力等共通する点も多く、同一視する向きもある。
この場合、東洋の「竜(龍)」に対してドラゴンを「西洋竜(西洋龍)」と称する場合もある。
>> 8
─♒─♒ 続き ♒─♒─
🇬では聖ジョージ
(聖ゲオルギウス、イングランド
他の各地と騎士の守護聖
人)の象徴。
この場合は🐲に十字が添えられた図で表される。
ウェールズの赤い竜
(ア・ドライグ・ゴッホ)は守護竜として国の象徴とされる。
なお、子供は成長に従ってドラゴンベビー・ドラゴンパピー・ドラゴネット(dragonet)等と呼ばれる。
西洋の神話において、🐲はサーペット(大蛇)のような姿をしている。
ラテン語のδρακωνに由来している(δρακωνの原義は「はっきりと視る」)。
🐲は翼のある生物とされるにも関わらず、特にゲルマン系の伝説ではしばしば地下の洞窟を棲みかとしている。
>> 9
🐲 スラヴ神話 🐲
スラヴ神話の🐲は、ズメイと呼ばれる。
この竜は人間と良く似た性質を持っている。
例えば、🐲には♂♀があり、人間同様の外見の差異が認められる。
♂♀の🐲は、まるで兄弟姉妹の様に見えるが、農耕神としては全く違う性質を持っている。
♀の🐲は、人類を憎んでおり、天候を荒らしたり作物を枯らしたりして、兄弟である♂の🐲といつも喧嘩をしているとされる。
それに対して♂の🐲は、人を愛し、作物を守るとされている。
🔥と水は、ブルガリアの🐲の神格を表すのによく使われ、♀の🐲は水の特質、♂の🐲は🔥の特質とされる事が多い。
ブルガリアの伝説では、🐲は③つの頭を持つ生物とされている。
─♒─♒ 続く ♒─♒─
>> 15
─♒─♒ 続き ♒─♒─
一般には口から🔥を吐く(ドラゴン・ブレス)とされるが、RPG等では🔥を初めとし吹雪きや電撃や毒ガス、音波等固体で無ければ何でも吐くと設定されている事も有る(多くの場合、🐲の種類によって吐くものが決まっている)。
又、鱗や血液にも魔力が宿るとされ、生き血を浴びて不死身になったジークフリートの伝説等も残っている。
空を飛ぶイメージが根強いが、科学的に考えると🐲の巨体を羽ばたきと揚力で飛ばすには、一般的な🐲の想像図に見受けられる翼の③倍の大きさが必要との指摘もある。
最近の物語では身体を浮かす為に魔力で力場を作ると解釈されたり、ジェット機✈の様に音速を超えて飛行出来ると解釈されたりしている。
🐲 赤い竜 🐲
ウェールズ語で
ア・ドライグ・ゴッホ
(Y Ddraig Goch,IPA:)は
ウェールズの象徴たる竜の事であり、ウェルシュ・ドラゴン
(Welsh Dragon)とも呼ばれる。
ウェールズの国旗にも描かれている。
ケルト伝承とウェールズ国にとっての竜とは何かを書く。
>> 23
─ 続き ─
「一体あの彗星は何を意味するのか」ウーゼルは魔術師マーリンを呼んで尋ねた。
そこでマーリンは兄アウレリアヌス
の死を告げ、悲しみにくれながらも、ブリトンの民がサクソンに勝たねばならぬ事、あの⭐の筋がウーゼル
に生まれるという息子が立派な王になる事を示している事、子孫は皆ブリタニアを治めていくだろうという事を語った。
ウーゼルは兄の死を嘆きつつもサクソンに勝利した。
新たなブリトンの王となったウーゼルは、火の🐲の⭐を記念して②匹の黄金の🐲を作り、「ウーゼル・ペンドラゴン」
(Uther Pendragon:竜の王、竜な頭の意)と呼ばれる様になった。
後にウーゼルの子アーサー王もアーサー・ペンドラゴンと名乗る様になる。
>> 24
🐲 竜の国民として 🐲
🐲関係に記載されている🐲の説明において、西洋世界における🐲は邪悪とされるとあるがウェールズでは土地と国民は「我々はレッド・ドラゴンである」として、赤い🐲は国や民族の象徴・化身としての🐲となった。
キリスト教の中で生きている🐲と言える。
又、ラグビーウェールズ代表は愛称「レッド・ドラゴン」であり、強豪チームとして恐れられた事もあった。
その為ウェールズは「ドラゴン=ハート(精神)の国」
として有名である。
テューダー朝はウェールズの家系である。
ロンドンのシティの紋章をテューダー朝の流れを汲む紋章である。
ロンドンの竜とされた。
❤ 白い竜 ❤
白い竜
(英:White Dragon)は
アーサー王伝説等に登場する伝承の🐲である。
サクソン人やアングル人は、ローマ軍の軍旗の🐲を見てこれを真似し、時折、これを彼等のの軍旗として用いた。
当時のゲルマン人にとって白い🐲は民族的象徴であった。
ローマ軍撤退によって生じた軍事力不在のブリテン島にサクソン人やアングル人が渡来した。
そこでブリトン人とサクソン人の戦いが始まった。
赤い竜と白い竜はその民族の争いの象徴でもあった。
>> 28
─ 続き ─
水を吸い上げてみると、現れたのは大きな②つの石の箱だった。
王が「石の箱には何が入っているのか」と訊ねた。
マーリン「知りたければ開けてみるがよい」と進言した。
箱を開けると、そこには確かに遠い神話時代に封印された伝説上の赤き🐲と白き🐲が居た。
②匹は互いの姿を認めると再び戦いを始めた。
驚いているヴォーティガーンにマーリンは「赤い🐲はブリトン人、白い🐲はサクソン人。 この争いはコーンウォールの🐗が現れて白い🐲を踏み潰す迄終わらない。」と予言した。
やがてこの予言は、コーンウォールの🐗ことアーサー王がサクソン人を破るという形で成就されるが、民族大移動を達成しブリテン島を征服したアングル人、サクソン
人側は「白い竜」こそが勝利者だとした。
>> 30
💛 ヴィーヴル 💛
ヴィーヴル(Vouivre)は、主に🇫に伝わる🐲の一種。
名前は毒🐍を意味する。
蝙蝠の翼を持った巨大な🐍の姿で、宝石(ダイヤモンド、或いはガーネット)の瞳を持つとされる。
普段は地底に棲んでおり、宝石の瞳を明かりにしていると言う。
又、ヴィーヴルには♀しかいないとも言われる。
🇫のコンテ地方においては無人の🏰を棲家としていた。
動き回るには額の真ん中にあるダイヤモンドを👀の代わりにしていたと言う。
水を飲むときにダイヤモンドを置く。
そのお守りである♦を盗めば世界一の権力者になれる魔の♦であると言うが額に付けていないヴィーヴルを見た者はいないと言う。
この伝承はギリシャのラドン伝承である宝を守る🐲伝承の類型であり、キリスト教の竜退治伝承から来たものでは無い。
後世では、蝙蝠の翼と鷲の脚と毒🐍の尾を持ち、額にガーネットをはめ込まれた美女の精霊とされた。
姿についてはメリュジーヌ伝承を強く受けているものと思われる。
(。・ ・。)💬
メリュジーヌ伝承について
次で触れてみょ!!
>> 31
🐲 メリュジーヌ伝承 🐲
🇫の伝承に登場する🐍女で一種の異類婚姻譚の女主人公。
ブルターニュ伯の下に美女の姿で現れて求婚し、妻となった後は彼を助けるが「日曜日には必ず沐浴するので、決して覗かないこと」と言う誓約を夫に破られ正体を明かされる。
部屋に一人閉じ籠っていた彼女の姿は上半身こそは人間だったが、下半身は巨大な🐍になっていたのだった。
実は、彼女は元々妖精の姫君であったが、姉妹と結託して母親を陥れようとした為に呪いを受け追放され、人間の男の愛を得れば呪いが解けると聞かせれて領主に近づいたのであった。
領主は彼女が人間でない事を知ってからも妻とし続けたが、②人の間に生まれた気性の荒い異形の息子達が町で殺人を犯したと聞いて激昂し、息子達の性格上の欠陥の原因を彼女の正体の所為だと罵り「化け物女」と罵倒した為、自尊心を傷付けられた彼女は正体を現し、教会の塔を打ち壊して行方をくらます。
💙 ウロボロス 💙
ウロボロス
(ourboros,uroboros)は、古代の象徴の①つで、己の尾を噛んで環となった🐍もしくは🐲を図案化したもの。
今日の無限大の記号「∞」
のモデルとなった。
語源は古典ギリシア語で、
「尾を飲み込む(蛇)」の意の「(<ドラコーン・>ウーロボロス)」。
但し、現代ギリシア語では、同じく「尾を飲み込む蛇」の意の「(ウロヴォロス・オフィス)」と表現する。
>> 33
🐲 象徴的意味 🐲
🐍は、脱皮して大きく成長する様や、長期の飢餓状態にも耐える強い生命力等から、「死と再生」
「不老不死」等の象徴とされる。
その🐍が自らの尾を食べてる事で、始まりも終わりも無い完全なものとしての象徴的意味が備わった。
❤古代後期のアレクサンドリア等ヘレニズム文化圏では、世界創造が全であり一であると言った思想や、完全性、世界の霊等を表した。
❤錬金術では、相反するもの(陰陽等)の統一を象徴するものとして用いられた。
💛カール・グスタフ・ユングは、人間精神(プシケ)の元型を象徴するものとした。
他にも、循環性(悪循環・
永劫回帰)、永続性(永遠
・円運動・死と再生・破壊
と創造)、始原性(宇宙の根源)、無限性(不老不死)、完全性(全知全能)等、意味するものは広く、多くの文化・宗教において用いられて来た。
💚 クエレブレ 💚
クエレブレ(英:cuelebre)は、
🐲又は大🐍(スペイン語で
culebraは🐍の意)の様な姿をし、森や地下洞窟や源泉に棲んで居ると言う、スペイン北部のアストゥリアス地方に伝わる伝説上のの生き物である。
その体は、弾丸すら弾き飛ばす程堅い鱗に覆われ、飛ぶ事が出来る羽を持ち、吐息で毒を放ち、叫び声は遥か遠くまで響き渡る。
どんどん大きく成長し、鱗より堅くなり、地上で生きる事が難しくなると、閉ざされた遥か🌊の彼方に移り住む。
この海底には有りとあらゆる財宝の山が在るが、クエレブレが見張っているので誰もそれを手に入れる事は出来ないと言う。
>> 43
🐲 カザンの象徴として 🐲
キプチャク・ハン国衰退後はカザン・ハン国として統治していたが、ロシアのイワン雷帝の征服後カザンハーンの称号があるこのイメージを採用した為この竜伝承と像は生き残った。
但し、ロシア風に改める事となり「①つの頭、④つの鶏の脚、鳥の身体、及び🐍の鱗」でジランダを表した。
その結果、🐲の表現に一部コカトリスの様な表現が混じる🐲となった。
1730年国王令は、カザンの紋章ジランダを書き直した。
法令により「カザンの金冠で覆われた白いフィールドで赤の翼をした黒い🐍」と説明。
これによりジランダはロシア帝国の紋章に組み入れた。
─ 続く ─
❤ ズメイ ❤
ズメイ(Zmey)は東欧を代表する空想上の🐲である。
地域によって性格は全く異なる。
又、西洋の🐲=悪と言う図式が一般には流通している模様だが、ズメイには守護竜としての性格の強い🐲も多い。
なお、ズメイとは「🐍」や「🐲」と言う意味である。
>> 48
─ 続き ─
リュブリャナには多数のズメイ
像があり、🌉によくズメイ
の彫刻がある。
翡翠(エメラルド)色の🐲である。
その為「竜の橋」と言われ親しまれている。
なお、ブルガリアの🐲は③つの首で表現されるズメイ伝承が多い。
ブルガリア、スロベニアの🐲(ズメイ)は守護の性格が強い。
マケドニア共和国、クロアチア、
ブルガリア、ボスニア、セルビア
モンテネグロでは🐲をズマイ
(zmaj)、ズメイ(zmej)と呼
ぶ。
ルーマニアではズメウ(zmeu)と呼ばれ③つの首以上の多頭竜で邪悪な🐲で🔥を吐く。
セルビアではアジュダヤ、ボスニアではアジョダハとも呼ばれる。
ジルニトラ(Zirnitra)は古くからの東欧伝承の神である。
黒竜の姿である。
全ての魔法の源であると言う。
ポーランドでは🐲はスモークと呼ばれ、邪悪で残虐無比である。
ズメイ伝承とは異なる。
>> 50
─ 続き ─
但し、ヨーロッパ=ロシアのカザン
ではズメイではなく、
ジランダ(Zilant)と呼ばれ
る。
又、チュヴァシ竜(Chuvash
dragon)伝承もある。
ロシアの🐲伝承全てが邪悪ではない。
但し、ズメイと呼ばれるものはスラブ系ロシア民族は一般的には邪悪とみなしている。
そこが東欧とのズメイ伝承との大きな違いである。
シベリア=ロシア地域(ウラル山脈以東)でもズメイ(🐲)はロシア人にとっては悪である。
中には、チュヴァシ竜の様な🌠を🐲に見立てる信仰もある。
モンゴル系民族はシャーマニズム
信仰も強く、チベット仏教
(ラマ教)の影響も強い。
この為この地域は仏教からの龍信仰も強く一様ではない。
ソビエト時代の宗教弾圧にも負けず生き延びている。
但し、シベリア=ロシア地域の西側のアルタイ人等は東方正教への改装が進みかなりロシア化された。
🐲信仰も薄れたものと思われる。
💛 ニーズヘッグ 💛
「怒りに燃えてうずくまる者」の意。
北欧神話に登場する🐍。
『巫女の予言』66節によれば、終末の日に翼に死者を乗せて飛翔する黒き🐲。
ニヴルヘイムのフヴェルゲルミルの泉に多くの🐍と共に棲み、世界樹ユグドラシルの③つ目の根を齧(かじ)る。
その傍ら、栗鼠(りす)のラタトスクを介して樹上の大鷲フレースヴェルグと罵り合っている。
「嘲笑する虐殺者」の異名をもつ。
更に『巫女の予言』12節には、ニーズヘグがナーストレンドで死者の血をすする事が書かれている。
💙 ラドン 💙
ラドン(Ladon)はギリシャ神話に登場する、🍎園の黄金の🍏を守っていた、100
の頭を持つ茶色の🐲。
テュポンとエキゾナの子の一人である。
一説では百の首を持つと言われている。
彼はヘラクレスの⑫の難行、「金の🍏を取ってくる」際に、弟のヒュドラの毒の付いた♐によって倒された。
金の🍏を守った功績を讃えられ神はラドンを天空に上げりゅう座とした。
💚 リンドヴルム 💚
リンドヴルム
(ドイツ語:Lindwurm)は、主に🇩に伝わる伝説上の🐲。
ワイバーンやアンフィスバエナと同じく、蝙蝠のような翼を持ち、2本の前足を持つ翼竜である。
オランダではチューブワーム
(tubeworm)を意味する場合もある。
Lindwurmのwurmとは「蟲」
を意味するからである。
スカンジナビアでは海蛇扱いする場合が多い。
スカンジナビアでは⑲世紀迄海蛇のリンドヴルムを目撃したと言う情報が絶えなかった。
特に⑱世紀から⑲世紀に掛けて遠洋漁業の漁師や水夫や乗客から海大蛇の目撃談が絶えなかった。
従ってリンドヴルムの姿は様々である。
─ 続く ─
🐲 リンドヴルムに
関する伝説 🐲
オーストラリアのリンドヴルムは
クラーゲンフルト市の伝承が有名である。
紋章にもなった。
1200年代からの別の🇩の物語はクラーゲンフルトの近くに住んでいたリンドヴルム。
川に沿って旅行者を襲い続けた。
そして、河の主である🐲の存在は脅威であった。
そこで、懸賞を付けたので街は大騒ぎとなり、何人かの青年が♂🐮をチェーン
に結んだと言って、リンドヴルムが♂🐮を飲み込んだ時、それは、♓の様に釣られて、殺されたと言う。
(。・ ・。)💬
リンドヴルム伝承で 最も有名な「リンドヴルム王子」についても 書こッ!!
📓リンドヴルム王子📓
リンドヴルム王子
(Prince Lindworm)はデンマーク及びスウェーデン南部地方に伝わる有名な伝承である。
日本語では「龍の王」
(King Lindworm)や
「蛇王子」と言う題名にする事も有るが、ここでは忠実に物語の最初である「リンドヴルム王子」と言う題名で解説する。
北欧では「レンオアム王子」の話型で、デンマーク、スウェーデン南部のスコーネしかみられないと言う。
この物語は⑲世紀のロマン主義時代に中世文学の復興と言う形で失われつつあった民話伝承をかき集めたものである。
AT分類433Bに分類される物語である。
>> 58
📖 リンドヴルム王子物語
(Prince Lindworm)
の概略 📖
ある王に妃がいました。
その妃は子に恵まれず悩
みを持っていました。
外に出ると魔女が居たの
です。
そこで魔女にこの悩みを
打ち明けると「娘が欲し
ければ白い🌹だけ食べれ
ば良い、息子が欲しけれ
ば赤い🌹だけを食べれば
良い。2輪の🌹は庭に咲
いておる。」と魔女は言
った。
妃は女の子が欲しかった
ので白い🌹を食べました。
しかし、🌹がたいそう美
味しかったので赤い🌹も
食べてしまった。
魔女の忠告である「1度
に2輪共食べてはならぬ」
を無視して。
そして暫くして身籠った
子は何と醜い🐲である
リントヴルム(Lindworm)であ
った。
もう一人の♊の赤ん坊は
普通の人間として生まれ
た。
─ 続く ─
>> 65
📖 リンドヴルム王子物語
(Prince Lindworm)
の概略 📖
Ⅰ:玉葱の皮を食べたと
言う物語も有り、散
見される。
更に魔法の木の実を
使うと言う物語も有
り。
Ⅱ:「双子」の記述が無い
物も有る。
Ⅲ:双子の記述が有る場
合はお前は人間では
無いからだと王が言
う場面も有る。
Ⅳ:娘を食べる記述は児
童向け物語ではカット
される事が多い為注
意を要する。
Ⅴ:他説では鶴と白鳥2
人を生んだ事が有る
「人」が母乳を出す場
面と単にミルクと言う
記述が有る。
木の実での物語はこ
こで最後の魔法の木
の実を使う。
Ⅵ:ガラスでは無く水晶の
🏰と言う記述で紹介
する本も有る。
💜 ワーム 💜
ワーム(worm)は、ヨーロッパの神話や民話に登場する伝説の生物である。
古くはWyrmやWurmとも綴った。
しばしば、脚を持たず🐍の様な🐲の一種を指すが、元々は大🐍を表す言葉である。
なお、Wyrmに対して
「ウィルム」や「ワイアーム」と言ったカナ名が宛てられている事もある。
基本的には🐲の様な顔を持ち地べたを這う🐍の様な物が多いが、例外的に🐍に🐤の羽が着いた様な姿をしている事もある。
牙が長く、およそ全長の
2/3位ある。
古英語叙事詩
『ベーオウルフ』やイングランド
民話の中では🐲と殆ど同義で使われ、狂暴で人間に有害であり、毒や🔥を吐く。
しかしながら最終的には英雄や騎士によって倒される運命にある。
❤ ワイバーン ❤
ワイバーン
(wyvern又はwivern)は、
架空の生物の一種。
名は毒🐍を意味する
Viperからの派生として考えられている。
翼を持つ🐲の中で二本足のもの。
飛龍、翼龍と訳される場合もある。
ワイヴァーン、ワイヴァンとも。
ワイバーンのバリエーションとして
体の後ろ半分が♓になっ
た足の無いシーワイバーン(sea
-wyvern、海飛竜)も存在
する。
中世の紋章の図柄としてよく登場するワイバーンは、元々紋章学より誕生した架空生物である。
当時、🐲の紋章は王室の紋章であった為、🐲に代わるものとして誕生した。
ワイバーンの逸話や神話が無いのはこの為である。
紋章学上でのワイバーンの図像は「強い敵意」を表し、戦争時や軍隊を誇示する必要のある時に使用される。
征服や厄病をも意味する。
📓 幻獸のまとめ 📓
幻獸とは、実在しない伝説上の生物の事。
様々な文学作品、RPG等
に登場する。
伝承や神話等の架空の生物を除けば、現代に置ける幻獸は、UMAに近いものと言えるかもしれない。
❤ アーヴァンク ❤
アーヴァンク(Afance)とは、英国のコンヴィーレイクと言う川に住み着く幻獸の一種。
『マビノギオン』の「エヴラウク
の息子ペラドゥルの物語」に
はアダンク(Adanc,Addance)
として現れる。
大きな青黒いビーバーの姿をしている。
ヨニコーンの様に美女が好き。
それだけに、♀は少ない。
爪は鋭く、これにより獲物の♓を引き裂いて食う。
恐ろしい怪力を持っている。
これで大岩を運んで巣を作る。
性格は気荒く、人間さえも食い尽くす程のどん喰でもある。
>> 76
📖 エジプトにおける
アクリス 📖
大陸さえも引き裂く怪力を持つ、ゴジラの様な生物。
アクリスの血を飲むと不老不死の力を手に入れるが、アクリスが自身の体内で成長する為、自分の意思で体を動かす事が永久に不可能となる。
寄生虫と同じ原理で人間(生き物)に卵を植え付け、卵が孵化すると寄生した人間を吸収し、幼体から一気に成体へ成長。
古代エジプト時代に栄えた都を幾つも壊滅的状態にさせた。
しかし、☀神によって冥
界へ送られ、永久にオシリス
の元で監視され続け、現世へ再び姿を現す日は、永遠にやって来ないとされる。
即ちアクリスは冥界の使者の
ペットである。
生息地は湖(ナイル川と言う説もある)
💙 アスピドケロン 💙
アスピドケロン
(Aspidochelon)は、北欧
に伝わる怪物。
ギリシア語で「蛇亀」を意味する。
クラーケンにも似ており、巨大な海🐢や♓の様な姿をしており、背中に苔をはやし、浮島の様に移動すると言われる。
目撃例が絶えない事から、恐らくこれは古代爬虫類アーケロンの生き残りである共考えられる。
💚 ガーゴイル 💚
ガーゴイル(英語:gargoyle)
とは怪物を型どった彫刻、又はその怪物。
殆どが背中に翼を持ったグロテスクな姿である。
本来の意味である彫刻としてのガーゴイルは、主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持つ。
🇮語では doccione
🇩語では Ausguss、
Wasserspeierとも呼ばれ
る。
💜 カラドリウス 💜
カラドリウスは、ヨーロッパ等で信じられている神鳥の一種。
キリストの化身とも、神の使いとも言われている。
危篤の王の枕元に現れ、回復の見込みがある(或いは徳の良い)なら目をじっと見つめ、病を吸い取ってくれる。
そうでなければ飛び去って行く。
西欧の人は見ただけで病が薄まるとか、💩を飲めば不老長寿になると信仰されている。
❤ ガルム ❤
ガルム(Garm)は、北欧神話に登場する猟🐩。
ヘルヘイムに在るヘルの館
「エーリューズニル」の番🐩で入り口に在る洞窟グニパヘリル
に繋がれている。
無闇に冥界へと近付く者達を追い払い、冥界から逃げ出そうとする死者を見張る。
『グリームニルの言葉』では
「🐩のうち最高のもの」と
評される。
ラグナロクの際に自由になり
ガルムが死に際にテュールの喉
を噛み切り相打ちになる
『ギュルヴィのたぶらかし』より。
見た目は猟🐩に似て巨大な身体であり、胸元には渇いた血が付いており、その胸元の血は死者の血である。
性格は凶暴な番🐩のそれだが、本当は甘えん坊で臆病だった。
フェンリルと同一視される事がある。
>> 86
📝 解 説 📝
姿、大きさに付いては諸説あり、巨大な🐙やイカといった頭足類として描かれている事が多いが、他には大海蛇、エビやザリガニと言った甲殻類、クラゲやヒトデ、🐲の一種等とも言われる。
何れの姿をとるにしろ、大きさは巨大であるとされ、島と間違えて上陸するとそのまま🌊に沈んでしまう等のエピソードが数多くある(🇯にも同様の伝承があり、アカエイの島等と呼ばれる)。
しかし、アイルランドの聖ブレンダンが島と間違えてクラーケンの背に上陸し、祝福のミサを挙げた際には、ミサが終わる迄ジッとしていたと言う話もある。
これは🐳であったとされる。
体長は2.5㎞にも及ぶと言う。
─ 続く ─
>> 88
─ 続き ─
どちらにせよ、クラーケンの存在は🌊を航行する船舶にとっては大きな脅威であるとされた。
凪で🚢が進まなくなり、海面が泡立てば、それがクラーケンが現れる前兆となる。
そして姿を現したが最後、クラーケンから逃れる事は出来ない。
マストの上によじ登ろうが、デッキの底に隠れようとも、クラーケンは🚢をバラバラ
にしてまで①人残らず喰らってしまうのだという。
船出したまま戻って来なかった🚢の多くがこのクラーケンの餌食にされていまったものだとされた。
マリー・セレスト号と言う🚢は、誰も乗って居ない状態で漂っている所を発見されたが、これは乗っていた人間が全員クラーケンに食べられてしまったからだと言う説がある。
>> 89
💬 その他 💬
🎬レイ・ハリーハウゼン監督の🎬
「タイタンの戦い」に登場するクラーケン(クラケン)は、鰐の様な皮膚を持つ人型の胴体に④本の腕、🐵とも🐲ともつかぬ顔をした巨大怪獣として描かれている。
🎬2006年の🎬
「パイレーツ・オブ・カリビアン/
デッドマンズ・チェスト」には、
👻船の船長
デイヴィ・ジョーンズに操られた🐙の様な触手を持ったクラーケンが登場する。
🎮多くのRPGに登場する。
🐙やイカ等の頭足類をモチーフ
とした巨大モンスターとして
中Boss等の強敵に設定される事が多い。
🎬東映の怪獣🎬にも大🐙としてクラーケンが登場する。
但し、ゴジラと戦闘した事はない。
📓栗本薫の小説「魔界水
滸伝」に登場する
ダークパワーの首魁クトゥルーケン
は、その姿から「クラーケン」
と呼ばれる事がある。
💛 コカトリス 💛
コカトリス(cockatrice)は、
♂🐔をトカゲ或いは🐍と合わせた様な姿の伝説上の生き物である。
♂🐔の産んだ🐣から生まれる。
更に、その🐣を🐍やヒキ🐸等が温めると孵化する等共言われた。
同じく伝説の生物であるバジリスクとは関わりが深く、元は同じ姿をしていたとか、♀♂関係(どちらが♂か♀かは不明)にあると言われている。
その為、「コカトリス」は「バジリスク」の別称とされる事もある。
能力も同じようなものを持ち、見たり触ったりした人を石に変えたり、口から吹き掛ける息で人を石に変えてしまったりすると言われている。
─ 続く ─
💙 シーサーペット 💙
シーサーペット(sea serpent)
とは、海洋で目撃、或い
は体験される、細長く巨
大な体を持つ未確認生物
(UMA)の総称である。
特定の生物を指すものではない。
大海蛇とも呼称されている。
正体が特定されたものは殆ど無く、大部分は正体不明で未知生物学者の主要な研究テーマとなっている。
目撃例は中世以降多数存在し、中世から近代に掛けて作成された世界地図の海洋を示す部分にはシーサーペットの絵が記されている事が多い。
>> 98
📓 歴 史 📓
シーサーペットの記述自体は古代からある。
例えば、旧約聖書のヨブ
記、イザヤ書等には巨大な
生物としてレヴィアタン
(リヴァイアサン)が書かれている。
これは古代オリエントの世界で🐍かワニの様な姿をした伝説の怪物の名前で、イザヤ書(74:10)、詩篇(74:14)では🌊に住む🐲と並んで記されている。
アッシリアの王サルゴン2世はキプロスに向かう航海の途中でシーサーペットに遭遇したと言う。
