記憶か記録か…ドラマ日記 8
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連ドラの感想、まとめ等
シーズン毎に記録して行くスレです。
基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。
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【2024秋ドラマ①】〈途中経過〉
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎多分全話観る ◯全話観るかも □微妙 ✕視聴離脱した △初回を観てから
月〜木(深夜迄)
「嘘解きレトリック」漫画/武石栞/西谷弘/鈴鹿央士、松本穂香 ◎
「モンスター」無し/橋部敦子/三宅喜重/趣里 △
★「Qrosの女」小説/服部隆/守屋健太郎/桐谷健太 ✕
「オクラ」無し/武藤将吾/柳沢凌介/反町隆史、杉野遥亮 ◯
「宙わたる教室」小説/深井香織/吉川久岳/窪田正孝 ◎
「あのクズを殴ってやりたいんだ」無し/泉澤陽子/岡本伸吾/奈緒 □
★「スノードロップの初恋」無し/まなべゆきこ/紙谷楓/宮世琉弥 ◎
★「ウイングマン」漫画/山田能龍/坂本浩一/藤岡真威人 △
「全領域異常解決室」無し/黒岩勉/石川淳一/藤原竜也 ◯
「ザ・トラベルナース」無し/中園ミホ/金井紘/岡田将生 △
「わたしの宝物」無し/市川貴幸/三橋利行/松本若菜 △
★「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~S2」無し/三浦駿斗/中茎強/飯豊まりえ □
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
(続く)
【2024秋ドラマ②】〈途中経過〉
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎多分全話観る ◯全話観るかも □微妙 ✕視聴離脱した △初回を観てから
金〜日
「D&D~医者と刑事の捜査線~」無し/真野勝成/星野和成/藤木直人 △
「ライオンの隠れ家」無し/徳尾浩司/坪井敏雄/柳楽優弥 ◎
★「無能の鷹」漫画/根本ノンジ/村尾嘉昭/菜々緒 □
★「離婚弁護士スパイダー~慰謝料争奪編~」無し/国井桂/及川拓郎/高橋メアリージュン ✕
「放課後カルテ」漫画/ひかわかよ/鈴木勇馬/松下洸平 △
「3000万」無し/WDRプロジェクト/保坂慶太/安達祐実 ◯
★「私たちが恋する理由」漫画/山田由梨/湯浅弘章/菊池風磨 △
★「バントマン」無し/矢島弘一/千葉行利/鈴木伸之 △
★「離婚後夜」小説・漫画/遠山絵梨香/佐藤快磨/佐野晶哉 △
「海に眠るダイヤモンド」無し/野木亜紀子/塚原あゆ子/神木隆之介 △←◎になると予想
「マイダイアリー」無し/兵藤るり/穐山茉由/清原果耶 △
「若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私」小説/松島瑠璃子/猪股隆一/堀田真由 ✕
※当初視聴予定だったが、今回の①②リストに既に無いドラマは、初回の途中で視聴離脱したのでノーカウント扱いにした為
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」(CX)出演=藤原竜也、広瀬アリス、ユースケ・サンタマリア、小日向文世 他
オリジナル作品。《水10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【シャドーマンと神隠し事件】
超常現象とか日本神話とかに興味が有ったり好きだったりする人なら、散りばめられた隠れヒントとかに気付いたりして、より深く楽しめるのかなと、そっち方面には疎く興味も無い私は思ったりしたのだけど。
そういう視聴者にも配慮してなのか、初回はヒルコ(蛭子神)を名乗る者が起こしていると思われる遺体無き8件の神隠し事件の内、新しい3件の事件については模倣犯で有り、その動機も犯行形態も、主人公である全領域異常解決室(通称全決)室長代理の興玉(藤原竜也)が、超常現象に関するスペシャリストというよりは、頭の切れる刑事並みの推理力で全容解明してしまうという、分かり易い話がメインになっていて、私でも付いて行けたので一安心。
今の人間は「自分の都合のいい情報だけ受け取って、都合のいい解釈をして、必死に答えを見付けようとする、だから世の中が息苦しい」なんて苦言も、興玉の言葉としてサラッと入れ込んであったりして、中々侮れない。
5件の神隠し事件は未解決だし、異動の理由が分からないと言う広瀬アリスは、実は“見える人”みたいだし、次も楽しみに待ちたい。
脚本=黒岩勉 演出=石川淳一
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」(TBSスパークル,TBS)出演=柳楽優弥、坂東龍汰、佐藤大空、向井理、尾野真千子 他
オリジナル作品。《金曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)
【「ライオン」との出会い】
松本Pの話だとテーマは「愛の掛け違い」で、家族ときょうだいの愛と絆が変化していく様を描くヒューマンサスペンスとの事。
脚本の一戸慶乃さんについては初めて目にする名前だったので検索したら、インタビュー記事が有って、それによると最初はスタッフとしてプロット作りから参加し、脚本家が徳尾浩司に決まってからも本打ち等にも参加、意見を出していたら脚本も書いてみないかと言われたそうで、徳尾浩司とチームを組み、どちらかが初稿を書いたらそれを叩き台にチームで完成する方式を取っているとの事。最近はこういう形が増えて来たのね。
でもこう言っては何だが、最近イマイチだった徳尾さんにしては、ヒューマンタッチとサスペンスが上手く絡み合い、少しもダレる事の無い仕上がりになっているのは、一戸さん効果なのかなとか思ったりして…。
松本Pの話を素直に受け取れば、ライオンくんは主人公の異母姉・愛生と橘の息子で、橘のDVから守る為に母子で逃げ、息子だけ弟の家に行かせたのかなと思うのだが、何か捻りが有りそうな気もするし…。
期待が持てそうな初回だった。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=坪井敏雄
【2024秋ドラマ】
「無能の鷹」(EX,MMJ)出演=菜々緒、塩野瑛久、工藤阿須加、井浦新 他
はんざき朝未の漫画原作。《金曜ナイトドラマ・60分枠》(全話数不明)
【無能ですが何か?脱力系オフィスコメディ爆誕】
有能オーラを纏い、いかにも仕事が出来そうに見えるのに、パソコンは全く使えずコピーすらまともに取れない、見掛け倒しの新入社員の鷹野。これを演じるのが菜々緒というのがこのドラマの最大のミソであり、爆笑ポイント。
菜々緒があの感じで微笑み、綺麗な言葉遣いで挨拶をすれば、営業先は勝手に有能と判断し、門前払いはせずに取り敢えず話は聞きましょうという姿勢になるのが一番面白かった。
同期で中身は有能なのに風采が上がらず、話も下手で無能に見えてしまう鶸田(塩野瑛久)。塩野くん自体はイケメンだから、多分ウイッグを着けて、オドオドした感じの役作りをしているのだけど、自信の無さをモノローグで語らせる部分が多く長いので、観ていて苛々して来るのが勿体無かった。
こんなわざとらしくしなくても、モノローグ無しの演技力だけで何とか出来るんじゃないかな。
菜々緒のナチュラルな破壊力が凄くて面白いので、周りもやり過ぎない方がいいと思うのだけど…。
次を観てから離脱するか考える。
脚本=根本ノンジ 演出=村尾嘉昭
【2024秋ドラマ】
「放課後カルテ」(NTV)出演=松下洸平、森川葵、ホラン千秋、田辺誠一 他
日生マユの漫画原作。《土ドラ9・54分枠》(全話数不明)
【保健室にはなるべく来ないでもらいたい】
公式サイトによると、『小学校を舞台に、口も態度もでかい小児科医・牧野(松下洸平)が、その観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子ども達の背中を押す保健室ヒューマンドラマ』という事で、初回に関して言えば公式サイトの惹句通りの内容だったし、牧野に関しては(その経緯は視聴者には伏せられているが)、医局長に命じられて保健室勤務になった事が相当不本意らしく、教師に対しては勿論、子ども達に対して迄態度はぶっきらぼうで口調は冷たく、これ一体どうなるの?と出だしは不安だったのだが、この先生、病気にだけは迅速に真摯に熱心に向き合い、病気のきっかけや原因の一つでもある、嘘つき呼ばわり等でストレスを掛けた者は、例え子どもでも有耶無耶にせず厳しく指摘する、そういう先生だったのでこれなら次も観ようかなと思えた。
ただ、野咲(増田梨沙)がナルコレプシーを発症してる事について、母親が夜更かしするから眠くなるとしか思わなかったというのは変よね。生あくびを繰り返してるなら分かるけど、食事中に急にパタッと寝るのよ?それが重なれば絶対変だと思うよね、普通。
脚本=ひかわかよ 演出=鈴木勇馬
【2024秋ドラマ】
「バントマン」(東海テレビ,FOD)出演=鈴木伸之、倉科カナ、坂東彌十郎 他
オリジナル作品。《土ドラ・55分枠》(全話数不明)
【フルスイングこそふさわしい】
うーん、初回にしては中身が薄く掴み所が無くて、2/3辺りで眠気が…。
あの社長(坂東彌十郎)の言っている事は分かるのだけど、その理想に対して大翔(鈴木伸之)をどう使いたいのかがさっぱり分からず、モヤッとしている。
3万人企業の社長なのに、総務課の一社員・根鈴(倉科カナ)の仕事振りを、あれだけ観察する暇がよく有るなとは思ったが、彼女を犠牲的精神が必要な新部署のリーダーにというのはまだ分かるけど、大翔の何を見てオファーをしたのか、目的すら見えて来ないので確かめる為に次回も観てみるけど、期待していた内容、想像していたドラマとは違うみたいなので、今のところは継続視聴するかは微妙だな。
脚本=矢島弘一 演出=千葉利行
【2024秋ドラマ】
「モンスター」(カンテレ,MMJ)出演=趣里、ジェシー、YOU、古田新太 他
オリジナル作品。《月10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大
【悪意の所在】
『まるでゲーム感覚で法廷闘争に立ち向かう様を描く痛快リーガルエンターテインメント』で『主人公自身が型破りなモンスターだからこそ、人間がモンスターになる瞬間を見逃さない』そういうドラマらしい。
初回は自殺した恋人への、直前の“死ねよ”“飛び込めよ”等、連続で執拗に送られたメッセージが殺人教唆に問われた塩屋(萩原利久)を弁護する話。
高校生で司法試験に受かり弁護士の資格を持つという設定は、チラチラと別のドラマを思い浮かべるけど、こちらは10年のブランクを経て弁護士をやってみる気になったというのがミソで、その間に何をやりどんな人生経験を積んで来たのかは明かされていないけど、のほほんと生きて来たのではないみたいだなというのは想像出来るし、推理力も高そうだし頭の回転も良さそうというのも伝わって来る。
そして有りがちな一匹狼的な行動で、常識的な事務所の仲間を振り回す。
事件の背景自体は分かり易くて拍子抜けだったけど、最後に自殺の背中を押したのは“彼女のカウンセラーの禁断の一言”という、本当のモンスターを明らかにするのが、多分このドラマの真骨頂なのだろうね。
脚本=橋部敦子 演出=三宅喜重
【2024秋ドラマ】
「ザ・トラベルナース」(EX)出演=岡田将生、中井貴一、山崎育三郎、寺島しのぶ 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)※初回は6分拡大
【最強コンビ復活!常識をブチ壊す!】
ちゃんとSeason1の続き(静の手術の為にNYに旅立った二人。歩もNPとして参加した手術は成功。リハビリも無事終了し静は退院。病院の前を二人で歩きながら、早速お約束の口論w)から観せてくれて、一気にあの世界観に浸る事が出来た。
歩は西東京総合病院にフリーランスのナースとして赴任。静も一緒なのかと思ったら時間差で登場するのね。
歩は初出勤途中で倒れている患者に遭遇。処置をして救急車に同乗して出勤という、これもお約束パターン。
この患者が汚職やパワハラで解任された前院長の大田黒だった事から、現院長の薬師丸(育三郎)は入院を拒否して二人はバッチバチ。
大田黒役の内藤剛志が、大声で言いたい放題、傍若無人振りを強調して演じているので、その対比として現院長は、当初は改革派の清廉潔白な人物として映るのだが、本当はどうもそうでも無さそうで…。
という事で、結局遅れてナースとして合流した静が、“院長の改革”を改革する為に今回も裏で色々動くのだろうね。
旧メンバーの役者さんも何人か残っているし、安定の面白さだった。
脚本=中園ミホ 演出=金井紘
【2024秋ドラマ】
「D&D~医者と刑事の捜査線~」(TX,PROTX,製作委員会)出演=藤木直人、寺島進、早見あかり、大塚寧々 他
オリジナル作品。《ドラマ9・54分枠》(全話数不明)※初回は10分拡大※夜8時〜のドラマ8枠が夜9時〜のドラマ9枠に移行
【連続殺人の謎と銃撃犯の秘密】
脚本の真野氏の過去作を見ると殆どが事件・警察物なので、この手の事件物を書くのは手慣れているだろうし、表に出て来た事実が二転三転し、隠された真実が炙り出されるというストーリーは、過去に観て来た事件物の寄せ集めみたいな感じもしたけど、まあそれなりに楽しめたし、刑事に組み合わせたのが医者というのも、被害者も被疑者も病院に搬送される事が多いし、目新しさは無いのだが、この医者(院長代理)は赤字の病院を立て直す為に呼ばれた設定で(医療行為もしてたけど)、そこは少し捻りを入れたかったのかも。
初期設定の紹介がてらの拡大版だけでは評価は出来ないので、次回を観てから離脱するかどうかは決めたい。まあ初回に関しては、これはずっと観ておきたいみたいな要素は特には無かったかな。
脚本=真野勝成 演出=星野和成
【2024秋ドラマ①】〈途中経過〉
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ◯全話観るかも □微妙 ✕視聴離脱した △初回を観てから
月〜木(深夜迄)
「嘘解きレトリック」漫画/武石栞/西谷弘/鈴鹿央士、松本穂香 ◎
「モンスター」無し/橋部敦子/三宅喜重/趣里 ◎
★「Qrosの女」小説/服部隆/守屋健太郎/桐谷健太 初回のみで✕
「オクラ」無し/武藤将吾/柳沢凌介/反町隆史、杉野遥亮 ◯
「宙わたる教室」小説/深井香織/吉川久岳/窪田正孝 ◎
「あのクズを殴ってやりたいんだ」無し/泉澤陽子/岡本伸吾/奈緒 2話迄で✕
★「スノードロップの初恋」無し/まなべゆきこ/紙谷楓/宮世琉弥 ◎
★「ウイングマン」漫画/山田能龍/坂本浩一/藤岡真威人 △
「全領域異常解決室」無し/黒岩勉/石川淳一/藤原竜也 ◎
「ザ・トラベルナース」無し/中園ミホ/金井紘/岡田将生 ◎
「わたしの宝物」無し/市川貴幸/三橋利行/松本若菜 初回のみで✕
★「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~S2」無し/三浦駿斗/中茎強/飯豊まりえ まだ微妙だけど一応◯
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【2024秋ドラマ】〚視聴離脱したドラマ〛
「Qrosの女」初回のみで視聴離脱。
週刊キンダイ芸能班の敏腕記者栗山(桐谷健太)が、どうスクープを取って来るのか、裏側を見せるドラマ。栗山の設定はいいのだけど、政治班から異動して来たばかりの矢口の設定が態とらしく、演じる影山拓也が下手なので余計に苛々が募り、もういいやとなってしまった。
脚本=服部隆 演出=守屋健太郎
「あのクズを殴ってやりたいんだ」2話迄で視聴離脱。初回の感想は⑦のNo.499に記載。
2話は急にご都合主義マシマシで、ほこ美と海里がバッタリ会い過ぎで一気にシラケた。あと、海里のアシスタントの悟は、ほこ美の親友・撫との初デート位のタイミングで、「海里さんは人を殺した…」なんてペラペラ有り得ん。脚本の穴が玉森くんの色気だけでは補えなくなって来てたので離脱した。
脚本=泉澤陽子 演出=岡本伸吾
「わたしの宝物」初回のみで視聴離脱。
脚本自体に深みが無く、上辺だけでズンズン話が進行して行くので、役者さんには気の毒な面も有ったけど、美羽と冬月がどうしてそんなに相手を求めるのかが上手く伝わって来なかった。輪を掛けて深澤くんの演技が棒で…以下自粛。演技で役の魅力が出せる人(同年齢位なら例えば前田公輝とか)にして欲しかった。田中圭のモラハラ夫は上手かっただけに勿体無いなと。
脚本=市川貴幸 演出=三橋利行
【2024秋ドラマ②】〈途中経過〉
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
◎全話視聴予定 ◯全話観るかも □微妙 ✕視聴離脱した
金〜日
「D&D~医者と刑事の捜査線~」無し/真野勝成/星野和成/藤木直人 □
「ライオンの隠れ家」無し/徳尾浩司/坪井敏雄/柳楽優弥 ◎
★「無能の鷹」漫画/根本ノンジ/村尾嘉昭/菜々緒 2話迄で✕
★「離婚弁護士スパイダー~慰謝料争奪編~」無し/国井桂/及川拓郎/高橋メアリージュン 初回のみで✕
「放課後カルテ」漫画/ひかわかよ/鈴木勇馬/松下洸平 ◯
「3000万」無し/WDRプロジェクト/保坂慶太/安達祐実 ◯
★「私たちが恋する理由」漫画/山田由梨/湯浅弘章/菊池風磨 初回のみで✕
★「バントマン」無し/矢島弘一/千葉行利/鈴木伸之 □
★「離婚後夜」小説・漫画/遠山絵梨香/佐藤快磨/佐野晶哉 ◯
「海に眠るダイヤモンド」無し/野木亜紀子/塚原あゆ子/神木隆之介 ◎
「マイダイアリー」無し/兵藤るり/穐山茉由/清原果耶 ◎
「若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私」小説/松島瑠璃子/猪股隆一/堀田真由 初回のみで✕
※当初視聴予定だったが、今回の①②リストに既に無いドラマは、初回の途中で視聴離脱したのでノーカウント扱いにした為
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【2024秋ドラマ】〚視聴離脱したドラマ〛
「無能の鷹」2話迄で視聴離脱。
脱力系も過ぎるとやっぱり笑えないわ。鷹野を英語ペラペラと誤解して、相手の態度がガラリと変わるのは面白かったけど、仕事中にずっとペン回しの練習をしてる事迄周囲が許容する世界観は流石に…。
脚本=根本ノンジ 演出=村尾嘉昭
「離婚弁護士スパイダー」初回のみで視聴離脱。
ドラマとしては整合性が取れていて、きちんと作られてはいるのだけど、やっぱり30分枠で離婚事案を請け負って、依頼者の要望を叶える結果を出す所迄一気にというのは無理がある。中身が軽過ぎ。
脚本=国井桂 演出=及川拓郎
「私たちの恋する理由」初回のみで視聴離脱。
イヤイヤ何?このドラマ。離脱したドラマにあれこれ言っても仕方ないので…以下自粛。
脚本=山田由梨 演出=湯浅弘章
「若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私」初回のみで視聴離脱。
主人公の人物像に全く魅力を感じなかった。他にこの人の事を知りたいと思える様な登場人物も居なかったので、次も観たいとは思えなかった。
脚本=松島瑠璃子 演出=猪股隆一
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」(TBSスパークル,TBS)出演=神木隆之介、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳、宮本信子 他
オリジナル作品。《日曜劇場・54分枠》(全話数不明)※初回は25分拡大
以前、今は廃墟となった世界文化遺産の軍艦島を取り上げた番組、EXの「博士ちゃん」は観ていたので、活気の有った当時の島での暮らしを背景にした話になるらしいと知って楽しみにしていたドラマ。
と思っていたら、2018年の東京から話が始まり、ホストの玲央を老婦人のいづみが長崎に誘い、そこから軍艦島ツアーで小型船に乗り、廃墟の島を観たいづみが泣き崩れ困惑する玲央。これでいづみは元島民だったのだなと想像はつく。
ドローンで上空から映した廃墟の島が徐々に色付き、当時の活気付く島が再現された時はワクワクが止まらなかった。ああ、これから始まるんだって。
“鉄は国家なり”を良質な石炭で支えて来たという自負が島民には有るのに、大学で初めて都会に出たら炭鉱員は差別される側だったと知り、主人公達が悔し涙にくれるシーンが胸に刺さった。島だけで生活が成り立ち、高校も隣の島に有る分校だから、ある意味純粋培養で育った様なもの。
この経験が島での就職を主人公に選ばせたのね、きっと。
考察とかより、当時の彼らの生活や精神性を私は深く知りたい。
脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子
- << 24 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」2話迄終了。(2話は15分拡大、日シリ中継の為30分繰り下げ放送) 【スクエアダンス】 現代(2018年のいづみと玲央)を結構入れ込んで来るけど、玲央の堂々巡りが続いているだけで話は進まない。玲央も自戒していたけど、選ぼうと思えば他の仕事もあるし他の土地にも行けるのに、何故あそこにとどまり動こうとしないのか。 1955年の端島は島民で溢れ返り、仕事も限られたものしか無い。実質的な閉塞感は現代より当時の端島の方が上だった様に思うのだが、島の生活は活気に溢れ人々の顔は明るく見える。この違いは何なのかと考えると、得られる情報量が違い過ぎるから…なのかなと。 戦後10年、これからは右肩上がりで収入も増え、生活も良くなって行くと皆が信じる事が出来た時代。 方やネットに繋げば、指一本で世界中の情報が個人で得られる現代。知り過ぎてしまう事で勝手に感じてしまう閉塞感に、押し潰されそうになる事って有るのかなと思う。 飲料水の確保とか台風被害とかどうしてたんだろうという疑問には、今回描いて答えてくれていた(映像がリアルで凄かった)。生活は大変だよね、やっぱり。 もう一つ分かったのは島の恋模様。どうやら百合子→賢将→朝子→鉄平→リナ→進平の、片想いの連鎖っぽい。いづみは百合子で、玲央はリナと進平の孫と予想してみる。 脚本=野木亜紀子 演出=福田亮平
【2024秋ドラマ】
「マイダイアリー」(東映,ABC)出演=清原果耶、佐野勇斗、吉川愛、見上愛、望月歩 他
オリジナル作品。《日10ドラマ・54分枠》(全話数不明)
【ポップコーンと優しさ】
事前に公式サイトを覗いたら“ヒーリングドラマ”とか、“社会人1年目となった主人公が各話、些細なきっかけで過去の大切な思い出を振り返る構成”とか書いてあるけど、何かボヤッとしていてよく分からないドラマという認識だったのだが…。
蓋を開けてみたら、主人公(優希=清原果耶)が思い出すのは2年前の大学3年生の4月からの出来事で、何故2年前なのかと言うと、3年に編入して来た“数学のギフテッド”の広海(佐野勇斗)と出会い、彼が置き忘れたバッグを返す為に、彼を捜す過程で虎之介(望月歩)とも知り合い、元々の学部仲間で友人のまひる(吉川愛)と愛梨(見上愛)を含めた5人の緩いグループが出来上がった時期だったから。
感情表現は下手だけど心根は優しい広海や、根っから明るくてフレンドリーな虎之介と知り合った事で、彼氏に振られたばかりで落ち込んでいた優希も平常心を取り戻して行く。
毎回、彼らに起きた出来事や絆とかが淡々と描かれて行くのかな?まあ青春群像劇なんだろうね。でも人物設定に嫌な所は無かったし、台詞も自然で良かったので、これは継続視聴決定。
脚本=兵藤るり 演出=穐山茉由
【2024秋ドラマ】〚視聴離脱したドラマ〛
「ウイングマン」初回のみで視聴離脱。
“アクション監督の第一人者”が監督をするヒーロー物という事で、取り敢えず様子見をしようと思って観たのだが、思っていたより緩いし、ヒーロー物に進む前段階の時点で“あっ、これは合わないな”と思ったので、さっさと視聴離脱した。
脚本=山田能龍 演出=坂本浩一
「D&D~医者と刑事の捜査線~」2話迄で視聴離脱。
初回の感想にも書いたのだけど、そこそこは面白い、でも内容が既視感有りでフックになる様な物がない。主人公は病院再建の為に招かれたというのがフックになるのかなと期待したが、2話なんかその話は何処かへ行ってしまっていたし…。それなら今期は警察物、それに類する物が他に3本有るので、これは観なくていいかなと視聴離脱した。
脚本=谷口純一郎 演出=星野和成
「バントマン」3話迄で視聴離脱。
うーん、やっぱり櫻田社長が考え付いた、新福利厚生プロジェクトにおける主人公(中日から戦力外、プロからの誘いは無いがまだ諦め切れない)の扱い方が、3話が終わってもまだ不透明の中途半端で、飽きてしまったのでもういいかなと視聴離脱した。
脚本=矢島弘一 演出=千葉行利
【2024秋ドラマ】〚視聴継続するドラマ〛
【月】
「嘘解きレトリック」(フジテレビ)
「モンスター」(カンテレ)
【火】
「オクラ~迷宮入り事件捜査~」(フジテレビ)
「宙わたる教室」(NHK)
★「スノードロップの初恋」(カンテレ)
【水】
「全領域異常解決室」(フジテレビ)
【木】
「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日)
★「オクトーSeason2」(読売テレビ)
【金】
「ライオンの隠れ家」(TBS)
【土】
「放課後カルテ」(日本テレビ)
「3000万」(NHK)
★「離婚後夜」(朝日放送)
【日】
「海に眠るダイヤモンド」(TBS)
「マイダイアリー」(朝日放送)
※★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
※()内は制作局
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「ライオンの隠れ家」3話迄終了。
自閉スペクトラム症のみっくんとの生活の中で、長い時間を掛けて定着させたのであろう“凪の様な毎日”。それをまだ幼い“ライオン”がものの見事にぶっ壊して行く。ハラハラしながら何とかコントロールしようとする兄のひろと。でも刺激を受け混乱した後のみっくんは、確実に変わって来ていて、ライオンに関心を持ち彼を守ろうとしだしている。この3人の変化の過程を、もっとじっくり観ていたいな。
「放課後カルテ」3話迄終了。
牧野先生は言葉や態度はぶっきらぼうだけど、生徒の事は本当に良く観察しているし、子供相手でも間違っている事ははっきりと指摘し、分からせようとしている。嘘が無いからそれは子供にも伝わる。このドラマのこの部分が好きだな。それなのに何で医局では、牧野先生は“人の気持ちが分からない”扱いなの?
「3000万」4話迄終了。
“何でそこに行くの?”“何でそれをやっちゃうの?”って、観ていて苛々する位、家でじっとしていられず、わざわざ墓穴を掘りに行く佐々木夫妻(だから話が動き面白いのだけどね)。そしてその言動がとっても怖くて、“闇組織の中間管理職”って、本当にこんな感じなのかもと思わせる坂本の存在感よ!4話では遂に奥島刑事も気付いたみたいだし、今泣き付けば最悪は免れると思うのだが、また墓穴を掘りに行くんだろうね、あの夫婦は。
- << 23 【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛 「ライオンの隠れ家」4話迄終了。 【誕生日は幸せな日】ライオンは母親からどう言われて小森家に来たのか、あのメモ帳には何が書いてあるのかな。字は読めるの?名前や来た理由を話してはいけないと言われているのは確かで、母親が死んだかもというニュースを見ても、その不安を口に出す事も出来ない、その苦しさも有ったから余計に熱が出てしまったのね、きっと。 ライオンが6才になったらしいと知り、じゃあ誕生祝いをしなくちゃと直ぐに思い立つみっくんは優しいね。嬉しそうに「どうして分かったの?」と不思議がるライオンが、やっぱりまだ子供なんだなって分かって可愛かった。洸人も含めて互いから影響を受けて、それぞれが成長している同居生活が、このまま続けばいいのになと思ってしまうな。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=青山貴洋 「放課後カルテ」4話迄終了。 【聞かせてくれないか、お前の言葉で】両親の不和から心が不安定になり、破壊衝動が抑えられなくなっている水本の話。心の痛みを自傷する事で一瞬でも和らげようと、足首の上辺りをカットもしてる。両親の不和の過程が分かり難い脚本と演出だったから、母親(島袋寛子!)の苦悩も分かり難いのだけど、娘に「お父さんの嫌な所そっくりね」なんて絶対に言ってはいけない言葉だよ。(これもまさかの次回に続く…) 脚本=ひかわかよ 演出=西岡健太郎
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「離婚後夜」(ABC)出演=佐野晶哉、久保田紗友 他
あいらの漫画原作。《ドラマL・30分枠》(全話数不明)
何故これを観ているのかというと、第一に久保田紗友が目当てで、第二に佐野晶哉が繊細で優しい伊織役にフィットしている事、そして今のところ設定やストーリーに嫌な点が無いから。30分で観るには丁度いい内容。
脚本=遠山絵梨香 演出=①②佐藤快磨、③多和田恵真
「嘘解きレトリック」4話迄終了。
4話は人里離れた村の、人形屋敷と呼ばれるお屋敷迄、端崎姉(北乃きい)の取材のお供で出掛けて行く話。苔生したトンネルを抜けると緑一色の世界。ドローンと望遠撮影の併用で、いよいよ本格ミステリーが始まる?とワクワクさせてくれる。途中ちょっと間延びしてるなと思ったら、まさかの次回に続く。品子は多重人格と思ったけど、別の人物も居て「双子ではない」が嘘ではないなら、三つ子?三つ子だと色々辻褄は合いそう。次回の種明かしが楽しみ。
脚本=大口幸子 演出=鈴木雅之
「モンスター」3話迄終了。
今回は神波と杉浦の主従関係(笑)がはっきりと定まり、“精子提供の嘘”というどんでん返しも有り、裁判を通して二人の嘘つき女に、神波がグサリと説教をするという痛快さも有って、今迄で一番面白かったかも。佐津川愛美はホント上手いわあ。
脚本=橋部敦子 演出=樹下直美
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「オクラ~迷宮入り事件捜査~」4話迄終了。
こちらもまさかの次回に続く。元カノ殺害犯を捕まえたくて暴走している不破を、飛鷹がずっと危惧しながら行動を共にしていたから、これは絶対に裏が有りそうで危険だなと感じていたし、その緊張感で間延びとかは全く無く、逆にこれって時間が足りなそうって心配してたら次回に…でなるほどと(笑)連ドラとしての形がはっきりとして来たので、私は今回が一番面白かった。
脚本=武藤将吾 演出=森脇智延
「宙わたる教室」4話迄終了。
【金の卵の衝突実験】金属のボールを砂に落としてクレーターを再現する実験。集団就職で金の卵と呼ばれていた世代の長嶺と、閉塞状況の中で生きる今の世代の柳田達との衝突。この二つを掛けているサブタイトルが秀逸。世代間の衝突は相手の生きている時代を知らないから起きる。知ったかぶりの上からの説教に、チッと舌打ちしてるだけでは永遠に解決しない。先ずは相手を知ろうとする気持ちと聞く耳を持てという事ね。これはどんな人間関係にも通ずる大事な事。生徒に指導的な言葉は掛けないけど、個々の問題に寄り添い、いつの間にか科学部に興味を持たせ、入部する様に導いている藤竹先生は、長嶺の言う様に相当“食えない”人物なのは確かだな。
脚本=澤井香織 演出=吉川久岳
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「スノードロップの初恋」5話迄終了。
陸(岩瀬洋志)の美大の同級生・亀山役を、何でわざわざ年の離れた森田甘路に?って違和感はずっと有ったのだが、まさかの彼も死神だったとは。オカルトオタクに成り済ますって安易だけど、森田甘路が演じると妙に説得力が有って(笑)幼馴染の奈雪と和真が昔話で親しそうにしてると、嫉妬をし始めた朔弥。それが嫉妬だとは分かってないのかな?どんどん人間っぽくなってるな。
脚本=④⑤横尾千智 演出=④⑤北坊信一
「全領域異常解決室」4話迄終了。
超常現象を押し出して、ヒルコの神隠しのまま未解決なのは初回の5人の事件だけで、2話の狐憑きも、3話の“空から足が降って来た”も、今回の大手町連続飛び降り事件も、興玉が科学や推理力で非超常現象と結論付けて解決。色々装飾は施してるけど、刑事役をよくある探偵ではなく超常現象のスペシャリストに置き換えただけなのか?それでも面白いから別に問題は無いけど。後は豊玉(福本莉子)の身分よね。全決の敵、味方どっち?
脚本=黒岩勉 演出=根本和政
「オクトーSeason2」5話迄終了。
ここ迄観て来て思うのは、これは面白さで前作を超える事は出来ないなって事。前作はストーリーの骨格は分かり易かった。これは複雑に見せ過ぎて骨格が分かり難い。その違いは大きい。
脚本=三浦駿斗 演出=中茎強
- << 51 【2024秋ドラマ】 「オクトーSeason2」全11話終了。 【最後の感情捜査】 何かもう身も蓋もない終わり方。 救出の為に別荘に行ったら、紫織がフラッシュバックを起こしてさくらを朱梨だと思い込み、山神から朱梨を守ろうとナイフを振り上げていて、止めようとナイフを持つ手ごと掴んだ風早共々山神の上に倒れ込んだら、山神の胸にナイフが刺さっていた。 直ぐに警察を呼べば、紫織は精神鑑定を受けて無罪になると思うのだが、風早は紫織が一時的にでも昔の状態に戻ってしまった挙げ句、朱梨を守る為に山神を殺そうとした、その事実を知る事で心野が傷付く事を恐れ、遺体を外に隠し、山神が襲って来たから応戦し弾みで刺してしまった事にしたと言う。 そんな嘘、心野には見破れるし、結局事実を話す事になるのは自明の理なのに…。 事実を話し、心野の為ではなく俺は俺の為にやったと言い直したら、心野も風早班の皆もそれを受け入れるって、どういう世界線なの? 物に残る感情を読み取る捜査官をタイ人にする必要性は無かったし、翻訳画面を見ながら会話する設定も、飯豊さんはまあまあ守っていたけど、グレートなんて途中から全く画面を見なくなって、あんた日本語のヒヤリングは出来るのか!ってツッコミながら観てたんだけどw 大人の事情がドラマをダメにする典型だな。 脚本=三浦駿斗 演出=中茎強
>> 19
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「ライオンの隠れ家」3話迄終了。
自閉スペクトラム症のみっくんとの生活の中で、長い時間を掛けて定着…
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「ライオンの隠れ家」4話迄終了。
【誕生日は幸せな日】ライオンは母親からどう言われて小森家に来たのか、あのメモ帳には何が書いてあるのかな。字は読めるの?名前や来た理由を話してはいけないと言われているのは確かで、母親が死んだかもというニュースを見ても、その不安を口に出す事も出来ない、その苦しさも有ったから余計に熱が出てしまったのね、きっと。
ライオンが6才になったらしいと知り、じゃあ誕生祝いをしなくちゃと直ぐに思い立つみっくんは優しいね。嬉しそうに「どうして分かったの?」と不思議がるライオンが、やっぱりまだ子供なんだなって分かって可愛かった。洸人も含めて互いから影響を受けて、それぞれが成長している同居生活が、このまま続けばいいのになと思ってしまうな。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=青山貴洋
「放課後カルテ」4話迄終了。
【聞かせてくれないか、お前の言葉で】両親の不和から心が不安定になり、破壊衝動が抑えられなくなっている水本の話。心の痛みを自傷する事で一瞬でも和らげようと、足首の上辺りをカットもしてる。両親の不和の過程が分かり難い脚本と演出だったから、母親(島袋寛子!)の苦悩も分かり難いのだけど、娘に「お父さんの嫌な所そっくりね」なんて絶対に言ってはいけない言葉だよ。(これもまさかの次回に続く…)
脚本=ひかわかよ 演出=西岡健太郎
- << 28 【2024秋ドラマ】 「ライオンの隠れ家」5話迄終了。 【母親に会いに行くーー】 みっくん、船木さんと一泊出張(挿絵の仕事の打ち合わせ)迄出来る様になったんだ。苦労も多かった洸人からしたら、信じられない位の成長振りだね。 ライオンが寝た後にぬいぐるみを触った洸人はあのメモ帳を見付け、所々声を出して読んでいたら愛生からメールが来た事で、盗聴器でこちらの声を聞いていた事に気付く洸人。 遊園地を指定してライオン=愁人に会いたいという愛生。色々と類推し、愛生は虐待はしていないと結論付けた洸人は、愁人とみっくんを連れて会いに行く。愁人が先にママを見付け愛生も気付き、走り出した愁人。でもいきなり牧村が現れ愁人を抱き止め地面に倒れる。その瞬間、愛生は警察の面々に取り囲まれ、連れて行かれてしまうという衝撃の展開。 先ず天音くんのXだけど、彼は多分DV被害者等の逃し屋なんだろうね。愛生は愁人を守る為にXと契約していたけど、愁人に会おうとしてXは契約を破棄。多分“虐待されていた誰かを見殺しにした”過去が有る牧村は、それをXに掴まれていて、愁人を守る為に協力する様に言われているのかと。 遊園地の場所を通報したのはXだよね?あくまでも愁人を守る為に。 もしかしたら虐待してたのって父親ではなくて、彼がXに託して二人を逃がした可能性も有りだな。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=泉正英
- << 29 【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛 「放課後カルテ」5話迄終了。 【お前が傷つくくらいなら、こいつを傷つける方がいい】←このお前=水本で、こいつ=学校に呼んだ水本の父親の事で、牧野が言い放った言葉。心に溜め込んで自傷する位なら、言いたい事を全部父親に吐き出してみろって意味で水本に言ってるのだけど、父親にしてみれば何で初対面の、それも担任ではない医者からこんな事言われなくちゃいけないんだってなるわな。でも子供への配慮に欠けた水本の両親は酷いし、担任の仕事を牧野に丸投げしちゃってる篠谷も情けないよ。 「お前には心が無いのか」って医局長が牧野を叱責した日の前段も描かれていたけど、あれだけ患者や保護者に対する口の聞き方が悪くて傲慢な感じだったら、病院には置いておけないとなっても納得だわ。小児科医は信頼されるのが一番、診断なんて出来て当たり前、医局長の仰る通りです! 脚本=ひかわかよ 演出=西岡健太郎 「3000万」6話迄終了。 純一は引き籠もり、ソラまで押し掛けて来ている中、誕生祝いの約束を断れずに家に呼んだ奥島に、事実を話す話さないで揉める夫婦。話そうと決めたら長田がメモで子供をさらうと祐子を脅しに来て、慌てて戻ったら夫が奥島に告白しちゃってて、二階に行ってソラに「夫が全部喋っちゃった」って言ったら「躾がなってねえよ!」と罵倒される祐子に笑ったわあ。 脚本=松井周 演出=小林直毅
>> 15
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」(TBSスパークル,TBS)出演=神木隆之介、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」2話迄終了。(2話は15分拡大、日シリ中継の為30分繰り下げ放送)
【スクエアダンス】
現代(2018年のいづみと玲央)を結構入れ込んで来るけど、玲央の堂々巡りが続いているだけで話は進まない。玲央も自戒していたけど、選ぼうと思えば他の仕事もあるし他の土地にも行けるのに、何故あそこにとどまり動こうとしないのか。
1955年の端島は島民で溢れ返り、仕事も限られたものしか無い。実質的な閉塞感は現代より当時の端島の方が上だった様に思うのだが、島の生活は活気に溢れ人々の顔は明るく見える。この違いは何なのかと考えると、得られる情報量が違い過ぎるから…なのかなと。
戦後10年、これからは右肩上がりで収入も増え、生活も良くなって行くと皆が信じる事が出来た時代。
方やネットに繋げば、指一本で世界中の情報が個人で得られる現代。知り過ぎてしまう事で勝手に感じてしまう閉塞感に、押し潰されそうになる事って有るのかなと思う。
飲料水の確保とか台風被害とかどうしてたんだろうという疑問には、今回描いて答えてくれていた(映像がリアルで凄かった)。生活は大変だよね、やっぱり。
もう一つ分かったのは島の恋模様。どうやら百合子→賢将→朝子→鉄平→リナ→進平の、片想いの連鎖っぽい。いづみは百合子で、玲央はリナと進平の孫と予想してみる。
脚本=野木亜紀子 演出=福田亮平
- << 30 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」3話迄終了。 【孤島の花】←一瞬見た夢が打ち砕かれ、落ち込む朝子を火葬場だけが有る隣の島へ小舟で連れて行く鉄平。そこには満開の桜が一本だけ植わっていた。花が大好きな咲子は笑顔に。そしてこの島から見える夕暮れの端島は、キラキラと輝いていた。孤島の桜と杉咲花を掛けた洒落たサブタイトル。 昔、自分の家の食堂が映画になると輝いて見えた。少しだけ食堂の朝子じゃない人になりたかった。だから映画に出たかった朝子。炭鉱の景気は良いけど、食堂の朝子に有るのは、仕事に追われる毎日と将来への展望も無い閉塞感。でも好きな人は子供の頃も今も変わらず優しかった。それだけで笑顔になれる朝子。 朝子が一輪挿しに使っている空瓶に、あんなドラマが有ったなんて。鞍馬天狗に貰った空瓶…、朝子の言葉で子供の時の事を思い出した鉄平。朝子に目で思い出したよと伝える鉄平。満面の笑みを返す朝子。 今回の二人のやり取りは見応えが有ったし心に染みた。 対してちょこちょこ挟まれる現代パートが面白くない。いづみの言動と過去の女性陣の言動を重ね、初回はいづみはリナ?2話目は百合子かな、今回は朝子なのかもと、考察のヒント出しパートみたいになってしまっている。次回はいづみが会社をぶっ潰すらしいが、とにかく入れ込むなら現代パートに意味を持たせて欲しい。 脚本=野木亜紀子 演出=福田亮平
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「マイダイアリー」2話迄終了。
【ばんそうこうと心配性】自分だけでなく、誰かが怪我した時の為にもばんそうこうを持ち歩く優希。明日の持ち物準備でばんそうこうを入れた時に、同じく持ち歩く虎之介と結んだ“心配性同盟”、そして虎之介の“あっという間の恋愛未満”の話を思い出す。淡々としてるから観る人を選びそうだけど、私は好きだな。台詞の紡ぎ方がいい。
覇気は無いけど人生に大切な事はボソッと言ってくれる喜田教授。これってモデルが居そうだなって思ったら、兵藤さんってお茶大理学部数学科だったんだ、なるほどね。
脚本=兵藤るり 演出=穐山茉由
「嘘解きレトリック」5話迄終了。
【人形の呪い!?人形殺人事件の真相やいかに!】予想通り品子は三つ子。品子の祖母も双子を産み、その村の風習で一人を間引く為に道連れで自殺。品子の母親は自分も多胎妊娠と知りメンタル崩壊。妻を救い、子供も間引かない方法として、父親は今の村に引っ越し、妻には生まれたのは一人だけと偽り、家に居るのは一人だけで、残りの二人は洞窟に作った隠れ家に匿っていたという悲しい背景。いかにもの昔話だな。
今回は九十九夜町を離れ、ロケもたっぷりの前後編、レギュラー出演者も主演の二人だけだったので、連ドラ途中の特別編みたいな雰囲気だったな。鈴木氏のクセ強演出が活きるストーリーだった。
脚本=大口幸子 演出=鈴木雅之
- << 31 【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛 「マイダイアリー」3話迄終了。 【あくびと信頼】まひるの推しのRIM様の卒業ライブの場所と、まひるのトラウマらしい三笠口駅が、まひるの告白(小4時の、事業に失敗したらしい同級生父による誘拐未遂)で直ぐ近くにある事が分かり、行けないからオンラインで参加するまひるに代わり、内緒で参戦した虎之介と徳永。RIM様と握手した手を洗わずにまひると会って、間接握手をしてあげる虎之介の優しさにグッと来る。 徳永が“人生の途中に乗り越えられない位の物を置かれ”“立ち向かわなきゃいけない”のかどうかで、苦しんでいるみたいだと察した優希。 虎之介の提案で5人の関係性は“心のふるさとの様なもの”にする事になった。お互いの前ではあくびをしても大丈夫、みたいな? ※次回は23時15分〜って、開始時間の定まらない編成で、作ってる人達が気の毒になる。 脚本=兵藤るり 演出=髙橋浩 「モンスター」5話迄終了。 【信じたいもの】何か間延びして眠くなってしまったのだけど、ラスト近くでやっと盛り上がって来たら、やっぱりな…の前後編パターン。もう少し上手く配分出来ないのかね。 脚本=橋部敦子 演出=三宅喜重 「オクラ~迷宮入り事件捜査~」6話迄終了。 【千寿への暗殺指令!交錯する二人の運命】ちょっともう脚本も迷宮入りして来てるので、感想はパス。 脚本=武藤将吾 演出=尾崎隼樹
- << 32 【2024秋ドラマ】 「嘘解きレトリック」6話迄終了。 【少女探偵団結成!手鏡に隠された秘密とは…?!】 嘘にも色々な嘘がある。子供時代の鹿乃子には、嘘を見抜いてもそれを指摘する事には大きなリスクが伴う事など理解出来ず、結構ズバズバと嘘を指摘していた。濡れ衣を着せられて傷付いている子を助ける為だったとしても、何故それは嘘で濡れ衣を着せたと分かるのか?と責められたら、鹿乃子には証明出来ず、嘘を付いた子は絶対に認めないから、鹿乃子は気持ち悪い化け物扱いをされ、段々と一人だけで本の世界に閉じ籠もる様になった。 母親は何か言葉を掛ければ、娘が嘘を感じて傷付くかもしれないから、いつもただ黙って鹿乃子を抱き締めてくれた、今ならその時の母親の気持ちが分かるというモノローグは切なかった。 左右馬と離れ、千代と二人だけで利一(橋本淳)は手鏡を盗んだのかを探る過程で、鹿乃子は“色々な嘘”が有る事を見抜けず、利一に疑いを掛け、間違いと分かるとかなり落ち込み、探偵助手を続ける事が怖くなり辞めると言い張る。 左右馬は態と「違う仕事の方がいい」と嘘を付き、左右馬に嘘を付かせ傷付けたと後悔した鹿乃子は彼を追い掛け、謝って前言を翻す。 鹿乃子には“それは嘘”と理詰めで証明してくれる左右馬が絶対に必要なのだと、再認識させてくれる話で、左右馬の優しさにキュンとして沼落ちしそう。 脚本=武石栞 演出=岩城隆一
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「モンスター」4話迄終了。
【空気の行方】スポーツ特待生(サッカー部)で大学に入ったから、膝の怪我を抱えていても申告出来ず、練習を休まないレギュラーGK竹田。事情を知っていた高校からのライバルGK神宮寺が、彼の膝が壊れる前に、全体で練習を休める方法を考えて実行したのは、誰か(多分コーチ)のリークで書かれた監督の体罰横行記事に乗っかり、訴訟を起こす事だった。ちょっと無理矢理感は有ったけど、今回のテーマは、深く考えずに風潮や多数派に乗っかり、自分は間違っていないと安易に信じてしまう事の危険性を知ろうって事なのかな。
このドラマ、結局モンスターは神波の事だけだったみたいね。
「オクラ」5話迄終了。
【真犯人の正体とは!?クール刑事の逆襲】前回が良かっただけに、真犯人の答え合わせをする今回を楽しみにしていたのに、期待が大きかった分、残念感がマシマシになってしまった。真犯人(人気MC=袴田吉彦)の動機が俺になびかなかったからで、まずびっくり。次にこんなワル男が30年も人気を維持してる設定に喝!。あんな人間性だったら直ぐにボロを出して降板だろうに。
で、あのファイルは一体何?鴻上がA国に逃亡→死亡って、誰が書き込んだの?
