ブルームーンストーンおまけ話

レス83 HIT数 3858 あ+ あ-


2024/12/26 12:37(更新日時)

ブルームーンストーンのオマケ話です。
小説…というわけでもないので(多分)
つぶやき板に立ててみました( ̄▽ ̄;)
どうぞお暇潰しに読んでいってやって下さいませm(_ _)m

No.3297218 (スレ作成日時)

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No.51

う~ん
何か久しぶりに大ちゃんにエキサイトしたわ

でもなんだかんだ言っても
元気そうではあるからそこは良かった。

「大ちゃんにそこまで怒る美優ちゃん久しぶりだわ。」

優衣が笑う。

そうだ

昔はよく大ちゃんの言動に怒って優衣に話を聞いてもらってたっけ。

大体は今回と同じくめちゃくちゃしょうもない内容だったんだけど…

なんでだろう

他の人にならこんなこと何とも思わないのに。
大ちゃんにはめちゃくちゃ腹が立つ。

本当に心配してるんだからね

いつもはぐらかすけどさ

他の人には詳しく病状なんか話すのに
いつも私にはあまり言わないじゃない

今回珍しく手術前に色々教えてくれたから
ちょっと可愛いとか思ったりもして
心を開いてくれてる様で嬉しかったりもして…

なのに手術が済んだらいつも通りかよおい

アホ
大輔のアホ

大人気ないのはわかってる
もう本当にわかってる

でも昔からなんかもう大ちゃんには腹が立つ

なんだろなあ

No.52

XYZスレの皆様へスレの方に
私はセール品を買って得したことがないという様なことをつらつら書いたが、それは誤りだった。

1枚だけ「買って良かった!」とずっと思っているニットがある。
長年大切に大切に着ていて今でも満足しているはずなのに不覚にも先日クリーニングに出そうとしてそこでやっと思い出した。

私が大ちゃんと2度目の別れを迎えて間もなくのこと、
当時、ラルフローレンがものすごく流行っていた。
ちょっとオシャレな人はこぞってラルフローレンを着ていて、私が密かにコンプレックスを感じていた+憧れていたユッキーも例に漏れずラルフローレンの服などを愛用していた。

ラルフローレンは高い
少なくとも当時の私にはハンカチを買うのがせいぜいだったが、ある冬のバーゲンで40,000円のニットが50%offになっているのを見つけた。

それはサイズ表記はMとなっているにも関わらず見た目的にはXS?!と思えるほどに細い。

なのに試着してみると予想以上に着心地良くすんなり着られる。
しかも薄手な上にピッタリとタイトな作りなのに身体のラインを全く拾わない。

更に薄手な上にタイトな作りなので着痩せ効果が半端なく
「あれ?私こんなに細かったっけ?」
と錯覚する程だ。

素材もウール、カシミア50%混で
とにかくぬくい。

なんたってラルフローレンだしね?

私にはそのニットが完璧な1枚に思えた。


No.53

しかし…
50%offでも20,000円
普通にアウター買えちゃう金額でニット1枚とは…

しかも
カシミアも50%なんだよね
そんな素材にこの価格は…

こんな高額な服を買うのは初めてだった私は悩みに悩んだ末に

でもユッキーがラルフローレン着てるし…

と、まるで「推しが好きなブランドだから~」
の様なノリ&清水の舞台から10回くらい飛び降りる覚悟でそのニットを買った。

今思えばアホか?というくらいしょうもない理由だ。
でもこの時の私の「推し」は完全にユッキーだったんだなあ…
とちょっとその時のおバカな私を微笑ましく思う。



必死の思いで買ったニットは予想以上に役に立ってくれた。

まずぬくい

とにかくぬくい

ヒートテックインナーの上にそれを着てダウン羽織れば極寒のユニバにも行ける。

極寒のユニバを知らない方も多いだろうが
冬のユニバはとにかく寒いのだ。
真冬のユニバは冷凍庫があるのか?!と思うくらいの風がふく。

冷蔵庫じゃないよ?
冷凍庫!