東洋の伝説上の動物「🐲」
も水と関係が深く、姿形にもシーサーペットと共通する部分がある。
しかし、古代の伝承は神話や伝説等に彩られており、生物学的な検証には耐えるものでは無く、大抵は🐳や海牛類、リュウグウノツカイ等の現在における既知の生物の目撃例であったと考えられる。
─ 続く ─
>> 106
📝 その他の分類 📝
❤5種類の哺乳類
❤スーパーカワウソ
昔鯨類に属する未知生物
北極海周辺に生息するとされる。
💛多びれ
昔鯨類に属する未知生物
ヴェトナム・マダカスカル等熱帯の
🌊に生息するとされる。
「ムカデ」、「オオムカデクジラ」と
呼ばれる未知生物がこれ
に当たるとされる。
💙多こぶ
昔鯨類又は海牛類に属する未知生物。
北🇺の大西洋側に生息すると言う。
💚ウミウマ
アザラシ等が属する鰭脚類
の未知生物。
🐎の様なシーサーペットの正体
はこれであるとされる。
(キャディの消失した死骸の残された資料はこの正体を示している可能性がある)
─ 続く ─
>> 109
👀 大型海棲生物の
発見例 👀
1976年に体長4m以上の未確認の魚類が捕獲されている。
この魚類は後にメガマウスと命名され、現在でも世界で30体程度しか捕獲されていない。
つまり、少なくとも体長4m程度の生物が誰にも気が付かれる事無く存在していたのである。
なお、メガマウスの生態は良く解っていないが、現在のところ最大のものは5.44mであった。
2001年にはインド洋の深海で全長7mの新種のイカが発見されている。
又、全長が6m程度になるオウギハ🐳属は近年2種の新種が記載され、その深海棲の生態から未だ未発見の種が存在するとされる。
又、鹿児島に漂着した
タイヘイヨウアカボウモドキはこれまで数体の死骸でしか知られてない幻の🐳であった。
💜 スコル 💜
スコル(スコール、スコッル、スケル共)
は、北欧神話に登場する狼である。
魔狼フェンリルと鉄の森の👩巨人との間の子。
その名前は古ノルド語で「嘲るもの」「高笑い」を意味する。
名前の語源によっては、他に「騒音」「惑わし」といった意味もあると考えられている。
V.G.ネッケル--ほか編『エッダ
古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、初版1973年、61頁。
常に☀(ソール)を追い掛けており、日蝕はこの狼が☀を捕られた為に生じると考えられた。
ラグナロクの際には、☀に追いつき、これを飲み込むとされている。
通常、この横に☀を飲み込んだ場合、地上の人々は鍋を叩いて吐き出させたと言う。
狼の姿をした巨人共考えられる。
日食や月食が生じるのは天空の怪物の仕業だとする説話は世界各地にあり、北欧~ゲルマン地域ではそう言った『天災』の象徴に『狼』が使われる事がしばしばある。
❤ ツラトルク ❤
ツラトルク(Zlatorog)は金の角を持った伝説上の白い♂シャモアで、ユリアン・アルプスにあるトリグラウ山の高地一帯を支配したとされる。
ツラトルクはスラヴ語で「金の角」を意味する。
この伝説はスロバニア、特に
コロシュカ地方で有名であり
他にもオーストラリアのケルンテン州
🇮のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
州で良く知られている。
>> 113
📖 伝 説 📖
ツラトルクはトリグラウ山の頂にある楽園で③人々の乙女と共に暮らしていたとされる。
楽園には宝が隠されており、ツラトルクはその宝の番人をしていた為、宝を手に入れようとする多くの男達に命を狙われた。
ある日、①人の欲深い狩人が現れ、ツラトルクに背後から忍び寄った。
狩人の♐はツラトルクに🎯、負傷したツラトルクの血は大地を駆け、トリグラウ山と周囲の湖を切り裂いた。
ツラトルクの死後、大地から世界で最初のエーデルワイスが咲き、ツラトルクに再び命を与えた。
生き返ったツラトルクは激怒し狩人を殺した。
その後、ツラトルクは楽園を破壊し、隠されていた宝と共に永久に姿を消したと言う。
❤ ナックラヴィー ❤
ナックラヴィー(Nuckelavee)は
スコットランド民話に登場するフーア(水妖)の一種。
ケルト人の神話にも登場する。
海中に住んでいると言う。
不作や病の流行や干ばつをもたらすとされている。
ケンタウロスに似て🐎の様な体に人の様な上半身が付いているが、🐷の様な🐽面と長く裂けた👄を持ち、赤い大きな①つ目である。
最も気持の悪い特徴は、皮膚の無い剥き出しの筋肉が脈打っていると言う点である。
作物をしおらせる毒の息を吐くが、皮膚が無いので淡水を掛けると追い返す事が出来る。
又、海藻を焼いた時の煙の臭いも嫌うが、これを行うとナックラヴィーは激しく怒り、モータシーン
(Mortasheen)と呼ばれる🐎の不治の病をばら撒く。
幾つかの報告によると、ナックラヴィーは以上の特徴の他、②つの小さな腕と巨大な頭を持つと言う。
💛 バイコーン 💛
バイコーン(Bicorn)は、伝説上の動物。
二角獸とも呼ばれる。
二本角をした🐎でユニコーンの亜種と言われる。
又は、ユニコーンは純潔を司るのに対し、バイコーンは不純を司るとされる。
ある説では、このバイコーン
こそがユニコーンの原型であると言う。
💙 ハギス 💙
ハギス(Haggis)とは、スコットランドで古来より存在が信じられている伝説の生物。
ハイランド地方の山中に密かに生息し、満月の夜に心の清らかな者だけが目撃出来るという言い伝えがある。
様々な姿で表現されており、嘴を持ち全身が毛で覆われて丸っこいカモノハシ
の様な姿であったり、長い③本足で素早く動き回ったり等様々である。
又、同じ名前の🍖料理は見た目が余り良くない事から、この伝説の動物の🍖を使っているのだと言う冗談の種にもされる。
毎年末には
「ハギスハント(Haggis Hunt)」
という捜索イベントが開催されている。
>> 117
🍴 国民的料理としての
ハギス 🍴
茹でた♈の内臓、オート麦、 玉葱を刻み、🐮脂と共に♈の胃袋に詰めて茹でたプティング(詰め物料理)の一種。
様々なバリエーションが存在するが、内臓としては主として肝臓を使う場合も多い。
胡椒等の香辛料を使う事が近年、一般的となっている。
こってりしており、
スコッチ・ウィスキーと共に供せられる。
ウィスキーを振り掛けて食べる事も多い。
1月25日の「バーンズ・ナイト」
(Burns's Night)
スコットランドの詩人、ロバート・
バーンズの誕生日では
バグパイパーに率いられた一団によりハギスとウィスキー
がもたらされ、バーンズの作詩した『ハギスに捧げる詩』を歌い上げる儀式を執り行い、伝統的なメインディシュとして供される。
スコットランドでは一般的な食べ物で、🍖屋で入手が可能。
ビニールパックされた物や缶詰等もあり、ベジタリアン用の野菜で作られたハギスも存在する。
💚 バジリスク 💚
バジリスク(basilislkos)は
その存在がヨーロッパで信じられていた生物で、その名はギリシア語で王を意味する(basileus)に由来する。
🐍の王であり、見ただけで死をもたらす力を持っていると思われていた。
古代ローマの学者プリニウスが書いた「博物誌」では、バジリスクは小さいながら猛毒を持った🐍で、その通った跡には人を死に至らしめる程の毒液が残った、そしてバジリスクに睨まれるとはその猛毒と同じ様に危険だという事が記述されている。
バジリスクを槍で殺した者はその毒が槍から伝わって死ぬ、ともされた。
頭には👑を思わせる文様があると言う。
─ 続く ─
>> 119
─ 続き ─
中世になると、バジリスク
に付いての伝承はコカトリス
のものと合流し、同一視される様になる。
バジリスクは♂🐔の産んだ🐣を🐍かそれに類する生き物が孵化させて生まれると言われる様になり、その姿や生態に付いての記述には♂🐔のそれが取り入れられた(後年の主な姿態としては、頭に鶏👑を持った🐍、或いは8本足のトカゲ等がある)。
そして、コカトリスとは♀♂関係にある(どちらが♂か♀かは不明)とも言われ、「バジリスク」の別称として「コカトリス」が用いられる様にもなった。
又、ジェフリー・チョーサーは
『カンタベリー物語』に
バジリコック(basilicok)と
言う名前でバジリスクを登場させた。
─ 続く ─
>> 120
─ 続き ─
その後、バジリスクの恐ろしさに関する記述はどんどん大げさになっていく。
例えば、更に大きな怪物とされたり、👄から🔥を吹く事になっていたり、前述のコカトリスの能力同様に視線を合わせた者は石になってしまったり、その声だけで人を殺せる等とされたりした。
中には、バジリスクと間接的に触れるだけで死ぬとした書き手すらいた。
つまり手に持った剣がバジリスクと接触しただけで死ぬと言うのである。
最も、この様に驚くべき危険さが喧伝されたせいで、反ってバジリスクは信じられなくなったのかも知れない。
本当にそれ程の危険であれば、実際にバジリスクを見た者は生きて帰れないので、誰もそれに付いて語れないはずなのだから。
─ 続く ─
>> 121
─ 続き ─
この様にバジリスクは、その危険な能力故に、過去20~30年程の間に多くのファンタジーを舞台とする📓な🎬や🎮に強敵として登場している。
主な所では
ダンジョンズ&ドラゴンズ
ソード・ワードRPG等のTTRPG
やFFシリーズ等のコンピュータ
RPGでも事実上のBoss敵
として登場している。
これ等の殆どでは、特徴的な「猛毒を持つ」「視線で石化する」と言う②つの能力が共通して登場している。
1768年に発見されたある
トカゲは、バジリスク(本来は
コカトリス)を思わせるトサカを持っていた為、バジリスクと
名付けられた。
但し、毒は無く、勿論、
見た者を殺す能力も無い。
💜 ハティ 💜
(マーナガルム)
ハティ(Hati)は古ノルド語で
「憎むもの」を意味する狼で、魔狼フェンリルの子。
🌙(マーニ)を絶えず追い掛けており月蝕はこの狼が🌙を捕らえた為に起こると考えられていた。
一説にはフェンリルの息子とされる事もあり、
「ハティ・フローズウィトニルソン」
(フローズウィトニルはフェンリルの別
名)と呼ばれる事もある。
又、🌙を追う事から
「マーナガルム」の異名も持つ。
ラグナロクの際には、とうとう🌙に追い付いて、これを飲み込んでしまうとされている。
狼の姿をした巨人共考えられる。
日蝕や月蝕が生じるのは天空の怪物の仕業だとする説話は世界各地にあり、北欧からゲルマン地域全体に渡って、そういった『天災』の象徴に『狼』が使われる事がしばしばある。
❤ ヒュドラ ❤
ヒュドラ(Hydra)は、ギリシア神話に登場する怪物。
ヒュドラとは古典ギリシア語で
水🐍を意味するが、通常はレルネに住むヘラクレスに退治されたヒュドラの事を指す。
「テュポン」と「エキドナ」の子で
「ヘーラー」がヘラクレスと戦わせる為に育てたとされる。
⑨つ(5から100迄の異説がある)の首を持ち、①本の首を切り落としても、直ぐにそこから新しい②本の首が生えてくる。
なお、トレミーの48星座の内の①つであるうみへび座(海蛇 Hydra)の「うみへび」とはヒドラの事である。
>> 127
─ 続き ─
ヘラクレスは甥のイオラオスに助けを求めた。
イオラオスは、首の切り口にたいまつの🔥で焼き焦がす方法を思い付いた。
ヘラクレスが首を切り落とし、イオラオスが次々にその切り口を焼いた。
ヒュドラを殺すには、真ん中にある①つの不死身の首を何とかしなければならなかったが、ヘラクレスはその首を巨大な岩の下敷きにして倒した。
そしてヒュドラはうみへび座となった。
一説によると、ヘラクレスの死を願うヘラはこの戦いで、彼の足を切らせる為に化け♋を送り込んだと言う。
しかし、ヘラクレスはヒュドラの戦いの中にあった為、全く気付かずこれを踏み潰してしまっていた。
そしてこの♋が♋座となった。
─ 続く ─
❤ フェニックス ❤
(不死鳥、ポイニクス)
フェニックスは、永遠の時を生きると言う伝説上の🐤である。
不死鳥、もしくは見た目は伝承から火の鳥とも言われる。
世界各地の伝承では、その💧は、癒しをもたらし、血を👄にすると不老不死の命を授かると云われている。
ギリシア語では、古ポイニクス
近現代フィニクスで、英語で
はフィーニクス。
元はエジプト神話の霊鳥であるとされる。
しかし数百年に一度、自ら香木を積み重ねて🔥を付けた中に飛び込んで焼死し、その灰の中から再び幼鳥となって現れると言う伝説はギリシア・ローマの著述家によってしか伝えられていない。
─ 続く ─
>> 133
─ 続き ─
又、古代フェニキアの護国の🐤「フェニキアクス」が発祥とも言われる。
タキトゥスによると34年にエジプトに現れたと言う。
後代のヨーロッパでは、👿学によりソロモン72柱の魔神の①柱とされ、グリモワールにも記載された。
その場合は、序列37番の大いなる侯爵とされる。
詩作に優れており、話す言葉も自然に詩になると言う。
一方でキリスト教徒はこの🐤を再生のシンボルとみなし、教会等の装飾に用いた。
不死鳥のフェニックスと区別して👿の方のフェニックスをフェネクスと呼ぶ事もある。
🇨の伝説にある鳳凰とは別物だが、星座のPhoenixがほうおう座と訳される事が多い。
💛 フェンリル 💛
フェンリルは、北欧神話に登場する、狼の姿をした巨大な怪獣。
語尾に『狼』と付いた場
合はフェンリス狼
(Fenrisulfr)とも言う。
別名はフローズヴィトニル。
又、ヴァナルガンド
(Vanargand 破壊の杖)
又はフェンリスウールヴ(フェンリル狼)とも言う。
>> 137
📝 概 要 📝
フェンリルは、悪戯好きの神
ロキが♀巨人アングルボサとの
間に儲けた、又はその心
臓を食べて産んだ③匹の
魔物(フェンリル・ヨルムンガンド・
ヘル)の内の①匹であり、三兄妹の長子である。
💋を開けば上顎が天にも届くとされ、👃からは🔥を噴出させている。
他の兄弟とは違い、初めは普通の狼と殆ど違いが無かった為、アース神族の監視下に置かれる事となった。
しかし、日に日に力を増して来たのと、ノルンによる警告から神々は拘束する事を決める(殺害と言う手も有るには有ったが、アースガルドの土地を邪悪な血で染める訳には行かない事から捕縛と言う結論に至る。)
─ 続く ─
>> 138
─ 続き ─
神々はフェンリルを拘束する為に、レージングと呼ばれる鉄鎖を用意したが、フェンリルはそれを容易に引き千切った。
続いて、神々はレージング
の二倍の強さを持つ鉄鎖
ドローミを用いたがこれも
フェンリルは難なく引き千切る。
その為、スキルニルを使いに
出してドヴェルグ(ドワーフ)
に作らせたグレイプニル(呑
み込む者)と言う魔法の
紐を用いる事にした。
グレイプニルは、😺の根元、🐻の神経、♓の吐息、🐤の唾液と言う⑥つの材料から出来ていた(材料に使われてしまったので、今日これ等の物が存在しないと言う)。
アームスヴァルトニル湖にあるリングヴィと言う島で、オーディンは「お前がこんな紐も切れないなら恐れる必要が無いので解放してやる」と言ってフェンリルを縛ろうとしたが、フェンリルは警戒し、縛られる代償として誰かの右腕を👄に入れる事を要求した。
─ 続く ─
>> 139
─ 続き ─
神々の中からテュールが進み出て彼の右腕をフェンリルの👄の中に差し入れた。
縛られグレイプニルから抜け出せない事に気付いたフェンリルはテュールの右腕を(後にこれに因んで狼の関節と呼ばれる部位まで)食い千切ったが、神々は素早くゲルギャ(薄い)と呼ばれる鎖を用いてギョッル(叫び)と言う巨大な岩にフェンリルを縛り付けて地中深くに落とし、スヴィティと言う巨大な石で上から押さえつけた。
この際に👄を開けて暴れるフェンリルの下顎に護拳を上顎に剣先が来る様に剣を押し込んだ為、開きっぱなしとなったフェンリルの👄から大量の涎が流れ落ちて川となった、これはヴァーン(希望)川と呼ばれる。
─ 続く ─
💙フレースヴェルグ💙
(フレズベルグ)
フレースヴェルグ(古ノルド語
「死体を飲み込む者」の意
『エッダ古代北欧歌謡集』
p.50。フレズベルグとも)と
は、北欧神話に登場する
鷲の姿をした巨人である。
『ヴァフスルーズニルの言葉』
第37聨(れん)『エッダ古代
北欧歌謡集』に従った。
によると、世界のあらゆる風は、フレースヴェルグが起こしたものであると言う。
又スノッリは『ギュルヴィたぶらかし』の中でこの部分を引用し、フレースヴェルグがいるのは天の北の端であり、又、風が起こるのはフレースヴェルグが飛び立とうとして翼を広げるからだ、と補足している。
─ 続く ─
💚 ペルーダ 💚
ペルーダ(Peluda)は、🇫に
伝わる怪物で、
ラフェルテベルナール一帯を、💋から🔥を吹きながら荒し回っていたとされる。
頭部と尻尾は🐍の如くで
④本の脚を持ち、身体には♌の鬣の様な長い毛で覆われている。
又、背中には毒のある刺の様な物が、背骨に沿って生えていると言う。
旧約聖書で語られるノアの大洪水よりも昔から存在していたとされている。
💜 ヘルハウンド 💜
(ブラックドッグ)
ヘルハウンド(hellhound)は、🇬の伝説によると、遭遇した者に死をもたらす🐩。
ブラックドッグ(Blackdogs)とも言う。
妖精、魔獸の類とされる。
又、地獄に棲息する👿的な特質を持つとされる🐩もヘルハウンドと呼ばれる。
この場合特にギリシャ神話のケルベロスの事を指して言う事が多い。
北欧神話のガルム等もこの種の🐩。
ヘルハウンドは🎮に登場する事も多く、その場合🔥系銃の攻撃手段を持っていたりする。
又、シャーロック・ホームズシリーズ
の『バスカヴィル🏠の🐩』も
ヘルハウンドの一種とされる。
色は大抵赤か黒である。
>> 146
📝 概 要 📝
語源は「単一の」を示す接
頭詞のuniに角(corn)を
繋げたもの。
別名にはモノケロス
(Monoceros)もあるが、
ラテン語で同じ様な意味である。
ヨーロッパでは神聖な力と純潔の象徴とされ、神秘的には様々な象徴として扱われる。
知能が高く、鋭い感覚を持つ為、先ず捕らえる事は出来ない。
人間との接触を嫌うが、清らかな心を持つ処女の前にだけその姿を現し、その心を許すと言われいる。
🐎の額に螺旋状に捻れた鋭く長い角を持ち、♑の鬚と割れた蹄を持つ獸の姿で描かれる事が多い。
─ 続く ─
- << 149 ─ 続き ─ ユニコーンの原型は旧約聖書に登場すると言われる。 又、アリストテレスの著者『動物誌』、プリニウスの『博物誌』、紀元前5世紀の歴史家クテシアスの『インド誌』等の中でも言及されている。 コスマス・インディコプレウステース (6世紀)は「キリスト教他誌」 (6世紀)第11巻第7章の中で、ユニコーンは窮地に追い込まれると、断崖から真逆さまに身を投げ、角を地面に突き立てて落下の衝撃を和らげて、逃げると述べる。 この逃げ方は、オリックス、 ジャコウ・🐮、アルガリ(盤洋) に見られるものである。 セビリャのイシドールス(560頃- 636)が著した「語源集」 (622-623)第12巻第2章12 -13節には、ユニコーンの強大な角の一突きは🐘を殺す事が出来るとある。 ユニコーンと🐘が戦っている挿絵が「クイーン・メアリー詩篇集」(14世紀初頭 大英図書館蔵)に載っている。
>> 147
📝 概 要 📝
語源は「単一の」を示す接
頭詞のuniに角(corn)を
繋げたもの。
別名にはモノケロス
(Monoceros)…
─ 続き ─
ユニコーンの原型は旧約聖書に登場すると言われる。
又、アリストテレスの著者『動物誌』、プリニウスの『博物誌』、紀元前5世紀の歴史家クテシアスの『インド誌』等の中でも言及されている。
コスマス・インディコプレウステース
(6世紀)は「キリスト教他誌」
(6世紀)第11巻第7章の中で、ユニコーンは窮地に追い込まれると、断崖から真逆さまに身を投げ、角を地面に突き立てて落下の衝撃を和らげて、逃げると述べる。
この逃げ方は、オリックス、
ジャコウ・🐮、アルガリ(盤洋)
に見られるものである。
セビリャのイシドールス(560頃-
636)が著した「語源集」
(622-623)第12巻第2章12
-13節には、ユニコーンの強大な角の一突きは🐘を殺す事が出来るとある。
ユニコーンと🐘が戦っている挿絵が「クイーン・メアリー詩篇集」(14世紀初頭 大英図書館蔵)に載っている。
>> 149
📝 ユニコーンの角 📝
ユニコーンの角(アリコーン)には解毒作用があると考えられ、教皇パウルス3世は大枚を叩いてそれを求めたと言う。
又、🇫宮廷では食物の毒の検証に用いられたと伝えられる。
言い伝えに拠れば、ユニコーンの角は毒に触れると無毒化する効果があるとされたが、後に毒物の成分が含まれて食物に触れると、汗をかくとか色が変化する等の諸説も生まれた様である。
しかしこれ等は北海に生息する一角🐳(ウニコール)の角(実際には歯である)であった。
これにより後々迄、ウニコールの名称で貴重な解毒薬や解熱剤・疱瘡(ほうそう)の特効薬として珍重され、一角🐳の角は多数売買された。
しかし一部には、これ等ウニコールと偽って、セイウチの牙を売る商人も後を絶たなかったようだ。
又、その一部はオランダ経由で、江戸時代の🇯にも輸入されていた。
─ 続く ─
>> 150
─ 続き ─
当時の医学書には、真面目にウニコールの薬効に関しての記述があった程である。
特に疱瘡(ほうそう)の治療薬と言う部分に関しては、ペストの流行により、非常に高価であったにも拘らず、飛ぶ様に売れたと云う記録も残っている。
これは元々、🇨で毒の検知にサイの角を用いたのが伝播の過程で、一部の夢想家によって作り変えられた物である様であるが、実際問題として、当時用いられた毒物でも、酸性やアルカリ性の毒物の場合は、動物性タンパク質の変化により、黄変するなりして、毒の検知に役立ったと思われる。
又、🇨ではサイの角の粉末を精力増強剤として扱っているが、興味深い事に、ウニコールが西欧から持ち込まれた際に、🐲の角とも🐍の角とも言われ、解毒や毒の検知に非常に珍重されたとの事である。
❤ ヨルムンガンド ❤
ヨルムンガンドは、北欧神話に登場する🐍の怪物。
ロキが巨人アングルボダとの
間に儲けた、又はその心
臓を食べて産んだ③匹の
魔物(フェンリル・ヨルムンガンド・
ヘル)の内の①匹で、フェンリル
は兄、ヘルは姉である。
ミドガルズオルム
(Midgarsormr)、ミズカルズの大🐍等とも呼ばれる。
主神オーディンは生まれて直ぐにヨルムンガンドを🌊に捨てたが、🌊の底でミズカルズを取り巻き、更に自分の尾をくわえる程巨大な姿に成長した。
ヨルムンガンドが😪から覚め、尾を離し、首をもたげた時、世界の終末「ラグナロク」が始まるとされる。
─ 続く ─
>> 155
─ 続き ─
雷神トールが巨人のヒュミルと共に⛵で🎣に出た際、ヨルムンガンドを釣り上げ、鉄槌ミョルニルで〓さんとしたが、⛵が沈む事を恐れたヒュミルが🎣糸を切ってしまった為、海中に逃してしまった。
又、トールが巨人の王
ウートガルザ・ロキの宮殿を訪れた際、😺を持ち上げて床から離してみせよと言われたトールが😺の胴を高々と持ち上げたものの、床から離す事は出来なかった。
😺とは実は、ウートガルザ・
ロキの幻術によって😺の姿に見えたヨルムンガンドであった。
ラグナロクにおいて、トールは
ミョルニルを③度投げ付け、
ヨルムンガンドを撃ち倒す事に成功したが、最期に吹き掛けられた毒の為に命を落とし、決着は相打ちと言う形で終わった。
💛 ラタトスク 💛
ラタトスク(Ratatoskr、「走り
回る出っ歯」の意)は、
北欧神話において世界樹
ユグドラシルに住んでいると言われる栗鼠(リス)。
ユグドラシルの梢に住んでい
る鷲(フレースヴェルグ)と、根
元に住んでいるニーズヘッグ
の間で交わされる会話を中継しており、この②匹の喧嘩を煽り立てては楽しんでいる。
💙 レモラ 💙
レモラ(Remora)は、古代ギリシャやローマの🌊に棲んでいたとされる怪♓の一種。
岩礁等に群がるとても小さな青白い♓で、頭部に軟骨で出来た吸盤がある。
その吸盤で🚢にくっつくと、たった①匹でも400人の漕ぎ手のいるガレー船でもびくとも動かなくなると言う。
紀元前31年、クレオパトラに
恋をしたマルクス・アントニウスが
オクタウィアヌスと一戦を交えようとした時、アントニウス軍の艦隊が予定通りに出航出来なかったのは、このレモラのせいだとされる。
>> 159
📓 伝 説 📓
伝説の起源は不明だが、
⑧世紀初期にアラブ人が書いたものを参照すると実在する🐤の元になった可能性はあり、その場合は太古に存在し現在は絶滅してしまった大型の鳥類の生き残りが目撃され、それが誇張され伝説となったとされている。
一番新しいもので⑯世紀に🇬人旅行者が目撃したと言う報告もある。
🇺先住民族の伝説に登場するサンダーバードもロック鳥と関係があるとの説もある。
此方は今日に至っても目撃例がある。
ロック鳥の伝説はヨーロッパでは千夜一夜物語の中のシンドバッドの話で有名であり、アジアでは広く伝わっていた。
のちの時代にこの🐤の住処をマダカスカルで探そうとした。
そこはロック鳥の羽としてもたらされた物に姿形が非常に良く似たラフィアヤシの巨大な🌱であった。
この羽はモンゴルのハーンに届けられており、又、巨大な羽の欠片が🇨から来た商人によってスペインにも持ち込まれている。
─ 続く ─
>> 160
─ 続き ─
マダカスカルに生息していた
🐘の様に巨大な🐤
エピオルニスがもう一つの起源として挙げられる。
この飛べない🐤は身長③
㍍のダチョウである。
ロック鳥はアラブ人の言うフェニックスと殆ど同じものである。
又、ペルシャの伝説に登場する巨鳥シームルグとも近縁なものである。
シームルグはフィルドゥスィーの叙事詩『王書』の中では英雄ザール(Zal)の養父であり、ロスタム(Rustam)の父として登場している。
