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ネクストバッターズサークル

レス344 HIT数 6490 あ+ あ-

チキン( 30代 ♂ jqzpye )
23/02/22 17:43(更新日時)

小学校の頃に入っていた野球クラブ。



自分の打席が近づいてくると
ヘルメットを被ってバットを持って



次の番になるとベンチの前の小さな円が描かれたネクストバッターズサークルに入っていく。



片膝をつき地面にバットを突き立て
じっと目の前のなりゆきに目を向ける。



相手ピッチャーが投げるスピードにバットを振るタイミングを何度もイメージする。



ベンチで見てるよりも相手ピッチャーが大きく見えて、
ベンチで見てるよりも放たれたボールがキャッチャーミットに収まる音が激しくて、
ベンチで見てるよりも
緊張がかけあがってくる、

もうすぐ自分の番…



やる前から勝負は決まっていたのかもしれない、
そこには信念なんてなくて、
気持ちの準備なんてしてなくて、
言われたことをやってきただけで
そこには自分の気持ちの強さなんてなくて、
自分の順番がまわってくるから
ただ来た球に当てればいいって。

そんな感じだったあの頃





ネクストバッターズサークル。


小さな円の中で
今何思う───────




















22/05/19 18:20 追記
偶然って何だろうな~

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No.2898853 19/08/14 01:37(スレ作成日時)

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No.101 20/04/27 16:32
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

公衆トイレの個室に入るとたまに壁に落書きがされてあることがある。
それは男の欲求を丸出しのものだったり誰かの悪口が書かれていたり。
そしてある時は──

洋式の便座なら決まって正面を向くので正面の壁には目がいってしまう。
そこに

"右をみろ"

と書かれている。
ちょうど目線の高さぐらいの位置に達筆とはいえない字で書かれている。

右?と右側を向いてみる。
不思議なことにこの閉ざされた空間では素直に従ってしまうものだ。

右側の壁には"左みろ"と書かれている。
次は左かよ、振り回しやがる。
しかしなんだか楽しくなってきている。
左を向く、

"首の運動ご苦労様。(^_^)"

フっ!
なんだよ、そこまで引っ張ってその程度のボキャブラリーかよ、
しかもご丁寧に顔文字まで拵えてやがる。
つまんねえ~、
しかし顔はにやけてしまう。
一時といえど変にワクワクした感があったのかもしれない。

一段落ついて左側後ろ寄りに設置されているトイレットペーパーを取ろうと手を伸ばした時
"ティッシュティッシュ♪
ここにあるよ↓"
とロールを押さえる金蓋の上あたりの壁に小さく細いかすれたボールペンであろう文字が書かれていた。
確かに個室に入った時におお、ここのトイレ紙ついてるじゃん。いいねェ♪って思ったんだ。

わかってるよ、ありがとうよ!
と、さもその書いたヤツにお礼を言う感じになっていた。

No.102 20/04/28 09:32
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

体調がよくない──


不思議と髪を切った次の日はそうなる。
頭が軽く感じるのはいいが風通りがよくなり頭から風邪をひきそうだ。

やはり急激な変化には弱い
感度がよくなり神経質になってしまう

あー、…今日調子よくねぇ…


なので昨晩は早く寝た。
今日ランニングどうするかなぁ…、
もうすこし休んでいたら立て直るだろうか…

結局はランニングせずに風呂に入ることになる。

もう少し早く判断できたはずだ…


そしてストレッチも中途半端に9時すぎには寝床に入った。
整えるには長時間の睡眠にこしたことはない。
早く寝る自分を褒めてやりたい。



いつもは電気ストーブをつけて
まるで焚き火を囲って寝るような感じなのだが
この日は暑く感じたので
真っ暗な状態で寝ることにした…



──眠れない…

体がしんどければスコンと落ちるはずなのに
神経が逆立ってか外からの物音に反応してしまう…
布団にしがみついてクッションを抱えて寝ることに務める…


断片的に夢は見ている

しかし全く記憶に残ってない

途中途中目が覚める

目がシバシバする…

しっかり休めていない証拠だ


時おりツーと涙が流れる

それがあくびからなのか
苦しみからなのか
こんなに寝れなかったのは久しぶりだ

あの頃を思いだす…

懐かしいじゃないか
この感覚…


あの頃の自分…



6時15分起床──

ダルい…

No.103 20/04/29 10:50
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

昭和生まれだといってもほんの8年足らずを経験してきただけだ。
およそ小学3年生の時に年号が変わったというところ。
その頃から自意識が芽生えだしてきたような気はする。

なんとなく昭和と平成の雰囲気の違いはあったように思う。

ただ単に自分が周りの変化にも目がいく年頃になっただけかもしれないが、
古いものから新しいものに変わってゆくような感覚はあった。
高度化してくるような変化はあった。

身近なところでは
行きつけの駄菓子屋が消費税をとり始めたことだ。
当時は3%。
お菓子を一円玉数枚で支払うことはあっても数枚で返ってくることはなかった。
だから支払いの際簡単に手持ちを計算して払うことができた。
お金がなくなるまで使うことができた。

しかし消費税導入によって10円分ぐらいの余裕は残しておかないといけなくなる。
消費税の正確な数字までは計算していなかったから。

確かに30円以上から消費税がついてあた気がする。
ドングリガム1コ買って11円ね。と言われた日にゃあボッタクリや~!、って思っていたことだろう。
5円チョコ買って6円ね。なんて言われた日にゃあもはや6円チョコやろッ!って思っていたことだろう。

でも消費税とられる度に、
こんな子供しかこない店で子供相手に消費税とるか!?とは子供心ながらに思っていたが。
使い道のない1円玉数枚。
よく洗濯機の中から出てきてたっけ…

No.104 20/04/30 09:57
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

最寄りの自販機でジャースを買う。

KIRINのアミノサプリC。

アセロラを主成分とした赤ピンク色。
以前休憩の合間に何気なく買って飲んだ時にアセロラってうまいじゃん、と感動して以来
近くの自販機を探しまわっては
頻繁にこれを買っている。

最近ではけっこう見かけるようになり
とても嬉しく思う。
そしてこのドリンクが置かれた最寄り圏内の自販機の場所はバッチリ確認済みだ。

ガシャコーン
と落ちてきた。


お釣りのレバーを下げて
チャリチャリとお釣り口に出てきた硬貨をとり出す。
そこでふと思った。
さきに100円硬貨三枚取り出して残りの100円硬貨一枚取りだそうとした時にふと思った。

この100円玉お釣り口に置いたままにしてようかな…
募金みたいな感じで。

コンビニのレジ横に置かれている募金箱。
1円玉とか5円玉とか財布の中に入っていれば極力入れるようにしている。
カスみたいな額だけど入れるとなんか気持ちが良くなれるからだ。
それを自販機でもやってみるか…

だってジュース買った時にお釣り口に取り忘れた硬貨が入っていたりすると、ラッキー♪って思うじゃない。
逆にラッキー♪を与える側になるのもいいな──

100円玉を置く。

100円を…

100円…

財布の中身を確認…

いや、最初から飛ばしすぎるのは駄目だ、


そして100円玉を10円玉にすり変える。

No.105 20/05/01 09:13
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

闇の前では為すすべもなかった───



『名前を決めてください。』

○○○○
 ̄ ̄ ̄ ̄
と。
やはり自分の名前じゃないとね
感情移入したいし。


『○○○○。
あなたもとうとう16歳ね。──
─────────
あなたのお父さんは立派だった──
─────────



まずは片っ端から町の人々に話しかけるとするか。
あと壺やらタンスやら調べてアイテムを得ることにしよう。
普通だったらこれ犯罪だぜ

北の方の城に行けってか。
どうやらこの町は城の統治下にあるらしい。
治安の良いところでよかった

モンスターに出会うこともなくお城へ到着。
着くとすぐ近くに兵士がいる。
『ここは○○城です。』


お城の奥へ進んでゆくと玉座に座る王様。隣に大臣。
洞窟のゴブリン退治を頼まれる。
心細いだろうからと
戦士が付いて来てくれることになった。

とりあえず周辺でモンスターを倒してレベル上げだ。
ヘビやら狼やらが出現。
戦士の高い攻撃力が頼もしい。

体力を消耗したところで寝に返る。
城の宿屋は金がかかるので故郷の町へ。
『あら○○おかえり。
体を休めていく?
お仲間の方も一緒にどうぞ』

母は終始このセリフ一辺倒だ。
しかしお金もかからず体力回復できて助かる。やはり我が家で寝るのが一番だな。
とりあえず金を貯めて強力な武器を手に入れよう───


No.106 20/05/01 09:34
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

ナイフ。盾。鎧。
とりあえず装備は整った。
布の服を売ろうと思ったがどうやら売れないらしい。
ではゴブリンの巣窟へ…

やはり洞窟の中はモンスターが強い。
しかし洞窟内は単純な構造で難なくボスのところへと到着。

なにかセリフを口にしたあと
ゴブリンが襲ってきた。

ボスゴブリンを筆頭に下っ端ゴブリンが三体。

ボスゴブリンは砂色の体で下っ端は赤色の体をしている。
見た目は下っ端のほうがレッドアリーマーみたいで強そうだが。
もちろんボスゴブリンは体力があるだろうからとりあえずダメージ軽減の為下っ端から片付ける。

やっつけた!