先日、その極寒ユニバで迂闊にもジュラシックパークザライドの最前列に乗ってしまい、
頭から思いっくそ大量の水を浴びた。

ユニバも考えたもので
そんな迂闊な客のために出口付近にタオルを売っているが
原価200円くらいかな?
と思われるチープなタオルが1,800円。

ボッている。

No.54

「あれ?痩せた?」

そのニットを着ると必ず周りにそう言われた。

先述したが着痩せ効果が半端ないのだ。

そんなある日、

大ちゃんと共通の知り合いがBARを開店することになりお祝いを兼ねて呑みに行った。

その日はとても寒く、当然の様にラルフローレンニットの出番となる。

「こんばんは~」

とお店の扉を開けると、

「おおおっ?!」

カウンター席に当然の様に大ちゃんが座っていてビビる。

しかも既に酔っ払っているらしく
少し赤い顔をこちらに向け何が面白いのか私の顔を見ながら大笑いしだした。

「あははは!な、なんでここに来てんねん!!」

「は?えっ?!なんでって…」

なんでここに来てんねんはこっちのセリフだわと思いながら言葉に詰まる。

私たちは程よい距離感があると上手くいくのだが、恋人という括りになると途端に上手くいかなくなる。

2回付き合い2回別れたのだが
おそらく3回目に付き合っても別れることになるのであろう。

でも不思議なことに
互いに疲れるから上手くいかなくなって別れるくせに離れると途端に恋しくなる。

戻るとまた疲れるのがわかっているから
戻ろうとはしないのだけどなんかいつまでも気になる。

なんとも不思議な感覚なのだが
そんな相手は後にも先にも大ちゃん1人であった。



No.55

「相変わらず仲良いね」

私たちの「事情」を深くは知らない知り合いがニコニコと大ちゃんの横に座るようにと手招きをする。

「ミューズ痩せた?」

私が椅子に腰掛けるや否や大ちゃんが私を見回すようにしながら声をかけてきた。

「いやっ全く、むしろ太ったよ。」

「ふ~んそう?でもそんなに細かったかなって。」

「ああ、このニット着痩せ効果すごいんだよ。」

「へえ俺の好きな色だわ。ミューズっていつも俺好みの格好するよな。」



何故か胸がドキンとなる。

「あ、ありが…とう」

お礼を言う理由など皆無なのだが
ドキドキをさとられまいと必死な私はそのままメニューを開いて顔を埋める様に覗き込む。

「ここってお酒だけかと思ったら意外にフードも充実してるんですね?」

メニューに顔を埋めたまま
このBARのオーナー兼バーテンダーである知り合いにそう言うと、

「簡単なおつまみばかりだけどね。
種類だけは頑張って増やしたよ。」

特製カクテルと共にそんな返事が来た。

「そうだ!食べ物いっぱいあるから食べろ食べろ!」

横で上機嫌な酔っ払い男の大声が耳に刺さる

「え?なによ?なんでそんなに食べろ言うのよ?」

「だって痩せたやろ?ちゃんと食べろよ!」

「いや、だからそれはニットの着痩せ効果で…」

反論するも大ちゃんは

「これとこれとこれと…」

と勝手に注文してしまった。

No.56

強引というかなんというかそんな所は全く変わらない。

でも会計時には
「俺が勝手に頼んだから」
と全額奢ってくれた。

もしかすると開店したばかりの知り合いの店の売上に少しでも貢献しようと私をダシに使ったのかもしれないな。

大ちゃんなら有り得る。

そんな細やかな心使いは私にはできない。

だから大ちゃんのそういう所を本当に尊敬したし好きだった。

最寄り駅までの帰り道

2人で並んで帰る

キス…したいな…

とふと思う

そっと大ちゃんの服の袖を掴み大ちゃんの顔を見上げる。

ん?

と不思議そうな大ちゃんの顔

「あ…周りに人いるから無理か…」

思わず出た私の言葉に

「ん~ん」

と言いながらそっと顔を近づけ軽く私の唇にキスをしてくれた。

何故わかったんだろう

あ、こういうのがわかるのが大ちゃんなんだ。

大ちゃん好きだよ

今でもやっぱり好きだよ

でもなんで上手くいかないんだろうね

あのね

星占いでさ蠍座と水瓶座は相性悪いんだって言ってたんだ

私達に限っては当たってるのかもしれないね

深く細やかな愛情を注ぎたい大ちゃん

軽くフランクな関係を望む私

でもそんな私でも
大ちゃんが褒めてくれたニットをますます大事にしようと決めたんだ。

とっくに元を十分取れるほど長い年月を過ごしてきたけれどそれでもこれからもこのニットを大切に大切に着ていこうと思う。

No.57

ニットの話を書いてたら久しぶりにラルフローレンのニットを見てみたくなりオンラインストアを覗いてみた。

おっ?

私のニットに少し似ているやつ発見!

私のはこういう感じにフルジップタイプで細身のカーディガンとしても着れるものなのだ。

?!

って

64,900円??!!


しかも綿100%で?!

高っ!!!!!!

ラルフローレンもますます高くなったよなぁ


まっでも最近はもっぱらマーガレットハウエルが気になってるからこっち見ようかな…

など

思いつつ

ふと思い出す。


そういや
なんで私マーガレットハウエルを知ったんだっけ?

……

何年か前にユッキーさんが着て…たん…だった…

………

………


まっ

いいけどね。

No.58

今年も私の誕生日が来た。

「お誕生日おめでとう!いつも変わらぬ美優ちゃんこれからも…」

朝、起きて携帯画面にユッキーからのLINEのメッセージ通知を見つけた。

ユッキー

毎年欠かさずメッセージくれるよね

ありがとうめっちゃ嬉しいよ

嬉しくてニヤニヤしながら他の通知にも目を配る。


ユッキーのより1時間ほど前にもメッセージ通知がある。

妹の優衣からだ。

ユッキーは朝の7時、優衣は6時に送ってくれている。

2人とも朝早いな

更にニヤニヤしながら優衣のメッセージより更に前に来ていた通知を見ると

「ミューズ!誕生日おめでとう!」

大ちゃんだ

受信時刻は00:14

げっ

いつもは昼前から夕方にかけての時間に
「誕生日おめでとう!」のメッセージかスタンプが来る。

真夜中に「ミューズ」なんてワードまで入れて送って来ることはなかった。

No.59

なんなんだ?