古代イラン迄遡ると、万物の種を生むと言う神話上の木から塾した果実を振り落としたと言う不死鳥アムルゼス(amrzs)の伝説を見つけ出す事ができる。
インドには🐤の王であり、ヴィシュヌ神が乗るガルダの伝説がある。
パーレビ王朝時代のこのインドの伝説の翻訳ではガルダがシームルグに置き換えられている。
💜 アンフィスバエナ 💜
アンヒィスバエナ(Amphisbaena)
は、ローマやエチオピアの博物誌関連の書物等に登場する伝説の生物。
身体の両端に頭の付いている、双頭の🐲の姿をしている。
紋章では②本の前足と後ろ足、背中には蝙蝠の様な翼が生えている様に表現される。
💋からは猛毒を噴出す。
アンヒィスバエナは、ワイバーンや
リンドヴルムと同じく、
ヨーロッパの紋章に描かれている事が多く、その中には、翼の無い🐍に似た姿をしたものも存在する。
❤ オルトロス ❤
オルトロス(オルトス、ギリシャ綴り:
Orthros(Orthos)、ラテン綴
り:Orthrus(Orthus))は、
ギリシア神話に登場する双
頭の🐩。
テュポンとエキドナの子。
ケルベロスを兄に持つ。
姿は黒い双頭の🐩で、鬣一本一本と尻尾が🐍になっている。
性格は落ち着き無く、せっかちである。
クレタ島又は、ゲリュオンの♂🐮を守っていたが、ヘラクレスに殴り殺された。
又、エキドナと母子婚をし
ネメアの♌、クロミュオンの🐗、
ギリシャ型スフィンクス(♀)を産ませる。
❤ カプリコルヌス ❤
カプリコルヌス(Capricornus)
は、ローマ神話の登場人物。
名はラテン語で♑(caper)と
角(cornu)の合成語で、
「角のある♑」、つまり♂♑を意味する。
♑座に描かれているとされる。
ユピテルとティターン神族との戦いでユピテルに味方した。
ギリシャ神話で♑座に描か
れているとされる
アイギパーンとしばしば混同される。
💛 キマイラ 💛
(キメラ)
キマイラ(Chimaira)は、
ギリシア神話に登場する、
伝説の生物。
ラテン語ではキマエラ
(Chimaera)、
ヨーロッパの幾つかの言語で
はキメラ(Chimera)と言い、
英語ではカイメラ(Chimera)、
フランス語ではシメールと言う。
テュポンとエキドナの娘。
♌の頭と♑の胴体、🐍の
尻尾を持つ。
各々の頭を持つとする説もある。
💋からは🔥を吐く。
リュキアに住み、カリア王
アミソダレスに育てられていたが、ペガソスに乗る英雄ベレロポンに退治された。
この怪物は生物学におけるキメラの語源となった。
キメラはその姿が不可解で説明しにくい事から「訳の解らない物事」の例えにされる事がある。
💙 キリム 💙
キリム(Kirimu)は、ザイール
共和国の山岳地帯に棲む
ニャンガ族に伝わる森の怪物。
⑦つの頭に⑦つの角、⑦つの目を持っており、牙は🐩の物で、尻尾は鷲の物であると言う。
普段は森の中でじっとしているが、腹が減ると動き出し、近辺の村々を襲い人間を食べると言う。
しかし、食べられた人間は何故か消化されずに、キリムの腹の中で生き続けていたらしく、ムウィンドと呼ばれる勇者がキリムを退治した所、その身体から数多くの人間が出て来て、①つの部族を作ったとされる。
💚 グリフォン 💚
(グリフィン、
グリュプス)
グリフォン、グリフィン、グライフ、 グリプスは、鷲(或いは鷹)
と上半身を持つ伝説上の生物。
語源は、ギリシア語の
グリュプス、曲がった嘴の意味。
この事から、しばしばギリシア神話に登場すると言われる事があるが、これは誤りである。
しかし、古くから多くの物語に登場しており(ヘロドトスの『歴史』等)、伝説の生物としての歴史は古い。
鷲の部分は金色で、♌の部分のキリストの人性を表した白であるとも言う。
コーカサス山中に住み、鋭い鈎爪で🐮や🐎をまとめて数頭掴んで飛べたと言う。
紋章学では、グリフォンは黄金を発見し守ると言う言い伝えから、「知識」を象徴する図像として用いられ、又、🐤の王・獸の王が合体しているので、「王家」の象徴としてももてはやされた。
─ 続く ─
>> 175
─ 続き ─
グリフォンには重要な役目が②つある。
①つは天上の神々の🚗を
引く事であるが、「復讐
の♀神」ネメシスの🚗を引くグリフォンは、他のグリフォンと違い身体も翼も漆黒である。
又、彼等は🐎を目の敵にしているが、これはどうも神々の🚗を引くと言う役目を横取りされかねないと思っている為らしい。
②つ目の役目は欲に目の眩んだ人間の処罰である。
グリフォンの発祥の地は、数多の財宝(グリフォンの習性として、金銀財宝を集めると言うものや、財宝のある場所に巣を作ると言うものがある。)が😪とされる中東の砂漠地帯であり、富の為なら命を惜しまない強欲な人間を〓き付けて来た。
─ 続く ─
- << 178 ─ 続き ─ しかし、砂漠の空を巡回するグリフォンな大抵の者は見付かってしまい、その爪と牙の餌食となっている。 長い年月の末、グリフォンの目を掠める事に成功した者達の手によって財宝は堀り尽くされたが、グリフォンは今も健在であり、行動範囲を広げていると言う。 その為、余り欲張ってばかりいると彼等の処罰の対象になり兼ねない。 グリフォンと♀🐎の間に生ま れた、鷹の上半身に🐎の 下半身を持つ生物は、 ヒッポグリフ(hippogriff)と 呼ばれる。
>> 176
─ 続き ─
グリフォンには重要な役目が②つある。
①つは天上の神々の🚗を
引く事であるが、「復讐
の♀神」ネメシスの🚗を引くク…
─ 続き ─
しかし、砂漠の空を巡回するグリフォンな大抵の者は見付かってしまい、その爪と牙の餌食となっている。
長い年月の末、グリフォンの目を掠める事に成功した者達の手によって財宝は堀り尽くされたが、グリフォンは今も健在であり、行動範囲を広げていると言う。
その為、余り欲張ってばかりいると彼等の処罰の対象になり兼ねない。
グリフォンと♀🐎の間に生ま
れた、鷹の上半身に🐎の
下半身を持つ生物は、
ヒッポグリフ(hippogriff)と
呼ばれる。
💜 ケルベロス 💜
ケルベロス
(ギリシャ綴り:Kerberos
ラテン綴り:Cerberus)は、
ギリシア神話における地獄の番犬。
その名は「底無し穴の霊」
を意味する
バーバーラ・ウォーカー著
『神話伝承事典』より。
ヘシオドスの『神統記』によれば、50の首と青銅の声を持つ怪物で、テュポンとエキドナの息子とされている。
しかし、一般的には③つの首で、🐲の尾と🐍の鬣を持つ巨大な🐩や♌の姿で描かれる。
死者の魂が冥界にやって来る時には友好的だが、冥界から逃げ出そうとする亡者は捕らえて貪り喰うと言う。
─ 続く ─
>> 179
─ 続き ─
これが地獄の番犬と言われる由来である。
又、この獸の唾液から猛毒植物であるトリカブトが発生したとされており、ヘラクレスによって地上に引き摺り出された時、☀の✨に驚いて吠えた際に飛んだ唾液から生まれたと言われている。
ハデスの忠犬ともされる。
又、②つの首の頭を持つオルトロスは、ケルベロスの弟にあたる。
ソロモン72柱の魔神の1柱、
ナベリウスとされる事もある。
③つの頭が交代で😪が、
🎼を聴くと全ての頭が😪しまう。
ギリシャ神話では、竪琴の名手オルフェウスが死んだ恋人エウリデュケを追って冥界まで行く話があるが、その時も竪琴(ハープ)で😪されている。
❤ スキュラ ❤
スキュラ(Scylla、Skylla)は
ギリシア神話に登場する怪物。
『オデュッセイア』等に登場する。
奇怪な姿をしているとされ、上半身は美しい👩で、下半身は♓で、腹部から⑥つの🐩の前半身(又は首から上)が生えていると言う(その他、作品によっては描かれ方が異なる事もあり、例えば🐩の集まりが下半身でその背中の上に👩の上半身が付いている、🐩では無く極めて巨大な🐍の群れである、等と描かれる事もある)。
又、かつては人間であったともされている。
─ 続く ─
>> 183
─ 続き ─
そんなある時、スキュラが隠れた場所を見付けて水に浸かっていると、そこに🌊の神の①人グラウコス
(Glaucus)が現れた。
偶然出会ったスキュラに対して恋心を抱く彼に対し、突然の事にびっくりした👩は逃げ出し、🌊に面した岩山の上まで来るとそこからもう一度グラウコスを眺めてみた。
しかし、彼はとても長い髪、🌊の様に真っ青な体の色、脚の代わりに生えている♓の尾等といった人間離れした姿には、やはり驚きを隠せなかった。
そんな👩に対しグラウコスは
自分は海神であり決して怪物では無い事、元々は普通の漁師であったが、とある草を噛んでみたら突然水が恋しくなった事、陸での生活を捨て🌊に潜った先で、海神達がオケアノスとテテュスの許しを得て自分を神の仲間へ加えた事、そして今ではプロテウスやトリトン等、他の海神達にも劣らない存在になった事等、👩の心を繋ぎ止めようと必死に語りかけ、熱烈に求愛した。
しかし、他の求婚者と同様、グラウコスもスキュラの心を射止める事は出来なかった。
彼が更に話を続けようとしたのも虚しく、👩は逃げてしまったのである。
─ 続く ─
>> 184
─ 続き ─
グラウコスは落胆したものの、それでもスキュラの事が諦めきれず、魔術と薬学に深い知識を持つ魔女キルケ
の下を訪れ、貴方の呪文や薬草の力を使って、どうかスキュラとの恋を成就させて欲しいのですと頼んだ。
ところが、相談を受けたキルケ自身がグラウコスを気に入ってしまった。
👩は、貴方に何の興味も持たない相手を求めようなどとせず、貴方に対して恋している相手こそ求めるべきですと言い、スキュラよりも自分を選ぶ様に勧めたが、グラウコスは頑として聞き入れようとしなかった。
この事にキルケは激昂したが、グラウコスへの恋心は変わらなかった故、彼に対して危害を加える様な考えは毛頭起こらなかった。
その代わり、彼女は恋敵であるスキュラに対して怒りをぶつけ、👩に呪いを掛ける事にした。
─ 続く ─
>> 185
─ 続き ─
そのスキュラが特に気に入ってた場合の①つに、とある小さな入江があった。
人目に付かず、🌊からの波を防げる場合なので、波が高い日や日差しが特に強い時には、この場所を訪れては水浴びをして楽しむのであった。
そこで、キルケは得意の魔術と薬学の知識で毒薬を作り、これをその入江の水に流してから呪文を唱えておいた。
罠を用いる形で、スキュラと言う恋の仇(👩にその様な意識は全く無いが)に対し、キルケは『復讐』をするのである。
そして、何も知らないスキュラが入江にやって来て、何時もの様に水に入った。
そして腰まで水に浸かった時、突然👩の腹部を凶暴な🐩の群れが取り巻いた。
その恐怖に👩は怯え、その場から逃げ出そうとするが、🐩達は全く離れようとしない。
そして👩が自分の脚に触れようとしても肝心の脚は無く、ただ暴れる🐩達の顔があるのみであった。
─ 続く ─
>> 187
─ 続き ─
後にトロイア戦争がギリシアの
勝利を以て終戦を迎える
と、ギリシア方の英雄
オデュッセウスと彼の率いる仲間達を乗せた🚢はトロイアから帰るべく航海をしたが、その最中にシケリアの近くを通り掛かった。
一行は予め、この場所を
通る際には、カリュブディス
そしてスキュラ、②つの怪物に注意する様にと言われていた。
カリュブディスは巨大な渦で①日に三度、🚢を含めたあらゆる物を呑み込み、三度吐き出すと言う怪物であった。
その音は遠くからでも聞こえるので、一行は問題無く注意を払う事が出来た。
しかし、スキュラに対しては
姿が見当たらない上にカリュブディスに気を取られていた事もあり、警戒を怠ってしまう。
そして運悪くスキュラに接近してしまった。
─ 続く ─
>> 188
─ 続き ─
その一行に対しスキュラは、
⑥本のとても長い首を伸ばすと、それで⑥人の船員を襲い、そのまま連れ去ってしまった。
それでも🚢は何とかその場を切り抜ける事が出来たが、かのオデュッセウスもスキュラに対しては為す術を持たず、襲われた船員の悲鳴を、ただ聞いている事だけしか出来なかった。
この様に、👩は近くを通り掛かる🚢に襲い掛かり、乗組員を⑥人ずつ食い殺す怪物となってしまったのである。
オデュッセウス一行の後には、
トロイア方の英雄アエネアスと、
彼率いるトロイア人の生き残り一行がシケリア付近を通ったが、彼等は怪物達を避ける為、航路を迂回しなければならなかった。
しかし、その様に恐れられたスキュラも最後には結局、岩と化してしまう。
それでも、怪物だった頃の形を残しており、付近を通る🚢の船員からは相変わらず恐れ続けられていると言う。
─ 続く ─
>> 189
─ 続き ─
なお、このスキュラに関する物語には諸説がある。
例えば、その中の①つでは、キルケはスキュラを怪物にするのでは無く、👩を溺れさせて殺してしまう。
又、その事を知らない
グラウコスは、一度キルケの愛に応える。
しかし、グラウコスはキルケが自分で飼っている獸達(元々は人間が彼女によって姿を変えられたものとも言われる)に非道な仕打ちをしているのを目撃し、嫌悪して彼女から逃げようとするが、結局捕らえられてしまう。
彼に対しキルケは、老いた姿で生き続ける様にと彼を呪い、そして追い出す。
こうして老衰した彼が🌊に戻ると、そこでスキュラの遺体を見付ける事となる。
その時グラウコスは、同じ様に溺死した嘗ての恋人達の遺体を集めて千年を過ごしていれば、誰かが自分を救ってくれるかも知れないと考えた。
そして千年後、アルテミス(もしくはセレネ)の加護を受けた眠れる若者、エンデュミオン
がグラウコスに若き姿に再び与え、スキュラ達、溺死した人々を生き返らせてくれるのだと言う。
📓 物語:メガラ王女の
スキュラ 📓
クレタ王ミノスはある時、アテナイ
及びメガラへ戦争を仕掛けた。
ミノスの子アンドロゲオスはアテナイ
にて開かれたパンアテナイ祭にて優勝したのだが、その時のアテナイ人の競技相手がアンドロゲオスに嫉妬し、彼を殺したのである(優勝した彼をアテナイ王アイゲオス
が♉退治に向かわせた結果、死なせてしまったと言う話も存在する)。
そしてこの事がミノスの逆鱗に触れた。
ミノスは武力を行使してアテナイを攻めるのだが、彼はまた、アイゲオスの兄弟ニソスが統治していたメガラ
に対する侵攻も行なった。
─ 続く ─
>> 195
─ 続き ─
彼の圧倒的な戦いぶりを何度も見ているうちに、スキュラは彼に恋心を抱くようにさえなった。
更には、ミノスの為に何か自分に出来る事はないか、と考える迄に至った。
勿論、自分の国の父と対する罪悪感も強いのだが、結局はミノスへの愛の方が勝った。
彼女は色々考えた末、
ニソスの緋色の髪の毛をミノス
に渡して彼に取り入る事を決めた。
そして彼が😪ている隙に忍び寄り、その髪の毛を切り取る事に成功した。
これにより、メガラの運命は決まった。
そしてスキュラは自力でミノス
の下まで行き、彼に例の髪の毛を差し出した。
そして、驚く彼に対して、自分がメガラの王女である事を告げ、私は父の国と🏠とを貴方にお渡しします。
私は愛する貴方自身以外のどんな報酬も一切求めません、と言った。
─ 続く ─
>> 196
─ 続き ─
しかしミノスの方は、狂気とも言える彼女の行動に戦慄を覚え、激しく嫌悪した。
そして彼女を、お前等は神々によって滅ぼされてしまえ、クレテの地をお前に汚させる訳には絶対にいかぬ、等と罵った。
クレタがメガラを攻め落とすと、ミノスはメガラに対し、公正な条件で協定を結ぶと誓い、早々に軍勢を引き上げる事にした。
クレテの艦隊が撤収していくのを見てスキュラは怒り狂い、🌊に潜り込むと猛烈な勢いで艦隊に追い付き、ミノスの乗る🚢の船尾にしがみついた。
しかし、そこに①匹の尾白鷲が飛んで来て、彼女を襲った。
それはニソスが憎き娘に復讐しようとその姿を変えたものであった。
しかし、彼女は一羽の🐤(白鷺と語られる事もある)へと姿が変わった為、溺死を免れた。
─ 続く ─
💛 スフィンクス 💛
(スピンクス、アブル・ホール、
アブ・ル・ハウル)
スフィンクス(Sphinx)は、
エジプト神話やギリシア神話、
メソポタミア神話等に登場する、♌の身体のと人間の顔を持った神聖な存在あるいは怪物。
漢字で「獅子女」と書く。
古典ギリシア語ではスピンクス
(,Sphinx)と言い、
スフィンクスとはこの英語読みである。
古代エジプトにおける本来
の名は不明だが、ギリシア
語名は古代エジプト語
シェセプ・アンク(szp 3nh, 「生
きる像」「魂の像」の意)に
由来するのではないかとする説がある。
スピンクスは女性名詞なので
ヘロドトスはエジプトの合成獸を描写する時にこの名詞を男性化した
(Androshinges)。
これが男性スピンクスの唯一の例である。
─ 続く ─
>> 200
─ 続き ─
近年の研究では、
ピラミッドよりも200年程古くから存在している事が判明している。
(。・ ・。)💬 因みに…
大スフィンクスの多くの部分が
削られてしまって、顎髭等は大英博物館に保存されている。
- << 203 ♌ エジプトの スフィンクス ♌ エジプトにおけるスフィンクスは ネメスを付けたファラオ(王)の 顔と♌の体を持つ、神聖な存在である。 王者の象徴である顎鬚を付け、敵を打破する力、或いは王又は神を守護するシンボルとされている。 古王国時代には既に存在し、神格化したファラオと百獣の王である♌を重ね合わせたものと考えられている。 スフィンクスの像で最大最古のものは全長73㍍のギザの大スフィンクスであり、その顔はカフラー(第二ピラミッドの建設者)の顔を象って作られたと言われている。 ─ 続く ─
>> 201
─ 続き ─
近年の研究では、
ピラミッドよりも200年程古くから存在している事が判明している。
(。・ ・。)💬 因みに……
♌ エジプトの
スフィンクス ♌
エジプトにおけるスフィンクスは
ネメスを付けたファラオ(王)の
顔と♌の体を持つ、神聖な存在である。
王者の象徴である顎鬚を付け、敵を打破する力、或いは王又は神を守護するシンボルとされている。
古王国時代には既に存在し、神格化したファラオと百獣の王である♌を重ね合わせたものと考えられている。
スフィンクスの像で最大最古のものは全長73㍍のギザの大スフィンクスであり、その顔はカフラー(第二ピラミッドの建設者)の顔を象って作られたと言われている。
─ 続く ─
>> 206
─ 続き ─
オイディプスの神話によれば
ヘラによってピキオン山に座し、テーバイの住人を苦しめていた。
旅人を捕らえて「朝は④本の足、昼は②本足、夜は③本足。これは何か」
と言う謎を出し、間違った者を食べていた。
なお、答えずに引き返す事は可能だった。
この謎はムーサに教わったとされている。
しかし、オイディプスに「人間は赤ん坊の時はハイハイで四つ足、成長して二足、老年で杖をつくから三足だ。」と答えられ、岩の台座から飛び降り、🌊に身を投げて死んだと言う(アポロドロス、ヒュギヌス等)。
又は、オイディプスに退治されたとも言われる(ソポクレス『オイディプス王』、エウリピデス『フェニキアの女達』)。
>> 208
♌ スフィンクスと侍 ♌
幕末期、交渉の為ヨーロッパ
を訪問した外交奉行・池
田筑後守長発等一行が、途中、エジプトを経由し、その際に、ギザのピラミッドを訪れている。
この時、一行はスフィンクスを背景に記念写真を撮った。
写真には24人程の和服姿の🇯人が写っている。
又スフィンクスに登ろうとした侍もいたようだ。
スエズ運河を建設中の1865年の事である。
1998年に河田家で発見された。
フェリックス・ベアト撮影(因みに
スフィンクスは当て字ではあるが漢字では「獅子女」と書く)。
「世界の歴史 20 近代
イスラームの挑戦」(中央公論
社)P.195に写真がある。
💙 スレイプニル 💙
スレイプニル
(古ノルド語:Slepinir,
スレイプニール、スレイプニィールと
も)は、北欧神話に登場する⑧本足の(又は、④本ある足の各々に、二つの蹄を持つ)🐎の姿をした神獸。
ギリシア神話に出て来たケンタウロスの様な半人半馬の姿をしていたとも言われている。
♂🐎に化けたロキと
スヴァルディルファリの子供で、
オーディンに献上された後は彼の愛馬になる。
⑧本の足を持ち、とても速く🏃事が出来たと言う。
その名は「滑らかに動く」
を意味し、英語Slipに関係ある。
伝承では、オーディンが人間の英雄シグルドに名馬グラニ
を与えているが、これはスレイプニルの子孫と言われている。
💚 ヒッポカンポス 💚
ヒッポカンポス(Hippocamp)は
ギリシア神話に登場する半🐎半♓の海馬である。
別名ヒュドリッポス、英語で
ヒッポカンプ、シーホース。
ヒッポカンポスの前半分は🐎の姿であるが、鬣が数本に割れてヒレ状になり、又、前脚に水掻きが付いている。
胴体の後半分が♓の尾になっている。
ノルウェーと🇬の間の🌊に棲んでいて、ギリシア神話に登場する。
ポセイドンの乗る洗車を牽く事でも有名。
その姿はワイト島とニューカッスル
・アポン・タインの紋章の両側に見られる。
💜 ヒッポグリフ 💜
ヒッポグリフ(hippogriff)は
グリフォンと♂🐎の間に生まれた伝説の生物。
ヒポグリフ、
ヒポグリフォ(hipogrifo)とも。
ヒッポ(hippo)は「🐎」の意。
身体の前半身が鷲、後半身が🐎。
非常に誇り高いとされる。
グリフォンの習性を受け継いでいる部分があり、その翼で大空を駆けたり、🐎肉や人肉を好んで食べるとされる。
又、グリフォンよりも気性が荒く無い為、乗馬として用いる事も可能である。
グリフォンが🐎を好んで食べると言う事から、有り得ないもの(天敵と被食者のハーフ)の代名詞だったものが、そのまま想像上の生物の名前になってしまったと言う説もある。
⑯世紀の叙事詩『狂える
オルランド』に初めて登場し
又、最近の作品では
『ハリー・ポッターとアズカバンの
囚人』に登場している。
❤ ペガソス ❤
(ペガスス、ペガサス)
ペガソスは、ギリシア神話に登場する伝説の生物。
🐤の翼を持ち、空を飛ぶ🐎。
ローマ神話ではペガスス
(Pegasus)と言い、英語
読みペガサス(Pegasus)で
も良く知られる。
日本語では天馬(てんま)
とも呼ぶ。
ポセイドンによって身ごもったメデューサの、首の切り口から生まれたとされる。
メデューサを倒したペルセウスは
ヘルメスから与えられた翼のあるサンダルで、エチオピアの上空を飛んでいる時に岩に縛り付けられたアンドロメダを発見する。
─ 続く ─
>> 214
📓 もうひとつの伝説 📓
細部の違う諸説がある。
英雄ペルセウスが切った
メデューサの首の血が、地に
滴って生まれたとも言われる。
父は海神ポセイドン。
😪の神ムーサが、🐎の泉とされるヒポクレーネで飼っていたが、天に昇りゼウスの⚡と雷光を運ぶ役をしていた。
ある時、コリントスのペイレーネ
の泉で水を飲んでいた所
英雄ベレロポンが捕らえて自分の🐎とした。
ベレロポンはペガソスに乗って、怪獣キマイラの顎の中に鉛を詰め込んだ。
すると、キマイラの吐き出す🔥で溶けた鉛の毒が全身に広がり、キマイラは退治された。
しかし、神々に気に入られたと早合点したベレロポンは天上に昇ろうとした為、ゼウスの怒りに触れた。
ゼウスに遣わされた虻がペガソスを刺し、天馬はベレロポンを振り落とした。
その後、ベレロポンは足を折り、一人寂しくその生涯を終えた。
❤ ペリュトン ❤
ペリュトン(Peryton)は、
アトランティス大陸に棲んでいたとされる怪鳥の一種。
地中海でも目撃されたと言う。
🐤の胴体と翼、鹿の頭と脚を持って姿をしている。
自身の影を持っていないが、✨を浴びると人間の形の影が出来る。
ペリュトンは、人間①人を殺すと、自身の本来の影を取り戻す事が出来る為、いつも人間を狙っていると言う。
しかも、常に群れで人間に襲い掛かるとされている。
💛 マンティコア 💛
マンティコア(Manticore)は、
伝説の生物。
主な生息地はアジア、森林に住むとされる。
その姿は赤い毛皮、蝙蝠の様な皮膜の翼、♏の様な毒針が無数(24本と数がはっきりしているものや、太い①本と言うものもある)に生えた節のある長い尾、そして③列に並ぶ鋭い牙を持つ人面の♌の形態をした怪物である。
際限ない食欲の持ち主で
その食欲は一国の軍隊を食い尽くす程だと言われている。
マンティコアは英語読みで、
ギリシャ語形ではマンティコーラース
(Μαντιχホρα&
sigmaf;)と言う。
これは、ペルシャ語で「人を
食らう生き物」を意味す
るmartiyakhwarの誤読に由来する。
─ 続く ─
>> 218
─ 続き ─
古くはアジア各地に生息するベンガルトラの異称であったが、人を食らう🐯の恐ろしげなイメージが一人歩きして異形の怪物と考えられる様になった。
マンティコアは古くから知られており、紀元前5~4世紀頃の医師で歴史家のクテシアスが記した『インド誌』や、古代ギリシアの哲学者アリストテレスの『動物誌』、大プリニウスの『博物誌』(博物誌では、エチオピアに生息している怪物として紹介されている)等に紹介されて西洋世界に知られる様になった。
近年では、小説『ハリー・
ポッター』に制御不能の強力な魔法生物として登場する。(原作中の文献内容)
🇬のロックグループ『エマーソン・
レイク・アンド・パーマー』は、
セカンドアルバム『タンカス』の中
にこのマンティコアを登場させており、後に自らが興したレコードレーベルの名前にもなっている。
💙 ミルメコレオ 💙
ミルメコレオ(Myrmecoleo)は、
ヨーロッパに伝わる怪物。
前半身が♌で、後半身が🐜の姿をしているとされる。
「♌が🐜の🐣を妊娠させる」と誕生すると言う。
穀物を食べる🐜を母とし
獸を食べる♌を父としている。
その為、父の性質の為に穀物を食べられず、母の性質の為に🍖も食べられず、生まれて直ぐに飢え死にしてしまうと言う。
ギュスターヴ・フローベールの小説