これでイベントひとつクリアだ。
城へと急ぐ。
よくやったと王様からお褒めのお言葉。
おれは大臣と話しがあるからと
戦士とはここでお別れ。
短い付き合いだった。
ひとりで進まなくちゃいけないとなると先が思いやられるぜ…

貯まった金で道具屋で回復アイテム大量買い。いざ

北へ北へ

橋を渡ると新たなモンスターが。
警戒。

蛾だったりコロポックルだったりさそりだったり
さそり守備力高け~、

ザコは一発で倒せるようになってきた。

町へ到着。
まずは宿屋だINNと書かれた看板が目印。
町人に話しかけ情報を集めさながらの窃盗
まあだいたいは一番大きな家にいけば中核になる話しは聞けることだろう。

次の町へ行けばいいのね

No.107 20/05/01 10:00
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

関所を抜けると敵が強くなるぞ。
衛兵からの忠告を受け用心して進んでゆく。

出た!魔法使いいるぢゃん、怖え~、
モンスターの顔ぶれがガラリと変わる。
逃げれる時は逃げる、
ダメだ、すぐに体力が無くなる、
関所へ逆戻りし町で回復…

地道にこのルーティンを繰り返し
逃げるように次の町へたどり着く。
険しい道のりだった。


この町の産物は鉱石らしい。
しかしその鉱石が採れる鉱山にはモンスターが住み着いているとか。
町の長が自分の娘を呼んでこの子を連れていってくださいとのこと。
魔法が使えます。と。
うん魔法が使えるとは何とも頼もしい。
しかしこんな鉱山夫がいる気性が荒そうな町に魔法が使える人間がいるとは不思議だ。

あと強力な武具も手に入る。
両手剣なので盾が使えず防御力が下がるのが難点だが。

町の周辺をうろついてモンスター出現。魔法使いのお手並みはどうだろう。やはり炎系の呪文は定番だね。
ズゴンッ!
『○○は倒れた。』

体力ねーっ、!!
レベル1だもんな、HP12だもんな、
初めて死者が出ちゃったよ
教会にいかなくちゃ。


『→死者をよみがえらせる

毒をぬく

石火を解く 』

教会の神父様に頼めば何でも元通り。
さすが神の使いだ。
信仰心ハンパね~

生き帰っても体力は1のまま。
宿屋で寝るとしよう。
相部屋だがベッドは別だ。
16歳には刺激的すぎる…

No.108 20/05/01 10:30
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

フィールドを比較的モンスターが弱いところへ移す。
とりあえず娘っこのレベルを上げないとな。

準備を整えミスリル鉱山へ。

無駄な戦いを避ける、
魔除けを使いモンスターの出現をなくす、
今のレベルではモンスターとの接触は困難をきたすから

トロル──

デカイ、大槌を肩に背負っている、
その一降りは凄まじく、娘っこは一発で地に伏せてしまう…、
退却~~!!、

命からがら鉱山から逃げ出す。
ダメだ、今の実力じゃあトロルには勝てない…、
というわけで鉱山は保留にして次へと進むことにする…。
とりあえず町へ戻って回復しよう。


『私はしがない吟遊詩人です。
○○の町へは洞窟を抜けないと辿り着けません。
しかしモンスターがうじゃうじゃいて困っています─────────


おっ!
仲間になりそうな予感、
見た目キャラ立ちしてるし。
連れていってくださいとばかりの話しぶりじゃないか、。
(しかし仲間にはならない)
この子のことはチェックしておこう。
そのうち仲間になるかも…


毒の沼に囲まれたほら穴へと入ってゆく。
ひとつイベントをすっぽかしたのは後ろ髪をひかれる思いだが、
とりあえず新たな町を発見してゆく姿勢にした。

No.109 20/05/01 10:46
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

泥人形、フローガー、
どうやらこの内部はじめじめした湿地帯らしい。
しかしその分モンスターの動きも鈍いと察し逃げの姿勢を繰返し
反対の穴から抜け出した。

辺りは一辺岩肌の尖った岩山に覆われている。
グリフォン!、
その見た目だけで一筋縄ではいかないと思われた、
逃げ出した、
しかしすぐにかこまれた、
ダメージ、ダメージ、
あきらめず逃げの姿勢、
なんとか撒けたみたいだ…、

ひたすら退却、
倒せそうだとわかれば倒す、
なんとか次の町へと辿り着いた。
ひとまず宿泊。
この娘っことは恋愛に発展することはあるのだろうか
吊り橋効果が効いているのならかなり確率は高いと思うのだが、
その信憑性は伺い知ることはできない…


一夜明け関係に何の変化がないまま
あることを発見する。
あれ、俺魔法使えるじゃん…、
行ったことのある町行けんじゃん、
ダンジョンから一気に脱出できんじゃん、
移動系の魔法に長けていた。
気づいたらいつの間に…
しかし俺だけレベルアップしても覚えた魔法の表示が出てなくなかったか…?
見落としてたかな…


武具屋で装備を整える。
今は力量よりも道具に頼るしかないのだ。
薬草も爆買いし有り金をほぼ使い果たす。
一度故郷に帰るとしよう。
行き詰まった時は慣れ親しんだ家に帰りたい。
母さ~ん!、ブンッ

No.110 20/05/01 11:09
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

『あらあら○○おかえり。
うちに泊まってく?
お仲間の方も一緒にどうぞ』

違うって、!そんな関係じゃないって、!
まったく早とちりだなぁ、母さんは…
まあ、その時はまた改めてあいさつにくるよ

背後に冷たい視線を感じつつ二階へと上がってゆく。
もしかしたら背中に氷魔法をかけられたかもしれないなどを思いつつ…。


たっぷりと回復したし
近くに来たついでに王様に挨拶しにいくとしよう…。

『南の方に───勇者──砦──
戦士は~~~に向かった─────』

戦士はそこにいるのか、
戦士がいてくれればかなり心強い。
パーティーが3人になるだけでもなんか安心感がもてるぜ。
よし戦士を探しに行こう!


城を出て南下。
この周辺のモンスターは弱小だから赤子の手をひねるような有り様だ。
いい気分転換だ
自分が強い気になれる
はっはっは。

橋を過ぎモンスターの顔ぶれが一段階あがるもまだまだ余裕。
敵の魔法使いだって一発だ。
自分の成長がうれしい

ここか。
大きな岩山に囲われた入り口
なにやら要塞と化している。
それだけ守るべきものがあるという証だ。
行こう。

ゴースト系のモンスターが多い…
しかし攻撃力は弱いので呪文攻撃に備えていれば体力もなく大したことはない、
ここでは逃げずひたすら撃って出て経験値を上げることにする。

そして石盤を発見──

No.111 20/05/01 11:42
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

この石盤を守っているであろう年老いた魔法使いの亡霊が浮かびあがり
なにやら勇者への資質があるかどうかを計られている。

『そなたには資質があるとみえる────
そなたを勇者と称えよう──』

キュピン

勇者になった。

ん?
なんか衣装も変わったような気がする。

で… これだけ…?