脚本=武藤将吾 演出=柳沢凌介
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「宙わたる教室」5話迄終了。
【真夏の夜のアストロノミー】科学部のコンテスト、定時制高校の部活ってだけで、前例が無いからを理由に門前払いって…。きちんとした理由の説明が無いから、また偏見かって柳田が憤り、諦めたくなるのも分かる。そんな彼らを叱咤したのは意外にも麻衣だった。意外と思うのも観てるこっちの偏見で、実は彼女はシンマで将来の目標をしっかりと持っている子だった(外見だけのイメージで判断させる様に、作り手が事実を隠してたよね)。
皆の影響で佳純がやる気になってるのがいいよね。目が輝く様になったもの。それぞれが仲間にいい影響を与え合っている科学部、素敵だ。
脚本=澤井香織 演出=一色隆司
「全領域異常解決室」5話迄終了。
【連続爆破!首都大パニック!千里眼vs爆弾魔】薄々は分かっていたんだけど…豊玉も芹田も神で全決の戦闘要員。そして興玉も「僕も神です」(←次回予告でさらっと雨野に告白してた)
八百万の神々は今でもこの世界で、人の姿で普通に暮らしている。彼らの起こした不可思議な事件を丸く収めるのが全決の仕事だったが、ヒルコの登場で変わった。今は戦争中なのだと。
全決はヒルコを本物の神と断定してるのかな(プリンス何とかのCEO寿正メチャ怪しくない?)。今後は神vs神の戦争を軸に話を動かして行くのかな。それも面白そう。
脚本=黒岩勉 演出=石川淳一
- << 33 【2024秋ドラマ】 「宙わたる教室」6話迄終了。 【コンピューター室の火星】 受験当日の朝に弟が家で初めて暴れた事に動揺して不合格、不本意な学校である東新宿高校に来た丹羽は、自分の能力を証明する為に情報オリンピックに入賞したくて、コンピューター室の主となっている。そのコンピューター室は天井が一番高くて、高さが必要な実験装置をどうしてもここに置きたい科学部。断固拒否する丹羽に、あの柳田が深々と頭を下げたまま「あんたが情報オリンピックってのに真剣だって事はよく分かってる。でも俺達だって真剣なんだ。生まれて初めて真剣なんだよ」とお願いする。これは伝わるよね。 他にも親を殴った事は?と丹羽に聞かれて「ねえよ」と答え「親を殴ったら相手だけじゃなく自分も壊れてしまう、だから自分を守る為にも周りの物を壊すんだ」「誰かを傷つけたいんじゃない、きっとその逆だ」と話す柳田。この言葉が、それまで暴れる弟を理解出来ず、関わりたくなかった丹羽の心を溶かした。 そして“定時制の振りをして夜もコンピューター室を使え”という柳田に従い、夜の学校に来た丹羽が聞く。通信制も有るのに何故定時制に来るのか?「単純に来てぇからじゃないかな」 科学に興味を持たせれば、仲間との絆が芽生え、前向きに生きる事に繋がる。藤竹の深謀遠慮が凄い。 脚本=澤井香織 演出=山下和徳
- << 34 【2024秋ドラマ】 「全領域異常解決室」6話迄終了。 【「僕も神です」神vs新たな神】 興玉の「僕も神です」は、予想していたので驚きは無かったけど、雨野が芹田に向かって言った「貴方は今でも私の夫なんですか?」には度肝を抜かれた。一瞬意味が取れなくて、でもそこに居た全決メンバーが皆固まっていて、雨野が「やっぱりそうですか」と言ったのでそこで分かった。 「アメノウズメノミコト、私も神なんですね?」 冒頭、ヒルコのやった5人の神隠し(神の記憶を消したので魂も消えて二度と復活はしない)について興玉の説明を聞いた雨野が、「不思議ですけどヒルコを捕まえるのが、私の使命の様な気がします」と言っていて、これがラストシーンの布石だったのね。黒岩氏は台詞のチョイスが上手いよね。 雨野は神である自覚(記憶)は無かったけど、魂は消えていないみたいなので、事戸渡し(記憶消し)をやられた訳では無いが、記憶の一部を失う何かが有ったのかな?その何故?については次回、興玉から説明が有る様なので楽しみ。 今回ヒルコは、八百比丘尼が作ろうとしていた不老不死の薬を欲しがっていた。神ならそんな薬は不要。という事は、ヒルコは“事戸渡しを習得した人間”説が、現実味を帯びて来るのではないか?果たして…? 今回、詰め込み過ぎのきらいは有ったけど、一番面白かったな。 脚本=黒岩勉 演出=松山博昭
>> 23
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「ライオンの隠れ家」4話迄終了。
【誕生日は幸せな日】ライオンは母親からどう言われて小森家に来たの…
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」5話迄終了。
【母親に会いに行くーー】
みっくん、船木さんと一泊出張(挿絵の仕事の打ち合わせ)迄出来る様になったんだ。苦労も多かった洸人からしたら、信じられない位の成長振りだね。
ライオンが寝た後にぬいぐるみを触った洸人はあのメモ帳を見付け、所々声を出して読んでいたら愛生からメールが来た事で、盗聴器でこちらの声を聞いていた事に気付く洸人。
遊園地を指定してライオン=愁人に会いたいという愛生。色々と類推し、愛生は虐待はしていないと結論付けた洸人は、愁人とみっくんを連れて会いに行く。愁人が先にママを見付け愛生も気付き、走り出した愁人。でもいきなり牧村が現れ愁人を抱き止め地面に倒れる。その瞬間、愛生は警察の面々に取り囲まれ、連れて行かれてしまうという衝撃の展開。
先ず天音くんのXだけど、彼は多分DV被害者等の逃し屋なんだろうね。愛生は愁人を守る為にXと契約していたけど、愁人に会おうとしてXは契約を破棄。多分“虐待されていた誰かを見殺しにした”過去が有る牧村は、それをXに掴まれていて、愁人を守る為に協力する様に言われているのかと。
遊園地の場所を通報したのはXだよね?あくまでも愁人を守る為に。
もしかしたら虐待してたのって父親ではなくて、彼がXに託して二人を逃がした可能性も有りだな。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=泉正英
- << 35 【2024秋ドラマ】 「ライオンの隠れ家」6話迄終了。 【姉の決意と真実】 最初から割とストレートに“虐待は祥吾=向井理が怪しい”という演出をしていたので、そう思わせて実は違うのでは?と疑っていたのだが、そういう所謂“考察の為の裏をかく”様な事はしないのね、このドラマは。X(柚留木ゆるぎ=岡山天音)はDV被害者の逃がし屋で、牧村は被害児を助けられなかった過去が有り、それを知っていた柚留木に、今度こそ助けようとか言われて協力させられているのかなとか、容易に想像出来る台詞と演出だったけど、これもその通りだった。(柚留木は自身もDV被害児だった様な演出だったな) 山梨の地元では名の通った建設会社の次男坊である祥吾が、文字通り“何処の馬の骨か分からない”、本人も“私には家族はいない”と言っていた愛生と結婚すると言った時に、よく橘家は許したな、もしかしたら強行突破で結婚して、橘家は嫁と孫を認めず、祥吾の会社での立場も悪くなり、その苛立ちから妻、そして息子へのDVが始まったとかなのかな。 それにしても何で愛生は警察に駆け込まなかったのかね。ライオンの体にあれだけの証拠が有るのに。夫がやったって証明出来ないから? 愛生が写真を置いて来ちゃったから、祥吾に洸人とみっくんの顔バレ、住所バレしちゃってるし、どうなるんだろうね。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=坪井敏雄
>> 23
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「ライオンの隠れ家」4話迄終了。
【誕生日は幸せな日】ライオンは母親からどう言われて小森家に来たの…
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「放課後カルテ」5話迄終了。
【お前が傷つくくらいなら、こいつを傷つける方がいい】←このお前=水本で、こいつ=学校に呼んだ水本の父親の事で、牧野が言い放った言葉。心に溜め込んで自傷する位なら、言いたい事を全部父親に吐き出してみろって意味で水本に言ってるのだけど、父親にしてみれば何で初対面の、それも担任ではない医者からこんな事言われなくちゃいけないんだってなるわな。でも子供への配慮に欠けた水本の両親は酷いし、担任の仕事を牧野に丸投げしちゃってる篠谷も情けないよ。
「お前には心が無いのか」って医局長が牧野を叱責した日の前段も描かれていたけど、あれだけ患者や保護者に対する口の聞き方が悪くて傲慢な感じだったら、病院には置いておけないとなっても納得だわ。小児科医は信頼されるのが一番、診断なんて出来て当たり前、医局長の仰る通りです!
脚本=ひかわかよ 演出=西岡健太郎
「3000万」6話迄終了。
純一は引き籠もり、ソラまで押し掛けて来ている中、誕生祝いの約束を断れずに家に呼んだ奥島に、事実を話す話さないで揉める夫婦。話そうと決めたら長田がメモで子供をさらうと祐子を脅しに来て、慌てて戻ったら夫が奥島に告白しちゃってて、二階に行ってソラに「夫が全部喋っちゃった」って言ったら「躾がなってねえよ!」と罵倒される祐子に笑ったわあ。
脚本=松井周 演出=小林直毅
- << 40 【2024秋ドラマ】 「3000万」全8話終了。 事の発端の、息子が怖かった筈なのに何故かソラのバッグを盗って来ちゃった所と、野崎刑事が広域強盗捜査本部から地域警察署に派遣されて来ていた割には、奥島(退職後は後任刑事)と二人だけで動き過ぎていた所は、ご都合主義的に見えて納得いかなかったけど、それ以外のストーリー展開、人物造形は見事で、ドキドキハラハラだけでなく、主人公夫婦の自らドツボにはまって行くスタイルにはかなりイライラさせられて、途中からはCM無しで49分オンタイムで観続けるのが辛くなり、録画で休憩を挟みながら観る様にしていた位で、それだけ「何で返さないの?」「何でそこに行っちゃうの?」とか観ながら思っていた訳で、そういう感情移入をさせる脚本(チームライティング)と演出、演者が上手かった訳で、全話観終わって色々な事を考え、複雑な感情も残ったのは確かだけど、このドラマの事は多分ずっと覚えていそうだなという気はしている。 ラストシーンは人によって違う解釈をしそうだけど、私は祐子とソラは蒲池の事だけは喋らない約束をして別れ、祐子は純一に会ってからにするか迷った末に、Uターンして会わずに自首したのかなと思った。あの瞳に溜まった涙は純一への溢れる思いであり、Uターンで断ち切ったのかなと。 脚本=弥重早希子WDRプロジェクト 演出=保坂慶太
>> 24
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」2話迄終了。(2話は15分拡大、日シリ中継の為30分繰り下げ放送)
【スクエアダンス】…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」3話迄終了。
【孤島の花】←一瞬見た夢が打ち砕かれ、落ち込む朝子を火葬場だけが有る隣の島へ小舟で連れて行く鉄平。そこには満開の桜が一本だけ植わっていた。花が大好きな咲子は笑顔に。そしてこの島から見える夕暮れの端島は、キラキラと輝いていた。孤島の桜と杉咲花を掛けた洒落たサブタイトル。
昔、自分の家の食堂が映画になると輝いて見えた。少しだけ食堂の朝子じゃない人になりたかった。だから映画に出たかった朝子。炭鉱の景気は良いけど、食堂の朝子に有るのは、仕事に追われる毎日と将来への展望も無い閉塞感。でも好きな人は子供の頃も今も変わらず優しかった。それだけで笑顔になれる朝子。
朝子が一輪挿しに使っている空瓶に、あんなドラマが有ったなんて。鞍馬天狗に貰った空瓶…、朝子の言葉で子供の時の事を思い出した鉄平。朝子に目で思い出したよと伝える鉄平。満面の笑みを返す朝子。
今回の二人のやり取りは見応えが有ったし心に染みた。
対してちょこちょこ挟まれる現代パートが面白くない。いづみの言動と過去の女性陣の言動を重ね、初回はいづみはリナ?2話目は百合子かな、今回は朝子なのかもと、考察のヒント出しパートみたいになってしまっている。次回はいづみが会社をぶっ潰すらしいが、とにかく入れ込むなら現代パートに意味を持たせて欲しい。
脚本=野木亜紀子 演出=福田亮平
- << 36 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」4話迄終了。 【沈黙】 何故百合子は朝子に冷たいのか、私には普通に接してくれるのにというリナの疑問は視聴者の疑問でもあった。賢将が朝子を好きだから面白くないのかとも思ったけど、百合子自身そこまで賢将を好きとも思えなかったし…。鉄平も賢将も心当たりが有りながら、ずっと口には出して来なかった事。それがまさかの原爆投下の日に迄遡る話だったなんて。 仮にあの日、朝子が「ハーイ!」と返事をしなくて、百合子が見付からなかったとして、母親と姉が長崎に行くのを諦めたかというと違う様な気がする。信仰心の強い母親は百合子を連れて行くのを諦めて、上の子だけを連れて行ったのではないか? 百合子もそれは分かっていたと思う。でも姉は死に、母親は原爆症に苦しみ続け、百合子自身も被爆者として、発症の恐怖はずっと抱えて生きて来たのだと想像すると、その怒りの一端をつい朝子にぶつけてしまっていたというのも分からないではない。 信仰していても神様は助けてくれなかった。でも戦争も原爆も悪い事をしたのは人間だ。神様は何もしていない。被爆者にとって戦争は終わってない。この百合子と和尚の問答は心に刺さった。 鉄平の父が鉄平を大学に行かせた理由も明かされて。自分は学が無いから判断を誤り子を死なせてしまった…、これは切なかったな。 脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子
>> 25
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「マイダイアリー」2話迄終了。
【ばんそうこうと心配性】自分だけでなく、誰かが怪我した時の為にもば…
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「マイダイアリー」3話迄終了。
【あくびと信頼】まひるの推しのRIM様の卒業ライブの場所と、まひるのトラウマらしい三笠口駅が、まひるの告白(小4時の、事業に失敗したらしい同級生父による誘拐未遂)で直ぐ近くにある事が分かり、行けないからオンラインで参加するまひるに代わり、内緒で参戦した虎之介と徳永。RIM様と握手した手を洗わずにまひると会って、間接握手をしてあげる虎之介の優しさにグッと来る。
徳永が“人生の途中に乗り越えられない位の物を置かれ”“立ち向かわなきゃいけない”のかどうかで、苦しんでいるみたいだと察した優希。
虎之介の提案で5人の関係性は“心のふるさとの様なもの”にする事になった。お互いの前ではあくびをしても大丈夫、みたいな?
※次回は23時15分〜って、開始時間の定まらない編成で、作ってる人達が気の毒になる。
脚本=兵藤るり 演出=髙橋浩
「モンスター」5話迄終了。
【信じたいもの】何か間延びして眠くなってしまったのだけど、ラスト近くでやっと盛り上がって来たら、やっぱりな…の前後編パターン。もう少し上手く配分出来ないのかね。
脚本=橋部敦子 演出=三宅喜重
「オクラ~迷宮入り事件捜査~」6話迄終了。
【千寿への暗殺指令!交錯する二人の運命】ちょっともう脚本も迷宮入りして来てるので、感想はパス。
脚本=武藤将吾 演出=尾崎隼樹
>> 25
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「マイダイアリー」2話迄終了。
【ばんそうこうと心配性】自分だけでなく、誰かが怪我した時の為にもば…
【2024秋ドラマ】
「嘘解きレトリック」6話迄終了。
【少女探偵団結成!手鏡に隠された秘密とは…?!】
嘘にも色々な嘘がある。子供時代の鹿乃子には、嘘を見抜いてもそれを指摘する事には大きなリスクが伴う事など理解出来ず、結構ズバズバと嘘を指摘していた。濡れ衣を着せられて傷付いている子を助ける為だったとしても、何故それは嘘で濡れ衣を着せたと分かるのか?と責められたら、鹿乃子には証明出来ず、嘘を付いた子は絶対に認めないから、鹿乃子は気持ち悪い化け物扱いをされ、段々と一人だけで本の世界に閉じ籠もる様になった。
母親は何か言葉を掛ければ、娘が嘘を感じて傷付くかもしれないから、いつもただ黙って鹿乃子を抱き締めてくれた、今ならその時の母親の気持ちが分かるというモノローグは切なかった。
左右馬と離れ、千代と二人だけで利一(橋本淳)は手鏡を盗んだのかを探る過程で、鹿乃子は“色々な嘘”が有る事を見抜けず、利一に疑いを掛け、間違いと分かるとかなり落ち込み、探偵助手を続ける事が怖くなり辞めると言い張る。
左右馬は態と「違う仕事の方がいい」と嘘を付き、左右馬に嘘を付かせ傷付けたと後悔した鹿乃子は彼を追い掛け、謝って前言を翻す。
鹿乃子には“それは嘘”と理詰めで証明してくれる左右馬が絶対に必要なのだと、再認識させてくれる話で、左右馬の優しさにキュンとして沼落ちしそう。
脚本=武石栞 演出=岩城隆一
- << 54 【2024秋ドラマ】 「嘘解きレトリック」全11話終了。 【私もここに住みます!大波乱を呼ぶ謎の美女】 人は様々な嘘を付く。その嘘にも色々な心情が含まれている事を、左右馬の助手として人の嘘を聞き分けている内に知る事になる鹿乃子。 奉公先のお嬢様だけど親友で、大好きな人が結婚する事を素直に祝福出来ない蘭子(加藤小夏)は、おめでとうと嘘を付くのが苦しくて家出をして来た。 蘭子に、家に帰ってずっと嘘を付き続ける事を勧める左右馬が言う。 「何もかも思い通りになるなら、誰も嘘なんて付かない」 「ただ事実ではないというだけでなく、嘘には付く人の願望が有る、欲が有る、願いが有る」 その言葉が腑に落ちた蘭子は、上手く嘘を付き続けると決める。 原作の台詞なのかは知らないけど、確かにそうだなと私も腑に落ちた。 蘭子に、先生が誰かと結婚しても側に居るのかといたずらっぽく聞かれた鹿乃子は、私は先生の助手ですからと答えるのだが、それが嘘だと自分で気付く。鹿乃子、淡い恋心を自覚!でもそれだけ。そこが良い。 昭和初期設定の作り込みと、ほんわかした主人公二人に惹かれ、事件やミステリーもどことなくほんわかしていて観ていて疲れない、楽しいドラマだった。 左右馬の過去とか家族とかは一切出なかったので、続編でやってくれたら嬉しいな。 脚本=村田こけし 演出=永山耕三
>> 27
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「宙わたる教室」5話迄終了。
【真夏の夜のアストロノミー】科学部のコンテスト、定時制高校の部活って…
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」6話迄終了。
【コンピューター室の火星】
受験当日の朝に弟が家で初めて暴れた事に動揺して不合格、不本意な学校である東新宿高校に来た丹羽は、自分の能力を証明する為に情報オリンピックに入賞したくて、コンピューター室の主となっている。そのコンピューター室は天井が一番高くて、高さが必要な実験装置をどうしてもここに置きたい科学部。断固拒否する丹羽に、あの柳田が深々と頭を下げたまま「あんたが情報オリンピックってのに真剣だって事はよく分かってる。でも俺達だって真剣なんだ。生まれて初めて真剣なんだよ」とお願いする。これは伝わるよね。
他にも親を殴った事は?と丹羽に聞かれて「ねえよ」と答え「親を殴ったら相手だけじゃなく自分も壊れてしまう、だから自分を守る為にも周りの物を壊すんだ」「誰かを傷つけたいんじゃない、きっとその逆だ」と話す柳田。この言葉が、それまで暴れる弟を理解出来ず、関わりたくなかった丹羽の心を溶かした。
そして“定時制の振りをして夜もコンピューター室を使え”という柳田に従い、夜の学校に来た丹羽が聞く。通信制も有るのに何故定時制に来るのか?「単純に来てぇからじゃないかな」
科学に興味を持たせれば、仲間との絆が芽生え、前向きに生きる事に繋がる。藤竹の深謀遠慮が凄い。
脚本=澤井香織 演出=山下和徳
- << 37 【2024秋ドラマ】 「宙わたる教室」7話迄終了。 【浮遊惑星のランデブー】 惑星系から弾き出され、恒星やその他の惑星から重力の束縛を受けず、銀河を直接公転している…という浮遊惑星。 それはまるで今回描かれた、宇宙科学の研究という王道路線から弾かれ(自分から外れて行った雰囲気が強いけど)、自分の信念を証明する為に夜は定時制の理科教師、日中は大学の無給研究員として二足の草鞋を履く藤竹の事の様であり、藤竹が指摘する迄ディスレクシアだと誰も気付かず、学校教育から弾かれて道を外しそうになっていた柳田の事の様でもあり、起立性調節障害による不調を家族によく理解して貰えず、リスカやアムカを繰り返し、定時制に入学しても常に保健室で寝ていた佳純の様でもある。 そして彼らは東新宿高校定時制で出会った。 今回は科学部の火星のクレーター再現実験の進捗状況と、名京大とJAXAが共同で行う“しののめプロジェクト”の進捗状況が並行して描かれたのだが、昔、藤竹が相澤に言っていた「データばかり見ていないで手を動かせ」が実践出来ていて楽しそうな科学部に比べ、石神からのプレッシャーを受け、データにがんじがらめで失敗は許されない立場にいる相澤の苦悩が切ない。 ワルの三浦は何でいつまでも柳田に固執するの?柳田の“直接公転”がそんなに気に入らないのか? 脚本=澤井香織 演出=一色隆司
>> 27
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「宙わたる教室」5話迄終了。
【真夏の夜のアストロノミー】科学部のコンテスト、定時制高校の部活って…
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」6話迄終了。
【「僕も神です」神vs新たな神】
興玉の「僕も神です」は、予想していたので驚きは無かったけど、雨野が芹田に向かって言った「貴方は今でも私の夫なんですか?」には度肝を抜かれた。一瞬意味が取れなくて、でもそこに居た全決メンバーが皆固まっていて、雨野が「やっぱりそうですか」と言ったのでそこで分かった。
「アメノウズメノミコト、私も神なんですね?」
冒頭、ヒルコのやった5人の神隠し(神の記憶を消したので魂も消えて二度と復活はしない)について興玉の説明を聞いた雨野が、「不思議ですけどヒルコを捕まえるのが、私の使命の様な気がします」と言っていて、これがラストシーンの布石だったのね。黒岩氏は台詞のチョイスが上手いよね。
雨野は神である自覚(記憶)は無かったけど、魂は消えていないみたいなので、事戸渡し(記憶消し)をやられた訳では無いが、記憶の一部を失う何かが有ったのかな?その何故?については次回、興玉から説明が有る様なので楽しみ。
今回ヒルコは、八百比丘尼が作ろうとしていた不老不死の薬を欲しがっていた。神ならそんな薬は不要。という事は、ヒルコは“事戸渡しを習得した人間”説が、現実味を帯びて来るのではないか?果たして…?
今回、詰め込み過ぎのきらいは有ったけど、一番面白かったな。
脚本=黒岩勉 演出=松山博昭
- << 38 【2024秋ドラマ】 「全領域異常解決室」7話迄終了。 【すべてお話します 物語はここから始まった】 興玉は室長代理で、室長はずっと出て来ないから変だなとは思っていたけど、雨野が神だと分かっても、彼女こそ室長なんだとは全く思わなかった。それは興玉が頭脳も武術も超優秀で、彼が雨野の部下だったとは想像もつかなかったから。 時間軸としては、神隠しに遭った4人目の神と5人目の神の間に雨野は連れ去られ、事戸渡しで神の記憶を消され、神器で右脇腹を刺されて、いずれ出血多量で肉体も失うという寸前で全決メンバーが見付け、月読命の能力で一命を取りとめたという事で、肉体は滅びなかったので人間としては生きられる、神の記憶(魂)が戻るのかは誰も分からないという状態らしい。でも一縷の望みを掛けて、興玉が局長に頼み全決に配属して貰った。 いやあ、凄い構成力。雨野がそういう立場で、彼女の記憶を呼び戻すきっかけをとメンバーは色々試していたのね。そういう目で最初からもう一度観たいと視聴者に思わせるのは、凄い事よ。 あと回想シーンを入れるなら、こういう意味の有る物にして欲しいよね。流石だわ黒岩氏。 で、やっぱり寿正はワルだった。でも彼はヒルコに賛同したサポーターの様な気がする。事戸渡しを修得した人間…やっぱり興玉が「彼は神じゃありません」と言っていた直毘審議官が一番怪しい。 脚本=黒岩勉 演出=都筑淳一
>> 28
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」5話迄終了。
【母親に会いに行くーー】
みっくん、船木さんと一泊出張(挿絵の仕事の打…
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」6話迄終了。
【姉の決意と真実】
最初から割とストレートに“虐待は祥吾=向井理が怪しい”という演出をしていたので、そう思わせて実は違うのでは?と疑っていたのだが、そういう所謂“考察の為の裏をかく”様な事はしないのね、このドラマは。X(柚留木ゆるぎ=岡山天音)はDV被害者の逃がし屋で、牧村は被害児を助けられなかった過去が有り、それを知っていた柚留木に、今度こそ助けようとか言われて協力させられているのかなとか、容易に想像出来る台詞と演出だったけど、これもその通りだった。(柚留木は自身もDV被害児だった様な演出だったな)
山梨の地元では名の通った建設会社の次男坊である祥吾が、文字通り“何処の馬の骨か分からない”、本人も“私には家族はいない”と言っていた愛生と結婚すると言った時に、よく橘家は許したな、もしかしたら強行突破で結婚して、橘家は嫁と孫を認めず、祥吾の会社での立場も悪くなり、その苛立ちから妻、そして息子へのDVが始まったとかなのかな。
それにしても何で愛生は警察に駆け込まなかったのかね。ライオンの体にあれだけの証拠が有るのに。夫がやったって証明出来ないから?
愛生が写真を置いて来ちゃったから、祥吾に洸人とみっくんの顔バレ、住所バレしちゃってるし、どうなるんだろうね。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=坪井敏雄
- << 39 【2024秋ドラマ】 「ライオンの隠れ家」7話迄終了。 【ライオンを守るための旅行】 祥吾がライオンの顔写真を公表した事で、工藤だけでなく他のマスコミも近付いて来るし、逃げた後だったけど、祥吾も家にやって来て“ライオンの印”は拾われてしまうし、その上、編集長に唆された天音が、工藤が止めていた3人の写真付き記事を、“工藤、天音”のクレジットを入れて勝手にUPしてしまい、追われるドキドキ感も強かったけど、事情を知った貞本が逃げる場所として、親戚所有で使っていない佐渡ヶ島のペンションを貸してくれたし、怒り心頭で天音をぶっ飛ばした工藤も退社し、柚留木から逃げる理由を聞き、その依頼で“ライオンを守る人”の仲間入りをしてくれて心強いし、何よりみっくんがライオンを守らなければという意識がどんどん強くなり、ルーティンを外れても強いパニックを起こさなくなり、ライオンに兄の様に接する姿を見るとほっこりする、その全体の「ドキドキ感とほっこり」のバランスが絶妙で良かった。 祥吾は養子で「あの家を継ぐ為に利用された」と言ってたけど、継ぐ長男は居たのに何で?最初から汚れ仕事をやらせる目的でなの? リニア工事に絡み、裏で繋がっていそうな亀ケ谷議員と祥吾(と部下の樺島)。天音が汚名返上で何かを掴み、暴走しないで工藤に相談してくれればいいのになと願ってしまう。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=青山貴洋
>> 30
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」3話迄終了。
【孤島の花】←一瞬見た夢が打ち砕かれ、落ち込む朝子を火葬場だけが有る…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」4話迄終了。
【沈黙】
何故百合子は朝子に冷たいのか、私には普通に接してくれるのにというリナの疑問は視聴者の疑問でもあった。賢将が朝子を好きだから面白くないのかとも思ったけど、百合子自身そこまで賢将を好きとも思えなかったし…。鉄平も賢将も心当たりが有りながら、ずっと口には出して来なかった事。それがまさかの原爆投下の日に迄遡る話だったなんて。
仮にあの日、朝子が「ハーイ!」と返事をしなくて、百合子が見付からなかったとして、母親と姉が長崎に行くのを諦めたかというと違う様な気がする。信仰心の強い母親は百合子を連れて行くのを諦めて、上の子だけを連れて行ったのではないか?
百合子もそれは分かっていたと思う。でも姉は死に、母親は原爆症に苦しみ続け、百合子自身も被爆者として、発症の恐怖はずっと抱えて生きて来たのだと想像すると、その怒りの一端をつい朝子にぶつけてしまっていたというのも分からないではない。
信仰していても神様は助けてくれなかった。でも戦争も原爆も悪い事をしたのは人間だ。神様は何もしていない。被爆者にとって戦争は終わってない。この百合子と和尚の問答は心に刺さった。
鉄平の父が鉄平を大学に行かせた理由も明かされて。自分は学が無いから判断を誤り子を死なせてしまった…、これは切なかったな。
脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子
- << 41 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」5話迄終了。 【一島一家】 炭鉱員の賃上げ要求から始まった端島の労働争議。完全ストライキだと賃金が出ないから、部分ストライキを目指す組合と、そうはさせじとロックアウトを目論む会社側。封鎖柵を間に対峙する炭鉱員と会社側の外勤職員。体力勝負では外勤職員に勝ち目は無く、最前線で止めていた鉄平は倒されて左腕を骨折してしまう。 この件で管理側の炭鉱長の息子である賢将は炭鉱員から目の敵にされ、気付いた一平が間に入り丸く収めはしたのだが、幼い頃から一島一家を信じて育って来た鉄平も、この件で島民間の階級格差を突き付けられショックを受ける。 リナの拳銃は、殺された恋人が握っていた物と分かったけど、あのお金に正当性は有るのかな。命令でリナを捜していたコテツに殺されそうになったが、既の所で進平が助けに来て、リナが奪われた拳銃を奪い返しコテツの腹を撃ち抜く。躊躇無く撃つ進平は、戦場でどういう経験をして来たのだろうと想像してしまった。 これで二人は秘密を共有し、精神的に強く結び付いた。 DNA鑑定で玲央といづみに血縁関係はなく、いづみは出水と書く名字で旧姓、名前は朝子だと彼女の孫に教えて貰う玲央。 朝子と鉄平は結ばれなかった…となると、やはり玲央はリナと進平の孫という私の予想は当たりなのかも。 脚本=野木亜紀子 演出=林啓史
>> 33
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」6話迄終了。
【コンピューター室の火星】
受験当日の朝に弟が家で初めて暴れた事に動揺して…
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」7話迄終了。
【浮遊惑星のランデブー】
惑星系から弾き出され、恒星やその他の惑星から重力の束縛を受けず、銀河を直接公転している…という浮遊惑星。
それはまるで今回描かれた、宇宙科学の研究という王道路線から弾かれ(自分から外れて行った雰囲気が強いけど)、自分の信念を証明する為に夜は定時制の理科教師、日中は大学の無給研究員として二足の草鞋を履く藤竹の事の様であり、藤竹が指摘する迄ディスレクシアだと誰も気付かず、学校教育から弾かれて道を外しそうになっていた柳田の事の様でもあり、起立性調節障害による不調を家族によく理解して貰えず、リスカやアムカを繰り返し、定時制に入学しても常に保健室で寝ていた佳純の様でもある。
そして彼らは東新宿高校定時制で出会った。
今回は科学部の火星のクレーター再現実験の進捗状況と、名京大とJAXAが共同で行う“しののめプロジェクト”の進捗状況が並行して描かれたのだが、昔、藤竹が相澤に言っていた「データばかり見ていないで手を動かせ」が実践出来ていて楽しそうな科学部に比べ、石神からのプレッシャーを受け、データにがんじがらめで失敗は許されない立場にいる相澤の苦悩が切ない。
ワルの三浦は何でいつまでも柳田に固執するの?柳田の“直接公転”がそんなに気に入らないのか?
脚本=澤井香織 演出=一色隆司
- << 42 【2024秋ドラマ】 「宙わたる教室」8話迄終了。 【メテオライトの憂鬱】 朴くんの台詞を私も三浦にぶつけたい! 「いつまでガックンに執着すんだよ」「いい加減気付けよ!ガックンが居るのはもう俺等とは違う世界なんだよ。これ以上邪魔すんな」話が通じないそんな三浦でも、最近本当にヤバい奴らと付き合い始めた事を心配し忠告する朴くん。なのに三浦は彼をクソ呼ばわり。流石に穏やかな朴くんもこれには呆れて背を向けて去って行ってしまった。 三浦は柳田の事が好きでつるんでいたけど、急に別世界に行ってしまった事が許せない、もっと言えば朴くんみたいには理解出来ないのだろうな。 地頭はいいから、藤竹の影響を受けてもしかしたら俺も研究者になれるかもと、少しだけ思い始めていた柳田。三浦達の狼藉で科学部は空中分解寸前。 長嶺「身の丈に合わない事をしようとする人間には世間は厳しい。エリートってのはさ、自分達と同じレールを歩いて来なかった人間が足下迄のし上がって来ると、蹴落としに掛かるんだよ」 夢に必死になっても挫折を味わった時に、柳田が何処まで落ちて行ってしまうのか心配し、このままでいいのかを藤竹に問う長嶺。応援はしたいけど現実は甘くないのだと。 マジでやってた事を諦めるのはやっぱツレえわと泣く柳田。 科学部はここからどうやって、起死回生の学会発表に迄漕ぎ着けるのかな。 脚本=澤井香織 演出=一色隆司
>> 34
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」6話迄終了。
【「僕も神です」神vs新たな神】
興玉の「僕も神です」は、予想していた…
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」7話迄終了。
【すべてお話します 物語はここから始まった】
興玉は室長代理で、室長はずっと出て来ないから変だなとは思っていたけど、雨野が神だと分かっても、彼女こそ室長なんだとは全く思わなかった。それは興玉が頭脳も武術も超優秀で、彼が雨野の部下だったとは想像もつかなかったから。
時間軸としては、神隠しに遭った4人目の神と5人目の神の間に雨野は連れ去られ、事戸渡しで神の記憶を消され、神器で右脇腹を刺されて、いずれ出血多量で肉体も失うという寸前で全決メンバーが見付け、月読命の能力で一命を取りとめたという事で、肉体は滅びなかったので人間としては生きられる、神の記憶(魂)が戻るのかは誰も分からないという状態らしい。でも一縷の望みを掛けて、興玉が局長に頼み全決に配属して貰った。
いやあ、凄い構成力。雨野がそういう立場で、彼女の記憶を呼び戻すきっかけをとメンバーは色々試していたのね。そういう目で最初からもう一度観たいと視聴者に思わせるのは、凄い事よ。
あと回想シーンを入れるなら、こういう意味の有る物にして欲しいよね。流石だわ黒岩氏。
で、やっぱり寿正はワルだった。でも彼はヒルコに賛同したサポーターの様な気がする。事戸渡しを修得した人間…やっぱり興玉が「彼は神じゃありません」と言っていた直毘審議官が一番怪しい。
脚本=黒岩勉 演出=都筑淳一
- << 43 【2024秋ドラマ】 「全領域異常解決室」8話迄終了。 【人間の罪×神の暴走 犯したタブー】 何が驚いたって、瀕死の月読命が救命を断り、自分で自分に事戸を渡した事。それって有りなのか!「戦をやっていた頃の方が、まだ人の心があったよね」それが月読命の最期の言葉。あんな形で最愛の娘を失い、タブーを破っての復讐も最後迄は全う出来ずに返り討ちに遭い、(黄泉の国送りは決まってはいたけど)もうこの記憶も肉体も一刻も早く消し去りたいという事だったのだろうね。 そして興玉が本当は天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)だったという事。←黄泉戸を守っている重要な神。悪質な神を黄泉の国に落とす役割を担っている。正体を隠す為に興玉神を名乗っていた訳ね。室長代理にしているのもその流れなのかな。 で、ヒルコの真の狙いは天石戸別神を捜し出し(月読命の復讐を利用した)、彼を殺して黄泉戸を守れなくし、全神を黄泉の国に落として総入れ替え、修理固成を完遂するという事なのか。 雨野のIDを使って、警察から人魚のミイラを盗み出したのは誰なのか、最後の局長の、寿に命令されて受け入れている様な態度は何なのか、そして最大の謎、ヒルコは本当は誰なのか(私は直毘だとまだ思っているけど)、早く知りたいのに何と…次回は休止。ちょっとーこんないい所でお預けにしないでよ!信じられん…。 脚本=黒岩勉 演出=根本和政
>> 35
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」6話迄終了。
【姉の決意と真実】
最初から割とストレートに“虐待は祥吾=向井理が怪し…
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」7話迄終了。
【ライオンを守るための旅行】
祥吾がライオンの顔写真を公表した事で、工藤だけでなく他のマスコミも近付いて来るし、逃げた後だったけど、祥吾も家にやって来て“ライオンの印”は拾われてしまうし、その上、編集長に唆された天音が、工藤が止めていた3人の写真付き記事を、“工藤、天音”のクレジットを入れて勝手にUPしてしまい、追われるドキドキ感も強かったけど、事情を知った貞本が逃げる場所として、親戚所有で使っていない佐渡ヶ島のペンションを貸してくれたし、怒り心頭で天音をぶっ飛ばした工藤も退社し、柚留木から逃げる理由を聞き、その依頼で“ライオンを守る人”の仲間入りをしてくれて心強いし、何よりみっくんがライオンを守らなければという意識がどんどん強くなり、ルーティンを外れても強いパニックを起こさなくなり、ライオンに兄の様に接する姿を見るとほっこりする、その全体の「ドキドキ感とほっこり」のバランスが絶妙で良かった。
祥吾は養子で「あの家を継ぐ為に利用された」と言ってたけど、継ぐ長男は居たのに何で?最初から汚れ仕事をやらせる目的でなの?
リニア工事に絡み、裏で繋がっていそうな亀ケ谷議員と祥吾(と部下の樺島)。天音が汚名返上で何かを掴み、暴走しないで工藤に相談してくれればいいのになと願ってしまう。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=青山貴洋
- << 44 【2024秋ドラマ】 「ライオンの隠れ家」8話迄終了。 【姉の覚悟…そして別れのとき】 何故警察や公的機関に助けを求めなかったのか…。洸人の問いに愛生の答えは「夫に見透かされてる感じがして、どの選択肢も駄目だと思った」実際の暴力以上に、得体のしれない怖さを感じていたらしい愛生。 待った無しでネットで探して見付けたのが柚留木で、生活費を貯める間、愁人を預ける安全な場所として洸人達の家を選んだのだと。まあ、勝手は勝手だし、洸人は愛生の事をいくら責めても許されると思うけど、愛生から柚留木が偽造戸籍を手に入れたので、名前を変えて生きて行くと聞いて、「ありのままで生きられないなんてやっぱり違う」と洸人が反発したら、愛生が「DVだけじゃない…夫は危険な人なのかもしれない、洸人が想像している以上に…」と言った時に、愛生は“天音達が今掴んでいるネタ”リニア工事に絡む物騒な夫の裏の顔について、何か気付いているのかもしれないと感じた。 洸人達の平穏な暮らしを、良い意味でライオンが引っ掻き回したおかげで、みっくんの意識や行動が驚く程変化した、洸人一人では決して起こらなかったと思われる変化。みっくんとライオンはお互いに相手を必要としている。 愛生と愁人は樺島に連れ去られたみたいだけど、最後はあの実家で4人のプライドで暮らせるといいのにと思ってしまう。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=泉正英
>> 29
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「放課後カルテ」5話迄終了。
【お前が傷つくくらいなら、こいつを傷つける方がいい】←このお前=水本…
【2024秋ドラマ】
「3000万」全8話終了。
事の発端の、息子が怖かった筈なのに何故かソラのバッグを盗って来ちゃった所と、野崎刑事が広域強盗捜査本部から地域警察署に派遣されて来ていた割には、奥島(退職後は後任刑事)と二人だけで動き過ぎていた所は、ご都合主義的に見えて納得いかなかったけど、それ以外のストーリー展開、人物造形は見事で、ドキドキハラハラだけでなく、主人公夫婦の自らドツボにはまって行くスタイルにはかなりイライラさせられて、途中からはCM無しで49分オンタイムで観続けるのが辛くなり、録画で休憩を挟みながら観る様にしていた位で、それだけ「何で返さないの?」「何でそこに行っちゃうの?」とか観ながら思っていた訳で、そういう感情移入をさせる脚本(チームライティング)と演出、演者が上手かった訳で、全話観終わって色々な事を考え、複雑な感情も残ったのは確かだけど、このドラマの事は多分ずっと覚えていそうだなという気はしている。
ラストシーンは人によって違う解釈をしそうだけど、私は祐子とソラは蒲池の事だけは喋らない約束をして別れ、祐子は純一に会ってからにするか迷った末に、Uターンして会わずに自首したのかなと思った。あの瞳に溜まった涙は純一への溢れる思いであり、Uターンで断ち切ったのかなと。
脚本=弥重早希子WDRプロジェクト 演出=保坂慶太
>> 36
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」4話迄終了。
【沈黙】
何故百合子は朝子に冷たいのか、私には普通に接してくれるの…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」5話迄終了。
【一島一家】
炭鉱員の賃上げ要求から始まった端島の労働争議。完全ストライキだと賃金が出ないから、部分ストライキを目指す組合と、そうはさせじとロックアウトを目論む会社側。封鎖柵を間に対峙する炭鉱員と会社側の外勤職員。体力勝負では外勤職員に勝ち目は無く、最前線で止めていた鉄平は倒されて左腕を骨折してしまう。
この件で管理側の炭鉱長の息子である賢将は炭鉱員から目の敵にされ、気付いた一平が間に入り丸く収めはしたのだが、幼い頃から一島一家を信じて育って来た鉄平も、この件で島民間の階級格差を突き付けられショックを受ける。
リナの拳銃は、殺された恋人が握っていた物と分かったけど、あのお金に正当性は有るのかな。命令でリナを捜していたコテツに殺されそうになったが、既の所で進平が助けに来て、リナが奪われた拳銃を奪い返しコテツの腹を撃ち抜く。躊躇無く撃つ進平は、戦場でどういう経験をして来たのだろうと想像してしまった。
これで二人は秘密を共有し、精神的に強く結び付いた。
DNA鑑定で玲央といづみに血縁関係はなく、いづみは出水と書く名字で旧姓、名前は朝子だと彼女の孫に教えて貰う玲央。
朝子と鉄平は結ばれなかった…となると、やはり玲央はリナと進平の孫という私の予想は当たりなのかも。
脚本=野木亜紀子 演出=林啓史
- << 45 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」6話迄終了。 【希望の種】 2話で全員片想い?の構図だった6人が、1963年の正月には、進平とリナの間には男の子(誠)が誕生し、賢将と百合子は結婚、鉄平はオドオドしながらも漸く朝子に好きだと打ち明け、お互いに照れ笑いと若干の涙を流しながら、両想いである事を確認するという、皆が収まる所に収まった目出度い年の始めが描かれて、特に神木くんと杉咲さんの演技がナチュラルで、彼らは確かにあの時代に端島に生きていた若者達で、私はそれを覗き見している旅人みたいな感覚に陥る位にはリアルな映像だったなあと。 今回は朝子を中心に朝子のアイディアで屋上緑化を始める話も盛り込まれ、これが現在のIKEGAYAの仕事に繋がったのかと納得。 でも今回の話で一番印象に残ったのは、一平が辰雄の家を訪ね、あんたが重機を色々入れてくれたおかげで作業が楽になり、おかげでこの年になっても働けると感謝し、辰雄の仕事振りを高く評価していた事。前炭鉱長はご機嫌取りだけの男で俺は好かんと。この思わぬ言葉に辰雄も心を開き、賢将を育ててくれたのは一平さんや端島の人達、だからいい子に育ったと感謝した。 人の視点それぞれ違うから、“そこはあなたの良い所だよ”というのは、積極的に言ってあげた方が物事は円滑に進んで行く…を見せられた、そんな感じ。 脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子
>> 37
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」7話迄終了。
【浮遊惑星のランデブー】
惑星系から弾き出され、恒星やその他の惑星から重力…
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」8話迄終了。
【メテオライトの憂鬱】
朴くんの台詞を私も三浦にぶつけたい!
