番外編のつぶやき
いつも綴っているものに、あまりにもタイトルとかけ離れた内容が増えたので、番外編を設けることにいたしました。
小さな小さな呟きです。
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今週の少年サンデーという雑誌で
高橋留美子さん、青山剛昌さん 、満田拓也さん 、久米田康治さんという、私でも名を知る、…なんならその方の代表作、今連載中の作品タイトルまで言えるほど著名な作家さんたちがこぞって休載されているとか、いないとか。
子どもの頃から馴染みある出版社さんであるのだけれど、このたび、この会社の一部、そしてそこで大きな力を持つ方は〝小さな学び〟しかできない方たちが多いのだと学ばせていただいた。
不買運動に走りたいところだけれど、それは作家さんに不利益なことともなり、それはわたしののぞむことではなく。
そしたらどうしたら、この一おばさんの怒りをこの会社に伝えることができるのだろうか。
過去にはある連載作家さんの原稿を失くしたという、ありえないことをしでかした会社であることを、私はまだ忘れてはいないんですよ。
ここの会社の発行した漫画、一体どれだけ家にあるのだろう。
大切な家宝まで含まれているくらいなのに。
大切にすべきは何か、学んでください。
元日の能登半島震災での災害廃棄物が、珠洲市では57.6万トンあって、それは市の年間排出量の132年分にあたるとのこと。
気の遠くなるような年数に、そこに含まれる多くの人たちの暮らしの一部であった家具家電、何よりもかけがえのなかった思い出の品々といった、本来は廃棄されるものではなかった物であるという重みを感じ、また切ない思いにいたたまれなくなります。
石川県内の災害廃棄物の推計量が244万トン。
これは県内の年間ゴミ排出量の約7年分で、被害の大きかった半島北部・奥能登地域の2市2町が推計量の約6割(151.3万トン)を占めるといいます。
これを受け、石川県は県外を含めた広域処理を進める方針で2025年度末の処理完了を目指すとしているといいます。
いまだにインフラが復旧しない地域もあるといい、急ピッチで進められてきている仮設住宅も、避難されておられる方々に行き渡るものではなく…。
でもこれに関しても、内装は温かみのある木材を多く使用したものとし、少しでも仮設住宅生活をされる方々に寄り添う努力がなされているといいます。
これは今までの仮設住宅生活から生まれた課題にしっかりと取り組んだ結果。
やはり人は優しい。
もろ手を挙げたニュースがありました。
4日に投開票された前橋市長選で、元群馬県議で新顔の小川晶氏(41)が、4選を目指した現職の山本龍氏(64)との一騎打ちを制し、初の女性市長となったというものであります。
保守王国群馬において、自民県連、公明県本部が推薦し組織を固めた現職を、新顔が大差で破った結果に、思わず私はもろ手を挙げたのみならず
「よしっ!」
「やった!」
と声まであげた。
【確定得票】
当 小川 晶氏 60486
山本 龍氏 46387
圧巻の大差であります。
県議だった小川氏は立憲民主の会派に所属しながらも無所属で活動したていたといい、今回の市長選でも、現職との対立軸として、政党の推薦を受けない「市民党」を掲げて臨んだといいます。
国を滅ぼすかという勢いの政府に、一地方が大きな一石を投じたこのニュース。
涙が出そうなくらい、嬉しい嬉しいニュースでありました。
今また【窓ぎわのトットちゃん】がアニメ映画化されて、しばらく前には【続・窓ぎわのトットちゃん】が発行され、トットちゃんがまた脚光を浴びているなか、あのトットちゃんが愛した『トモエ学園』の設立者であり校長先生である【小林宗作】氏が、群馬県出身であることはあまり知られていないのではないでしょうか。
音楽教育やリトミックに携わる方々はご存知であろうかと思うのですが…。
トットちゃんを初めて読んだとき、私もこんな学校に通いたかったと、心から思ったもの。
そのくらいに、このトモエ学園は理想の学園であり、今なおなかなか存在していない理想の学園であったと思うのであります。
小林宗作氏(1893〜1963年)は群馬県の東吾妻町の出身で、上京して小学校の音楽教師を務めたあと、ヨーロッパに留学しています。
帰国後の1937年、自宅の売却などで得た資金で、トモエ学園として、幼稚園・小学校を設立し、音楽に合わせて体を動かす【リトミック】を取り入れました。
十代後半に上京して、ほとんど故郷には戻らなかったため、地元での知名度は低くて、私などもそれを知ったのはトットちゃんを初めて読んでからだいぶ経ってからのことでありました。
実はもう一人、同じ東吾妻町出身の『そうさく』さんで、やはり教育に大きな功績を残された方がおられたことを知り、それを書こうと思います。
続く。
(続き)
群馬県東吾妻町出身のもう一人の『そうさく』氏は、【石坂荘作(1870〜1940)】氏。
初めて知る名前です。
今日の読売新聞にこの記事がありました。
日本統治時代の台湾・基隆市で、日本人と台湾人が無料で学べる『基隆夜学校』や、後に市立図書館となる『石坂文庫』などを建て、現地では【基隆聖人】と呼ばれたといいます。
教育を受ける機会の平等を強く主張し、学校建設には、自らが製本業やタバコ販売業などで蓄えた私財を投じたといいます。
群馬県東吾妻町が、というより群馬県が、いや日本が誇る教育者でありましょう。
東吾妻町ではこの二人の偉人を顕彰する動きが高まっているとのこと。
ここミクルで一人でも多くの方にこの『そうさく』氏たちを知っていただけたらと思いレスいたしました。
…自分だって今日初めて知ったばかりだというのに 笑。
国会中継を観ていて。
あの総理が『我が国』というたびに、イライラもやもやする。
私たちが使う『我が家』という表現。
彼の使う『我が国』という言葉には、『我が』という表現に含まれる愛おしい、かけがえのないという感情をかけらも感じられない。
むしろ私物化し、自由自在にしてよい〝もの〟、という『我が』という表現に感じられてならない。
本来なら時間がある限り、自分の耳で目で、国会中継を観るべきなのだが、最近はイラついて観ていられない。
義務、仕事と思っても、あの上っ面だけの美辞麗句で誤魔化してばかりの茶番はもう見ることが、…できない。
まぁ、今は裏番組の【救命病棟24時】が観たいのも多分にあるのだが 笑。
このところ立て続けに怒りで震えるくらいの子供の虐待死が報道されている。
体内から車の不凍液って何?