「聖アントワーヌの誘惑」に登場する。
📓 巨人のまとめ 📓
巨人(英 ジャイアント(giant)
ジャイガント(gigant))は、
様々な神話や伝説、
ファンタジーに登場する伝説の生物の一種で、長身・巨体の神や人間或いは人型の生物、亜人間の事である。
英語のジャイアント・ジャイアンツ
は、ギリシャ神話のギガス
(ギガンテス)に由来する。
又、ティタン(タイタン)等、明らかに神である場合は巨神と書く事もある。
知能が低く乱暴で、人を食べたりする事になっている場合が多いが、賢く友好的だったり、超古代の生き残りになっている事もある。
─ 続く ─
>> 223
☝ 巨人の例 ☝
😃ガイアの子供達
➡ギリシャ神話
😃キュクロプス族
(英:サイクロプス)
➡鍛冶神ヘパイストスに使える単眼の巨人。ホメロスの
『オデュッセイア』では只の怪物。
😃ヘカトンケイル族
(ヘカトンケイレス)
➡五十頭百手の巨人。
😃ティタン神族
(巨神族、英:タイタン)
➡ゼウスの前の時代の神。
😃ギガス族(ギガンテス)
➡不死に近い巨人。
😃ゴリアテ(ゴライアス)
➡聖書。旧約聖書のサムエル
記に登場するペリシテ人の
巨人兵士。
😃ヨートゥン
➡北欧神話。
😃ダイダラボッチ
(ダイタボウ、
ダイランボウ)
➡🇯の暴風神、妖怪。
元は恐らくたたら製鉄の
鍛冶神。
😃カタンナーバ
➡沖縄県伊江島に伝わる大男。
😃アマンチュ
➡沖縄県佐敷町に伝わる身の丈③㍍もの天人。
💚 霜の巨人(ヨツン) 💚
霜の巨人はヨツン(Jotun)とも呼ばれ、北欧神話に登場する怪物の一種。
世界で最初に生まれた巨人ユミルの子孫。
ユミルの一族として最初に
生まれたのは、アウルゲルミル
その子スルードゲルミル、その
息子ベルゲルミルだと挙げら
れている。(『古エッダ』
の『ヴァフスルードニルの歌』
第29節による)
最初に生まれた人間ブーリ
の息子ボルは、霜の巨人のボルソルンの娘ベストラと結婚して、オーディン等三人の
息子を得ている。
(『スノッリのエッダ』第一部
『ギュルヴィのたぶらかし
』6章による)
─ 続く ─
- << 227 ─ 続き ─ ユミルの子孫はユミルがオーディン 達によって殺された時に起こった血の洪水によって、〓き臼に乗って難を逃れたベルゲルミルとその妻以外は溺れ死んでしまったとされているので、血の洪水以降に登場する霜の巨人は全てベルゲルミルの子孫であると言える。(『ギュルヴィたぶらかし』7章による) 巨人の王ウートガルザ・ロキも霜の巨人だと言われている。 霜の巨人は人間と神に敵意を持っていると考えられ、神々と争いが絶えない。 最終的にラグナロクで敵として戦うとされる。 『ギュルヴィたぶらかし』 51章には、フリュムと言う名の巨人に率いられた全ての霜の巨人が、神々との決戦の場に集まると語られている。
>> 225
─ 続き ─
ユミルの子孫はユミルがオーディン
に殺された時に起こった血の洪水によって、〓き臼に乗って難を逃れたベルゲルミルとその妻以外は溺れ死んでしまったとされているので、血の洪水以降に登場する霜の巨人は全てベルゲルミルの子孫であると言える。
(『ギュルヴィたぶらかし』
7章による)
巨人の王ウートガルザ・ロキも霜の巨人だと言われている。
霜の巨人は人間と神に敵意を持っていると考えられ、神々と争いが絶えない。
最終的にラグナロクで敵として戦うとされる。
『ギュルヴィたぶらかし』
51章には、フリュムと言う名の霜の巨人に率いられた全ての霜の巨人が、神々との決戦の場に集まると語られている。
>> 225
💚 霜の巨人(ヨツン) 💚
霜の巨人はヨツン(Jotun)とも呼ばれ、北欧神話に登場する怪物の一種。
世界で最初に生まれた巨人ユミルの子…
─ 続き ─
ユミルの子孫はユミルがオーディン
達によって殺された時に起こった血の洪水によって、〓き臼に乗って難を逃れたベルゲルミルとその妻以外は溺れ死んでしまったとされているので、血の洪水以降に登場する霜の巨人は全てベルゲルミルの子孫であると言える。(『ギュルヴィたぶらかし』7章による)
巨人の王ウートガルザ・ロキも霜の巨人だと言われている。
霜の巨人は人間と神に敵意を持っていると考えられ、神々と争いが絶えない。
最終的にラグナロクで敵として戦うとされる。
『ギュルヴィたぶらかし』
51章には、フリュムと言う名の巨人に率いられた全ての霜の巨人が、神々との決戦の場に集まると語られている。
>> 227
🌋 山の巨人 🌋
巨人には他に、山の巨人と呼ばれる種族がいるが、つの様に生じたか、何処に住んで居るのかはっきりしない。
名前が解るのは、先ず豊穣神フレイの妻となったゲルズの母アウルボザ
(『ギュルヴィたぶらかし』
37章)。
そして、『古エッダ』の
『グロッティの歌』に登場す
るフェニヤ(Fenia)、メニヤ
(Menia)、イジ(I〓i)、
アウルニル(Aurnir)が挙げられる。
他に、アースガルズの城壁を修理すると申し出た石工の正体は無名の🌋の巨人であった(同42章)。
又、彼等はバルドルの葬儀の際に霜の巨人とともに参列したとされている(同49章)。
💜 アルゴス 💜
アルゴス(Argus,Argos)は
ギリシャ神話に登場する魔神。
全身に百の👀を持ち、しかもそれらの👀は交代で😪為に、彼自身は常に目覚めている(別の伝承では、背中に第三の👀があるとも、後頭部に②つ👀があるとも言われる)。
つまり、アルゴスには時間的にも空間的にも死角が無い。
神々の命を受け、アルカディアで雄牛の怪物を、ペレポロネソスでエキドナを退治する等の軍功を上げる。
─ 続く ─
>> 229
─ 続き ─
特にヘラの忠臣であったが
♀🐮に変えられてからイオ
の監視をしていた時に、
ゼウスの密命を受けてイオを取り戻しに来たヘルメスに暗殺される。
この際、ヘルメスは葦苗の音を聞かせてアルゴスの全てを😪らせ、その隙に剣で首を刎ねたとも言う。
ヘラはアルゴスの死を悼み、
その👀を取って自分の飼い🐤の尾羽根に飾った。
それ以来、この🐤・クジャク
は、尾羽根に百の👀を持つと言う。
クジャクの話はもう①つあ
り、それによれば、ゼウス
がヘラの機嫌を直させる為に送った🐤がクジャクだと言う。
どちらにしてもクジャクの尾羽根にある百の👀はアルゴスの👀であると言う説がある。
❤ アルビオン ❤
アルビオン(Albion)は、
グレートブリテン、又は、
イングランドの古名、雅名。
ラテン語で「白い国」
(羅Albus)を意味する。
その由来は、ドーヴァー海峡の断崖の白さを示す。
転じて🇬人を指す事も多い。
この🇬人を非難する為に
「不実なアルビオン」と言う言葉も生まれた。
ギリシャ神話では、海神
ポセイドンと正妻アンピトリテの間に生まれた巨人とされ、英雄ヘラクレスが西に向かう際に、道を塞ごうとしたアルビオンを倒したと言われる。
🇬の詩人ウィリアム・ブレイクの
叙事詩「ミルトン」では、
アルビオン(世界)が誕生する
前の宇宙には世界の🐣と
それを中心に混ざり合う
④つの宇宙があり、各々
北の宇宙
「アーソナ(Urthona)」
南の運命
「ユリゼン(Urizen)」
東の宇宙
「ルヴァ(Luvah)」
西の宇宙
「サーマス(Thermas)」
とした。
その他にもアルビオンは、白亜やアルビノの語源とされている。
>> 231
👑 アルビオンの名を
冠したもの 👑
📖アルビオン
(機動戦士ガンダム0083
STARDUST MEMORY)
➡ガンダムシリーズのOVA作品
『機動戦士ガンダム0083
STARDUST MEMORY』に登場する地球連邦軍の宇宙戦艦。ペガサス級強襲揚陸艦7番艦。
🚢アルビオン級揚陸艦
➡🇬海軍のドック型揚陸艦
📓アルビオン王国
➡ヤマグチノボルのライトノベル
『ゼロの使い魔』に登場する架空の王国、又、その王国の領土である浮遊大陸。
🆚アルビオン作戦
➡第一次世界大戦中の1917年9月から10月にかけて、🇩帝国の陸海軍がロシア帝国統治下のバルト諸島(バルト海とリガ湾とを隔てる位置にある)の占領を目的として発動された軍事行動の作戦名。
❤ オーガ ❤
(オーガー)
オーガ(Ogre)とは、伝承や神話に登場する人型の怪物の種族である。
♀はオーガスと呼ばれる。
他の名称はオーグル、オグル、 オグレ等がある。
北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生🍖を食べるとされる。
又、引っ込み思案であり臆病でもある。
知性や賢さと言ったものは殆ど無く、人間が彼等を倒す事は難しく無い。
又、自由にその姿を動物や物に変える事が出来ると言われている。
住処は大きな宮殿や🏰、
又は、地下である。
絵画等では豊かな髪の毛とぼうぼうの顎鬚を生やした大きな頭と膨らんだ腹と強靭な肉体を持つ者として描かれている。
─ 続く ─
💛 カクス 💛
カクス(Cacus)は、ローマ神話に登場する巨人の怪物。
火神ウルカヌスの息子であり、③つの頭を持ち、🔥を吐く。
ローマ始原の王エウアンドロスの治世、アウェンティヌスの丘の洞穴に住み、付近に住む人々に暴虐を振るった。
しかし、ヘラクレスがゲリュオン
の🐮の群を連れてギリシア
に帰る途中この地を訪れ
🐮を盗まれた為カクスを倒した。
エウアンドロスは感謝して祭壇を設けたと言う。
💙 ギガス 💙
(ギガンテス、
ジャイガンティス)
ギガス(ギガース、
英:ジャイガント(gigant))
とは、ギリシア神話に登場する巨人族。
その英語形
ジャイアント(Giant)、
ジャイアンツ(Giants)でも知られる。
ギガスは単数形で、
複数形は
ギガンテス(英:ジャイガンテス
(gigantes)、ジャイガンティス
(gigantis))である。
ヘーシオドス『神統記』によれば、ウラノスがクロノスに男性器を切り落とされた時、そこから滴り落ちた地でガイアが身ごもって生まれた種族とされる。
彼等は、樫の木等を武器にして、ゼウス等オリンポスの神々に戦いを挑んだが、ヘラクレスを味方に付けた神々によって倒されたと言う。
この戦いは「ギガントマキア」
と呼ばれる。
ギガスは、古くは人間の様な姿に描かれたが、後には上半身が人間、両脚が🐍の姿をした怪物として描かれた。
>> 237
─ 続き ─
ギガス達の名称は、
アポロドロスやヒュギヌス、
ツェツェス等による文学作品の他、ギガントマキアの描かれたペルガモンのレリーフ等芸術作品に添えられたものも含めてカウントするとかなりの数になる。
O・ヴァーザー(Waser)は異称を含めて160近くの名を上げている。
但し、彼はリストに「ガイアから生まれた巨人」全般を含めているようだ(アルゴス
トゥイスコー等もリスト🆙されている。
古代の芸術作品上に現れるものだけ掲載しているLIMC事典は読みが疑わしいものもカウントすると74の名を上げている。
「適当に創作された名前も多いのだろう」としている。
>> 238
👹 エンケラドス 👹
エンケラドス(Enkelados、大
音響を鳴らす者の意)は
ギリシア神話に登場する巨
人族ギガス達の(ギガンテス)
の①人。
ギガントマキアにおいてアテナと戦ったが、敵わないと思って敗走したところにシケリア島を投げ付けられて倒された。
その後はエトナ🌋の下から🔥を吐き続けていると考えられており、その噴火は彼が傷の痛みに耐えかねて暴れた為であると言う。
但し、エトナ🌋に封印されているのはテュポンだとされるのが一般的であり、又、エトナ🌋の噴煙はゼウス
がテュポンを封印した際に雷霆を打ち付けた名残だとも言われる。
この為、一部においてエンケラドスはテュポンと同一視されていた。
又、土星の衛星、
エンケラドゥスにもその名が付けられている。
💚 キュクロプス 💚
(サイクロプス)
キュクロプスは、ギリシア神話に登場する卓越した鍛冶技術を持つ単眼の巨人・下級神、或いはそれらを下敷きにした伝説の生物である。
キュクロプスとは「丸い👀」の意味で、額の真ん中に丸い👀が①つだけ付いている事に由来し、英語読みサイクロプス(Cyclops)でも知られる。
>> 242
👼 神としての
キュクロプス 👼
天神ウラノスと大地母神ガイア
の息子達で、アルゲス、
ステロプス、ブロンテスの③兄弟(何れも雷電に関連する名前)から構成される。
父神に嫌われて、兄弟族のヘカントンケイル族と共に奈落のタルタロスへ落とされた。
弟族のティタン族の①人クロノス
が政権を握った後も、拘禁されたままだった。
ティタノマキアの時、ゼウス等に
よって解放され、その礼
としてゼウスに雷霆を、
ポセイドンに三叉矛を、
ハデスに隠れ兜造った。
その後はヘパイストスの元で鍛冶業を続けたとも言われる。
悲話の①つとして、息子アスクレピオスをゼウスの⚡で失ったアポロンの八つ当たりを喰い、皆殺しにされたとも伝えられる。
💜 グレンデル 💜
グレンデル(Grendel)は、北欧の叙事詩『ベオウルフ』に登場する巨人の怪物(🐲もしくは水妖とも)。
恐ろしい姿をしており、性格も残忍で、荒野・沼地・砦の周り等を彷徨いているとされる。
湖か沼地の中に住んでいると言う。
>> 246
📖 描 写 📖
物語では、フロースガール王が
ヘオロット宮 を建て、その祝宴を連夜開いていた。
しかし、ヘオロット宮 の建てられていた近くに、グレンデルの住処があったのである。
祝宴の騒ぎに恨みゆ抱いたグレンデルは毎晩フロースガール🏰に忍び込み、🏰の人間を①ずつ食い殺していた。
フロースガール王は恐怖を感じるも、何も出来ないまま、⑫年が過ぎた。
その噂を聞き付けた
ベオウルフが、グレンデルを退治する為にフロースガール王の下を訪れ、ヘオロットの館の警護にあたっていた兵士達を殺害し、ベオウルフに奇襲を掛ける。
突然の出来事に武器を用意していなかったベオウルフは素手でグレンデルに挑み、逆にグレンデルの片腕をもぎ取った。
これに慌てたグレンデルは逃走し、自分の母にこの事を報告した。
これに怒ったグレンデルの母はベオウルフに復讐しに行く。
しかし、グレンデル以上に恐ろしい彼の母は、逆にベオウルフに返り討ちにあい、住処で追い詰められたグレンデル自身も首を刎ねられる事になる。
なお、ベオウルフとグレンデル
の戦いは、『ベオウルフ』の物語の内の前半にあたる。
❤ ゲリュオン ❤
(ゲリュオネウス)
ゲーリュオーンは、ギリシア神話に登場する怪物である。
クリューサーオールとカリロエーの娘で
あるヘーシオドス『神統記』。
ゲーリュオーンの最大の特徴はその形態で、三頭ヘーシオドス287。
又は、三頭三体アイスキュロス
『アガメムノーン』870、ルクレーティウス『物の本質について』第5巻28節、ウェルギリウス『アエネーイス』第6
巻289等。
の怪物であるとされた。
─ 続く ─
>> 248
─ 続き ─
古注によると、ステシコロスには⑥つの腕、⑥つの脚があり、そして翼が生えていた、と歌っていたらしい。
アポロドーロスは更に詳細に、
「③人の男の身体が腹で①つになっていて、脇腹と太腿からは③つに分かれた身体を持っていた」と叙述している。
『ビブリオテーケー』2,5,10。高津春繁訳、P98。
ステシコロスによるとゲーリュオーン
は鎧兜を付け、盾と槍を持って武装する古代ギリシア市民の重装歩兵の格好をしていた。
対照的にヘーラクレースは♌の皮一枚を身に纏い、武器は棍棒か♐、剣と言ういでたちだった。
この対比は多くのギリシア
美術に表現されている(ゲーリュオーンの🐮獲りは古代ギリシアで非常にに好まれたモチーフで、130程の事例が知られている)。
>> 249
🆚 ヘーラクレースとの
戦い 🆚
ゲーリュオーンは、大洋の彼方
にあり、周りに🌊しかな
いエリュテイアの島(正解な場
所は不明だが、スペイン南
部のタルテッソスステシコロス、断片
184。
或いはガデイラアポロドーロス
前掲。ペレキューデース断片18
bによる。ガデイラは
ヘーロドトス『歴史』第4巻8
によれば黒海の外、
ジブラルタルを出た所にある
パウサニアース『ギリシア案内記
』第1巻35章8もそれに従
う。等の説がある)で🐮
の群を飼っていた
ヘーロドトス、290。
🐮飼いはエウリュティオーンと言
い牧犬は頭が②つある
オルトロスだった。
─ 続く ─
>> 250
─ 続き ─
ヘーラクレースは⑫の功業の⑩
番目のものとして
エウリュステウス王にこの🐮の群を奪って来る様に命じられ、途中で様々ないさかいを起こしながらも、エリュテイアに到着した。
彼の姿を認めたオルトロスが襲撃したが棍棒で殺され、更に🐩を助けに来たエウリュティオーン迄も殺害された。
これを知った別の🐮飼い
メノイテース(ハーデースの🐮を飼っていた)がゲーリュオーンにこの事を告げ、ゲーリュオーン
は🐮を追っていた
ヘーラクレースに追い付き、戦いを挑んだ。
しかし矢で射られて殺されたアポロドーロス、前掲。
ヘーラクレースは🐮の群を追っていたが、ローマの伝説によると途中でカークスと言う怪物盗賊がこれを盗み出した。
ヘーラクレースはカークスを殺して
再び🐮を我が物とした
リーウィウス『ローマ建国史』第1
巻第7章4-7、『アエネーイス』
第8巻190-275等。
>> 251
💀 ゲーリュオーンの
死後 💀
ゲーリュオーンは死後、
ウェルギリウスによれば冥界の住人となっていた。
しかし『ローマ皇帝伝』第3
巻14によると、ティベリウス
は遠征の道すがらパタウィウムの近くにあるゲーリュオーンの神託所に寄っておみくじを引いたと言う。
パウサニアースが伝えているところによると、上リュディア
地方の小さな町テメヌ・テュライ
の丘が🌀の為に割け、そこから巨大な人骨の様なものが露出した。
余りに大きいので、これはクリューサーオールの息子ゲーリュオーンの骨だと評判になった。
近くには玉座もある、と言う噂まで立った(パウサニアースによれば、🌋の突端の岩塊に玉座の様なものが彫られていたと言う)。
パウサニアースが「彼はカデイラにいたはずだ」と反論すると、当地の神官達は彼に「あの骨はガイアの息子であるヒュロスのものだ」と説明したと言うパウサニアース、前掲。
>> 252
📓 神話の変容 📓
ゲーリュオーンの物語は
ヘーシオドスにみられるのが最古だが、既に基本要素(オーケアノスに在るエリュテイア島、🐩・🐮飼い、三身の戦士との戦い、🐮追い)は揃っていた。
それ以降のペイサンドロス(断
片6)、パニュアッシス(断片7A)
にも基本要素は継承されている。
前6世紀初期、ステシコロスは抒情誌『ゲリュオネイア』を書いた(現在では断片が残っているのみ)。
その中ではゲーリュオーンは非常に優雅で高貴な人物として描かれ(母カリロエーとの対話も行われている)、むしろ侵略者であるヘーラクレースが野蛮人で暴力沙汰を好み、その犠牲になってしまった、と言う様に歌われているのが特徴的である。
こうした同情はピンダロス
にも影響を与えた
ピンダロス、Snell-Maehler
断片81。(上述のヘーラクレース
との外見の対比を参照)。
ステシコロスの書くところによるとゲーリュオーンの内の①つは♐で射られ、他の②つは棍棒で殴られたらしい。
ギリシア美術でも①体だけ倒れ、他の②体は依然としてヘーラクレースに応戦していると言う構図が幾つか見られる。
但し、ヒュギーヌスによればゲーリュオーンを①本の投槍で殺した事になっている
『神話集』30。
─ 続く ─
>> 253
─ 続き ─
シケリアのディオドロスは
ゲーリュオーン神話をエウヘメリズム
風に解釈した。
彼によるとクリューサーオールは
イベリアの王であり、ゲーリュオーンはその③人の息子の事だった。
③人は各々軍隊を率いていたが、全てヘーラクレースに打ち滅ぼされてしまった。
ヘーラクレースは各地を回り、シケリア島のアイギュリオンにおいてゲーリュオーンの祭儀を創始した『歴史叢書(そうしょ)』第4巻17-24。
ダンテ・イリギエーリは『神曲』
の地獄篇第16~17歌に
ゲーリュオーン(神曲での表記はジェーリオン、ジュリオーネ
(Gerione)を登場させている。
神曲におけるジェーリオンは
③頭の怪物では無いが、胴体は🐍で②つの♏の尾、そして翼が生えている。
彼は地獄第⑧圏の何処か
に潜んでおり、ウェルギリウス
は第⑦圏と第⑧圏の間にある断崖絶壁を降りる為にジェーリオンを呼び出す。
②人を乗せたジェーリオンはゆっくりと螺旋状の軌道を描きながら第⑧圏へと降り立ち、それから再び何処かへと飛び去って行った。1497年。
❤ ティーターン ❤
ティーターン(古典ギリシア語:、
Titan)は、ギリシア神話・
ローマ神話に登場する神々である。
ウーラノス(天)の王権を簒奪したクロノスを初め、オリュンポスの神々に先行する古の神々である。
巨大な体を持つとされる。
🇯ではしばしばティタン、
ティターンと表記される。
英語による発音はタイタン。
>> 256
📝 概 要 📝
狭義には、ウーラノスとガイア
の間に生まれた⑫柱の神々の兄弟姉妹を指す(ティーターン十二神)。
クロノスはその末弟。
これにディオーネーを加えて
⑬柱とする場合もある。
①オーケアノス
②コイオス
③クレイオス
④ヒュペリーオーン
⑤イーアペトス
⑥クロノス
⑦テイアー
⑧レアー
⑨テミス
⑩ムネーモシュネー
⑪ポイベー
⑫テーテュース
又、
ヘーリオスやセレーネー、プロメーテウス
等、狭義のティーターンの子孫
(特にゼウスに与しない神
々)も、ティーターンと呼ばれる事がある。
ゼウスが父クロノスに戦いを挑んだ時、ティーターン達の多くもクロノス側に付き、⑩年に渡る大戦争をティタノマキアと言う。
恐らくは、バルカン半島の
地においてインド・ヨーロッパ
語族共通の天空神由来の
ゼウス信仰が確立する以前
の、古い時代の自然神と
思われる。
地底に封じ込められており、彼等が時々暴れると地震が起きると信じられていた。
>> 258
📝 概 要 📝
ウーラノスとガイアの息子で
ティーターン一族の長兄に当たる。
同じティーターンの女神テーテュース
との間に、数3000、即ち無数の娘を儲けたとされる。
これをオーケアニデス(大洋の娘)と言う。
サポロドーロスによれば(1巻
II-2)、アシアー、ステュクス、
エーレクトラー、ドーリス、
エウリュノメー等が大洋の娘であった。
更に、テーテュースとの間に、
3000を越える、河神の息子を儲けたとされる。
謀略を嫌う性格とされ、
クロノスがウーラノスから王位を奪った時には、ティーターンの中でも、謀議に加わらなかったと言う。
又、ティタノマキアの際にも、
娘のステュクスに対し、いち早くゼウスに降伏するよう勧めた。
💙 ②コイオス 💙
コイオス(Koios,Coeus)は
ギリシア神話に登場する神。
ウーラノスとガイアの息子で
ティタンの①人。
又、ポイベの夫で、
レト・アステリア姉妹の父でもあ
り、従ってアポロン、アルテミス
の祖父でもある。
殆ど系譜上の存在であり
特に説話らしい説話は伝えられていない。
💚 ③クレイオス 💚
クレイオスは、ギリシア神話に登場する神。
ウーラノスとガイアの息子でティタンの①人。
ポントスとガイアの娘エウリュビア
との間に、アストライオス、
ペルセース、パラスを儲ける。
殆ど系譜上の存在で、説話らしい説話は伝えられていない。
💜④ヒュペリーオーン💜
ヒュペリーオーン(古典ギリシア語:
Hyperion)はギリシア神話に
登場する神であり、
ティーターンの一族である。
その名は「高みを行く者」
の意味で、☀神・光明神
と考えられる。
日本語では、ヒュペリオンと
も呼ぶ。
❤ ⑤イーアペトス ❤
イーアペトス(古典ギリシア語:)
は、ギリシア神話に登場する神である。
ウーラノスとガイアの息子で
ティーターン族の①人である。
日本語では、イアペトスとも
呼ぶ。
>> 269
📓 ギリシャ神話 📓
神統記によればウーラノスと
ガイアの息子でティタンの末弟。
レアの夫。
ハデス・ポセイドン・ゼウス及び
ヘラ・ヘスティア・デメテル等の父でもある。
父であるウーラノスの性器を切り取り追放するが、自身も父親と同様巨人達をガイアの胎内に押し込めていた為ガイアの怒りを買い、後に息子であるゼウスに討たれる。
彼は父同様、子に殺されると言う予言を受けた為、子供が生まれる度に子を食ってしまったと言う。
最後に生まれたゼウスだけは、母レアが偽って石をクロノスに食わせた為に助かった。
ガイアに育てられたゼウスは
クロノスに兄弟達を吐き出させ、彼等と力合わせてクロノスらティタン神族を倒した。
💙 ⑧レアー 💙
レア(Rea)は、ギリシア神話に登場する女神。
大地の女神とされる。
レイア(Rhea)とも言う。
神統記によれば、父は
ウーラノス、母はガイア。
レアがクロノスとの間に産んだ
神々はヘスティア、デメテル、ヘラ
ハデス、ポセイドン、ゼウス。
夫のクロノスがローマ神話の
サトゥルヌスと同一視される事
から、後にオプスと同一視
される。
又、小アジアのフリュギアに由来しローマでも長年に渡り崇められた大地の女神キュベレーと同一視される事もある。
💚 ⑨テミス 💚
テミス(Themis)は、ギリシア神
話の神で、ウーラノスとガイア
の娘でティタンの①人。
『神統記』によれば、
ゼウスの②番目の妻で、彼との間にホーライやモイライを儲けた。
又、プロメーテウスもテミスの子とする説もある。
「掟」を神格化した女神で正義の女神でもあるが、予言や神託を司る神ともされる。
一説によると、アポロン以前にデルポイで神託を下していたのはテミスであり、アポロンに神託の術を伝えた師でもあったと言う。
ローマ神話における正義の女神ユスティティアと同一視される事がある。
─ 続く ─
💜⑩ムネーモシュネー💜
ムネーモシュネー(古典ギリシア語)
はギリシア神話に登場する女神である。
日本語では、ムネモシュネとも呼ぶ。
ウーラノスとガイアの娘で、
ティーターン族の①人である。