というか戦士いないじゃん、
違うところか、?
先に城に帰ったのか、?
たぶんこれでここのイベント終わりだよねえ?
隅々見てまわるのもめんどいし、
出て城へ戻るか…


『くれぐれも頼んだぞ。』
王様のセリフは一辺倒になっていた。
『頼みましたぞ。』
隣の大臣にいたっても。
もちろん戦士の姿はどこにもない。

セリフしっかり聞いとくんだった~ッ、!!

重要なことは一度しか言わない
まさにその言葉通りであった。そして学んだ。


さてどうしよう…、
どう進もう…
まだトロルに勝てそうにはないし、
最果ての町から先へと進もうか…
もう一人仲間がいてくれれば…。

今までの町を総ざらいし武具の強化薬草魔除けのたぐいを買い占めた。
吟遊詩人の通り一辺倒なセリフにこの存在を見限った。
どうやら魔除けは生まれ故郷にしか手に入らないらしい。
魔除けのような魔法呪文は今のところ覚えてはいないし。

とにかく先へ進むことにした。
次の新たな町へと。


No.112 20/05/01 12:30
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

モンスターでドラゴンが出だしたらのならこの物語の佳境といえよう。
エンディングに近づいている
本来の目的への達成へ向かって。

やはりドラゴンは強い、
体力が備わっている、
そして素早い、
ドラゴンを前に逃げることは叶わない、
飛翔してやってくる、
一度遁走を失敗すれば察しよく諦め
刃を立て直した。

灼熱のブレスによる一斉ダメージ、
尻尾を薙だれて一斉ダメージ、
へたすりゃパーティー全滅、
爪を降りおろしただけなら一安心だ、
しかし倒した分経験値も高くレベルアップする間隔も早くなってきた。
マジットクポイント薬草の減りは早いがその代償に報いている。
もっと強くもっと強くなりたい。

そしてメタルスライムのような高カロリーな経験値をもたらしてくれるモンスターまで現れる。
魔王のたまご。
鉄壁な守備力を備えているが数度攻撃が決まれば倒せる。
攻撃力も微々たるもの。
遁走癖アリ。

かなりレベルアップを繰り返したところで忘れ形見のトロル退治へ。
体力こそあったが難なく撃退。
ミスリルを抱え近くの町へ。

魔法使いの娘っことの別れを予感したがこのまま一緒に旅を続けてくれるらしい。
ミスリルを鍛冶屋に持っていったところそれを使って武具的なものを打つため時間が必要と言っていたが、
オリハルコンならまだしもそれを待ってるほどに展開は進んでいるし
今の実力ではミスリルは事足りないだろう。



No.113 20/05/02 11:21
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

>> 112 空に浮かぶ島に悪の化身のラスボスがいるという。
そこへ向かう為には神殿の中央に位置する女神像の前に聖なる鏡と杖を納めなくてはならない。

ダンジョン奥深くで鏡を手に入れ
杖も苦難の末手にいれた。
その道中ダンジョンの地下に幽閉されていた戦士も助けだしパーティーに加わった。
残すは空島に向かうだけだ。
いよいよクライマックス
最終決戦
あれよあれよと立て続けにイベントをクリアしていく勢いもあってか
はやくエンディングを迎えたいと
先急いでいたのは確かだ
こういう時こそ一時中断して
間をとるのが必要だったのかもしれない
ゴールが近いほど冷静さは必要だった。
今にしてそう思う──


鏡と杖を納めると女神が現れ
空島へと導かれた。
岩山に囲われた細い通りを抜けると巨大な城が目の前に現れる。
あたりを漂う邪悪な空気
ここが総本山ということは間違いないことだろう。

城の内部に足を踏み入れた瞬間流れだす鎮魂歌。
いかにもといった感じ。

どんな強力なモンスターが出てくるのだろう、ラスボスに辿り着くまで万全の体制で臨むことができるのだろうか、
出現するモンスターの顔ぶれはドラゴン系死霊系アンデッド系、
決して楽な戦闘とはいかない、
戦闘を終える度に体力を回復させるのは必須だ、

ずっとゲームをぶっ通しでやり進めていたせいか緊張の糸が切れてきた。
敵と対峙するのがめんどくさくなってきた。


No.114 20/05/02 11:54
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

そこで暴挙に出る

魔除けを使いまくるという荒技

立ちどまることなく奥へ続く階段を探してゆく

道中大地と名のつく盾や鎧を宝箱から見つけるも鎧はさておき盾は装備できなかった。
現在装備してる武器が両手を必要としているのだ
ホーリーランスという聖なる力が宿った大槍
馬に股がった騎兵隊が持ちいるような西洋型の大槍
しまった、
たぶんこの大地系の武具って大地の精霊にかかってるだろうからもしかしてラスボスとの決戦に何か必要不可欠なものなのかもしれない、
この手のものは勇者しか装備することができないのだ、
だがホーリーランスに代わる武器はあいにく持ち合わせていない、
ホーリーという神聖を意味するワードを過大評価しすぎてた~、
所詮町の武器屋で手に入る代物なのだから~、
といって大地の盾を装備し武器は素手というわけにはいかない、
じゃあ城のどこかに大地の剣もあるんじゃないのだろうか、

しかしそこまでの思考には思い至らなかった。
"めんどくさい"
"早くエンディングを迎えたい"
もうフガフガ状態だったのである。
眼光ギンギン状態だったのである。
もしもこの時の自分に何か声をかけてあげられるとするならば
「お前ラスボス舐めんなよ!」
である。

フガフガ、魔除けフガフガ

フガフガ、階段フガフガ

見つけたフガフガ、

いかにも玉座がありそうな場所見えたフガフガ、


そして…

No.115 20/05/02 12:56
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

確か王家のその息子が血迷ってなんか悪に染まっていったとかなんか言ってたなそういえば…

ラスボスの姿は悪魔にとりつかれたその息子のようだ。
しかし体力はいくらか削れられるものの3人いることで回復にも努められるし
娘っこの魔法で相手を魔法封じできるし時間はかかるもののこのペースでなんとかいけそうな手応えはあった。
途中戦士が倒れたが畳み掛け倒すことができた。

『今日はこのへんで手を退こうじゃないか─────────────』
そう言い残し目の前から姿を消すラスボス、
まだ続くのかな…と思いつつとりあえず動けるようになったのでセーブすることにした。
4つあるうちの4つともに。

そして踵を返して立ち去ろうと数歩歩いたその時、
どこからともなく言葉が紡がれる

『中途半端な強さを持つ自分の力を呪うがいい─────────』

そして、我が真の力はみせてやろう的なセリフと同時にフィールドが宇宙空間というのか闇空間というのか異次元の空間へ強制的に導かれた。
デンッ!!とばかりラスボスの真の姿があらわになる。
まるでメデューサのようなぶっ太い配線で人型を模したような
悪の化身に相応しい見た目、
その名も闇のちから──

なんかこの見た目、
幼い頃にテレビCMで見たことのある
『夜一人でゲームをしないでください』と言うキャラの顔にそっくりだ、
あのCMはトラウマレベルだった、
あれェ!、

No.116 20/05/02 14:02
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

それはまさに圧巻、圧倒的、手も足も出ない、為すすべ無し、
回復すらも間に合わず攻撃すらも間に合わない、猛攻、卑怯なまでの3連続攻撃、
ブレスでの一斉ダメージ、魔法による混乱、効力無効化、
つけいる隙がない、かき乱す魔法も効かない、一縷の望みすらもなかった。
まさに中途半端な強さを呪うだ、
到底勝ち目はなかった…


全滅し、セーブした地点から再開する。
とりあえずここから脱出してレベルを積んで強くなってから再び合間みえよう…

…魔法が発動しない

え、ダメじゃん!、
戻れないじゃん、
徒歩で戻ろうとするとラスボス降りてくんじゃん、
セーブも4つとも同じ地点からだし、
しかもパーティー二人だし、
どうしようもできないじゃん!、

悪あがきとわかりつつ持ち物の中のアイテムを調べる、
町へ移動するアイテム、無効化
ほかは…、

『戦闘不能から立ち直らせることができる』
もしかしてこれって生き返らせるということかな…
鳳凰の羽を初めて使ってみる。
戦士が息を吹き返した。

おお!、生き返った、
よしよし!
気持ちが持ち返ってきた。
状態を万全に整え再び挑む。

主人公は聖なる魔法兼回復魔法役
娘っこはみんなの防御力を上げる役
戦士は魔法が使えないので攻撃兼道具で回復を試みる役

挑んでは倒れ挑んで倒れ
どこかにチャンスはないかと試行錯誤してみる
繰り返すうちに何か発見できないかと



No.117 20/05/03 20:01
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

>> 116 ………闇のちからの前では為すすべもなかった

倒せません、無理ゲーでした、
自分の詰めの甘さが原因ですが、
ゲー出そうです
ゲーでそうそうです
後もどりできません
取り返しつきません
だってなぜかセーブ4つとも同じ場所でしてんだもん
袋小路の行き詰まりでした

…なんかアイテムが発動して、
『な、なんだこの力は…!』
と闇のちからを狼狽えさせるシーンが始まれば、
そんな気配もありません
シーンです

うまくいかないなぁ…まるで人生みてえだ、
そんな感慨深い思いも浮かんできました
だからRPGに魅せられたのかな、
これだからRPGは辞められねぇゼ、

アンインスト~ルッ!!