どうやって体内に?
飲ませたってこと?
そもそも不凍液って一般家庭に普通には置かれてはいないし、車に疎い私などはどんな物かもわからない。
それをまたテレビが丁寧に解説する。
書きたくもない。
保育園では何日も同じ服、おむつを替えていない、髪がベトベト、誰がどう見てもネグレクト。
しかもご近所さんはその子の存在を知らない方が多かったという。
何度も児相には報告されていたというのに。
いつもこれだ。
真冬の青森で、冷水のシャワーを浴びせたのち冷めきった湯船に放置したぁ?
言葉にならない。
これも児相には報告されており、転居してエスカレートしてのこの悲劇だったようだ。
一歳の弟には虐待の形跡は無いという。
児童虐待防止法とか作られても、虐待死は無くならない。むしろ増加しているよう思う。
虐待による死亡事例は年間五十件を超え、単純計算で一週間に一人の子供が命を落としている。
嫌いなら、虐待するくらいなら手放して!
そもそもそうやって殺害してしまった自分たち、いなくなれば幸せになるって思っているの?
殺人者として捕まって?
虐待防止法、児相をもっと変えていかないと!
法律作るなら、もっと現実に照らし合わせて!
何かあれば速やかに変えていって!
今朝、『公立高校の入試問題と正解』が新聞の折り込みで入ってきていた。
…解けない、というかもはや文字が小さすぎて読めないのだ。
まずそこ。
ああ、そんな時を迎えたか、私。
まぁ、今のところ老眼だけなようだから、これでも良いほうであろうと思うが…。
仕方ない。
拡大鏡を使うか。
『亭子の帝の御ともに、おほきおとど…』…。
えっこれ中学生の解く問題だよね?
『大和物語』って、ずいぶんとまあ渋いところを。
私はこの高校入試問題を見るのが好き。
見る、と言うところがすでに逃げ腰で、そもそも数学と地理問題ははなから諦めているのだけれど。
今日の楽しみができたぞ。
まぁ、当人であった頃はとにかく、見守るしかなかった親であった時分には見ることすら封印したくらい、どきどきハラハラの折り込みであったものだが。
…そうか。
この折り込みって、自分が中学生の頃からずっとの、長い付き合いのあるものだったってことか。
うん十年経つ。
今年は遠く離れて住む中学時代の同級生が私に会いに帰省してくれるという。
そしたらこれ、持っていこうかな。
彼女は頭の良い子だから、今でも全教科スラスラと解きそう。
さぁて、彼女が帰ってきたら、どこへ行こうかな?
まずは彼女のご実家のお寺さんへ。
それから彼女のお祖父さんの祖先が建てたというお寺さんへも行って。
あれ?
お寺巡り?
明治三十七(1904)年創業で、国内外で高い評価を得ているマフラーブランド【KNITTING INN(ニッティングイン)】を展開する【松井ニット技研】か来年二月末をめどに廃業するという。
その名があまりに有名なため、『桐生八木節まつり』を訪れた際、ついでといっては語弊があるが、その場所を探してみたがなかなか見つからない。
その住所から祭りのメイン会場から本当にごく近くに存在するはずなのに。
…方向音痴で地理音痴のわたしだから?
歩いている路地でふと素敵な日本家屋を見かけて失礼がないくらいに見てみると、!
【松井ニット】と書いてあるではないか。
小さな小さな町工場であった。
たしかに。
『小さな町工場、世界に 』
的なタイトルて新聞紙上で取り上げられていた。
役員や従業員の高齢化で事業継続が困難と判断したという。
松井ニットの、さまざまな色の繊細な細い糸を使って織りなしたマフラーを私もいくつか持っている。
初めて手にした時、あまりにも細い糸を使ってのニットのマフラーに、感嘆したものだ。
少し値が張るといえばたしかだが、このマフラーを男性がスーツやコートに軽く巻くだけで、とてもおしゃれに見えるのだ。
というか、おしゃれな男の方だからそこに目がいくのかもしれないが。
おしゃれとは全く縁のない夫は
「うーん、巻くタイプのマフラーはめんどくさいんだよな」
はぁ。
今日は国際女性デー、なのだとか。
1904年3月8日にニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしたのが発端だといい、今年ちょうど120周年です。
そして今日はミモザの日とも呼ばれ、この日に女性にミモザを贈る習慣が外国にはあるようで。
これはもともとイタリアで男性が女性に感謝の気持ちを伝えるために、
贈っていた風習を引き継いだようです。
…いいじゃん。
わが家のように、義理チョコのお返しを(めんどくさいなぁ)なんて思いを抱えながら、悩んで外すよりよほど良い。
今朝、やたらと機嫌悪く起きてきた夫。
具合でも悪いのかと思って何度も聞いたくらいにテンション低く、明らかに顔に不機嫌が出ている。
昨夜はなんともなかったじゃない〜。
一体なんだっていうんだ。
帰宅しても靴をそろえる習慣がない人で、何度言っても治らず、毎回毎回靴を揃えているのだが、もはやそれが当然。
食事しても食器を下げることもなく、すぐにスマホでゲームを始める。
ごちそうさまとか言うはずもない。
ま、それが〝おかあさま〟の作られたお食事だと「ごちそうさま」と言って食器を下げるし、ご実家に行けば、靴もそろえる。
…あれ?
なんか愚痴になってるぞ?