まあ、特に深い意味はないか

「嬉しいよ!ありがとう!」

とメッセージをくれた3人に返すと外出した。

所用を済ませ携帯を見ると大ちゃんからまたメッセージが来ている。

「元気にしてる?」

げげっ

嫌な予感がした。

「うん元気だよ。もう忙しくて忙しくて余裕ないけど笑 そっちは元気?」

と「忙しい」を強調して返すが、

「うん元気!体調バッチリだからいつでも飲めるよ!」

妙にご機嫌な雰囲気の返事が速攻アタック

げげげっ

この「私の忙しい状況」フル無視パターンは…

奴と何十年にも渡る付き合いをしてきた私にはわかる
どんなに鈍感な私でも長い年月の間幾度となく繰り返されてきたこの流れはさすがにわかる。

こやつ…
私に会おうとしているな?

いや
別にいいんだけどさ
2年ほど前に「コロナ落ち着いたら飲みに行きたい」メッセージ来たのに「了解!」のスタンプ送ってずっと放置してたから
「そろそろ行かね?」と思ってるんだろうし

それにしても大ちゃんのすごいとこは
2年も放置されてても「そろそろ行く?」モードにすんなり入れるとこだ。

きっと下心もないだろうから余計に?かもしれないけど。

No.60

でも残念ながら
大ちゃんに下心がないにしても私にはある。

好きな気持ちが少しでもあるうちは会いたくないんだよな…

でも2年も放置してたし
う~ん
皆で会うなら大丈夫…かな?

散々悩んだ末に、
「そういえばユッキーも大ちゃん元気かな?と気にしてたし、ユッキーと牧田君も誘って久しぶりに会おうか?」

と誘ってみたら

急に返事が来なくなった…


もしかして
会いたいとかそんな気持ちじゃなかったのに
いきなり誘われたから戸惑ってる?!

やば~
しくったかな…
やきもきしながら待っていると


しばらくしてから
「お~!行こ!」

と機嫌良さげな返事

ほっ
良かった~

気持ちが少し明るくなる。

No.61

「じゃあユッキーや牧田君にも連絡しとくね!楽しみ~!」

「了解!うん楽しみやな!」

「何日か候補日を挙げるから皆の都合が合えば行きましょ!」

「うん行こう!なるべく合わせる!」

昔に帰ったようなそんな何気ないやり取りがとても楽しい。

皆で会うなら
会いたいと思う気持ちも許されるかな?

皆と同じ昔からの仲間としてなら、
仲間達とで会うならたまには会ってもいいかな?

自分に言い訳しながらも

ユッキーに連絡をする。

「いつでも行けるよ!誘ってくれてありがとう!」

色々あってそれなりに忙しいはずのユッキーがそう返信してくれた。

大ちゃんとユッキーはどことなく似ている。

私はこの2人が好きだ。

この2人の中に
「昔も今もこれからもずっと変わらない」
ものを感じるのだ。

それは何なのだろう

漠然としているがおそらくそれは私が
「持っていない」ものなのだろうな。

No.62

何か良さげなトップスないかな?
面倒臭がりの私が珍しくあれやこれやと見て検討した結果、結局はラルフローレンのビッグシャツを買うことに💧
この画像の様に、トップス長ぇボトムス長ぇファッションが大好きだから買うものが決まってきて当然といえばそうかもだが。

しかしっ
ラルフローレンのシャツは
とっても丈夫なのだよ!!
洗濯機でガンガン洗ってても何十年も着れるんだ。
画像と色違いのオフホワイトを買ったんで
汚れがついても気兼ねなく漂白できるしね!
とニヤニヤ。

さあ、このシャツも長く着るぞ!

と、謎に意気込んでいた私のところに
亜美ちゃんが遊びに来た。

亜美ちゃんはオシャレだ。
流行の服を若作りにならないように上手く着ている。

私は毎回亜美ちゃんのファッションチェックをして感心してるのだけど、2~3年前に買った服をまだ着ているのを見たことがなかった。

と、いうより
下手すると1度しか見たことがなかったりする時もある。

何故だろう。

No.63

聞いて良いのかどうかわからなかったので聞くのは遠慮していたのだが、今回話の流れでやっと謎が解けた。

リーズナブルな服をドン!とシーズン毎に買い
それらは何回か洗うと型崩れなど起こすため、そうなった物は処分するらしい。
型崩れを起こさなかった服は翌年のシーズンに持ち越す、そして翌年にまた追加分でドン!と買うというサイクルなんだそうだ。

へぇ!
へぇ!

いや、ほんと、尊敬した!