アンインスト~ルッ!!

とうとう滅びの魔法を唱えました
しゃらくさいです
どうしようもなくなったので一切消去することにしました
今までの苦労が水の泡に思えて
ガックリと肩を落としました
しかしこれでゲームに囚われずに済むかと思うと清々する気がしないでもないです

「RPGなんて二度としねえ、!」
そう捨て台詞を残して男は去っていきました


これが自分のエンディングでした
エンディングは画面の中で見るものではなく自分で起こすもの
自分が倒されたような気分も否めないです
しかしこのことはなにがしかの経験値となって活かされることでしょう。


~END






…To be continue ?




No.118 20/05/03 23:21
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

──夜になると日中降ってた雨もやんだ。

──腹ァ減ったな、


──今晩は和布うどんと助六ずし。


──今日は冷えっから温かいものが丁度いいやね


──ずるる、うめえうめえ。


──雲隠れした月もうどんの上に乗っかっている。


──紫にちょいとつけた助六を口に運ぶ。うめえうめえ。


──ずず~。あ~。
ぴりりと効いた七味が香る。


──うどんと助六との相性は抜群だ。
お前さん、アタイはどうなんだいと揚巻の存在も忘れちゃならない
じんわり染まった稲荷が口の中でもじんわり。
揚巻も絶品だね!さすが吉原一の花形だ


──縁起が好い。


──月が溶けた汁をすすって
はいご馳走様。


ここで一句。

月隠れ どこに隠れた 知らなんだ
うどんの上で 今夜は耀く


お後がよろしいようで──。


No.119 20/05/04 16:08
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

公衆トイレの入り用を足す。
プッシュ式の蛇口をポンっと押し手を洗ってハンカチを出しながら立ち去ろうと、
個室の方へたまたま目がいった。
無人の場合は扉が全快になっている。
あべ%#☆Χ♂!!ッ、

中も全快ではないか、
全快というか限界を逸している、
何やらやらかしてるではないか、
噴き出したような有り様ではないか、
ある意味事件現場だぞこれ、
いや、ある意味じゃなくそのままの意味で事件現場だ、
もしくは事故物件だ、

ちょっとこれは見るに耐えない耐え難い、仏の顔も三度までというが一度でもうアウトだ。

この敷地内は湾沿いに面しており、ちょっとしたグリーンパークのようになっている。ウォーキングをされている方も多い。また自粛の最中息抜きを称してここでのんびり過ごす人たちも増えていた。
そんな中での唯一あるトイレ。
それがこんな有り様…
テロ行為に等しい。

傍らにブラシでもあったなら根こそぎこ削ぎ落としてやろうものだが、ないのだここには、
見たらいけないものを見た気分だ、
なんとも嫌な気分だ。
視覚の暴力だよこれは、
110番をしたい気持ちにかられるが
とうてい相手にされないことだろう。
こんな時は何とう番すればいいのだろうか。
こんな時、ゴーストバスターみたいな民間団体があればすぐにでも一報するのだが、
為すすべなし…。

公共トイレ掃除をする方も大変だ───





No.120 20/05/05 16:52
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

リベンジを果たした。
ラスボスを倒したのだ。
また一から進めて行き極力逃げずにレベルアップを重ねていったのだ。
倒し方は実に単純なものだった。
単純すぎて拍子抜けした。
魔法使いの娘っこの最強魔法3発食らわせば倒せた。
まあその魔法を覚えるにはある程度レベル上げが必要だったが。
大地の精霊とは一体何だったのだろうか。
何一つアクションを起こさなかった。
勇者よりもほぼ娘っこの力で倒してんじゃん、
何かイマイチ感動が薄れてしまったが。
しかしクリアできたのは素直に嬉しい。
結局最後らへんのダンジョンをくまなく探してアイテムを取り逃さないようにしたのだが、
対した重要なアイテムはなかった、
全ては娘っこ一人で事足りたのだ、
取り越し苦労感は否めない。
所詮はこんなものかもしれない。
真実を知れば所詮簡単なカラクリだ。
そんなもんだ───

No.121 20/05/17 00:09
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

歳を重ねてゆくと些細なこだわりにも変化が出てくるものだ。
最近の食生活というのか食べ方というのかこういう食べ方はいいかも
というものが芽生えてきた。

なんかこう食べ物は熱くてはならないと美味しくないという固定観念が今まではあったけれど、
毎日昼食で持参した弁当を食べているうちに
熱くなくても美味しく食べれてるなあ、
別に温かいものにこだわる必要ってないんだなあ
という気持ちになってきた。

そりゃ家ではご飯は炊飯器の中からいつでも温かい状態で食べれるし
味噌汁は鍋を温めて温かいものをすすれる
おかずは作りおきだがレンチンはしなくていい。
出来立ては温かいうちは美味しいけれど冷めたものは冷めたままでよくて
レンチンするとなんとなく味が落ちてしまうという持論もあるからだ。

おかずが冷めていても温かいご飯で後を追えば口の中で丁度よい人肌温度ぐらいになる
口の中は36.5度
うまく合わさったところでバランスが取れる
このバランスが自分的には一番美味しい状態だ。
安心温度だ。

味噌汁も沸騰するまで煮詰めなくて
湯気が立ち上って水面に白いもやが浮きだすぐらいでとめる。
熱くてちびちび飲むのは胃が火傷しゃうし胃にずっとあっちぃ感じがあってこれ胃に負担かかってんなあ
と思ったからだ。

食べ物の温度調整が美味しく食べるこだわりだ。
温かいごはんと味噌汁があるだけでありがたい/\~


No.122 20/05/21 10:28
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

峠にさしかかった。

峠というかただの長めの登り坂だが
峠といった方が格好いいからここは峠という呼称にしておく
自分の中で。
なんか大袈裟なネーミングにしたらそれが少し違ったものに感じてくるあれだ

峠に一歩足を踏みだす
いやもうこの時点でいえば10歩以上は踏み出している
足が意思とは関係なく交互に自動的に動いてゆく
あたりまえ体操でいうところのこれは"登る"だ

膝に負荷がかかる
平道とは違って一歩一歩踏みだすごとに重みが乗り掛かかってくる
踏み出すごとにジワ~ジワ~と膝の中で重くなる何かが出てくる
膝が固まってゆく
しんどいかと言われればしんどい、
引き返したいかと言われれば引き返したい、
毛穴も開いて汗ばんで
洗い息で喉を焦げそうだ
この時ばかりは口から炎を吐くドラゴンの気持ちがわかるかもしれない
いやわかるはずもない

でも目標は明確だ、
目の前の障害を上がってゆくこと
上がらざるをえないこと
目標が膝に載りかかり
おまけに直射日光も照りつける
試練と化してゆく
試練試練、
風来坊の自分には
風来のシレンといった感じだ(?)
背中の汗が流れ出る
張り付いた前髪をかきあげる
時おり視線を前方へ向け
道が途切れた先の空を見つめる
日射しで目眩む空を見つめる
息を吐き出した回数だけ空に近づいてゆく
そして息が流れ落ちた。