まぁ、感謝してとは言わないけれど、朝一理由も分からず機嫌悪いのを隠そうとすらしないのはやめてほしいよ、ほんと。
あさきゆめみし』×『日出処の天子』展
―大和和紀・山岸凉子 札幌同期二人展―
お二人の代表作、まさに漫画史に残る名作の原画が共に並ぶという。
その数モノクロ83点、カラー45点の原画 …まさに夢のような展覧会の実現です。
が。
札幌…。
札幌同期二人、だからこその彼の地なのでしょうが、あまりに遠い。
好きな人はどこへだって出向く、それこそが推し、…なんでしょうけれど、同じ道内だって、遠い方は遠い、それが北海道。
ま、札幌です。
飛行機でビューン、あっという間に札幌、なんでしょうが。
…私はその飛行機に乗るまでが大変な田舎に住んでるので。
ああ、こんなとき都会は良いと思うこともしばしばあるけれど…。
都会は遠くにあって思うもの。
田舎県の田舎でぼーっと暮らす。
それが私イズム。
指宿の回をもってブラタモリが終了。
時々、ん?と思うこともあったけれど、それは良くも悪くもNHKらしさだと思って、それはそれは楽しみに観てきた番組でした。
正直タモリさんという方に好感を持てたのはこの番組。
お笑いとして出た頃はその芸風等々、とてつもなくイヤで嫌いでありました。
それが笑っていいともで、あれこの方の素顔って、こんななんだ?とか、いろいろな顔を知って嫌い感は拭われたものの、好感までには至らず。
ま、名もないおばさんの好感度など💨ほどのものでもないでしょうが。
この番組で、地質とか地形とか、歴史とか、その土地その土地の新たな発見をさせていただき、いろいろな知識を得られたり。
実際にその地へ出向こうと思うきっかけ作りともなったことなど、
社会的な貢献の大変大きな番組であったことはたしかなことでありましょう。
タモリさんという方が、引き時を知っておられる方、だからでしょうか。
そこが…余韻を残すとでもいいますか、感心するくらい大変見事な方ですので。
あの番組はタモリさんならではの番組。
まぁ、NHKに造られて苦笑されている場面も多々ありましたけれど。
またいつの日かはタモリさん次第。
ありがとうございました。
ショッキングなニュースだ。
『東武動物公園において3月26日(火)、17時10分頃、動物園エリア「リスザルの島(ボリビアリスザル)」の飼育小屋より火災が発生しました。
17時20分頃、スタッフの消火活動により鎮火し、その後、警察、消防による立ち入り調査を行いましたが、出火原因は不明です。
なお、この火災により飼育していたボリビアリスザル全9頭が亡くなりました。お客様やスタッフには怪我人はおりません (以下略)』
火を持たない動物が、自力で外に逃げることができない状況下に置かれて、その全頭が命を落としてしまっている。
なにがあったかは、これからの調査によって明らかになろうが、失われた命は戻っては来ない。
この尊い命に冥福を祈る。
新聞を広げていて、息を呑み言葉を失った。
群馬県の高崎市の保育園で園児の虐待があったことを大きな見出しで書かれていた。
小見出しには複数の保育士関与とある。
高崎市の保育園の複数の保育士が、懲罰と称して部屋の内外に一人にし、【心理的虐待】を行ったといい、また、園児が食べこぼした際などには大声で威圧的に叱ったり、園児の手や服を引っ張ったりするなど、『心身に有害な影響を与える行為』を継続的に行ったという。
市は匿名の情報を受け、聞き取り調査を実施。
保育士らはこれらの行為を認めたという。
高崎市は「子どもの安全・安心に最も配慮されるべき保育園であってはならない重大な事案だ。勧告が確実に実施されるよう厳正に指導したい」とコメントしている。
改善勧告を受けた理事長は非常勤であったといい、園に行くのは年二〜三回のみで虐待を把握できていなかったことを謝罪し、虐待に関する研修を行うことを約束した上で、三月いっぱいで辞任するといい、園長は辞職、虐待に関与した保育士は退職するとしているという。
いかなる処分がなされたところで、子供たちの受けた心の傷は一生癒えることはない。
それを保育士という資格者が、集団で…。
おそろしいことだ。
しかも虐待である認識がなかったと述べているという。
保育士の学校の教育は実に高度なものだ。
それは嘘だとはっきり言おう。
(続き)
しかも新聞紙上では子供たちの心の傷はどうフォローしていくかは述べられていない。
保育園というのは0歳児から在籍しており、自分の受けた虐待を言葉として訴えることのできない存在もいるのだ。
虐待に関与したとされる保育士は三人。
たまたまこうした残虐な性格の方が集まってしまったのであろうか。
そしてこの保育士たちはまたこの資格を活かして新たな職場へと転職することも可能なのだ。
人は反省して変わることのできる存在であると信じているし、信じたい。
だが、こうした転職の際、一切こうした情報は伝わってはいかないのも事実だ。
刑事処罰には至らないため、前科などは一切つかないのだ。
もちろん、この保育士たちにやり直しの機会を与えるなと言っているわけではない。
保育士さんたちは、本当に本当に細やかな神経を張り巡らせ、子供たちにそれはそれは温かな対応をして、愛を注いでくださっておられる。
それは公園で遊ばせる姿を見るだけでも、その公園の行き帰りにすれ違うだけでも伝わってくるものです。
人としてあり得ないごくごく一部の保育士による虐待は、悲しいかな、毎年のように報告されている。
どうか、どうかこのあまりにも哀しい、あってはならない虐待が一刻も早くに無くなりますように。
そして虐待を受けてしまった園児の心が癒される日がきますように。
朝の連続テレビ小説を観るようになって三作目。
その三作目が今日最終回を迎えた。
「次回作はたぶんそんなに観ないんじゃないかな」と前回作が終えたとき、夫に言った私。
昭和初期の芸能界に興味がないし、ブギというものもあまり好きだとは思えなかったからだ。
でもやっぱり、丁寧に描かれた一人の人間の生き方や、その方を取り巻く人たちの生き方にすぐに惹かれていったのだった。
でも、見方がどこか冷めていた。