「いつまでガックンに執着すんだよ」「いい加減気付けよ!ガックンが居るのはもう俺等とは違う世界なんだよ。これ以上邪魔すんな」話が通じないそんな三浦でも、最近本当にヤバい奴らと付き合い始めた事を心配し忠告する朴くん。なのに三浦は彼をクソ呼ばわり。流石に穏やかな朴くんもこれには呆れて背を向けて去って行ってしまった。
三浦は柳田の事が好きでつるんでいたけど、急に別世界に行ってしまった事が許せない、もっと言えば朴くんみたいには理解出来ないのだろうな。
地頭はいいから、藤竹の影響を受けてもしかしたら俺も研究者になれるかもと、少しだけ思い始めていた柳田。三浦達の狼藉で科学部は空中分解寸前。
長嶺「身の丈に合わない事をしようとする人間には世間は厳しい。エリートってのはさ、自分達と同じレールを歩いて来なかった人間が足下迄のし上がって来ると、蹴落としに掛かるんだよ」
夢に必死になっても挫折を味わった時に、柳田が何処まで落ちて行ってしまうのか心配し、このままでいいのかを藤竹に問う長嶺。応援はしたいけど現実は甘くないのだと。
マジでやってた事を諦めるのはやっぱツレえわと泣く柳田。
科学部はここからどうやって、起死回生の学会発表に迄漕ぎ着けるのかな。
脚本=澤井香織 演出=一色隆司
- << 46 【2024秋ドラマ】 「宙わたる教室」9話迄終了。 【恐竜少年の仮説】 前回、マジでやってた事を諦めるのはやっぱツレえわと柳田が泣いていたけど、楽しくて実験に夢中になっていたのは他の3人も同じ。マジでのめり込んでいた事は、そんなに簡単には忘れられないし諦めたくもない。結局はその気持が大事で全てなんだって事よね。 藤竹は名京大の助教時代に、研究に参加していた高専生の金井に研究者になれると夢を与え、現実的な石神にその夢を砕かれ、縦割り構造が蔓延る日本に嫌気が差してアメリカに渡った過去が有る。まだ何者でもない若者が、喜々として研究に取り組んでいる環境があるアメリカ。だから自分も、科学に何の興味も無い子を集めて、何処まで実験を楽しみながら成果を挙げられるのかを日本で試し、“科学は誰にも平等”という仮説を実証したかった。 それだけに、門戸を閉じられた金井の最後の表情が忘れられない藤竹は、柳田に金井を重ねてまた傷付けてしまったと、教師を辞め研究も辞めるかもという所迄思い詰めてしまうのだが、実験にマジな柳田のメンタルはどっこい強かった。 もう科学部には来るなと好きなだけ殴らせて、三浦にも分かる言葉で気持ちを伝えてきちんと落とし前をつけた。 藤竹に「あんたの仮説、俺達が証明してやるよ。だからもっとその気にさせろ!」柳田強い!小林虎之介カッコいい! 脚本=澤井香織 演出=吉川久岳
>> 38
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」7話迄終了。
【すべてお話します 物語はここから始まった】
興玉は室長代理で、室長は…
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」8話迄終了。
【人間の罪×神の暴走 犯したタブー】
何が驚いたって、瀕死の月読命が救命を断り、自分で自分に事戸を渡した事。それって有りなのか!「戦をやっていた頃の方が、まだ人の心があったよね」それが月読命の最期の言葉。あんな形で最愛の娘を失い、タブーを破っての復讐も最後迄は全う出来ずに返り討ちに遭い、(黄泉の国送りは決まってはいたけど)もうこの記憶も肉体も一刻も早く消し去りたいという事だったのだろうね。
そして興玉が本当は天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)だったという事。←黄泉戸を守っている重要な神。悪質な神を黄泉の国に落とす役割を担っている。正体を隠す為に興玉神を名乗っていた訳ね。室長代理にしているのもその流れなのかな。
で、ヒルコの真の狙いは天石戸別神を捜し出し(月読命の復讐を利用した)、彼を殺して黄泉戸を守れなくし、全神を黄泉の国に落として総入れ替え、修理固成を完遂するという事なのか。
雨野のIDを使って、警察から人魚のミイラを盗み出したのは誰なのか、最後の局長の、寿に命令されて受け入れている様な態度は何なのか、そして最大の謎、ヒルコは本当は誰なのか(私は直毘だとまだ思っているけど)、早く知りたいのに何と…次回は休止。ちょっとーこんないい所でお預けにしないでよ!信じられん…。
脚本=黒岩勉 演出=根本和政
- << 50 【2024秋ドラマ】 「全領域異常解決室」9話迄終了。 【最重要神、命の危機!救世主は荒ぶる神スサノオ】 2週間待たされて楽しみにしてたのだけど、うーん、肝心のヒルコの正体を次回最終話迄引っ張るのはいいとして、寿ではないと興玉に証明させて、そこはいいのだけど、実は二宮なのだとラストに匂わせて、でも次回予告では“謎の神ヒルコ、真の正体”のテロップの後に、興玉の「僕がヒルコです」の台詞、からの“ラストで、すべてが覆る”のテロップで視聴者を混乱させ、考察大会をさせる気満々で、その為の第9話…みたいな作りだったから、何か全決ドラマの世界観には浸れなくて、そこは残念だった。面白いは面白かったんだけどね。 前回書いた謎の答え合わせ。 ①雨野のIDを使って、警察から人魚のミイラを盗み出したのは誰なのか←多分二宮なのだろう②最後の局長の、寿に命令されて受け入れている様な態度は何なのか←呪符を首に貼られてヒルコに乗っ取られていた③そして最大の謎、ヒルコは本当は誰なのか(私は直毘だとまだ思っているけど)←まだ不明 詰めが甘い、弱いとか言われない様な、全決ドラマの世界観を十分に堪能出来る、そういう最終話を観たい! 脚本=黒岩勉 演出=松山博昭
>> 39
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」7話迄終了。
【ライオンを守るための旅行】
祥吾がライオンの顔写真を公表した事で、工…
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」8話迄終了。
【姉の覚悟…そして別れのとき】
何故警察や公的機関に助けを求めなかったのか…。洸人の問いに愛生の答えは「夫に見透かされてる感じがして、どの選択肢も駄目だと思った」実際の暴力以上に、得体のしれない怖さを感じていたらしい愛生。
待った無しでネットで探して見付けたのが柚留木で、生活費を貯める間、愁人を預ける安全な場所として洸人達の家を選んだのだと。まあ、勝手は勝手だし、洸人は愛生の事をいくら責めても許されると思うけど、愛生から柚留木が偽造戸籍を手に入れたので、名前を変えて生きて行くと聞いて、「ありのままで生きられないなんてやっぱり違う」と洸人が反発したら、愛生が「DVだけじゃない…夫は危険な人なのかもしれない、洸人が想像している以上に…」と言った時に、愛生は“天音達が今掴んでいるネタ”リニア工事に絡む物騒な夫の裏の顔について、何か気付いているのかもしれないと感じた。
洸人達の平穏な暮らしを、良い意味でライオンが引っ掻き回したおかげで、みっくんの意識や行動が驚く程変化した、洸人一人では決して起こらなかったと思われる変化。みっくんとライオンはお互いに相手を必要としている。
愛生と愁人は樺島に連れ去られたみたいだけど、最後はあの実家で4人のプライドで暮らせるといいのにと思ってしまう。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=泉正英
- << 47 【2024秋ドラマ】 「ライオンの隠れ家」9話迄終了。 【ライオンを助けたい!】 愛生はあれだけの暴力を受けて、夫はDVだけではない…危険な人なのかもしれないと認知していた筈なのに、夫からの伝言として“離婚”の二文字を出されたら、樺島について行ってしまうのか…。 てっきり樺島が暴力で連れ去ったのかと思っていたけど、それだとフェリーに乗せる時とか他人の目も有るし、逃げられる可能性も有るから、ああいう餌を巻けば穏便に連れて来られるって策だったのね。祥吾はワルだし愛生の事も分かっているから、そういう知恵は回るよなあ。 妻子と再会してからの祥吾は、何かずーっと怖かった。優しい言葉を掛けたり、離婚届を用意してあって祥吾も記入しても、ずっとずっと怖かった。坪井さんの演出と向井理の演技が、ずっと不穏な雰囲気を漂わせていて…、そしてやっぱりなあ…の展開に。 洸人が二人を取り戻しに祥吾の自宅に行き、柚留木が作った合鍵でドアを開けたら、奥から居ない筈の祥吾が出て来た時はもうホラー。 そっちが怖かった分、工藤、天音、高田刑事が結託して、高田の活躍で樺島を逮捕した部分はスッキリした。 ライオンを失い、絵を描けなくなっていたみっくんが、傷心の兄を労り、断っていた千人画廊の絵を「描きます!」って宣言した港のシーンは、彼の独り立ちの未来も暗示してるのかな。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=坪井敏雄
>> 41
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」5話迄終了。
【一島一家】
炭鉱員の賃上げ要求から始まった端島の労働争議。完全ス…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」6話迄終了。
【希望の種】
2話で全員片想い?の構図だった6人が、1963年の正月には、進平とリナの間には男の子(誠)が誕生し、賢将と百合子は結婚、鉄平はオドオドしながらも漸く朝子に好きだと打ち明け、お互いに照れ笑いと若干の涙を流しながら、両想いである事を確認するという、皆が収まる所に収まった目出度い年の始めが描かれて、特に神木くんと杉咲さんの演技がナチュラルで、彼らは確かにあの時代に端島に生きていた若者達で、私はそれを覗き見している旅人みたいな感覚に陥る位にはリアルな映像だったなあと。
今回は朝子を中心に朝子のアイディアで屋上緑化を始める話も盛り込まれ、これが現在のIKEGAYAの仕事に繋がったのかと納得。
でも今回の話で一番印象に残ったのは、一平が辰雄の家を訪ね、あんたが重機を色々入れてくれたおかげで作業が楽になり、おかげでこの年になっても働けると感謝し、辰雄の仕事振りを高く評価していた事。前炭鉱長はご機嫌取りだけの男で俺は好かんと。この思わぬ言葉に辰雄も心を開き、賢将を育ててくれたのは一平さんや端島の人達、だからいい子に育ったと感謝した。
人の視点それぞれ違うから、“そこはあなたの良い所だよ”というのは、積極的に言ってあげた方が物事は円滑に進んで行く…を見せられた、そんな感じ。
脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子
- << 48 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」7話迄終了。 【消えない火】 史実として自然発火→爆発的火災→炭鉱長が水没を決断、死者1人重軽傷者22人とあり、それは曲げられないからほぼ史実に沿った展開で、観ていて辛いものがあった。 そこはドラマだから死者はおそらく進平で、“戦争”と“波にさらわれて見付からない妻”という二つの傷に苦しんだ過去を、漸く癒やしてくれる存在、リナと息子の誠を得て、ささやかな幸せを実感しているだろう彼を観ていたから、あの結果は本当に辛い。 誠の一升餅のお祝いをお寺でやって、家族で泣き笑いをして、こんな幸せな日がまた来るなんてと喜び合ったシーンが先に有っただけに、余計にショックだった。 これも史実だと、新しい区域の炭鉱を掘る工事を始め、完了する迄14ヶ月が掛かり、その間は出炭ゼロ。公式サイトのあらすじだと鉄平がこの仕事に携わるみたいなのだが。 10年後の閉山→一斉離島の時には既に鉄平は島には居なかったので、もしかしたら、水没の為に自分が汲み上げポンプを止めた事と兄の死を関連付けて(もしくは関連付けられて)苦しんで、島に居られなくなってしまったのかなあとか想像してみる。 これ、やっぱり現代との行き来は無かった方が良かったなあ。端島の暮らしと彼らの人生を、時間軸通りに描くだけで十分感動出来たのになあ。 脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子
>> 42
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」8話迄終了。
【メテオライトの憂鬱】
朴くんの台詞を私も三浦にぶつけたい!
「いつまで…
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」9話迄終了。
【恐竜少年の仮説】
前回、マジでやってた事を諦めるのはやっぱツレえわと柳田が泣いていたけど、楽しくて実験に夢中になっていたのは他の3人も同じ。マジでのめり込んでいた事は、そんなに簡単には忘れられないし諦めたくもない。結局はその気持が大事で全てなんだって事よね。
藤竹は名京大の助教時代に、研究に参加していた高専生の金井に研究者になれると夢を与え、現実的な石神にその夢を砕かれ、縦割り構造が蔓延る日本に嫌気が差してアメリカに渡った過去が有る。まだ何者でもない若者が、喜々として研究に取り組んでいる環境があるアメリカ。だから自分も、科学に何の興味も無い子を集めて、何処まで実験を楽しみながら成果を挙げられるのかを日本で試し、“科学は誰にも平等”という仮説を実証したかった。
それだけに、門戸を閉じられた金井の最後の表情が忘れられない藤竹は、柳田に金井を重ねてまた傷付けてしまったと、教師を辞め研究も辞めるかもという所迄思い詰めてしまうのだが、実験にマジな柳田のメンタルはどっこい強かった。
もう科学部には来るなと好きなだけ殴らせて、三浦にも分かる言葉で気持ちを伝えてきちんと落とし前をつけた。
藤竹に「あんたの仮説、俺達が証明してやるよ。だからもっとその気にさせろ!」柳田強い!小林虎之介カッコいい!
脚本=澤井香織 演出=吉川久岳
- << 49 【2024秋ドラマ】 「宙わたる教室」全10話終了。 【消えない星】 東新宿高校定時制科学部は「諦めた物を取り戻す場所」と、部員に寄り添いその気にさせていた顧問の藤竹自身にとっても、石神から否定された自身の信念“どんな人間にも必ず可能性はある”を証明した場所、でもあった。 半グレ寸前だった柳田と、保健室登校しか出来なかった佳純が、あんな大きい会場の舞台で、自分達の実験について堂々とスピーチする日が来るなんて…。人と人の出会いって凄いな、良い出会いに恵まれた科学部メンバーと、彼らに触発された他の生徒や教師や関係者達にとっても、本当に幸せな事だったんだなと観ていて感動したし泣けて来た。 恩師経由で藤竹に来たNASAの研究チーム行きの誘い。嬉しいけど思い悩む藤竹の僅かな異変に直ぐ気付いた柳田。 「なあ先生、教師辞めんのか?」「どうしてですか?」 「別に何となくだよ…、もし迷ってんだったら気にすんな。科学部は俺達のなんだからよ」 柳田「俺さあ、あんたに会う前の世界より、今の世界の方が好きだよ」 藤竹「そっくりそのままお返しします」 お互いに若干涙を浮かべながらの会話、二人のリアルな芝居に引き込まれ、共感の涙が溢れた。 脚本、配役、演出、主題歌、全てがハイレベルで揃っていて素晴らしかった。 脚本=澤井香織 演出=吉川久岳
>> 44
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」8話迄終了。
【姉の覚悟…そして別れのとき】
何故警察や公的機関に助けを求めなかった…
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」9話迄終了。
【ライオンを助けたい!】
愛生はあれだけの暴力を受けて、夫はDVだけではない…危険な人なのかもしれないと認知していた筈なのに、夫からの伝言として“離婚”の二文字を出されたら、樺島について行ってしまうのか…。
てっきり樺島が暴力で連れ去ったのかと思っていたけど、それだとフェリーに乗せる時とか他人の目も有るし、逃げられる可能性も有るから、ああいう餌を巻けば穏便に連れて来られるって策だったのね。祥吾はワルだし愛生の事も分かっているから、そういう知恵は回るよなあ。
妻子と再会してからの祥吾は、何かずーっと怖かった。優しい言葉を掛けたり、離婚届を用意してあって祥吾も記入しても、ずっとずっと怖かった。坪井さんの演出と向井理の演技が、ずっと不穏な雰囲気を漂わせていて…、そしてやっぱりなあ…の展開に。
洸人が二人を取り戻しに祥吾の自宅に行き、柚留木が作った合鍵でドアを開けたら、奥から居ない筈の祥吾が出て来た時はもうホラー。
そっちが怖かった分、工藤、天音、高田刑事が結託して、高田の活躍で樺島を逮捕した部分はスッキリした。
ライオンを失い、絵を描けなくなっていたみっくんが、傷心の兄を労り、断っていた千人画廊の絵を「描きます!」って宣言した港のシーンは、彼の独り立ちの未来も暗示してるのかな。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=坪井敏雄
- << 52 【2024秋ドラマ】 「ライオンの隠れ家」10話迄終了。 【最大の嵐…愛の掛け違い】 樺島(会社の部下だとばかり思っていたら、取引先の建設会社の社長だった)逮捕で義兄の春一社長から縁を切られ、愁人を連れて昔の養護施設に行ったけど既に廃園、あの時恐らく祥吾は愁人を道連れに死をイメージしてたよね。 ライオンのぬいぐるみに内蔵していたGPSが功を奏し、寸前で追い付いた洸人。 前回洸人は、弟の自由を奪って依存して来たと言って、「(祥吾と)貴方は違います!」と柚留木から強く否定されていたけど、ずっとその事が頭に有ったらしく、だから愁人を守りながら祥吾に投げ掛けた言葉に、洸人の心の揺らぎも反映されていて、それを祥吾も感じ取ったから、そして自分を見て泣き出した息子の気持ちも感じ取ったから、殴ってでも奪い返すという気持ちは生まれなかったのだと思う。 「相手の為にと言いながら結局は自分の為に相手を縛って、家族だからって…」「本当は気付いていたんでしょ?」「楽ですよ。気付かないまま終わらせられたら。でもきっとそれじゃダメなんです」 柚留木は愛生を救い出し、匿名で警察に通報をして祥吾は逮捕され、愛生母子を含む小森家の安心安全生活は始まったけど、洸人の心の揺らぎは治まらず…家出? 本当の家族再生を描いてから終わらせるみたいで、最終回も楽しみ。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=泉正英
>> 45
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」6話迄終了。
【希望の種】
2話で全員片想い?の構図だった6人が、1963年の正…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」7話迄終了。
【消えない火】
史実として自然発火→爆発的火災→炭鉱長が水没を決断、死者1人重軽傷者22人とあり、それは曲げられないからほぼ史実に沿った展開で、観ていて辛いものがあった。
そこはドラマだから死者はおそらく進平で、“戦争”と“波にさらわれて見付からない妻”という二つの傷に苦しんだ過去を、漸く癒やしてくれる存在、リナと息子の誠を得て、ささやかな幸せを実感しているだろう彼を観ていたから、あの結果は本当に辛い。
誠の一升餅のお祝いをお寺でやって、家族で泣き笑いをして、こんな幸せな日がまた来るなんてと喜び合ったシーンが先に有っただけに、余計にショックだった。
これも史実だと、新しい区域の炭鉱を掘る工事を始め、完了する迄14ヶ月が掛かり、その間は出炭ゼロ。公式サイトのあらすじだと鉄平がこの仕事に携わるみたいなのだが。
10年後の閉山→一斉離島の時には既に鉄平は島には居なかったので、もしかしたら、水没の為に自分が汲み上げポンプを止めた事と兄の死を関連付けて(もしくは関連付けられて)苦しんで、島に居られなくなってしまったのかなあとか想像してみる。
これ、やっぱり現代との行き来は無かった方が良かったなあ。端島の暮らしと彼らの人生を、時間軸通りに描くだけで十分感動出来たのになあ。
脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子
- << 53 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」8話迄終了。 【ダイヤモンド】 誠が島の医者では分からない病気に罹り、亡くなった進平に代わり鉄平がリナに付き添い長崎の病院に連れて行く。健康保険証が必要で(島の病院は会社の物なので無料だった!)、ここで初めてリナは未入籍で誠は無戸籍という衝撃の事実を知った鉄平。 直ぐに荒木誠として出生届を出した鉄平。という事は、自分の子供として…だよね。リナは自分の戸籍を動かせない事情は話したのだろうし、そうなれば自分しかいない。 で、あのリナが小舟で逃げたシーンで、舟を漕いでいたのは鉄平だった。ヤクザが島に来たからなのかな?そして鉄平は二度と戻らなかった、それは何故? 鉄平と朝子が何故結ばれなかったのか、そのきっかけが誠の病気だったとは。優しい鉄平ならああいう選択をするのだろうなって、まあまあ理解出来るギリギリの線を突いて来たな。 鉄平の日記に書かれたあの時代の人々の真っ当な生き方と、理念が子供に引き継げないのなら、引き継げる企業に会社は売ってしまうという決断をしたいづみの潔さに感化されたらしい玲央が、“これからは笑って生きたいから”と、ミカエルに風俗に売られたアリサを助けて警察に駆け込むという大胆な行動を見せた。 初めて現代パートに少しは意味が見出だせたけど…。私はまだ“現代”は要らなかった派だな。 脚本=野木亜紀子 演出=府川亮介
>> 46
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」9話迄終了。
【恐竜少年の仮説】
前回、マジでやってた事を諦めるのはやっぱツレえわと柳田…
【2024秋ドラマ】
「宙わたる教室」全10話終了。
【消えない星】
東新宿高校定時制科学部は「諦めた物を取り戻す場所」と、部員に寄り添いその気にさせていた顧問の藤竹自身にとっても、石神から否定された自身の信念“どんな人間にも必ず可能性はある”を証明した場所、でもあった。
半グレ寸前だった柳田と、保健室登校しか出来なかった佳純が、あんな大きい会場の舞台で、自分達の実験について堂々とスピーチする日が来るなんて…。人と人の出会いって凄いな、良い出会いに恵まれた科学部メンバーと、彼らに触発された他の生徒や教師や関係者達にとっても、本当に幸せな事だったんだなと観ていて感動したし泣けて来た。
恩師経由で藤竹に来たNASAの研究チーム行きの誘い。嬉しいけど思い悩む藤竹の僅かな異変に直ぐ気付いた柳田。
「なあ先生、教師辞めんのか?」「どうしてですか?」
「別に何となくだよ…、もし迷ってんだったら気にすんな。科学部は俺達のなんだからよ」
柳田「俺さあ、あんたに会う前の世界より、今の世界の方が好きだよ」
藤竹「そっくりそのままお返しします」
お互いに若干涙を浮かべながらの会話、二人のリアルな芝居に引き込まれ、共感の涙が溢れた。
脚本、配役、演出、主題歌、全てがハイレベルで揃っていて素晴らしかった。
脚本=澤井香織 演出=吉川久岳
>> 43
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」8話迄終了。
【人間の罪×神の暴走 犯したタブー】
何が驚いたって、瀕死の月読命が救…
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」9話迄終了。
【最重要神、命の危機!救世主は荒ぶる神スサノオ】
2週間待たされて楽しみにしてたのだけど、うーん、肝心のヒルコの正体を次回最終話迄引っ張るのはいいとして、寿ではないと興玉に証明させて、そこはいいのだけど、実は二宮なのだとラストに匂わせて、でも次回予告では“謎の神ヒルコ、真の正体”のテロップの後に、興玉の「僕がヒルコです」の台詞、からの“ラストで、すべてが覆る”のテロップで視聴者を混乱させ、考察大会をさせる気満々で、その為の第9話…みたいな作りだったから、何か全決ドラマの世界観には浸れなくて、そこは残念だった。面白いは面白かったんだけどね。
前回書いた謎の答え合わせ。
①雨野のIDを使って、警察から人魚のミイラを盗み出したのは誰なのか←多分二宮なのだろう②最後の局長の、寿に命令されて受け入れている様な態度は何なのか←呪符を首に貼られてヒルコに乗っ取られていた③そして最大の謎、ヒルコは本当は誰なのか(私は直毘だとまだ思っているけど)←まだ不明
詰めが甘い、弱いとか言われない様な、全決ドラマの世界観を十分に堪能出来る、そういう最終話を観たい!
脚本=黒岩勉 演出=松山博昭
- << 55 【2024秋ドラマ】 「全領域異常解決室」全10話終了。 【その答えは、神のみぞ知る―悠久の時を超えた絆】 前回が少々期待外れだったので、最終回がどうなるのか心配だったのだが、ストーリーと演出、演技で“これぞ全決の世界観”というのをきっちりと魅せてくれて、納得、満足の最終回だった。 寿はヒルコに会った事が無く、最初の接触は電話だった(それが本当にヒルコだったのかは不明)というのが、IT長者相手にしてはアナログだなとは思ったけど、言葉だけで寿を信者にしてしまうのだから凄腕。 そしてヒルコの本命だと思っていた直毘は、ヒルコを名乗りはしたが、人間として唯一事戸渡しを修得した役小角が、人魚の肉を食べ生き長らえていたのだと興玉が指摘し、直毘もそれを認める。変わり果てた人間の姿に絶望し、そろそろ寿命が尽きそうなので、死ぬ前に神と人間の総入れ替え=修理固成を達成するのが目的だったと。 事戸渡しの他に呪苻と神器という便利な物も操っていたので、如何にも神様っぽかったけど。 神様のヒルコは別に存在しているのかは不明のままで終了した。 二宮は一応ヒルコを匂わせて病院から逃亡。 興玉は雨野に事戸を渡したけど、人差し指だけ浮かせていたので、多分雨野は全決の記憶を持ったままでいる。 溝端淳平が京都室長として新たに登場。 なのでこの続きは多分有ると思う。期待して待とう! 脚本=黒岩勉 演出=石川淳一
>> 22
【2024秋ドラマ】〚短文投稿〛
「スノードロップの初恋」5話迄終了。
陸(岩瀬洋志)の美大の同級生・亀山役を、何でわざわざ年の離れ…
【2024秋ドラマ】
「オクトーSeason2」全11話終了。
【最後の感情捜査】
何かもう身も蓋もない終わり方。
救出の為に別荘に行ったら、紫織がフラッシュバックを起こしてさくらを朱梨だと思い込み、山神から朱梨を守ろうとナイフを振り上げていて、止めようとナイフを持つ手ごと掴んだ風早共々山神の上に倒れ込んだら、山神の胸にナイフが刺さっていた。
直ぐに警察を呼べば、紫織は精神鑑定を受けて無罪になると思うのだが、風早は紫織が一時的にでも昔の状態に戻ってしまった挙げ句、朱梨を守る為に山神を殺そうとした、その事実を知る事で心野が傷付く事を恐れ、遺体を外に隠し、山神が襲って来たから応戦し弾みで刺してしまった事にしたと言う。
そんな嘘、心野には見破れるし、結局事実を話す事になるのは自明の理なのに…。
事実を話し、心野の為ではなく俺は俺の為にやったと言い直したら、心野も風早班の皆もそれを受け入れるって、どういう世界線なの?
物に残る感情を読み取る捜査官をタイ人にする必要性は無かったし、翻訳画面を見ながら会話する設定も、飯豊さんはまあまあ守っていたけど、グレートなんて途中から全く画面を見なくなって、あんた日本語のヒヤリングは出来るのか!ってツッコミながら観てたんだけどw
大人の事情がドラマをダメにする典型だな。
脚本=三浦駿斗 演出=中茎強
>> 47
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」9話迄終了。
【ライオンを助けたい!】
愛生はあれだけの暴力を受けて、夫はDVだけで…
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」10話迄終了。
【最大の嵐…愛の掛け違い】
樺島(会社の部下だとばかり思っていたら、取引先の建設会社の社長だった)逮捕で義兄の春一社長から縁を切られ、愁人を連れて昔の養護施設に行ったけど既に廃園、あの時恐らく祥吾は愁人を道連れに死をイメージしてたよね。
ライオンのぬいぐるみに内蔵していたGPSが功を奏し、寸前で追い付いた洸人。
前回洸人は、弟の自由を奪って依存して来たと言って、「(祥吾と)貴方は違います!」と柚留木から強く否定されていたけど、ずっとその事が頭に有ったらしく、だから愁人を守りながら祥吾に投げ掛けた言葉に、洸人の心の揺らぎも反映されていて、それを祥吾も感じ取ったから、そして自分を見て泣き出した息子の気持ちも感じ取ったから、殴ってでも奪い返すという気持ちは生まれなかったのだと思う。
「相手の為にと言いながら結局は自分の為に相手を縛って、家族だからって…」「本当は気付いていたんでしょ?」「楽ですよ。気付かないまま終わらせられたら。でもきっとそれじゃダメなんです」
柚留木は愛生を救い出し、匿名で警察に通報をして祥吾は逮捕され、愛生母子を含む小森家の安心安全生活は始まったけど、洸人の心の揺らぎは治まらず…家出?
本当の家族再生を描いてから終わらせるみたいで、最終回も楽しみ。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=泉正英
- << 56 【2024秋ドラマ】 「ライオンの隠れ家」全11話終了。 【僕たちの新しい始まり】 大学の在学中に突然両親が亡くなり、自閉スペクトラム症の弟が一人残されて、兄弟二人だけで暮らす事を余儀なくされた兄の洸人は本当に大変だったと思う。 みっくんは決まりを守って生活する事が第一で、それが崩れるとパニックを起こしてしまうから、みっくんが毎日穏やかにくらせる様にする事だけを考えて洸人は生きて来た。 でも突然現れた6才の愁人(愛称ライオン)に兄弟の生活リズムは乱され、みっくんは何度もパニックを起こしていたけど、小さなライオンは守ってあげなくてはという自覚が芽生えたからなのか、いつの間にかライオンが隣に寝ても大丈夫になり、激しいパニックも起こさなくなっていた。 洸人はそれに気付いた時に、ひたすら規則正しく凪の様な生活をして来た事が、みっくんの為ではなく自分が楽だからだったのではと思い至り、このままこの家で4人で暮らす事が正解なのか、自分の時間が持てるからって、自分は一体何をやりたいのか等々、一人になって考える時間が洸人には必要だった。 そして洸人は大学に入り直し一人暮らし、みっくんは自分でグループホームに入ると言い、愛生母子はこの家に残ると決めた。 4人は“ライオンのプライドの仲間”、そう捉えればプライドはいつでもそこにあるという結論、素敵だった。 脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=坪井敏雄
>> 48
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」7話迄終了。
【消えない火】
史実として自然発火→爆発的火災→炭鉱長が水没を決断…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」8話迄終了。
【ダイヤモンド】
誠が島の医者では分からない病気に罹り、亡くなった進平に代わり鉄平がリナに付き添い長崎の病院に連れて行く。健康保険証が必要で(島の病院は会社の物なので無料だった!)、ここで初めてリナは未入籍で誠は無戸籍という衝撃の事実を知った鉄平。
直ぐに荒木誠として出生届を出した鉄平。という事は、自分の子供として…だよね。リナは自分の戸籍を動かせない事情は話したのだろうし、そうなれば自分しかいない。
で、あのリナが小舟で逃げたシーンで、舟を漕いでいたのは鉄平だった。ヤクザが島に来たからなのかな?そして鉄平は二度と戻らなかった、それは何故?
鉄平と朝子が何故結ばれなかったのか、そのきっかけが誠の病気だったとは。優しい鉄平ならああいう選択をするのだろうなって、まあまあ理解出来るギリギリの線を突いて来たな。
鉄平の日記に書かれたあの時代の人々の真っ当な生き方と、理念が子供に引き継げないのなら、引き継げる企業に会社は売ってしまうという決断をしたいづみの潔さに感化されたらしい玲央が、“これからは笑って生きたいから”と、ミカエルに風俗に売られたアリサを助けて警察に駆け込むという大胆な行動を見せた。
初めて現代パートに少しは意味が見出だせたけど…。私はまだ“現代”は要らなかった派だな。
脚本=野木亜紀子 演出=府川亮介
- << 57 【2024秋ドラマ】 「海に眠るダイヤモンド」全9話終了。 【あの夜/記憶は眠る】 初回の次の週が総選挙で放送休止、その関係で9、10話合わせて第9話として最終回にした。(配信は9、10話分離のディレクターズカット版) 【あの夜】では文字通り、約束したのに朝子がいくら待っても鉄平は来なかった、それっきり島には戻らなかった鉄平に一体何が有ったのか、“リナと駆け落ち”の真相、澤田の素性(実は誠)等が描かれ、【記憶は眠る】では鉄平の逃亡生活、端島閉山、朝子と玲央の端島上陸、その後、鉄平が最後に暮らした家を二人で訪ねた事等が描かれた。 前回、誠は鉄平の子として届けたのかと思っていたら、戸籍上はまだ生きていた義姉と亡くなった進平の子として届けていたのね。誠を小鉄の兄に誘拐されて取り戻し、その後のリナ母子を守る為に、小鉄を殺したのは自分だと告げて、一人全国を逃げ回っていた、朝子を守る為にも関係を断ち切るしかなかった。 一生独身だった鉄平の、端島を望む終の棲家の庭には一面のコスモスが咲き乱れ、あれで朝子の気持ちも救われたのではと思えた。 鉄平と玲央がそっくりというのは、年老いた朝子の脳内だけの話で、血縁は無かったという考察潰しには笑ったな。 現代部分をもっと削ぎ落とせば、さらなる傑作になったのではと、そこだけはちょっと残念かな。 脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子、福田亮介
>> 32
【2024秋ドラマ】
「嘘解きレトリック」6話迄終了。
【少女探偵団結成!手鏡に隠された秘密とは…?!】
嘘にも色々な嘘がある…
【2024秋ドラマ】
「嘘解きレトリック」全11話終了。
【私もここに住みます!大波乱を呼ぶ謎の美女】
人は様々な嘘を付く。その嘘にも色々な心情が含まれている事を、左右馬の助手として人の嘘を聞き分けている内に知る事になる鹿乃子。
奉公先のお嬢様だけど親友で、大好きな人が結婚する事を素直に祝福出来ない蘭子(加藤小夏)は、おめでとうと嘘を付くのが苦しくて家出をして来た。
蘭子に、家に帰ってずっと嘘を付き続ける事を勧める左右馬が言う。
「何もかも思い通りになるなら、誰も嘘なんて付かない」
「ただ事実ではないというだけでなく、嘘には付く人の願望が有る、欲が有る、願いが有る」
その言葉が腑に落ちた蘭子は、上手く嘘を付き続けると決める。
原作の台詞なのかは知らないけど、確かにそうだなと私も腑に落ちた。
蘭子に、先生が誰かと結婚しても側に居るのかといたずらっぽく聞かれた鹿乃子は、私は先生の助手ですからと答えるのだが、それが嘘だと自分で気付く。鹿乃子、淡い恋心を自覚!でもそれだけ。そこが良い。
昭和初期設定の作り込みと、ほんわかした主人公二人に惹かれ、事件やミステリーもどことなくほんわかしていて観ていて疲れない、楽しいドラマだった。
左右馬の過去とか家族とかは一切出なかったので、続編でやってくれたら嬉しいな。
脚本=村田こけし 演出=永山耕三
>> 50
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」9話迄終了。
【最重要神、命の危機!救世主は荒ぶる神スサノオ】
2週間待たされて楽し…
【2024秋ドラマ】
「全領域異常解決室」全10話終了。
【その答えは、神のみぞ知る―悠久の時を超えた絆】
前回が少々期待外れだったので、最終回がどうなるのか心配だったのだが、ストーリーと演出、演技で“これぞ全決の世界観”というのをきっちりと魅せてくれて、納得、満足の最終回だった。
寿はヒルコに会った事が無く、最初の接触は電話だった(それが本当にヒルコだったのかは不明)というのが、IT長者相手にしてはアナログだなとは思ったけど、言葉だけで寿を信者にしてしまうのだから凄腕。
そしてヒルコの本命だと思っていた直毘は、ヒルコを名乗りはしたが、人間として唯一事戸渡しを修得した役小角が、人魚の肉を食べ生き長らえていたのだと興玉が指摘し、直毘もそれを認める。変わり果てた人間の姿に絶望し、そろそろ寿命が尽きそうなので、死ぬ前に神と人間の総入れ替え=修理固成を達成するのが目的だったと。
事戸渡しの他に呪苻と神器という便利な物も操っていたので、如何にも神様っぽかったけど。
神様のヒルコは別に存在しているのかは不明のままで終了した。
二宮は一応ヒルコを匂わせて病院から逃亡。
興玉は雨野に事戸を渡したけど、人差し指だけ浮かせていたので、多分雨野は全決の記憶を持ったままでいる。
溝端淳平が京都室長として新たに登場。
なのでこの続きは多分有ると思う。期待して待とう!