つかの間の達成感
五体に伝わる達成感───

No.123 20/05/23 00:18
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

最近なぜかマヨラーになりつつある。

今までは全くといっていいほどマヨネーズ好きといった感じではなかったのにこの歳でこのタイミングでマヨネーズに魅せられた。

まあマヨラーといっても何でもかんでもにかけるというわけではない
だったらマヨラーじゃねえじゃん。
といわれればそれまで。
でも自分なりのマヨラーだ。

きっかけは
なんとなくあー、あんな風にして食べたいなあというのが頭に浮かんだ時のこと。
カカカカかっとかきこむメシが食いたい
がさつに
一気に頬が膨らむばかりに
ガチャガチャと食いたい
と。

白メシ。納豆。生玉子。
白メシの上によくかき混ぜた納豆をのせその真ん中に生玉子をパカッと落とし仕上げにマヨネーズをぐるぐるとうずまき状にかけてゆく
やりすぎだなと思うぐらいまで周回して
こんなにマヨネーズを使うとなんだかいけないことをしてる気持ちに苛まれるが
それも一口かきこんだ瞬間には霧散してしまうだろう。
玉子とマヨネーズを絡むように混ぜ
佳きところで下層の納豆とも融合
そのまま白メシも巻き込んでほどよくまみれたところで
それでは頂こう!

カカカカか、と口にかきこむ雪崩こむ、
ふまい!
スタミナメシだこれは!
そして下品だ!、
下品だけどうまい!
マヨネーズはいくらかけすぎても嫌味がないんだよな、
ウマイ!
下品!


そしてまたあの下品さが恋しくなってくる───



No.124 20/05/24 11:39
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

ハンガーゲームを観た。
なんとなくポロリと泣けた。

貧困層出身の主人公
妹想いの大人びたしっかりものの姉
年に一度開催される下劣極まる生死をかけた大会を目前に怯える妹を子守り唄を歌うかのごとく優しくなだめる
そして抽選当日
村の青年たちは貧しさとは見合わない場違いなほどのライブ会場さながらの特設ステージの前に集められる。
ステージ中央には外からでもはっきりと見える透明な大きな球状の抽選箱
そしてその中から引き当てるのは
これまた貧しさとはほど遠い場違いなまでのド派手な中世貴族風衣装を纏った女
固唾を飲んで女の一挙手を見つめる青年たち
そしてその名を告げられたのは…

周りの同年代の青年たちは一斉に当人の方へ振り返る
整列した並びが不思議と当人を取り囲んでいるような構図へと様変わる
そんな視線も目に入らないように目を丸くし茫然自失の当人
体が石にでもなったかのよう
返事を促す貴族風の女
周囲の目が当人へと突き刺さる
信じがたい現状受け入れられない心情
自分の名前さえ忘れてしまいそう
ただ信じられていないのは当人だけではない
血が繋がった姉もまたこの現実に困惑していた
しかしその困惑は行動へと変換される
その行動は一声へと変換される
そして上げる声を上げる名乗りを挙げる
妹の代わりに自分が
妹の体を抱きとめ妹が抱えられないものは私が代わりに
そこへゆくのは私だ───

No.125 20/05/26 09:25
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

そろそろ蒸し暑さも伴ってくる時期だ
衣替えを要する
扇風機の出番だ。

古い型の扇風機。
もう30年も愛用してるのではなかろうか
多少の不具合はあるとはいえまだまだ使っていられる。
廻し始めは駆動音がけたたましい音を発するが、何度かボタンで切ったり入れたりして様子を見てると次第に落ち着いて平常を保ってくれるようになる。
やれやれと思うが素直に廻りだしてくれると嬉しいものがある
いわばクラシックカーといったところだろうか。

いつ動かなくなってもおかしくないとわかっている
それでも動く
涼風をもたらしてくれる
昔の製品は偉大だ
武骨な様相ではあるがそれがまた愛着を抱かせてくれる
武骨の丈夫さが信頼を与えてくれる
昔の製造者は永く続くものを目指した
10年20年30年先でも使えるものを目指した
軽量さには欠けるが想いは強い

成長してゆく中で武骨に廻り続ける10年
反抗してゆく中で武骨に廻り続ける20年
厳しさを知る中で武骨に廻り続ける30年
今年も廻り始める──




No.126 20/05/26 09:51
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

今日は濡れてもいいね、

降水確率30パーセントだったし
温い感じの空気だったから
傘いらねと持たなかった


降っても小降りだろ?
だったら持たなくていいだろ。
持ち歩くのもやっかいだし
軽く降ってくれた方が気持ちいいんじゃね?
まあ強く降ったらその時はその時じゃん
たぶん合間合間に降るかんじだろうから
そんな空気だ

濡れてもすぐに乾くはず
そんな空気だ
だから濡れてもいいね、
濡れたい気分だね、
洗い流してほしい気分だぬっ、



No.127 20/05/28 21:22
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

きみのゆく道は~ 果てしなく遠い~

だのに なぜ

だのに なぜ


きみのゆく道は~ 果てしなく遠い~

だのに


だのにだのに~



思わず口ずさんだ。
果てしなさに口ずさまずにはいられなかった。
果てしない闇の向こうにwohwohと口ずさまずにはいられなかった。
wohwohと早くムーブメントを起こしたいものだ。
がっかりさせない期待に応えて素敵に楽しいいつものおいらを見せるよ
と。
でもダメな時はダメで
ダメらしくやりすごす。
顔に❌を書いて過ごしてみたらだいぶ気が楽になりそうだ。
あ、あの人❌なんだ。ならそっとしとくか。
と理解してくれたら楽だわ~

若者たちは時代を越えても名曲だな。





No.128 20/05/28 22:16
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

1番大事にしていた時間はどこに行ったのだろう?君が枯葉を蹴り上げたら魔法が解けたんだ


彼らは僕の青い空は灰色になったと教えてくれた。僕の情熱もどこかへ行ったと言う。
けど僕はもう頑張らなくていいんだ


あなたが作り笑いを浮かべながらテイクアウトのコーヒーに並んでいる様は、ただ最悪なことを更新するための列に突っ立っているだけのようなんだ


君は教えてくれたんだ。
僕がいつも失敗したから、僕は人生から踏み外してしまったんだと。
もう僕は頑張らなくていいんだな


だってツイてない日だったんだよ。
君はまた落ち込んだね。君は気分を変えたいから歌を歌う。そして「あなたにはわからない」とか、「嘘をつかないで」と僕に言って笑顔を作ってどこか行っちゃう


でもあなたにとってツイてない日だったよ。カメラは嘘をつかないから。
現実に戻って来ても何も気にしないで。だって今日はツイなかっただけだから


うん、天気のいい休日があなたには必要だよ。でもみんなそんな君を笑ったね。もう頑張らなくていいんだよ。


たまに世の中がバグってしまって全てのことが間違いになってしまうよね


多分取り戻すことはできないけど、それより良くなるよ。強くなるよ。君は間違っていないよ



~「Bad Day」ダニエル・パウター

※一部省略



You had a bad day,

No.129 20/05/31 14:31
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

ファッションというのがよくわからない、苦手が分野だ。

しかし世の中はオシャレには敏感で
オシャレな人がほとんどの世の中になっていて
逆にオシャレじゃない人は浮いて見えてくる世の中になってきている
個人的な思いこみだが。
自分がどっちかというと後者側の人間だと思うので被害妄想に近い感情なのかもしれないが。
オシャレにも努力が必要だ…
金を払って自信を買う…


なので今日は服を買いに行くことにした。ちょっとでも世の中の流れについていかないとと思って。
人は中身が大事だとはいうけれど
まずは外見から変えていかないと中身を見てくれない
と行き着いた。
中身を見てもらう為のまずはチケットが必要なんだと。
擦れた考えだろうか?
でもある程度歳を重ねてゆくと外見で判断されだす。
一くくりにされだす。
この人は近づいていい人なのかと判断されだす。
そこまでの階層にまで上がってきたのだ。
狭き階層にいるのだ。


最寄りのショッピングモールへやってきた。
持ち合わせの服で一番マシな服を選んで。
選ぶといってもたかが知れているが。


入口前のアルコールで手を洗浄したのちに内の自動ドアをくぐる。

あはっ、人多し!