むしろ主人公役の人の演技だとか、それはそれはびっくりするほどにアップしていった歌唱力であるとかに、目を向けているところが多かった。
そんなあるとき、夫から、
「この主人公、水谷豊と伊藤蘭の娘なんだって?」
と言われてたいそうびつくりした。
ちなみに夫はこの朝ドラをほとんど観てはいない。
どうせ毎日目の前にいる私の顔すら見ないで繰っているスマホの、Yahoo!ニュースによるものに違いない。
私はそういった芸能情報にたいそう疎いのだ。
本当は夫婦ともに疎いはず、なのだが、最近の夫は目を見張るものがある。
テレビに映る、私などは全く知らない若い女性タレントさんのことをフルネームで呼んでいるのだ。
閑話休題。
そんな、ともすれば近所のおばちゃん的な見方をしていたものだから、私は今日、最終回が始まったとき、やはりどこか冷めて観ていた。
(続く)
(続き)
…ところがだ。
引退の日のスズ子が映される辺りから、その趣里さんの演技、というか引退するスズ子になり切った趣里さんの演技に全身全霊を奪われた。
失礼なことに洗濯物を干しながら観ていたのだが、いつのまにかテレビの画面の前にひざまづいていた。
パンパンと振ろうとしたタオルを握りしめたまま。
それに気づいたのは、自分がボロボロ泣いていたことに気づいたときだった。
歌も凄かった。
本当に本当に世紀の歌い手だった。
でもそれはやっぱり、私にとっては福来スズ子ではなく趣里さんだった。
バラードのような東京ブギウギ。
それを見守りながらピアノを弾く草彅剛の演技も心打たれた。
あのずっと福来スズ子を育て、そしてずっとずっとともに歩んできた人物の眼差しだった。
そして、茨田りつ子のコマ切れに映される表情の変化に私の涙腺は崩壊した。
凄かった。
本当に素晴らしかった。
趣里さんという存在を、この福来スズ子役で初めて知った私。
途中で夫に言われなければ、知らぬまま、趣里さん、だった。
世の中では親の七光りなどという表現があるが、この方は間違いなく、自らで光り輝いた方だと思う。
またお昼の再放送、観ようか、このまま封印して、余韻を楽しもうか。
本当に良い作品、良い俳優さんたちでありました。
滋賀県が、近江八幡市の特別養護老人ホームにおいて、虐待にあたる不当な身体拘束をおこなった疑いがあるなどとして、二つの事業所に対し、新規利用者の受け入れを半年間停止する処分を行ったという。
身体拘束の具体的な行為としては、認知症の男性利用者に対し、通常ではない下着と服で自由に行動できないようにしたというもの。
認知機能が低下すると「おむついじり」をすることがあり、この事業所は、おむついじりをしにしくくする下着や、上下つなぎのオーバーオールを着せたいと家族に相談。
家族もそれに同意し、下着を提供したうえで、男性に着用させていたということです。
しかし本来そうした行為は、『施設で委員会を開いて、身体拘束が妥当かどうか検討しないといけない』とされるが、その事実がなかったとして、滋賀県は虐待行為にあたると判断したということ。
施設側は、
「行動抑制のレベルなら、委員会を開かなければならないとは考えていなかった」としています。
そもそもご家族の理解と同意を得ていて、それでも〝不当な身体拘束〟で行政処分が下る…。
委員会を開けばいいって?
それが介護の現場でどれだけ大変かどうか。
こうした処分を下す立場の人たちは、実際の現場で実習してみるといい。
これはあまりにも介護の現場を知らなすぎる。
会議が仕事の人たちは『委員会』とか簡単に言う。
はあぁ…。
…などと、いかにも介護の現場を知ってるような書き方をしてしまったが、私の介護の現場は実の祖母であり、実の母親で、真の(?)介護の現場では働いてはいないのだから、ちょっとそれは違うぞと、気づいたのでちょっと書きにきました。
介護に携わってくださっておられる方々には本当に感謝して、頭が下がります。
ありがたくて、尊い。
寄り添う気持ちが強い方々がこの現場で働いてくださっていることに、かつて私は深く深く感動したのでありました。
スタッフ間でも優しい言葉をかけ合いながら、
優しさに満ちた介護をなさってくださっていた。
別にこれから入居を希望する家族として見学に行ったわけではない。
家族として面会に行ってのことではない。
だから、私によく見せようとしての行動ではない。
介護の現場って、想像する以上に大変。
対象者さんからのパワハラもモラハラも、セクハラもあるんです。
綺麗ごとじゃない。
殴られたりもあるし、女性に胸やお尻をハードタッチする男性だっている。
…行政の方々って、おむついじりって言葉、真の意味を知ってるのかなぁ。
あ、私は介護のお仕事をした人ではないけど。
それを書きに来たんだった。
それにしても…いつも以上に書き散らかした文章ですみません。
怒りがピークにある内は、あまりそれを口にしない方が賢明であるということは長くもなってきた人生において、学んだ、…というよりはそれを心に置いて置こうと学んだことである。
このたび、まさに怒り心頭に発することがあった。
いや未だ以って過去とはなりえない。
とはいえ、まぁ、政府のやっていること、内閣総理大臣のやる事いう事一つ一つが、ほぼ毎日それではあるのだけれど。
本来なら権利どころか義務であろう国会中継を観る、あるいは全容を知る事が、もはやもう拒否反応とすらなってきているくらい。
一々キィーキィーカリカリして、おかげで病的低血圧が、もはや正常血圧を超える高さとなってしまったくらいだ。
それは四月一日のニュースを観てのことだった。
そもそもが怒りもあるが、そいつの言った言葉を書くことすらが、人としての良心に咎めることで、おそらくは一生ここに書くことはない。
それくらい、人としてありえない発言をしたヤツへの怒りである。
何度も繰り返されるニュースに映るそいつの顔を睨みつけている内に、(こいつの顔、前にもどこかで見た記憶があるんだけど…)。
そいつ…さすがにこの言葉もいい加減人としてどうかと思うようにもなってきたので、その人物の活動の場に記憶を寄せてみた。
あ、あいつだ!