服はかなり安いらしいが
センスが良く高見えしかしない。
上手く着こなしている。
ほぼ新品ばかりだからきちんと感もあるし。

勿体なさがりの私には到底無理な芸当だ。
いやそもそも安いものを高見えで着こなす技術がまずないんでそこから無理なんだが…

そういえば
大ちゃんやユッキーも安い服を高見えに着こなすのが上手かった。

対して
私とユータンはなんかモッサリというか
垢抜けないというかなんというか
とことんダメなとこが似ている2人であったなぁ…


No.64


ふらりと立ち寄ったマーガレットハウエルのショップ

そこで1枚のカーディガンに出会った。

一応はブルーという色に位置づけされているそれは
少しグリーンがかっていて
ブルーという単色より本当はブルーグリーンと言った方が正解かもしれない。

淡いけれど
引き込まれるような
どこか懐かしさを覚えるような色味

まるで海の色のような

手に取って見入ると
不意にあの頃の海を思い出す。

きれい…
あの時の海の色みたい…

ずっと感じていなかった
枯れかけた感情の底から
何か少しむず痒いような感情が沸き起こってくる。

「これください」

上質のリネン素材で
価格もそれなりな品を

ただ「色がとても綺麗だから」
という理由だけで衝動買いしてしまった。

でも後悔の気持ちは全くなく
大ちゃんと眺めたあの海を思い出させる色のカーディガンをそっと羽織ると心が少し踊る。

今度みんなで会う時に羽織って行こうか…

大ちゃんと会う時はいつも念入りに身支度して
少しでも綺麗な私を見てもらいたいと頑張ってた気持ちを思い出す。

No.65

大ちゃんの事を思うと
何だか自分の若い頃の写真を見たくなり
整理も兼ねてアルバムを引っ張り出してきた。

明るめのロングヘア
派手なデザインのトップスにミニスカート
ヒール高めのサンダル


それにしても

あらためて見ると


恥ずかしくなるくらい派手派手やな
おい…

自分のたぬき顔にコンプレックスがあり
メイクで大人びよう大人びようと
派手めに頑張り
ついでに服装も派手だったから
派手派手マンになるのは当然といえば当然なのだけど…

それにしても…

細かったな私…
今はあれより太っちゃったからなあ…

でも太ったといっても
プラス4kgくらいなのに
写真の派手派手マンはやたら細かった。

年をとると
筋肉が減り脂肪が増えるから
若い頃とほぼ同じ体重でも
見た目に雲泥の差が出る
ということをまざまざと実感する。

それにしても…

それにしても…

写真を眺めながら心の中で
「それにしても」を連発する。

それにしても



本当に

年とっちゃったんだなぁ…


No.66

大ちゃん、牧田君、室田君、ユッキー、私の5人の飲み会を先日したばかりだがまた牧田君に会った。

ユッキーと亜美ちゃんとアンちゃん
そして私といういつもの遊びメンバーの4人で
カラオケに行ったのだが
盛り上がりも最高頂に達した頃、

「お疲れ様!」

スラリとした細身のスーツ姿の男性が部屋に入って来た。

?!

「ええっ?!部長?!」

アンちゃんの素っ頓狂な声に驚き
選曲中の私は思わず顔を上げ
歌っていたユッキーは歌う事を忘れてマイクを握ったまま呆然とその男性を眺めていた。

「突然、松野さんからLINE来てカラオケやってるから顔出して下さいと呼び出されて…」

「キャーッ!ギャーッ!」

「ね?ビックリした?みんなが喜ぶサプライズ仕掛けてみたくて部長に連絡したんだ〜」

と、驚きと歓喜の声をあげてバタつく私達の様子に少し笑いを浮かべながら亜美ちゃんが満足げに頷く。

「部長っ!ここに座って下さ〜い!」

昔から牧田君のファンを自称するアンちゃんが嬉しそうな声でソファの自分の隣部分をポンポンと叩き、

「アンちゃんは相変わらず元気だな。」

と、呆れた声を出しつつも牧田君はスマートな仕草でスッと腰かけた。

No.67

アンちゃんはめちゃくちゃ可愛い。

ユッキーが古風な日本人形風の美人だとしたら
アンちゃんは西洋風のフランス人形風の美人というか、私の表現力が乏し過ぎて何とも形容し難いが、ともかく目が大きくてまつ毛が長く可愛い顔立ちをしているのがアンちゃんなのである。

そんなアンちゃんの隣に座り
テーブルを挟んだ正面には昔からの憧れなユッキーがいるという牧田君の状況に
(すまして座ってるけど内心は満更でもなかろ?)とついニヤニヤしてしまう。

それにしても
牧田君は大ちゃん達といる時と違って
受け答えも仕草もいちいちスマートでかっこいい。
やはり部下達の前だと頼り甲斐のあるカッコいい面が全面に出るのかな?