脚本=黒岩勉 演出=石川淳一
>> 52
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」10話迄終了。
【最大の嵐…愛の掛け違い】
樺島(会社の部下だとばかり思っていたら、…
【2024秋ドラマ】
「ライオンの隠れ家」全11話終了。
【僕たちの新しい始まり】
大学の在学中に突然両親が亡くなり、自閉スペクトラム症の弟が一人残されて、兄弟二人だけで暮らす事を余儀なくされた兄の洸人は本当に大変だったと思う。
みっくんは決まりを守って生活する事が第一で、それが崩れるとパニックを起こしてしまうから、みっくんが毎日穏やかにくらせる様にする事だけを考えて洸人は生きて来た。
でも突然現れた6才の愁人(愛称ライオン)に兄弟の生活リズムは乱され、みっくんは何度もパニックを起こしていたけど、小さなライオンは守ってあげなくてはという自覚が芽生えたからなのか、いつの間にかライオンが隣に寝ても大丈夫になり、激しいパニックも起こさなくなっていた。
洸人はそれに気付いた時に、ひたすら規則正しく凪の様な生活をして来た事が、みっくんの為ではなく自分が楽だからだったのではと思い至り、このままこの家で4人で暮らす事が正解なのか、自分の時間が持てるからって、自分は一体何をやりたいのか等々、一人になって考える時間が洸人には必要だった。
そして洸人は大学に入り直し一人暮らし、みっくんは自分でグループホームに入ると言い、愛生母子はこの家に残ると決めた。
4人は“ライオンのプライドの仲間”、そう捉えればプライドはいつでもそこにあるという結論、素敵だった。
脚本=徳尾浩司、一戸慶乃 演出=坪井敏雄
>> 53
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」8話迄終了。
【ダイヤモンド】
誠が島の医者では分からない病気に罹り、亡くなった…
【2024秋ドラマ】
「海に眠るダイヤモンド」全9話終了。
【あの夜/記憶は眠る】
初回の次の週が総選挙で放送休止、その関係で9、10話合わせて第9話として最終回にした。(配信は9、10話分離のディレクターズカット版)
【あの夜】では文字通り、約束したのに朝子がいくら待っても鉄平は来なかった、それっきり島には戻らなかった鉄平に一体何が有ったのか、“リナと駆け落ち”の真相、澤田の素性(実は誠)等が描かれ、【記憶は眠る】では鉄平の逃亡生活、端島閉山、朝子と玲央の端島上陸、その後、鉄平が最後に暮らした家を二人で訪ねた事等が描かれた。
前回、誠は鉄平の子として届けたのかと思っていたら、戸籍上はまだ生きていた義姉と亡くなった進平の子として届けていたのね。誠を小鉄の兄に誘拐されて取り戻し、その後のリナ母子を守る為に、小鉄を殺したのは自分だと告げて、一人全国を逃げ回っていた、朝子を守る為にも関係を断ち切るしかなかった。
一生独身だった鉄平の、端島を望む終の棲家の庭には一面のコスモスが咲き乱れ、あれで朝子の気持ちも救われたのではと思えた。
鉄平と玲央がそっくりというのは、年老いた朝子の脳内だけの話で、血縁は無かったという考察潰しには笑ったな。
現代部分をもっと削ぎ落とせば、さらなる傑作になったのではと、そこだけはちょっと残念かな。
脚本=野木亜紀子 演出=塚原あゆ子、福田亮介
「2024秋ドラマのまとめ①」
1位「海に眠るダイヤモンド」(TBS)
現代の描き方には一部不満が有ったので、傑作とまでは言い切れないのだが、端島の炭鉱の活況から閉山一斉離島迄の、人々の生活をリアルに描いた過去部分と、“鉄平の生き方に感化されて生き直しを決めた現代の玲央”とのシンクロ部分はとても良かったので1位にした。
2位「宙わたる教室」(NHK)
原作未読なので、どの程度脚色をして仕上げたのかは分からないのだが、とにかくそれぞれの人物設定が上手かったし、たとえ落ちこぼれても、教師や仲間との良い巡り合わせが有れば、能力を伸ばし本来持つ力を発揮する事か可能なのだというテーマも、分かりやすくて良かった。
3位「ライオンの隠れ家」(TBS)
本筋は家族がテーマのヒューマンドラマなのだが、それを全面に出すだけだとフックが足りないと考えて、途中迄はサスペンス仕立てにしたのかなと思うし、それはそれで面白かったけど、突き動かされたのは、甥っ子が混ざる事で変化して行く小森兄弟の姿だった。
【他にハマったドラマ】
「全領域異常解決室」(フジテレビ)
「嘘解きレトリック」(フジテレビ)
【今期の演技MIP】
「ライオンの隠れ家」で自閉スペクトラム症の青年を演じた坂東龍汰。台詞や表情は勿論、手足の指の独特な動き迄加えたそのリアルな表現力に脱帽。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
「2024秋ドラマのまとめ②」
「嘘解きレトリック」(フジ)
昭和初期設定と主人公二人のほんわか設定が効いていて、ギスギスさが無く観やすくてとても癒やされた。続編希望。
「モンスター」(フジ/カンテレ制作)
初回の心理カウンセラーはモンスターだと思ったけど、それ以外は神波父娘も含めてモンスターとは思えず、タイトルと中身が乖離していたなと。最終回の説教台詞も私は苦手。
「オクラ迷宮入り事件捜査」(フジ)
風呂敷を広げ過ぎて脚本家が上手く回収出来ず、どんどんつまらなくなって行った印象。
「スノードロップの初恋」(フジ/カンテレ制作)
そうなるのだろうなという終わり方で、取り立てて書く事も無いけど離脱する程の駄作でも無かったという印象。
「全領域異常解決室」(フジ)
興玉の「僕も神です」実は皆神だった!で沸いたなあ。構成の巧みさが見事だった。一度のリアタイでは分かり難い所が若干難点だったかな。続編希望。
「ザ・トラベルナース」(テレ朝)
面白さは有ったけどSeason1のフォーマットが好きだったので、余計な枝葉は増やさないで欲しかったかなあ。院長の設定は滑ってたよね。
「オクトー~感情捜査官心野朱梨~」(日テレ/ytv制作)
物の残留感情が読める人物をタイ人にした意味が不明。風早が罪を被った事といい、要らぬ設定ばかりでSeason1に比べるとかなり格落ちした印象。
「2024秋ドラマのまとめ②」の続き
「放課後カルテ」(日テレ)
全て学校内の話として起承転結した第8話(場面緘黙症の1年生児童の話)が一番良かった。合唱でまだ声は出せないけど「イヤーッ」の所で手を挙げられた時は涙腺崩壊した。ドラマの企画としては合格点。
「3000万」(NHK)
4人の脚本家が練り上げた設定と展開は面白かったのだけど、主人公夫婦の自らドツボにはまりに行くスタイルが原因のハラハラ・ドキドキが多過ぎて、観ていて辛くなる部分が多々有り、そこが少々難点だったかな。役者陣は素晴らしかった。
「離婚後夜」(テレ朝/ABC制作)
起承転結の“起承”迄はスムーズな流れで良かったのだけど、“転”の部分の作り方が若干態とらしさが勝ってしまった為、そこから“結”に掛けても盛り上がらずに終わってしまい、残念だった。
「マイダイアリー」(テレ朝/ABC)
清原果耶に当て書きした様な主人公と、大学の仲間5人による群像劇。ヒーリングドラマ…ではなかったよね。深夜の30分ドラマ向きだったかも。
※秋ドラマは計14本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは25本で、その内、途中離脱はGP帯が6本、深夜帯が5本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
【2025冬ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木(深夜迄)
「119エマージェンシーコール」無し/橋本夏/水田成英/清野菜名 △←内容不安
「秘密~THE TOP SECRET」漫画/佐藤嗣麻子/松本佳奈/板垣李光人、中島裕翔 △
「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」無し/高橋悠也←不安/佐藤祐市/波瑠 △
「東京サラダボウル」漫画/金沢知樹/津田温子/奈緒、松田龍平 ◯
「まどか26歳、研修医やってます!」漫画/前川洋一/井村太一/芳根京子 △
★「アリスさんちの囲炉裏端」漫画/今西祐子/篠原哲雄/馬場ふみか △
「問題物件」小説/松田裕子/紙谷楓/上川隆也 ◯
★「五十嵐夫妻は偽装他人」漫画/土城温美/池田千尋/新川優愛、塩野瑛久 △
★「晩餐ブルース」無し/山西竜也/こささりょうま/井之脇海、金子大地 △
「プライベートバンカー」無し/小峯裕之/西浦正記/唐沢寿明 ◯
「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」無し/政池洋佑/及川拓郎/香取慎吾 △←内容不安
★「未恋~かくれぼっちたち~」無し/吉田ウーロン太/木村淳/伊藤健太郎 △←内容不安
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
②に続く
【2025秋ドラマ②】
(金曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
金〜日
「法廷のドラゴン」無し/戸田山雅司/堀江貴大/上白石萌音 △
「クジャクのダンス、誰が見た?」漫画/金沢知樹/田中健太/広瀬すず △
★「家政婦クロミは腐った家族を許さない」漫画/本山久美子/湯浅弘章/関水渚 △
「相続探偵」漫画/西荻弓絵/菅原伸太郎/赤楚衛二 △
★「ホンノウスイッチ」漫画/泉澤陽子/髙橋洋人/宮近海斗、葵わかな △
★「トーキョーカモフラージュアワー」漫画/ヒコロヒー←不安/吉川鮎太/松倉海斗 △
「御上先生」無し/詩森ろば/宮崎陽平/松坂桃李 ◯
「フォレスト」原案有り/山岡潤平/高橋明広/比嘉愛未、岩田剛典 △←内容不安
「ホットスポット」無し/バカリズム/水野格/市川実日子 ◯
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【2025冬シーズン枠外ドラマ】
(曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断
㈫「家政夫のミタゾノ7」無し/八津弘幸/片山修/松岡昌宏 ◯
㈬★「物産展の女」小説/石井聡一/石井聡一/平祐奈、山口紗弥加 △ (全2話)
㈭「ふたりソロキャンプ」漫画/北川亜矢子/二宮崇/森崎ウィン △ (東京MX・ドラマニア枠)
㈭★「週末旅の極意2」無し/いとう菜のは/青木達也/石田ひかり ◯ (全8話)今回は家族旅の話
㈮★「風のふく島」無し/オムニバスドラマ ◯ ※「姪のメイ」の流れを汲むドラマ
㈯「リラの花咲くけものみち」小説/水橋文美江/谷口正晃/山田杏奈 ◯ (全3話)
㈯★「最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~」小説/西荻弓絵/渋谷未来/大地真央 △←初回のみの視聴になる可能性大
㈯★「それでも俺は妻としたい」原作小説、脚本、演出/足立紳/風間俊介、MEGUMI △ (BSテレ東・真夜中ドラマ枠) ※TVer見逃し配信有り
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
【2025冬ドラマ】
「東京サラダボウル」(NHKEP,NHK)出演=奈緒、松田龍平、中村蒼、三上博史 他
黒丸の漫画原作。《ドラマ10・45分枠》(全9話予定)
【サソリと水餃子】
公式サイトによると『ミドリ髪の国際捜査の警察官&ワケありの通訳人のコンビが、日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく』話で、影でレタス頭と呼ばれている主人公の東新宿署鴻田刑事(奈緒)が、バディにと目を付けた元刑事で、現警視庁通訳センター中国語通訳人の有木野(松田)と、言葉の壁で後回しにされがちな助けを必要とする外国人に寄り添い、事件や問題を解決して行く…という事なのかなと。
事前に情報を入れないで観たので、当初はレタス頭でゲテモノ食いをする奈緒に違和感しかなく、何でこんな演出?と思ったら、後から知ったのだけど原作漫画に忠実なだけだった。でも何も分からない状態であのビジュとゲテモノはキツかったな。
鴻田「東京は人種のサラダボウルだよ。人種が溶け合うるつぼじゃなくて、色々違う人達がそのまま存在してるサラダボウル」
なるほどね。それを主張する為のレタス頭なのかはまだ不明だけど。
ごちそうすると言ってゲテモノだけ注文して食べ始める鴻田に対し、何も言わず静かに水餃子を注文して食べる有木野、この対比が効いてたし、良いバディになりそうな雰囲気も漂う初回だった。
脚本=金沢知樹 演出=津田温子
【2025冬ドラマ】
「アリスさんちの囲炉裏端」(製作委員会)出演=馬場ふみか、佐藤瑠雅、加藤雅也 他
キナミブンタの漫画原作。《BS-TBS火曜ドラマ9・30分枠》※テレビ神奈川で視聴
【囲炉裏端とサンドイッチ】
これは“癒やし系古民家田舎暮らし囲炉裏端で飯テロドラマ”という事でいいのかな?
都会者が観たら多分憧れて癒やされる設定だ。
主人公のアリス(馬場)は東京に出てから10年を経て、祖母の死をきっかけにUターンした設定で、子供時代の祖母との暮らしが有っての今だから、あれだけスムーズに事が運ぶのよね。
このドラマは田舎暮らしのリアルを描きたい訳ではないみたいなので、こういう設定がベストなのかも。
囲炉裏で焼いた厚焼きベーコンを、同じく軽く焼いたバケットに野菜と挟み、タルタルソースを掛けたサンドイッチの美味しそうなことよ!毎回飯テロ攻撃を受けそうだな。
一つだけ不満は、相手役の佐藤くんが全く16才の晴海には見えない事。実年齢が馬場さん29才、佐藤くん23才の6才差なのだけど、馬場さんがもっと若く見えて、佐藤くんが落ち着き過ぎてるから3才差位にしか見えず、高校生の晴海が、幼なじみで10才以上年上のアリスに恋心を抱いて行くというコンセプトには、合わないのではないかなと少し心配。
脚本=今西祐子 演出=篠原哲雄
【2025冬ドラマ】
「プライベートバンカー」(EX)出演=唐沢寿明、鈴木保奈美、上杉柊平、夏木マリ、橋爪功 他
オリジナル作品。《木曜ドラマ・54分枠》※初回は6分拡大
【これは実在する仕事です】
主人公の庵野は資産管理だけでなく、生活や仕事の困りごと等、顧客の依頼には全て応えるとの事で、ファイナンシャルプランナー+秘書+弁護士+税理士みたいな役割りを担う、相当な切れ者なんだろうなと勝手に想像していたのだが…。
確かに知識も有るし弁も立つのだけど、今回投資詐欺を仕掛けて来た宇佐美(要潤)も東堂(袴田吉彦)も抜けてて、端から庵野の敵にはなれない様な軽い男達という、コメディ寄りの描き方だったので、庵野の凄味みたいなものが感じられず残念だったし、このドラマをどう捉えて観て行ったら良いのかも少し迷ってしまう。
で、資産家を渡り歩いて行く話なのかと思っていたら、クセ強めの天宮寺家の御家騒動がメインになるみたいで、それだとちょっと食指が動かないんだけど…。
思ってたのとだいぶ違うので、様子見はするけどもしかしたら離脱も有り得るかも。
脚本=小峯裕之 演出=西浦正記
【2025冬ドラマ】
「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」(CX)出演=香取慎吾、志尊淳、冨永愛、安田顕 他
オリジナル作品。《木曜劇場・54分枠》※初回は15分拡大
区議に立候補する為のイメージアップ作戦の一環で、亡くなった妹の家族を呼び寄せて同居し、義弟の正助(志尊)と一緒に彼の子供二人を育て、生活者目線を持っている事をアピールしようと目論んでいる主人公の一平(香取)。これだけだと相当嫌なヤツに映るけど、実際の生活では慣れない家事や子供の世話に彼なりに頑張って取り組んでいて、全然最低男では無かったし、保育園児の下の男の子(朝陽=千葉総二朗)に、努力せずに逃げる事は許さないという厳しさも見せたけど、子供は一平に懐き始めていて、それが最低男ではない何よりの証拠。
頭からあまり説明が無いまま話が進んでいたので、若干戸惑いながら観ていたのだけど、途中からある程度の説明は入って、言わんとする事は大体分かったし、何より主人公がタイトルに反して根は良いヤツそうなので、そこは安心して観られそう。
後は小生意気な上の女の子(ひまり=増田梨沙)が、なるべく早めに主人公の軍門に下る事を望む。
脚本=政池洋佑 演出=及川拓郎
【2025冬ドラマ】
「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(TX,テレパック,製作委員会)出演=関水渚、高橋光臣、阿久津仁愛、大熊杏優、藤原紀香 他
きづきあきら、サトウナンキの漫画原作。《ドラマ24・30分枠》
【理想の家族のため…醜い害虫は駆除!!】
灰原家は妻の翠(紀香)が起業した美容機器メーカーの社長、夫の蒼太(高橋)は名ばかり役員、長男の千翠(阿久津)は高校生、長女の緋莉(大熊)は中2で引きこもりという4人家族。その豪邸に3ヶ月前、家政婦の黒見(関水)がやって来た。
翠は家事は苦手でリビングが荷物とゴミの山、黒見に見られて恥じるのだが、黒見は「奥様が仕事に専念出来る様に家事を担当するのが家政婦、私に対して恥じたりしないで下さい」これですっかり翠の心を掴んだ黒見は、家政婦としての仕事振りも完璧で、翠からの信用も得てしまう。
ここからがちょっと怖くて、翠の親友でビジネスパートナーの真希子(しゅはまはるみ)が横領している事を黒見が指摘(何故知ってる?そして家政婦がそんな事迄知ってる事に、何故翠は疑問を持たない?)すると、真希子は翠の致命的?な秘密の暴露を仄めかし、その後、黒見に呼び出された真希子は橋の上から川に突き落とされてしまう。
って事は、3ヶ月後、灰原一家を殺したのも黒見なの?怖っ!
黒見と翠のそれぞれの秘密が気になる。
脚本=本山久美子 演出=湯浅弘章
【2025冬ドラマ】
「フォレスト」(ABC)出演=比嘉愛未、岩田剛典、ファーストサマーウイカ、水野美紀、堀部圭亮、黒沢あすか、松田美由紀 他
原案:龍居由佳里。《日曜10時のドラマ・54分枠》
【人は、嘘をつく】
公式サイトの惹句は『愛と嘘が絡み合う究極のラブサスペンス』で、真実が明らかになった時に、主人公達は人間不信の森(フォレスト)に迷い込んで行く…というドラマらしく、暗そうだし、出演者にこれと言って観たい人も居ないので、最初からパスするか迷ったのだが、脚本家の龍居由佳里さんが原案を出し、脚本自体は別の人が書くという変則チームライティングみたいな形に少し興味が有ったので観てみた。
主人公・楓(比嘉)の母親・鈴子(松田)のキャラが威圧的独善的で、子供の時から娘の自由を一切許さなかったという設定で、楓は苦しんだ末に家を出て母子関係を断ち切った。そんな中、純(岩田)と知り合い←かなりのわざとらしいシチュエーションだった→1年前から同棲中。少なくとも楓は幸せを感じていた。それを母親が、満を持して壊しに掛かる。
純にも隠し事が有って、こっちの嘘はどうやら鈴子への復讐絡みの様な…。
鈴子の役がもっと上手い役者だったら観るのが辛くなりそうなんだけど、松田さんなんで逆に客観的に観れそうで助かる(オイオイ)
取り敢えず少し様子見してみる。
脚本=山岡潤平 演出=高橋朋広
【2025冬ドラマ】
「ホットスポット」(NTV)出演=市川実日子、角田晃広、鈴木杏、平岩紙、夏帆、田中直樹、小日向文世 他
オリジナル作品。《日曜ドラマ・55分枠》
【未知との日常】←視聴後にこのサブタイトルを改めて見て、秀逸だなと感心してワロタ。
公式サイトが謳う『地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー』とは何ぞやと思いながらも、バカリ脚本だし、地味目だけど上手い役者ばかりを揃えているのを見て、多分間違い無いだろうと予想しながらの視聴。
地元系エイリアンとは、地元の富士浅田市で生まれ育った、宇宙人の父と日本人の母を持つハーフエイリアンだけど、見た目は普通のおじさんのホテルマン高橋(角田)の事だった。
同僚の遠藤清美(市川)が自転車でよろけてトラックに轢かれる寸前に、自転車ごと持ち上げて飛んで助けた事で、その能力に疑問を持った清美から問われた高橋は、誰にも言わないでと念押しした上で、自分は宇宙人なんだと告白する(誰かに喋りたかった雰囲気もダダ漏れでw)。
清美はそれを幼なじみの二人(みなぷー=平岩、はっち=鈴木)に即話し、「会いたい」からの顔合わせ。ここまでの、言葉は控え目ながらもちょいちょい要求が図々しくなる清美に笑ったし、言われるままに控え目な能力を3人に見せる高橋にも笑った。
計算し尽くされた脚本なので安心して観られそう。
脚本=バカリズム 演出=水野格
【2025冬ドラマ】
「119エマージェンシーコール」(CX)出演=清野菜名、瀬戸康史、見上愛、一ノ瀬颯、前原滉、中村ゆり、佐藤浩市 他
オリジナル作品。《月9・54分枠》※初回30分拡大※途中地震に関する報道特別番組の為突然中断し、その後突然再開して全編放送は果たした。
【緊急通報指令!声で命をつなぐヒーロー達】
119通報を受けてそれぞれの担当に出動要請をする指令管制員の話という事で、当然指令室や消防局内だけの話では動きも少ないし、尺も持たないだろうからどうするのかなと思っていたら、新人管制員の主人公・粕原(清野)は、仕事終わりや休日に自分が通報を受けた現場に行き、現場を確認しながら通報の記憶とすり合わせをして、脳内妄想反省会をする、それを映像として見せるという形を取って来た。行くのは勝手だけど、鎮火後の火災現場や、店舗の部外者立入禁止場所に無断で進入するのは許されないし、指導員に注意されると「そんなに駄目なんですか?」って、そりゃ勝手に中に入るのは駄目でしょ。
何かアンサングシンデレラの石原さとみを思い出す、同僚にとっては暑苦しい存在の主人公。
それプラス、“良過ぎる聴力”の持ち主で、通報のバックの音も聞き漏らさないという、超管制員向きの設定。
初回は主人公に共感出来なかったけど…、作り自体は至って真面目なので、まあ様子見かな。
脚本=橋本夏 演出=水田成英
【2025冬ドラマ】
「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS,TBSスパークル)出演=芳根京子、鈴木伸之、高橋ひかる、大西流星、吉村界人、小西桜子、奥田瑛二 他
水谷緑の漫画原作。《火曜ドラマ・57分枠》
【研修医はお客様?!イマドキ研修医の第一歩】
お約束なのかもしれないけど、1年目研修医の無知やヤラカシを強調し過ぎた導入部にはシラケたし、そういうテイストのドラマにするなら次はパスかなあと思いながら観ていたのだが、中盤からラストに掛けての主人公まどかの自覚無きミス、そのカバーに奮闘する先輩医師達、その後のコード・ブルーで先着してしまったが為に、患者を蘇生する事になったまどかが、先輩到着迄何とか命を繋ぐ流れと、そこで見せる芳根さんの戸惑い演技や泣き演技は良かったので、取り敢えず様子見をしようかなと。
他に良かった点は、指導医菅野(鈴木)を始めとした先輩医師達に、何だコイツみたいな、こういうドラマに有りがちな嫌なヤツが居なくて観やすい事。
逆にちょっとこれはと思ったのは、とにかく登場人物が多過ぎる事。新人研修医仲間だけでも5人もいるのに、研修医の先輩と専攻医、指導医に各部の専門医…もう落ち着かないったら。
脚本=前川洋一 演出=井村太一
※今回、脚本協力で4人の脚本家もクレジット。公式サイトには脚本としても載っているので、これも今流行りのチームライティングなのかな
【2025冬ドラマ】
「問題物件」(CX)出演=上川隆也、内田理央、宮世琉弥、浜野謙太、本多力、船越英一郎 他
大倉崇裕の小説原作。《水10・54分枠》※初回は15分拡大
【奇妙な不動産ミステリー!借りたら必ず死ぬ部屋】
リアタイ視聴していたのだけど途中で寝落ち。翌日録画で再視聴。
15分も拡大するから中身が間延びするんだよね。
若宮(内田)のポエマータイムは全カットして、犬頭(上川)と若宮の無駄話も整理すれば、通常枠で十分行けた筈。
初回は、不動産ミステリー以外の部分は、“犬頭ってもしかして犬太(室長の愛犬)の化身なの?”だけに絞った方が散漫な印象にならずに済んだのではと思う。
情報を入れずに観たので、思っていたのとは全然違う内容でびっくりしたし、寝落ちする位テンポも悪かったので離脱も過ったのだが、室長(宮世)の愛犬が可愛くて、中々の名演技もするので、もう少し様子見をしてみようかなと。犬頭の正体も気になるし。
通常枠になってもテンポが悪いと感じたら、離脱の可能性もあるけど。
脚本=松田裕子 演出=紙谷楓
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「東京サラダボウル」2話迄終了。
【始末書とネームタグ】今回はゲテモノ食いは一切無しで一安心。
有木野がシェンに話す形で、取り調べ通訳人が行う逐次通訳の特徴等の説明が有って、全ての言葉を一言一句全部訳すとか、なるほどなと納得。
後先考えずに単独行動をしてしまう鴻田。有木野が助けに来なければ殺されてたかもで、少しはおとなしくなるのかね。
脚本=金沢知樹 演出=津田温子
「プライベートバンカー」2話迄終了。
【殺人犯を暴き…7032億を守れ!】天宮寺家の醜い後継者&相続争いになるなら嫌だなと思っていたら…。中身は確かにそうなんだけど、絶妙なコメディタッチで描かれているので、これなら行けるかなと。長男は一応知識も有って色々策を弄してはいたけど、所詮庵野の敵ではなく、夫婦揃って庵野の掌で転がされていてスカッとしたし笑ってしまった。ネックは鈴木保奈美の存在よね。使い方が難しい。
脚本=小峯裕之 演出=西浦正記
「日本一の最低男」2話迄終了。
【男性カップルの危機救えるか?!】商店会長を取り込む為に、その息子(朝陽の保育園の剣聖先生)の同性婚を支援し、疎遠になっている親子の仲を一平が取り持とうとする話。古巣のテレビ局は多様性週間。一方、多様性は支持者の意見が割れるから、選挙で扱うなという黒岩代議士。政治は現実的だ。
脚本=政池洋佑 演出=及川拓郎
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「法廷のドラゴン」(TX)
惹句〔将棋✕痛快リーガルドラマ開廷!!〕
主人公(竜美=上白石萌音)が奨励会で、初の女性プロ棋士を期待されながらも挫折し、母の勧めで弁護士に転向した設定で、常に将棋脳で思考し、依頼人の裁判に臨むという話が面白そうと思って観たのだが、将棋の事はボワッとしか分からない自分からすると、将棋盤と駒の動きの映像や、専門用語のモノローグで彼女の戦略を表現されてもスッとは頭に入って来なくて、そこがネックになるという致命的な欠陥が…(あくまでも私にとってはね)。
高杉真宙、小林聡美との共演は魅力的なので様子見はしてみるけど。
脚本=戸田山雅司 演出=堀江貴大
「アンサンブル」(NTV)
惹句〔法廷から始まるリーガルラブストーリー〕
観る予定は無かったのだが、TXのリーガルドラマが微妙だったので、こっちも覗いてみたのだが、惹句にある通りラブ要素が強めで、恋愛トラブル裁判→恋の教訓→自分達の恋愛に生かす…という流れで進む話らしいのだが、初回の裁判で相手方弁護士として知り合ったばかりなのに、昔の彼との別れを引き摺る女に、男は早くもアプローチ、そこに偶然昔の彼氏も現れてって、リーガルの必要性ある?一応次も観てみるけど。
脚本=國吉咲貴、諸橋隼人、ニシオカ・ト・ニール 演出=河合勇人
※これも流行りのチームライティングなの?
【2025冬ドラマ】
「御上先生」(TBS)出演=松坂桃李、吉岡里帆、奥平大兼、蒔田彩珠、及川光博、常盤貴子、北村一輝 他
オリジナル作品。《日曜劇場・54分枠》※初回25分拡大
【destruction】
拡大版でも最後迄集中して視聴出来た。
作り手のベースに描きたい事、主張したい事がしっかりと有れば、それがドラマの推進力となり、自ずと惹き付けるものが内包されて行くのだろうなと強く感じさせてくれる初回だった。
まだ御上がどんな人物で、何故名誉職の副校長ではなく担任職を強く望んだのか、3年の担任として1年間で何を成し遂げたいのか等、明確には示されていない。
それでもこの官僚教師が生徒に投げ掛ける言葉の数々を聞いていると、只者ではない、きっと良い意味での何かをやってくれそうと思えて来る、期待してしまう、そう感じさせてくれるだけで導入部としては十分だし、自分としては期待値急上昇の初回だった。
公式サイトの惹句〔令和の18歳と共に、日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう、大逆転教育再生ストーリー〕
君達はエリートではなく上級国民予備軍と生徒を煽り、真のエリートとは自分のエゴに打ち勝ち他者の為に尽くせる、弱者に寄り添える者の事を言うと、彼らが目指すべき道を示す御上。
これからどう展開するのか楽しみ。
脚本=詩森ろば(脚本協力=畠山隼一、岡田真理) 演出=宮崎陽平
- << 85 【2025冬ドラマ】 「御上先生」2話迄終了。 【-awareness-】 初回に出た言葉「personal is political(個人的な事は政治的な事)」=個人的な問題は社会的、政治的な問題でもある…がおそらく全体を通してのテーマになるのだろうと思う。 それは逆に言えば、他人事(ひとごと)も一旦自分事として捉え考えてみるという事でもあり、各々が先ずそういう思考をする社会であれば、必然的に弱者に寄り添う事の出来る人が増えるのではないか。 初回の国家公務員採用試験会場での刺殺事件と、神崎が書いた冴島先生の不倫記事は繋がっている(バタフライエフェクト)と御上が指摘していたので、あの犯人は多分冴島の息子なのだろうとは想像していたのだが、結弦(ゆづる)という名前で娘だとは思わなかった(御上が拘置所に会いに行き、面会室に現れたのが結弦役の堀田真由という演出は中々パンチが効いていた)。 これまで記事を書いた後の事迄は考えた事も無かったという神崎は、冴島の退職は自分のせいだと考えられる様にはなったのだが、更に娘が殺人犯という事実が追い打ちをかける。 冴島はあの記事は最後の一押しになっただけと神崎に言っていた。そもそもあれって本当に不倫だったのかな。 次回は結弦が犯行に至る迄が描かれるらしい。そこで明かされるかな? 脚本=詩森ろば(脚本協力=畠山隼一、岡田真理) 演出=宮崎陽平
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「秘密~THE TOP SECRET」(カンテレ)
【死者の脳は何を語る?かつてないほど切ないバディ誕生】
原作漫画を知っている人からしたら、もしかしたらお門違いの感想になるのかもだけど、犯罪の加害者、被害者の死後、脳を特殊なMRIでスキャンして映像化し、真実を知るという設定は面白いのだけど、室長の薪を演じる板垣李光人が“頭脳明晰、記憶力と洞察力に優れた天才”には見えないのよね。ビジュアルは原作に寄せて板垣くんを選んだ様なのだが、漫画とドラマの世界観の創出は別物だと思ってるので、何か凄い無理しているみたいに映って、ドラマに入り込めなかった。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=松本佳奈
「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」(CX)
【「忘れない女」瞬間記憶能力で難事件に挑む】
カメラ・アイを持ち検挙率の高い刑事・柊(波瑠)の活躍を描く話なんだけど、柊は子供時代に母親が殺されるのを目撃、カメラ・アイで全てを記憶していて、それがトラウマになっているという設定なので、とにかく主人公が暗く、犯罪者に対しては憎しみが強く暴走しがち。それはいいとして、何であんな男口調で問い詰めたり怒鳴ったりさせてるの?波瑠が設定を消化し切れていなくて、観ていて痛々しくてドラマに入り込めなかった。
脚本=高橋悠也 演出=佐藤祐市
※両作品とも次を観て離脱するか決める
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」2話迄終了。
【あなたは、誰?】純or涼介どっち問題。楓には涼介は亡くなった弟で、母親が自分を涼介と思い込んでるから合わせている(ママと呼んでる岩ちゃんが何か可愛い)と説明した純だけど、水野美紀からは何で名前を偽って…って言われていたから、純も嘘なのか?そんなに複雑では無さそうだし、登場人物が少なくて観やすいのが、今の所の良い点ね。
脚本=山岡潤平 演出=高橋明広
「ホットスポット」2話迄終了。
【しょうもないお願い】はっちの学校の体育館の天井に挟まったボールを、高橋の能力で取って欲しいという、もう便利屋の始まりみたいな扱いで、それでも格好良く取って、ついでに校庭に地上絵を描いていた愉快犯4人にボールをぶつけて倒す高橋だが、3人は待機の車の中でお喋り三昧というね。最初のボールを挟んだのは、ママさんバレーでやらかしたみなぷーで、それは墓場迄ナイショというオチまで付いて、今回はほぼコント。でも笑えた。
脚本=バカリズム 演出=水野格
「119エマージェンシーコール」2話迄終了。
【工事火災発生!命を救う現場を繋ぐ思い】お出掛けが一度だけで、初回よりは観やすくなったけど、粕原の超聴力設定はどこ行った?兼下がパウダーが有るかもと気付いてから連絡する迄の演出、何であんなにグズグズさせたの?意味不明。
脚本=橋本夏 演出=水田成英
- << 86 【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「フォレスト」3話迄終了。 【隠しても、消えない罪】前半は代わり映えのしない話が続いたので眠くなってしまったが、鈴子の使用人の三倉が、純のクリーニング店を物色し写真を撮り始めてから、何が起きるのかと目が覚めたのだけど、主目的は葉山に命じられた、純が脅迫状の送り主かどうかを調べる為で、それは大した話では無いのだが、3年前のホテルビュッフェで肉に毒を掛けたと思われる犯人が被っていた帽子と同じ物をがそこに有った事で、俄然純への疑惑が高まったのだが…、でも例えば三倉が誰かの指示であそこに置いてから写真を撮ったとも言える訳で。 純は26年前に涼介が失踪した現場に、関係者にしか配られていない例の頓挫した新規ホテル宣伝テレカが落ちていた事で、失踪に鈴子もしくはその関係者が絡んでいると確信し、それを調べる為に楓に近付いたらしく、もしそうなら都合の悪い誰かが純を陥れようとしている可能性も出てきたな。 脚本=山岡潤平 演出=高橋明広 「ホットスポット」3話迄終了。 【生き返る】清美達3人組の集まりに、特に用もないのに誘われたら参加する高橋。ずっと友達が居なかったからなのかなとも思ったが、もしかしたらあの3人とは気兼ねなく宇宙人の事を話せるからなのかなと。そう思うとちょっと切なかった。今回も起承転結の効いたほぼコントでワロタ。 脚本=バカリズム 演出=水野格
【2025冬ドラマ】
「晩餐ブルース」(TX,DASH,製作委員会)出演=井之脇海、金子大地、草川拓弥、穂志もえか、石田卓也 他
オリジナル作品。《水ドラ25・30分枠》
【ホロホロお肉のカレーライス】
公式サイトの惹句〔ただ晩ご飯を一緒に食べるだけの「晩餐活動=晩活」が心を癒やす!〕
飯テロドラマだと思って観始めたら…。
テレビ局のドラマデイレクターらしい優太(海くん)が、仕事に忙殺されて睡眠不足っぽくて、食事もきちんと取らずに疲れ果てて帰った部屋はゴミの山で、そのままベッドに倒れ込み仰向けに寝たら、ツーっと涙が一筋耳の方に伝うシーンを観て、胸が締め付けられた。
そこからの高校時代の友人達との再会。何かを感じたらしい料理人の耕助(大地くん)が、優太を自宅での夕食に誘い、ホロホロお肉のカレーライスを作って振る舞う。
ここでも優太は、多分久し振りにきちんと食事をして、それがとっても美味しい事に気付き、知らずに涙を流してしまう。そっとティッシュを渡し「また晩活しよう」と耕助。実は耕助も何か問題を抱えているみたいで…。
料理も凄く美味しそうで飯テロではあるけど、人間ドラマとしてもしっかりと描かれそうな感じで、脚本も良いけど演出が凄く良かったなあ。
海くん大地くんもとても良かったし、これは拾い物かも!!
脚本=山西竜也 演出=こささりょうま
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「東京サラダボウル」3話迄終了。
【赤ちゃんとバインミー(前編)】前回予告の段階で(前編)表示をしてくれる親切さ。でも全然中弛みなんかなくて、日本人と帰化中国人夫妻の子供が誘拐される話なので、ずっと緊張感を持って観てた。鴻田は別件でドラッグストアに潜入捜査をしていて、オムツを探してた片言の外国人男性が、子供の月齢を言えなくて「お尻がこのくらい」ってジェスチャーをした時に、鴻田は何で何も疑問を持たなかったのかな。そこだけうん?って思ったけど、この後どうなるのか楽しみ。
脚本=金沢知樹 演出=川井隼人
「まどか26歳、研修医やってます!」2話迄終了。
【どう働くのが正解?イマドキ研修医vs化石オヤジ】2ヶ月前は点滴の針さえ上手く刺せなかったのに、菅野の適切なサポート付きとはいえ、ヘルニアの手術を初執刀し、普通に終えてたのにはびっくりw
化石オヤジって外科医の西山の事で、前回も感じたけど、仕事には厳しいし、二言目には俺達の時代は…って言っちゃう人だけど、でも指導もフォローも的確で、有りがちな無理難題を吹っかけたりはしないのよね。だから、このドラマ良いかもって思った所はある。
脚本=船橋勧 脚本協力=松井香奈、村野玲子、原野吉弘 脚本監修=前川洋一 演出=山本剛義 ※完全にチームライティングだよね
- << 87 【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「東京サラダボウル」4話迄終了。 【赤ちゃんとバインミー(後編)】鴻田はオムツや離乳食を買いに来るワンに親切に接し、ワンも多分良い人認定していたと思うのだけど、それだけに鴻田が警察官と分かった時はショックだったと思う。彼はオーバーステイで、それを悪の組織に付け込まれ利用されていた。結局、頭から悪人とは決め付けない鴻田を裏切れず、ワンは俊を抱いて出頭した。 この事件のカラクリに気付き、出国空港を予想して手配を進言した有木野と、その人間性でワンの出頭に繋げた鴻田に、素直に感謝した捜一の八柳には、嫌な奴だと思っていただけにびっくり。結局彼は、有能なのに何かの為に自己犠牲で辞職した有木野が許せないだけなのか。 脚本=金沢知樹 演出=川井隼人 「まどか26歳、研修医やってます!」3話迄終了。 【初めての試練!医師が避けて通れない道--】消化器内科で担当したのは、まだ若いのにスキルス性胃癌末期の中山。手術は出来ず抗癌剤も効かず、苦しむだけの中山を緩和ケアに移す決断をする手塚。自分に出来る事は毎日顔を出し、患者の話を聞く事しかないと決めたまどか。中山はまどかに感謝して亡くなる。急にシリアスタッチ、中山を演じた小久保寿人の名演技も有って、見応えの有る一編に仕上がっていた。 脚本=前川洋一 脚本協力=村野玲子、原野吉弘、松井香奈、船橋勧 演出=井村太一
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「プライベートバンカー」3話迄終了。
【一族内で誘拐!!娘ムコ社員の逆襲】沙織(土屋アンナ)の婿の宏樹役が玉木宏でびっくり。ゲストで友情出演って有るけど誰の頼みで受けたのかな。沙織を覚醒させる為の重要な役だったけど、上手いし貫禄も有るし説得力が有って良かった。結局美琴は子供の誰かに後を継いで欲しいのかな。
MEGUMIに浮気の証拠写真を見せて、発言をけしかける庵野の姿がミタゾノみたいで笑えた。
脚本=小峯裕之 演出=西浦正記
「日本一の最低男」3話迄終了。
【不登校を利用!?姪っ子失踪で大ピンチ】不登校児には親がもっと厳しく対応しなければという、今時アウトな考えの区長に揉み手で追随したり、ラスト、自分のプロフィールの下書きに不登校児キャンプの実績を追加して、左口角を上げてニンマリする一平は最低男だったけど、でもキャンプを計画して参加者を集めて、無事に実施して児童と保護者から喜ばれていた、実行力の有る一平は全然最低では無かったなあ。
脚本=政池洋佑 演出=村上牧人
「法廷のドラゴン」2話迄終了。
【プラグを抜いて1億円賠償!?】竜美が決めた将棋の戦法とその解説だけは頭に入れて、それ以外の都度駒を動かして竜美が考える部分は流し見しておけば良い。この鑑賞方法で十分楽しめる…筈!なのでこれは継続視聴決定。
脚本=戸田山雅司 演出=堀江貴大
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS,TBSスパークル)出演=広瀬すず、松山ケンイチ、森崎ウィン、瀧内公美、成田凌、藤本隆宏、磯村勇斗 他
浅見理都の漫画原作。《金曜ドラマ・54分枠》
【最愛の父の遺した秘密-時代を超えた無上の愛が今、動き出す-】
これは面白かった。2002年の一家殺人事件については、当時担当した赤沢刑事(藤本)が主人公(心麦=広瀬)に説明するという形で台詞を利用していたけど、それ以外は普通の会話台詞や演出で、何が起きて主人公を始めとする登場人物がどう動いているのかを描き、視聴者が想像して筋読みをして楽しめる様に作られていた。
2002年の事件で死刑囚となっている遠藤(酒向)がもし冤罪で、当時彼を検挙した心麦の父・春生(リリー)が、後にそれを確信したが証明する手立てが無く、最終手段として放火を装い自死、そこで二度目の冤罪が生まれ、娘に手紙で託した指定弁護士の松風(松山)と娘が、真実に辿り着く事を期待した…という線も有るのかなと。
他に5人の冤罪候補もいたから、それがどう関わるのかにもよるけど。
心麦が一家殺人の生き残り説は、2024年のクリスマスイブの時、2002年1月生まれと思われる林川家の次女は22歳でもうすぐ23歳の筈。でも心麦は父とラーメンを食べながら21歳って言ってたのよね。
脚本=金沢知樹 演出=田中健太
- << 90 【2025冬ドラマ】 「クジャクのダンス、誰が見た?」2話迄終了。 【地獄に堕ちても知りたい秘密-死刑囚父子が掴んだ光】 遠藤父子についての“警察、マスコミ揃い踏みでの冤罪の作り方”みたいな描写が続き、22年前だと有り得たかなあと思える所が怖い。父親の力郎は自白していたのね。 息子の友哉は、父親が死刑囚と知った上司からクビにされ、その家に放火し逮捕されたが、近くの倉庫の放火もお前だろうと言われ否認し続けたが、「調書にサインさえすれば悪い様にはしない」と言われた時に、“親父はきっと罪を犯していない、ただ疲れたんだ”と気付いた。 だから今回は、容疑者の最強の防御策である黙秘を貫く事を決めたのだろう。 恐らく弟の保険金を心麦からネコババする気満々の伯母は、神井からのDNA鑑定協力依頼にホイホイ乗っかり、血縁関係無しとの結果が出た。 一家殺人の生き残りの歌ちゃんが心麦と思ってる視聴者が多そうなんだけど、私は1歳違う年齢が引っ掛かっていて…。 あと今回、心麦が父の手紙を赤沢に渡したら、妻の京子の目が異様に泳いだの、あれは何だろう。赤沢が「この世で一番許せないのは、嘘を付いて罪から逃げようとする奴だ」と吐き捨てた時も、京子の目は泳いでた。何か怪しそうな赤沢はミスリードで、京子の方が何か秘密を抱えてるのかね。 あと、神井の動きも凄く気になる。 脚本=金沢知樹 演出=田中健太
【2025冬ドラマ】〚視聴離脱したドラマ〛
タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
「問題物件」小説/松田裕子/紙谷楓/上川隆也《2話で離脱》
最後に長々と犬頭のカラクリ説明。構成がつまらない。犬太の出番が減ると魅力も激減する事が分かったので、今回で離脱する。
★「五十嵐夫妻は偽装他人」漫画/土城温美/池田千尋/新川優愛、塩野瑛久《初回で離脱》
塩野くん目当てで観たけど、肝心の脚本までモダモダしてて、これは次も観る気にはなれなかった。
★「未恋~かくれぼっちたち~」無し/吉田ウーロン太/木村淳/伊藤健太郎《初回で離脱》
伊藤くん目当てで観たけど、設定も惹かれないし、脚本演出もテンポが悪いし、弓木の台詞は聞き取れないし(字幕なし放送)で、これも次も観る気にはなれなかった。
★「ホンノウスイッチ」漫画/泉澤陽子/髙橋洋人/宮近海斗、葵わかな《2話で離脱》
宮近くんとわかなさんのカップルは“画”として可愛らしくて、ホンワカとした雰囲気にも好感が持てたから次も観たのだけど、聖の元カノ楓(石川恋)の設定があからさまで、一気に観る気を失った。何であんな幼稚設定にしたの?石川恋も役を選べないのかね。
★は深夜ドラマ
【2025冬ドラマ】
「相続探偵」(NTV)出演=赤楚衛二、桜田ひより、矢本悠馬、落合モトキ、石井正則、渋川清彦、三浦貴大、加藤雅也 他
西荻弓絵/幾田羊の漫画原作。《土ドラ9・54分枠》
【或る小説家の遺言】
公式サイトに[爽快感あふれる相続ミステリー]とあるが、あの相続調査3人組に爽快感は無かったなあ。3人とも何かキャラ付けが微妙で惹かれる部分が無かった。
それを補ってくれたのが、初回だから奮発したのか豪華なゲスト陣。特に高嶋政伸が演じた秘書の桜庭のキャラ付けが面白くて、慇懃無礼な態度→探偵に工作を暴かれて壊れる所まで、これぞ高嶋政伸の面目躍如という感じで、彼のお陰で最後迄観ていられた様な感じだった(策士の橋爪功も流石だった)。
なのでこれ、ゲストキャラの魅力がそれ程でも無い場合、ストーリーと主人公達の逆転劇だけで惹き付ける力は有るのかなって少し心配だ。
まあ様子見はしてみるけど、離脱の可能性も有りだなあ。
脚本=西荻弓絵 演出=菅原伸太郎
※様子見をした日テレ土ドラ10「アンサンブル」については、リーガルも恋愛も中途半端な上に、瀬奈の母親が何か変で、優には実母に捨てられたらしい過去が有って…とか、脚本があちこち手を伸ばして纏まらず、観ていても気持ちが乗らないので、2話で視聴離脱する。
- << 91 【2025冬ドラマ】 「相続探偵」2話迄終了。 【その女、危険につき】 まあ、事件(後妻業の女の保険金詐取目的連続殺人)の概要としては、都合が良過ぎてファンタジーなんだけど、初回よりは3人の役割分担(それぞれどういう分野の仕事が出来るのか)がクリアになって観やすくなった。 あとはやはり“命綱”であるゲストのキャスティングが今回も上手くて、宮内ひとみ(旧桜庭ななみ)は“ファンタジー後妻業の女”として存在感と説得力が有ったし(私がこれまでに観たドラマの中の桜庭ななみ史上、最も美しくて、灰江に真相を暴かれ、涙で濡れた目で彼を見詰めるシーンにはドキドキした)、生保会社社員役の矢柴俊博も、彼の持ち味であるとぼけた感じと、清濁併せ呑む感じが役にマッチしていて良かった。 灰江が借金をしていて、“名もなき毒”であっても、依頼したら用意してくれる裏稼業の男と、灰江を付け狙う週刊誌の記者も新たに登場し、益々爽快感からは遠ざかって行く様な気もしてるのだが、取り敢えず視聴継続してみようと思う。 脚本=西荻弓絵 演出=菅原伸太郎 ※様子見してた「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」柊の特性であるカメラ・アイが捜査には殆ど活かされず、母親が殺される場面の記憶にのみ集約されているのが不満。観たい役者も惹き付ける物も無いので、これにて離脱する。 脚本=高橋悠也 演出=佐藤祐市
>> 76
【2025冬ドラマ】
「御上先生」(TBS)出演=松坂桃李、吉岡里帆、奥平大兼、蒔田彩珠、及川光博、常盤貴子、北村一輝 他
オリ…
【2025冬ドラマ】
「御上先生」2話迄終了。
【-awareness-】
初回に出た言葉「personal is political(個人的な事は政治的な事)」=個人的な問題は社会的、政治的な問題でもある…がおそらく全体を通してのテーマになるのだろうと思う。
それは逆に言えば、他人事(ひとごと)も一旦自分事として捉え考えてみるという事でもあり、各々が先ずそういう思考をする社会であれば、必然的に弱者に寄り添う事の出来る人が増えるのではないか。
初回の国家公務員採用試験会場での刺殺事件と、神崎が書いた冴島先生の不倫記事は繋がっている(バタフライエフェクト)と御上が指摘していたので、あの犯人は多分冴島の息子なのだろうとは想像していたのだが、結弦(ゆづる)という名前で娘だとは思わなかった(御上が拘置所に会いに行き、面会室に現れたのが結弦役の堀田真由という演出は中々パンチが効いていた)。
これまで記事を書いた後の事迄は考えた事も無かったという神崎は、冴島の退職は自分のせいだと考えられる様にはなったのだが、更に娘が殺人犯という事実が追い打ちをかける。
冴島はあの記事は最後の一押しになっただけと神崎に言っていた。そもそもあれって本当に不倫だったのかな。
次回は結弦が犯行に至る迄が描かれるらしい。そこで明かされるかな?