そいつと書くのをやめたはずが、舌の根も乾かぬうちから〝あいつ〟呼ばわりしているが、そう思った。
(続き)
応援演説か何かで、〝コシヒカリ発言〟をして物議を醸したヤツではないか?
そう気づいてからも、そいつの(またこの表現をしている)経歴とか調べる気になれない。
怒りに油を注ぐ気がする。
まぁ、この怒りは一生消えない。
消えることはないし、消したくもない。
それはこの人物個人に対してではなく、全ての、こういった発言、言動に対して向ける怒りの火種だ。
…やはり少しでもこの問題に触れようとすると、怒りがまるで炎となって燃え上がるようだ。
そもそもが私もともと語彙力がない、知識もない人間なのでうまく表現できないし。
…何か書けるのか?
この人物、この発言に対して、その後二度ほど会見をもっている。
一度目などしらを切ろうとしただけだった。
二度目だって取ってつけたような口先だけの謝罪を、それも何度も問われてようやくしただけで、この問題とされる発言は撤回しないと明言している。
しかもその席で、「辞めます」。
は、はあぁ?
責任感すらないの?
そりゃあ気持ちとしては今すぐ辞めて欲しいけど、それで業務に支障は無いの?
行政という業務にまるで支障をきたさないくらいの仕事しかしてなかった人物なんだ?
それはそれであきれた。
さらにその後知ったことにまたまた私の怒りは燃え盛った。
さすがに〝今すぐ〟ではなかった。
ボーナスもらって辞めるのだった。
(続き)
はあぁ?
…国とか県とかのトップにある人物の一部は、私腹を肥やすことには異様に長けているのだろうか?
大切なことなので、その部分強調するが、あくまでもごく一部の人物たちだ。
…そう信じたいが?
信じて良いですよね?
もう一度書いておく。
あくまでも『一部』の人物のこと。
国のトップにはリコールできないようであるが、県のトップならリコールできるはず!
もう私、静岡県に一時移住したっていいくらいにリコール欲にかられた。
そうした法にもめっちゃくちゃ弱いので、移住したってリコールする権利が得られるかどうかも定かではないのだが。
そこでまた、私の縮小しまくった脳が引き出しをカコカコ開けようとする音を聞く。
もしやこの人物、あの〝コシヒカリ発言〟でリコールするだのしないだのになったのではなかっただろうか?
Wikipediaによると
『県議会に静岡県政史上初の辞職勧告決議が提出された。採決の結果、議長を除く自民会派の39人と公明会派の5人、無所属の3人の計47人の賛成で可決された。(一部略)
辞職勧告決議の可決を受け、自身の冬のボーナス約315万円と12月分の給与計約440万円の返上を表明したが、返上に必要な条例改正案は12月21日の議会閉会日まで提出されず、結局、全額支給された』
…ずっとダメなヤツなんじゃん。
誠意の欠片もない人物なんじゃん。
(続き)
とにかく、かのWikipediaを見ると怒りにガソリンが投下されるかのような人物である。
もはや全てなど読めない、読みたくもない。
今回の問題だけを受けて、ならばせめてこの人物に不買運動を!
とか一瞬思ったのだが、この人物にだって家族がいよう。
家族には罪はない。
それにこうしたお偉さんは自ら買い物をするようなこともないであろうし。
私がここで何を言おうと、彼には届かない。
彼のいうシンクタンクにいない人間の発言など、たとえ目に触れるところに書いてあろうと、見もしないだろう。
せめて今、シンクタンクと表現されたところに入職された方がこれ以上イヤな思いをされませぬよう祈ります。
これ以上、彼がバカな発言をしないことを祈ろう。
何かしでかさないことを祈る。
いつか、生きている間に自分の誤ちに気づく日が来ることを祈る。
人の尊さは心にある。
そこから生まれる行動にあらわれる。
芥川龍之介が所蔵していたフランスの小説の本に、恋心を表す花言葉を持つ押し花が挟まれていたことが調査で分かったとニュースで。
思わず笑ってしまった。
文豪はうっかり押し花一つも残せやしないんだなぁと。
押し花は、龍之介の遺族から寄贈されたおよそ2600冊の蔵書の調査で、フランスの恋愛小説「赤い百合」の英訳版から二点見つかったとのこと。
しかもこの押し花を植物学の研究者が調べたといい、そのうちの一つは「オオマツヨイグサ」という黄色の花で、同じ仲間の「マツヨイグサ」の花言葉が〝ほのかな恋〟。
主人公の恋愛が成就し、「I love you!」と叫ぶ場面に挟まれていたということです。
押し花の台紙には1914年7月12日と記されているといい、当時、芥川は二十二歳。
この時期、思いを寄せる初恋の女性との手紙でも、この本について言及していたことから、押し花は女性とのやり取りの中で芥川が挟み、女性に本を貸した可能性もあるとみられているといいます。
…いや、まさに〝見られている〟なぁ。
こんなに時を経て、自分が二十二歳の頃、どんな人とどんなやり取りをしていたらしいぞって、大々的にニュースにされてしまうのだから。
一般人でよかったなとは思ったけれど、それでもやっぱりうっかり変なものを残しておかないように気をつけておくようにしようっと。
NHKの朝の連続テレビ小説にはまっている。
もともとヒロイン役の伊藤沙莉さんが好きなこともあって始まる前から楽しみにしていた。
ヒロインの虎子のひたむきさが良い。
明るさが良い。
時代の中に埋もれたくなくて足掻いて、もがいて、一筋の道を、茨の道を歩み出した虎子。