「美優ちゃん!牧田部長に会うのは久しぶりでしょ?!」

そんなニヤついた私の顔を見た亜美ちゃんが
私が久しぶりの再会に大喜びしていると勘違いをしてそう声をかけてくれた。

「え?」

と、聞き返す間も無く、

「久しぶりも何も姉さんと森崎さんとはこの前一緒に呑みに行きましたよ!」

と、牧田君が何の躊躇いもなく大声で返した。

No.68

「えっ?うそ?そうなの?私や他の人が何回も飲み会にお誘いしても忙しいからと中々来てもらえないのに…」

「いや、ごめんね、本当に忙しいんだよ。」

「え?でもユキちゃんと美優ちゃんとは呑みに行ったん…ですよね?もうっ部長は昔から美優ちゃんが誘えばすぐに行くから〜な〜!私が誘った時もちゃんと来て下さいよ〜」

笑いながらそう言う亜美ちゃんであったが
いかんせん目が全く笑っていない。

牧田〜〜っ!!貴様〜っ!!!

前言撤回
やっぱり牧田は牧田であった。

「メンバーは他に誰ですか〜」

相変わらず笑ってはいるが亜美ちゃんの目はますます怖い。

「えとね、ほら、神谷さんだよ神谷さん!
後は、室田君!私達って○○店の初期メンバーでしょ?だからそれのプチ同窓会っつーか…」

浮気がバレて焦りまくる浮気男の様に
しどろもどろになりながら必死で説明する私の横で無言で首をブンブンと縦に振るユッキー。

「神谷さんとの呑み会はコロナ禍前から計画してたんでね。」

神谷さんとの約束は果たして当然でしょ?
というような口調の牧田君の言葉に
私&ユッキー
ブンブンと首を縦に振る。

No.69

「部長もお忙しいでしょうけどたまには私の企画する呑み会の方にも来てもらえるとありがたいですし嬉しいんですよ?」

大ちゃんとの呑み会は何をおいても最優先する牧田君の事をわかっているのか、口調はまだ少し拗ねた風ではあるが亜美ちゃんの表情は完全に和らいでいた。

ほっ
良かった〜

と安堵しつつ
私は亜美ちゃんの気持ちがわかる気がした。

私だって
いつもユッキーにばかり優しく気を使い話題も合うのかずっと楽しげに話す大ちゃんにモヤモヤしているもの。

もしも私の誘いはなかなか受けてもらえないのに
ユッキーの誘いは受けたと知ったらめちゃくちゃショックだよ。

でも今回は前々からの大ちゃん絡みの呑み会の約束だから亜美ちゃんも安心してくれたかな?


No.70

楽しい時間はあっという間に過ぎ
終了時間までそろそろ…という頃、
牧田君がスマホを片手に部屋を出ていった。

またか
大変だな

カラオケの最中
仕事絡みの電話がひっきりなしに入り
その度に部屋を出ていく。

本当に忙しいのに無理して来てくれたんだな

「あ、もう終わりですよね?」

スマホをスーツのポケットにしまいながら牧田君が戻って来た時には
「10分前です。」の表示がモニターに浮かんでいた。

「そうですね!そうだ!部長!せっかくだから写真撮りません?」

自分の入れていた予約曲を素早く取り消し
亜美ちゃんがスマホを取り出した。

「撮りたいです〜!森崎さん!部長を挟んで撮りませんか〜?」

アンちゃんが無邪気にそう言うとユッキーの手を取り牧田君の横に立たせ自分も反対側に立つと

「お願いしま〜す!」

と、とびきりの笑顔を作った。

No.71

「お会計はそちらのお客様にもう済ませて頂いてますので…」

ええっ??!!

それぞれ牧田君と写真を一緒に撮り満足した後、
さて、会計をしようとフロントに行くと
フロントのスタッフさんにそう言われ私達は一切に牧田君を見た。

「さ、帰りましょうか。」

牧田君は、いつまでもフロント前にいると他のお客様の邪魔になると言わんばかりに私達を店の外に出るよう促しながらそう言った。

「お忙しいのに来てもらっただけでも嬉しいのに全額出してもらうわけにはいきません。
私達かなり飲み食いしましたし…
少しでも出させて下さい!」

亜美ちゃんがそう食い下がったが

「忙しくても来たいと思ったから来たんだよ。
松野さん誘ってくれてありがとう。」

牧田君はサラリと笑顔で答えると、

「じゃあ気をつけて!お疲れ様です!」

と私達に向けて軽く頭を下げ帰っていった。

翌日、
「昨日は来てくれただけでなく支払いまですみません。いつもありがとう。」

とお礼のLINEを牧田君に送ると、
「こちらこそ楽しかったし誘ってもらって嬉しかったですよ。是非また行きましょね!」

とすぐに返信が来た。

亜美ちゃんが見たら泣いて喜びそうな内容だ。

No.72

私が○○店にいた頃は
大ちゃんは圧倒的カリスマ力で部下に慕われていた。
厳しい中に優しさがある。
そんな上司についていきたい部下が多かった。

時代は変わり、現在大ちゃんは本社のIT関係業務に従事しほぼパソコン相手の仕事をしているらしい。
やり甲斐はあるらしいが直接現場と関わる事が無くなってしまった。

対して今やあの会社の現場からの絶対的カリスマ人物は牧田君になっている。

上司からも部下からも絶大な人気のある牧田君。

あの頃の
「はしゃぎ過ぎたスーパーサイヤ人」みたいなツンツン金髪頭は黒髪爽やか系の短髪になり、
「サンダルは靴に入りませんか?」のふざけたスタイルはビシッと決めたスーツスタイルになった。

時が過ぎ
何かが確実に変わっていく
でも
変わらないものもある

ねえ
ユーヤ覚えてる?
私が辛く落ち込んでいたあの時期の
呑み会の帰り道
私の手を取ってそっと繋いで

「僕はずっと姉さんの味方だから
友達だから」

って言ってくれたよね?