又、ゼウスとの間に⑨人の
ムーサイ(ミューズ)を儲けた。
本来は記憶を神格化した女神である。
❤ ⑫テーテュース ❤
テテュス(テーテュース)は、ギリシア
神話に登場する海神。
ウーラノスとガイアの娘でティタン
の①人。
又、オケアノスの妻で、3000
人の河神の息子と、
オケアニデスと総称される
3000人の泉や地下水の女神の母でもある。
彼女の住まいは、☀の沈む世界の西の果てとされる。
又、ヘラをクロノスから匿い、
育てたのもテテュスとされる。
>> 282
📝 概 説 📝
ヘーシオドスの『神統記』に
よれば、ヒュペリーオーンとテイア
の息子である。
又、曙の女神エーオースや🌙
神セレネー、兄弟で魔女の
キルケーやヘーリアデス(☀神の⑤
人の娘達)、パエトーンの父でもある。
オリュンポスから見て、東の
地の果てに宮殿を持つ。
盲目になったオーリーオーンの👀を治療した。
又、アプロディーテーのアレースと
の浮気をヘーパイストスに密告
したのも、ハーデースが
ペルセポネーを誘拐したのを
デーメーテールに密告したのも
ヘーリオスである。
後に、ローマ神話の☀神ソル
と同一視される。
又、シリア等中東方面で土着化しエル・ガバルとも呼ばれた。
ギリシア神話のもう①人の☀神アポローンに付いては、彼の後任であると言う説が一般的だが、同一視されているケースもある。
💙 他:セレーネー 💙
セレーネー(Selene、セレネ、
セレーネとも)は、ギリシア神話
の🌙の女神である。
ローマ神話のルナと同一視される。
『神統記』によると、
ヒュペリーオーンとテイアの娘で
エーオースとヘーリオスの姉妹。
月経と🌙の関連から、動植物の性生活・繁殖に影響力を持つとされた。
後にアルテミスやヘカテーと同一視され、🌙が形を変える様に③つの顔を持つ、魔法の女神とも考えられる様になった。
💚他:プロメーテウス💚
プロメーテウス(古典ギリシア語、
Prometheus)は、ギリシア神
話に登場する神で、
ティーターンの①人である。
エピメーテウスの兄である。
その名は、pro(先に・前
に)+metheus(考える者)
で「先見の明持つ者・熟慮
する者」の意である。
日本語では、プロメテウスとも呼ぶ。
>> 285
📝 概 説 📝
アポロドーロスの
『ギリシア神話』によると
イーアペトスとアシアーの子。
アイスキュロスの
『縛られたプロメテウス』に
よると女神テミスの子。
ヘーシオドスの『神統記』に
よるとイーアペトスとクリュメネー
の子。
アトラースの弟であり、
エピメーテウスとメノイティオスの兄、
デウカリオーンの父である。
ティーターン神族の子である為
広義のティーターンに含まれる。
神々の姿に似せて創造された人類に、「🔥」を伝えたとされる。
なお、一説によると、
人間を創造したのも
プロメーテウスだと言う
(アポロドーロス『ギリシア神話
』第1巻VII1)。
その行いに怒ったゼウスに
より、カワウソス🌋の山頂に張り付けにされ、生きながらにして毎日肝臓をハゲ鷹についばまれる責め苦を強いられた。
プロメーテウスは不死である為
彼の肝臓は夜中に再生し
後にヘーラクレースにより解放される迄半永久的な拷問が行われていた。
─ 続く ─
>> 286
─ 続き ─
「ゼウスがテティスと結婚すると父より優れた子が生まれ、ウーラノスがクロノスに、クロノスがゼウスに追われた様に、ゼウスも追われる事になる」と言う情報を知っており、それを教える事を交換条件として解放されたと言う説もあるが、逆にプロメーテウスは横暴なゼウスに屈しないが為に、例えそれが交換条件になろうとも教えて無かったと言われている。
現に、テティスの情報を教えたのはプローテウスと言われており、何等かの形で混同したとされる。
プロメーテウスの不死は、ケイローンがゼウスに頼んでプロメーテウスに譲ったものとされるが、これはヘーラクレースによる解放後とされており、明らかに時期が合わない。
💜 ゴグマゴグ 💜
ゴグマゴグ(Gogmagog)は、
🇬が未だアルビオンと呼ばれていた頃の、太古のブリテン島に住んでいたと言われる巨人。
その名は「敵対者」を意味し、ゴーモト(Goemot)とも呼ばれる。
ジェフリー・オブ・マンモス著の
「ブリテン列王史」では、
コーンウォール🌋の洞窟に棲む巨人達のリーダーとして登場する。
ブルートゥス軍がブリテン島に上陸した時、ゴグマゴグ達は全力で抵抗したが、最終的にゴグマゴグ①人だけになり、ブルートゥス軍の副将軍コリネウスとの一騎打ちに敗れる。
別の説では、ゴグと
マゴグの兄弟ともされる。
❤ ネフィリム ❤
ネフィリム(Nephilim、ネピリム
とも。単数形はネフィル)は、
旧約聖書の『創世記』や
偽典『ヨベル書』等に伝わる巨人と訳される名前。
『エノク書』等でグリゴリと人間の娘の間から生まれた巨人と同一視される。
その名は「天から落ちてきた者達」を意味すると言う。
バベルの塔を建設したのもネフィリムだと言う説もある。
『創世記』第6章1~4節
には、👨(普通名詞アダム)
が増えたその娘も生まれた。
エロヒム(🇯では「神」と訳されている)の子達が娘の魅力に惹かれ、選んだ者を自分の妻とした。
ヤハウェ(🇯では「主」と訳されている)が言った「私のルーアハ(息吹と訳される)は長く人の中には留まらない。彼は🍖にすぎないのだ。彼の歳は120年だろう。」又、その頃もその後もネフィリムが生まれた。
エロヒムの子が娘に産ませた者である。
彼らは昔の勇士、有名人であったとある。
─ 続く ─
❤ フォモール族 ❤
フォモール族(Fomoire フォウォレ)
は、アイルランド神話に伝わる巨人族。
♑や🐎、🐮等の頭を持った獸面の蛮族として描かれる事が多い。
インデッハや邪眼のバロールと
言った王に率いられた。
太古からアイルランドに棲みつていており、西方から訪れた種族の侵入を再三に渡って阻んだ。
最初に侵入して来た
パーソロン族は彼とは何度か戦闘を重ねたが最後は
フォモール族によってペストに感染させられ全滅した。
次に侵略して来たネメド族
はフォモール族に敗れ、彼等に隷属を強いられ年貢として🐮と子供を納めなければならなくなった。
─ 続く ─
💛 ヘカントケイル 💛
ヘカントンケイル(Hecatoncheir,
Hejatoncheir)は、ギリシア
神話に登場する③人の巨人。
五十頭百手の巨人の姿をしている。
ヘカントンケイルと言う名は単数
形で、複数形はヘカトンケイレス
(Hecatonchires,
Hekatonchires)と言う。
その名は百の手を意味する。
ラテン語では訳され、
Centimaniとも言う。
神統記によれば、ウーラノス
とガイアの息子のコットス、
ブリアレオス(別名アイガイオン)、
ギュゲス(又はギュエス)の③
兄弟である。
余りの醜さにウーラノスが
タルタロスに封じ込めたが、
ティタノマキアの際、ガイアの勧めによりゼウスはこの③人を助出した。
その為、ヘカトンケイレス達は、
ティタンと戦い、膠着状態に陥っていた戦況を変えてゼウス側を勝利に導いた。
その後はタルタロスに幽閉されたティタンの監視に就き、地上から姿を消す。
>> 294
─ 続き ─
📖『アップルシード』
(士郎正宗)
➡主人公の①人である
サイボーグ「ブリアレオス・ヘカントンケ
イル」、ヒロイン・デュナンが使用
するパワードスーツ「ギュゲス」、
ポリスロボット「コットス」が登場する。又「ヘカントンケイル」の名も、ブリアレオスに搭載されている多重情報処理システムとして登場している。
📖『テニスの王子様』
(許斐剛)
➡青春学園の不二周助の必殺技の①つとして、ボールをガット上で滑らせ、更に手首を返して反対側の面上でも滑らせる事より、②倍の回転をボールに与える「百腕巨人(ヘカントンケイル)の門番」と言う技が登場している。②度打ちの反則になりそうだが、①つ動作のうちにラケットに②回ボールが当たる事は反則とはならない(最も、現実には先ず不可能である)。
─ 続く ─
>> 296
🎮ヘカントケイルの名が
登場したフィクション🎮
💿『ファイナルファンタ
ジーⅢ』(スクウェア)
➡「暗黒の洞窟」に「ヘカントン
ケイル」と言うBossが居る。
特に弱点は無く、クエイクを使う。倒せば土の牙が手に入る。
💿『真・女神転生シリー
ズ』(アトラス)
💿『真・女神転生Ⅱ』
➡ケテル城にて出現。邪鬼で最もレベルの高い敵。
💿『真・女神転生if…』
➡天のノモスにて出現。通常攻撃で敵全体に攻撃出来る。
💿『女神異聞録ペルソナ
』
➡アヴィデア界に登場。
バイパースマッシュやメガトンレイド
と言った攻撃を行う。
💿『デジタル・デビル・
サーガ アバタール・
チューナー2』
➡海底ケーブルにてBossと
して登場。「百烈の拳」で
敵全体に攻撃可能。
💿『ペルソナ3フェス』
➡ペルソナの一種として登場。
─ 続く ─
>> 297
─ 続き ─
💿『幻想水滸伝Ⅱ』
(コナミ)
➡ノースウィンドゥ城最上階最深部にてネクロードとの会話後に出現する中Boss。①ターンに②回攻撃を行う。破魔と🔥の魔法に弱い。
💿『ACE COMBAT 6 解放
への戦火』
(バンダイナムコゲームス)
➡プレイヤーの所属するエメリア
共和国の敵対国家、
エストバキア連邦の「空中艦隊
」を構成する超巨大航空
機として、重巡航管制機
「アイガイオン」、航空火
カプラットフォーム「ギュゲス」、電
子支援プラットフォーム「コットス」
の③機が登場する。
💿『シャドウハーツ』
(アルゼ)
➡パーティーキャラであるキース・
ヴァレンティーナの特技・『儀式』の①つ。地属性の全体攻撃。
💙 ムスッペル 💙
ムスッペル(ムスペル、ムースペッル
とも)は、北欧神話に登場する、恐らくは巨人の一族である。
南にある🔥の国「ムスッペル」
(ムスペル)に住んでいると
される『エッダ 古代北欧
歌謡集』(谷口幸男訳)
88頁の訳注による。
なお、谷口による表記は
「ムスペル」。
>> 299
📝 概 要 📝
ムスッペルは南方にあるとされる🔥の国に住むと考えられている為か、しばしば「🔥の巨人」と言われている。
彼等はラグナロクにおいて神々との戦いの場に現れるものの、それ以前には神々や人間達の前に登場する事は無い。
『スノッリのエッダ』第一部
『ギュルヴィたぶらかし』
第43章では、最も巨大な
🚢「ナグルファル」を持っているのがムスッペルだと説明されている。
しかし、同51章において
高潮の中に浮かび上がったナグルファルにムスッペルが乗っているとは言われていない。
「ムスッペルの子」は天を裂いて現れ、前後を🔥に包まれたスルトを先頭にし、🐎を駆って🌈の🌉ビフレストを渡り、その為🌉が崩壊してしまうと言うのである。
─ 続く ─
>> 300
─ 続き ─
又、『古エッダ』の『ロキの
口論』第42節では、神々の国とムスッペルの住む「南」の🔥の国とを隔てる暗い森・ミュルクヴィズを潜ってムスッペルがやって来るとされ、又、スルト同様にフレイと戦うとされている。
しかし、同じ『古エッダ』
の『巫女の予言』では、
ムスッペルは「①艘の大きな
🚢」『エッダ 古代北欧歌謡集』25頁の訳注では、この🚢はナグルファルだとされている。
に乗って「東」から現れるとされている。
その🚢の舵はロキがとっている。
この来襲してくる方角が文献によって南であったり東であったりする事、そしてムスッペルの正体自体が良く分からない事から、現在でも様々な見解が出されている。
『たぶらかし』第51章において、ヴィーグリーズに進軍したムスッペルは独自の陣形を取り、それが👀が眩むものであると描写されている。
>> 302
📛 m〓spellの正体 📛
「ムスッペル(m〓spell)の語
の意味は不明である。
多くの学者が、古ザクセン
(サクソン)語で書かれた詩
『ヘーリアント』に登場する
「m〓dspell」(ムーツペッレ)、
「m〓tspelli」(ムーツペッリ)
との関連を指摘している。
古ノルド語からはムスッペルの
語源を説明出来ない為、
これは古ザクセン語から借
りたものだと言う説もあ
る。
9世紀のバイエルン方言の詩
『ムースピリ』にも、題名となった「M〓spilli」と言う語が登場する。
これ等は何れも、語源ははっきりしないものの、人間を襲う破滅を表現している。
『ヘーリアント』には「ムーツペッル
の軍勢が🌊を渡って来る」、『ロキの口論』での「ムスッペルの子らが森を潜ってやって来たら」と言う表現とは類似性がある。
『ムースピリ』の第57節には
「ムースピリの面前では身内を助けられない」とある。
ムースピリとは裁きの日にやって来る、恐らくはキリスト
の事であろうと考えられる。
─ 続く ─
>> 303
─ 続き ─
しかし、『ヘーリアント』においても『ムースピリ』においても、その単語は🔥と結び付くものでは無い。
『ムースピリ』では世界の炎上する様子が描かれているが、炎上はムースピリが来る前の、エリヤの血が地上に滴った事で始まるとされている。
『スノッリのエッダ』において
「ムスッペルの子ら」は🔥の巨人スルトと共に進軍して来るとされているが、これは『巫女の予言』と全く異なる内容である。
前者はスノッリの推測であろうと、シーグルズル・ノルダルは指摘する。
アクセル・オルリックは、ムスッペルの
軍勢に付いて確実に言えるのは彼等が神々の敵対者である事であり、彼等はラグナロクにおける破壊の力を擬人化したものだと主張する。
─ 続く ─
>> 304
─ 続き ─
又、オルリックは、世界を滅ぼす勢力とムスッペルとの関係を考察する。
その勢力は、時にムスッペル
の「軍勢(l〓〓ir)」とされ、ムスッペルの「子ら(synir)」共される。
更に「M〓spellz megir」
と言う表現もあり、スノッリ
はこれを「子ら」と交互に用いる。
オルリックは『ロキの口論』第
42節に登場するムスッペルの「子ら(synir)と言う表現が、本来は「megir」ではなかったかと推定している。
ノルダルは更に、「megir」が
『ヘーリアント』第2591節に出て来る「ムーツペッレの力」
(M〓dspelles megin)と言う語の誤解から生じた表現ではないかと推測する。
ノルダルは、この「ムスッペル」
と言う語が北欧に入って来た時、人々がラグナロクの日に襲って来る巨人軍団の父としてムスッペルを理解していただろう、と考えている。
📓 獸人のまとめ 📓
獣人(じゅうじん、けものびと⚠)は、伝承やフィクションに登場する人と他の動物の特徴を合わせ持つ人物を指す。
古くは民間伝承に現れ、神話学や人類学で論じられた。
更に現在では、これ等に
加えて小説・🎮・漫画・アニメ
作品に登場し、サブカルチャー
において特殊な地位を得ている。
英語ではtherianthrope
(セリアンスロゥプ)或いは
therianthropy
(セリアンスロピィ)と呼ぶが、
これはギリシャ語のtherion
(野生動物)と
antihr〓pos(男性)から来ている。
⚠けものびとと読む場合
外見がより人に近い事が多い。
>> 307
📓 用語の学問的使用 📓
民間伝承、神話学、人類学において獸人とは人と他の動物ね特徴を合わせ持つ人物を指す。
その最も良く知られてい
るのが人狼(lycanthropy
;ギリシャ語:lycos 狼、
人・狼変身の専門用語)である。
正解な意味での
lycanthropyは人狼のみを指すにも関わらず、他の動物へ姿が変わる時にもしばしば使われる。
人々が動物の姿に変わっ
たり
(獸化 theriomorphosis)
超自然的に他の動物の特徴を所有する事を信じる人々は良く人狼症
(ライカンスロウピィ)と呼ばれる。
この分類は精神病の①つの形だが、多くの人類学者はこれをシャーマン文化の強い信仰の例であると指摘している。
信仰が通常の生活に支障が出ない限り、社会的な特色から姿を変えられると言っている者達は病気ではないと精神医療の専門家は考えている。
これは見知らぬ他の文化と精神病の境目の文化と精神病の境目は不明瞭であり議論の的となっている。
─ 続く ─
📝主な獣人:獸頭人身📝
🌒エジプトの神々の多く
(アヌビス、ホルス、セト、
バステト等)
🌒歓喜天、ガネージャ
🌒神農、し尤
🌒牛頭馬頭
🌒ミノタウロス
🌒沸沸、しょうじょう
🌒ガルダ
🌒リザードマン(トカゲ人)
🌒オーク
🌒半魚人
🌒コボルト
(ゴボルトは元来ヨーロッパの伝承に有る妖精だが、英語圏で発達したRPGにおいて犬顔のイメージが定着した)
🌒龍人(ドラゴンニュート)
🌒中世に想像された👿の
多く(バフォメット、オセ、
アンドラス等)
(。・ ・。)💬 後で個別に
詳細を✏します😊
👨 上半身が人間で
下半身が動物の体 👨
🌒女か、伏羲
🌒ケンタウロス
🌒パーン、サテュロス
🌒ラミア
🌒パピルサグ、
ギルタブルル
🌒人魚
🌒ナーガ
🌒迦陵頻伽
(。・ ・。)💬 後で個別に
詳細を✏します😊
🐙 UMAとしての獸人 🐙
毛むくじゃらで直立二足歩行をするUMAを総称して獣人と言う事がある。
🐙ビッグフット
🐙雪男
🐙野人
🐙ヒバゴン
等。この意味で獸人の語を用いるのは、1995年の🎬「獸人雪男」等で見られるが、1970年以降、水曜スペシャルの「川口浩探検隊」シリーズによって人口に膾炙(かいしゃ)される様になった。
(。・ ・。)💬 後で個別に
詳細を✏します😊
>> 315
─ 続き ─
Usenetグループalt.horror
.werewolvesにおいて
(1992年頃)、そのメンバー
は架空の変身に付いて論孝していた。
一部のユーザーは自分達が部分的に人間ではない動物であると考えていると主張し始めた。
多くは単なる冗談であったが、かなりの人々は本気で自身の認識と経験を訴え、議論の的となった。
最初その様な人々は自ら
を人狼(lycanthropes)と
呼んだが、正確にはそれ
は人狼を指す語であった
為、獸人
(therianthropes)がより一般的な用語となった。
─ 続く ─
>> 321
💹 比 較 💹
(対furry fandom)
英語圏においてサブカルチャー
における獸人は、furry
fandomと呼ばれる
コミュニティーと混在しているが完全に混同されている分けでは無い。
サブカルチャーにおけるfurry
と言う用語は日本語の
コミュニティーにおいてはケモノ
(場合によりファーバートとも
)と呼ばれているが、こちらが獸人をケモノの一種としてのとは対象的である。
一般的にサブカルチャーにおける獸人が自身の精神的な動物面に焦点を置くのに対し、furryはfurry art
(ケモノ絵)と呼ばれる芸術作品や動物の擬人化されたロールプレイングに焦点を置く。
双方のグループを同じに見たり、互いを肯定的に見る者がいる一方で、互いを否定的に思う者も又、存在する。
ステレオタイプ的には、furry
から見た獸人化は「理解が難しい」又は、「真面目過ぎる」と言われ、Therhianはfurryを軽薄で未熟でそうで無ければ動物の本当の性質に敬意を払ったり理解していないと主張している。
🌒獸頭人身:アヌビス🌒
アヌビス(Anubis)はエジプト
神話に登場する冥界の神。
アヌビスと言う名前はギリシャ
人によるものであり、当
時のエジプトでは「インプゥ
(Inpw)」と呼ばれていた。
リコポリスの守護神。
エジプトの中でも比較的に古い時期から崇拝されていた神で死者の神であり、🐩又はジャッカルの頭部を持つ半獸もしくはジャッカル
そのものの姿で描かれた。
これは古代エジプトにおいて、死肉を求めて墓場の周囲を徘徊する🐩又はジャッカルが死者を守っていると考えられたかはである。
又、そもそもアヌビスはセト
のモデルとなった動物と同じく、ジャッカルや🐩と似てはいるが現在は絶滅してしまった別のイヌ科の動物や全くの想像上の動物であるとする説もある。
その身体はミイラ製造時に防腐処理の為に遺体にタールを塗り込み黒くなるのに関連して真っ黒だった。
─ 続く ─
>> 323
─ 続き ─
アヌビスはセトの妻にして妹であるネフティス(この女神も死者やミイラとの関連が深い)が兄のオシリスとの不倫によって身籠った子で、セトが敵視していたオシリスの子であるから誕生後は直ぐにネフティスによって葦の茂みに隠された。
オシリスがセトに殺された時はオシリスの遺体に防腐処理を施してミイラにしたとされ、その為アヌビスはミイラ作りの監督官とされ、実際にミイラを作ったり死者を冥界へと導く祝詞を挙げたりする際にアヌビスの仮面を被って作業が行われた(このミイラ製造に携わる仮面を被った職人ないし神官はストゥムと呼ばれた)。
ひいては医学の神ともされている。
又、死んだ人間の魂
(バー)を速やかに冥界へと運ぶ為に足がとても速いとされる。
又、オシリスが冥界の王となる以前の冥界の支配、管理しておりオシリスが冥界の王となった後も彼を補佐してラーの♎を用いて死者の罪を量る役目を担い、その様子はピラミッドの壁画等に描かれている。
🌒 ホルス 🌒
ホルス(Horus)は、エジプト神
話に登場する天空と☀の神。
ホルスはギリシア語であり古代エジプトではヘルと言った。
オシリスとイシスの子で、セトの
敵対者である神としての神話が特に有名だが、神話によってはオシリス、イシス、
セト、ネフティスに続く⑤人目の兄弟となる事もある。
妻としてはハトホルが有名だが、その他の女神を妻とする事もある。
通常は隼の頭をした男性として表現されるが、母神イシスの膝に乗った幼児として表現されるものもあり、これはキリスト教の聖母子像の原型と考えられている。
父神オシリスの後を継いで現世の統治者となる。
従って、ファラオはホルスの化身とされ、複数付けられる王名の①つとしてホルス
名がある。
ラーと習合したラー・ホルアクティ
(Ra-Harakhte)
「地上のホルスたるラー」を始め、様々な神との習合が見られる。
エジプトと言えばこの模様を思い浮かべる事であろう有名な「ウジャトの👀」はホルスの👀の事である。
🌒 セト 🌒
セト(Set)とは、エジプト神話に登場する神。
オシリスの弟。
エジプト九柱の神々の①柱。
砂漠と異邦の神であり、キャラバンの守り神である一方で、砂嵐を引き起こしているのも彼であるとされている。
神話体系内で最も共通する添え名は『偉大なる強さ』。
荒々しさ、敵対、悪、戦争、🌀、外国の土地等も象徴している。
ピラミッド文書の①つには、
ファラオの強さはセトの強さであるとの記述がある。
サハラの民に信仰された神
アシュ(:en:Ash_(god))とも関連がある。
セトはジャッカルの頭をした神であると思われているが、壁画等で表現されている彼の頭は実はツチ🐷のものである。
しかし、全身が動物化して表現される時はさながらグレーハウンド犬のようである。
─ 続く ─
>> 327
─ 続き ─
一般的に四角い両耳、先
の分かれた尾、そして曲
がって大きく突き出した
鼻を持ち、🐶、ツチ🐷、
ジャッカルの他、シマウマ、ロバ、
ワニ、🐷、そしてカバ等とも結び付けられている。
この為、想像上の動物をわざわざ作ってセトに充てた、とする説も存在する(この様に、様々な動物を作り神に充てる例は多く、他に、トエリスが挙げられる)。
神話によると☀神ラーとヌト
の間に生まれた、オシリス、
イシス、ネフティスに続く④番目の子。
王権獲得の為、母親であるヌトの産道を通らず、子宮を破って生まれ出て来たがオシリスより先に生まれる事が出来なかったとされる。
しかし、実際の父はラーで
は無くゲブであると説がある。
又、姉ネフティスを妻としたが、その息子アヌビスは兄オシリスとネフティスの不義の子であった。
🌀の神である事からウガリット神話のバアルとも同一視されアスタルト及びアナトが妻であるともされた。
─ 続く ─
>> 328
─ 続き ─
当初セトは植物成長の神であるオシリスの逆として見られ、砂漠の王と言う立場になった。
又、生命を与える穏やかなOsririanナイル川とも対比され、荒れ狂う🌊にも例えられている。
更に、空の神であるオシリス
の子ホルスとも対比された事から、大地の事象に関連付けられた。
彼の呼吸はミミズ等のゼン
虫を招くとされ、又、金属の鉱石は『セトの骨』と呼ばれた。
その類稀なる強さで暗闇と混沌を司る👿神アポピス
を戦いで打ち破ったと神話に嘔われた。
この様にセトは人気のあったホルスの立場を次第に取って変わり、紀元前3000年代には特にナイル川下流の下エジプトのファラオを後援する神として大いに崇められていた。
─ 続く ─
>> 329
─ 続き ─
所が時代を下るにつれ
オシリスがもっと重要な神と認知され始めた為、正反対の設定をされて来たセト
は悪役の立場を背負わされ、遂には兄オシリスを殺すと言うエピソード迄が生まれた。
そして当然の如く親の敵討ちに乗り出すホルスの適役迄も請け負う羽目となってしまう。
こうしてまた新たに生まれた神話のエピソードによると、セトとホルスの戦いは80年間に及ぶ、その間にセトはホルスの左の👀を奪ったものの、ネイト(:en:Neith)の強力な支援を受けたホルスは、セト
の足の①つと両方の睾丸を根こそぎにし最終的に勝利した。
こうしてホルスは
上下エジプトの支配者となった。
と何とも哀れな末路に描かれている。
─ 続く ─
>> 330
─ 続き ─
殺されたセトは、オシリスの妻イシスに支配権を奪われた父ラーと共に地上の世界を去り地下世界に隠遁(いんとん)した。
地上には⚡の声として響くだけである。
地下世界の神としてセトは
☀(ラー)を守り、🌠の間に死の世界を通過する者となった。
歴代王朝のファラオは、自身がオシリスとセト②人の最強神兄弟の相続人であり、ホルスとセト、つまりは上下エジプトの地位の合体であるとして、その権威を民衆に誇示していた。
第⑲王朝に入って、セトはある形で復権を果たす。