その茨の道で出会った同志たちがまたとても良い。
そんな【虎に翼】の第三週にあたる今週の回のサブタイトルが『女三界に家無し』であった。
ああ…たしかに。
この時代の女性のおかれた社会はまさに〝三界に家無し〟であったであろう。
と、このレスを書かながら〝さんかい〟と入力しても〝三界〟という言葉は出てこない。
予測変換されないのだ。
この言葉はすでに名実共に死語となっているのであろう。
それは喜ぶべきことで、虎子の望んだ世にほぼ近い時代となっている、ということであろう。
当時の女性の置かれた社会的地位がいかに低いものであったかをこのドラマでもところどころに描かれる。
結婚した女性は無能者であると、法の書にはっきりと書かれていた時代なのだ。
まだまだ女性が〝もの〟であり、人身売買もあった時代である。
…今とてそれに近いものが世に存在していることは悲しいかな現実ではあるのだが、法はそれを違法としている時代とはなっている。
そしておのれの財産すらが認められていない。
(続く)
(続き)
この【虎に翼】はフィクションとしながらも、モデルとなった女性が存在する。
日本初の女性弁護士の一人であり、初の女性判事で、初の家庭裁判所長であった方である。
私は歴史にも疎く、この虎子というヒロインが大学に入学したのが昭和一桁なので明治生まれの設定かと思い込んでいたが、モデルの三淵嘉子さんは大正生まれであった。
明治生まれと大正生まれでも、時代背景は移り変わるものであろう。
まぁしかしながら、そうした違いもよくはわからないのが私なのであるが…。
そうそう、その、まさに明治・大正の女性のおかれた時代背景は、まさに〝三界に家無し〟であったろうと思われる時代である。
儒教の教えとして説かれていた『三従』、嫁ぐまでは父兄に従い、嫁いだ後は夫、そして婚家に従い、夫の死後は子に従え、といったものだ。
…とはいえ、昭和一桁の親を持つ私などは、その時代よりはかなり緩いものであったにしても、親に従うこと、婚家に従うことを結構強く強いられたものだ。
だから、この今は死語のこの『女三界に家無し』という言葉を聞いて瞬時に意味を理解したのである。
まさにその言葉を使いあれこれを強いる親であり、義父母であったので。
ヒロインの口癖、
「はて?」
が心地よい。
親たちに言えなかった私の心の内に秘めていた思いを代弁してくれているかのような心地がする言葉なのである。
(続く)
(続き)
さて、『女三界に家無し』であるが、この『三界』仏教の言葉である。
由来となる話がある。
『昔、蘇陀夷(そだい)という子がいた。
七才のとき、「おまえの家はどこにあるのか」と、仏陀がおたずねになった。
蘇陀夷は「三界に家なし」と即座に答えた。仏陀はこの答えに喜び、まだその年齢に達していないのに受戒させて僧伽(さんが)に加えられたという。
三界とは、『欲界(よっかい)』・『色界(しきかい)』・『無色界(むしきかい)』の三つをいう。
欲望につながれて苦しみ迷うものを〝欲界の衆生〟といい、
美しい形にとらわれているものを〝色界の衆生〟といい、
美しさへのとらわれは超えているが、なお迷っているものを〝無色界の衆生〟というのだそうだ。
この三界の中に迷う衆生を、
地獄・餓鬼・畜生・人・天にわけて、地獄から人までと天の一部が欲界の衆生であり、
色・無色界の衆生はみな天といわれる。
人に生まれたという苦しみが、それだけにとどまらずさらに深く重く地獄や餓鬼や畜生の苦しみにまで及ぶものであること、
また神々にまでなろうと望むほど人の欲望の果てしなきことを物語るのである。
(続く)
(続き)
『…仏陀は、衆生の苦しみ迷いを超えた世界を説いた。
その苦しみを超えることを、三界を超え出るという。
仏陀の世界である浄土は「三界の道を勝過(しょうか)す」とも説かれるのだという。
仏陀が、幼少の蘇陀夷に声をかけられたのは、おまえはどこで幸せに暮らしているのかと、その子の安否をおたずねになったに違いない。
ところが年端もいかない子から、「三界に家なし」、三界のどこにも本当に安らぐことのできる場所はないと、まことに本格的な答が返ってきたのである。
仏陀がそれをよしとした喜びようは、まだ二十歳になる前に具足戒(ぐそくかい)を受けた比丘(びく)としてお認めになったことからも十分に伺える。
老いも若きも、まして男であれ女であれ、みな本当に安らぐことのできる場所は、三界を超えたところにこそ求めよ、ということである。』
えっ?
『三界に家無し』って、…仏陀、お釈迦さまに褒められるような良いことなの?
私が親たちに説かれた内容とは違うということ?
(続く)
(続き)
『女は三界に家なし』をことわざで調べると、
『女は、幼少のときは親に従い、嫁に行っては夫に従い、老いては子に従わなければならないものであるから、この広い世界で、どこにも安住できるところがない』
とほとんど同じく書いてあります。
つまり、実母や義父母が言って聞かせたのはこのことわざとして使われていたもの。
出典とは真逆のものであります。
まぁ、言葉というのは往々にしてそのようなことも起きます。
つまりはこのことわざで人を抑えつけようようとする人間は、三界にすみかを見つけた者、住んでいる人物ということとなりますか?
幸せに暮らすところは三界を超えたところにあると、そしてまたそういったところに住まえとお釈迦さまは説いておられるのですが?
