専属神月花篇 第三話「帝王神候補との格の違い」

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小説家さん( 20代 ♀ )
2025/03/14 16:12(更新日時)

ー【月花視点 2月2日 メルトリア総本山】ー
月花「ここは?」
トア「お目覚めか、四季月花、ここは余の寝室だ、疲れを取る為に寝かせておいたのだが、不服であったか?」
月花「いえ、文句はありません、わざわざ寝かせておいてくれて、こっちが感謝したいですしね、それでメリアちゃん、じゃなくてメリア様はどこにいるんですか?」
トア「わざわざ様付けじゃなくてもいい、それに君も友人のメリアに様付けなんて、中々重苦しい物だろうからな。」
月花「ありがとうございます、感謝します。それでメリアちゃんはどこに?」
トア「メリアの寝室だ、そこで休養しているそうだ、余はあやつに興味がない物でな、悪いが余の部屋で君が起きるまで待っていた、それだけだ。」
月花(あれ、この人、他のメルトリアと比べて優しい?嫌、ダメよ私、これも敵の罠かもしれない、わざと相手の策略にハマって、パトと情報共有するのもアリではある、だけどそれをしてしまったら、最悪、相手にとって都合の良い未来に繋がっていくことになってしまう、今、私は何をすればいいの?パト、パト、パト、助けて、パト)
トア「安心しなさい、余は君に興味こそはあるが敵意はないつもりだ、例えそれが君と余の関係が悪かろうが、唯一兄妹で母上と同等レベルの力をもつのは余だからな、もし母上が君に敵意をもったりしたら、余が母上の行動を止めはしないが命の保障だけはしてやる、余ですら母上よりも強い自信は余りないからな、本気で殺し合うとなると、少し面倒な物だから、母上との戦いは余り望ましい物ではないかな。」
月花(この人ですら、帝王神メルトリアと本気で殺し合うのは手間がかかるですって、下手したらこの人は昔のパトレベルだっていうのに、帝王神メルトリア、私達が思っていた以上に非常に厄介ね、もっと訓練さえしていれば、私だってパトの役に立てたはずなのに!)
メルリア「失礼します、トア兄様、メリアがお呼びですが、どうされますか?」
トア「余は実にメリアには興が醒めたのは知っているな?メルリア?」
メルリア「はい、知っています。ですが、メリアがどうしても、と言う物でして、どうかお許し頂けないでしょうか?」
トア「了解した、仕方ない、メリアが勝手に自暴自棄になって首吊り自殺でもされたら困るからな、どうせ第一位パトの専属神だから蘇るはずだがな。」
メルリア「仮死亡時のペナルティ、通称【デスペナルティ】確かにメリアには多少の自己防衛もしてほしいですし、オーラも能力も使えないのは困りますしね、流石はトアお兄様です。」
トア「例え家族であってもメルリアにお兄様と言われる筋合いはないのだがな、余の広大な心の広さに免じて見逃してやるとしよう。」
メルリア「申し訳ありません。では行きましょうか。」
リトア「待て、トア、メルリア。」
トア「リトアか、どうした、お前が余に話しかけるなんてな。」
リトア「うむ、私も家族との交流なんて全くもって興味がない、そのうえ交流なんてしていたら無駄な時間の使い方だと思うタイプだからな、神は無限に等しい程の寿命をもつ者とはいえど、時間なんてあっという間だ、時間の無駄遣いなんてしていたら勿体ないであろう?」
メルリア「あの、それでリトア姉様、トア兄様に要件があるんでしたよね?」
リトア「そうだったな、では言わせて貰おうか。」








No.4260816 2025/03/14 16:12(スレ作成日時)

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