人がいっぱいいる…、

まあ日曜日だし
自粛戒厳を解かれたわけだし
でもこんなに人が集まってるのは久しぶりに見たように思う。
少し躊躇うが、とりあえず上の階から見ていくか──


No.130 20/05/31 15:27
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

年相応の格好しないとな、
シワの数だけその色の濃さに合ったものを着ないと、
若木じゃねぇんだみずみずしさは失くなってきてんだから
中木だよ中木
なんて自分の選択判断を決める

昨日サイトから服選び組み合わせ方とかを読んだけど、
濃い薄いの組み合わせは参考になったけどあとは読んでて面倒くさくなった、
あ~もういいや小難しい話は理解できねぇよ、
ということで玉砕的に自分の感覚で選ぶことにした。
結局は自分は感覚頼りだ
理論めいたインプットは頭が受け付けない。


以前からチェックしていたモード系のお店へと足を運んだ。
ここなら今の歳に相応しいものがあるかもしれないと。

スーツなども取り揃えてありターゲットはミドル層といった感じのラインナップだ。
普段スーツを着ていて休日はここのカジュアルなものを
という勝手なイメージが浮かぶ。
その店独自の色。

ひととおり見て回る。
モットーは即断即決。
今までの経験からいって迷うとめっちゃ疲れてどうでもよくなってくるからだ。


これにしよう。

あと…これだ。

オーケイ。

試着室は…こっちは控え室か、

店員さんに誘導してもらう…

お礼を行って個室のカーテンを閉める

服屋さんでは謙虚なのだ。
いや、億劫なのだ、
ドギマギするのだ、

いい色合いだ。
自分のイメージが変わって見える。

服って自分のイメージが変わるよな…






No.131 20/05/31 15:53
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

アプリ会員の登録が面倒くさい…

たかが300円欲しさに足止めをくらう…

手順が面倒くさいんですけど。
面倒くさいんで登録はやめときます、って言ってみようか…

とか思いつつ、なんとか完了し300円分割り引いてもらい支払いを済ませた。
次は目についた近くの靴屋へ。
なにやら50%オフだとのことだ
それはイイ。

ニューバランスに目星をつけていたけどデザインにビビっとくるものがなく
他は…
奇抜なデザインのものに目がいく。
なんかロボットカラーぽいデザインが多い。
ガンダムとかマジンガーとか連想させそうなラインが入ったものが。
惹かれる…
しかし今までの人生どれだけ奇抜なものが押し入れの中でほとんど着ずに廃品と化したものがあった?
過去から学びなさいとばかりに
目の前のものを手放すことにした。
もっと合わせやすそうなものを選ぶべきだ今は。
時期尚早だ、
遊べるほどバリエーションがあるのかチミは?

お、これいいんじゃない
お手頃だしつま先部分がニューバランスっぽい。
これにしよう。
そして色違いのもひとつ買おう。

あと白い靴が欲しかったがビビっとくるものがなかったので色違いのもの2足を持ってレジへと進んだ。
靴箱はかさ張るのでいらない


そしてエレベーターで下り服屋へ。
息も絶え絶えながら。
一服を挟みたかったが、3密に引っ掛かる為利用できなかった。

No.132 20/05/31 16:12
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

着る脱ぐを繰り返すだけで疲れるものだ。
額には汗がにじみ出ている。
スポーツ競技に認定してもいいかもしれない。
もしかしたら女性はダイエットしにショッピングに行っているのかもしれない。

お店を3件も廻ればヘトヘトだ。
選んで決めてお金が出ていくってのは疲れの消耗が激しい
お金イコール自分のライフなのじゃないかと思ってしまう。
お金が出るたびにライフが減っていくのだ
現在のライフゲージはポッキーでいえば持ち手のところぐらいだろうか。
心が折れかかっているというのならその表現は相応しい。


同じデザインの色違いのズボンを2点購入した。
履き心地はバッチリだったので色違いを買っといたらいいんだ。

そしてショッピング終了。
他のパーツのも欲しいと思っていたが
もう疲れた
密度の濃い時間を過ごした。

また別の日に買うとしよう…

お金の使い方の観念を変えて…

自分はお金の使い方というのをわかっていないのかもしれない…


No.133 20/06/08 00:51
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

なんだよピッタリついてきて、

サイドカーみたいに横に並ぶんじゃないよ、

これから飯食うんだから
電子レンジ使ったり冷蔵庫開けたりして移動の邪魔になるから、

いただきます、



そんな澄んだ瞳で見つめるんじゃないよ、

体マッサージしてやるよ

なぜ背後へ?
なにを訴えたいんだ…

腹へってんのか?

腹へってたんだな。

なにがイジらしいってその体のサイズ感だよな、
そのサイズ感は血統書付きなんて遥かに凌駕するぐらいイジらしいぜ、
たく、

そんなにかまってちゃんだとなんだか切なくなってくるじゃねえか、
目の前のことに集中させてくれ

さりげなく湿った鼻をむき出しの地肌に擦りつけるな、
さわ~ってなるわ
ハミガキに集中したい、

下から見上げるのって反則だよな…

幾度か地肌に湿ったものが当たる…

なぜこんなに切ない気持ちになるのか、

眠る姿勢に手の甲でそっと頭をなぞる────




No.134 20/06/08 10:17
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

なめくじが可愛いなんて思う人間はいるのだろうか
いてもかなりの少数派だと思う
自分にとってはなんの好感も持てない生き物だ
ただただうえっと振り払ってあっちへ行けと。

夕暮れが差し迫る頃そろそろ帰るかと馴染みの芝広場のもたれかけた名も知れない木から立ち上がってレジャーシートを畳もうと貼りついている、
小さななめくじが数匹、う゛
手で振り落とすのも躊躇うのでシートを張って弾き落とす
どこからともなく表れやがって!
と嫌悪感を抱きつつその場をあとにする。
陽がしずんで空気に湿り気が混じってきた頃に奴等は活動しだすのだ。


今日も朝から暑い…
なぜこんなにも太陽は元気がいいのだと外の刺激に耐え駅への道を辿っていた。
施設内に面する馴染みの芝広場の外周を歩いていると路傍のコンクリートブロックになにやらキラキラ光るものが目に入る。

糸のように極め細かい線が規則性なく延びて幾筋の線が規則性なく交差して。
その跡は無数の散りばめられた星の集まりのように見えた
名のない星座のように。
とてもキレイだった
陽が参々と照らす下だからこそ輝いて見えた。

思い当たるのは嫌悪してる存在であるなめくじが夜中に這っていった跡だろう
何の利益ももたらさないような存在のなめくじが
なめくじめらに魅了されるだなんて、
このなめくじめ。


朝の星座
それを描いたのは嫌いなアイツ──

このなめくじめ。


No.135 20/06/08 13:35
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

催してきた。
何やらイベントが始まるらしいぞ。

もうちょっと待って一区切りついたら腰を上げよう。
大丈夫。
すぐ近くに母屋がある

ほどなく区切りをつけたところで母屋という名の公衆トイレへと向かう
昨日は筋トレをしたせいか下降してくる速度はゆっくりだ
お陰で駆け込むまでもなく余裕を持って歩を進めていった

ガラガラと開き戸ではなく引き戸
室内は障害者用トイレを思わせるほどの広さがある
住めるかもしれない

おもやッ!、

どうやら先客がいたようだ、
いや先客というか曲者まがいだ、
入って左手に位置する洗面所の下にクモがいる…
くすんだ黄土色のクモ…

それが生きてるのか死んでるのかわからない、
願わくば死骸であってほしい、

退き返すかどうか考えたが、室内の広さもあってか留まることにした。
引き戸を戻して牢錠のごとくごつい内鍵をガチャっと扇状に降ろした。
閉めた瞬間クモが動き出したらどうしようと思ったが微動にしていない様子に安堵…