ま、その辺はおいておくとして。
男子は外に出たら七人の敵がいると言われているし。
『とかくこの世は住みにくい』
ということ、ですかね。
前回、NHKの朝の連続テレビ小説『虎に翼』の副タイトルについてやたらと熱く語ったが、その件の副タイトルであった『女三界に家なし?』の前の週は『女三人寄ればかしましい?』であった。
このときは(ああ、そうよね、よく言われることよね)と思っただけであった。
その前の週は、…。
そうそう『女賢くして牛売り損なう?』だった。
これも
(は?賢い女性をこうまでして下に見たい時代であったことを副タイトルつけて表してみたの?
たしかにそういった時代であったろうけれど、…毎日この副タイトル見るのなんか不快。)と賢くないおばさんは少し憤慨していたものだ。
賢いと牛を売り損なうなら、私などは売って売って売りまくる、稀代の牛売りおばさんになれるじゃない!
ん?
そもそもが賢くして?
はて?
(ヒロインの「はて?」がすっかり気に入って、やたらと使う 笑)
…女さかしゅうしてだった気がする。
まあ、さかしゅうしてと入力すれば賢しゅうしてと文字変換されるのだから意味は同じことなのだろうが、これはあえて、『賢くして』と現代で使っている口語の方が伝わりやすく、そうした方が私のようなおバカなおばさんがよけい憤慨してより効果的であろうと考えた効果、みたいなもの?
いや、そもそもこの『賢くして』はかしこくしてではなく『さかしくして』と読むのである。
(続く)
(続き)
まぁ表記はどうあれ、これもことわざ。
つまりこの【虎に翼】の副タイトル、慣用句であったり、ことわざであったりするようだ。
そもそも前のレスで熱く語っていた
『女賢しくして牛売り損なう』にしても、賢いからではなくて、さかしいから。
『利口ぶった女性は目先の利益にまどわされ、かえって物事をやりそこなう』ということ。
『女は、利口のようでも大局を見通す力が無く、目先の欲にとらわれて、かえって事を仕損じる』というたとえであると辞書にある。
…賢い(かしこい)女性、というものではなかったものの、やはり根底には女性蔑視の精神が見え見えであるのは間違いない。
利口ぶった、であるとか、利口のようでも、とか、女性全体を下に見ようとする意図が見て取れる。
きーっ、である。
女性蔑視もさることながら、まんまとNHKの意図するところにすっぽりはまってしまったところが、たいそう悔しい。
ま、まぁ、とりあえず、毎週毎週副タイトルはこうした慣用句やことわざなどから選ばれるようだ。
…というか。
そもそもタイトル【虎に翼】だって立派なことわざではないか。
【虎に翼】は、中国の法家・韓非子の言葉で『鬼に金棒』と同じく
『強い上にもさらに強さが加わる』といった意味であり、な、なんと!日本書紀の中でも引用されていることわざですあるのだという。
これは勉強になるぞぉ。
朝から泣きそうになった。
それは今朝の新聞の片隅、CM欄にある『おいしい記憶』というコンテストに寄せられたエッセイだった。
祖父母の作るお米のおいしさの思い出を一人の女性が綴ったものだ。
文才も、何より語彙力の無い私がこの素晴らしいエッセイを要約することは難しいを超えて不可能であるのだが、全文を載せることはそれはそれで、この方、いやこういったコンテストにおいては主催者、か、…要は著作権もあろうのでそれもまた許されない。
しかたないので、文才の無い私が要約するが、全文をお読みになりたい方は、第十四回「あなたの『おいしい記憶』をおしえてください。」と検索していただきたい。
その方のものは一般部門で読売新聞社賞を受賞されたものである。
幼いころから食べていた米農家だった祖父母の作るお米。
祖父から
「米一粒も残してなんね。ばちあだっからな。」
と言われて幼心にそれが怖く感じて、一粒も残さないようにきれいに食べたこと。
米の蓄えがあるかいつも気にかけてくれ、米袋を必ず車に乗せてくれたこと。
続く。
(続き)
そのお米が美味しいと、友人に「一口ちょうだい」とねだられ、その友人がそのお米を口に含むと何度も頷きながら噛みしめていたこと。
そんなことが書かれていた。
そしてそのお米が皇室献上米に選ばれたこと。
いつも食べていて当たり前の味だったお米が人から褒められて誇りであったものの、さして気にとめることはなく食べ、祖父亡き後も伯母さまからそのお米が届いていたことが書いてあった。
ところが後半、ここまで微笑ましく読んできたものが一転する。
この方が心からこのお米のおいしかったことを気づかされる時がくるのだ。
…東日本大震災だ。
しかもそのお米が作られていた田は、福島県双葉郡大熊町。
原発事故の放射能の影響でたべることも、生産することもできなくなってしまったからなのだと綴られていた。
おいしい米も。
見渡す限り続いていた水田風景も。
育んでくれた人々も。
みな、あの時に失われてしまったのだ。
涙が出て止まらない。
なんと切ないおいしい記憶であろう。
夫が起きてくる前で良かった。
あと二、三時間は起きては来ない。
そして。
もはや新聞は手にすらしなくなった夫なので、切り抜いてスクラップノートに貼り付けてしまおう。
この方のおいしい記憶は、私も記憶しておきたいから。
小説というのは何を目的?目標?として書かれるのだろうか。
人類の長い歴史の中、いつ頃から小説というものが書かれるようになったのか、…日本においてでもかなりの昔から書かれている。
今の世に残っている作品以外にも無いとは言いきれはしないかもしれない。
外国との…とは言っても日本は島国であるので、最初は中国…など、であった。
など、と書いているのは、当時日本は今のように一つの国ではなかったので、あるいは埋もれた歴史があったりするかもしれないからだ。
中国とのやり取りがあったから産まれた文化があり、その中の一つが漢字で、さらにそこから平仮名であるとかカタカナであるとかが産まれている。
中国を通してさらに違う国の文化も伝わっている。
当然その中に小説もあった。