No.73

私が辛くて辛くて
過呼吸を起こし
声も出せずに涙だけをポロポロ流した時

「姉さん、姉さん、ごめんね、辛いのに何もしてあげられなくてごめんね。」

と、私の背中をそっとさすりながら涙を流してくれたね。

普段は喧嘩友達みたいになってしまってるけど
私はあの時の嬉しさを忘れない。

まあ
セフレになりかけたりと
ちょっと危うい時もあったけど
それでも
「大ちゃんに秘密にする様なことはしたくない」の私の一言で
気まずくなるかと思いきや
君も同意してくれて
あっさり元の関係に戻れたのは良かったよ。



今はね私の心が狭いから
なかなかまだ大ちゃん含めた呑み会を計画する気にはなれないんだけど、
他にも縁があればまた呑みましょう。

ユーヤ

激務だけど無理をせず
ちゃんと自分を労わらないとだよ。

そして

これからも大ちゃんをよろしくね。

No.74

妹の優衣と久しぶりに話した。

「そういや大ちゃんとの呑み会はどうだった?楽しかった?もう行ったんだよね?」

かなり前に話した事を優衣は気にしてくれていてしっかり覚えていてくれる。

私は…

忘れる…しかもがっつり…

姉妹なのに大違いだ。

占いなんてと言ってしまえばそれまでなんだけど、星座で水グループの星座とか風グループの星座とかに分けるのがあって、

魚座、蟹座、蠍座は水のグループらしい。

この水グループというのは人見知りがちで繊細で人の心の内を敏感に察知する能力に長けているんだそうな。
これだけでも凄いなと思うのに、
この方々の最大の良いと思う点は、
一旦、自分が気を許した相手にはとことん愛情深く、慈悲深く、相手から絶縁されない限りその思いはずっと続くんだそうだ。

私の好きな人たち、
妹の優衣と、ユッキー、大ちゃんは
揃いも揃って全員この水グループという偶然!

わかる気はする。

だって
3人ともめちゃ良い人だもん。

私はこの3人を好きだけど、
でも
私はこの人たちの得意とする
「人の気持ちを察してあげられる」能力が無いからすれ違いも多いんだろうなといつも思っててそれがちょっと悲しい。

No.75

「大ちゃんは永遠に大ちゃんだからね〜」

と優衣はいつもの様に笑う。

「永遠?」

「私達って一度気を許して好きになった相手にはずっと変わらないの。
何十年も会えなくなったとして、美優ちゃんが私達の事を忘れてしまったとしても私達は忘れないの。
そして何十年後に再会したとしても
私達は昨日も会ったよねくらいの感覚なの。」

「うん、なんか私が大ちゃんの事を愚痴るといつも優衣はそう言うよね。
でもさ、それと何年も会ってなくて今度はいつ会えるかもわからないのに
ユッキーにばかり優しくして私にはふざけた態度ばかりで貶してくるというのと関係なくない?

本当に本当に久しぶりだったんだよ?
今度はいつ会えるかわからないんだよ?

なのに居酒屋で料理頼んでもユッキーのには美味しそう!俺も食べていい?とか言うくせに、私の頼んだやつには、何これ?いつも変なの頼むよな。とか言って笑うんだよ!
カラオケでもわざわざ皆にミューズは歌が下手だったよな?とか言うしさ、それもまだ歌う前に言うんだよ?歌う前に言うなっ!
そして笑うなっアホ〜〜っ!!!ゼイゼイ」


「おおっと!まあ落ち着いて。はい!深呼吸〜」

優衣は興奮した私に深呼吸をさせると、

「でもさ、それが大ちゃんだから。」

とさらりと答えた。

うっ
確かにそうであった。

私は大ちゃんと知り合ってから
性懲りも無く毎回同じことで怒っている…

No.76

乳ガンに羅漢した。

医師から「ガンです」と告知されて
まさか自分が…
と思う人は多いらしいが
私ももれなくそう思った。

なんとなーく自分はそういうものには無縁かなという謎の確信があったというかなんというかね?根拠は全くないんだけどさ。

でも、
「ガンですね…」
と言われた時は
「ガーン」
とクソダジャレ的なセリフが本当に頭に浮かんだくらい意外な思いだった。

現在は手術も終え
無事退院して
寛解期?という名の様子見期間に入っているのだが、片胸全摘出したもんだから
身体の重みのバランス的に具合が悪いんじゃなかろうか?と思い
「再建希望します?」
の乳腺外科の主治医の言葉に
「します!」
と簡単に答え
全く何も深く考えず
気軽に乳房再建という道を選んだことにちょいとだけ後悔中…