便座に腰を降ろす
クモとの距離はある程度確保できている
閉鎖した空間
時が止まったように感じる、


注意深く床に伏せているクモから目を離さないようにするが
注視してるほど門が閉ざされてしまうので視界から外すことに専念する
ただしピンボケ程度には隅に映っている

少しでも下手な真似するとコイツの…!、





No.136 20/06/08 14:18
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

あとで調べたことだがあのクモの名称はアシダカグモというらしい
かつて今まで何度か家の中で見たことのあるメジャーなクモだ。
性格は臆病
しかし臆病なわりに"軍曹"という異名を持っているという。
その由来はというと、
誰もが苦手なあのゴキッとしたものを殺すからだ
なので軍曹。
どうやらかなりの階級をお持ちのようだ。


そんなことなんてその時は露知らず、今か今かと悪苦急くしていた。
一刻も早くこの密室から抜けだしたい、
この相席はなんとも居心地が悪い、
早いとこ出すもの出して、


ホッと一息…
お腹の緊張が解けてゆく。

作法に沿って手早く処理を済ませ
あとはクモの近く頭上に位置する蛇口で手を洗って立ち去るだけだ、
なるべく手を伸ばし腰は退いて…
動く気配はないみたいだ。

引き戸を全開にしてその場をあとにした
こんなに外の空気って気持ちよかったっけ。


蜘蛛は怖い
その姿形を見るだけで怖気てしまう
敵対心を持って見てしまう
威嚇を持って振り払ってしまう
攻撃的なものだと思ってしまう
でも知らない
怖いから知る気もしない
中身も姿形そのものだって
知る気もしない
知らなくても何も困ることはないから

しかし知ることで意外性には驚いた
称えたくなる
少し違う見方もできそうな気もする
スゲーんだよな
でも怖いよ。




No.137 20/06/09 15:27
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

押し入れの中の整理をした。

部屋の掃除の延長で気になった一部のところを整理しようとしたところ、
きれいなったのが気持ちよくなっちゃって
こっちもやろ~と手を出し始める。

いいね、いいね、とバランスとる為に向かいの棚にも及んで
これはこっちでこっちのものを押し入れの方へやって、これは使う頻度が多いから表に出して、
これはほとんど使ってないから押し入れの方へしまって、
大きくてかさ張ってほとんど使ってないものは他のものが取り出しやすいように向きを変えて置いたりして
見た目がスッキリ。

なんかいい女になってんじゃん!的に見違えた。
自分って整理するの得意なのかもしれないな~なんて鼻も高くなる。

やり終えた後は爽快満足感一杯。
うっとりするほど片付けられたその光景を何度も見ては心が満たされる。
見てニンマリとして戸を閉めて
また見たくなって戸を開けてニンマリとして戸を閉めて。

まるで名画のように見飽きない。

作者…俺。

一杯やりながらその光景を肴にできるだろう。

こういうのが惚れるという感覚なのかな

忘れかけていた感覚

うん、確かこれだ。


片付けの気持ちよさに気づけたのは
こんまりさんの本の影響だ

No.138 20/06/09 17:05
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

持参していた水が尽きた
さすがに今日の暑さでは渇きを満たすことができないと思ったのでさっぱりとしたお茶系のものを買おうと思った。
緑茶は渋みが強すぎて好まないので十六茶か烏龍茶か、烏龍茶を選択。

昔はよく烏龍茶を日常茶飯事飲んでいて公式飲料的なものだったがある時を境に飲むのをパタリとやめた。

そのきっかけは烏龍茶は喉の油を吸収するから発声によくないという情報からだ。
発信元は声優の野沢雅子さん。
自分は喉が弱い方なのでだったらということで飲むのをやめた。


そういう知識があったものの久しぶりに味わってみたくなり買うことにした。
烏龍茶はサントリーが一番美味しいと思うがラベルのデザインが変わって少し残念に思う。

充分と冷えたペットボトルの容器を掴むと渇きと冷たさの両方を満たしてくれるだろうと期待が膨らむ。
期待と共にゴクゴクと喉を軽快に通過していく。
冷たいものが喉を経てお腹の方へ到達したのがわかった。
吐く息が心地よい
その後を追いかけるように烏龍茶独特の苦味が広がる。
後味さっぱり。

さっぱり。

しばらくすると喉が乾いた感じがしてきた。
また水分を欲した頃に烏龍茶に手をつける。
冷たい心地よさ…
でもまだ飲み足りなく感じるのが難点のようだ、水っ腹になりそう。
苦味もずっと喉に貼り付く。


どうやら次回はまた忘れた頃になるみたいだ。

No.139 20/06/12 12:48
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

アラームが鳴る前に目が覚めた
なんとなくもうすぐ鳴るだろうと外からの明かりの具合で感づいたからだ


1分前。
思った通り。
毎日の習慣というのは体が覚えるものなんだなぁと不思議に思えてくる。
THE習慣。

アラームの不快な音を聴きたくないのですぐに止めにかかる。まずはスマホのアラーム
次にデジタル時計のアラー
「ピピ、

、寸前のところで鳴ってしまったか。惜しい。


動作が重い。
湿気が部屋の中にこもっている。
今日は雨予報なので外は鈍よりとした明るさだ。体調も鈍より。

起きないととわかっていても気分が前向きではない。体を起こす弾みがつかない…

布団からは這い出てきたものの掛け布団を枕に横になる。安易に体が冷えてくれば目が覚めるんじゃないかと背中を床に布団にたいしてT字の形になっているがかえってこっちのほうが心地よく、眠気がさらに増してきた。
天井に親近感を感じる。
このまま寝たらどうなるだろうか、
先の画が浮かぶ。
何もかも放りだしてみるか、なんて一瞬図太いことを思ってみる。思考が鈍いと大胆になってくるものだ
しかし体が条件反射的にがばっと起き上がった
自分の意思とは無関係に弾んだ。

いつもの準備体操をキレ悪くこなし、いつもは髪しか当てないシャワーも全身で浴びることにした。
できる男は冷水で浴びる!とある記事に書いていてやってみようとは思っているがまだ無理だ…

No.140 20/06/16 16:40
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

アスファルトの匂いがした。
風に乗って灼けた匂いが鼻腔に絡んできた。
もっさりと公害じみた匂いだ。
工事ローラーで踏み固めた砂利が平らに慣らされる圧縮熱が煙って。
匂いと共に地面から熱気も吹き出て灼熱と化している。
歩道からこんだけ熱さが伝わってくるのにずっとその場で勤しんでるおっちゃんらはかなりのものだろう。
灼土色の顔が貫禄を感じさせてくれる。
片側一車線勾配の急な通りで
上り降りの車を誘導してやりくりしている。
無線からの連携は見事なものだろう。
こんな暑い日にさらに熱さを伴う仕事はシンドイだろうな。
カラカラと灼けた体には今日のビールはきっとうまいんだろうな…

No.141 20/06/19 20:16
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

忘れないうちにぶちまけたいこの想い忘れるうちにぶちまけたいこの気持ち
咄嗟の衝動切磋な感情
木っ端微塵な願い
木っ端微塵な夢
木っ端微塵な希望
明日になれば遥かな藻くず
風にかき消えて跡形なく
ただの遠吠え
ただの泣き言
ただの自己満足
ただの今瞬間
そのうち忘れてるこんな気持ちになったことさえ忘れてる
この時どんな気持ちだったのかさえ忘れてる
あの時の衝動なんて思いだせない
ただすごく熱かったんだな
なんでこんなに熱くなったんだ
よくこんなに熱くなれたよな
そのエネルギーって何だよ
恥ずかしくなるようらやましくなるよ
馬鹿だなでもいいな
木っ端微塵な暴走がまぶしいよ
藻くず前提の衝動
カンカンカンカン鐘を叩いた
叩くことで自分を満足させた
消えてなくなる前に鐘を叩きまくった
老うよりも負いたかった
ジジイになったか?