脚本=詩森ろば(脚本協力=畠山隼一、岡田真理) 演出=宮崎陽平
>> 78
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」2話迄終了。
【あなたは、誰?】純or涼介どっち問題。楓には涼介は亡くなった弟…
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」3話迄終了。
【隠しても、消えない罪】前半は代わり映えのしない話が続いたので眠くなってしまったが、鈴子の使用人の三倉が、純のクリーニング店を物色し写真を撮り始めてから、何が起きるのかと目が覚めたのだけど、主目的は葉山に命じられた、純が脅迫状の送り主かどうかを調べる為で、それは大した話では無いのだが、3年前のホテルビュッフェで肉に毒を掛けたと思われる犯人が被っていた帽子と同じ物をがそこに有った事で、俄然純への疑惑が高まったのだが…、でも例えば三倉が誰かの指示であそこに置いてから写真を撮ったとも言える訳で。
純は26年前に涼介が失踪した現場に、関係者にしか配られていない例の頓挫した新規ホテル宣伝テレカが落ちていた事で、失踪に鈴子もしくはその関係者が絡んでいると確信し、それを調べる為に楓に近付いたらしく、もしそうなら都合の悪い誰かが純を陥れようとしている可能性も出てきたな。
脚本=山岡潤平 演出=高橋明広
「ホットスポット」3話迄終了。
【生き返る】清美達3人組の集まりに、特に用もないのに誘われたら参加する高橋。ずっと友達が居なかったからなのかなとも思ったが、もしかしたらあの3人とは気兼ねなく宇宙人の事を話せるからなのかなと。そう思うとちょっと切なかった。今回も起承転結の効いたほぼコントでワロタ。
脚本=バカリズム 演出=水野格
>> 80
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「東京サラダボウル」3話迄終了。
【赤ちゃんとバインミー(前編)】前回予告の段階で(前編)表…
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「東京サラダボウル」4話迄終了。
【赤ちゃんとバインミー(後編)】鴻田はオムツや離乳食を買いに来るワンに親切に接し、ワンも多分良い人認定していたと思うのだけど、それだけに鴻田が警察官と分かった時はショックだったと思う。彼はオーバーステイで、それを悪の組織に付け込まれ利用されていた。結局、頭から悪人とは決め付けない鴻田を裏切れず、ワンは俊を抱いて出頭した。
この事件のカラクリに気付き、出国空港を予想して手配を進言した有木野と、その人間性でワンの出頭に繋げた鴻田に、素直に感謝した捜一の八柳には、嫌な奴だと思っていただけにびっくり。結局彼は、有能なのに何かの為に自己犠牲で辞職した有木野が許せないだけなのか。
脚本=金沢知樹 演出=川井隼人
「まどか26歳、研修医やってます!」3話迄終了。
【初めての試練!医師が避けて通れない道--】消化器内科で担当したのは、まだ若いのにスキルス性胃癌末期の中山。手術は出来ず抗癌剤も効かず、苦しむだけの中山を緩和ケアに移す決断をする手塚。自分に出来る事は毎日顔を出し、患者の話を聞く事しかないと決めたまどか。中山はまどかに感謝して亡くなる。急にシリアスタッチ、中山を演じた小久保寿人の名演技も有って、見応えの有る一編に仕上がっていた。
脚本=前川洋一 脚本協力=村野玲子、原野吉弘、松井香奈、船橋勧 演出=井村太一
- << 95 【2025冬ドラマ】 「東京サラダボウル」5話迄終了。 【ティエンと進】 今回は介護施設で特定技能外国人として働くティエンに対する、日本人同僚の複雑な感情に起因する傷害事件(各人が被害届を出さなかったので、軋轢の末の揉め事)の話。技能実習生に始まり追加された特定技能制度に於いても、互いの認識・感情にズレが生じると、こういう事も(もっと酷い事も)起こり得るという事なのね。 理想に燃えて来る外国人に対し、一生懸命教えても長くても5年で帰国してしまう、例え相手が日本人でも、始めから最長5年で辞めると分かってたら、単純な作業だけで高度な技術なんて教えていられない、という言い分も分からないでもない。 そして外国人の方が優秀で、比べられた日本人が入居者から注意され続けた場合の複雑な心境ね。 鴻田「自分より下の存在ならいいけど、脅威を感じたら追い出すの?」 今井「日本人が彼らを働かせてあげてるのではない、彼らに働いて貰っているのです」 少子化の進む日本では、日本人の労働力だけではもう回っていかないのだから、まずは意識・認識を変える事、そこからですよという話だった。 知り合いの話。上の子が幼稚園に入った時は2クラスだったが、2年後の去年、下の子が入ったら1クラスしかない。 今の日本はそういう状態。 色々深く考えさせるストーリーだった。 脚本=金沢知樹 演出=水元泰嗣
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「晩餐ブルース」2話迄終了。
【かぼちゃとズッキーニのほくほくグラタン】どうやら耕助はメンタルをやられて退職し、カウンセリングを受けていて、退職を優太に言えない事を悩んでいたのだが、耕助の職場に行ってみた優太はそれを知ってしまい…。葵に何か聞いているかと言った時の葵の返事が秀逸。「本人に聞けばいいんじゃない?直接聞けないなら見守ってやりゃあいいじゃん。それが友達でしょ?」
結局次の晩活で耕助の方から伝え、「知ってた、ごめん」「何か今恥ずかしい」「俺も」で、ウマそうなグラタンを食べてこの話は解決。
優太は晩活の日は、職場でも同僚に分かる位には表情が明るくなってるし、“グラタン”から帰宅した日は部屋を片付ける気にもなっていて、こういう細かい描写を丁寧に重ねているのが本当に良い。
脚本=山西竜也 演出=こささりょうま
「プライベートバンカー」4話迄終了。
【会見をやり直し!?ドンの裏金を暴け!】
今回は“嘘が付けない”だけが取り柄で、親の金と重鎮代議士久松(堺正章)の引きで代議士になった次男の昴をピックアップ。まあ誇張はされてるけど、あれだけ中身が無くても当選の可能性を秘めてると思えてしまう日本の選挙って凄いなw
鈴木保奈美は素人代表解説要員としての配置なのだろうが、脚本演出が空回りしてて要らない雰囲気ダダ漏れ。
脚本=神田優 演出=山本大輔
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「日本一の最低男」4話迄終了。
【ひとりで生きる?家族と生きる?人生の選択】血の繫らない父親と最近同居を始めたばかりの伯父さんに、初めての生理が来た…とは中々言えないよね。都さんには言えそうだったのにタイミングが悪くて言えず、切羽詰まって万引きをしてしまったひまり。娘の一大事だというのに、引き取りに行ったのが都というのは、“正助何やってんだ?”という思いは有るけど、これでとにかくひまりは都には何でも話せそうという繋がりが出来たので、生活環境的には良かったなと。
都の口からいきなり“太陽の光は17万年前のもの”と出た時は、態とらしいなと思ったのだが、最後にそれは中学生の一平が都に言った事で、“自分らしく居られる学校や街を作りたい”と言っていた事も明かされる。なるべくしてなるのか?政治家に。
益々どこが最低男なのかって話になっているw
脚本=蛭田直美 演出=村上牧人
「法廷のドラゴン」3話迄終了。
【殺人罪vsAI将棋!?】日本の刑事裁判に於いて起訴後の有罪率は99.9%。将棋に於けるAIの勝率も99.9%。そこに風穴を開けるには?という話だったけど、警察検察の調べは結構杜撰だったw役者の好演で形にはなっていたけど。
このドラマ、竜美の両親も含めて、レギュラー5人が皆フワッとしてるのが何か心地良いのよね。
脚本=戸田山雅司 演出=片山修一
>> 82
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS,TBSスパークル)出演=広瀬すず、松山ケンイチ、森崎ウィン、瀧内公美…
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」2話迄終了。
【地獄に堕ちても知りたい秘密-死刑囚父子が掴んだ光】
遠藤父子についての“警察、マスコミ揃い踏みでの冤罪の作り方”みたいな描写が続き、22年前だと有り得たかなあと思える所が怖い。父親の力郎は自白していたのね。
息子の友哉は、父親が死刑囚と知った上司からクビにされ、その家に放火し逮捕されたが、近くの倉庫の放火もお前だろうと言われ否認し続けたが、「調書にサインさえすれば悪い様にはしない」と言われた時に、“親父はきっと罪を犯していない、ただ疲れたんだ”と気付いた。
だから今回は、容疑者の最強の防御策である黙秘を貫く事を決めたのだろう。
恐らく弟の保険金を心麦からネコババする気満々の伯母は、神井からのDNA鑑定協力依頼にホイホイ乗っかり、血縁関係無しとの結果が出た。
一家殺人の生き残りの歌ちゃんが心麦と思ってる視聴者が多そうなんだけど、私は1歳違う年齢が引っ掛かっていて…。
あと今回、心麦が父の手紙を赤沢に渡したら、妻の京子の目が異様に泳いだの、あれは何だろう。赤沢が「この世で一番許せないのは、嘘を付いて罪から逃げようとする奴だ」と吐き捨てた時も、京子の目は泳いでた。何か怪しそうな赤沢はミスリードで、京子の方が何か秘密を抱えてるのかね。
あと、神井の動きも凄く気になる。
脚本=金沢知樹 演出=田中健太
- << 98 【2025冬ドラマ】 「クジャクのダンス、誰が見た?」3話迄終了。 【逆転-溢れ出す裏切り者の欲望…私の知らない父の顔】 今回も面白かった。 DNA鑑定と、ネコババ伯母とねちっこい神井の言葉の追い打ちで、一時は父への疑問を持ってしまったものの、戸籍抄本を取りに行き、一人では怖いからと事務所で中を見たら、山下春生、静香の長女と記載されていた事(但し特別養子縁組をしたなら、その記載は可能。でも歌とするには1歳違いの年齢がネック)、そして何より拠り所である両親との思い出、母亡き後の父との思い出を信じる、父を信じると決めた心麦。心から愛されていたと思えるのは強いし、確信に繋がる。 警察はあの手紙はラーメン屋の染田が偽造したと断定し、昭和風圧迫取り調べで赤沢が追い込むが否認。でも廊下を歩く友哉を見た途端、自分が書いたと認めた。だとしたらあの300万円の出所は何処? そして手紙の存在を既に知っていた新キャラの阿南検事(瀧内公美)と、彼女と電話でやり取りをしていたカラビナ付きリュックの男(声は渋め)は、冤罪隠蔽派なのだろうか。 ラスト、川を流れて来た遺体は染田?だとしたら自白をしたのに拘留はされなかった(カラビナ男がさせなかった?)って事なのか。 今回はっきりしたのは、春生は力郎の冤罪を確信し、友哉に謝罪し神井もそれを知ってたって事だけかな。 脚本=金沢知樹 演出=青山貴洋
>> 84
【2025冬ドラマ】
「相続探偵」(NTV)出演=赤楚衛二、桜田ひより、矢本悠馬、落合モトキ、石井正則、渋川清彦、三浦貴大、加藤雅也 …
【2025冬ドラマ】
「相続探偵」2話迄終了。
【その女、危険につき】
まあ、事件(後妻業の女の保険金詐取目的連続殺人)の概要としては、都合が良過ぎてファンタジーなんだけど、初回よりは3人の役割分担(それぞれどういう分野の仕事が出来るのか)がクリアになって観やすくなった。
あとはやはり“命綱”であるゲストのキャスティングが今回も上手くて、宮内ひとみ(旧桜庭ななみ)は“ファンタジー後妻業の女”として存在感と説得力が有ったし(私がこれまでに観たドラマの中の桜庭ななみ史上、最も美しくて、灰江に真相を暴かれ、涙で濡れた目で彼を見詰めるシーンにはドキドキした)、生保会社社員役の矢柴俊博も、彼の持ち味であるとぼけた感じと、清濁併せ呑む感じが役にマッチしていて良かった。
灰江が借金をしていて、“名もなき毒”であっても、依頼したら用意してくれる裏稼業の男と、灰江を付け狙う週刊誌の記者も新たに登場し、益々爽快感からは遠ざかって行く様な気もしてるのだが、取り敢えず視聴継続してみようと思う。
脚本=西荻弓絵 演出=菅原伸太郎
※様子見してた「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」柊の特性であるカメラ・アイが捜査には殆ど活かされず、母親が殺される場面の記憶にのみ集約されているのが不満。観たい役者も惹き付ける物も無いので、これにて離脱する。
脚本=高橋悠也 演出=佐藤祐市
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「御上先生」3話迄終了。
【-beginning-】
御上に“personal is political”を教えたあの青年は、やはり御上の兄だった。亡くなったのだろうとは想像していたが、まさかの自死。それも放送室で何かを主張する放送をした直後に。生徒に呼ばれて駆け付けた御上は、衝撃のその姿を見てしまった。多分(捨て身の覚悟で)学校を改革したい御上の意識の原点は、そこに有るのだろう。
隣徳学院にFAX送信された一文。
「隣徳はくにのまほろば このくにに平川門より入りし者たち数多あり お前の不正をわたしは観ている 倭建命」
平仮名のくにが意味するのは何か。
お前とは理事長で、文科省と繋がり裏で大きな不正を働いているという事か(北村一輝と及川光博、そこに林泰文も絡んでいるなら、悪事しか思い浮かばないわ)。
そして冴島の不倫騒動にはやはり裏が有りそうで、何らかの不正を知って正そうとして嵌められた…その闇の危険性を知ったからこそ神崎に、これ以上この件に関わるなと遮断した様に見える。
ラストの槙野の墓参は、素直に受け取ればあれは亡き御上の兄が眠る御上家の墓で、槙野は改革の為に御上と裏で結託しているのかなと。
引きが強くて1時間があっという間に過ぎてしまうドラマだ。
脚本=詩森ろば 協力=畠山隼一、岡田真理 演出=宮崎陽平
- << 99 【2025冬ドラマ】 「御上先生」4話迄終了。 【-fate-】 槙野が墓参していたのは高見家の墓で、回想から想像すると高見は同僚で、入院中に窓から飛び降りて自死した。 御上の兄は命を賭して何かを訴えたが、御上が生徒に言っていた様に恐らく状況は1ミリも変わらなかった。 だから御上は状況を変えられる方法を考えて、それに、高見の死で色々考えたであろう槙野も加わっているが、絶対に塚田に悟られてはいけないので、“御上を売った人物”と御上に思われ、対立関係にあると周囲に思わせていると見た。 教科書検定の展示で、滝沢文科副大臣を怒らせた隣徳祭後、槙野が電話で御上を「人事は永田町が握ってるんだ」と叱責、御上が「それ脅し?でも生徒に手を出したら許さない」と返す、この会話を二人は態と塚田に聞かせていた様に感じたのよね。 是枝が読み解いた様に、平川門は裏口でまほろばは漢字が同じ理事長、隣徳は政治家の子供を裏口入学させ、何らかの見返りを受けている、それに御上達が鉄槌を下せるかという事なのだろう。 今回は教科書に於ける日米の違いや、日本の検定制度の是非等に時間を掛けた為、前回迄に提示されていた件については進展は殆ど無く、ただただ想像する、想像する事だけがどんどん増えて行く感じで、その構成に少々焦れったさを感じてしまう。 脚本=詩森ろば 協力=畠山隼一、岡田真理 演出=嶋田広野
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」4話迄終了。
【戻りたい、何もなかったように】篠田は純の母親の主治医でもあり、母親が呼ぶ涼介だと思っていたから、何で純という偽名を?って事だったのね(回収はしてくれたけどな〜んだって話)。焦点は涼介失踪の真相、3年前のホテルのビュッフェで菌を撒いたのは誰なのか、今回の鈴子に毒を盛ったのは誰なのか辺りに絞られるのかな?
脚本=山岡潤平 演出=松嵜由衣
「ホットスポット」4話迄終了。
【自力】今回も前回同様ほぼほぼ良く出来たコント仕様。それにしてもホテルマンとしてはポンコツで、口だけは達者な高橋に、結構有能な清美が都度イラッとしてるのには笑ってしまった。高橋も、コンビニ強盗の頭に遠距離からカラーボールをぶつけて倒した所なんか、流石宇宙人!って位カッコいいのにねw
ラストに出て来た池松壮亮と前田旺志郎は、ドラマのテイストを変える役割り?
脚本=バカリズム 演出=山田信義
「119エマージェンシーコール」3話迄終了。
【急増・外国人通報!エリート管制員の葛藤】もう粕原の超聴力は封印w。2話は兼下、3話は新島、次回は与呉を順にピックアップ。粕原の突出は控え目にして、管制室全体の話に振って来た。ドラマとしてはこっちの方が落ち着くから良い傾向。
(それにしても色々不運に見舞われて、役者やスタッフが気の毒)
脚本=橋本夏 演出=並木道子
- << 100 【2025冬ドラマ】 「フォレスト」5話迄終了。 【出会わなければ、よかったのに】 前回書いた今後の焦点3つの内、菌を撒いたのは純の母の茜と判明。 純への告白によると涼介失踪から3ヶ月後位に、突然見ず知らずの男(葉山)から大金を押し付けられて、息子の失踪の事は忘れる様に言われ、驚き悔しかったけど借金という背に腹は代えられぬ事情があり使ってしまったと。ずっと忘れずにいたあの男が、ホテルの鈴子社長と二人でテレビに出ていた事で、またあの悔しさがぶり返し、ビュッフェに菌を撒いて復讐をしてしまったと。(金を使ってしまった後ろめたさから、純を涼介と思い込んでる風を装っていただけで、正気は保っていた様子。葉山は金を渡したあの時から、多分ずっと誰かに茜を見張らせていたのだろう。今は施設の担当職員が手先) 吸入器の血は涼介の物と判明。という事は、葉山(又は鈴子)運転の車で涼介を轢き殺してしまい、鈴子の指示で遺体は何処かに遺棄した可能性が高い。 吸入器を現場で拾い、純のテーブルに置いたのは真琴で、轢き逃げ時に同乗していて口止めをされていたのではと予想。 鈴子に毒を盛ったのは、積年の恨みを持つ妹の孝子で、涼介の件とは無関係なのかなと。 さてどうなりますか。 脚本=山岡潤平 演出=松嵜由衣
- << 101 【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「ホットスポット」5話迄終了。 【個人的ニュース】池松(岸本)・前田(松崎)コンビは「月曜から夜ふかし」の取材クルーで、身の回りで起きた個人的ニュースというテーマでインタビューしまくると、これまでのエピソードがちょこちょこ回収されて行くのが面白かったし、その中でも人間わざとは思えない、眼鏡を掛けた男の数々のエピソードに二人は食い付き、宿泊先が清美の勤務先のレイクホテル浅ノ湖で、由美(夏帆)が小野寺くん宇宙人説を得意気に話した為、仕方なく清美は高橋に支配人と由美にはカミングアウトする様に促し、支配人は兎も角として、由美は地雷だろうとヒヤヒヤしたら全然信じて無くて、テレビのインタビューだから盛り上げただけと言って、普通に退勤して行ったのには笑ってしまった。あれだけ食い付いていたのにw 脚本=バカリズム 演出=松田健斗 「秘密~~THE TOP SECRET」3話迄終了。 【亡き友と同じ顔の青年】前回の誤記を以下に訂正。“第九の4人は錯乱し、2人は自殺、1人は精神科に入院、鈴木は病院から脱走し、貝沼の脳と映像を破壊し、自分の脳も撃とうとしたが撃てずに薪に銃を向け、正当防衛で薪が殺した” 第九は鈴木の脳を保管し、薪はそれを全部見た設定だったのね。よく分かって無かったけど、今回を観てそうだったのかとスッキリ。 脚本=佐藤嗣麻子 演出=松本佳奈
- << 102 【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「119エマージェンシーコール」4話迄終了。 【「絶対」の重責、心に秘めた熱いもの】 今回は見応えがあった。 救急救命の現場で「絶対助けます」は御法度なのかをテーマに、与呉の異動の切っ掛けとなった、救命士時代に娘に絶対助けるからと言って父親を助けられなかった過去、78歳妻からのコールに、82歳夫を「絶対助けますから…」と言いながら、高齢の妻に心マは無理な事を考慮せず助けられなかった粕原の“絶対”の判断ミス、コールに「絶対助けます…」と言って、色々な幸運(倒れた父親の心マを頼んだ娘が、心マやAEDの講習を受けたばかりだった事、駐車していたSAから直接一般道に出られて、そこから救急救命科のある病院まで、新興住宅地に新道が開通していたのを、前回の“お出掛け”で粕原が確認していた事)が重なり救助出来た与呉と管制室全体の歓喜と、いくつかのケースを描写して、結論としては御法度ではなくてケースバイケース、心から出た言葉で全力を尽くすなら、結果はどっちに振れたとしてもお互いに納得出来るのではないか…みたいな感じだったな。 与呉のトラウマになったケースの相手は小学生だったから、どうして!って反応は仕方ないと思うけど、最近は大人でも訳の分からない連中が居るから難しい問題ではあるね。 脚本=小柳啓伍 演出=水田英成
【2025冬ドラマ】
「秘密~THE TOP SECRET」2話迄終了。
【鏡の中に生きる私】
貝沼は脳の記憶をスキャン出来るMRIを開発する為に、28人もの人間を殺していた。貝沼の記憶を見た薪以外の第九室員は皆錯乱し、3人は自殺、鈴木は自分を撃てずに薪に殺してくれと懇願、銃を向けられたので仕方なく薪が撃つ。皆が錯乱した映像を全部観てもメンタルは崩れなかった薪だが、自分が殺した鈴木の亡霊には苦しんでいた。
今回は私が慣れたからなのか、李光人くんへの違和感はそんなに無かった。薪を監視する為に送り込まれた岡部役の高橋努の台詞量が膨大で、こなす為には早口にならざるを得ず、上手い筈の高橋さんの台詞が棒に聞こえてしまい、少し気の毒だった。もう少し整理出来なかったのかな。
新たな殺人事件の犯人役は池脇千鶴だったけど、クレジットを観るまで気付かなかった。「その女、ジルバ」の時は、まだ顔に面影が残っていたので、池脇さんという事は直ぐに認識出来たけど、「アンメット」のゲストに続いて、眼鏡を掛けた今回も全く気付けず、それ位風貌が変わってしまった。でも短時間だったけど、辛い現実と楽しい妄想世界の狭間を漂う芝居の上手さは流石だった。
このドラマは取り敢えずもう少し様子見をしてみる。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=松本佳奈
>> 87
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「東京サラダボウル」4話迄終了。
【赤ちゃんとバインミー(後編)】鴻田はオムツや離乳食を買い…
【2025冬ドラマ】
「東京サラダボウル」5話迄終了。
【ティエンと進】
今回は介護施設で特定技能外国人として働くティエンに対する、日本人同僚の複雑な感情に起因する傷害事件(各人が被害届を出さなかったので、軋轢の末の揉め事)の話。技能実習生に始まり追加された特定技能制度に於いても、互いの認識・感情にズレが生じると、こういう事も(もっと酷い事も)起こり得るという事なのね。
理想に燃えて来る外国人に対し、一生懸命教えても長くても5年で帰国してしまう、例え相手が日本人でも、始めから最長5年で辞めると分かってたら、単純な作業だけで高度な技術なんて教えていられない、という言い分も分からないでもない。
そして外国人の方が優秀で、比べられた日本人が入居者から注意され続けた場合の複雑な心境ね。
鴻田「自分より下の存在ならいいけど、脅威を感じたら追い出すの?」
今井「日本人が彼らを働かせてあげてるのではない、彼らに働いて貰っているのです」
少子化の進む日本では、日本人の労働力だけではもう回っていかないのだから、まずは意識・認識を変える事、そこからですよという話だった。
知り合いの話。上の子が幼稚園に入った時は2クラスだったが、2年後の去年、下の子が入ったら1クラスしかない。
今の日本はそういう状態。
色々深く考えさせるストーリーだった。
脚本=金沢知樹 演出=水元泰嗣
【2025冬ドラマ】
「まどか26歳、研修医やってます!」4話迄終了。
【医師か-女子か-神と呼ばれる医師が見せた景色とは】
今度のローテは泌尿器科で、指導医は診察部長でもある角田(奥田瑛二)。スタッフから神と呼ばれ尊敬されている理由は、立ち回りが凄い点。時間があれば院内を歩き回っているのは、素の患者と触れ合う事で、ちょっとした変化に気付いたり様々なヒントを得る為。「医者は患者から学ぶ事の方が多い」が持論。
その話を聞き、意思の疎通が上手く出来ていなかった担当患者の成田(佐々木希)が、少し前に救急救命医のパーカーのロゴを凝視していた事を思い出し、成田も同じロゴのマグカップを持っていた事から彼女の趣味(DDTプロレス)に気付き、突破口を開いたまどかの超視力と記憶力と推理力は、どこかのドラマの優秀な刑事並みではないかw
ドラマが始まる前は研修医の群像劇かと想像していたけど、他の同期は今何科に居るのかさえ不明な位、まどかの成長物語に特化しているのは意外だったが、ローテで科ごとの指導医や担当患者によって、日々成長させて貰ってるまどかという視点のドラマも、これはこれで各科の違いも比較しやすいし十分見応えはある。
脚本=松井香奈 脚本監修=前川洋一 脚本協力=村野玲子、原野吉弘、船橋勧 演出=山本剛義
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「晩餐ブルース」3話迄終了。
【ぐつぐつキムチ鍋と熟考アイス】今回は耕助が何故仕事を辞めたのかが描かれたけど、脚本主導で演出が一歩下がった印象があり(両方共1、2話から交代した)、有りがちな話にしか映らなかった。
優太は先輩Pからダメ出しの嵐で、貧乏揺すりが止まらない。マニュアルではなく、感性の違いからダメ出しをされるクリエイティブな仕事って、メンタル的にはキツいだろうなと、ふと思ってしまった。
葵も加わった晩活のキムチ鍋、最後のシュレッダーチーズが溶けたシメが堪らなく美味しそうだった。
脚本=灯敦生 演出=川和田恵真
「日本一の最低男」5話迄終了。
【保育園を救えるか!?一斉退職!ストライキ決行!?】今回の正助の勤務する保育園に関する話(仕事量が多く過重労働、更に新しい取り組みを始めようとする新園長に反発した保育士5人が一斉退職、保護者が転園すると騒ぎ出し、一平の入れ知恵で保護者と結託して保育士がストライキ)は、設定が現実と乖離していて、説得力に欠けてたな。
そしてやはり昔から知ってるから、都の一平評が一番的確なんだろうな。「あの人は周りを巻き込む天才。いつも目茶苦茶で失敗も多いけど、何かを変える力がある…」これって政治家向きってことじゃない。
選挙利用の企みが正助にバレてしまいさあ大変!
脚本=政池洋佑 演出=及川拓郎
- << 104 【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛 「晩餐ブルース」4話迄終了。 【カリじゅわ唐揚げ】ああ、やっぱりクリエイティブの世界は難しいなあ。このドラマのPやDはテレビ局の社員としての上下関係も有るから、余計に頭を押さえ付けられてる感じに映るのかも。 今回は企画が通らない、優太と同期の上野Pに、会議では優太が援護し、耕助に教えて貰ったレンジで仕上げる唐揚げを会社で作って、上野に食べさせてた。少し前迄は優太は今の上野より酷いゾンビ(by耕助)状態だったのにね。 落ちている時に美味しいご飯を誰かと一緒に食べるって、気持ちを明るくさせる効果が有るのね。 脚本=灯敦生 演出=川和田恵真 「日本一の最低男」6話迄終了。 【二人の父親!どちらを選ぶ?家族って何?】ひまりの思惑通りに、こども食堂の特集をテレビで観た実父の康太(奥野瑛太=好演)が匿名の寄付で接触し、一平に見つかると陽菜の愛情を利用して結婚し、仕事が上手く行かなくなったら辛くて逃げたと懺悔する。一平は利用から始まったって一緒に居ると勝手に生まれちゃう何かがある、…それを世界では愛って言うんじゃないの?と説教。言葉にしたら、そういう感情を自分も実感してるって事に気付いたらしい一平。康太のお陰で分裂回避! 次回は一平を恨む元部下と、頑固親父の登場でどうなる? 脚本=蛭田直美 演出=谷村政樹 ※やっぱり蛭田さんの脚本の方が訴求力が有るな
>> 90
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」2話迄終了。
【地獄に堕ちても知りたい秘密-死刑囚父子が掴んだ光】
遠藤…
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」3話迄終了。
【逆転-溢れ出す裏切り者の欲望…私の知らない父の顔】
今回も面白かった。
DNA鑑定と、ネコババ伯母とねちっこい神井の言葉の追い打ちで、一時は父への疑問を持ってしまったものの、戸籍抄本を取りに行き、一人では怖いからと事務所で中を見たら、山下春生、静香の長女と記載されていた事(但し特別養子縁組をしたなら、その記載は可能。でも歌とするには1歳違いの年齢がネック)、そして何より拠り所である両親との思い出、母亡き後の父との思い出を信じる、父を信じると決めた心麦。心から愛されていたと思えるのは強いし、確信に繋がる。
警察はあの手紙はラーメン屋の染田が偽造したと断定し、昭和風圧迫取り調べで赤沢が追い込むが否認。でも廊下を歩く友哉を見た途端、自分が書いたと認めた。だとしたらあの300万円の出所は何処?
そして手紙の存在を既に知っていた新キャラの阿南検事(瀧内公美)と、彼女と電話でやり取りをしていたカラビナ付きリュックの男(声は渋め)は、冤罪隠蔽派なのだろうか。
ラスト、川を流れて来た遺体は染田?だとしたら自白をしたのに拘留はされなかった(カラビナ男がさせなかった?)って事なのか。
今回はっきりしたのは、春生は力郎の冤罪を確信し、友哉に謝罪し神井もそれを知ってたって事だけかな。
脚本=金沢知樹 演出=青山貴洋
- << 105 【2025冬ドラマ】 「クジャクのダンス、誰が見た?」4話迄終了。 【運命が覆る22年間の告白-反転する天国と地獄】 今回は屋台のラーメン屋店主染田の、死に至る迄の事情と心麦への告白、春生が力郎の冤罪を確信し、息子の友哉に謝罪する場面を神井に撮影させていた事、カラビナ付きリュックの男が暗躍し、阿南検事は自分の車の後部座席にその男を乗せる程度の関係はある事、等が描かれた。 はっきりしたのは、あの心麦への手紙は春生自信が書いた事と、力郎は冤罪と春生は確信していた事位かな。 春生は真犯人が誰か、気付いていたのではないかな。で、裏付けとなる物を調べていた。 リュック男が暗躍し、染田を脅して取り調べで嘘を言わせ、友哉の事も陥れようとしている位だから、そうまでして隠蔽したい真犯人といったら、もう警察絡みか有力政治家絡みとしか思えず、もしかしたら警察の押収品のヤクが真犯人に流れていたとかも有り得るのかな(林川一家のあの殺し方は、サイコパスかヤクでハイになってたかとしか思えない位残忍)。 染田が脅され追い込まれての自殺だとしたら、あの紙袋の一千万は何処に行った? 心麦の母親が染田に、よく食べるから体が大きいのと言っていたのは、1歳誤魔化していたからなの? 赤沢は妻が勧める体に良い水を常に飲んでいるけど、あれってフラグ? 脚本=金沢知樹 演出=田中健太←プロって感じの撮り方が随所に
>> 92
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「御上先生」3話迄終了。
【-beginning-】
御上に“personal is …
【2025冬ドラマ】
「御上先生」4話迄終了。
【-fate-】
槙野が墓参していたのは高見家の墓で、回想から想像すると高見は同僚で、入院中に窓から飛び降りて自死した。
御上の兄は命を賭して何かを訴えたが、御上が生徒に言っていた様に恐らく状況は1ミリも変わらなかった。
だから御上は状況を変えられる方法を考えて、それに、高見の死で色々考えたであろう槙野も加わっているが、絶対に塚田に悟られてはいけないので、“御上を売った人物”と御上に思われ、対立関係にあると周囲に思わせていると見た。
教科書検定の展示で、滝沢文科副大臣を怒らせた隣徳祭後、槙野が電話で御上を「人事は永田町が握ってるんだ」と叱責、御上が「それ脅し?でも生徒に手を出したら許さない」と返す、この会話を二人は態と塚田に聞かせていた様に感じたのよね。
是枝が読み解いた様に、平川門は裏口でまほろばは漢字が同じ理事長、隣徳は政治家の子供を裏口入学させ、何らかの見返りを受けている、それに御上達が鉄槌を下せるかという事なのだろう。
今回は教科書に於ける日米の違いや、日本の検定制度の是非等に時間を掛けた為、前回迄に提示されていた件については進展は殆ど無く、ただただ想像する、想像する事だけがどんどん増えて行く感じで、その構成に少々焦れったさを感じてしまう。
脚本=詩森ろば 協力=畠山隼一、岡田真理 演出=嶋田広野
- << 106 【2025冬ドラマ】 「御上先生」5話迄終了。 【-confidence-】 今回は遂に実現した神崎と結弦の面会の様子と、花宝財団主催のビジコンに取り組む3-2の生徒達の姿が主に描かれた。 神崎はあの不倫スクープが結弦の殺人の動機だとばかり思っていたのだが、週刊誌の記事が出る迄(つまり事件後迄)知らなかったと言われてしまう。それでも自分の父親への子供っぽい反発で書いた記事が招いた結果に変わりは無く、責任の重さを痛感している神崎は、結弦が刺殺した被害者の母親にも会いに行き、結弦宛の手紙を託される。 渋谷くんも父親からの虐待被害者だったのか。 記事で結弦も同様だったと知り、戸惑い複雑な心境に陥ってしまった母親の苦悩が率直に書かれた手紙。 動揺を隠している様にも見える結弦や、責任を痛感している神崎に対し、御上が唐突に話し出した“ある映画から得た教訓”「本当に悪い奴はそこにはいない=この面会室にもいない」って辺りは、作者の作為が若干前に出て来てしまっている様な…。 神崎は、冴島は不倫をする様な人間ではない、何か裏があると確信している様な感じなのだが、そもそもこの不倫ネタを神崎に吹き込んだのは、一体誰なのか。 鍵はそこに有る様な気がするのだが。 脚本=詩森ろば 協力=畠山隼一、岡田真理 演出=嶋田広野
>> 93
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」4話迄終了。
【戻りたい、何もなかったように】篠田は純の母親の主治医でもあり、…
【2025冬ドラマ】
「フォレスト」5話迄終了。
【出会わなければ、よかったのに】
前回書いた今後の焦点3つの内、菌を撒いたのは純の母の茜と判明。
純への告白によると涼介失踪から3ヶ月後位に、突然見ず知らずの男(葉山)から大金を押し付けられて、息子の失踪の事は忘れる様に言われ、驚き悔しかったけど借金という背に腹は代えられぬ事情があり使ってしまったと。ずっと忘れずにいたあの男が、ホテルの鈴子社長と二人でテレビに出ていた事で、またあの悔しさがぶり返し、ビュッフェに菌を撒いて復讐をしてしまったと。(金を使ってしまった後ろめたさから、純を涼介と思い込んでる風を装っていただけで、正気は保っていた様子。葉山は金を渡したあの時から、多分ずっと誰かに茜を見張らせていたのだろう。今は施設の担当職員が手先)
吸入器の血は涼介の物と判明。という事は、葉山(又は鈴子)運転の車で涼介を轢き殺してしまい、鈴子の指示で遺体は何処かに遺棄した可能性が高い。
吸入器を現場で拾い、純のテーブルに置いたのは真琴で、轢き逃げ時に同乗していて口止めをされていたのではと予想。
鈴子に毒を盛ったのは、積年の恨みを持つ妹の孝子で、涼介の件とは無関係なのかなと。
さてどうなりますか。
脚本=山岡潤平 演出=松嵜由衣
>> 93
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」4話迄終了。
【戻りたい、何もなかったように】篠田は純の母親の主治医でもあり、…
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「ホットスポット」5話迄終了。
【個人的ニュース】池松(岸本)・前田(松崎)コンビは「月曜から夜ふかし」の取材クルーで、身の回りで起きた個人的ニュースというテーマでインタビューしまくると、これまでのエピソードがちょこちょこ回収されて行くのが面白かったし、その中でも人間わざとは思えない、眼鏡を掛けた男の数々のエピソードに二人は食い付き、宿泊先が清美の勤務先のレイクホテル浅ノ湖で、由美(夏帆)が小野寺くん宇宙人説を得意気に話した為、仕方なく清美は高橋に支配人と由美にはカミングアウトする様に促し、支配人は兎も角として、由美は地雷だろうとヒヤヒヤしたら全然信じて無くて、テレビのインタビューだから盛り上げただけと言って、普通に退勤して行ったのには笑ってしまった。あれだけ食い付いていたのにw
脚本=バカリズム 演出=松田健斗
「秘密~~THE TOP SECRET」3話迄終了。
【亡き友と同じ顔の青年】前回の誤記を以下に訂正。“第九の4人は錯乱し、2人は自殺、1人は精神科に入院、鈴木は病院から脱走し、貝沼の脳と映像を破壊し、自分の脳も撃とうとしたが撃てずに薪に銃を向け、正当防衛で薪が殺した”
第九は鈴木の脳を保管し、薪はそれを全部見た設定だったのね。よく分かって無かったけど、今回を観てそうだったのかとスッキリ。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=松本佳奈
>> 93
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」4話迄終了。
【戻りたい、何もなかったように】篠田は純の母親の主治医でもあり、…
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「119エマージェンシーコール」4話迄終了。
【「絶対」の重責、心に秘めた熱いもの】
今回は見応えがあった。
救急救命の現場で「絶対助けます」は御法度なのかをテーマに、与呉の異動の切っ掛けとなった、救命士時代に娘に絶対助けるからと言って父親を助けられなかった過去、78歳妻からのコールに、82歳夫を「絶対助けますから…」と言いながら、高齢の妻に心マは無理な事を考慮せず助けられなかった粕原の“絶対”の判断ミス、コールに「絶対助けます…」と言って、色々な幸運(倒れた父親の心マを頼んだ娘が、心マやAEDの講習を受けたばかりだった事、駐車していたSAから直接一般道に出られて、そこから救急救命科のある病院まで、新興住宅地に新道が開通していたのを、前回の“お出掛け”で粕原が確認していた事)が重なり救助出来た与呉と管制室全体の歓喜と、いくつかのケースを描写して、結論としては御法度ではなくてケースバイケース、心から出た言葉で全力を尽くすなら、結果はどっちに振れたとしてもお互いに納得出来るのではないか…みたいな感じだったな。
与呉のトラウマになったケースの相手は小学生だったから、どうして!って反応は仕方ないと思うけど、最近は大人でも訳の分からない連中が居るから難しい問題ではあるね。
脚本=小柳啓伍 演出=水田英成
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「東京サラダボウル」6話迄終了。
【海と警察官】今回はほぼほぼ鴻田と有木野の過去編。特に鴻田の子供時代(10歳)は時間を掛けてじっくり描いていた。子供の時からコミュニケーション能力が高く、在日韓国人が近くで商売をしている様な環境で育ち、観る限りでは母親も在日韓国人に偏見を持たず、娘をその店に自由に出入りさせていたので、今のフレンドリーでフリーダムな人間性は、あの頃に培われたのだろう。
8年前の代々木通り魔事件の現場で、大学生?の鴻田と、交番勤務の織田、有木野は交錯していた、織田とは言葉を交わしていた偶然。それが切っ掛けで鴻田は警察官を志望し、有木野が絡むと冷静さを保てない織田は、警察官としての自信を失い始めた。そしてやっと登場した三上博史は、鴻田にとって吉凶どっちになるのだろう。
脚本=金沢知樹 演出=津田温子
「まどか26歳、研修医やってます!」5話迄終了。
【初のスランプ!聖なる夜に何かが起こる…】研修医の点滴スランプって大袈裟ではなく、本当に現場あるあるなんだとか。“さらばの森田”みたいなベテラン患者が、研修医を育てる為に善意で協力するみたいなケースも本当にあるそうで、意外とリアルで真面目で誠実なドラマだから惹かれるのかな。
脚本=前川洋一、脚本協力=村野玲子、原野吉弘、松井香奈、船橋勧 演出=大内舞子
>> 97
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「晩餐ブルース」3話迄終了。
【ぐつぐつキムチ鍋と熟考アイス】今回は耕助が何故仕事を辞めたの…
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「晩餐ブルース」4話迄終了。
【カリじゅわ唐揚げ】ああ、やっぱりクリエイティブの世界は難しいなあ。このドラマのPやDはテレビ局の社員としての上下関係も有るから、余計に頭を押さえ付けられてる感じに映るのかも。
今回は企画が通らない、優太と同期の上野Pに、会議では優太が援護し、耕助に教えて貰ったレンジで仕上げる唐揚げを会社で作って、上野に食べさせてた。少し前迄は優太は今の上野より酷いゾンビ(by耕助)状態だったのにね。
落ちている時に美味しいご飯を誰かと一緒に食べるって、気持ちを明るくさせる効果が有るのね。
脚本=灯敦生 演出=川和田恵真
「日本一の最低男」6話迄終了。
【二人の父親!どちらを選ぶ?家族って何?】ひまりの思惑通りに、こども食堂の特集をテレビで観た実父の康太(奥野瑛太=好演)が匿名の寄付で接触し、一平に見つかると陽菜の愛情を利用して結婚し、仕事が上手く行かなくなったら辛くて逃げたと懺悔する。一平は利用から始まったって一緒に居ると勝手に生まれちゃう何かがある、…それを世界では愛って言うんじゃないの?と説教。言葉にしたら、そういう感情を自分も実感してるって事に気付いたらしい一平。康太のお陰で分裂回避!
次回は一平を恨む元部下と、頑固親父の登場でどうなる?
脚本=蛭田直美 演出=谷村政樹
※やっぱり蛭田さんの脚本の方が訴求力が有るな
>> 98
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」3話迄終了。
【逆転-溢れ出す裏切り者の欲望…私の知らない父の顔】
今回…
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」4話迄終了。
【運命が覆る22年間の告白-反転する天国と地獄】
今回は屋台のラーメン屋店主染田の、死に至る迄の事情と心麦への告白、春生が力郎の冤罪を確信し、息子の友哉に謝罪する場面を神井に撮影させていた事、カラビナ付きリュックの男が暗躍し、阿南検事は自分の車の後部座席にその男を乗せる程度の関係はある事、等が描かれた。
はっきりしたのは、あの心麦への手紙は春生自信が書いた事と、力郎は冤罪と春生は確信していた事位かな。
春生は真犯人が誰か、気付いていたのではないかな。で、裏付けとなる物を調べていた。
リュック男が暗躍し、染田を脅して取り調べで嘘を言わせ、友哉の事も陥れようとしている位だから、そうまでして隠蔽したい真犯人といったら、もう警察絡みか有力政治家絡みとしか思えず、もしかしたら警察の押収品のヤクが真犯人に流れていたとかも有り得るのかな(林川一家のあの殺し方は、サイコパスかヤクでハイになってたかとしか思えない位残忍)。
染田が脅され追い込まれての自殺だとしたら、あの紙袋の一千万は何処に行った?
心麦の母親が染田に、よく食べるから体が大きいのと言っていたのは、1歳誤魔化していたからなの?
赤沢は妻が勧める体に良い水を常に飲んでいるけど、あれってフラグ?
脚本=金沢知樹 演出=田中健太←プロって感じの撮り方が随所に
>> 99
【2025冬ドラマ】
「御上先生」4話迄終了。
【-fate-】
槙野が墓参していたのは高見家の墓で、回想から想像すると高見は…
【2025冬ドラマ】
「御上先生」5話迄終了。
【-confidence-】
今回は遂に実現した神崎と結弦の面会の様子と、花宝財団主催のビジコンに取り組む3-2の生徒達の姿が主に描かれた。
神崎はあの不倫スクープが結弦の殺人の動機だとばかり思っていたのだが、週刊誌の記事が出る迄(つまり事件後迄)知らなかったと言われてしまう。それでも自分の父親への子供っぽい反発で書いた記事が招いた結果に変わりは無く、責任の重さを痛感している神崎は、結弦が刺殺した被害者の母親にも会いに行き、結弦宛の手紙を託される。
渋谷くんも父親からの虐待被害者だったのか。
記事で結弦も同様だったと知り、戸惑い複雑な心境に陥ってしまった母親の苦悩が率直に書かれた手紙。
動揺を隠している様にも見える結弦や、責任を痛感している神崎に対し、御上が唐突に話し出した“ある映画から得た教訓”「本当に悪い奴はそこにはいない=この面会室にもいない」って辺りは、作者の作為が若干前に出て来てしまっている様な…。
神崎は、冴島は不倫をする様な人間ではない、何か裏があると確信している様な感じなのだが、そもそもこの不倫ネタを神崎に吹き込んだのは、一体誰なのか。
鍵はそこに有る様な気がするのだが。
脚本=詩森ろば 協力=畠山隼一、岡田真理 演出=嶋田広野
【2025冬ドラマ】〚ちょこっと感想〛
「フォレスト」6話迄終了。
【もう、戻れなくても】前の感想で吸入器を拾い、純のテーブルに置いたのは真琴かもって書いたけど、よく考えたら26年前だと真琴は幼児?だとすると、母親の孝子が拾い後から二人は情報共有したのかも。
後は3年前に菌を撒いた茜を追い掛けて来たのが誰かは分からなくても、性別は分かるのにそれは伏せた。楓と茜は後に面識が有るから除くと、女だったとすれば一気に孝子-真琴ラインが怪しくなるので、まだ明かしたく無かった?