後で知ったけど
日本で乳房再建希望する人って
摘出した患者全体の10%くらいなんだってね

うん
わかるよ

No.77

「石灰化が認められます。」
と要精密検査の指示が出た健康診断の結果。

石灰化の9割以上は良性という情報を事前に仕入れていた私は、
「大丈夫だろうけどまあ念のためにね」の
軽い気持ちで近くの乳腺外来を受診したら
細胞診からの〜紹介状持って大学病院へ
からの〜生検
からの〜
ガン告知になってしまった。

少し遡るが
ガンが確定する前に
大ちゃんの誕生日があったので
いつもの様に誕生日おめでとうスタンプを一つLINEで送ったのだが

「また呑みに行こうな!」
と返事が来た。

なんだよ
またユッキー達に会いたいから
私に飲み会のセッティングをしてもらいたいのか?
と思ったが、ユーヤや室田くんとも久しく会っていない。

久しぶりに皆に会うのも悪くないなと思い直し
「そうやねちょっと今はバタバタしてるから落ち着いたら連絡するね!」
と返す。

直ぐにキャラクターが「了解!」とOKのポーズをしているスタンプが送られてきた。

きっと楽しみに待っていてくれることだろう。

検査の結果が出て異常なしとわかったら
心おきなく飲み会に行けるな
その時に
今のこの精密検査結果待ちという恐怖体験を笑い話として皆に聞いてもらうか

そんなことを考えていると
数日後の検査結果の日への恐怖も少しは薄らいできた気がした。

結局は飲み会どころか
大ちゃんに連絡することすら
できなくなってしまったのだけど…

No.78

手術当日は穏やかな晴れだった。

病室は個室なので窓のブラインドの開閉など自分の自由にできる。

病室の階が高めで周りから覗かれないことを幸いに私はブラインドを全部引き上げ
大きめの窓の外に広がる広い景色と空を飽きることなく眺めていた。

大ちゃん…
ずっと大ちゃんに連絡を取っていない
でも
連絡しても心配させることしか言えないから
このままずっと連絡しない方が良いかな?

退院して容態が落ち着いてから
しれっと報告するのが良い気もするな

でもなんにしろ
しばらく連絡はできそうにない
ごめんね

でもね
私も怖いんだよ
今は自分のことで精一杯なんだよ
手術初めてなんだ
全身麻酔も初めてなんだ
他臓器への転移はなかったけど
術中にわかるというリンパ節への転移がもしあったらどうしよう
それにね
それにね
起きたら
胸が片方無くなっちゃってるんだよ

大ちゃん
今頃何してますか?
あ〜平日だから仕事中だね

遠く離れているけれど
大ちゃんの幸せをいつも祈ってます

連絡できなくてごめんね

でももしかしたらフェードアウトしていくかもしれないことを許してね

手術への不安と恐怖から
空を見上げながら色々な思いや涙が溢れてくる。

コンコン

「準備がお済みでしたらそろそろ手術室の方に…」

「あ、はい、わかりました!」
看護師さんの声に一気に現実に引き戻された私は慌てて涙を拭いた。

No.79

手術は5〜6時間かかったと聞いた。

本来は摘出手術だけなら半分くらいの時間で済むらしいのだけど、私は「乳房再建」を希望したため乳腺外科医による摘出手術の後、そのまま形成外科医に交代して乳房再建のための「ティッシュエキスパンダー」という胸の拡張器を挿入する手術が行われた。

これは磁石の口がついた袋の様なもので
毎月少しずつ注射器を使って磁石の口から
この袋内に生理食塩水を入れて膨らませ胸の皮膚を伸ばしていく。

あ、余談だけど磁石が体内に入ってるってことでこの期間はMRI厳禁です。

ある程度の期間を経てまた手術
今度はティッシュエキスパンダーを取り出して
シリコンが自分の身体の一部かどちらかを入れるという入れ替え手術だ。

まあ色々面倒臭いわな
金もかかるし
また痛い思いするし

しかも入れ替え手術までの何ヶ月にも渡るティッシュエキスパンダー時代、水を入れた後の胸の皮膚の突っ張り感や痛み、うつ伏せ寝禁止や腕回しや激しい動き禁止などの制限&辛さがたまらない

こりゃ再建希望する人も少ないの納得だわな
と頷きつつも胸にティッシュエキスパンダー入れてしまって今更後戻りできないつかここまでやったらGOしかないだろ?!な私がここにいますよ。