No.142 20/07/24 20:08
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

新聞の表紙の見出しに書かれていた"委託殺人"というワードが目に止まった。
イメージからして殺人サイトのやりとりの関連かなと思っていたがどうやら違うらしい。

「9年間体の筋肉が動かなくなる難病を抱えていた方が耐えかねてSNSに安楽死をしたいと投稿。
それを見た医師関係者2名が共感して本人の希望通り薬剤投与によって命を絶たせた。
2人の医師は口実を装おって依頼者の元を訪れた。現金100万円を受けとっていた。委託殺人容疑で逮捕に至る。」

この医師達は普段からSNSで安楽死に対して肯定的意見を投稿していたらしい。


この記事を読み終えた後、なんともいえない気持ちになった。
正しさと悪は決めつけれなかった。
曖昧な、正しいとか悪いとかそういう問題じゃなかった。
答えのない結果だった。
正義なんてチープな結果だった。
きっとこれは答えのない出来事だったんだ。
苦しみに対しての境界線ギリギリな問題だったんだ。
一生答えの出ない問題だろう。
一生考えさせられる問題だろう。


No.143 20/07/26 13:08
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

盛り盛りのごはんの上にかき混ぜた納豆を散らし真ん中をくぼませ生のたまごをパカッと乗せる
そのたまごにしょうゆ
そして仕上げにマヨネーズをにゅるるるるるるるとかけすぎる

完成。

これが俺の下品メシ。

ごはんの真ん中でたまごと納豆とマヨネーズを融合させる
たまごの白身は箸で摘まんで切れ。
見るからに下品だ
マヨネーズに絡めるだけでこんなに下品になる
インスタにアップすればすぐにでもバッドマークでいっぱいになることだろう
映えるぞ下品映えするぞ
下品すぎてゲヒヒと笑ってしまう
ごはんはかき混ぜずに下から根こそぎ持ち上げるように絡ませる
空気を含ませる要領だ
お好み焼きでいうところの空気を含ませるだ
ごはんの白いところを残さずに
オーケー、
下品に極まった。

いただきます。


まあぃ!、下品うまい!、
マヨネーズの粘っ気の黄身いの、
ずるずるいける、
下品という名の誉め言葉だ、
口のまわりが粘っこい、
かきこみ甲斐がある、
こんなことできるの家でだけだぞ、
家だけでできる特権だ、
俺のスタミナメシ、栄養満点、
夏はこれで乗り切れる、
どんぶりごはんの量でも隅々まで味が行き届く、節約メシ、
おそるべし下品メシ──


茶碗を洗う時は手間がかかるが。
粘りつきが強すぎる。


またあの味を求めてしまう───。












No.144 20/07/27 21:51
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

雨は好きなほうでやんすが、
こう毎日激しく降られると
参ってくるでやんすな。


夜寝床につきもうすぐ寝落ちしそうなところでベランダを激しく打ち付ける音、
気が立って落ち損ねるでやんすよ、

落ち着いて眠れたのはいつの日だっただろうか。


もう、こう毎日降り続くのであれば
いっそのこと習うより慣れろと自分に言い聞かせるでやんすよ、



どれだけ悲しみが募ったのでやんすかねえ…

No.145 20/07/30 20:52
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

もし自分が鏡に映らない体だったら
こんなに周りの目に振り回されていないかもしれない。

もっとあるがままの感情で奔放に振る舞っているかもしれない。

自分の姿を直視した時
見た目に捕らわれてしまって
なんか変だと
変な部分が気になってしょうがなくなってなんとかしようと疲れて
人前では隠そうとして避けようとして
だんだん内気になっていく

たぶん見た目なんか気にしてなかった子供の頃は最強だった。
いきあったりばったりに感情で進んでた。鏡なんて歯を磨く時だけで充分だった

鏡に映ると自分と繋がる。
鏡に現実が映っている
疑いたくなるような自分が映ってる。
鏡の自分がおどけて笑った
なにおどけてんだこいつ、


昨日はいい顔してたんだけどな。

No.146 20/07/30 21:21
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

「痛みなくして得るものなし」

良い言葉だと思った。
動画の中で投稿者が口にした言葉だ。

それは前向きな痛みか?後ろ向きな痛みか?
成長する痛みか?自信をなくす痛みか?
達成感が湧いてくる痛みか?
失望感が湧いてくる痛みか?

前向きな痛みならウンチは出てくるはず。

No.147 20/08/01 14:38
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

あずきババアー、あずきバーを食べながらつかの間の休憩。クールだうん…

草刈りって大変だ。
一時間もすればもうヘトヘト。
汗が尋常なく溢れ出てきて腰が痛いし草刈り機の調子が途中で悪くなるし
あ?、なんかモーター音がおかしい、
ワイヤーが片方だけ短い…、
と腰を降ろして中身を確認…、
この中断で疲れが増す…。
直射日光が暑い、
体もいい加減蒸気を発している、
上機を逸しそうだ…
では再開するとしよう。
顔は火照りかえっている、
右手でスイッチを上げながらレバーを握り左手で取っ手を握り一掃されてゆく草を追う。
勢い任せに領土をじわじわ拡げてゆく。
茎が太い草が刈りとれない
ぐりぐりとなぞる、
草の強い匂いがする
そういえば草ってこんな匂いだったんだよな
そうそう小学生の頃に何度も嗅いでいた匂いだ記憶の匂いだ
草が摩擦で妬けてるのだろう。
あ?、また草刈り機のパワーがなくなってうまく刈れてない…、
この中断がかなりのストレス…
草刈りは勢いで押しきらないとしんどいのだ。
腰の痛みがピークに達してきたら鉤爪ほうきでかき集める、
削られた草の塊。
一画が終わった、
もう一画、しかし草刈り機のパワーがない、モーターが焼きついちまったか…ちっ、
しょうがないここらで切り上げるか


シャワーで火照った体を落ち着かせる
芯から熱くなった体を冷水で消却
流れ落ちる熱さ流れ落ちる疲れ
あああ




No.148 20/08/03 20:54
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

豆大福が一番。
一番好きだ。

いや、このお店のだからだろう
地域密着型のお餅屋。

ここの豆大福を食べると元気が湧いてくる。餅とステーキは元気が湧いてくる。なんだかパワーがみなぎってくる感じだ。
なんだか感じるんだよな~

餅にまみれた白粉
豆がぷくっと出ている
はんっ、にゅぅ~~と延びる生地
追いかけてくるあんこの甘さ
甘い幸せ
口の周りに白粉がつくのも幸せだ
豆がいいアクセント
もっちゃりした口の中ですぐに喉を通過した
もう一口
んま~甘~
豆に塩気があってバランスとってる
ただ甘いだけじゃない
甘さに気品すら感じてくる
最後の一口が惜しい
歯形にちぎれた断面の端の生地が垂れて
アゴを上げておしまいの一口
あっという間に喉へ消えた
もう一個食べたい
飽きるほど食べたい
それがいつかの夢となる───

No.149 20/08/05 20:35
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

とんぼは秋に現れるものと勝手にイメージしていたが
8月になると現れるみたいだ

この暑さ真っ盛りのなか
ひょうひょうと宙を泳いでいる
群れで好き勝手に泳いでいる

宙でとまっていたり
風に流されてみたり
ただ浮いていたいみたいだ
無関心に浮いていたいみたいだ
目的が全く感じられない
警戒なく目の前をマイペースに飛んでやがる

そういえば羽4本だったな
だから宙でとまることができるのかもしれない
なんだか
静かな時間だ
少しだけ暑さを忘れて目で追ってみる

暑中とんぼ



No.150 20/08/13 21:24
チキン ( 30代 ♂ jqzpye )

『今年も来たよ~』

「あっ、じいちゃん」

『ん?ひろし
風邪でも引いたのか~?』

「いや風邪じゃないよ。
感染予防だよ」

『感染予防~?
家族の誰かが引いたのか~?』

「いやもっとでかい規模だよ。」

『でかい規模?
町内で流行ってんのかい~?』

「いやじいちゃん、そんな地域密着型じゃないから。
世界で流行ってんだよ」

『へえ~?世界で~?
そら参ったね~
今の世の中そんな大事が起こってのかい~
ひろし、本当にどうしようもなくなったら地下に逃げこむんだよ
地下ならなんとかしのげるから』

「じいちゃん、それ防空壕のこと言ってんの?
そんなシェルターみたいなもの作れる土壌じゃないよ今の日本は
コンクリートジャングルだよ」

『そうかい~
じゃあじいちゃんも念のため口隠さないとな~
万が一のために
これでどうだ~?ひろし』

「…額に巻いてる三角のやつつけたんだね、じいちゃん」


今年もお盆の季節となりました──。

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