篠田が殺されたのは意外だったけど、犯人は真琴か葉山どっちだろう。
脚本=山岡潤平 演出=松嵜由衣
「119エマージェンシーコール」5話迄終了。
【何度裏切られても、その声を信じる】
119へのいたずら電話やタクシー代わりの救急車要請が、どれだけ消防局の業務の妨げになるか、それでも指令センターだけで正誤の判断を決めるのは難しく、要請の先に居るのは急を要する怪我人や病人、或いは燃え盛る建物というのが前提だから、疑問符が付いたとしても出動の指示を出すという高千穂の信念は正しい。
だからこそ結果が出てからのクレームに対処する事務方組は、謝っておけばいい…ではなくて、もっと精査して対応して欲しかった。ドラマとしては総務の田中がビシッと、メディアを通して世間に呼び掛けてくれてスカッとしたけどね。
脚本=橋本夏 演出=丸谷俊平
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛溜めてしまったので簡単にポイントだけ。
「東京サラダボウル」7話迄終了。
【神様とバディ】やっと三上博史の阿川刑事が登場。阿川が意図的な誤訳をしたのはボランティアと繋がっているからなのか、それとも証拠を掴む為の餌巻きだったのか。織田の顔を思い出して一点を見詰めていた時の阿川の目が、何とも言えない哀しみを湛えていたので、その三上博史の芝居を信じて、阿川は悪徳刑事では無い方に賭けてみたい。
脚本=金沢知樹 演出=水元泰嗣
「まどか26歳、研修医やってます!」6話迄終了。
【研修医がリーダー?!新しいチームの形とは…】昔は主治医制で100点の医師もいれば50点の医師もいた。今はチーム医療制でカンファで意見を出し合い、総合力で100点を目指す。でもそれもリーダーの資質に負う所は有りそう。城崎リーダーなら安心して任せられるけど。次はもう2年目で後輩のお客様も入って来る!
脚本=原野吉弘 脚本監修=前川洋一 脚本協力=村野玲子、松井香奈、船橋勧 演出=大内舞子
「日本一の最低男」7話迄終了。
【父帰る!遺書発見!?選挙利用で人生初の親孝行】「みんなが頑張らなくていい場所は、みんながちょっとずつ頑張って作るもんなんだって」皆と暮らして気付かされたと言う一平。黒岩に利用されない議員になりそう。蛭田さんの脚本は素晴らしい!
脚本=蛭田直美 演出=村上牧人
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「クジャクのダンス、誰が見た?」5話迄終了。
【襲いかかる宿命-秘められた弁護人の本心】(←サブタイトルがいつも微妙…)新たに行方不明中の松風の父までが、思わせ振りに登場。色々な人の思惑だけがばら撒かれている様で、隔靴掻痒の感が強い。
脚本=金沢知樹 演出=青山貴洋
「相続探偵」5話迄終了。
【京都老舗和菓子屋の変】前回と前後編で描かれたが、相続探偵というタイトルに相応しい内容だったし、話としては今迄で一番面白かったかも。
脚本=西荻弓絵 演出=菅原伸太郎
「御上先生」6話迄終了。
【-confession-】誰かの変化に敏感で、見て見ぬ振りはせずに積極的に関わろうとする富永も、家庭起因の闇を抱えていそうで怖い。椎葉の貧困とか是枝は気付けなかったのかね。一色がセーフティーネットの役割りを果たしていたけど、それを超える事態になりそう。
脚本=詩森ろば 脚本協力=畠山隼一、岡田真理 演出=宮崎陽平
「フォレスト」7話迄終了。
【埋もれた過去と、向き合う時】流石に楓が孝子の娘で、借金の肩代わりと引き換えに、鈴子に養女として奪われたというの迄は読めなかったけど、孝子と真琴の復讐動機にはなるわな。にしても楓って自分の戸籍、見た事無いの?次回が最終回。孝子は真琴を庇っていそうだなあ。
脚本=山岡潤平 演出=日暮謙
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「ホットスポット」7話迄終了。
【富士山の日】そうかあ、哀愁が漂っていた村上さんは未来人だったのか(高橋に助けられた受験生の上村と同一人物で、恩返しでテレビ取材のデータを消したと巷では言われてる)。そしてここでも再開発問題。菊地凛子市長はどう絡むの?
脚本=バカリズム 演出=松田健斗
「秘密」5話迄終了。
【命がけの囮捜査!謎のウイルス殺人の哀しき真相】キャラへの違和感は無くなって、面白さは有るのだけど…何か分かり難いんだよなあ(今回で言えば、あのおばあさんだけ何で自然治癒したの?わけわかめ)。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=松本佳奈
「東京サラダボウル」8話迄終了。
【鳩とコインランドリー】8話だけなら、阿川はシウと持ちつ持たれつの関係で、意図的誤訳をリークした織田を有木野の事で脅して、自死に追い込んだ張本人に見えてしまうのだが。それでも次回最終回での大逆転を信じたい。
脚本=金沢知樹 演出=川井隼人
「日本一の最低男」8話迄終了。
【現場の負担は限界だ!社会を変えるには?】待機児童の問題は、選挙の争点としては弱いと言わんばかりの区長と黒岩代議士のあの態度。いよいよ選挙編突入で、一平は出馬動機を“見返す”為から“見直す”為に本気で修正出来るのか?ところで以前あの思わせ振りに少し出た元部下はどうなった?
脚本=おかざきさとこ 演出=谷村政樹
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「クジャクのダンス、誰が見た?」6話迄終了。
【暴走する危険な正体!退路なき娘の強行策】阿南が“あの人”と呼ぶ父は別に家庭のある男で、母親はずっと愛人の立場。で、どうやらカラビナリュック男は同一人物っぽい。阿南に色々指図しているけど、あれは組織の意図なのか個人的な理由からなのか、どっちなのだろう。脚本がずっと種蒔きをし続けているので感想も書き辛いが、父子関係の対比を一つの軸に置きたいらしい事は何となく分かって来た。
脚本=金沢知樹 演出=棚澤孝義
「御上先生」7話迄終了。
【-delusion-】椎葉の生理用品の万引きから、家庭の事情の変化による貧困化が明らかになり、マチアプのサクラをしていた事を理由に退学が決まったが、御上が本人にクラスでの説明を促し、椎葉が包み隠さず話した事実とその心情が生徒達を自主的に動かし、全校生徒を対象にした署名活動の末に、古代に処分撤回と、途中で経済状況が変わってしまった場合の生徒の救済策を制定する事を認めさせてしまう、これこそが“個人的な事は政治的な事”を具現化したもので、他人事を他人事では済ませない、自分の事でもあると捉え、先ず良く調べ考えろという御上の教えが全員に浸透している事が分かる良いエピソードだった。
脚本=詩森ろば 脚本協力=畠山隼一、岡田真理 演出=小牧桜
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「フォレスト」全8話終了。
【この運命を、後悔しない】葉山が涼介を轢いた時に、その車には発作を起こした楓を病院に連れて行く為に鈴子も乗っていて、警察に届けず庭に埋めてしまう選択にも関わっていた。楓と純はその事を知らないまま、二人で生きて行く事を選択する。その部分の怖さは“おおっ”と思ったけど、茜の犯行を見逃したのも、涼介が埋められた場所から吸入器を取り出し純の席に置いて、純の怒りを煽ったのも、鈴子を毒殺しようとしたのも全部真琴の仕業で、動機は可愛い妹を奪った鈴子への恨みだったというのは、子供だった真琴の妹への執着が異様で、ちょっと冷めてしまった。でもまあ最後迄観ようと思わせてくれたので、まあまあ良かったのかな。
脚本=山岡潤平 演出=松嵜由衣
「東京サラダボウル」全9話終了。
【Love and lettuce!】阿川はシウの人身売買組織の情報を取りたくて危ない橋を渡った…、という動機の部分は想像通りだったけど、結局シウに取り込まれて47人もの不法滞在者を引き渡し、隠し撮りの映像を上に渡すなら、有木野との事をバラすと脅し、織田を自死に追いやったのも阿川だった。あの哀しい目は後悔のそれだったのか?分かり合えた鴻田と有木野が良い仕事仲間になれそうで、希望の持てるラストで良かった。
脚本=金沢知樹 演出=津田温子
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「プライベートバンカー」全9話終了。
【衝撃の告白】何でこのドラマが想像していたより面白く無かったのかと考えたら、作風が中途半端だったからなのかなと。目端が利き頭の切れる庵野が相手にするには、天宮寺家の面々は隙だらけの実力不足で、あれなら一捻りで楽勝の筈なのにと思わせてしまう時点で終わってたのでは?
ラストの仕込みの為に、ど素人の飯田を適当に育てていたのだなと、最後迄視聴すればその意図は分かるのだが、その前に鈴木保奈美の存在が苦手で、逃げた視聴者も結構居たのでは?と思ってしまう。
眼帯男の謎が中途半端で終わったので、これS2も作りそうだけど、私はもういいかな。
脚本=小峯裕之 演出=西浦正記
「日本一の最低男」9話迄終了。
【選挙編突入!揺れる再開発計画!人生の決断は?】昔ながらの街(消防車の入れない狭い道、若い世代を呼び込む魅力に乏しく、高齢化が進むのみ等)の再開発を巡る争い。一平との言い合いで真壁の放つ現実論には説得力が有ったけど、選挙を控えた区長や地元選出代議士の黒岩には、どうしても票の為、利権の為という裏の顔がちらついて、胡散臭さを感じてしまう。
区議ではなく区長に無所属で立つ事を決めた一平。そこであの元部下に足を引っ張られるのかな。
その時真壁がどう動くのかが最大の焦点になりそう。
脚本=蛭田直美 演出=及川拓郎
- << 116 【2025冬ドラマ】 「日本一の最低男」10話迄終了。 【過酷な既得権益との闘い!暴かれる過去の疑惑!】 1〜3、5話のみが政池洋佑の脚本で、4、6、7、9、10話が蛭田直美の脚本なのは何故か。蛭田さんは人間を描くのは得意だけど、幅広い層に受ける様なエンタメ性には若干欠ける。だから立ち上がりの“間口”を広げる為に、当初は政池さんに任せ、人間の深掘りを始める段階から蛭田さんにバトンタッチさせたのかなと想像していたのだが、Pのインタビュー記事を読むとそれに近い感じだったのかなと。 NHKのPからフジテレビのPに転職第一作がこのドラマだったと知り、蛭田直美に拘った理由が分かる様な気がした。 9話からの選挙編が一番描きたかったテーマらしく、そこはどうしても蛭田直美に書いて欲しかったそうだ。 10話の一平の台詞で、被害者遺族のインタビューを取って放送する事で、視聴者には「他人事が自分事になる」だからインタビューは必要だと。 また、皆の様々な困り事の手助けをしている内に、個人的な事は全て政治と繋がっている事に気付いたと。 「御上先生」と主張が丸被りしていて、しかもこちらの方が後出しだからパクった様に見えてしまうけど、スケジュールがパンパンだった蛭田直美に、どうしてもと頼み込んで書いて貰ったらしいから、最初からこの主張有りきだった事は間違いないと思う。 脚本=蛭田直美 演出=村上牧人
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「法廷のドラゴン」全8話終了。
【政治スクープ訴訟に奇跡の一手】何で柘植議員は弁護士を同席させずに、自分1人で証人尋問をしているのだろうと疑問だったのだけど、後から調べたら柘植は元弁護士という設定だった。前編で言ってたっけ?だから痛い所を突いて来るけど、肝心な所で詰めが甘く、将棋脳の竜美と兎羽にしてやられて一巻の終わり。そこ迄憎々しさと胡散臭さを振り撒いていた柘植が、マスコミに「録音は止めろ」と弱々しく訴える所迄、福士誠治が本当に上手くて楽しめた。話としても今回が一番面白かったな。
脚本=戸田山雅司 演出=堀江貴大
「クジャクのダンス、誰が見た?」7話迄終了。
【決着!父が託した愛の始まり-私が掴んだ希望】今回は林川歌がどうやって山下心麦になったのかを、1話の殆どを使って丁寧に描いた。まあほぼほぼ予想してた通りだったけど、意外だったのは、歌が親類の津寺井に利用されそうな事に憤り、救出に積極的だったのが赤沢だった事。春生は引き取りを頼まれ迷った末に受け入れた。迷ったのはやはり法を犯す事になるからなのだろうが、春生も、出生証明を偽造した阿波山も、歌の幸せの為に赤沢の願いを受け入れた。
で、心麦に真実を打ち明けたと赤沢に直接話した阿波山の自宅は火事に。犯人は赤沢…ではないのだろうね、多分。
脚本=長花枝薪、金沢知樹 演出=福田亮介
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「御上先生」8話迄終了。
【-strategy-】6話の感想で富永は『家庭起因の闇を抱えていそうで怖い』と書いたのだが、遂にその時が来たのか。神崎が次元の協力で、冴島が庇っていそうな元教え子の戸倉を見付け出した。この子が裏口入学に気付き、一色に相談した子なのかな。でも男子が女性の一色に相談するかな。そう考えると富永の可能性もありそうな。今のところ結弦の設定だけが浮いてしまっている様な…。上手く収拾出来るのかな。
脚本=詩森ろば 脚本協力=畠山隼一、岡田真理
「119エマージェンシーコール」8話迄終了。
【システムダウン!最後の肉声指令】電話と無線は生きていて、ネットシステム一式がダウンした時、消防指令センターはどう対処するのか…の部分は興味深かった。昔はあれが通常運転だった訳よね。若い局員達がテキパキセッティングしてたけど、普段から繰り返し訓練をしていないと、ああは出来ない筈。実際に通常運転だったのは堂島だけみたいだから。係長は退職する堂島に指令担当をさせていたけど、本来なら自分が実地で出来る(しかも堂島のサポート付きという最高の環境)またとない機会だったのに。ああいう所はリアルよりドラマ優先なんだねえ。
あと通報者の声優の力感強めの演技が、受ける俳優陣の演技と噛み合わないのが気になるなあ。
脚本=橋本夏 演出=並木道子
>> 113
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「プライベートバンカー」全9話終了。
【衝撃の告白】何でこのドラマが想像していたより面白く無か…
【2025冬ドラマ】
「日本一の最低男」10話迄終了。
【過酷な既得権益との闘い!暴かれる過去の疑惑!】
1〜3、5話のみが政池洋佑の脚本で、4、6、7、9、10話が蛭田直美の脚本なのは何故か。蛭田さんは人間を描くのは得意だけど、幅広い層に受ける様なエンタメ性には若干欠ける。だから立ち上がりの“間口”を広げる為に、当初は政池さんに任せ、人間の深掘りを始める段階から蛭田さんにバトンタッチさせたのかなと想像していたのだが、Pのインタビュー記事を読むとそれに近い感じだったのかなと。
NHKのPからフジテレビのPに転職第一作がこのドラマだったと知り、蛭田直美に拘った理由が分かる様な気がした。
9話からの選挙編が一番描きたかったテーマらしく、そこはどうしても蛭田直美に書いて欲しかったそうだ。
10話の一平の台詞で、被害者遺族のインタビューを取って放送する事で、視聴者には「他人事が自分事になる」だからインタビューは必要だと。
また、皆の様々な困り事の手助けをしている内に、個人的な事は全て政治と繋がっている事に気付いたと。
「御上先生」と主張が丸被りしていて、しかもこちらの方が後出しだからパクった様に見えてしまうけど、スケジュールがパンパンだった蛭田直美に、どうしてもと頼み込んで書いて貰ったらしいから、最初からこの主張有りきだった事は間違いないと思う。
脚本=蛭田直美 演出=村上牧人
- << 121 【2025冬ドラマ】 「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」全11話終了。 【みんなが一番好きな自分でいられる世界】 サブタイトルは一平が生徒会長に立候補した時のスローガン(世界の部分が学校)で、今回、一平と裏で共闘し、一平から俺が悪役に回るからお前も区長に立候補し、組織票と戦えと言われた真壁が、そのスローガンとして堂々とパクって掲げたもの。 お互いをすっかり理解し合えた野上が司令塔となり、一平がどう振る舞えば選挙民から嫌われ、あいつだけは当選させたくないから投票に行こうと、“逆張り”で投票率を上げる事が出来るのかを指南。 まともな事を分かりやすい言葉で語り掛ける真壁に対し、先鋭化した一平は槍の様な言葉を聴衆や真壁に投げ付ける。そしてSNSで大森一平は最低という言葉をどんどん投げ付けられる。ここでずっと謎だったタイトル回収。 一平に助けられた事のある町の人や、それを毎週観ていた視聴者は、一平は良い人って分かっているけど、表面的な事しか知らない連中から見たら最低にしか見えないし、その印象のみをどんどん発信してしまうから、直ぐに日本一の最低男というレッテルを貼られてしまう、そういう戦略なら踊らせる事も出来てしまうというSNSの危うさも伝えたかったのかなと。 凄く良いドラマだったな。 脚本=蛭田直美、大石哲也(←蛭田さんの師匠が助っ人参加したそうです) 演出=及川拓郎
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「クジャクのダンス、誰が見た?」8話迄終了。
【揺るがない親子愛の果て-信念が導く場所】鳴川がカラビナリュック男で、阿南が“あの人”と呼んでいた実父であろう事は見え見えだったけど、娘を使って迄東賀山一家殺人事件や、春生放火殺人事件の真相を隠そうとするのは何故なのかが分からない。赤沢と京子が怪しそうと強調し、相関図の守だけ二人の子供と線を引いていないのは何故なのか。何か一気に考察マニア向けの内容に変換して、視聴率を取りに来ている感じが嫌だな。
脚本=金沢知樹、萩森淳 演出=福田亮介
「相続探偵」8話迄終了。
【死後認知~八人目の隠し子~】本物の隠し子役で小林虎之介登場。これまで演じて来た役柄とは違い、物腰が柔らかく世間擦れしていない優しい大学生役だったけど、内面の純粋さが滲み出て来る様な芝居をしていて、隠し子を作られていた側の未亡人が、その偽りの無い純粋さに心打たれて、「遺産は全部渡す」と言いたくなるのも分かる様な気がした。虎之介くん、こんな芝居も出来るのかあ。
脚本=西荻弓絵 演出=本多繁勝
「御上先生」9話迄終了。
【-joker-】やっぱり御上と槙野は共闘してた。不正入学は政治家の娘の千木良、そのまんまだったのかあ。冴島が前不正担当だった動機は何だったのか、そこは知りたい。
脚本=詩森ろば 脚本協力=畠山隼一、岡田真理 演出=小牧桜
- << 122 【2025冬ドラマ】 「クジャクのダンス、誰が見た?」9話迄終了。 【最終章・前編~真犯人の告白!サヨナラ私が走った旅路の最果て】このサブタイトルの真犯人とは、染田(殺人教唆)と阿波山夫妻を殺したと自首した鳴川の事で、東賀山事件の真犯人はまだ伏せたまま。視聴率欲しさの紛らわしいタイトルを付けるな! まず疑問なんだけど、春生は何で東賀山事件の担当弁護士の名前は書いて、担当検事の事は書き残さなかったのか、また松風も冤罪かもという事件なのに、何で検事の事は調べなかったのか。鳴川が養子で名前を変えようが、当時の検事が誰で離任後は何をしているのか位、調べれば直ぐに分かるのでは?この辺の設定は甘いな。 あと、鳴川の動機がなあ…。後から冤罪らしいと知らされても頬かむりをしたのは、娘に検事としての後ろ姿を見せ続けたかったから、春生が調べ始めていると知って色々画策し、遂には殺人迄犯したのは、娘のキャリアを傷付けたくなかったからって、動機が弱くないか? 心麦は、林川安成と京子の間に出来た不倫の子で林川が引き取った。そりゃあ安成の妻の里子は精神不安定にもなるわな。力郎が目撃した事が本当なら、安成と歌を抱いた京子が邸宅に入る前に、既に大きな物音がして事は起きていたっぽいから、京子が全員殺した犯人説は違うのでは? 脚本=金沢知樹、長花枝薪 演出=青山貴洋
- << 126 【2025冬ドラマ】 「御上先生」全10話終了。 【Puppets Can't Control You】 教育行政が問題だらけだから、いつまで経っても過労死や若者の自死が減らない。だから御上は学校という教育現場から、槙野は学校教育を司る文科省の現場から、それぞれ問題点を洗い出し改革をして行こうというのが、部下を過労死で亡くした槙野と兄を自死で亡くした御上の志だった訳だけど、最初に手を付けたのが、政治家と文科省官僚と高偏差値私立高校理事長が組んだ、裏口入学錬金術の証拠を掴み世間に晒してこの悪事を止める事…というのが、何かピンと来なかったな。 あと結弦の殺人に至った動機…というか人としての感情を壊したのは父親のDVが原因であって、母親である冴島の、教師としての虚実入り交じった逸脱行為は影響していなかった訳だから、何故あの様な設定にしたのかも納得が行かなかった。 このドラマの良かった点は、頭の良い子しか居ない高校3年生のクラスで、意図を持ってやって来た御上が様々な問題に付いて投げ掛けると、最初は戸惑いを隠せなくても直ぐに呼応出来て、それぞれが自分で考えて答えを出そう、答えを出せない事でも投げ出さずに考え続けようという御上の言葉を彼らは理解し、行動に移せる事を描いた点。 そこに希望が持てた事かな。 脚本=詩森ろば 脚本協力=畠山隼一、岡田真理 演出=宮崎陽平
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「ホットスポット」全10話終了。
【この町を救う】未来人である村上から、市の再開発でレイクホテル浅ノ湖が無くなると聞いてからの、清美達の阻止活動に対する結束力の高まり、その原動力が、宇宙人ハーフ高橋の治癒には絶対に必要なホテルの温泉は死守しなければならない…、というのが何かほっこりして良かったね。
高橋から「特別ね」と許可を貰い、どんどん増えて行く“高橋は宇宙人”を知る清美の仲間達(笑)
性格に難有りでボッチの高橋だったけど、清美達と持ちつ持たれつの関係を続ける内に、どんどん友達の輪が広がって行くのが面白かった。
凪の様な7話迄を受けたラスト3話は、怒涛の盛り上がりを見せて楽しかった。
脚本=バカリズム 演出=水野格
「119エマージェンシーコール」9話迄終了。
【土砂崩れ発生!迫る人生の決断の時】姉の119コールを妹の粕原が偶然受けたエピソードを放送したばかりなのに、今度は兼下がピンチの息子の119コールを偶然受けて、記憶している携帯番号で直ぐに気付く所迄同じエピソードを持って来た点にシラケる。発想の貧困化。別の脚本家だけど、Pが指摘して設定の変更を指示すべきだったのでは?土砂崩れの映像は指令センターモニターの遠方映像の土煙だけ。後は現場の目撃者達を演じる声優の通報だけで表現という苦肉の策に失笑。
脚本=小柳啓伍 演出=丸谷俊平
【2025冬ドラマ】
「秘密~THE TOP SECRET」8話迄終了。
【娘の命か国交か?外務大臣へ執念の復讐】
第7話との前後編で描かれた、国交の無い国に集団拉致された日本人の救出を、政府が政治判断で断念した事で娘の命を奪われた両親が、当時の担当局長で現在の外務大臣(生瀬勝久)に、20年の時を経て彼の娘を誘拐し、大臣の政治的判断を要する状況に追い込んで弄び、最終的には犯人(伊武雅刀)を殺して脳をMRIに掛けなければ娘の居場所が分からない状況にして、犯人は癌で余命幾ばくも無いのに、娘の命のタイムリミットが有るので、大臣は犯人を殺してしまうという、そこ迄をセットにした執念の復讐で、それだけでも壮絶だけど上手く組み立てられたストーリーだなと思っていたのだが…。
何と殺人迄犯して救出した娘とは血の繋がりが無く、犯人が娘に仕立てて囮として国交の無い国の船に乗せていた女性で、娘とは別人と分かった瞬間、大臣が救出を中止した女性こそ、大臣が知らない内に相手の女性が産んでいた実子だったという、犯人はそれも知っていて、二重の苦しみを与えていたという事実が明かされ、これは凄い話だなと。
人命最優先の青木の無鉄砲さを、薪がフォローしたからこそ助けられた大臣の実娘。身勝手な大臣を、薪が忖度無しにぶった斬るシーンが有ってスッキリした。
原作者、凄いね。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=宝来忠昭
- << 129 【2025冬ドラマ】 「秘密~THE TOP SECRET」全11話終了。 【それは、正義か罪か?秘密の正体と、浮かび上がる衝撃の真実】 原作ファンには割と好評だったみたいだけど、知らない私から言わせて貰えば、面白さは有るけど凄く分かり難いドラマだった。 薪が犯罪者に投げつける辛辣な言葉の数々は、観ていてスカッとするけど、大学からの友人で仕事仲間の雪子に迄、いくら正論とはいえ、これでもかという位に厳しい言葉を投げ付けるのにはびっくりした(普通の人はもう少しセーブするよね。あの言い方!)。 薪が常に鼻の穴を膨らませて怒っているのは、仲間を危険に晒したくないからというのは分かるのだが、ちょっと上滑りしている様にも見えた。 まあでもドラマとして難しい題材にチャレンジした割には健闘した方なのかな。 私自身は名優二人が四つに組んだ第8話が、話としても分かり易かったし、ドラマとしても一番面白く仕上がっていたと思う。 脚本=佐藤嗣麻子 演出=根本和政
【2025冬ドラマ】
「まどか26歳、研修医やってます!」全10話終了。
【決断の時!人生をかけてやりたいこと】
2年間の研修ローテーションが終わり、まどかは角田部長の仕切る泌尿器科で専攻医となる道を選んだ。その直前迄は手術の出来る外科にしようかとも悩んでいたが、泌尿器科は患者のヒヤリングから始まり、内科的治療にするか外科的治療にするかを決断し、そのどちらの場合も泌尿器科医が担当し、治療が終わる迄一貫して自分が診る事が出来る、まどかの好きな会話で患者を診る事も、手術で患者を治す事も両方出来る科というのが決め手となった様だ。
泌尿器科がそういう性質の科なのだというのは知らなかったから勉強になったし、なるほど全話を通して観て来たまどかには、一番合っている科なのかなと思えた。
初回のドタバタタッチからは、ここまできちんとした医療物になるとは想像も出来なかったので、即切りせずに観続けて良かったなと。
フラッシュモブとか、菅野の離島医兼任(週2で通える島ってそれは離島とは言わないだろw)とか、角田のステージ1癌とか、それ要る?というエピソードも有ったけど、総体としては真摯な作りで、この病院なら診て貰いたいと思わせる様な良いドラマだった。
脚本=前川洋一 脚本協力=村野玲子、原野吉弘、松井香奈、船橋勧 演出=井村太一
>> 116
【2025冬ドラマ】
「日本一の最低男」10話迄終了。
【過酷な既得権益との闘い!暴かれる過去の疑惑!】
1〜3、5話のみが政…
【2025冬ドラマ】
「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」全11話終了。
【みんなが一番好きな自分でいられる世界】
サブタイトルは一平が生徒会長に立候補した時のスローガン(世界の部分が学校)で、今回、一平と裏で共闘し、一平から俺が悪役に回るからお前も区長に立候補し、組織票と戦えと言われた真壁が、そのスローガンとして堂々とパクって掲げたもの。
お互いをすっかり理解し合えた野上が司令塔となり、一平がどう振る舞えば選挙民から嫌われ、あいつだけは当選させたくないから投票に行こうと、“逆張り”で投票率を上げる事が出来るのかを指南。
まともな事を分かりやすい言葉で語り掛ける真壁に対し、先鋭化した一平は槍の様な言葉を聴衆や真壁に投げ付ける。そしてSNSで大森一平は最低という言葉をどんどん投げ付けられる。ここでずっと謎だったタイトル回収。
一平に助けられた事のある町の人や、それを毎週観ていた視聴者は、一平は良い人って分かっているけど、表面的な事しか知らない連中から見たら最低にしか見えないし、その印象のみをどんどん発信してしまうから、直ぐに日本一の最低男というレッテルを貼られてしまう、そういう戦略なら踊らせる事も出来てしまうというSNSの危うさも伝えたかったのかなと。
凄く良いドラマだったな。
脚本=蛭田直美、大石哲也(←蛭田さんの師匠が助っ人参加したそうです) 演出=及川拓郎
>> 117
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「クジャクのダンス、誰が見た?」8話迄終了。
【揺るがない親子愛の果て-信念が導く場所】鳴川が…
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」9話迄終了。
【最終章・前編~真犯人の告白!サヨナラ私が走った旅路の最果て】このサブタイトルの真犯人とは、染田(殺人教唆)と阿波山夫妻を殺したと自首した鳴川の事で、東賀山事件の真犯人はまだ伏せたまま。視聴率欲しさの紛らわしいタイトルを付けるな!
まず疑問なんだけど、春生は何で東賀山事件の担当弁護士の名前は書いて、担当検事の事は書き残さなかったのか、また松風も冤罪かもという事件なのに、何で検事の事は調べなかったのか。鳴川が養子で名前を変えようが、当時の検事が誰で離任後は何をしているのか位、調べれば直ぐに分かるのでは?この辺の設定は甘いな。
あと、鳴川の動機がなあ…。後から冤罪らしいと知らされても頬かむりをしたのは、娘に検事としての後ろ姿を見せ続けたかったから、春生が調べ始めていると知って色々画策し、遂には殺人迄犯したのは、娘のキャリアを傷付けたくなかったからって、動機が弱くないか?
心麦は、林川安成と京子の間に出来た不倫の子で林川が引き取った。そりゃあ安成の妻の里子は精神不安定にもなるわな。力郎が目撃した事が本当なら、安成と歌を抱いた京子が邸宅に入る前に、既に大きな物音がして事は起きていたっぽいから、京子が全員殺した犯人説は違うのでは?
脚本=金沢知樹、長花枝薪 演出=青山貴洋
- << 127 【2025冬ドラマ】 「クジャクのダンス、誰が見た?」全10話終了。 【辿り着いた真実〜父を信じた娘が起こす愛の奇跡】←サブタイトルがずっと微妙でセンス無し! ラーメン屋の染田の人生、証言が二転三転してしまった背景が分かった4話迄は面白くて、ワクワクしながら観ていたのだけど、唐突に松風の父が登場した5話辺りから、登場人物を広げ過ぎじゃないかと思い始め、鳴川の登場で苛々が募り、そんな人物が娘の為に罪を犯した、俺は何処で道を間違えたのか…とか独白しても、何の感慨も抱けなかったし、はっきり言ってあの父娘の関係に時間を費やすより、東賀山事件のキーマンだった京子の背景をもっと描いて、何故あの様な人生の選択をしたのかを、もう少し理解出来る様にして欲しかった。西田尚美さんは芝居が上手い人だけど、京子の人間像があやふやなままでのいきなりの裁判シーンで、心麦に土下座をしながら慟哭の謝罪をしても心に響いて来ず、西田尚美さんが気の毒だった。 夫が京子との間に作った子供を世間体の為に林川夫妻の籍に入れ、その後離婚して家を出てくれと言われたら、それは妻は精神的におかしくもなるわな。妻が歌以外の4人を殺してしまったから、世間体の為に妻を殺し林川は首吊り自殺をして、一家殺人を装った、この設定自体は分からないでも無いけど。 心麦と松風の描き方は良かった。 脚本=金沢知樹、長花枝薪 演出=田中健太
【2025春ドラマ①】
(月曜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
月〜木
「続・続・最後から二番目の恋」無し/岡田惠和/楢木野礼/小泉今日子、中井貴一 ◯
「あなたを奪ったその日から」無し/池田奈津子/松木創/北川景子 △
★「夫よ、死んでくれないか」小説/的場友見/佐藤竜憲/安達祐実、相武紗季、磯山さやか △
「天久鷹央の推理カルテ」無し/浜田秀哉/木村ひさし/橋本環奈 △
「人事の人見」無し/冨坂友/河野圭太/松田元太 △
「しあわせは食べて寝て待て」漫画/桑原亮子/中野亮平/桜井ユキ ◯
「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」小説/青塚美穂/竹村謙太郎/多部未華子 ◯
★「三人夫婦」無し/我人祥太/熊坂出/浅香航大 △
★「あやしいパートナー」韓ドラ/政池洋佑/安川有果/八木勇征、齊藤京子 △
「恋は闇」無し/渡邉真子/小室直子/志尊淳、岸井ゆきの △
「Dr.アシュラ」漫画/市東さやか/松山博昭/松本若菜 △
「PJ~航空救難団~」無し/高橋泉/平川雄一朗/内野聖陽 ◯
「波うららかに、めおと日和」漫画/泉澤陽子/平野眞/芳根京子 ◯
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
②に続く
【2025春ドラマ②】
(木曜深夜から曜日順)タイトル/原作/脚本/演出/主演/※脚本演出は複数の場合メインのみ記載
○多分全話観る △初回を観て判断 ※最初から観ないと決めた作品は省略
木深夜〜日
★「トウキョウホリデイ」無し/上村奈帆/上村奈帆/ガルフ・カナーウット、瀧本美織 △
★「MURDERその事件、ワタシが犯人です」無し/伊達さん/頃安祐良/五百城茉央 △
「失踪人捜索班 消えた真実」無し/小峯裕之/池澤辰也/町田啓太 △
「イグナイト-法の無法者-」OP/畑中翔太/原廣利/間宮祥太朗 △
★「魔物」OP/関えり香/チン・ヒョク/麻生久美子 △
「なんで私が神説教」無し/オークラ/内田秀実/広瀬アリス △
★「ムサシノ輪舞曲」漫画/清水友佳子/本橋圭太/正門良規、高梨臨 △
「キャスター」無し/槌谷健/加藤亜季子/阿部寛 ◯
「いつか、ヒーロー」無し/林宏司/アベラヒデノブ/桐谷健太 ◯
★印は23時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より)
※原作のOPとは原案有りの事
>> 117
【2025冬ドラマ】〚ポイント感想〛
「クジャクのダンス、誰が見た?」8話迄終了。
【揺るがない親子愛の果て-信念が導く場所】鳴川が…
【2025冬ドラマ】
「御上先生」全10話終了。
【Puppets Can't Control You】
教育行政が問題だらけだから、いつまで経っても過労死や若者の自死が減らない。だから御上は学校という教育現場から、槙野は学校教育を司る文科省の現場から、それぞれ問題点を洗い出し改革をして行こうというのが、部下を過労死で亡くした槙野と兄を自死で亡くした御上の志だった訳だけど、最初に手を付けたのが、政治家と文科省官僚と高偏差値私立高校理事長が組んだ、裏口入学錬金術の証拠を掴み世間に晒してこの悪事を止める事…というのが、何かピンと来なかったな。
あと結弦の殺人に至った動機…というか人としての感情を壊したのは父親のDVが原因であって、母親である冴島の、教師としての虚実入り交じった逸脱行為は影響していなかった訳だから、何故あの様な設定にしたのかも納得が行かなかった。
このドラマの良かった点は、頭の良い子しか居ない高校3年生のクラスで、意図を持ってやって来た御上が様々な問題に付いて投げ掛けると、最初は戸惑いを隠せなくても直ぐに呼応出来て、それぞれが自分で考えて答えを出そう、答えを出せない事でも投げ出さずに考え続けようという御上の言葉を彼らは理解し、行動に移せる事を描いた点。
そこに希望が持てた事かな。
脚本=詩森ろば 脚本協力=畠山隼一、岡田真理 演出=宮崎陽平
>> 122
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」9話迄終了。
【最終章・前編~真犯人の告白!サヨナラ私が走った旅路の最果て…
【2025冬ドラマ】
「クジャクのダンス、誰が見た?」全10話終了。
【辿り着いた真実〜父を信じた娘が起こす愛の奇跡】←サブタイトルがずっと微妙でセンス無し!
ラーメン屋の染田の人生、証言が二転三転してしまった背景が分かった4話迄は面白くて、ワクワクしながら観ていたのだけど、唐突に松風の父が登場した5話辺りから、登場人物を広げ過ぎじゃないかと思い始め、鳴川の登場で苛々が募り、そんな人物が娘の為に罪を犯した、俺は何処で道を間違えたのか…とか独白しても、何の感慨も抱けなかったし、はっきり言ってあの父娘の関係に時間を費やすより、東賀山事件のキーマンだった京子の背景をもっと描いて、何故あの様な人生の選択をしたのかを、もう少し理解出来る様にして欲しかった。西田尚美さんは芝居が上手い人だけど、京子の人間像があやふやなままでのいきなりの裁判シーンで、心麦に土下座をしながら慟哭の謝罪をしても心に響いて来ず、西田尚美さんが気の毒だった。
夫が京子との間に作った子供を世間体の為に林川夫妻の籍に入れ、その後離婚して家を出てくれと言われたら、それは妻は精神的におかしくもなるわな。妻が歌以外の4人を殺してしまったから、世間体の為に妻を殺し林川は首吊り自殺をして、一家殺人を装った、この設定自体は分からないでも無いけど。
心麦と松風の描き方は良かった。
脚本=金沢知樹、長花枝薪 演出=田中健太
【2025冬ドラマ】
「相続探偵」全10話終了。
【遺言書が導く未来】初回は赤楚くんが演じる灰江のキャラが板に付いてなくて、大丈夫なのかなと思ったのだが、私が慣れたというよりはキャラの描き方が変遷し(笑)、無理なく演じている様に見え始めたので継続視聴出来た。
実父の地鶏が継父の仇で、権力を持つ地鶏(だけど漂う小物感)を倒す為に、敵キャラだった羽毛田と共闘するという胸熱展開。羽毛田を演じた三浦貴大が本当に上手くて、陳腐な設定が胸熱になったのは彼のおかげと言っても過言では無い。
灰江のキャラが一番活きて、話としても面白かったのは“京都老舗和菓子屋の変”だった。
脚本=西荻弓絵 演出=菅原伸太郎
「119エマージェンシーコール」全11話終了。
【不条理と希望、声がつないだ救命の循環】不条理の部分の犯罪者の動機とか心理がよく分からず消化不良だったけど、救命の循環の部分は、これ迄の話の中で119コールをして来て、管制員の指示で救命出来たり、躊躇して救命措置が出来なかったりした人が、今度は自分が他人の為に積極的に救命活動をしている事が、コールを通じて管制員に伝わるという展開で、ご都合主義ではあるけど、真面目ベースのこのドラマには相応しい締めで良かったと思う。
出演者は悪く無いのに、フジのドラマ史上、最も不運なドラマになってしまい気の毒だった。
脚本=橋本夏 演出=水田英成
>> 119
【2025冬ドラマ】
「秘密~THE TOP SECRET」8話迄終了。
【娘の命か国交か?外務大臣へ執念の復讐】
第7話との…
【2025冬ドラマ】
「秘密~THE TOP SECRET」全11話終了。
【それは、正義か罪か?秘密の正体と、浮かび上がる衝撃の真実】
原作ファンには割と好評だったみたいだけど、知らない私から言わせて貰えば、面白さは有るけど凄く分かり難いドラマだった。
薪が犯罪者に投げつける辛辣な言葉の数々は、観ていてスカッとするけど、大学からの友人で仕事仲間の雪子に迄、いくら正論とはいえ、これでもかという位に厳しい言葉を投げ付けるのにはびっくりした(普通の人はもう少しセーブするよね。あの言い方!)。
薪が常に鼻の穴を膨らませて怒っているのは、仲間を危険に晒したくないからというのは分かるのだが、ちょっと上滑りしている様にも見えた。
まあでもドラマとして難しい題材にチャレンジした割には健闘した方なのかな。
私自身は名優二人が四つに組んだ第8話が、話としても分かり易かったし、ドラマとしても一番面白く仕上がっていたと思う。
脚本=佐藤嗣麻子 演出=根本和政
「2025冬ドラマのまとめ①」
1位「御上先生」(TBS)
父親のDVが要因でメンタルを壊した結弦の事件は、このドラマには入れ込まない方が、内容が教育再生というテーマにより集約されて分かり易くなった様な気がする。偏差値が高い子達がとことん考え抜くドラマというのは無かったから、そこは面白かった。
2位「東京サラダボウル」(NHK)
主人公の緑髪と多種のゲテモノ食いでスタートした初回が、私は生理的に駄目で、危うく離脱する所だった。主人公の個性が分かり始める、即ち私の許容範囲が広がる2話目以降はゲテモノ食いが殆ど無くなって、これって逆じゃないのと、そこだけが残念だったが、人が再生して行く話としても良く出来ていたなと思う。
3位「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS)
4話迄は良く出来ていてワクワクしたけど、そこからは少し間延びし始め、ラスト2話、特にラストはグダグダになってしまい残念だった。どんな着地になるのか楽しみだったのだけど。
【他にハマったドラマ】
「ホットスポット」(日テレ)
「日本一の最低男」(フジテレビ)
「晩餐ブルース」(テレ東)
【今期の演技MIP】
「ホットスポット」で宇宙人と日本人のハーフを演じた角田晃広。少し面倒くさいけど、あんな宇宙人なら近くに居てもいいなと思わせてくれて、大成功のキャスティングだった。
※放送局は私が関東地区で視聴した局名を記載
「2025冬ドラマのまとめ②」1位〜3位以外のドラマの一言感想
「119エマージェンシーコール」(フジ)
マジメベースで作られていた点は好感が持てた。一部の声優の演技が浮いていたのは残念だった。
「秘密」(フジ/カンテレ制作)
設定が分かり難くくて理解が追い付かない部分が多々有り、それが残念だった。
「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS)
ドタバタを強調した初回からは想像出来ないマジメベースドラマになり、好感は持てたけど、離島赴任とか恋愛要素とか要らない事も盛り込まれたので、そこは残念だった。
「プライベートバンカー」(テレ朝)
夏木マリが居たから何とかサマになってはいたけど、期待していただけに何でこうなった感が強くなってしまった。
「日本一の最低男」(フジ)
これは最初から蛭田直美が書いていたらなと、そこが凄く残念。
「法廷のドラゴン」(テレ東)
将棋という建付けに慣れたら結構面白く観られた。登場人物が皆ほんわかしていて癒やされた。
「相続探偵」(日テレ)
初回の主人公の変人ぶりが全然板に付いていなくて、あれは演出ミスなのではと今でも思っている。三浦貴大の怪演が光った。
「フォレスト」(テレ朝/ABC制作)
整合性に欠ける部分が多かったけど、ツッコミながら観るには面白いドラマだった。
>> 131
「2025冬ドラマのまとめ②の続き」1位〜3位以外のドラマの一言感想
「ホットスポット」(日テレ)
“宇宙人と日本人のハーフの高橋”像を作り上げ、角田晃広をキャスティングした時点で、このドラマが面白くなるのは約束されていた…と言ったら言い過ぎだろうか。その高橋を主役にしなかったのも面白くなった要因の一つだと思う。
「アリスさんちの囲炉裏端」(TVK/BS-TBS)
原作漫画がそうなのかもしれないけど、主人公と高1少年の年の差恋愛は観たくなかった。
「晩餐ブルース」(テレ東)
飯テロドラマだと思って観たら、仕事関係・人間関係の悩みや、都会の一人暮らしの男の生活がリアルタッチで描かれていて、心を鷲掴みにされた。
「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(テレ東)
途中迄はそこそこ面白かったのだけど、グロさが前に出て来てからは引いてしまった。ラストの紀香の舞台芝居でドッチラケ。
「トーキョーカモフラージュアワー」(テレ朝/ABC)
ヒコロヒー初脚本を謳うなら、全話一人で書かせて欲しかった。富安美尋の書いた本と会話のタッチが違うので戸惑った。
※冬ドラマは計16本を全話視聴した。
初回を視聴したドラマは22本で、その内、途中離脱はGP帯が3本、深夜帯が3本だった。
※()内の局名2つは、(視聴局/制作局)を表示
【2025春ドラマ】※溜めてしまったので簡単な印象のみで
「しあわせは食べて寝て待て」水凪トリの漫画原作/桜井ユキ主演/NHK・ドラマ10/45分枠
膠原病を患い、人生設計が全て狂ってしまった主人公の麦巻さとこが、引っ越した先の団地で、大家さんとその家の居候の青年から薬膳や体に良い物を食べる生活を教わり、体が満たされれば心も満たされる事を実感した事から、自分の生活に取り入れて行こうとする話。今のさとこの周囲の人達は皆良い人達ばかりで、観ていてホッとする。
体に良い料理も美味しそう!