セトの名を冠したファラオが即位したのである。
セティ1世である。
「セティ」とは、「セト神による君主」と言う意味である。
又、第⑳王朝はセトナクト
(「セトによって勝利する」
の意味)と言う名のファラオ
が興している。
🌒 バステト 🌒
バステト(Bastet)は、
エジプト神話に登場する女神。
ラーの娘で頭が😺。
豊穣を司り、エジプトの町
ブバスティスを中心として篤く信仰され、町の近くには😺の大きな埋葬地があり、😺のミイラや彫像が大量に出土している。
しばしばセクメトと混同され
悪蛇のアポピスを退治した。
手には楽曲「シストルム」と盾を持っている。
後にテフヌトと習合した。
─ 続く ─
>> 332
─ 続き ─
又、別の逸話ではラーが年老いて、自分の信仰しなくなった人間に罰を与える為に自らの👀を抉って生み出したのが♀獅子神セクメトであったが、彼女は多くの民を惨殺し、流れ出た血を浴びる様に飲んでは踊り狂うと言う、余りに苛烈な殺戮行為を繰り返した。
国の惨状を憂いた神々はラーにセクメトを止める様に進言し、ラーもそれに同意するがセクメトの激情は生みの親であるラーにも抑える事が出来なかった。
そこで神々は策を嵩じ、赤土を混ぜて血に似せて大量の🍺をセクメトに与え、酔って眠ってしまった所をラーの彼女の「憎しみ」の感情のみを取り除いた、その結果生まれたのがバステトであるとされている。
これは、元来凶暴で、
♌とその類を同じとする😺が市民と生活を共にし、🐭を退治する一種の守り神としてエジプトで親しまれていた事を示唆する物語とも考えられる。
🌒 歓喜天 🌒
歓喜天(かんぎてん、
サンスクリット語:Ganapati)は
仏教の守護神である天部の①つ。
又大聖歓喜自在天、或いは聖天(しょうてん)とも言う。
因みに「聖天」は「しょうでん」と濁って読む場合が多い。
🐘頭人身の男女が抱き合った姿で表される。
>> 334
📝 概 要 📝
サンスクリットの
ガネーシャ(Ganesa)、
ヴィナヤカ(Vinayaka)又は、
ナンゲィケシュヴァラ
(Nandikesvara)に当たる。
古代インドのシヴァ神の子で、元々粗暴で邪悪な神だった。
後に仏教に帰依して護法善神となり、9千8百の諸大鬼神を率いて三千生活と仏法僧の三宝を守護する様になった。
仏教的観点から説明すると、歓喜天の男子は大自在天の長子として世界に暴害を為す荒神で、又、「常隋魔」と呼ばれ、常に人の虚を覗く悪鬼神であった。
女子は観音菩薩の化身であり、男子に抱着し、その歓喜心を得て、もって男子の暴悪を鎮めた。
─ 続く ─
>> 336
─ 続き ─
歓喜天の彫像は、円筒形の厨子に安置された小像が多く、欲油法によって供養する事から金属製の像が多い。
鎌倉宝戒寺の歓喜天像は高さ150㌢を超す木像で、制作も優れ、🇯における歓喜天像の代表作と言える。
真言はオン・キリ(ク)・ギャク・ウン
・ソワカ。
最初のクは苦しみを抜くと言う意味から抜いて唱える事が多いと言われる事も有るが、実際は、🇯で「キリク」と読む部分は元々の音「フリーヒ」が訛ったものであり、「フリーヒ」を真言宗では「キリク」、天台宗で「キリ」と読むに過ぎない。
よって、その他の真言陀羅尼でも、「フリーヒ」の🇯での読みが宗派によってその様になる場合がある。
🌒 ガネーシャ 🌒
ガネーシャ(gaNeza)は、
ヒンドゥー教の神の①柱。
そろ名はサンスクリットで
「群衆(ガナ)の主(イーシャ)」
を意味する。
同じ意味でカナパティ
(gaNapati)とも呼ばれる。
又、現代ヒンディー語では短
母音の/a/が落ち、同じ
デーヴァナーガリー綴りでも
ガネーシュ、ガンパティ
(ガンパチ)等と発音される。
英語風に訛ればガーネシュ
(Ganesh)等ともなる。
太鼓腹の人間の身体に片方の牙の折れた🐘の頭を持った神で、④本の腕を持つ。
障害を取り去り、又、財産をもたらすと言われ、商業の神・学問の神とされる。
インドのマハラシュトラ州を中心
にデカン高原一帯で多く信
仰されている。
ヒンドゥー教の体系の中では
シヴァとパールヴァティーの間に生まれた子供である。
しかし、これはシヴァ系の
宗教が独立したガネーシャ系
の宗教を取り込んだ際の解釈だと思われる。
現在でもガネーシャはシヴァ系
のヒンドゥー教の一部である。
>> 342
📓 神 話 📓
パールヴァティーが身体を洗って、その身体の汚れを集めて人形を作り命を吹き込んで自分の子供を生んだ。
パールヴァティーの命令で、
ガネーシャが浴室で見張りをしている際に、シヴァが帰還した。
ガネーシャはそれを父、或いは偉大な神シヴァとは知らず、入室を拒んだ。
シヴァは激怒しガネーシャの首を切り落とし遠くへ投げ捨てる事になる。
パールヴァティーに会い、それが自分の子供だと知ったシヴァは、投げ捨てたガネーシャの頭を探しに西に向かって旅に出掛けるが、見付ける事が出来なかった。
そこで旅の最初に出会った🐘の首を切り落として持ち帰り、ガネーシャの頭として取り付け復活させた。
これが、ガネーシャが🐘の頭を持っている所以とされる。
🌒 神 農 🌒
神農は古代🇨の伝説に登場する皇帝。
三星五帝の三星の①人。
百草を嘗めて効能を確かめ、諸人に医療と農耕の術を教えたと言う。
農業と💊において甚大な貢献をした為、🇨では“神農大帝”と尊称されていて、医薬と農業を司る神とされている。
神農は紀元前2740年頃の古代🇨の王で、120歳まで生きたと言われている。
世界最古の本草書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」に名を残している。
伝説によれば、神農の体は脳と四肢を除き透明で、内蔵が外からはっきりと見えたと言う。
神農は百草を嘗めて、毒か💊かを調べ、毒が有れば内蔵が黒くなり、これで毒の有無及び影響を与える部位を見極めたと言う。
─ 続く ─
>> 346
─ 続き ─
その後、余りに多くの毒草を服用した為に、体に毒素が溜まり、そのせいで最終的に亡くなったと言う。
神農氏は🇨における始めての部落連盟の名前ともなり、その首領は“炎の帝”と呼ばれた。
神農部族の最後の炎帝は黄帝と連合し、華夏族(漢族の主体)を成した。
薬祖神社(堺市戎之町)堺天神官原神社の摂社として少彦名命と共に祀られ毎年11月23日に「薬祖祭」
が斎行される。
少彦名神社(大阪市中央区)には少彦名命と共に奉られ、毎年11月22日・23日に「神農祭」が行われる。
神農は又、「神農皇帝」の名称で的屋の守護神として崇敬されており、儀式では祭壇中央に掛軸が祀られる他、博徒の「任侠道」に相当するモラルを「神農道」と称する。
🌒 し尤 🌒
し尤(Chihyu)は🇨神話に登場する神。
天界の帝王である黄帝と大戦争をした。
獸身で銅の頭に鉄の額を持ち、又、四目六臂で人の身体に🐮の頭と蹄を持つとか、頭に角がある等と言われてる。
砂や石や鉄を喰い、超能力を持ち、性格は勇敢で忍耐強く、黄帝の座を奪うと言う野望を持っていた。
同じ姿をした兄弟が80人位いたと言う。
戦争にあっては、神農氏の時、乱を起こし、兄弟の他に無数の魑魅魍魎を味方にし、風、☔、煙、霧等を巻き起こして黄帝と琢鹿の野に戦った。
濃霧を起こして敵を苦しめたが、黄帝は指南車を使って方位を示し、遂にこれを捕らえ殺したと言われている。
─ 続く ─
>> 348
─ 続き ─
この時、他にし尤に味方したのは勇敢で戦いの上手い黎族(ミャオ族の祖先と言われる。)、巨体の夸父族だった。
最後に捕らえられたし尤は、諸悪の根源として殺されたが、この時逃げられるのを恐れて、手枷と足枷を外さず、息絶えてからようやく外された。
身体から滴り落ちた鮮血で赤く染まった枷は、その後「楓(フウ)」となり、毎年秋になると赤く染まるのは、し尤の血に染められた恨みが宿っているからだと言う。
戦いは終わり、九黎族は逃れて三苗族となった。
黄帝は敵討ちを心配して三苗を皆殺しにしたが、この南方の民を根絶やしに出来ず、その後、苗族は歴代の王を執拗に悩ます手強い敵となった。
『史記』「風禅書」では
し尤は「兵主神」に相当するとされ、戦の神と考えられている。
又、戦争で必要となる戦斧、楯、弓矢等、全ての優れた武器(五兵)を発明したと言う。
し尤が反乱を起こした事で、これ以降は法を定めて反乱を抑えなければいけなくなったとも言う。
🌒 ミノタウロス 🌒
ミノタウロス(、ラテン文字表記:
Minotauros、)は牛頭人
身の怪物である。
ギリシア神話においては
クレタ島のミノス王の妻パシパエ
の子である。
ミノス王は、後で返すと言う約束でポセイドンに願って🌊から美しい白い♂🐮(一説では黄金)を得る。
しかし、♂🐮の美しさに
夢中になった王は、
ポセイドンとの約束を違え
白い♂🐮を生贄に捧げず
代わりの♂🐮を生贄として捧げ、白い♂🐮を自分の物にしてしまう。
これに激怒したポセイドン
はミノス王の妻に呪いを掛け、后は白い♂🐮に性的な欲望を抱く様になる。
ダイダロスに命じて♀🐮の模型を作らせた彼女は、自ら模型の中へと入り♂🐮の身近へと訪れた。
結果、パシパエはミノタウロスを
産む事となった。
─ 続く ─
>> 356
─ 続き ─
⭐、電光を意味する
アステリオス(Asterios)と名付
けられるが、「ミノス王の🐮
」を意味するミノタウロスの呼び名の方が有名。
ミノタウロスは成長するにしたがい乱暴になり、手におえなくなったミノス王はダイダロスに命じて迷宮(ラビュリントス)を建造し、そこに彼を閉じ込めた。
ミノス王はミノタウロスの食料としてアテナイから⑨年毎に⑦人の少年、⑦人の少女を送らせる事とした。
③度目の生贄にアテナイの英雄テセウスが混ざり、ラビュリントスに侵入しミノタウロスを倒した。
脱出不可能と言われたラビュリントスはミノス王の娘アリアドネから貰った毛玉によって脱出する事が出来た。
🌒 狒 狒 🌒
狒々、狒狒、比々(ひひ)
は、🇯に伝わる妖怪。
🐵を大型化した様な姿をしており、老いた🐵がこの妖怪になるとも言う。
🌋に棲んでおり、良く人間の👩を攫うとされる。
柳田国男の「妖怪談義」によると、狒々は獰猛だが、人間を見ると大笑いし、💋が捲れて👀迄覆ってしまう。
そこで、狒々を笑わせて、💋が👀を覆った時に、💋の上から額を錐で突き刺せば、捕らえる事が出来ると言う。
狒々の名はこの笑い声が由来と言われる。
又、同書では、天和③年
(1683年)に越後(現・新潟県)、正徳④年(1714年)
には伊豆で狒々が実際に捕らえられたとあり、前者は体長④尺⑧寸、後者は⑦尺⑧寸あったと言う。
─ 続く ─
>> 358
─ 続き ─
元は🇨の妖怪であり、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には西南夷(🇨西南部)に棲息するとして、本草綱目からの引用で、身長は大型のもので一丈(約③㍍)余り、体は黒い毛で覆われ、人を襲って食べると述べられている。
知能も高く、人と会話出来、覚の様に人の心を読み取るとも、人の死を予知する事が出来るとも言う。
血は緋色の染科となると言い、この血で👘を染めると退色する事が無いと言う。
又、人がこの血を飲むと、👹を見る能力を得るとも言う。
山童と混同される事もあ
るが、これは「🌋で笑う
もの」である事から「山ワラ
ハ」が「山童」(やまわろ)に
転じたとの説がある。
石見重太郎が退治した怪物としても知られる。
🌒 猩 猩 🌒
猩猩(しょうじょう、猩
々)は、🇨の伝説上の動物。
又、それを題材にした各種の芸能における演目。
更にそこから転じて、大酒家や赤いものを指す事もある。
この記事の中で、能の演目及び民俗芸能に付いても記述する。
>> 360
📝 概 説 📝
人語を解し、赤い顔をした人間の如き容姿で、🍶を好むとされている。
元来は礼記に「鸚鵡(オウム)
は能く言して飛鳥を離れず。猩々は能く言して〓獸を離れず」とあるが出典で、後代の注ではしばしばオラウータン等の大型類人猿に擬せられるが(猩々はオラウータンの和名の①つでもある)、一方で各種の説話や芸能によって様々なイメージが付託されて現在に及んでいる。
🍶を好むのは猩々の重要な特徴の①つであるが、これは🇯においてかたちづくられた物である可能性が高い。
しかし、伝説の為、様々な説がある。
🇯では七福神の①人として寿老人の替わりに入れられた時代もある。
愛知県の豊明市には、猩々祭りと言う行事がある。
─ 続く ─
>> 363
─ 続き ─
江戸期に付祝言として半能形式で上演される事が多かった為、現在では観世流等幾つかの流儀において、半能形式の後場だけで一曲となっている。
後シテが①人で舞うのが常の型だが、「双之舞」(観世・金春)、「和合」(宝生)
、「和合之舞」(金剛)、「二人乱」(喜多)等の小書がつくと、シテとツレの②人の猩々を出し、連舞になる。
「置壷」(観世・金剛)、「壷出」(喜多)の小書では、正先の♒から柄杓で🍶を酌む型が加わる。
舞の中之舞が常であるが
実際にはこれで演じられる事は少年の初シテ等の特殊な場合を除けば殆ど無く、乱の小書つきに変る(その場合、曲名を「猩々乱乱特有の囃子と舞」もしくは「乱」とする)。
乱は「猩々」と「鷺」にしかない特殊な舞で、中之舞の中央部分に乱特有の囃子と舞を挿入する形になっている。
─ 続く ─
>> 364
─ 続き ─
水上を滑るように動く猩々の様を見せる為に足拍子を踏まず、ヌキ足、乱レ
足、流れレ足といった特殊な足使いをし、更に上半身を深く沈めたり、頭を振る仕草が加わる。
能において爪先立ちして舞を舞うのは、乱の流レ
足位しか見られない特殊な例である。
この為、乱は能楽師の修行の過程において、重要な階梯であると考えられ、初演を抜きとして重く扱う。
通常は「道成寺」の前に披く事が多い。
出立は赤頭、赤地唐織、緋大口(又は、赤地の半切)で、足袋以外は悉く赤である。
頭に付いては、通常の赤頭は白毛を一筋加えたものを用いるが、「猩々」と「石橋」に限って赤毛のみの頭を使うとされている。
面は猩々と言う専用の面。
顔に赤い彩色を施し、目元と口元に笑みを浮かべている。
慈童で代用する事もあるが一般的ではない。
🌒 ガルダ 🌒
ガルダ(Garu〓a)は、インド
神話に登場する神鳥。
ガルダはサンスクリットやヒンディー
語による名称で、パーリ語
ではガルラ(Garula)、英語やインドネシア語等ではガルーダと言う。
カシュヤパとヴィナターの息子で
ヴィシュヌのヴァーハナ(神の乗り物)である。
ヴァイナテーヤ(Vainateya、
ヴァナターの子の意)
ガルトマーン(Garutman、
🐤の王の意)
スパルナ(Suparuna、美しい
翼を持つ者の意)
ラクタパクシャ(Rakta-paksha、
赤い翼を持つ者の意)
スレーンドラジット(Surendra-
jit、インドラを滅ばす
者の意)
ラサーヤナ(Rasayana、
水銀の様に動く者の意)
と言った異名を持つ。
ガルダの名はgr(飲み込
む)に由来すると考えられている。
─ 続く ─
>> 368
📓 仏教における存在 📓
仏教に入って八部衆、後には二十八部衆の迦楼羅(かるら:パーリ語に由来)又は、金翅鳥(こんしちょう)となり、そのイメージ
が🇯に入って👺(鳥天狗)
となったとされる。
不動明王背後の🔥は「迦楼羅炎」(かるらえん)と呼ばれ、ガルダの吐く🔥とされる。
仏教・イスラム伝来以前より
ヒンドゥー教圏であった東南アジア諸国においては、他のヒンドゥー教の神格と併せて文化・文学におけるモチーフとなる事が多い。
なお、イスラム教国である
インドネシア及び仏教国タイ王国においては国威の象徴とされ国章とされている。
又、インドネシアの国営航空会社はガルーダ・インドネシア航空である。
スリランカにおいては、人々
に災いをもたらす
ラークシャサ(羅刹)、グルル
(Gurr)と言う魔物とされたが、これは宗教上の対立が理由。
>> 369
📓 神 話 📓
造物主である
プラジャーパティにはヴィナター
とカドゥルーと言う②人の娘がいた。
②人揃ってプラフマーの子である聖仙カシュヤパの妻となった。
カシュヤパは②人の願いを叶えると約束し、カドゥルーは1000匹のナーガ(🐍或いは🐲)を息子とする事を望み、ヴィナターはカドゥルーの子より優れた②人の息子を望んだ。
その後長い⏰を経て
カドゥルーは1000個の🐣を、
ヴィナターは②個の🐣を産んだ。
②人は🐣を500年間温め続け、やがてカドゥルーの🐣からはナーガ達が産まれたが、ヴィナターの🐣は孵らなかった。
ヴィナターは恥ずかしさのあまり🐣の①つを割ると、上半身しかない子供が出て来た。
🐣を早く割った為に下半身が未だ作られていなかったのである。
この息子は暁の神アルナであるが、母親に対して怒り、500年の間、競った相手の奴隷になると言う呪いを掛けた。
─ 続く ─
>> 370
─ 続き ─
ある日、ガルーダは乳海撹拌から生まれた☀を牽引する🐎ウッチャイヒシュラヴァスの色に付いて、ヴィナターに話し掛け口論となり、負けた方が奴隷になると言う条件で賭ける事にした。
ヴィナターは全身で全て白いと主張したのに対し、カドゥルーは体は白だが尻尾だけは黒いと主張した。
実際にはヴィナターの言う通りであった。
しかし、カドゥルーは確認は翌日にすると言う事にし、息子のナーガ達にウッチャイヒシュラヴァスの尻尾に取り付く様に命じ、黒く見える様にした。
中には命令を聞かなかっ
た息子もいた為、カドゥルー
は彼等に呪いを掛けた。
翌日、②人は🌊を越えて確認に行くと、ウッチャイヒシュラヴァスの尾の色は黒かった為、ヴィナターは負けて奴隷になってしまった。
─ 続く ─
>> 371
─ 続き ─
やがて時期が経ち、
ガルダが🐣から生まれた。
ガルダは産まれると直ぐに成長し、🔥の様に✨輝いて神々を震え上がらせた。
神々はガルダを賛美してガルダの放つ✨と熱を収めさせた。
🌊を越えて母の元に行くと、ガルダも母と共にカドゥルー達に支配される事になった。
カドゥルーはガルダにも様々な難題を振り掛け、やがてガルダは嫌気がさし、母に対して何故この様になったのか尋ねた。
母に如何様によって奴隷になった事を聴くと、ナーガ達に対して母を解放するよう頼んだ。
ナーガ達は、天界にある乳海撹拌から生まれた不死の聖水アムリタを力づくで奪ってくれば解放すると約束した。
─ 続く ─
>> 373
─ 続き ─
ガルダが飛んでいるとヴィシュヌと出会った。
ヴィシュヌはガルダの勇気と
力に感動した為、ガルダ
の願いを叶える事とした。
それはアムリタを用いない不死であり、ガルダはそれを受けてヴィシュヌのヴァーハナ
となる事を誓った。
そこへ神々の王インドラが
最強の武器ヴァジュラを使って襲い掛かって来た。
しかし、それでもガルダ
には敵わなかった。
元々ガルダは小人の種族
ヴァーラキリヤのインドラより100
倍強くなる様にと言う願いが込められて産まれて来たからである。
インドラはヴァジュラが全く利かないのを見ると、ガルダに永遠の友情の誓いを申し込んだ。
その代わりにガルダは
ナーガ達🐍族を食料とすると言う約束を交わした。
─ 続く ─
>> 374
─ 続き ─
そして、一旦約束を守る為にガルダはアムリタをナーガ
達の元へ持ち帰った。
ヴィナターが解放されると、
アムリタをクシャの葉の上に置き、沐浴してから飲まねばならないと告げた。
それを聞いてナーガ達が沐
浴している隙に、インドラ
がアムリタを取り返してしまった。
ナーガ達は騙された事に気付いたが、もはやどうしようもなかった。
ナーガ達はどうにかして
アムリタをなめようと、アムリタ
が置かれていたクシャの辺
りをなめ回した為、👅が
切れ二股となってしまっ
た(『マハーバーラタ』第1巻
14~30章)。
後世の説話集『カター・サリット
・サーガラ』及び『ヴェーターラ・
パンチャヴィンシャティカー』の
ジームータヴァーハナの物語に
ガルダとナーガ族の対立の後日談があり、そこでは両者の和解が語られている。
🌒 リザードマン 🌒
リザードマン(lizard man,
lizardfolk)は、トカゲをモチーフとした架空の生物である。
数多くのファンタジー作品に登場し、モンスターとしてもポピュラーな存在と言える。
>> 376
📝 特 徴 📝
リザードマンは、人魚(もしくは魚人)や狼男等の様に古くからの伝承や文献も無く、架空の存在であって明確な由来は特に無い。
その為、作品によって大まかな共通項は有るものの、細かな性質や設定の相違が見られる。
主に共通するイメージは、
二足歩行するトカゲ(トカゲ
以外にもワニの様に描かれ
る場合もある。『DRAGON
QUEST-ダイの大冒険』に
登場するクロコダイン等)と言
うもので、前足(手)は道具を使える。
その為、剣や盾等で武装した姿が良く見られる。
知性はそこそこある(独自の言語を持ったり、人間と会話出来る者もいる)が、特筆する程思慮深くも無い。
人間よりも腕力があり、戦闘能力も優れている。
戦士として有能な為、単独でも強敵となるが、集団となったリザードマンは更なる恐るべき存在となる。
見た目とは違って邪悪な存在では無く、生命を脅かしたり、棲息地を侵したりしなければ、敵対する事は少ない。
但し、攻撃的な性格の為
戦いを避けられない場合もある。
水辺に棲み、♓等を獲って食料としている。
─ 続く ─
>> 377
─ 続き ─
又、リザードマンは左利きとして書かれる事が多い。
理由としてはリザードマンの心臓は右側にある為、右手に盾を持って防ぐ必要があると言う説、硬い鱗に覆われている為防御に力を掛ける(左手に盾を持つ)必要が無く、相手の心臓(右側)を攻撃しやすい様に左利きとなった説、右利きが多い人間に有利に攻撃する為の諸説がある。
この様な姿でリザードマンが
描かれる様になったのは
対戦型ゲームブック『ロスト・
ワールド』以降だと言う説
もあるが、ナムコによる🎮
『ドルアーガの塔』で既に
リザードマンは左利きとして
描かれており、説の域で
無い(ロストワールド創刊は
1985年、ドルアーガは1984
年)。
『ソード・ワールドRPG』におけるリザードマンは無限に成長し、🐲に転生すると言う伝説が語られている。
『ルーンクエスト』における竜人族ドラゴンニュートにもこれと同じ特徴がある。
🌒 オーク 🌒
オーク(Orc、Orkと綴られる事もある)はラテン語で「👿」
或いは地下世界の生物を指す言葉である。
オークはJ・R・R・トールキンの中つ国を舞台にした小説で邪悪な勢力によって兵士として使われる種族の名前として使われて蘇った。
>> 380
─ 続き ─
但し、「オーク」と言う言葉
は、🌊の怪物を指す言葉として別に英語に存在していた。
こちらは大プリニウスの著者
『博物誌』におけるオルカ
(orca)の記述に由来し、
中世には伝統的な🌊の怪物として転化して用いられた。
ある資料に拠れば、
シャルルマーニュは地中海でオーク
に🚢を襲われてこれを倒したとされている。
アリオストの叙事詩『狂える
オルランド』では乙女
アンジェリカを捕らえた🌊の怪物に与えられた名前であり、英雄ロジェロはヒッポグリフに乗ってこれと戦った。
このオークは巨大で、鱗があり、牙と🐷の様な🐽を持っていて、剛毛が生えていた。
この用法がトロイのブルータス
とブリテンの神話的な建国を描いたマイケル・ドレイトンの叙事詩『ボリオルビオン』で借用されて英語の単語となった。
ミルトンの叙事詩『失楽園』でもこちらの用法が使われている。
>> 383
─ 続き ─
『ホビットの冒険』では、
トールキンはオークに「ゴブリン」と言う単語を用いた。
この時には『ホビットの冒険』の世界と中つ国を同じものとする構想が未だなかったからである。
幸運な事にトールキンは神話
に関する言及を『ホビット
の冒険』に含めていた為、後になってホビットの土地を中つ国に含める事が出来なかった。
『💍物語』では「オーク」が大半を占め、「ゴブリン」が使われるのはその殆どがホビットの言葉である。
『💍物語』の発行後に
「ホビットの冒険』の「goblin」は「orc」の翻訳と言う事になり、目次の直前の注記が追加された。
トールキンはその書簡で、
オークを古英語のオーク「👿」から取ったのは、音声学的に適していたからに過ぎないと述べている。
📖 他のファンタジー
作品におけるオーク 📖
トールキンの叙事小説『💍物語 』の刊行以降、オークはファンタジー小説やRPGで一般的に見られる存在となった。
こうした派生作品では、オークとゴブリンは②つの異なった種族とされている事が多い。
一時は🐷の様な顔で描かれる事が多かったが、トールキンの作品にはその様な記述は無い。
これはアイルランド語のorc
(英語のporkと語源が同じ)が偶然にも🐷と言う意味を持っていた為かも知れない。
なお、多くのRPGでは、
ゴブリンやコボルト等と共に
初期レベルのプレイヤーキャラクター
が相手する比較的弱いモンスター(所謂雑魚モンスター)として登場する事が多いが、トールキンのウルク=ハイの影響もあってか、より強力な上位種を設定する🎮もある。
他の種族が堕落してオーク
になると言うトールキン以来の設定を引き継ぐ作品も多い。
🎮 ダンジョン&
ドラゴンズ 🎮
ダンジョン&ドラゴンズでは
殆どの場合凶悪な存在であり、人間とその社会の暴力的で野蛮で部族的な側面を揶揄した扱いを受けている。
又、肌の色は例外無く灰色であり、青みがかった黄色から暗褐色まで幅広い肌の色をしていたトールキンのオークとは異なっている。
一般的にオークは生まれついて暴力的で邪悪な存在である為、オークの役を演じたいプレイヤーに対してはハーフオークを演じる事が推奨されている。
ハーフオークはオークと人間の混血である。
>> 387
🎮 アースドーンと
シャドウラン 🎮
ファンタジーRPGのアースドーンと
シャドウランでは、オーク(ork)