No.80

翌日、やっと意識もハッキリして術後の胸をゆっくり見た。
ティッシュエキスパンダーを挿入しているおかげか胸の膨らみが若干あり予想以上に気持ちの落ち込みが少ない。

そうだ
携帯を全く見てなかったな
携帯チェックをすると

「まだ仕事中?いま〇〇駅の前にいるんだけど」
と大ちゃんからのメッセージが入っていた。

それは私の手術真っ最中の時刻だ。

更に時間を置いて
「牧田と室田と〇〇店近くの居酒屋にいるけど来れないかな?」とある。

更にまた時間を置いて、
「また呑みに行こな!」
とあった。

あ~
急いで返事を返す
メッセージに全部正直に
でも転移はなかったから安心してと大事なことは強調して書いた。

すぐに既読がつき
「それは良かった!お大事に!」
というような内容がすぐに届いた。
相変わらず既読も返事も早い

それにしても
よりにもよって私の手術の日に〇〇駅まで来たの?
なんでよりにもよって。
変な意味で勘が良いのか?

大ちゃんの自宅はかなり遠い地域にあるので平日にこちらに来ることはまずない。
ユーヤ達と呑む時はいつも大阪駅周辺辺りと決まっている。その呑みに私を誘うこともない。

なのに昨日は平日にわざわざこちらに来て
私を誘ってきたの?
もしかして…生存確認したかったとか?


真偽はわからないけどそうだと嬉しい
昔と同じだから

でも心配させてしまったのだな
ごめん

No.81

大ちゃんと最後に会ってからもう1年が過ぎた。
大人げなく拗ねて
「大ちゃんはいつもユッキーとばかり楽しく話すユッキーにばかり優しくする」
って書いたけど
本当は…違うんだ。

昨年の飲み会帰り
終電の時間が迫ってて
「大変!終電に間に合わないかも?!」
ってヨタヨタ走る私の後ろから
「大丈夫!まだ間に合うから!慌てないで?
危ないよ!」
って後ろからの声に振り向くと
バカじゃないの?と言わんばかりの冷めた目のユーヤの隣で優しく
「ゆっくり歩いても間に合う時間にちゃんと店を出たから大丈夫。」
と声をかけてくれた大ちゃん。

いつもは利用しない駅の構内で
「あれ?何番線のホームに行けば良いんだっけ?」
と少し狼狽えた私に
「2番線ね、そこの階段を上がって!」
といつの間にか近くに来て笑いながら優しく教えてくれた大ちゃん。

あれ?
さっき別方向に別れたと思ってたのに
もしかして…見ててくれた?

「姉さん何やってるの!僕らはこっちでしょ?!ほら森崎さんを待たせないで!」

ユーヤの呆れた声に慌てて大ちゃんに
「ありがとう!またね!」
と手をブンブン振って振り向きもせずに
2番線の階段に向かったから
何かそのまま終わってしまったのだけど
もうちょっと気の利いたお礼の言葉を言えば良かったかな…と思う。

No.82

お腹の自家組織による乳房再建術が終わり退院してきた。
穿通枝皮弁法つってお腹の筋肉は取らずに
脂肪を血管をつけた状態で取り出し胸に移植する術で、顕微鏡を通して血管をつなぎ合わせるという高度な手術。
当然時間もかかり
8時間ほどかかったと後で聞いた。

この術式の良い点はお腹の筋肉が無傷なので腹筋が弱くならない。
ただ
しか〜し
移植した皮弁の血管は細く
ちょっと血流悪いと詰まる危険性があり
血管詰まる=移植した皮弁が壊死する
という重大なリスクがあるため
術前は2日と聞いていたのに結局は1週間くらいあった絶対安静期間+やたら不自然で寝づらい姿勢厳守で寝ることを義務づけられ
とにかく寝られない。
あまりの寝不足に耐えかね、
生まれて初めて睡眠薬のお世話になったが
それでもまともに寝られない。

しかも
長時間に及ぶ全身麻酔の挿管のため喉が傷つき
やたら出る咳に悩まされた。

右端から左端までバシーっと腹切って
組織を取ってるんだぜ?
ガッツリギチギチに何十センチも縫ってるんだぜ?
そこに咳だぜ?

もうね
人生の中でこんなに苦しい思いをしたのは初めてだって真剣に思った

退院してきた今もしんどい

10分も立っていられない

寝られない


生存報告のつもりが愚痴を書いてしまった
すまぬ

ちょっとしんどくなってきたんで
また余裕できたら来ますが

でもとりあえず元気です!!

No.83

遅ればせながら
皆様のスレで探せたものをフォローさせていただきました。
目が疲れやすくなりどうにも色々と見て回ることが苦手になってきまして
数日かけてそれでも抜かしているかもしれませんが💦

暖かいメッセージを下さった方々
しっかり読ませていただきました。
一括のお礼で申し訳ありませんが
本当に本当に嬉しかったです。
同じ方々なのか別の方なのかはわかりませんが
共感を押して下さった方々、スレを見て下さった方も本当にありがとうございます。

胸に水が結構たまっていたらしく
外来診察時に抜いてもらうと
違和感&痛みが減りちょっと楽になりました。
同様にお腹の傷も順調です。
こうやって少しずつでも回復してきております。
また来ます。
ありがとうございました。



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