ナルシストについて

目が覚めたんだ。人を変えようとしても絶対に無意味だと。身近な人に前例を見てきている。異常で卑怯で汚い人と、ものすごく真っ当でまともで愛のある人。

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性質と手法の独特さは目を見張るものがある。身内にも友人にもいる。支配的で人をコントロールしたがる。ターゲットにされ凄まれた時は怖くて声が震えた。自分の震えた声を聞いたのは人生で何度目だったろう。

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彼らのやり方は他人の人生と性格をも侵食して行く。いつも気を張っていないと、奴隷、取り巻き、付き人、マネジャーのように扱われる。それが彼らの称賛を常に求める欲求を満たすのだ。

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エナジーヴァンパイアとして飴と鞭を使い分けて支配していくその様は美しささえある。愛と優美の世界観がそこには存在する。強烈に惹かれ、魅了され、初めのうちは主従関係に浸る者も多い。芸術家の作品に釘付けになるような感覚。

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恋愛依存や共依存とセットになったその独特の関係は簡単には崩されない。一度罠にかかった獲物をみすみす逃す事はしたくないナルシストは、あらゆる手でターゲットを囲い込む。愛や自由では無い。

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ターゲットは窮屈で歪んだ関係だと気付き距離を取り離脱を試みる。ここで気付ける被害者は通常で、同じナルシシズムを持つ側近は親玉と手下のようになり周りにマウントを取ったり、親玉自身の独特の雰囲気、世界観を自己投影し合って、まるで自分もその人物であるようにあわせ鏡となっていく。

周りから見れば滑稽でしかないが、ナルシストはナルシストを集めるためその異常性に気付かない。自己中心的で尊大な振る舞いと詩的な表現はカリスマと表現されることも多い。有名なホストやキャバ嬢などもこの類であろう。

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毒親や親族の中にもある事例。気に入らないから切れるなんて甘いものでは無い。モラハラ配偶者もまた然り。

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