は一般的なファンタジーにおけるオークと異なり、生まれついて邪悪であるとも善良であるとも決められていない。
アースドーンではヒューマン、エルフ、
オブシディマンル、ウィンドリング、
ドワーフ、トゥスラング、トロールと
並び立つ種族である。
シャドウランではオークは、トロール
エルフ、ドワーフ等と同じく遺伝子変異によって人間から変化したメタヒューマンであるとされている。
シャドウランにおけるメタヒューマン
は「人種差別」を象徴し、PL間の政治的な問題を引き起こさず🎮的なギミック
として導入する為の装置である為、邪悪/善良として決定されないのはいた仕方無いのかも知れない。
🌒 半魚人 🌒
半魚人とは、ヒトと♓類の中間的な身体を持つ、伝説の生物。
②手②足だが鱗とエラを持
つ等の特徴がある事から
水棲人(すいせいじん)と
も呼ばれ、英語では
ギルマン(Gill-man)と称され事が多い。
特に上半身が人間、下半身が♓であるものを人魚と呼ぶ。
又、アマソン川に生息すると言われる(❓)、上半身が♓、下半身が人間と言う形態のものは魚人と呼ばれる。
グアラニー族の民間伝承に登
場する妖怪イプピアーラ
(Ipupiara)は、半魚人で
あるとされたり人魚であるとされる。
─ 続く ─
>> 395
─ 続き ─
西ヨーロッパにも🌊の司教
(Sea bishop)と呼ばれる生物の伝説があり、これは画像にある通り鱗の生えた人間の姿をしている。
普段は海中に棲んでいるが、時折人間達に捕らえられる事があると言い、捕られられた「🌊の司教」は言葉を理解する事は出来ないが、地上で暮らす事は出来るとされる。
メソポタミアの伝説の生き物
♓のアプカルル(英文献では
Fish-Apkallu)は発掘された彫像によると頭から背中にかけて♓を被った様な姿をしている。
身体の前部が人間、後部が♓、と言う姿をしているのである。
神話の中では、アプカルルは
古の賢者であり、人々に知恵を授けたとされている。
彫像は守護精霊として⑦体セットで用いられた。
─ 続く ─
🌒 コボルト 🌒
コボルト(Kobold,Kobalt)
は🇩の民間伝承に由来する醜い妖精、精霊である。
コーボルト、コボルドとも表記する。
コボルトはドイツ語で邪な精霊を意味し、英語ではしばしばゴブリンと訳される。
最も一般的なイメージは、
時に手助けしてくれたり時に悪戯をする様な🏠に住む小人達と言うものである。
彼等は家事をしてくれたりもするが、住人の人間に悪戯をして遊んだりもする。
もう①つあるコボルトの
イメージは、坑道や地下に住み、ノームにより近い姿である。
>> 404
📖 ファンタジーに
おけるコボルト 📖
コボルトは剣と魔法を題材としたファンタジーの小説や🎮に登場する。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ
』では、臆病だが残酷な、小柄で🐶に似た頭部を持つ人型生物とされている。
鱗を持ち、頭には角が生えており、爬虫類とされているが、🐩の様な外観と言う側面が強調された結果、その後に続いた多くのRPGで「体毛のある」
🐩の様な人型生物と言う表現もされる様になった。
🇯においてもこの姿で描
かれる事が多く、輸入物
のRPG『ウィザードリィ』
シリーズにおいては、ファミコン
移植版を担当した末弥純のイラストレーションで狗頭そのものである様に描かれ、このイメージが支配的になった。
─ 続く ─
🌒 龍人 🌒
(ドラゴンニュート)
龍人(竜人、りゅうじん)
は、神話上の神々に見られる描写である。
創作上の架空の生物でも良く見られる。
創作上の竜人は
ドラゴンニュート(Dragonewt)
とも言われる。
二足歩行で、竜もしくはドラゴンの姿をしている獸人である。
>> 408
📝 特 長 📝
古くは八大竜王、四海竜王伝承、西遊記の竜王の絵や像は形としては正に龍人である。
半人半獣でも狼男のオオカミ
や人魚等の魚類とは違って、龍(或いはドラゴン)そのものが架空である為に明確なモデル像が存在しない為絵の幅がある。
🇯の古墳では四方の四神が描かれた壁の下にそれぞれ三体ずつ十二支の獣面(獣頭)人身像が描かれている文化がある。
しかし、キトラ古墳では、北壁・玄武の「🐭」、東壁・青竜の「🐯」、西壁・白虎の「🐶」、南壁・朱雀の「🐎」等⑥体の発見に留まっており、辰の獣面(獣頭)
人身像は未だ発見されていない。
ヨーロッパ地域では余り見られない描写である。
南米ではカンヘル等で見られる描写である。
人頭竜身像は全く無いわけでは無いが殆ど見られない。
但し、🇨の創世神話の伏羲と女〓の姿は人首竜身(又は、人首蛇身)で描写される。
>> 411
📝 概 要 📝
バフォメットの起源に付いて判明していないが、1300
年初頭にテンプル騎士団が祀っていたバフォメットの記録が、異端審問の裁判記録に残されており、これが最古のものとなっている。
語源はイスラム教の創始者予
言者ムハンマド・イブン=アブドゥ
ッラーフの古🇫での綴り
(Mohammed)を転じた、或いは誤記したものと考えられているが、様々な異説もある。
ルシファー、ベルゼブブ、
アスタロトに使える上級六大悪魔の①人である大将サタナキアと同一視する意見もある。
十字軍で活躍したテンプル
騎士団は、1307年にフィリップ4世の偶像崇拝の糾弾を受けた際、このバフォメットの偶像を奉ったとされている。
後に両性具有で黒♑の頭を持つ姿で知られる様になり、魔女達の崇拝対象となった。
但し、必ずしもこの姿に限定されている訳では無い。
⑲世紀に🇫の魔術師
エリファス・レヴィが描いた絵
「メンデスのバフォメット」が最も有名。
「サバトの♈」レオナールと同一視・混同される事も多い。
🌒 オ セ 🌒
オセ(Ose Os〓,oze,Oso,
Voso)は、悪魔学による
ソロモン72柱の魔神の①柱で
③つの👿軍団を率いる序列57番の地獄の大総裁である。
ヒョウの姿をしていて暫くすると👨の姿へ変わる👿として描写される。
神に関する質問に答え、
秘密を暴く力を持つ。
召喚者の指示した者への狂気をもたらし、召喚者の指定した物になったと信じさせる。
オセの👑を被ると自分が王になったと勘違いする。
オセと言う名前はラテン語で
「💋」を意味する'os'又は「嫌う者」を意味する'osor'に由来すると言われるが、北欧神話のフレイヤ
の夫であるオズが原形であると推定されている。
このオズはオーディンと同一視される為、この👿はオーディンの堕落した姿とも言われる。
🌒 アンドラス 🌒
アンドラス(Andras)は、悪魔
学によるソロモン72柱の魔神の①柱で、序列63番の大侯爵。
梟(猛禽)の頭に👼の身体を持ち、黒い狼に股がり、右手には剣を取る。
30の軍団を指揮する。
性格は非常に破壊的かつ凶暴で、争いのある場所に必ず現れ、憎しみを煽動して更なる闘争を引き起こす。
召喚された場合、敵対者を殺す方法を教えると言う。
🐶 狼 男 👨
狼男は、獸人(伝説の生物)の一種で、狼又は、半狼半人の姿に変身したり、狼に憑依される等した人間の👨である。
同様の👩は狼女で、男女を特定せず狼人間・人狼(じんろう)とも言う。
ウェアウルフ(英語 werewolf)、
ワーウルフ(同)、ヴェアヴォルフ
(ドイツ語 Werwolf)、
ライカンスロープ(lycanthrope)
リカントロープ(同)、ルー・ガルー
(フランス語 loup-garou)、
ウルフマン(wolfman、余り一
般的でない語)等とも呼ばれる。
これらの語源的には👨を意味する語だが、👨👩を問わず使う事が多い。
満月を見ると狼に変身するとされる等が多い。
その起源は東ヨーロッパとされる。
北欧神話にもウールヴヘジン
と呼ばれる狼に由来した戦士がおり、ベルセルク
(バーサーカー)と同種と言われ、狼男の伝説に影響を与えている。
📝 概 要 📝
記録として最も古いもの
としては旧約聖書ダニエル
書で、ネブカドネザル王が自らを狼であると想像して⑦年間に及んで苦しむ話がある。
又、ヘロドトスの歴史(IV,
105)にあるネウロイ人に付いての記述としては、ローマ
帝国末期に人が獣化する現象が初めて「症候群」として紹介され、ギリシャ神話のゼウスがリュカオーン王をオオカミに変身させる話に付いても言及された。
中世の神学者達は、獣人化現象を👿の仕業であるとして強く恐れた。
実際の伝承では、🎬等で知られたオオカミとヒトの中間的な形態をもつ人型の狼男と言うものは少なく、人語を話オオカミ、もしくは人と同じ大きさのオオカミと言う形で語られているのが普通である。
又、🌙や丸いものを見ると変身すると言う伝承も無く、その部分は🎬や小説における創作である。
恐らく🌙の✨が魔力を持つと言う伝説や狼や🐩の遠吠えから考案されたものだろう。
─ 続く ─
─ 続き ─
宗教学的には、古代東
ヨーロッパ地方のバルト・スラヴ
系民族における「若者の戦士集団が狼に儀礼的に変身する。と言う風習(熊皮を着た狂戦士=ベルセルク)
が、時代が下るにつれて民間伝承化されたものであると考えられている。
バルト地方における獣人化伝承に取材した初期の小説として、プロスメル・メリメによる「狼男」ならぬ「熊男」
(Lokis)がある。
弱点としては、銀の武器(特に銀の弾丸・銀製の十字架、代用として銀の🔑を聖別した上で鋳鎔かして作る)が有名である。
東アジアや🇺において獣人化現象は自身の神聖な血筋と関連付ける事が多く、ヨーロッパの様な恐怖や禁忌の対象ではない。
モンゴル人の狼祖伝説、苗人の犬祖伝説、古朝鮮や耽羅(済州)の熊祖伝説、🇺の豹祖(ジャガー)、獅祖(ピューマ)等、何れも民族的な誇りの源となっている。
又、🇯では、狼祖伝説そのものは極めて希少であるが、その日本語による名称そのものが「大神」を意味し、モンゴルにおけるそれと同様に紳性と知性の象徴として畏敬され、三峯神社等少なくない神社において祭神とされている。
>> 422
📝 ルー・ガルー 📝
ルー・ガルーは、現在の🇫では人狼全般を指す一般的な言葉である。
しかし、歴史的には、或いは地域によっては、様々な意味合いがある。
loup-garou以外の綴りの時に派生的な意味合いである事が多いが、はっきりした区別ではない。
ケイジャン及びその影響を受けたニューオーリンズでは、狼(又は🐩)の頭と人間の体を持つ獣化される事が多い。
ハイチでは、ブードゥー教等アフリカ起源の伝承の影響で、狼に変身するある種の魔女を指す様になった。
変身の際には自ら皮を剥いで畳んで置くと言う。
人間が狼に変身する通常の人狼と違い、狼が、人間による呪術又は、狼自身の意思によって人間と化したものを指す事もある。
姿はただ狼が二足歩行で歩いているだけのものから、すっかり人間と化している者迄あり、まちまちである。
>> 423
📝 狼男と取り扱った
作品:小説 📝
📓『ウルフガイ』及び
『アダルト・
ウルフガイ』シリーズ
(平井和正)
📓『狼の時』
(ロバート・R・マキャモン)
📓『クロスカディア』
(神坂 一)
📓『人狼の四季』
(スティーヴン・キング)
📓『デモナータ』
(ダレン・シャン)
📓『トライライト』
(ステファニー・メイヤー/著
小原亜美/訳)
📓『パリの狼男』
(ガイ・エンドア)
📓『僕にお月様を
見せないで』
(阿智太郎)
📓『魔法薬売りの
マレア』
(ヤマグチノボル)
📓『ルー=ガルー
忌避すべき狼』
(京極夏彦)
📓『わたしを愛した狼』
(ケリー・アームストロング)
📓『パラケルススの
魔剣』
(山本 弘)
📓『狼と香辛料』
(支倉凍砂)
📓『オオカミは
懐かない!?』
(高崎とおる/原案
黒川 実/著)
>> 424
📝 狼男と取り扱った
作品:漫画 📝
📖『赤ずきんチャチャ』
(彩花みん)
📖『オオカミが
出てきた日』
(福山庸二)
📖『怪物王女』
(光永康則)
📖『怪物くん』
(藤子不二雄A)
📖『GS美神
極楽大作戦!!』
(椎名高志)
📖『スプリガン』
(たかしげ宙/原作
皆川亮二/画)
📖『ソウルイーター』
(大久保篤)
📖『ZOMBIE-LOAN』
(PEACH-PIT)
📖『月に吠えろ!』
(立野真琴)
📖『dear』
(藤原ここあ)
📖『パンパイヤ』
(手塚治虫)
📖『ひみつの犬神くん』
(桑田之梨子)
📖『ロザリオと
バンパイア』
(池田晃久)
📖『BLEACH』
(久保帯人)
📖『HELLSING』
(平野耕太)
📖『MASTERキートン』
(勝鹿北星・浦沢直樹)
📖『魔法先生ネギま!』
(赤松 健)
📖『流狼の旅』
(啄木鳥しんき)
📖『倫敦魔魍街』
(JET)
📖『キューティクル
探偵因幡』
(もち)
>> 425
📝 狼男と取り扱った
作品:映画 📝
🎬『狼男』
(The WOLF MEN、1941)
🎬『フランケンシュタインと狼男』
(FRANKENSTEIN MEETS
THE WOLF MAN、1943)
🎬『吸血狼男』
(THE CURSE OF THE
WEREWOLF、1960)
🎬『ウルフガイ燃えろ狼男』
(1975、東映)
🎬『ハウリング』
(The Howling、1981)
🎬『狼男アメリカン』
(AN AMERICAN WEREWOLF
IN LONDON、1981)
🎬『ウルフェン』
(Wolfen、1981)
🎬『狼の血族』
(THE COMPANY OF
WOLVES、1984)
🎬『ティーン・ウルフ』
(1986)
🎬『ウルフ』
(Wolf、1994)
🎬『ワイルダーネス
美狼伝説』
(WILDERNESS、1996)
🎬『ファングルフ/
月と心臓』
(AN AMERICAN WEREWOLF
IN PARIS、1997)
─ 続く ─
>> 426
─ 続き ─
🎬『ジンジャー
スナップス』
(Ginger Snaps、2000)
🎬『ドッグ・
ソルジャー』
(UNDERWORLD、2003)
🎬『跋扈妖怪伝 牙吉』
(2003)
🎬『ヴァン・
ヘルシング』
(Van Helsing、2004)
🎬『ウルフマン』
(Ginger Snaps 2
Unleashed、2004)
🎬『ウルフマン
リターンズ』
(Ginger Snaps Back、
2004)
🎬『ガリシアの獸』
(ROMASANTA THE
WEREWOLF HUNT、2005)
🎬『アンダーワールド
エボリューション』
(UNDERWORLD EVOLUTION
2006)
👨 人 虎 🐯
人虎(じんこ)とは、🐯に変身すると言われる伝説の生物。
虎人(こじん)とも。
清朝の志異・志怪等を記した説話集、『太平広記』・『古今説海』等に「人虎伝」として🐯に変身する👨の説話が収録されている。
中島敦著山月記は『唐人説〓』中の「人虎伝」に取材し郷里の秀才の悲哀を描出した。
😺キャット・ピープル👩
キャット・ピープル(CatPeople)
は、猫人間を題材にした🇺の怪奇🎬、及び言及される猫人間の事である。
1942年に
『キャット・ピープル』、1944年
に同じ登場人物を配した続編『キャット・ピープルの呪い』が制作され、前者は1981年にリメイクされた。
猫人間のプロットに
アルジャーノン・ブラックウッドの
「太古の魔術」
(Ancient Sorceries)の
影響がある。
>> 432
🎬キャット・ピープル🎬
自分が猫人間の末裔であり、💏をするだけで豹に変身し👨を殺すと信じたヒロインは、求婚され結婚しても、夫との関係を深める事が出来ない。
夫は職場の👩に相談するが、その内愛人関係になる。
一方、夫に勧められて受診した精神科医師はヒロイン
に言い寄るが、ヒロインの手にかかり死ぬ。
絶望したヒロインは動物園の豹に殺されるべく檻から出す。
繊細な若い👩の嫉妬と👨
恐怖症を猫顔のシモーヌ・シモン
が見事に演じた。
具体的な恐怖の描写は注意深く避けられ、猫人間への変身も暗示するに過ぎない。
従って猫人間云々はヒロイン
の妄想に過ぎず、潔癖性
・大人になる事からの逃避、👨への恐れ等によるものだとの解釈も成り立つ。
その為サイコホラー🎬の古典的名作の①つとみなされている。
>> 433
🎬キャット・ピープルの
呪い 🎬
上記の続編と銘打っており、事実後日談ではあるが、主題は恐怖と言うよりも少女、後妻、元夫の心の動きを追った作品である。
特に内向的な少女の描写が素晴らしい。
発表当時一種の教育🎬としても見られたとの事である。
上記作の夫と元同僚は後日結婚し、一人娘が生まれた。
娘は夢見がちな内向的な少女に育ち、周囲の子供達から浮いた存在になった。
ある日、夫が捨てきれずに①枚だけ残しておいた前妻の写真を見掛けた少女は、彼女を心の中の友人と呼ぶ。
🎄の前夜も暖かな家庭を離れ「友人」と迎えた少女だが、町外れの老婆の🏠で危機に晒される。
危機が去った時、「友人」
の姿は消え、周囲の人々と心を開き合った少女が残る。
👨 件(くだん) 🐮
件は、古くから🇯各地で知られる妖怪。
「件」の文字通り、半人半牛の姿をした怪物として知られている。
その姿は、古くは🐮の体と人間の顔の怪物であるとするが、第二次世界大戦頃から人間の体と🐮の頭部を持つとする説も現れた。
幕末頃に最も広がった伝承では、🐮から生まれ、👨の言葉を話すとされている。
生まれて数日で死ぬが、その間に作物の豊凶や流行病、旱魃、戦争等重大な事に関して様々な予言をし、それは間違いなく起こる、とされている。
又、件の絵姿は厄除招福の護符になると言う。
別の伝承では、必ず当る予言をするが予言してたちどころに死ぬ、とする話もある。
又、歴史に残る大凶事の前兆として生まれ、数々の予言をし、凶事が終われば死ぬ、とする説もある。
又、♂の件の予言は必ず当るが、♀の件がその予言の回避方法を教えてくれる等の異説がある。
江戸時代から昭和迄、西日本各地で一種の都市伝説として様々な目撃談がある。
👨 件の如し 🐮
西日本各地に伝わる伝承では、証文の末尾に記される「件の如し」と言う慣用句は「件の予言が外れない様に、嘘偽りが無いと言う意味である」と誠しやかに説明される。
実際には「件の如し」と言う決まり文句は『枕草子』等にも既に見え、江戸時代後期から目撃され始めた怪物「件」の方が遥かに後に現れたものである。
民間語源の一種と言えよう。
👀 目撃の歴史 👀
この怪物の目撃例として最古と思われるものは、文政10年(1827年)の越中国立山でのもの。
但し、この頃「くだん」では無く「くだべ」と呼ばれていた。
ここで山菜採りを生業としている者が、山中でくだべと名乗る人面の怪物に出会った。
くだべは「これから数年間疫病が流行し多くの犠牲者が出る。
しかし自分の姿を描き写し絵図を見れば、その者は難を逃れる」と予言した。
これが評判になり、各地でくだべの絵が厄除けとして携帯する事が流行したと言う。
「くだん」としての最古の例は天保7年(1836年)の日付のある瓦版に報道されたもの。
これによれば、「天保7年の12月丹波国倉橋山で人面牛身の怪物『件』が現れた」と言う。
又、この瓦版には、「宝永2年12月にも件が現れ、その後豊作が続いた。この件の絵を貼っておけば、家内繁昌し疫病から逃れ、一切の災いを逃れて大豊年となる。実に目出度い獸である」ともある。
又、ここには「件は正直な獸であるから、証文の末尾にも『件の如し』と書くのだ」ともあり、この説が天保の頃既に流行していた事を示す。
─ 続く ─
>> 440
─ 続き ─
明治時代から昭和初期にかけては、件の剥製と称するものが見世物小屋等で公開された。
小泉八雲も自著『伯きから隠岐へ』の中で、件の見世物をする旅芸人に付いての風説を書き残している。
明治25年、見世物をする旅芸人が美保関行きの🚢に件の剥製を持ち込んだ。
しかしその不浄の為に神罰が下り、その🚢は突風の為に美保関に上陸出来なくなったと言う。
昭和に入ると、件の絵に御利益があると言う説は後退し、戦争や災害に関する予言をする面が特に強調された。
第二次世界大戦には戦争や空襲等に関する予言したと言う噂が多く流布した。
昭和18年(1943年)には、岩国市のある下駄屋に件が生まれ、「来年4、5月頃には戦争が終わる」と予言したと言う。
又、昭和20年(1945年)春頃には松山市等に「神戸に件が生まれ、『自分の話を信じて3日以内に小豆飯かおはぎを食べた者は空襲を免れる』と予言した」と言う噂が流布していたと言う。
🐮 件 女 👩
第二次世界大戦末期から戦後復興期にかけては、それまでの人面牛身の件に代わって、牛面人身で👘を着た👩の噂も流れ始めた。
以下、これを仮に件女と呼称する。
牛女の伝承は、ほぼ西宮市、甲山近辺に集中している。
例えば空襲の焼け跡で牛女が動物の死骸を貧っていたとする噂があった。
又、芦屋市・西宮市間が空襲で壊滅した時、ある肉牛屋の🏠の焼け跡に牛女がいた、恐らくその🏠で娘が生まれてから座敷牢に閉じ込められていたのだろうと言う噂などが残されている。
小説家小松左京はこれ等の噂に取材して小説『くだんのはな』を執筆した為、この牛女の件の一種とする説もある。
が、幕末期の件伝承と比較すると…
①件は🐮から生まれるが
牛女は人間から生まれる。
②件は人面牛身、牛女は牛面人身。
③件は人語を話す等知性が認められるが、牛女にはそれが認め難い。
と言った対立点もあり、あくまでも件と牛女は区別すべきと言う主張もある。
📝 概 説 📝
1989年から1990年に掛けて、小学生や中学生の間で雑誌・📺等のマスメディアを介して、人面犬の噂は広まった。
但し、人間の顔を持つ🐶の都市伝説や民間伝承そのものは、これ以前からも存在する。
又、人面の生物に関連する都市伝説として、他に件(くだん)や人面魚がある。
ヘイケガニ等、実際に人間の顔のような模様を持った生物もいる。
伝説上の生物の中にも、人面獅子のマンティコア、ギリシア神話に表れる女面鳥身のハーピー、ヨハネ黙示録に登場する蝗(イナゴと言う名だが、🐎の様な体に人間の顔を持つとされる)等が存在し、人間の顔と動物の体と言う組み合わせの怪物のイメージは古くから存在した。
メキシコ西部コリマ州等の遺跡からまさしく人間の面を付けた🐶を象った中空な土製品(土偶と言うより象形土器に近い)が出土している。
─ 続く ─
👨 人面犬ブームの発祥 🐶
📖1970年代に漫画
『うしろの百太郎』や
『SF/ボディー・スナッチャー』に
人面の🐶が登場。
📖ジャーナリストの石丸元章は
彼がポップティーン誌編集部と結託して、読者投稿にあった人面犬の話に創作を加えて誌上で広めたのが、人面犬ブームの発祥であると、クイック・ジャパン創刊準備号のレポートにおいて報告している。
又、その流れを受けて、1990年に『THE 人面犬』と言う📼作品が制作されている。
この作品に石丸元章も出演している。
👨俳優の的場浩司は、仲間との会話での野良犬をネタにした冗談が、知り合いのDJを通じた放送で全国に広まり、人面犬の噂になったのだと、ダウンタウンDXで主張している。
─ 続く ─
👨 江戸時代の人面犬 🐶
文化7年(1810年)6月8日に江戸の田戸町で、ある♀🐩の産んだ子犬の1匹が人間そっくりの顔であったと言う。
1人の興行師がこれを聞き付け、さっそく人面犬の見世物として売り出したところ、押すな押すなの大人気となった。
江戸時代の文人・石塚豊芥子の著書『街談文々集』にも、豊芥子がこの見世物を見に行った事が述べられている。
👨 人面魚 ♓
人面魚とは、頭部を正面から見た場合に、人間の目鼻立ちに似た模様を持つ♓の事。
模様が「人面」の様に見える為にこう呼ばれるもので、多くは金色の鯉である。
1990年頃、山形県鶴岡市の善宝寺に居た人面魚の写真を「フライデー」が記載した事によって🇯で「人面魚ブーム」が起こり、日本中で目撃情報が現れワイドショー等で盛んに取り上げられ、♓に限らず人間の目鼻立ちに似た模様を持つ動物迄もがもてはやされた。
同時期に、人間の顔そのもの(大抵は老人と言われていた)を持ち日本語を喋ると言う人面犬がいると言う都市伝説が流行して雑誌等でしばしば取り上げられており、模様が人間の目鼻立ちに似ているだけの人面魚が話題を呼んだ事と関連があると見られる。
2005年、🇨と🇰で人面魚が発見され、話題になった。
👩 ハーピー 🐤
ハーピー(harpy、ハルピュイアとも)はギリシャ神話に登場する女面鳥身の伝説の生物。
その名は「掠める女」を意味し、顔から胸迄が人間の👩で翼と下半身が🐤と描写される事もある。
ガイアとポントスの子タウマスと
オケアノスの娘エレクトラの子。
🌈の女神イーリスの姉妹。
イアソンによる『アルゴー号の探索(アルゴナウタイの冒険)』に登場し、罪を犯したピネウスを苦しめるエピソード
が有名。
黄泉の国の王ハデスの手下であり、老婆の様な顔、禿鷲の羽根、鷲の爪を持つ。
食欲が旺盛で、食糧を見ると意地汚く貪り食う上、食い散らかした残飯や残った食糧の上に汚物を撒き散らかして去って行くと言う、この上なく不潔で下品な怪物である。
ダンテの叙事詩『神曲』地獄篇の中では、地獄第七圏第二の環・「自殺者の森」において、自ら命を絶った者が変容した樹木を啄ばむ怪鳥として描写されている。
話によっては、
アエロー(Aello 疾風)、
オキュペテー(Okyupete 速く飛ぶ者)、ケライノー(Kelaino 黒い☁)の三姉妹が存在すらとされる。
又、更にポダルゲ(Podarge 足の速い者)を入れた四姉妹とする場合もある。
👼 創造神 👼
『楚辞』「天問」には女〓以前に人はいなかったと書かれており、人間を作った創造神とされている。
後漢時代に編された『風俗通』によると黄土を捏ねて作った人間が貴人であり、数を増やす為縄で泥を跳ね上げた飛沫から生まれた人間が凡庸な人であるとされている。
又、「説林訓」には七十回生き返るともあり、農業神としての性格をも持つ。
☝ 天地修復 👇
「覧冥訓」には、女〓が天下を補修した説話を載せている。
古の時、手を支える四極の柱が傾いて、世界が裂けた。