それから触発され書いた人がいて、少しづつそれが広まって、個々の思いで書かれた小説が生まれてくる…そんな世となってきたのであろう。
今読んでいる、というかこのところ立て続けに読んだ本が暗い。
それこそ救いが無いくらいに暗い。
なんでこんな小説を書こうと思ったのかと思わずにいられないほど暗いのだ。
つらさしか残らない。
だがその小説、ともに再読、再再読なのだ。
はて。
まぁそこはとりあえず置いておき、何故このような暗い内容の小説を書くに至ったのか…。
続く
(続き)
そうした暗い題材の作品をはなから書こうと思って書いたかもしれないし、筆を進めるうちにそうなっていったのかもしれない。
実際、題材として選ばれたものが暗い、重たいものである作品もある。
書き始めてそこに登場させた人物たちが、人格が形成されいき、運命を織りなすようなこともあるかもしれない。
そうした作品を再読、再再読するような人物がいるから、そのニーズに応えて、…ということもあるかもしれない。
暗いし重たいし、なかなか読み進められない。
読んだことがあるから先もわかっている分それはことさらだ。
…答えは出ない。
だが、こうした作品を含めて、この世に小説というものがあることに私はとても感謝している。
その表現にしても、初めて出会うような言語に出会うこともあるし、こんな表現があるのだなぁと感心することも多々ある。
そんな言葉を織り、あるいは編んで、生み出してくださる小説家の方々を心から尊敬し、感謝している。
それにしても、…暗い。
重たい。
私はいちどきに何冊かの本を同時進行で読むことが多々ある。
そのときどきの気持ち、気分に合わせて読む本を変えるのだ。
だからこの今読んでいる暗い本は置いていかれることが多い。
この暗さが私に共感できるものだから、読まずにいられないことに気づいている。
だから人には薦めない。
で、また読み進める。
再読する。
仕事をしていた時分に、とても愛らしい花に出会った。
初めて出会う花で、その花の色はまさに群青。
近づいて見るともう少し紫に近いことに気づく。
ひょろひょろとしたか細い茎、小さな丸い葉に、小さな花だ。
花の色が濃いので気づいたようなもの。
繁殖力は強いようで、アスファルトとコンクリートの隙間のようなところからも顔を出している。
名も知らない花。
仕事を辞めて数年経った。
なんと。
その花が去年あたりからわが家の庭に咲くようになったのだ。
…いろいろつらかったけれど、仕事自体は大好きな仕事だった。
この仕事につけて幸せだと、何度も思ったくらいだ。
反面のつらさも大きいのだけれど、それでも生きる力を与えてくれるような仕事であった。
だから辞める時の葛藤はこの上なかった。
ただ体調がどうにもその仕事を続けるには難しかった。
まあ、仕事を辞めた理由は一つではない。
そう、コロナだ。
コロナもその大きなきっかけだった。
…コロナ禍が無ければ、私は強い薬に頼ってでも仕事をしていたかもしれない。
仕事を辞めて…ややもすると抜け殻のようになる時がある。
それが…まさに今なのだ。
そんな私に寄り添ってくれるかのように、その花が庭に咲いてくれた。
その花の名は、キキョウソウ。
キキョウソウと紫陽花が、今、空っぽの自分に寄り添ってくれている。
ご近所に薔薇を育てておられる方がいる。
その方がまたとても可愛らしいのだ♡
定年退職されて何年か経つ方なので、私よりちょっとお姉さんなのだが、いつもゆるやかなソバージュで、淡くてやさしいピンク系のメイクをされ、いつもエプロン姿でお手入れをされている。
日の当たるところを選んでなのか、日の当たらないところを選んでなのか、日に何度か植木鉢の場所を変えている。
いくつもあるからそれはそれで結構な手間なのだろうに。
私に薔薇は似合わない。
〝ばら〟と書いても〝バラ〟と書いても似合わない。
ガサツなおばさんと薔薇はどうにも似合わない、似つかわしくない。
どうやら手もかかるようだ。
さらに以って合わない。
…それはどの花も同じ気がするのだが。
猫のそれよりもさらに狭い、ねずみの額のようなわが家ではあるのだけれど、実はそんなわが家、紫陽花が何げに多い。
今まさに花の季節を迎え、わが家の庭も彩りがある。
水色のもの。
うすきみどりのもの。
紫のもの。
…実に七種。
今年の母の日に娘からもらった、私の宝物の紫陽花は、グラデーションがあるうえに、花の色を変えながら咲くものだ。
枯れる前の花すらがもったいなくて、押し花にした。
時間と手間をかけて、丁寧に作った押し花をパウチして額に飾ってみた。
元々花が素晴らしいので、なかなかの出来栄えだ。
これを自画自賛という。
心配していたことが現実になった。
しかも心配していた以上の大きさでだ。
夫が仕事を辞めたいという。
それも、いつくらいにと、かなり具体的に。
定年までがんばれと言っても、真剣に食らいついてくる。
「なんで?もういいでしょ?」
この物価高、年金はどんどん支給額を下げている。
何を以てもういいと考えるのだろう。
…いや、何も考えていない。
何も考えられないようだ。
母を亡くしたあとの彼を、かねてから危惧はしていた。
九十二歳。
世間的には大往生と思われる年齢ではある。
昔的に言えば、嫁いびりと呼ばれた言動でよく泣かされた。
義母はさらには姑いびりもしたし、七人いた兄弟姉妹からも縁を切られていたような人だった。
ただ…世間様に向ける母は別人だった。
夫は姑いびりをする母の姿に心痛めて、大学進学を機に家を出ていたくらいだ。
だが。
母への愛はそれとはまた別だった。
無償の愛であった。
嫁いびりでは、あまりの酷さにその一時的舅が味方につくくらいであっても、夫は母側に立って私を罵倒した。
もう共に歩くのは無理だと思ったことも何度もある。
夫は今回も母が入院したといえば泣き、物が食べられないと言っては泣いていた。
でも。
仕事を辞めるほど心を病むとは正直思ってはみなかった。
義母は息子の心を待って、あの世へ旅立ってしまったようだ。
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