脚本=桑原亮子①② 演出=中野亮平①②
「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」朱野帰子の小説原作/多部未華子主演/TBS・火曜ドラマ/60分枠
専業主婦を選んだ主人公の村上詩穂が、出会ったワーママ友・育休パパ友から、一度は絶滅危惧種と陰口を叩かれ、この低成長時代に贅沢だと面と向かって言われたりしたものの、ピンチに頼られ助けてあげた事で、新たな人間関係が作られて行く、そんな話になって行くのかな?波風は勿論有るのだろうが。
家事も仕事。俺の給料は二人で稼いでいる様な物by詩穂の旦那。分かってるね。
脚本=青塚美穂①大塚祐希② 演出=竹村謙太郎①②
【2025春ドラマ】※溜めてしまったので簡単な印象のみで
「トウキョウホリデイ」オリジナル/ガルフ・カナーウット、瀧本美織W主演/TX・木ドラ24/30分枠
脚本演出共にテンポが悪く、雰囲気がウエット過ぎ。ローマの休日的な物を作りたいのなら、もっと軽快な作りにしないと。次も同じ感じなら離脱する。
脚本、演出=上村奈帆
「いつか、ヒーロー」オリジナル/桐谷健太主演/EX(ABC)・日10ドラマ/54分枠
主人公の赤山誠司が、暴行による脳ヘルニアの20年に渡る眠りから覚め、意識も戻り、懸命なリハビリの末に病院から逃亡、前職の養護施設に行くが跡形も無く、へたり込んでいる所に当時の教え子がやって来る。タイムカプセルを開ける日だったのだ。
まだ謎だらけだけど、桐谷健太の怪演に引きつけられて、最後迄一気に観る事が出来た。久し振りの林宏司、昔の勢いを取り戻せるのか気になる。
脚本=林宏司 演出=アベラヒデノブ
「夫よ、死んでくれないか」丸山正樹の小説原作/安達祐実、相武紗季、磯山さやかトリプル主演/TX・ドラマプレミア23/49分枠
この女友達3人は、過去に誰かを殺して埋めたりしてるの?
よりによって3人共クズ夫と結婚していてお悩み中。暗過ぎて気が滅入るので離脱かなと思ったけど、磯山さやかが夫の塚本高史に逆襲するみたいなので、そこは観てみたいなと。
脚本=的場友見 演出=佐藤竜憲
【2025春ドラマ】※溜めてしまったので簡単な印象のみで
「三人夫婦」成瀬都香原案/浅香航大主演/TBS・ドラマストリーム/30分枠
30分物の初回なので仕方ない部分も有るが、もう少し惹きつける何かが欲しかったな。設定は奇抜なのにごく普通の感じの立ち上がりで肩透かしを食らった印象。ひたすら女々しかった浅香航大が、次回は立ち直るみたいなので様子見してみる。
脚本=我人祥太 演出=熊坂出
「なんで私が神説教」オリジナル/広瀬アリス主演/日テレ・土ドラ9/54分枠
オークラ脚本のドラマって相性が悪くて、ほぼほぼ最初の方で離脱していたのだけど、これはアリスの演じる麗美静が、2年間のニート生活からイヤイヤ私立高校の教師になって、やる気はゼロなのに生徒の理不尽な要求には絶対に屈せず、こう言われたらこう返すみたいに理詰めでねじ伏せる。その時の言葉が若い子にも分かり易い喋り言葉を使っている所が一番良かった。
自分を抑えてイヤイヤ教師をやっているので、その分演技中のモノローグが多く、それが結構煩わしい。これも様子見だな。
脚本=オークラ 演出=内田秀実
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以下初回のみで視聴離脱した。
「MADDER その事件、ワタシが犯人です」←特に続きを観たいとは思わなかった。
「失踪人捜索班 消えた真実」←いくらなんでも諸々の設定が甘過ぎ。なのに真面目に演技をされてもねえ。
【2025春ドラマ】※溜めてしまったので簡単な印象のみで
「キャスター」オリジナル/阿部寛主演/TBS・日曜劇場/54分枠(初回25分拡大)
テンポが良かったからなのか25分拡大でも気にならず、普通に面白かった。
まあ、看板報道番組の総合演出にしては永野芽郁は若過ぎとか、リハをしていたのだから本番当日だと思うのだが、それにしてはメインキャスターと総合演出担当が、あんなに外を飛び回っていて大丈夫なのかとか、永野芽郁は阿部寛を、金に転んでスクープの真実を捻じ曲げたと非難して、上に言って問題にする、表に出す、なら分かるけど、何で「貴方より大きなスクープを必ず取ってみせます!」になるのかとか、突っ込みたい所は有ったけど、全体として捉えた面白さの方が勝っていたから、掴みはOKという事で。
脚本=槌谷健、及川真実、谷碧仁、北浦勝大 演出=加藤亜季子
「続・続・最後から二番目の恋」オリジナル/小泉今日子、中井貴一W主演/CX・月9/54分枠(初回15分拡大)
安定の面白さ。振り返りとか説明台詞とかは一切無しで、それぞれの仕事や日常生活での会話、そして主人公二人が会った時の独特のリズムの会話等が淡々と描かれていて、これが初見の人は大丈夫かなとチラッとは思ったが、日常のリアルな会話の積み重ねで魅せるドラマだから、多分初見でも面白かった筈と思いたい。
脚本=岡田惠和 演出=楢木野礼
【2025春ドラマ】※溜めてしまったので簡単な印象のみで
「恋は闇」オリジナル/志尊淳、岸井ゆきのW主演/NTV・水曜ドラマ/60分枠
「あな番」「真犯人フラグ」と同じP二人が作っているけど、今作は秋元康が関与していないので、そこは高ポイント。
一番印象に残ったのはフードを被った時の志尊淳の際立つ美しさ。あれを観ると多重人格とかやはり犯人なのかなとか疑ってしまうのだが、どっちに振るのかな。万琴の“態々漢数字使用の名前”とか、このチームのあざとさ全開だわ。志尊くんを観てゾクゾクしたのは初めてなので、取り敢えず継続視聴決定で。
脚本=渡邉真子 演出=小室直子
「イグナイト-法の無法者-」畑中翔太企画/間宮祥太朗主演/TBS・金曜ドラマ/54分枠
待ってるだけでは稼げない、裁判を起こさせる様に焚き付ける、それが法律事務所代表の仲村トオルのやり方。そこに多分目的が有って採用された“やる気元気宇崎”新人弁護士。ターゲットを落とす迄の強引な空回りには辟易したけど、裁判に漕ぎ着けてからはまあまあ面白かった。刑事のりょうが仲村トオルに情報を提供し、他事務所のミッチー弁護士とも裏で手を組み、勝てる裁判で荒稼ぎをするという仕組みなのかな。主人公の父親運転のバス事故(相続探偵と類似)の真相解明が主目的で、宇崎は知らずに取り込まれたって感じかな。
脚本=畑中翔太 演出=原廣利
【2025春ドラマ】※溜めてしまったので簡単な印象のみで
「魔物」シン・ウニョン原案/麻生久美子主演/EX・金曜ナイトドラマ/60分枠
テレ朝と韓国の制作会社SLLの共同制作ドラマ。とはいえ脚本、俳優は日本人なので、そこ迄韓ドラ味は強くないかな。初回の演出は韓国人なので、トーンとか画角とかに違いは感じたけど。
今度こそ塩野くんにハマりそうな役柄なので、この先あまり韓ドラ的なドロドロにはして欲しくないかな、観るのが辛くなるので。※ホースに駆け寄って向きを変えた方が絶対速いのに、態々傘(何処に有った?)を開いて水のシャワーから彼女を守る無駄な美学が韓ドラっぽくて苦笑。
脚本=関えり香 演出=チン・ヒョク
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以下、視聴離脱した。
「Dr.アシュラ」←救命なのに重症患者は受け入れない、この方針を守らないならクビと言われても、なおあの変な病院に居続ける主人公の思考が理解出来ない。硬直した台詞にどうでもいい新病院構想、お決まりのギャーギャーうるさい研修医、もういいやとしか…。
「三人夫婦」←誰のキャラにも共感出来ない。もっとコメディーに寄せた方がマシになったのかも。
「ムサシノ輪舞」←正門くんに主演は早過ぎじゃない?ただそこに居るだけで、演技から何の魅力も感じない。まあSTARTO社の共同制作枠だから、配役が不満なら観るなって事よね。
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「いつかヒーロー」第2話。
宮世くんの役は死神なのか、実存して北村有起哉(又は別人)に雇われているのか、どっち?でんでんも本当に信じていいのかな。今回は泉澤くんの涙の演技にやられた。本当に上手いな彼は。あと、やっぱり桐谷健太の引きの強さには抗えない(笑)
脚本=林宏司 演出=アベラヒデノブ
「夫よ、死んでくれないか」第2話。
磯山さやか、塚本高史夫婦の立場が逆転して笑えるので、少し観やすくなった。相武紗季の不倫相手は別の男で、安達祐実は誰かにハメられてるのでは?次回、暴れる高橋光臣が楽しみ。
脚本=的場友見 演出=佐藤竜憲
「対岸の家事」第3話。
夫が出張や残業だらけで、親は両家共遠方住み。それで保育園児二人が居てテレワークは無し?って、絶対無理だわ。頑張れているワーママは親族が手助けをしてる。
礼子の夫と上司、出て来いやあ!
脚本=青塚美穂 演出=竹村謙太郎
「しあわせは食べて寝て待て」第3話。
さとこが自分を陥れた後輩を、安易に許さなかったのが良かった。自分はモヤモヤして相手がスッキリするだけだからと。確かにそう。“ここに引っ越して来てから、自分が死んだらなんて考えなくなったな”
体に良い食は心にも効き目が十分って事ね。
脚本=桑原亮子 演出=田中健二
【2025春ドラマ】※溜めてしまったので簡単な印象のみで
「あなたを奪ったその日から」水野綾子企画/北川景子主演/CX・月10/54分枠
甲殻類アレルギーの娘が食べたコーンピザには、本当にエビが混入していたのか?警察も証拠固めが出来なかったから、検察は不起訴の判断をしたのだろう。この部分が曖昧なので、食品会社社長の大森南朋も記者会見で割りと強気な発言をし、娘は食品会社に殺されたと思っている母親の北川景子は、社長に対する怒りが倍増、復讐する為だけに辛うじて生きている…という事がずっと正攻法で描かれるので、怖いし辛いし暗いし救いが無い。
でも偶然だけど社長の3歳の娘を誘拐した形となり、殺せなかった主人公はそのまま育てる事になりそうなので、もう少し様子見をしようと思う。
脚本=池田奈津子 演出=松木創
「天久鷹央の推理カルテ」知念実希人の小説原作/橋本環奈主演/EX・火曜ドラマ/54分枠
主演のパワハライメージを逆手に取ったみたいにお前口調がハマっていてwあの報道が無かったらあんな台詞回し、ハシカンには完全なミスマッチで痛々しさが先に立っただろうから、世の中何が幸いするか分からないな。木村ひさしのコケ芸リピ演出も、特殊設定の主人公だから気にならなかったし。脚本が浜田さんだから観たのだけど、やはりドラマは脚本家の腕次第を痛感。次も観てみようと思えた。
脚本=浜田秀哉 演出=木村ひさし
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「なんで私が神説教」第2話。
10クラス迄有るのは経営が傾いた時に、誰でも入れる様な学校に変えたから。だから精神年齢が低そうな子が多いのね。前期に優秀な子ばかりが揃うとどうなるのかを観たばかりだから、落差が激しくてw
「憎しみっていうのは過去にしか無いの。その憎しみに囚われたら前には進めない」←まあ一理は有るけど神説教と迄は言えないな。
脚本=オークラ 演出=内田秀実
「キャスター」第2話。
今回は翔平の金を盗んで賭博に注ぎ込んだ一平事件がベース、次回はSTAP細胞はあります!騒動がベースと、“引き重視”の発想が安易で、初回に感じた熱量がグッと下がってしまった。それに何?あの国際大会のバレーボール試合映像の緩さw日曜劇場が泣くわ。進藤を中心にコソコソ動いて、生放送本番で他のスタッフを出し抜いて、してやったり顔をされてもなあ。
グループ執筆でも、「アンチヒーロー」とは雲泥の差だな。
脚本=及川真実、槌谷健、谷碧仁、協力=北浦勝大 演出=加藤亜季子
「夫よ、死んでくれないか」第3話。
今回のハイライトは結菜ちゃんの、パパが優しくなったのは「ママ達にグルグルされたから?」←あの日、娘は目撃してた! 塚本高史パパの目付きが徐々に変わり←上手かったねえこの芝居、記憶が戻った!?主人公3人共ピンチの次回も面白そう。
脚本=的場友見 演出=進藤丈広
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「しあわせは食べて寝て待て」第4話。
青葉が言った“ネガティブケイパビリティ”=“出来ない自分を認められる能力”という思考。
さとこが辛くて「死にたい」と口に出してしまった後に「な〜んてうそだけどね」と付け加えていた事。
どちらも自己コントロールよね。それが出来る内はまだ大丈夫って事か。
あのとろろ定食、美味しそうでお高そうだったけど、誘った青葉が奢ってくれたのかが気になる。←そこか〜い
脚本=桑原亮子 演出=田中健二
「対岸の家事」第4話。
今回は持てる者と持たざる者の対比と、本来なら無用な筈の嫉妬や反発の感情が湧いてしまうのは何故なのか、“悪気は無かった”は万能の免罪符なのか…等が描かれた。
実家に帰りたくても両親を亡くして帰れない虎朗は、実家が有るのに父親と縁を切って帰らない詩穂が理解出来ない。
「みんな自分が持ってない物の話になると、冷静じゃなくなるんだよ」虎朗の言葉が核心を突いてたな。
脚本=青塚美穂 演出=坂口卓哉
「恋は闇」第2話。
未解決連続殺人事件の遺族の顔出しインタビューが、アイドルの略奪婚ニュースに弾き飛ばされた。情報番組はそうなるだろうけど、何で報道番組に使わせないの?TV局ってよく使い回ししてるじゃない。設楽の記事はネットで出せるって。今回は酷いご都合主義に萎えた。
脚本=渡邉真子 演出=小室直子
【2025春ドラマ】※簡単な印象のみで
「PJ〜航空救難団〜」オリジナル/内野聖陽主演/EX・木曜ドラマ/54分枠・初回6分拡大
暑苦しくなるのは想像してたけど、コメディ要素も散りばめて、内野聖陽演じる宇佐美主任教官を、厳しいだけの孤高な男にはしなかったのが観易くて良かった。別れた妻と暮らしている娘が電話で敬語で話すと、宇佐美まで敬語になってしまう姿に人間味が感じられてほっこりした。
主要な訓練生は1話で1人ずつ取り上げるのかな?今回は神尾楓珠。子供時代の父親の死に責任を感じ、救助名目なら死んでも本望(寧ろそれで死んで楽になりたい)という彼の本心を見抜き、自分と訓練で勝負させ、ボロボロになった彼を抱き締め、「お前はお前を許してやってくれ」うーんカッコいい!
脚本=髙橋泉 演出=平川雄一朗
「波うららかに、めおと日和」西香はちの漫画原作/芳根京子主演/CX・木曜劇場/54分枠・初回15分拡大
昭和11年が舞台の、海軍中尉・江端瀧昌と会社社長の三女・なつ美の新婚ラブコメ。時代背景の説明をナレではなく活動弁士にさせる演出に戸惑い、キョドるなつ美の姿が前期のまどかに重なったりしたけど、ドラマに入り込めた途中からは、気にならなくなった。
↑暑苦しいドラマの後は、ニヤニヤしながら楽しめそうなドラマで、他局間なのにまあ並びの良い事(笑)
脚本=泉澤陽子 演出=平野眞
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「イグナイト-法の無法者-」第2話。
“やる気元気宇崎”の正義感と空回りは相変わらずだけど、初回よりは今回の方が観易かった。脚本家が代わったからなのか、設定に慣れたからなのかは、正直よく分からないが、今回位のやり方、流れだったら視聴を続けても良いかなと。
裁判でラグビー部員が医療用麻薬の中毒になってるそうですねと、宇崎が証人に質問をして、相手の弁護士が慌てて止めて示談に持ち込んでたけど、裁判であんな事言ったら、あの大学はマスコミの餌食になって、示談の意味が無くなるのでは?そこの所どうなの?
脚本=山田能龍 演出=原廣利
「魔物」第2話。
サブタイトルの【愛欲のキムチチゲ】って何?と思ったら、葬儀の参列者にキムチチゲを振る舞うという意味不明の暴挙からの、名田の姉がそれを凍也にぶっ掛ける(庇った華陣に掛かる)という暴挙。日本人はせいぜいぶっ掛けたとしても、水かお茶止まりよね。華陣の服を汚して凍也の妻に着替えを買いに行かせ、その間に華陣と凍也が愛欲に溺れる、これをやりたい為の暴挙の天どんで、もうシラケたわあ。
脚本=関えり香 演出=チン・ヒョク
「なんで私が神説教」第3話。
宮沢くん、貧乏なのに何で並み以下の私立高校に来た?頭が良いんだから公立受験なんて楽勝だっただろうに。今回はその時点で話が破綻してた。
脚本=オークラ 演出=南雲聖一
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「キャスター」第3話。
通常枠に収めたのは良かったけど、仕切り直しから新細胞を作り出す迄の時の流れが早過ぎて、話が軽くなってしまったのが残念。高坂が小野寺教授迄ウエルカムなのは変だなと思ったら、特許をアメリカに売っ払って100億の荒稼ぎをする目的が有ったからというオチは、意表を突いていて面白かったけどね。本橋と栗林の関係に時間を割き過ぎたのが、構成バランスを悪くした要因かな。
脚本=槌谷健、及川真実、北浦勝大、谷碧仁 演出=金井紘
「いつか、ヒーロー」第3話。
ブラック企業で苦しむ瑠生を、誠司が光と共に救い出す。会社を辞め、でんでんの家に転がり込んだ。ゆかりも引っ越して来て、第二の「希望の道」に。ここから戦隊を組んで勇気の死の真相を探りはじめるのかな?誠司を「人殺し」呼ばわりする記者の西郡。二人の間に何が有ったのか、それは誠司が「希望の道」に入る前の話なのかな。今のところは面白い。
脚本=林宏司 演出=星野和成
「続・続・最後から二番目の恋」第3話。
岡田さんの脚本は綿密。今回の和平少年のエロ本を見付けた母親の対応が素敵で、ああいう母親に育てられたから、今の和平が出来上がったんだなと、素直に思えたし腑に落ちた。こんな風に自然に繋がって行く話を、ほろ酔いの和平と千秋の会話だけで魅せるのが凄いよなあ。
脚本=岡田惠和 演出=高橋由妃
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「あなたを奪ったその日から」第2話。
うーん、微妙だなあ。他人の子を誘拐して育てるという建付けだけを見れば「Mother」と同じなのだが、あちらは人として理解出来る動機が有ったけど、こちらは精神不安定な母親が、殺された(と思い込んでいる)我が子の復讐の為に、相手の娘を奪ってしまうというスタートだから、感情移入しにくいのよねえ。相手の元社長も人として変だし、警察も驚く位無能だし…、次を観て離脱するか判断しようかなあ。
脚本=池田奈津子 演出=松木創
「夫よ、死んでくれないか」第4話。
璃子はホテルでのピンチは何とか逃れたけど、結局隠していた二台目スマホを弘毅に見付けられて大ピンチ!哲也は何で反撃しないんだろうと思ったら、プレゼントしたバッグに盗聴器を仕込んで、妻達3人組の会話を録音、友里香はバッチリ証拠を掴まれて大ピンチ!麻矢はヘドハンされたけど、あの夫婦円満インタビューも決め手の一つと言われて、こちらも大ピンチ!
3人平等にピンチにするのが上手いな。
脚本=的場友見 演出=進藤丈広
「天久鷹央の推理カルテ」第2話。
鷹央の台詞解説で全てが成立してしまっている感じで、何か面白味が無くなって来たな。もっと画と演出で伝えて欲しいのに。このドラマの設定には木村演出の方が合っているのかも?
脚本=浜田秀哉 演出=田村直己
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「対岸の家事」第5話。
出て来いやあと言ったら出て来た礼子の夫の量平は、矯正可能なタイプだったので一安心。
今回一番笑ったのは中谷妻の“仕事優先という自分の希望を叶えてくれる夫なら、多少の難有りな性格はOK”だから結婚したという合理的な考え方。人の心の機微が分からない夫と、ノーマルな考え方で気の利く妻、良い組み合わせではあるのよね。
高校生の詩穂に家事丸投げで苦しめた父親は、今更何しに詩穂宅に?そしてあの女は何?起承転結の“転”に突入するのね。
脚本=青塚美穂 演出=林雅貴
「しあわせは食べて寝て待て」第5話。
出会った頃に鈴が司に言った言葉。柿は体を冷やすけどお日様に干すと変わる。だから「貴方もここで暫くお日様に干されたら、塩梅良くなるんじゃないかしら」こんな風に言ってくれたら、側に居たくもなるわな。「どうでもいい」の後には何が来るのか(死にたくなる)を知っているさとこは、だからひなのを見守っていたい…というのもドキッとしたなあ。
脚本=桑原亮子 演出=中野亮平
「恋は闇」第3話。
唐突な男女が結ばれる話から、ミステリーに軸が戻ったのは良かったけど、今回は要素を散りばめただけで終わってしまったから、何か物足りなさが残ってしまった。
脚本=渡邉真子 演出=小室直子
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「PJ~航空救難団~」第2話。
主任教官の宇佐美は暑苦しいけど、極限状態の救難現場で誰も死なせたくないからこその厳しさ、そして挫けそうになる訓練生を鼓舞し続ける熱さ、それらが入り混じっての暑苦しさで、訓練生思いの良い人。それが訓練生達にも伝わって、現場はだいぶ良い感じに。2話は女だと区別されたくないと頑なだった藤木を救い、次回は何だか急に怖気付いた?白河を救うのかな?
教官も含め嫌な奴は1人も居ないので、観易くて良い。
脚本=髙橋泉 演出=平川雄一朗
「波うららかに、めおと日和」第2話。
男女が対等で、何でも話し合える時代では無いから、ましてや交際無しの、しかも写真婚。やっと同居を始めたら無情の呼び出しで中尉殿は2ヶ月も不在、からの電報で妻を呼び出し、やっと新婚旅行。再会した時の“可愛い”“格好良い”を、思っていても決して口には出さない慎ましさ、だからこその心の声の応酬がクスッと笑えてほっこりする。何れ戦争に…なんて考えたくないなあ。
脚本=泉澤陽子 演出=平野眞
「イグナイト」第3話。
闇仕事をさせられて大怪我をした技能実習生を、宇崎と伊野尾が組んで救う話。捻りは無くて観易かったけど、ワクワクしたのは♪盗んだバイクで助け出し~の所位かな。轟の狙いは娘を奪ったあのバス事故の真相解明なんだろうね。
脚本=畑中翔太 演出=山口健人
【2025春ドラマ】
「なんで私が神説教」第4話。
今回の神説教は普遍的な事を指摘していて心に染みた。海斗に殴られたという田沢の嘘で、退学に追い込まれそうな海斗。中学の時に同級生を殴って怪我をさせ、大騒動になった過去が有る海斗。離婚した夫がDV男だから息子も同じなんだと、殴ってないと言う息子を信じない母親。そこで静は母親に神説教。
大意としては“暴力は遺伝しない。それでも振るうとしたらそれは後天的なもので、母親にも責任が有る。一度ミスした者を絶対に認めないのは、今の日本の社会と同じ。誰かが認めてあげないと、どんなに頑張ってもいつかは潰れてしまう”
そして海斗には“なりたい自分は自分自身で作って行くものなの”と。
今回で大口先生が反森口に転じそうで、教師vs森口みたいになって行くのかな?
それと志田未来と菅原咲月の関係と、志田は何をしようとしてるのか…この辺りの話で“転結”部分を繋いで行くのかな。
想像していたよりは面白いドラマになってる。
脚本=オークラ 演出=南雲聖一
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「魔物」は2話の葬儀にキムチチゲ、しかもそれをブッ掛ける行為で完全に観る気が失せたので、3話は観ずに離脱した。
代わりと言っては何だが、韓ドラ原作の「あやしいパートナー」がそこそこ面白かったので、次も観ようと思っている。
八木勇征は前髪を上げた方が男前だわ。
脚本=政池洋佑 演出=安川有果
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「キャスター」第4話。
本当にタイトルに偽り有りだな。タイトルは「スクープハンター」にして、進藤が手下の本橋と掴んで来たスクープをニュースゲートに販売して、小池キャスターが「スクープです!」とキリッと伝えるっていう方が、分かり易くて良かったのに。
永野芽郁「子供だろうが大人だろうが、間違わない人はいないから」
岡部たかし「絶対に報道させない!この事は!」勿論偶然だろうけど、何のプレーだよwあまりにも現実とリンクしていて気が散るだろ。
脚本=李正美、槌谷健、及川真実、谷碧仁 演出=金井紘
「いつか、ヒーロー」第4話。
ノノ、瑠生、ゆかり、そして今回のいぶきと、誠司チルドレン4人がでんでんの家に引っ越して来て、勇気は欠きながらもこれで第二の希望の道は出来上がった。
若王子は三男で父親からは期待されていなかったが、「ある人と出会い、それで蘇ったんだ」←ひょっとしてこれが若王子がひーちゃんと呼んでいる氷室の事なのか?長男、次男が死亡し、父親も重病?(寝たきりで喋れないけど、目で意思を訴える事は出来るみたいだ)で入院中という事で若王子が会社を継いだ様だが、氷室の薬で次々に始末したのではと。
氷室が誠司達を抹殺しようとしてるのは何故?西郡は誠司の義妹と判明。ここも過去に何が有ったのか。久し振りに面白い林宏司脚本!
脚本=林宏司 演出=松浦健志
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「続・続・最後から二番目の恋」第4話。
鎌倉市長の役目は鎌倉の為に困る事。いつだって真剣に困っている長倉さんこそ市長に相応しいと考えて、立候補を要請する伊佐山現市長。立候補するか私と結婚するかとジョークで迫る市長に、何でその二択しか無いのかと突っ込む和平。流石元市長秘書。阿吽の呼吸で笑いが成立してる。
千明のお母さんは何も心配要らないよ。あんな幸せな環境で暮らしているアラ還バリキャリは、そうは居ないと思うな。
脚本=岡田惠和 演出=西岡和宏
「あなたを奪ったその日から」第3話。
何と言うか、重いテーマでずっとシリアスタッチで描いている割には、ご都合主義と突っ込み所の大量生産で、どう観て行ったら良いのか視聴迷子になりそう。真面目に観てると苛々してしまうシーンが多々有るけど、この先どうなるのかも知りたいし、うーん、どうしよう。
脚本=池田奈津子 演出=淵上正人
「夫よ、死んでくれないか」第5話。
妻には支払い能力が無いからと、麻矢と璃子に二千万の口止め料を要求する哲也。流石クズ夫の本領発揮。だけど娘の結菜を自分の親に預けて、友里香に電話で話すのさえ許さないのは悪手だろ。結菜命なんだから、何するか分からないよ友里香は。
麻矢は千田に心を開いているけど、簡単に信用していいのかね、あの男。
脚本=的場友見 演出=進藤丈広
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「しあわせは食べて寝て待て」第6話。
ニートの八ツ頭と、家族に本音が言えず悩んでいる反橋(北乃きい)が、無理に合わせるなら逃げてもいいという八ツ頭の発言を切っ掛けに意気投合。二人で団地を出る事に。高麗も隣の“痰吐きお爺さん”の騒音が辛くて逃げ出す思案中。さとこも唐に勧められた福島の温泉地への移住を検討したが、無理と分かり…。団地暮らしは好きだけど、何かに挑戦出来る自分でも在りたかった…というさとこの独り言を聞いてしまった司はちょっと複雑。そろそろ司の旅立ちも近いのかな。
脚本=ねじめ彩木 演出=田中健二
「対岸の家事」第6話。
ロールモデルの話。自分が誰かをロールモデルにして頑張るのは良いけど、自分が会社にとって都合の良いロールモデルに当てはめられてしまう事には反発する礼子。時代と共にロールモデルは変遷すると言いながら、礼子の推薦した江崎営業部長を独身で子供無しを理由に、彼女にはワークは有るけどライフは無いから(って何だよ💢)、今のロールモデルにはならないと断った礼子の上司も、結局感覚が更新されてないし…と思ったら、部下がパワハラを訴えて江崎の異動が決まっていたのが本当の理由だったけど。
そんな事より礼子の夫の転勤に、坂上さんは認知症?、そっちの方が礼子と詩穂にとっては大問題。
脚本=青塚美穂 演出=坂口卓哉
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「天久鷹央の推理カルテ」第3話。
まさかの第3話で早くも前後編パターンとは。私は特に間延びは感じなかったので、前後編と気付いた時はちょっと驚いた。
セクハラ外科部長の成敗に使ったトリックが、テグスで引っ張って透明人間の仕業にして脅かすというのには、今どきこれで騙されるとはと笑ってしまったが。
麻酔科医の湯浅(馬場徹=あちこち出ずっぱり)は錯乱して自死しただけにも見えるけど、カメラに映っていない所に真犯人はいたのだろうね。やっぱり木村演出の方が良い!
脚本=浜田秀哉 演出=木村ひさし
「恋は闇」第4話。
もうこれ、設楽浩暉は解離性同一症(以前の多重人格)としか思えない。記憶を共有するタイプの症状だから、浩暉には別人格の起こした連続殺人の記憶が有り、記者の方の浩暉は殺人を止めたいと思っているけど止められない、違うとしたらミスリードが激し過ぎるよねw
設楽父は息子の病気を知っていて、母親殺人については身代わりで犯人になり、出所した今は犯行を止めたくて息子を見張っている、違う?
でもこれだと散々使い倒して来た犯人像だし、今更また使う?とも思うのよねえ。あと望月歩がミスリードなのか真犯人なのかも微妙な所で。
毎回、浩暉の怪しさを積み重ねてるだけで、話は進まないんだけど、観ちゃうのよねえw
脚本=渡邉真子 演出=鈴木勇馬
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「PJ~航空救難団~」第3話。
沢井、藤木、白河と、順番にメンタル面で追い込まれ自滅するという、訓練物に有りがちな筋立てをこのドラマも踏襲しているけど、熱過ぎる宇佐美教官の荒療治が逆に清々しさすら感じさせて、素直に受け入れられるのが今作の良さだと思う。
沢井は名字も変わり、宇佐美が救助した時は仁がヒトシ読みで宇佐美に伝わっていた事もあり、元妻から指摘される迄、宇佐美は沢井があの時の子供とは気付いていなかった様で意外だったけど、上記の様な種明かしもサラッとしてくれていたので、違和感は無かった。
脚本=髙橋泉、協力=鈴木薫 演出=吉野圭
「波うららかに、めおと日和」第3話。
名前を呼ぶ、手を繋ぐ、接吻をする…それぞれにもどかしい位の時間が掛かり、初夜も瀧昌が意図的に先延ばししている内に、またも艦に乗船する日が来てしまうというもどかしさ。戦禍が近付く時代だけに、互いに言葉を選びながらの夫婦のやり取りすら、観ていて美しくも切ない。
脚本=泉澤陽子 演出=森脇智延
「イグナイト」第4話。
轟の目的はやはり予想通り、あのバス事故の真相を明らかにし、娘の敵を討つ事で、それは宇崎にとっても、加害者遺族として味わって来た、数々の恨みを晴らす事にも繋がる。轟-浅見-桐石ラインvs.市長-千賀ラインの構図になりそう。
脚本=山田能龍 演出=山口健人
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「なんで私が神説教」第5話。
これ、何で[強制退学者リスト]に乗せた生徒は、何が何でも退学の方向に持って行こうとする様な、あまりにも非現実的な話を盛り込んだのだろう。生徒への神説教を充実させて、“転”はSEEだった過去だけで良かったのになあ。
脚本=オークラ 演出=内田秀実
「キャスター」第5話。
いくら主演を立てる為とはいえ、“進藤は全てお見通しで、周囲の人間は気付かない”をやり過ぎで、進藤が何を知っているのかのチラ見せすら無いから、実は…って最後にやられても全然「腑に落ちた!」っていう爽快感が得られない。
脚本=槌谷健、守口悠介、及川真実、谷碧仁 演出=加藤尚樹
「いつか、ヒーロー」第5話。
ゆかりの凄惨な過去話と今もそれが精神的な枷になり、自分から婚約解消をしてしまう悲話で今回の芯を作り、次の興味に繋がる主要人物の過去や謎も少しずつ提示しながら纏めていて、脚本が上手いなと思った。
氷室=勇気説が出ていてまさかねとは思うのだが、スピンオフを見るともしかして記憶喪失を利用して、若王子が別人に仕立て上げた可能性も有るのかなと。で、記憶が戻りそうな気配も。でもそれなら本編でやって欲しいかな。誠司(ハゲタカ)とでんでん(総会屋)の過去が明かされ、でんでんは信用出来そうな事が分かり一安心。
脚本=林宏司 演出=アベラヒデノブ
- << 162 【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛 「キャスター」第6話。 肺移植が必要な娘ユキノの為に、母親の真弓が暴走してしまうのは心情としては理解出来るのだが、報道局の社員である崎久保迄、進藤のスクープで姉の海外での臓器売買移植が摘発されて失敗、姉が死んだ過去をずっと引き摺り、取材対象のユキノだけは…ユキノ、ユキノと視野狭窄に陥り、上の指示は無視、真弓の不法行為に協力迄するのは報道局員として無理筋な話だし、ユキノさえ助かれば、正規の順番待ちをしてる人はどうでもいいのかという話になり、設定が有り得なさ過ぎて。 世間では進藤の「幼稚園で習わなかったか?人の物は取ってはいけないって」が話題だけど、私は次の台詞が上手いなあと思った。真弓について「悲劇のヒロインとして同情したかと思えば、今度はうそつきと一斉に非難する。相変わらず日本人の反応は幼稚園児のサッカーの様。ボールが飛んで行った方向に全員が群がる」 脚本=及川真実、谷碧仁、プロット協力=北浦勝大 演出=加藤亜季子 「いつか、ヒーロー」第6話。 氷室は勇気で飛び降りて記憶喪失、若王子がそれを利用して整形させ、洗脳して自分の右腕に育て上げたって事かな。今の状況をひっくり返せるとしたら、氷室が記憶を取り戻す事しかない様な。でもそれだとご都合主義になってしまうけど。最後はでんでんの家で7人で笑っていて欲しい。 脚本=林宏司 演出=アベラヒデノブ
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「続・続・最後から二番目の恋」第5話。
不審者対策用に、千明がボタンを押したら長倉家で音が鳴り、和平が預かっている鍵を使って助けに行き、娘のえりなは警察に通報するというシステムを、頼まれなくても自主的に作ってくれる和平。完璧ではなくても取り敢えず千明は安心感は持てる。和平は本当に良い人なのだ。幼い時に母親を亡くし、思春期には父親に反発したりも有ったけど、今なら言える「人としては好きだな…」涙ながらのえりなの告白に、和平も千明も私も涙腺崩壊。台詞が本当に素晴らしい。
脚本=岡田惠和 演出=楢木野礼
「あなたを奪ったその日から」第4話。
あんなに見つめ合っても玖村は紘海を思い出さない。望月ってあの時、紘海の顔は見てなかったっけ?結城は流石に料理教室で会った事は気付いていたけど、あんなに包丁も使えなかった女が、当時から食のプロだったって、履歴書見て変だとは思わないのか?園長が紘海の娘だと言う美海と遭遇、ここから綻び始めるのならまともだから、ちょっと興味が湧いて来た。
脚本=池田奈津子 演出=淵上正人
「夫よ、死んでくれないか」第6話。
やっと3人が過去に人を殺めた事が確定した。いきなり麻矢をキャンプに誘う千田って怪しくない?殺された人の関係者?だったらクズ夫達より怖いよ。佐藤演出の画角が独特で面白い。
脚本=的場友見 演出=佐藤竜憲
- << 163 【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛 「続・続・最後から二番目の恋」第6話。 各自が毎月1万円ずつ出し合って貯金を続け、最後迄生き残っていた人がその時の貯金額を総取りする、というゲームに参加している千明の母。究極の生きる原動力にはなると思うけど、最後の一人が既に惚けてしまっていたら…。その遺族は遺産が増えるから喜ぶだろうが。 ラストはカフェに全員集合!「娘に男?」「成瀬さんの好きな人って千明さん?」次回の和平の慌て振りが見える様w 脚本=岡田惠和 演出=高橋由妃 「あなたを奪ったその日から」第5話。 話が進まないので灯の死の真相について少し考えてみる。義父があれだけ重用しているのだから、結城は有能な男なのだと思う。そんな男が何故灯の事件の対応を間違えたのか。例え会社が潰れても真実は絶対に言えなかったとなると、庇う相手は娘の萌子しかいない。萌子はコーンシュリンプピザを持っていたけど、やっぱりコーンピザがいいなって入れ替えてしまったのでは?鷲尾はその可能性に気付き結城に伝えたが結城は受け付けず、それで何故隠蔽するのかで口論してたと。 紘海は萌子を殺せずに、美海として必死に愛情を掛けて育てたのに、まさかの実娘を死に追いやった元凶だったとはと、真相を知って崩れ落ちるのが絵になる北川景子って事で。 脚本=池田奈津子 演出=本間利幸
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「天久鷹央の推理カルテ」第4話。
①以前より手術室から麻酔薬が盗まれていた②湯浅が薬物依存症更生施設を探していた←この二点からヤク中の先輩辻野麻酔科部長を救おうとしていた湯浅を、口封じの為に辻野が殺した線は見えたけど、その方法がこれでもかと色々な仕掛けを盛り込んでいて面白かったし、辻野を引っ掛ける鷹央の戦略も含めて、原作者の医師という経歴がフルに生きていて、良く出来ていたなと。原作ファンからは評判が悪いみたいだけど、ドラマファンとしては面白く観てるんだけどな。
脚本=浜田秀哉 演出=木村ひさし
「しあわせは食べて寝て待て」第7話。
300万で買ったさとこに貸している部屋を、家賃の合計が300万になったら「貴女にあげる」と言い出した鈴。年間60万だから5年、1年は経過したので後4年。話を聞き付けた娘が乗り込んで来たけど、鈴って4年後も元気でいるのかなって、そっちを考えてしまったな。病を抱えたさとこにとっては、隣に頼りになる鈴と司が住んでいて、二人を通して知り合った団地の人達との触れ合いも心地良いから、ここに居たいと思えるのよね。でも羽を休めていた司はいずれ旅立つ人で、90歳の鈴にも近い将来本当の旅立ちが訪れる。それでもさとこは、この団地が良いと住み続けるのだろうかと、ふと考えてしまった。
脚本=桑原亮子 演出=内田貴史
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「対岸の家事」第7話。
詩穂が坂上さんと親しいのは、どこかで母親を求めての事なのかなとは想像していたのだけど、詩穂にもあんなに追い詰められたダークな過去が有ったとは。確かに詩穂には実母も義母も居なくて、子育ての分からない事や悩みを相談出来る相手が居なかったのよね。詰んでる詩穂に気付いてくれて、赤ちゃんを見てるから休んでと坂上さんの自宅で寝かせてくれて、子育て、料理から生活の知恵迄、教えてくれた坂上さん。そんな坂上さんに認知症の疑い。娘の里美や本人からも、もう来ないでと言われても、はいそうですかなんて詩穂は言わない。言える訳がない。
礼子が退職して夫の転勤に着いて行く決断をしたのは意外だったけど、これも詩穂の影響なのかな。
脚本=開真理 演出=竹村謙太郎
「恋は闇」第5話。
浩暉、貫路、唯月が“それぞれ怪しいですよ強化週間”が始まったが、松岡迄賄賂みたいな怪しい封筒を受け取っていて、何だかなと思っていたら、ラストには浩暉の部屋に無断侵入し、冷蔵庫を開けて血液パックを見付けた万琴の後ろから、いきなりの追加犯人候補の齋藤飛鳥!
多重人格の次は吸血鬼?浩暉は10年以上前から血液を欲しがっていた…何の為に?