天は上空からズレてしまい、地も全てを載せたままでいられなくなった。
火災や洪水が止まらず、猛獣共が人を襲い食う破滅的な状態となった。
女〓は、五色の石で天を補修し、大亀の足で四柱を支え、黒龍の体で土地を修復し、芦草の灰で洪水を抑えたとある。
👼 祭 祀 👼
女〓は🇨少数民族の苗族が信奉した神と推測されている。
世界を修復する説話『史記』「三皇本記」には、五色の石で補修した世界がそもそも虚れた原因を、きょう族が信奉する水神共工が暴れた為としており、苗族ときょう族との戦乱が神話に反映したと言われている。
👩 女〓氏を題材とする
作品 🐍
🎮『真・三國無双』
🎮『無双OROCHI
魔王再臨』
📖『封神演義』
📖『女〓JOKER』
🃏『アクエリアンエイジ』シリーズ
(トレーディングカード)
👨 伏 羲 🐍
伏羲(ふっき、ふくぎ、
Fu Hsi又はFu Xi)は古代
🇨神話に登場する神又は伝説上の帝王。
〓羲・包犠・庖犠・伏戯等とも書かれる。
伏義、伏儀と言う表記も使われる。
三皇の①人に挙げられる事が多い。
兄妹又は夫婦と目される女〓と同様に、蛇身人首の姿で描かれる。
📖 文化英雄 📖
『周易』繁辞下伝に天地の理(ことわり)を理解して八卦を画き、結縄の政に代えたとする。
漢字が黄帝の史官蒼頡(そうけつ)によって開発された以前の文字に関する重要な発明とされる。
又漢代に班固が編纂した「白虎通義」によると、家畜飼育・調理法・漁撈法・
狩り・製鉄を含む武器の製造を開発し、婚姻の制度を定めたとある。
📖 洪水神話 📖
🇨古典論者の聞一多が雲南省を中心に説話を採集した。
それによると、伏羲と女〓の父が雷公と戦ったが、雷公が洪水を起こして攻めた為に②人を残して人類が滅亡してしまう。
兄妹は結婚して人類を伝えたとある。
聞一多は、伏羲が時に庖羲とも書かれる点に注目し、伏羲とは方舟を指しており、女〓がこれに乗って洪水の難を逃れたのではと推論している。
👨 ケンタウロス 🐎
ケンタウロス(Kentauros)は、
ギリシア神話に登場する怪物。
🐎の首から上が人間の上半身に置き換わった様な姿をしている。
ラテン語では
ケンタウロス(Centaurus)、
英語ではセンタウル或いは
セントール、セントー(Centaur)、
ドイツ語ではケンタウル
(Kentaur)と呼ぶ。
但し、半人半獸の怪物をまとめてケンタウロスと呼ぶ場合もある。
半人半竜のドラコケンタウロス、
半人半驢馬のオノケンタウロス、
半人半獅子のレオントケンタウロス
半人半魚のイクテュオケンタウロス、
半人半牛のブケンタウロス等が
あり、これ等と区別する場合、半人半馬を
ヒッポケンタウロスと呼ぶ。
─ 続く ─
>> 462
─ 続き ─
イクシオンとヘラの姿をした雲
ネペレとの間に産まれたとも、その間の息子であるケンタウロスが♀🐎と交わり産まれたとも言われる。
テッサリアのペリオン🌋やアルカディア、エリス等に住いでいたが、テッサリアのケンタウロス
はペイリトオスとの戦争で住居を追われて、ペロポネソス
半島南部のマレア岬に移動したとも言われる。
好色で🍶好きの暴れ者だが、中には出自の異なるものおり、彼等は野蛮では無い。
クロノスとピリュラの息子ケイロン
は、アキレウス等数々の英雄を教育した賢者として知られ、また不死であった。
シレノスととねりこの精であるニュムペの息子ポロスも人格者である。
ケンタウロス族は戦いにおいてはしばしば♐を使うとされる。
星座の射手座の♐を持ったケンタウロス(神話の設定ではケンタウロス族では無い)の姿から来ている。
─ 続く ─
👨 ケンタウロスに
因んだ名前 🐎
📖『ハリーポッター』
では森に住む🔮や占星術に長けた種族としてケンタウロスが登場する。
📺『ネプリーグ』の
ファイブツアーズの⏰バージョン
のレベル②の怪物として
ケンタウロスが用いられている。
🎮『魔導物語・ぷよぷよ』にはドラコケンタウロスと言う半人半竜のチャイナドレスを着た少女が登場する。
🎮『ポケットモンスター』にはケンタロスと言うポケモン
が登場するが、これは半人半獸どころか🐎ですらなく、完全な♉である。
📺『百獸戦隊ガオレンジャー
』にガオケンタウロスと言うロボ
が登場する(但し、下半
身は🐎ではなく♌なので
レオントケンタウロスである)。
📺『魔法戦隊マジレンジャー
』にウルケンタウロスと言うロボ
が登場する。 こちらの下
半身は🐎。
♑ パーン ♑
パーン(古典ギリシア語Παν
Pan)は、ギリシア神話の神の一種である。
アイガパーン
(Αιγιπαν、
Aigipan、「♑のパーン」)と
も呼ばれ、ローマ神話におけるファウヌス(Faunus)と同一視される。
日本語ではパンとも表記される。
又、意訳して、牧羊神、半獸神、牧神とも呼ばれる。
📝 概 説 📝
パーンは♈飼いと♈の群れ
を監視する神で、サテュロス
と同じく四足獸の様な臂部と脚部、♑の様な角を持つ(獸人)。
何者がパーンの親かは無数の伝承があり、どれか正しい、と言うものは存在しない。
父親はゼウスともヘルメースとも言われる。
母親はニンフであると言われている。
実際には古形「パオーン、
Παων、Paon」(「牧夫」
の意、現代英語の
pastureと同じ接頭辞)か
ら名付けられたものだが
ギリシア語の「パン」(「全ての
」の意)としばしば誤って同一視された結果、パーン
の神は性格と名前が誘惑的なものと思われる様になった。
📝 概説:
原初のパネース 📝
様々な点でオルペウス教の創
世神話に登場する原初の
両性存在の神、プロートゴノス
(Πρωτογονο〓、
最初に生まれた者)或い
はパネース(Φανη〓、顕現する者)と同じものとも考えられた。
この神は原初に🐣より生まれた両性の神で、原初神エロースの別名で、自らの娘ニュクス(🌠)との間に初原の神々、即ち大地(ガイア)
と天(ウーラノス)を生み出した存在である(Protogonus/Phanes)。
又「全て」と言う意味からアレクサンドリアの神話学者、そしてストア派の哲学者達によって「宇宙全ての神」であると解釈される様にもなった。
📝 概説:
パーンの語源と起源 📝
パーンがテュポーンに襲われた際に上半身が♑、下半身が♓の姿になって逃げたエピソードは有名であるが、この姿は低き海底から高き🌋の頂上迄(♑は高山動物である為)世界のあらゆる所に到達出来るとされ、「全て」を意味する接頭語Pan(汎)の語源となったとも言われている。
恐らく、言語上の誤解はホメーロス風諸神賛歌の中の『パーン賛歌』(第⑲編)から始まったのだろう。
『賛歌』によれば、パーン
はドリュオプスの娘、或いはニンフとヘルメースの間に生まれたが、♑の脚、頭に②本の角を生やすと言う奇妙な姿をしていた為、母親は幼いパーンを置き去り逃げた。
ヘルメースはパーンを野兎の皮でくるんで神々の元へ運ぶと神々は皆喜んだ。
しかし、中でも特に喜んだのはディオニューソスだった。
そして「全ての神々を喜ばす」として、そこから名前を得たのだと言う。
─ 続く ─
>> 470
─ 続き ─
パーンは元々アルカディアの神
であって、パーンの主な崇拝者もアルカディア人だった。
アルカディアはギリシア人の居住地であったが、この地のギリシア人はポリスを形成せず、より古い時代の村落共同体的な牧民の生活を送っていたので、オリュンポスの神域がパーンのパトロンになった時、ポリス
生活を送る先進地帯のギリシア人は彼等の事を蔑視していた。
アルカディアの猟師達は狩りに失敗した時、パーンの像を鞭打ったものである。
パーンは人気の無い所で、
突然、混乱と恐怖をもた
らす事があった(「パニック
(Panic)」)
(panikon deima)。
復興ペイガニズム
(Neopaganism)において
パーンは「角を持つ神」の典型として、神の元型の①つだった(ケルヌンノス)。
📝 概説:
パーンとニンフ達 📝
パーンのトレードマークである笛に関する有名な伝説がある。
シューリンクス(Συριγξ、
Syrinx)はアルカディアの野に住む美しいニンフだった。
サテュロス他の森に住むものに愛されていたが、彼女は彼等を皆軽蔑していた。
ある日狩から彼女が帰って来ると、パーンに会った。
彼女はパーンのお世辞を聞かずに逃げ出したが、パーンは川の土手迄追い掛けて行って彼女を捕えた。
水中のニンフに🆘を求める余裕しかなく、パーンが手を触れた時、彼女は川辺の葦になった。
風が葦を通り抜け、悲しげな旋律を鳴らした。
パーンはニンフに讃え葦をい
くたりか切り取ると楽器
を作り「パンの笛」
(パーンパイプ、パーンフルート、
つまり古代ギリシア語で
シューリンクス、Syrinx)と呼んだ。
─ 続く ─
>> 473
─ 続き ─
パーンはピテュス(Πιτυ〓
Pitys)と言うニンフにも惚れた。
ピテュスは彼から逃げようと松の木になった。
♑は性的な多産のシンボル
であったが、パーンも性豪として有名であり、しばしばファルスを屹立させた姿で描かれる。
ギリシア人はパーンがその魅力により、処女やダフニス
の様な♈飼いを誘惑するものと信じていた。
シューリンクスとピテュスでしくじりはしたが、その後、ディオニューソスの女性崇拝者であるマイナデスをたらし込む事には成功し、乱痴気騒ぎの中で①人残らずものにした。
これを達成する為、パーン
は時に分身してパーン一族
(Panes)となった。
📝 概説:
パーンとアポローン 📝
ある時、パーンは竪琴の神アポローンと音楽の技を競う事になった。
トモーロス(Tmolus、🌋の神。
オムパレーOmphaleの夫)が審査員となった。
パーンは笛を吹き、田舎じみた規律はパーン自身と偶居合わせた追従者ミダスを大満足させた。
次いでアポローンが弦を奏でると、トモーロスは一聴、アポローンに軍配を上げたのである。
ミダス以外の誰もが同意した。
彼は異議を申し立て不公正じゃないかと糾した。
アポローンはこの様な下劣な👂に煩わされない様、彼の👂をロバのそれに変えてしまった。
キリスト教文学や絵画に描かれるインキュバス(男性型夢魔)の👿風イメージ、サタンの角と割れた蹄のイメージは、大変に性的であるパーンのイメージから取ったものであろう。
📝 概説:偉大なる
パーンは死せり 📝
ギリシアの歴史家プルタルコスが
『神託の堕落』
(;The Obsolescence of
Oracles"(『モラリア』5:17)
)』に書いた事を信じるならば、パーンはギリシアの神々の中で唯一死んだ。
ティベリウスの御代にパーンの
死と言うニュースがタムス
(Thamus)の元に届いた。
彼はパクソイ諸島島経由で🇮に向かう🚢船員だったのだが、海上で神託を聞いた。
「タムス、そこにおるか❓、
Palodesに着いたなら、忘れず『パーンの大神は死したり』と宣告するのじゃ」と。
その知らせは岸辺に不満と悲嘆をもたらした。
─ 続く ─
>> 476
─ 続き ─
ロバート・グレイヴズは、
『ギリシア神話』
(The Greek Myths)の中
でタムスは明らかに「Thamus
Pan-megas Tethnece」
(全てにして偉大なる
タンムズは死したり)を聞き誤ったのであると示唆している。
実際、プルタルコスの後①世紀たった頃、地理家のパウサニアスがギリシアを旅した時、パーンを祀る祠や洞、聖なる🌋を尚もしばしば見た。
死が宣言されたにも関わらず、パーンは今日も復興ペイガニズムやウィッカ(Wicca)
の間で👨の強さと性的能力の源泉として崇拝されている。
パーンはケネス・グレアムの児童
文学作品
『たのしい川べ』(The
Wind in the Willows)と
トム・ロビンズの小説
『香水ジルバ』
(Jitterbug Perfume)に
も登場してくる。
📓 ローマ神話
ファウヌス 📓
ローマ神話でパーンに対応するのはFaunus(ファウヌス)である。
ファウヌスはニンフのマリカ
(Mar+ca)(時にファウヌスの母
とも言われる)との間に
ボナ・デア(Bona Dea.本名
は女神ファウナFaunaまたは
ファウラFaulaであると言う。
ファウヌスの女性側面)及び
ラティヌス(Lat+nus)を儲けた父親として知られている。
ユスティノスはファウヌスをルペルクス
(Lupercus「狼を遠ざけるもの」)即ち家畜の護衛者と固定しているが、この説は古典的に展拠を欠く。
─ 続く ─
>> 478
─ 続き ─
神話において、ファウヌスは
エウアンドロスがアルカディアから
来た時、ラティウム地方の王で、ピクス王とカネンスの子だった。
死後にファトゥウス神として崇拝された。
儀式は神聖な森の中で行
われ、現在のティヴォリ、
エトルリア時代以来ティブール、
Tiburtine Sibylの座として知られていた地の外れにその森はあった。
ファウヌスは狼の皮と花冠、
ゴブレットと共にあった。
彼の祭りはルペルカリア祭と呼ばれ、神殿が建立された日を記念して2月15日に行われた。
司祭ルペルクス達は♑の皮を着、見物人を♑皮のベルト
で打った。
ファウヌスを讃えるもう①つの祭りがあり、ファウナリアと言う。
12月5日に行われた。
👨 サテュロス ♑
サテュロス(Σ〓τυροι-
Satyri)はギリシア神話に登場する半人半獸の自然の精霊である。
ローマ神話にも現れ、ローマの森の精霊ファウヌスやギリシアの牧羊神パンとしばしば同一視された。
📝 概 要 📝
森や🌋に出没し、パンや
ディオニュソスが仲間である。
ホメロスによる言及は無いものの、ヘシオドスの断片では、🌋のニンフやクレス
(:en:Kuretes、レアを崇拝する⑨人の男性の踊り手)の兄と呼ばれており、怠惰で無用の種族とされている。
彼等はディオニュソス信仰と強く結び付いている。
男性のディオニュソス信者がサテュロスで、女性信者がマイナス、マイナデスである。
📓 ギリシア神話のサテュロス:
サテュロスの性格 📓
彼等は悪戯好きだったが
同時に小心者でもあった。
破壊的で危険であり、又
恥ずかしがりやで臆病だった。
ディオニュソス的な生き物として、彼等は🍷と👩と👨を愛した。
アウロスと言う笛、シンバル、
カスタネット、バグパイプと言った楽器の音楽に乗って、ニンフと踊ったり口説いたりした。
人間に取っては激しい恐怖だった。
彼等はディオニュソスのドンチャン
騒ぎに絡めて語られる事が多く、神話や伝説の中ではマイナーな存在である。
スキニス(:en:Sikinnis)と言う特徴ある踊りを踊った。
本能的にあらゆる肉体的快楽を貪ろうとした。
🍇と蔦で作った花輪を頭に載せ、ディオニュソスに倣って豹柄の皮や♑の皮、子鹿の皮をまとっていたが、それ以外は裸で、ファルス
を聳え立たせていた。
彼等は🍷を手に持って描かれる事がしばしばあって、🍷の装飾としても用いられる事がある。
彼等はしばしばツバキ
(fircone)を先に付けた
ディオニュソスの棒である
テュルソス:en:thyrsusを運んでいる。
📓 ギリシア神話のサテュロス:
サテュロスの死 📓
サテュロスは不死の神では無く歳を取れば死んだ。
彩色花器等ギリシアの工芸品に、人間の人生の三段階に合わせたサテュロスの絵がある。
成人したサテュロスは顎鬚があり、禿げている。
禿げている事はギリシア文化においては屈辱的で体裁の悪い事だった。
高齢のサテュロスは通常シレノス
(Silenos)と呼ばれた。
半人半馬の飲んだくれ
イポタネスである(固有名詞としての)シレノスは、シレノス
達の特徴を①人の上に集約したものだろう。
彼はハンの息子と言われ、
ディオニュソスの養父、先生にして🍶呑みの仲間である。
サテュロスは暴力によっても死んだ。
彼等は神話上のディオニュソス
のインド行軍で戦死している。
ノンノスによるとサテュロスの1人
マルシュアスは、アポロンと音楽の腕を競って敗れ、罰として生きながら全身の皮を剥がれて死んだ。
📓 ギリシア神話のサテュロス:
サテュロスの姿 📓
前頭部の、♑では角になっている所が、サテュロスでは小さな骨の突起である。
アッティカの彩色花器に描かれたサテュロスは平らな👃、突った大きな👂、長く巻いた髪、立派な顎鬚、🐎か♑の尻尾を持っている。
乳首な様な突起(pherea)
を頚部に持つ事もある。
彼等は様々なスタイルで描かれる。
上半身が人間で下半身が♑と言うのが最も多い。
時には角を生やしている。
それほど多くは無いが、下半身が🐎である事もある。
何れにせよ、長くて太い尾と、常時勃起しっぱなしの陰茎を持っている。
時代が下るにつれ、人間風に描かれる様になり、獸としての性格を失って行く。
最後は尻尾だけがサテュロスである事を伺わせる所迄至った。
馴染みのあるギリシアの
サテュロスの描写法は「眠った
サテュロス」(:en:Barberini
Faun)である。
─ 続く ─
📓 ギリシア神話のサテュロス:
サテュロス類縁のものどき 📓
年寄りのサテュロスはシレノスと、
若いサテュロスはサテュリスキ:en:
Satyrisciと呼ばれた。
後述の様に彼等はローマ詩人によってしばしばファウヌスと混同された。
サテュロスの恥ずかしがり屋で臆病な面を象徴したのは野兎である。
近代ギリシアの一部地域では、カリカンツァロスと言う妖怪が古のサテュロスに似ている。
彼等は♑の👂と、ロバ又は♑の脚を持ち、毛で覆われ、👩好きで踊りを好む。
パルナッソス🌋の牧夫等は野兎と♑の王である🌋の魔を信じている。
📓 ギリシア神話のサテュロス:
聖書との関連 📓
欽定訳聖書の中で、
“satyr”はヘブライ語の
セイリム(se'irim)(「毛のあるもの」)を指す言葉として用いられており、ユダヤ
の民間伝承における荒野に住む魔物ないしは超自然的な存在を意味している。
セイリムへの生贄を捧げる儀式があった事を、レビ記が「👿(devils)」を持つとして仄めかしている。
それらはアラブの古い伝説
にあるazabb al-akaba
(山道にいる毛むくじゃらの魔物)と関連がある。
📓 ギリシア神話のサテュロス:
サテュロス劇 📓
アテナイでのサテュロス劇(紀元前
⑤世紀)では、サテュロスとシレノスによる合唱(コロス)が舞台の所作に対する注釈役を担っていた。
このサテュロス劇では神話におけるシリアスな出来事を戯画化して猥雑な無言劇として演じ、ぼろくそに嘲笑した。
紀元前⑤世紀から完全な形で残っているサテュロス劇が①つだけである。
エウリピデスの『キュクロプス』である。
ソポクレスの書いたキュクロプス
劇の長い断片がパピルスに
残っている。
題はIchneutae(『サテュロス
を追って』)であり、
エジプトのオキシリンコス(:en:
Oxyrhynchus)で1907年に
発見された。
📓ローマのサテュロス📓
ローマではサテュロスは森の精
ファウヌス(Faunus)にまつわる広く知られた詩的な想像と混淆(こんこう)した。
又、粗野な精であるパン
とも関連づけられ、パン
の眷属(Panes)とみなされた。
ギリシアでは優美なサテュロスが描かれる様になったが、ローマでは再び臂部から蹄までが♑に似た姿にイメージされた。
ローマのサテュロスはしばしば大きな角を持って描かれる。
小羊の角の場合もある。
キリスト教神話は、一部の異教的な自然の精霊を👿として仕立て上げた。
サテュロスもデモンやデビルに関連付けられた。
確かに彼等はユダヤの♑男である魔物アザゼル
(:en:Azazel)に似てはいて、その魔物は生贄の♑(スケープゴート)を要求した(サタン)。
ローマの諷刺(satire)は文学形式の①つで、詩の様な随筆であり、何かに噛み付く為の道具として用いられた。
破壊的な公的ないし私的な批評的活動である。
ローマの諷刺は時として無思慮にギリシアのサテュロス劇と関連付けられるが、関連性と言っても諷刺とそれと関連はどちらも破壊的であり、都市化や文明に対して反抗的であった事に尽きる。
👶 子供のサテュロス 👶
子供のサテュロスはサテュリスキに関係した伝説上の生物である。
民間、古典工芸、🎬、その他様々な郷土工芸に表れる。
古典工芸には若いサテュロス
が歳取った素面のサテュロス
から注意されている様子が描かれる事がある。
一方で、子供のサテュロスが
ディオニュソス信仰に参加し、楽器を奏で踊りを踊っている姿も描かれている。
子供のサテュロスがギリシアの花瓶と言った古典作品に現れる。
これは表面上は主に芸術家の審美眼によるものである。
だが、ギリシア芸術における子供の役割からすると、子供のサテュロスにはそれ以上の意味があったに違いない-クピド、即ちアプロディテの息子である。
クピドは常に子供ないし赤児として表され、数えきれない作品の中で、そこにはしばしばサテュロスと共に、サテュロスの聖なる親玉であるバッコス
(ディオニュソス)が赤児の姿で現されている。
─ 続く ─
─ 続き ─
古代ギリシア以外の子供の
サテュロスの中でずば抜けた例がアルブレヒト・デューラーの版画である。
ロココ時代にも子供のサテュロス
をバッコスの祭
(:en:Bacchanalia)の中で描いた作品が見られる。
中には女性の子連れサテュロスもいる。
子供のサテュロスは積極的に祭に参加しているものもある。
ヴィクトリア時代のナプキンリング
には子供のサテュロスが樽の横に描かれ、バックスの祭を共にすると言う認識が表されている。
子供のサテュロスではないかと推測されるものが、様々な地域の民話や現代の神話学に浮かび上がって来る。
ギリシア指向の大学祭
(college parties)では
バックス風のキャラクターが現れるが、その中には子供のサテュロスも出て来る。
📓 イギリスの
伝承との関係 📓
プーカはアイルランド及び
ウェールズの神話に現れる森の妖精(フェアリー)である。
最も恐ろしいフェアリーであって、様々な形態をとるが、その中に黒♑がある。
この名前を取り、サテュロス
類似の半人半山羊で柳で作った笛を愛好する妖精をパック(puck)と呼んだ。
パックはウィリアム・シェイクスピアの
『夏の夜の夢』で陽気な妖精として描かれ、有名になった。
👩 ラミア 🐍
ラミアは、ギリシア神話に登場する人物、もしくは怪物。
ギリシア神話の中には以下の⑤つが登場するが、しばしば混同される。
①子供を拐うと言う怪物。ベロスとリビュエの娘。
②ポセイドンの娘。
ゼウスとの間にリビアの巫女
シビュレを産んだ。
③子供の血を吸うと言う
複数の♀の怪物(吸血鬼)
④デルポイの怪物シュバリスの
別名。アルキュオネウスが生贄と
して捧げられた。
⑤レスポス島の子供を拐う若い👩の👻ゲローの別名。
📓ブルガリアの民話に登場する怪物。
📓 ギリシア神話の
ラミア 📓
ラミア(ラミアー、Lamia)は、
ギリシア神話に登場する人物、もしくは怪物。
🌊の神ポセイドンの息子
ベロスとその母リビュエとの間の娘。
元々はリビアの女王であったが、その美貌でゼウスに見初められた。
結果、ゼウスの妻ヘラの怒りを買い、ゼウスとの間に産まれた子供を全て殺され、自身も怪物に変えられてしまった。
ヘラの呪いはそれだけでは終わらず、子供を失った悲しみから常に逃れられないよう、眠りさえも奪われてしまった。
ゼウスは彼女が休めるよう、👀を取り外してやったが、子供がいる母親を羨む余り、ラミアは他人の子供を食べる様になってしまった(他にも、生まれて来た子供を喰う呪いを掛けられ、その後上半身が👩で下半身が🐍の怪物になったと言う話や、ヘラ
に子供を殺されてしまい
哀しみの余り怪物と化したと言う話もある)。
彼女の多くの場合、👩の頭と胸に、🐍の下半身を持つと言う姿で描かれるが、時には、👨として描かれたり、両性をもつ者として描かれる事もある。
人語は話せないが、代わりに美しい口笛を吹いて人を虜にする。
─ 続く ─
>> 495
─ 続き ─
ジョン・ランプリエールは
『ギリシア・ローマ事典』の中で、ラミアは、声は魅力的だが子供達を殺す小さなアフリカの怪物ラミアイ
(Lamiae)の原型になり、そしてそれが現在レムレス
(Lemures)と呼ばれているものである、と主張した。
歴史上では、母親達が子供への脅しに使う事もあり、が悪い事をすると「○○をするとラミアが来るよ」と言う風に使われた。
名前は「貧欲」を意味するラミュロスから来ていると言う説がある。
同じ語源からレムレスが来ていると言う説もあるが、確かでは無い。
ポセイドンの娘でシビュレの母であるラミアともしばしば混同される。
又、ラテン語に入ってからは、👩の吸血鬼を意味する様にもなった。
📓 レイミア 📓
ジョン・キーツは生前の1819年
に出版した詩集『レイミア、
イザレラ、聖アグネス祭前夜その他の詩集』に「レイミア」と言うラミアの伝説に基づく詩を書いた。
これは『憂鬱の解剖学』
の第③部第②節第①条第
①題の逸話、
ジョン・ランプリエールの
『ギリシア・ローマ事典』
(ジョン・ポッターの『ギリシア古
俗』)に基づいている。
その内容は「レイミア(ラミア)と
人間の恋物語(異類婚姻
譚)である。
📓ブルガリアのラミア📓
ブルガリアの民話にもラミアと言う怪物が登場する。
こちらは、切っても切っても生えて来る複数の頭を持ち、人々(特に若い👩)の血液を栄養源としている謎の怪物として描かれている。
村人達を苦しめ、洞窟や地下で発見されると言うストーリーが多い。
幾つかの物語では、それは羽を持ち、或いは🔥の息を吐く(🐲)とされる。
特に性別を示す様なところは無いが、普通は女性とされている。
ラミアが未だ途中ですが
これで🈵レス🎉🎊🎉
✌(。・ ・。)
未だx②
伝説の生物は続くので
続スレにて続きを😊
👀くれた方々
ありがとうございました
🙇
では 続スレにて続きを
お楽しみ下さい🎵
(。・ -。) ⌒ ⭐゙
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