脚本=渡邉真子 演出=鈴木勇馬
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「PJ~航空救難団~」第4話。
学生と教官とのやり取りの時間軸を何度も戻す演出は、話の腰を折るだけで視聴の集中が途切れてしまうし、これをやってしまったから、訓練の一番キツい時に、各自が過去に教官に言われた言葉を思い出し、皆で気持ちを奮い立たせるというシーンが、また巻き戻し…という感じが強くなり、感動も薄れてしまった。
藤木の脱落判断については、失神した原因が体力差よりも、必要以上に女だからとナメられたくない、弱味にはしたくないと突っ張ってしまう彼女の性格が、極限状態のチームワークの足を引っ張りかねないという懸念からなのではと私は理解した。
脚本=髙橋泉 演出=吉野圭
「波うららかに、めおと日和」第4話。
郁子「瀧くんには自分を軽んじてしまう所が有るの」いつ死んでもいいみたいに考えている面が見受けられ、それが心配で家族を作ってあげれば考えも変わるのではと、結婚を急がせたと。
父母を亡くした後に引き取られた親戚での家畜以下の扱い。それを瀧昌から聞いたなつ美は憤る。自分の為に本気で怒ってくれるなつ美を見て、瀧昌の心も溶けて行く。
“この人の帰る場所になる”と心に誓うなつ美。もう既になっているけどね。家族に愛されて育った天真爛漫ななつ美が、壮絶な過去を引き摺る瀧昌には合っていたのだ。郁子の慧眼、瀧昌を救う。
脚本=泉澤陽子 演出=森脇智延
- << 167 【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛 「PJ~航空救難団~」第5話。 藤木は滑落した時に、左腕に大量出血を伴う深い裂傷を負い、右腕は指先しか動かせていなかったから、肩を脱臼していたのかな。あれでは満足な止血は出来ないし、自力で崖を登る事も不可能だろう。そんな状況でも血液がドクドクと脈打つのを感じた時に、生まれて来ただけで凄いんだと初めて思えたという藤木。そういう捉え方が出来たなら、彼女は“頑固な男女同一”の呪縛から解き放たれ、良い自衛官(レスキューの仕事は他にも有ると思う)になれると思う。脱落はしたけど前向きな旅立ちをしてくれて良かった。※現実に女性のPJも存在するとか。肉体+精神のバランスが整った人なのだろうね。 脚本=髙橋泉 演出=平川雄一朗 「波うららかに、めおと日和」第5話。 そろそろ“うぶキュン”だけでは飽きが来る頃で、どう目先の変化を付けるのかと思ったら、まず芙美子をなつ美の側に置いて、(風邪で声の出ない、そして口籠ってしまいがちな)なつ美の代弁者として、真っ直ぐ帰宅しなかった瀧昌を正論でクールにやり込め、そこになつ美の実家の朝食時の会話を差し込み、会話の中身をシンクロさせて笑わせ、途中からは芙美子と深見の言い合いになり、なつ美達が呆気に取られて逆に仲直りという、面白展開で満足。芙美子と深見はひょっとして?見た目はこっちもお似合い。 脚本=泉澤陽子 演出=國武俊文
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「イグナイト」第5話。
高井戸父は身に覚えの無い何かで損賠訴訟を起こされて、破滅?自死?、相手側弁護士の後ろ姿が千田っぽくて、復讐の為に千田のスリースターに入った?信用させる為に宇崎の暴力写真を週刊誌に売って手土産にしたのかなあ(轟は承知の上なのか違うのか、どっち?)。でも名字は高井戸のままだし、千田は思い出さないのかな。
今回はターゲットの会社の税理士に成り済まし、税務調査対策に頑張るミッチーの演技が上手くて、また税務調査員を演じたJPがいかにもそれっぽくて、あの聞き取りシーンの掛け合いには爆笑してしまった。今回が観ていて一番面白かった。ここからはvs市長の縦軸メインになるのかな。
脚本=畑中翔太 演出=山口健人
「なんで私が神説教」第6話。
イジメを苦に自死した花恋は、静の前の教え子なのかなと思っていたら、SEEのSNSでやり取りをしていただけで、静は普通の会社員だったのね。で、花恋が亡くなった後、愛花が花恋のPCを調べて、SEEとのあのやり取りを見付けて、あれが花恋の背中を押して自死したから静は人殺しって、逆恨みしてる訳ね。SEE=静って何で分かったんだろう?学校に張り紙をしたのも愛花と、恋人の浦見が校長に認めた。愛花は何をしたいのかね。vs森本の件は無理筋だから、興味が失せてしまったよ。
脚本=オークラ 演出=苗代祐史
>> 156
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「なんで私が神説教」第5話。
これ、何で[強制退学者リスト]に乗せた生徒は、何が何でも退学の方…
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「キャスター」第6話。
肺移植が必要な娘ユキノの為に、母親の真弓が暴走してしまうのは心情としては理解出来るのだが、報道局の社員である崎久保迄、進藤のスクープで姉の海外での臓器売買移植が摘発されて失敗、姉が死んだ過去をずっと引き摺り、取材対象のユキノだけは…ユキノ、ユキノと視野狭窄に陥り、上の指示は無視、真弓の不法行為に協力迄するのは報道局員として無理筋な話だし、ユキノさえ助かれば、正規の順番待ちをしてる人はどうでもいいのかという話になり、設定が有り得なさ過ぎて。
世間では進藤の「幼稚園で習わなかったか?人の物は取ってはいけないって」が話題だけど、私は次の台詞が上手いなあと思った。真弓について「悲劇のヒロインとして同情したかと思えば、今度はうそつきと一斉に非難する。相変わらず日本人の反応は幼稚園児のサッカーの様。ボールが飛んで行った方向に全員が群がる」
脚本=及川真実、谷碧仁、プロット協力=北浦勝大 演出=加藤亜季子
「いつか、ヒーロー」第6話。
氷室は勇気で飛び降りて記憶喪失、若王子がそれを利用して整形させ、洗脳して自分の右腕に育て上げたって事かな。今の状況をひっくり返せるとしたら、氷室が記憶を取り戻す事しかない様な。でもそれだとご都合主義になってしまうけど。最後はでんでんの家で7人で笑っていて欲しい。
脚本=林宏司 演出=アベラヒデノブ
>> 157
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「続・続・最後から二番目の恋」第5話。
不審者対策用に、千明がボタンを押したら長倉家で音が鳴り…
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「続・続・最後から二番目の恋」第6話。
各自が毎月1万円ずつ出し合って貯金を続け、最後迄生き残っていた人がその時の貯金額を総取りする、というゲームに参加している千明の母。究極の生きる原動力にはなると思うけど、最後の一人が既に惚けてしまっていたら…。その遺族は遺産が増えるから喜ぶだろうが。
ラストはカフェに全員集合!「娘に男?」「成瀬さんの好きな人って千明さん?」次回の和平の慌て振りが見える様w
脚本=岡田惠和 演出=高橋由妃
「あなたを奪ったその日から」第5話。
話が進まないので灯の死の真相について少し考えてみる。義父があれだけ重用しているのだから、結城は有能な男なのだと思う。そんな男が何故灯の事件の対応を間違えたのか。例え会社が潰れても真実は絶対に言えなかったとなると、庇う相手は娘の萌子しかいない。萌子はコーンシュリンプピザを持っていたけど、やっぱりコーンピザがいいなって入れ替えてしまったのでは?鷲尾はその可能性に気付き結城に伝えたが結城は受け付けず、それで何故隠蔽するのかで口論してたと。
紘海は萌子を殺せずに、美海として必死に愛情を掛けて育てたのに、まさかの実娘を死に追いやった元凶だったとはと、真相を知って崩れ落ちるのが絵になる北川景子って事で。
脚本=池田奈津子 演出=本間利幸
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「夫よ、死んでくれないか」第7話。
学生時代の殺人を“私達の正義”に都合良く置き換えて生きて来た3人。能天気に男に付いて行き襲われそうになったのも、熊の木彫りで男を打ち付けたのも、警察には言わないでと捜しに来た璃子達に頼んだのも全部麻矢だった。でもあれを事故死で片付ける警察って…。まあドラマの警察はどこも無能なんだけどwもう1人の男はどうしたんだろう。
これ、いよいよ怪しい千田が麻矢より先に光博に接触して探りを入れて、怖くなった光博が身を隠したって事は無いのかな。
脚本=的場友見 演出=佐藤竜憲
「天久鷹央の推理カルテ」第5話。
鷹央にも治せない病気は有る訳で、相手が白血病の小児だから辛い、病室には行かないと駄々をこねる、人の感情が分からないなら駄々をこねる必要も無い訳で。鷹央を「こども先生」と呼ぶ健太くんと、「こどもじゃない!」と一々訂正する鷹央とのやり取りや、健太くんのストーリーはとても良かったけど、あの入院3人組のやった事を有耶無耶にするのは違うと思う。薬品棚のあの引き出しの鍵が何処に有るのかが簡単にバレているのも、抜かれて使われているのも気付かなかった病院の落ち度を知られたくない為に、子供達の改心や更生する機会を奪ってしまうなど有り得ないと、少し気分が悪くなった。
脚本=浜田秀哉 演出=吉川祐太
【2025春ドラマ】
「しあわせは食べて寝て待て」第8話。
理事長迄呼んでいた鈴さんの娘透子だが、その理事長から建て替え時には二千万位は持ち出しになると言われて即退散。
今度は司を呼び出して、母親はケアホームへの入居は断固拒否してるからと、お金入りの封筒を差し出しこれで面倒を…と言うも、司は即拒否。鈴さんもどうして透子との仲を拗らせてしまったのかねえ。
八ツ頭も新しい未来へと旅立ってしまったし、司もそろそろ自分もってなるよね、あれは。
鈴さんとは仲良くやれているさとこも、実母とは尽く噛み合わない、あの母親もさとこへの溢れる愛情は有るのに、言葉にすると一々傷付く様な事を言ってしまう。
以前鈴さんはさとこに「新しい自分になったと思えばいい」って言って、気持ちを楽にさせてくれたけど、母親は“出来てた娘”と今のさとこを、どうしても比べてしまうのよね。産んで育てた愛娘だから。
もう少し頭の中で反芻してから言葉にすれば良いのにとは思うけど、まあ同居の嫁にはあれでも気を遣っているのだろうから、どうしても実娘にはストレートな物言いになってしまうのかな。
今回少しだけさとこの誤解が解けて、メモだけど母親に「ごめん」って言えて良かったな。
次が最終回。
脚本=桑原亮子 演出=中野亮平
- << 171 【2025春ドラマ】 「しあわせは食べて寝て待て」全9話終了。 大学時代の友人からの愚痴を聞いて、電話してもいい?メール。迷った末に㈬は体を休める為に仕事を休みにしているから、電話は出来ないと断るさとこ。返信が無く、怒ったかな…しょうがない…と気持ちを切り替える。 山に籠もった司へTELし、私はやっと自分を大切に出来る様になった、「やれるだけやった」そう思う事にします…と。これこそ青葉の言っていた“ネガティブケイパビリティ”どうにもならない事には抗わない、出来ない事は出来ないと認めてしまう。 鈴さんが言ってくれた、過去の(出来ていた)自分と比べるから辛くなる、新しい自分になったと思えば良い…にも通ずる考え方。 一生治らない病気を抱え、出来ない事が増えて、体もメンタルも不調が続いていたさとこが、新しい職場や引っ越した団地で新しく始まった人間関係の中で、手放す事で得られる物も有るのだという事を知り、薬膳を無理の無い範囲で食生活に取り入れる事で、体調も少し良くなり、何よりメンタルが回復し、アイディアが湧いたら調べて人に相談に行く所迄、意欲が持てる様になった。まだ体調の浮き沈みは続くけど、何より表情が明るく生き生きとして来た。 ため息の付き方、歩き方、笑顔の種類、これまでの彼女のイメージとは真逆のさとこを演じた桜井ユキが素晴らしかった。 脚本=桑原亮子 演出=中野亮平
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「対岸の家事」第8話。
育児ストレスで佳恋を叩きそうになった中谷が離婚してくれと言うと、「仕事辞めてもいいよ」一番大切なのは達也と佳恋だからという樹里に仰け反った。どんなキャラ変?それともこう言えば達也は翻意すると、計算ずくだったのかな?
あれだけ家族に興味が無かった礼子の夫は、妻が退職して転勤に付いて行くと言いながらも、気持ちが沈んでいる事に直ぐに気付き、上司に転勤先を近県に出来ないかと掛け合い玉砕するという、こちらも急なキャラ変?
一番びっくりというかがっかりしたのが、虎朗の短絡さ。あんな写真パッと見ただけで即切れ、詩穂の言葉も聞かない、この人こんなキャラだったっけ?詩穂が苺と出て行くには、あれ位の理不尽設定が必要だったのだろうけど、何も無理矢理キャラ変させんでも…。で、何なのあの女は。
脚本=青塚美穂 演出=林雅貴
「恋は闇」第6話。
苛々する位に話が進まん。
ラストに“エエッ!?”て皆が思う様な事を一つだけ用意して、只々そこ迄延々と引っ張るだけ。前回ラストの飛鳥ちゃんには驚いて、何が明かされるのかなと期待して観たら名前がみくるだと分かっただけトホホ。そして今回ラストは大和田刑事が殺された。単独行動あるある。さて次回、大和田は誰を何を調べていたのか答えは?(明確な答えは多分出さないw)
脚本=渡邉真子 演出=小室直子
- << 172 【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛 「対岸の家事」第9話。 詩穂は人が良過ぎる。中谷も自腹で興信所にあの女(白山はるか)の事を調べさせたり、それを読んで自宅に突撃する詩穂に同行してあげたり、こちらも実は詩穂の影響か、頭でっかちから脱却し始めていて。 白山が何故詩穂に狙いを定めたのかは、イマイチ理解しかねたし、彼女の苦境は自業自得なのだが、そんな彼女を“新しい生き方をするつもりが、誰よりも女はこう有るべきに囚われていたのは白山自身なのでは”と気付き、「私達が付いてます」と優しい言葉を掛ける詩穂。そして詩穂自身も気付く。父も男はこう有るべきに囚われていただけなのではないかと。それにしても今回の中谷の成長振りには驚いた。 次回が最終回。詩穂は父と、中谷は母と向き合い、その関係性はどう変化するのか、楽しみ。 脚本=開真理 演出=坂口卓哉 「恋は闇」第7話。 予想通り、“大和田は何故殺された?”はお預け。みくるの謎(浩暉の異母妹、ネグレクト、みくるの高校からは母を捨て浩暉がバイトでみくるを育てた)は明かされ、浩暉の母を殺したのはみくるっぽい描写(浩暉の方が返り血多く、あれでアパート迄帰ったの?w)はあれど、浩暉の説明ではその他の疑惑は晴れず、それでも浩暉を信じる万琴の馬鹿っぽさが強調されただけ。 今回の肝は野田と貫路の思わせぶりな会話内容だったな。 脚本=渡邉真子 演出=鈴木勇馬
>> 160
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「PJ~航空救難団~」第4話。
学生と教官とのやり取りの時間軸を何度も戻す演出は、話の腰を折る…
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「PJ~航空救難団~」第5話。
藤木は滑落した時に、左腕に大量出血を伴う深い裂傷を負い、右腕は指先しか動かせていなかったから、肩を脱臼していたのかな。あれでは満足な止血は出来ないし、自力で崖を登る事も不可能だろう。そんな状況でも血液がドクドクと脈打つのを感じた時に、生まれて来ただけで凄いんだと初めて思えたという藤木。そういう捉え方が出来たなら、彼女は“頑固な男女同一”の呪縛から解き放たれ、良い自衛官(レスキューの仕事は他にも有ると思う)になれると思う。脱落はしたけど前向きな旅立ちをしてくれて良かった。※現実に女性のPJも存在するとか。肉体+精神のバランスが整った人なのだろうね。
脚本=髙橋泉 演出=平川雄一朗
「波うららかに、めおと日和」第5話。
そろそろ“うぶキュン”だけでは飽きが来る頃で、どう目先の変化を付けるのかと思ったら、まず芙美子をなつ美の側に置いて、(風邪で声の出ない、そして口籠ってしまいがちな)なつ美の代弁者として、真っ直ぐ帰宅しなかった瀧昌を正論でクールにやり込め、そこになつ美の実家の朝食時の会話を差し込み、会話の中身をシンクロさせて笑わせ、途中からは芙美子と深見の言い合いになり、なつ美達が呆気に取られて逆に仲直りという、面白展開で満足。芙美子と深見はひょっとして?見た目はこっちもお似合い。
脚本=泉澤陽子 演出=國武俊文
- << 173 【2025春ドラマ】 「PJ~航空救難団~」第6話。 藤木の辞退は主任教官に精神的に追い詰められたからという告発文が隊長に届き、確認が終わる迄宇佐美は教育を自粛、大山が代行する事になった。 所々で長谷部の不自然なアップが続いたので、チクったのはこいつか?とは思ったのだが、宇佐美のやり方には批判的な大山を代行にした事で、大山チクリ説も無きにしも非ずの雰囲気も出していたが、結局それはミスリードでやはり長谷部の仕業だった。 自分発なのに宇佐美が自粛になると焦って幹部のパパに善処を求め、厳正なパパの当然の指示で、益々宇佐美の立場が悪くなると、今度は高所恐怖症なのに屋上で今にも飛び降りそうな一人反省会をする、どこまでもお騒がせなお子ちゃま長谷部。 ここからの大山と宇佐美の阿吽の呼吸の連携飛び降り芸と、長谷部、沢井、近藤の3人掛かりで必死に止めるシーンの映像的な迫力は素晴らしかったし、それを「高所恐怖症訓練終了!」で済ませる宇佐美の、人間的な大きさの描写も良かった。 65期全員の前で行われた藤木の辞退挨拶と宇佐美との対話。全員で聞いていたのに、何で長谷部だけがあの様な思考に至ったのかが強引過ぎて理解不能。あと隊長は真っ先に藤木を聴取すべきだったのでは? 仁科の件はファンタジーにしても誰も批判はしないと思う。生還して欲しい。 脚本=髙橋泉 演出=常廣丈太
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「イグナイト」6話。
間宮祥太朗の主役感が無いなあ。彼の役の立て方を間違えたのでは?対して今回なんかちょこっとしか出てないのに、ミッチーの存在感が凄いのは、役の立て方が上手いからなのも有ると思う。轟もいいし…。だからトオルさんとミッチーのW主演で、弁護士だけどコンゲームの要素を含んだドラマにした方が面白かったのではと思ってしまう。高井戸の件は予定調和。
脚本=畑中翔太 演出=原廣利
「なんで私が神説教」第7話。
愛花って「小さい頃から私を育ててくれてありがとう」「私が居なくなったら嫌だ?」って、電話で沈んだ声で妹から言われて、1ミリも変だなと思わなかったの?それで死なれたら静のせいにしてるの?何であの時…って自分への後悔が有って、その上で静のせいにしてるのだとしても罪だし、今も全く気付けずに静を攻撃してるのならもっと罪で、教師を辞めてくれて良かったわ。
今回は何?随分と出演者を絞ってギャラの節約?CXの不祥事で日テレも随分と稼いでるくせに、何の真似?
脚本=オークラ 演出=内田秀実
「キャスター」第7話。
人としても報道人としても倫理観がバグりまくっている崎久保と、何のペナルティも課さないテレビ局、終わってる。
脚本=及川真実、谷碧仁、プロット協力=北浦勝大 演出=加藤亜季子
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「いつか、ヒーロー」第7話。
本物の氷室と勇気の戸籍を交換して、本物勇気は氷室として整形させて、若王子の使い勝手の良い様に洗脳し、偽物勇気は自殺に追い込んだ…。氷室は今にも過去を思い出しそうなんだけど、若王子の意のままに殺人(教唆も含め)等の裏仕事で、沢山の人の人生を潰して来た事を、勇気としてはどう受け止めるのだろう。自分の意志でハゲタカになった誠司とは違い、氷室は勝手に洗脳されてしまったマシーンだからなあ。でも苦しむよねえ。
皆で若王子を叩き潰して、でんでんの家で勇気のタイムカプセルを渡して、再集合を祝って、そこから自首かなあ。
脚本=林宏司 演出=松本喜代美
「続・続・最後から二番目の恋」第7話。
成瀬に千明との仲を聞かれた和平は「付き合ってるのか恋人かと聞かれたら違うとしか言えないけど、一番大切な人なのは間違いない、ずっと側に居て貰いたい、幸せであって欲しい…」って本心を吐露していて、妙に納得。あんな風に言われてしまったら、成瀬も引くしか無いなあ。初恋の人とそのまま結婚した成瀬は、古株看護師に言わせると“男としてチョロい”そうで(笑)、まあ女性に関しては純情で真面目で駆け引きなんか出来ない男って事の様だから。
脚本=岡田惠和 演出=西岡和宏
※前回の千明母がやってる“生き残り総取り貯金”の会費は、✕ 月1万→◯ 年1万に訂正
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「あなたを奪ったその日から」第6話。
娘はどんどん成長する。成長すれば親の思い通りにならない事も出て来る。そしてそこからこのドラマの破綻は始まる…なら有り得る事だから文句は無いのだが。恐らく個人的な原因で結城に執着してる変な記者・東が紘海に気付いて、そこから話が動き出すのだとしたら、強引にその為の駒を設定してた事になるから、何かつまらないなあ。
脚本=池田奈津子 演出=松木創
「夫よ、死んでくれないか」第8話。
麻矢の兄と繋がっていた光博。女3人のバーでの会話(夫が死んでくれないかなで盛り上がってた)も光博は知ってたと。一週間前に“丸多”に水色のバッグを持った女と来ていた光博。この事から不倫相手は友里香ではと疑い出す麻矢。違うと思うけどなあ。何かあんなの絶対嫌だと思っていた弘毅が、一番可愛く思えて来るから不思議w
脚本=的場友見 演出=柿原利幸
「天久鷹央の推理カルテ」第6話。
いつの間にか鷹央のテリトリーに入っても「まっ、いいか」で許される様になった小鳥遊。ちょこちょこ入れるツッコミといい、彼が完全に鷹央のトリセツを物にした事で、よりドラマが面白くなった。素人には医学的な細かい事なんて分からないのだから、それなら深堀はせず、これ位テンポ良くどんどん進めてくれた方が観ていて楽しい。
脚本=浜田秀哉 演出=吉川祐太
>> 165
【2025春ドラマ】
「しあわせは食べて寝て待て」第8話。
理事長迄呼んでいた鈴さんの娘透子だが、その理事長から建て替え時には二…
【2025春ドラマ】
「しあわせは食べて寝て待て」全9話終了。
大学時代の友人からの愚痴を聞いて、電話してもいい?メール。迷った末に㈬は体を休める為に仕事を休みにしているから、電話は出来ないと断るさとこ。返信が無く、怒ったかな…しょうがない…と気持ちを切り替える。
山に籠もった司へTELし、私はやっと自分を大切に出来る様になった、「やれるだけやった」そう思う事にします…と。これこそ青葉の言っていた“ネガティブケイパビリティ”どうにもならない事には抗わない、出来ない事は出来ないと認めてしまう。
鈴さんが言ってくれた、過去の(出来ていた)自分と比べるから辛くなる、新しい自分になったと思えば良い…にも通ずる考え方。
一生治らない病気を抱え、出来ない事が増えて、体もメンタルも不調が続いていたさとこが、新しい職場や引っ越した団地で新しく始まった人間関係の中で、手放す事で得られる物も有るのだという事を知り、薬膳を無理の無い範囲で食生活に取り入れる事で、体調も少し良くなり、何よりメンタルが回復し、アイディアが湧いたら調べて人に相談に行く所迄、意欲が持てる様になった。まだ体調の浮き沈みは続くけど、何より表情が明るく生き生きとして来た。
ため息の付き方、歩き方、笑顔の種類、これまでの彼女のイメージとは真逆のさとこを演じた桜井ユキが素晴らしかった。
脚本=桑原亮子 演出=中野亮平
>> 166
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「対岸の家事」第8話。
育児ストレスで佳恋を叩きそうになった中谷が離婚してくれと言うと、「仕事…
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「対岸の家事」第9話。
詩穂は人が良過ぎる。中谷も自腹で興信所にあの女(白山はるか)の事を調べさせたり、それを読んで自宅に突撃する詩穂に同行してあげたり、こちらも実は詩穂の影響か、頭でっかちから脱却し始めていて。
白山が何故詩穂に狙いを定めたのかは、イマイチ理解しかねたし、彼女の苦境は自業自得なのだが、そんな彼女を“新しい生き方をするつもりが、誰よりも女はこう有るべきに囚われていたのは白山自身なのでは”と気付き、「私達が付いてます」と優しい言葉を掛ける詩穂。そして詩穂自身も気付く。父も男はこう有るべきに囚われていただけなのではないかと。それにしても今回の中谷の成長振りには驚いた。
次回が最終回。詩穂は父と、中谷は母と向き合い、その関係性はどう変化するのか、楽しみ。
脚本=開真理 演出=坂口卓哉
「恋は闇」第7話。
予想通り、“大和田は何故殺された?”はお預け。みくるの謎(浩暉の異母妹、ネグレクト、みくるの高校からは母を捨て浩暉がバイトでみくるを育てた)は明かされ、浩暉の母を殺したのはみくるっぽい描写(浩暉の方が返り血多く、あれでアパート迄帰ったの?w)はあれど、浩暉の説明ではその他の疑惑は晴れず、それでも浩暉を信じる万琴の馬鹿っぽさが強調されただけ。
今回の肝は野田と貫路の思わせぶりな会話内容だったな。
脚本=渡邉真子 演出=鈴木勇馬
- << 177 【2025春ドラマ】 「対岸の家事」全10話終了。 【これが、私の生きる道】それぞれの家庭に残されていた課題を過不足無く取り上げて、この人ならこういう対応をするだろうなと、これ迄のドラマの中で描かれて来た、それぞれの人間性や過去の出来事から想像した事からは外れていない、つまり納得感の有る最終回で良い仕上がりだったと思う。 白山とのやり取りを経て、あの時の父親の捉え方に少し変化を見せていた詩穂は、一度目は引き返してしまったが、二度目は実家に入った。きちんと掃除の行き届いた部屋を見て、ああお父さん、やさぐれずにきちんと暮らして来てたんだなと思い、これはいずれ詩穂も軟化するのではと予想はしたのだが、虎朗が苺を連れて迎えに来て、苺「あの人だあれ?」詩穂「おじいちゃんだよ」苺が手を伸ばし祖父の手を握り、詩穂の父親は涙腺崩壊、虎朗ナイスアシスト。 中谷の母親も突然訪ねて来て許しを乞うたが、中谷は拒否。間を置かずにまた来て許してと言われ、「会いたくなったら僕から連絡するから、それまで訪ねて来ないで」ときっぱり。この母親は中谷のトラウマになる位の暴力を振るっていたし、許せるのかも分からないけどね。 礼子は辞めるのを止めて、量平は転職して家族と暮らすと決めた。良き選択。 中谷の成長と共に、ドラマもどんどん面白くなって行った印象が強い。 脚本=青塚美穂 演出=竹村謙太郎
>> 167
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「PJ~航空救難団~」第5話。
藤木は滑落した時に、左腕に大量出血を伴う深い裂傷を負い、右腕は…
【2025春ドラマ】
「PJ~航空救難団~」第6話。
藤木の辞退は主任教官に精神的に追い詰められたからという告発文が隊長に届き、確認が終わる迄宇佐美は教育を自粛、大山が代行する事になった。
所々で長谷部の不自然なアップが続いたので、チクったのはこいつか?とは思ったのだが、宇佐美のやり方には批判的な大山を代行にした事で、大山チクリ説も無きにしも非ずの雰囲気も出していたが、結局それはミスリードでやはり長谷部の仕業だった。
自分発なのに宇佐美が自粛になると焦って幹部のパパに善処を求め、厳正なパパの当然の指示で、益々宇佐美の立場が悪くなると、今度は高所恐怖症なのに屋上で今にも飛び降りそうな一人反省会をする、どこまでもお騒がせなお子ちゃま長谷部。
ここからの大山と宇佐美の阿吽の呼吸の連携飛び降り芸と、長谷部、沢井、近藤の3人掛かりで必死に止めるシーンの映像的な迫力は素晴らしかったし、それを「高所恐怖症訓練終了!」で済ませる宇佐美の、人間的な大きさの描写も良かった。
65期全員の前で行われた藤木の辞退挨拶と宇佐美との対話。全員で聞いていたのに、何で長谷部だけがあの様な思考に至ったのかが強引過ぎて理解不能。あと隊長は真っ先に藤木を聴取すべきだったのでは?
仁科の件はファンタジーにしても誰も批判はしないと思う。生還して欲しい。
脚本=髙橋泉 演出=常廣丈太
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「波うららかに、めおと日和」第6話。
瀧昌となつ美の間に、あの様な関係性の前段が有ったとは…。それにしても具合が悪かったなつ美は仕方ないとして、瀧昌はそう言えば女の人を病院に連れて行った事が有った様な…程度の記憶しか無いとは、若いのにどれだけ女性に興味が無かったんだろう。そんな彼がこの人を幸せにしたいと迄思う様になったのだから、なつ美の純粋な愛の力恐るべし。
芙美子と深見の関係性の変化にも注目。芙美子に山本舞香をキャスティングしたPにアッパレを差し上げたい。
脚本=泉澤陽子 演出=平野眞
「イグナイト」第7話。
縦軸のラスボスは杉本哲太演じる石倉官房長官で、5年前は国交相。国の主導で自動運転の実証実験中で、システムを搭載していたあのバスが事故を起こしたから隠蔽し、自動運転を無かった事にしたというのが真相みたい。轟はそのシステム開発の事を知る、今は叩けば埃の出るエンジニアの吉野を脅し情報を取ろうとしてるけど、まだ二転三転位はしそうだな。
脚本=山田能龍、佐和山ユカ 演出=原廣利
「なんで私が神説教」第8話。
愛花の設定が無理矢理過ぎて、その整合性の無さが「キャスター」の崎久保と被りシラケた。何でこんな人物像にしか描けないのかな。内容がどんどんつまらなくなって来ている。残り多分2話だから一応見届けるけどさ。
脚本=オークラ 演出=南雲聖一
- << 179 【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛 「波うららかに、めおと日和」第7話。 大掃除の手伝いも、号令を掛けて貰った方がやりやすいという瀧昌で笑わせてからの、年越しに向けての双六作り。二人で経験して来た事を思い出して、一マス毎に書いて幸せを噛みしめる、なんて可愛くて素敵な大晦日の過ごし方。 深見の素の部分に触れて、少しずつ惹かれ始めているのが分かる芙美子。中身も外見もお似合いの二人なので、このまま結ばれて欲しい。 半年後に指輪を二人で取りに行くと瀧昌…半年後…まだ戦争は大丈夫なのかな…。 脚本=泉澤陽子 演出=森脇智延 「イグナイト」第8話。 毎回小出しの縦軸に、無理矢理繋がりを持たせようとしている様に見える一話完結の横軸。実際医療過誤裁判に勝つのは容易ではなく、それでは一話完結に出来ないので、善意の他病院院長の船木と宇崎を不自然に接触させ、船木の計らいで医療過誤の証言が取れ、勝利の和解に持ち込むという、かなり強引な作りとご都合主義。 脚本=畑中翔太 演出=吉田亮 「なんで私が神説教」第9話。 脇坂役の萩原護、おじさん顔で高2には見えないけど、嫌〜な感じの生徒を演じるには十分な演技力と変な説得力有り。でもねえ、そもそもの退学予定リストが出て来た時点で、このドラマは終わってるんでね。 でも予告でチラッと出た最終回の静の説教には少し期待している。 脚本=オークラ 演出=南雲聖一
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「キャスター」第8話。
永野芽郁はよくこんな人間性のバグった崎久保の役を引き受けたな。あんなイメージの失墜が有ったから、役のイメージによる好感度ダウンは影に隠れたけど、もしあの件が無かったら、「何でこんな役を受けた?」の大合唱だったと思う。あれだけ正義感がバグっている崎久保が、進藤の後を付回しているの、只のストーカーにしか見えない、気持ち悪い。人間を描く事を疎かにしたドラマに説得力なんて無い。
脚本=鎚谷健、及川真実、谷碧仁 演出=馬田翔永
「いつか、ヒーロー」全8話終了。
全8話と知った時点で、最終回は物足りなくなるだろうなというのは予想してたけど、勇気の洗脳があっさり解けてしまった所とか、誠司の支えが有ったとは言え、勇気が苦悩を乗り越えて自首に至る迄の描写もあっさりしていた事、イマジナリー若王子の出没で、彼の勇気への影響力の深さは表現されていたけど、あんな男が経営者でよく会社を大きく出来たなとか、その辺のご都合主義感は最後迄払拭出来なかった。
只、誠司の人間像はしっかりと構築されていたし、彼と子供達の5年間に築かれた絆は、洗脳されてもなお、しっかりと勇気の潜在意識の底に残っていたという、洗脳が解けた理由付けには説得力が有った様に思う。突っ込み所も有ったけど総じて面白かった。林さん、これで小復活かな。
脚本=林宏司 演出=アベラヒデノブ
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「続・続・最後から二番目の恋」第8話。
和平「(真平の病気は)治ったんじゃなくて治したんだと思う、家族の愛が病気に勝ったんだ」その話を祥子と啓子にした千明。
「あの人ホントにそういうスピーチとか演説が上手いと言うか向いてるんだよね、心が有るからさ」うん?これは鎌倉男子和平が市長選に立候補するというフラグなのかな?
脚本=岡田惠和 演出=楢木野礼
「あなたを奪ったその日から」第7話。
もう紘海と旭は惹かれ合ってるよね。これで紘海は灯の母親と分かって、美海が萌子と分かって、“灯の死の原因は萌子なんだ”と旭が紘海に打ち明けたら←この部分は私の妄想、二人は互いに許し合えるのだろうか、二人はそれで良かったとしても、美海はどうなる?酷いよね←話が進まないので、また妄想タイム。
脚本=池田奈津子 演出=大﨑翔
「夫よ、死んでくれないか」第9話。
千田「逃げても無かった事にはならないからね。いつか痛い目に遭う」去って行く麻矢を見てニヤッとした千田。もうこれはあの日、麻矢達が殺した男の関係者で確定だな。そして帰って来た光博は次回、何を語る?友里香は今度こそ妄想では無くて、寝ている哲也の事を本当にトンカチで殴りつけたのかね。
弘毅は不妊の原因が自分だと知ってから、凄く苦悩してたのね。何かこの夫婦はリスタートを切れそうな感じ。
脚本=的場友見 演出=柿原利幸
- << 181 【2025春ドラマ】 「あなたを奪ったその日から」第8話。 【真相に近づく母…行く手を阻む過去を知る者たち】 ずっと話が進まないって書いてたら、今回は一気に進んだねえ。 まず東は鷲尾の娘だから通帳も手に入れられたのね(鷲尾は事件後に癌で死亡)。 残業する紘海の仕事を手伝った旭は、下の娘を失って初めて、あの事件の被害者の両親の苦しみが実感として理解出来た事、謝罪もしていない事を申し訳無く思っている事等を話し、それを聞きながら涙を流していた紘海は、翌日室長に退職届を提出し、旭に引き止められるが、「貴方は本当の私を知らない」と言って慰留を振り切る。 一方保育園に聞き込みに行った玖村は、お喋りな保育士から紘海が灯の母親だと聞き、多分それを梨々子にメールしたから、彼女は職場の薬を持ち出してODで入院、玖村は旭にも紘海は灯の母親だと伝え、タイミング良く望月も、紘海の電車のキーホルを、あの日自転車を倒した女も付けていた事を思い出し、履歴書で紘海の住所を確認していた。 萌子ではなくて梨々子がエビを混入させ、後から気付いた鷲尾が旭に伝えたが、旭は隠蔽し鷲尾に500万円を振り込んだ…っぽいな。 自宅を訪ねた望月は、見かけた少女が同じキーホルを付けているのに気付き、身分を隠して接近してみるのかな? 話が進めば面白い。 次回は紘海と東が旭宅を訪ねるのね。 脚本=池田奈津子 演出=淵上正人
>> 172
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「対岸の家事」第9話。
詩穂は人が良過ぎる。中谷も自腹で興信所にあの女(白山はるか)の事を調べ…
【2025春ドラマ】
「対岸の家事」全10話終了。
【これが、私の生きる道】それぞれの家庭に残されていた課題を過不足無く取り上げて、この人ならこういう対応をするだろうなと、これ迄のドラマの中で描かれて来た、それぞれの人間性や過去の出来事から想像した事からは外れていない、つまり納得感の有る最終回で良い仕上がりだったと思う。
白山とのやり取りを経て、あの時の父親の捉え方に少し変化を見せていた詩穂は、一度目は引き返してしまったが、二度目は実家に入った。きちんと掃除の行き届いた部屋を見て、ああお父さん、やさぐれずにきちんと暮らして来てたんだなと思い、これはいずれ詩穂も軟化するのではと予想はしたのだが、虎朗が苺を連れて迎えに来て、苺「あの人だあれ?」詩穂「おじいちゃんだよ」苺が手を伸ばし祖父の手を握り、詩穂の父親は涙腺崩壊、虎朗ナイスアシスト。
中谷の母親も突然訪ねて来て許しを乞うたが、中谷は拒否。間を置かずにまた来て許してと言われ、「会いたくなったら僕から連絡するから、それまで訪ねて来ないで」ときっぱり。この母親は中谷のトラウマになる位の暴力を振るっていたし、許せるのかも分からないけどね。
礼子は辞めるのを止めて、量平は転職して家族と暮らすと決めた。良き選択。
中谷の成長と共に、ドラマもどんどん面白くなって行った印象が強い。
脚本=青塚美穂 演出=竹村謙太郎
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「恋は闇」第8話。
大和田殺人の件は唯月がやけにイキっているだけで解明せず。バカップルのイチャイチャで中弛みして、ラストの“ホルスの目”6人目の被害現場に、黒レインコートに血まみれの包丁を持った浩暉が居るのを万琴が目撃で、次回に引っ張った。
貫路は「二人の為なら何でもする」。浩暉は恐らくGPSを仕込まれているのは分かっていて、万琴に敢えて現場を見せた。って事は、これはもう多重人格のみくるが真犯人としか思えない。普段のみくるには記憶が無くて、多重人格の責任を感じている貫路は協力し、浩暉はせっせと後始末。
唯月真犯人説も消えた訳では無いのだが、それなら何故浩暉が後始末をしているのかが不明。余程の弱みを握られてるの?
脚本=渡邉真子 演出=小室直子
「PJ~航空救難団~」第7話。
制作陣はファンタジーよりリアルを選んだかあ。まあね、航空自衛隊全面協力で制作してるから、より現実に近い方を選択するしか無かったのかもね(仁科妻と生還した父娘を対面させたのは疑問だけど)。
パパに正直に捏造を打ち明けた長谷部には、何の懲戒処分も無かったのは有りなのかというのも疑問。違う道を選択して辞退すれば良いというものでは無い。自衛隊はもっと厳しい組織なのでは?
背中に土砂崩れを感じ、震えながら拳を突き挙げる仁科の最期は衝撃的だった。
脚本=髙橋泉 演出=常廣丈太
>> 174
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「波うららかに、めおと日和」第6話。
瀧昌となつ美の間に、あの様な関係性の前段が有ったとは…。…
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「波うららかに、めおと日和」第7話。
大掃除の手伝いも、号令を掛けて貰った方がやりやすいという瀧昌で笑わせてからの、年越しに向けての双六作り。二人で経験して来た事を思い出して、一マス毎に書いて幸せを噛みしめる、なんて可愛くて素敵な大晦日の過ごし方。
深見の素の部分に触れて、少しずつ惹かれ始めているのが分かる芙美子。中身も外見もお似合いの二人なので、このまま結ばれて欲しい。
半年後に指輪を二人で取りに行くと瀧昌…半年後…まだ戦争は大丈夫なのかな…。
脚本=泉澤陽子 演出=森脇智延
「イグナイト」第8話。
毎回小出しの縦軸に、無理矢理繋がりを持たせようとしている様に見える一話完結の横軸。実際医療過誤裁判に勝つのは容易ではなく、それでは一話完結に出来ないので、善意の他病院院長の船木と宇崎を不自然に接触させ、船木の計らいで医療過誤の証言が取れ、勝利の和解に持ち込むという、かなり強引な作りとご都合主義。
脚本=畑中翔太 演出=吉田亮
「なんで私が神説教」第9話。
脇坂役の萩原護、おじさん顔で高2には見えないけど、嫌〜な感じの生徒を演じるには十分な演技力と変な説得力有り。でもねえ、そもそもの退学予定リストが出て来た時点で、このドラマは終わってるんでね。
でも予告でチラッと出た最終回の静の説教には少し期待している。
脚本=オークラ 演出=南雲聖一
- << 184 【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛 「イグナイト」第9話。 【エピソード0】何で今頃エピソード0なの?とは思ったが、単話としては良く作り込まれていたし、轟役の仲村トオルと宇崎の母親(当初の夫が加害者であり轟の娘が被害者という関係から、実はこのバス事故には裏が有る事を知った轟が、加害者家族として誹謗中傷を受けても耐えている宇崎母に、弁護士として的確なアドバイスを送り、救済の手助けをして息子も素性を隠して採用するという、被害者遺族同士の関係へと変化して行く)役の藤田朋子の、傷を抱えた者同士の慟哭の芝居が素晴らしくて引き込まれた。ただ連ドラの構成としてはこのタイミングが相応しかったのかという疑問は残る。 轟の娘・佳奈役の藤﨑ゆみあ、この子は多分売れると思う。将来が楽しみ。 脚本=山口健人 演出=原廣利 「なんで私が神説教」全10話終了。 脇坂への「黙れガキ!」から始まる全校集会での静の説教を、制作陣としては最高の売りにしたかったのかもだけど、こっちとしては“強制退学者リストの件”と、“八つ当たり愛花の件”の二つの理不尽案件が受け入れられなかった時点で、もう何を言われても“あっそう”としか思えなくなっていたので、最終回もああやっと終わったなとしか。 理不尽案件二つが無くて、ラスト2話で理不尽脇坂vs静なら、普通に楽しめたのかもね。 脚本=オークラ 演出=内田秀実
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「キャスター」第9話。
このドラマは登場人物に役名は付いてるけど、人物像を構築する事はおざなりで、登場人物同士や視聴者の裏をかく事ばかりを優先してるからドラマに入り込めない。しかもそれを報道番組を舞台に、一応シリアスベースで作ってるから、矛盾やご都合主義を流す事も出来ない。何でこんな設定にしたのだろう。ライターズルームもまとめ役に能力が無いとグダグダになる。今回は崎久保がギャーギャー言わないから、だいぶ観やすくはなっていたけど。
脚本=鎚谷健、及川真実、谷碧仁 演出=嶋田広野
「続・続・最後から二番目の恋」第9話。
前回の雰囲気にすっかり騙されてしまったけど、和平は立候補を断ったと皆に話す。常に家族の事を考えて生きて来た和平にとって、自分事の選択で悩むのは初めてだからドキドキワクワクして、夢を見させて貰ったと。色々考えたら選ぶべき物が見えて来た、皆と暮らして、吉野さんが隣に居てくれて、それを壊したくなかったと。
今回は偶然会った成瀬と早田の会話も良かった。お互いに千明と和平への恋心を認めた上で、成瀬が「みっともない事になるのだけは避けたい。ちゃんと自制する事も大人の恋だと思うんですよね、美しくね、出来るかなあ…」一人一人の人間像がしっかりと書けてるから、彼らはそこに生きている様だし、台詞も心に届くのよ。
脚本=岡田惠和 演出=高橋由妃
>> 176
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「続・続・最後から二番目の恋」第8話。
和平「(真平の病気は)治ったんじゃなくて治したんだと思…
【2025春ドラマ】
「あなたを奪ったその日から」第8話。
【真相に近づく母…行く手を阻む過去を知る者たち】
ずっと話が進まないって書いてたら、今回は一気に進んだねえ。
まず東は鷲尾の娘だから通帳も手に入れられたのね(鷲尾は事件後に癌で死亡)。
残業する紘海の仕事を手伝った旭は、下の娘を失って初めて、あの事件の被害者の両親の苦しみが実感として理解出来た事、謝罪もしていない事を申し訳無く思っている事等を話し、それを聞きながら涙を流していた紘海は、翌日室長に退職届を提出し、旭に引き止められるが、「貴方は本当の私を知らない」と言って慰留を振り切る。
一方保育園に聞き込みに行った玖村は、お喋りな保育士から紘海が灯の母親だと聞き、多分それを梨々子にメールしたから、彼女は職場の薬を持ち出してODで入院、玖村は旭にも紘海は灯の母親だと伝え、タイミング良く望月も、紘海の電車のキーホルを、あの日自転車を倒した女も付けていた事を思い出し、履歴書で紘海の住所を確認していた。
萌子ではなくて梨々子がエビを混入させ、後から気付いた鷲尾が旭に伝えたが、旭は隠蔽し鷲尾に500万円を振り込んだ…っぽいな。
自宅を訪ねた望月は、見かけた少女が同じキーホルを付けているのに気付き、身分を隠して接近してみるのかな?
話が進めば面白い。
次回は紘海と東が旭宅を訪ねるのね。
脚本=池田奈津子 演出=淵上正人
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「夫よ、死んでくれないか」第10話。
友里香はトンカチで殴るつもりが哲也が起きて逆襲、突き飛ばされて頭を打って床に血溜まり。まあ2人共死ななくて良かったし、哲也は逮捕されて友里香は病院で結菜に会えたから結果オーライかな。
帰って来た光博の、ゲームで知り合った人と不倫して別れたって告白、本当なのかな。まだ何か隠してない?
千田はあの時の男達の仲間で、下っ端だから見張り役。でもガラケーで小屋の中の事や、仲間が崖から突き落とされた所を撮影していて、「もう会わない」と言って来た麻矢に録画を見せて、「俺の言う事は何でも聞いてくれるよね」と脅して来た。
対戦ゲームをやっている時は人が変わって攻撃的になる光博。麻矢を守る為に千田を…なんて事、有るのかな。
脚本=的場友見 演出=進藤丈広
「恋は闇」第9話。
みくるは再生不良性貧血・無戸籍・無健康保険だから、浩暉が血液製剤を手に入れて輸血していたと。あの日みくるは、激昂した母親に包丁で殺されそうになったので、防衛したら腹に刺してしまった。でもあの返り血から言って、めった刺しにしたのはみくるじゃないよね。浩暉か第三者か。
もしホルス犯人がみくるではないとしたら、唯月なの?でも浩暉が関わる理由が分からん。この堂々巡り苛々ドラマも次回でやっと終わるよヤレヤレ
脚本=渡邉真子 演出=鈴木勇馬
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「PJ~航空救難団~」第8話。
宇佐美がPJとして、吹雪く雪山に上杉父子を救出に行った日の話。息子の仁は救出出来たのに、何故父親は助けられなかったのか。宇佐美は「もしあの時……だったら…」という後悔の念をずっと抱えて生きて来たし、沢井は「何故父親は…無茶をした俺のせいだ」という自責の念を抱えて生きて来た。そんなモヤモヤを解消すべく、宇佐美は元妻に、沢井は、小牧基地にFEを志望して戻って来た藤木に、それぞれ背中を押されて、人として本音で話し合う事に。
まあそれなりには分かるのだが、全9話しか無い連ドラの構成的には、この話で1話丸々使うのはどうなの?と思ってしまった。
脚本=髙橋泉 演出=平川雄一朗
「波うららかに、めおと日和」第8話。
瀧昌が出立して1ヶ月、喋る相手が居なくなってしまったなつ美は、やたらと独り言が多く、それだけ夫婦2人の暮らしが体に染み込んでいたのだなあと、少し切なくなってしまった。
帰港中、艦内見学の日が有って、瀧昌の従兵から、中尉殿は結婚して雰囲気が柔らかくなったと感謝され、照れながらも喜ぶなつ美。第三者から聞く夫の良い方への変化は、嬉しかっただろうな。
“ふかふみ”お見合いの陣の、本音モノローグ合戦が面白くて秀逸だった。
甘酸っぱい江端夫妻との対比が効いてるなあ。
脚本=泉澤陽子 演出=平野眞
>> 179
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「波うららかに、めおと日和」第7話。
大掃除の手伝いも、号令を掛けて貰った方がやりやすいという…
【2025春ドラマ】〚ポイント感想〛
「イグナイト」第9話。
【エピソード0】何で今頃エピソード0なの?とは思ったが、単話としては良く作り込まれていたし、轟役の仲村トオルと宇崎の母親(当初の夫が加害者であり轟の娘が被害者という関係から、実はこのバス事故には裏が有る事を知った轟が、加害者家族として誹謗中傷を受けても耐えている宇崎母に、弁護士として的確なアドバイスを送り、救済の手助けをして息子も素性を隠して採用するという、被害者遺族同士の関係へと変化して行く)役の藤田朋子の、傷を抱えた者同士の慟哭の芝居が素晴らしくて引き込まれた。ただ連ドラの構成としてはこのタイミングが相応しかったのかという疑問は残る。
轟の娘・佳奈役の藤﨑ゆみあ、この子は多分売れると思う。将来が楽しみ。
脚本=山口健人 演出=原廣利
「なんで私が神説教」全10話終了。
脇坂への「黙れガキ!」から始まる全校集会での静の説教を、制作陣としては最高の売りにしたかったのかもだけど、こっちとしては“強制退学者リストの件”と、“八つ当たり愛花の件”の二つの理不尽案件が受け入れられなかった時点で、もう何を言われても“あっそう”としか思えなくなっていたので、最終回もああやっと終わったなとしか。
理不尽案件二つが無くて、ラスト2話で理不尽脇坂vs静なら、普通に楽しめたのかもね。
脚本=オークラ 演出=内田秀実
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初めて彼氏の女友達に会いました。 私と出会ってからは関わりがなくなっていたようで、久しぶりの対面で…
11レス 215HIT 匿名さん ( 女性 ) - もっと見る